重厚感とツヤのある絵を楽しめる「油絵の具」。乾燥した後も色や厚みの変化が少なく、風合いを長持ちさせやすいのが魅力です。同じ名前の色でも、それぞれグレードの違いやメーカーごとの特色があります。

そこで今回は、おすすめの油絵の具を選び方とあわせてご紹介。初心者向けのスターターセットから、本格的な作品作りに適したハイランクなモノまでピックアップしました。ぜひ目的にあわせて選んでみてください。

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油絵の具とアクリル絵の具の違いとは?

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油絵の具は、色の元になる顔料と絵の具を定着させる乾性油で構成されています。油分を多く含むため、ツヤが出るのが特徴です。一方、アクリル絵の具は水分を含んだ絵の具で、乾燥後の色や艶が変化しやすい性質を持ちます。

油絵の具は、乾いた際にはアクリル絵の具のような色味の変化も少なく、イメージ通りの発色を実現するのが魅力です。また、乾いたときに厚みが減りにくいのもポイントです。絵の具を盛るように重ねたり、あえて筆跡を残したりと、さまざまな表現で絵を描けます。

油絵の具の選び方

初めてなら基本の色が揃ったセットから始めよう

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初めて油絵に挑戦するなら、基本の色が揃ったセットのアイテムがおすすめ。油絵の具は1色ずつ単品でも販売されていますが、シリーズによっては100色以上もの取り扱いがある場合があります。どの色味が使いやすく、自分に適しているのか迷ってしまう可能性も。

セット製品の多くは使用頻度の高い基本の色が揃えられています。10・12・24色程度のセットを使いこなせるようになったら、他の必要な色を単色で買い足していくのがおすすめです。

筆やパレット付きのスターターセットもおすすめ

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油絵の制作には、油絵の具以外にも道具が必要です。これから油絵を始める初心者は、筆やパレットが付いたスターターセットから手に取るのもおすすめ。必要最低限の道具を揃えられるので、キャンバスがあれば購入後すぐに制作を始められます。

油絵の具の基本色セットのほか、画用液や油彩筆、パレットなどが入っていると便利。混色や盛り上げに使うペインティングナイフ・ブラシクリーナー・画用液を入れる油つぼといった、より表現の幅と作業性を高める道具がセットになっているモノもあります。

また、セットを入れるケースが付属している場合は、持ち手がついているモノだと持ち運びにも便利。野外での制作時にも重宝します。

使いやすい基本色をチェック

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ホワイトの油絵の具の基本カラーとしては、チタニウムホワイト・ジンクホワイト・シルバーホワイト・パーマネントホワイトなどが挙げられます。特にホワイトはほかの油絵の具との相性や、作業工程ごとの適性があるため、用途によって使い分けるのがおすすめです。

たとえば、チタニウムホワイトは、着色力と隠ぺい力が強いのが特徴。塗りつぶしやハイライトを表現するのに向いています。若干青みを帯びたジンクホワイトは、混色時にも透明感のある美しい発色に期待できるカラーです。

色味にあたたかみがあり、強力な塗膜を形成するシルバーホワイトは、下塗りや中描きにぴったり。ただし、混色できる絵の具に制限がある点には注意が必要です。初心者は、大きな偏りがなく使い勝手のよいパーマネントホワイトも検討してみてください。

黄色系

黄色系の主なカラーは、カドミウムイエロー・イエローオーカーなどです。カドミウムイエローは半不透明の鮮やかな色味が特徴。そのなかにも、レモン・ライト・ディープといったトーンが異なる色味が展開されています。

イエローオーカーは赤みがかった黄土色。彩度が低いため、ほかの色と混色することで渋みのある色合いを表現できます。比較的どのメーカーでも安価で購入できる汎用性の高い色です。

赤系

赤系の油絵の具は、カドミウムレッド・バーミリオンなどが有名です。鮮やかで癖のない赤ならカドミウムレッドをチェック。ライトやディープなど、トーン違いの色味も展開されています。混色で作るのがやや難しい色味のため、単色で集めておくのもおすすめです。

バーミリオンは神社の鳥居に使われるような、深みと重厚感がある朱色。油絵の具のなかでも高価な色として知られています。日光の紫外線や熱によって黒っぽく変化する場合があるので、取り扱いには注意が必要です。

紫系

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紫系の油絵の具の基本色として用いられることが多いのが、コバルトバイオレットやクリムソンレーキです。コバルトバイオレットは、みずみずしいブルーベリーのような明るい紫色。ライト・ディープなど、異なるトーンの色味も存在する紫の定番色です。制作の際には、湿気を吸うことで赤みを帯びる性質も考慮しておきましょう。

クリムソンレーキは紫がかった赤カブのような色味で、冷たさを感じる赤としても代用できます。耐光性に優れているのも特徴です。

青系

青系の油絵の具は、コバルトブルー・セルリアンブルー・ウルトラマリンブルーなどが基本カラー。コバルトブルーはやや赤みがかった青、セルリアンブルーはやや黄が混じった水色に近いカラーです。

ウルトラマリンブルーは、紫がかった深みのある青。かつては高価な色のひとつとして数えられていましたが、現在はリーズナブルな価格で入手できます。混色制限があるため、鉛系などの絵の具との混色は避けましょう。

緑系

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緑系の油絵の具で挙げられる基本色は、ビリジャン・テールベルトなど。ビリジャンは、繊細で深みのある青緑色です。ほかの色と混色することでさまざまな色味の緑を表現できるのが魅力。1本持っておくと重宝します。

テールベルトはより彩度を落とした渋みのある色味が特徴です。ほかにも、明るいトーンの緑系の油絵の具も多く存在します。イメージにあわせてチェックしてみてください。

茶系

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茶系の油絵の具は、バーントシェンナ・ローシェンナ・バーントアンバー・ローアンバーなどが有名。「シェンナ」とは、イタリアの都市・シエナで採れる土を由来にした赤褐色を指します。バーントシェンナは赤みと深みのある茶色で、ローシェンナは黄色と茶色の中間ほどの色味です。

バーントアンバーは、バーントシェンナに比べて青みがかった黄褐色が特徴。もう少し明るさもある黄褐色なら、ローアンバーを候補に入れてみてください。

黒の基本色として挙げられるのは、アイボリーブラック・ピーチブラック・ランプブラックなど。溶き油で薄めたときや淡い色味の絵の具と混色した際に、それぞれの色調の違いが引き立ちます。ホワイトと同様に、特色を活かして使い分けることが重要です。

アイボリーブラックは炭化させた動物の骨を顔料としており、赤みがあるのが特徴。比較的透明度が高く、混色用として選ばれることが多い色味です。

ピーチブラックは、単調な黒い色味が特徴的。見た目には深みのあるカラーですが、白と混色することで透明感のあるグレーになります。ランプブラックはスのようなマット調で、冷たさを感じられる色味に塗りたいときにおすすめです。

油絵の具のおすすめメーカー

ホルベイン(HOLBEIN)

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大阪に本社を置く「ホルベイン」は、1900年に創業された老舗の総合画材メーカー。自社開発で長年ノウハウを積み上げた油絵の具は、日本だけでなく世界でも愛用されています。色味や粘度の安定性の高さにこだわっているのが、同社の油絵の具の魅力です。

全166色を揃えたスタンダードな「ホルベイン 油絵具」や、美しい透明感と深みのある色調がハイクラスの作家にも支持される「高品位油絵具 ヴェルネ」などが代表的な製品。また、溶剤フリーで使える「水可溶性油絵具 デュオ」といった、ユニークな油絵の具も展開されています。

初心者からプロまで、幅広いレベルの作家の要望に寄り添うおすすめの国内メーカーです。

クサカベ

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1928年創業の国内画材メーカー「クサカベ」。油絵の具を中心に、水彩絵の具やパステル、絵の具に関連する画材などを豊富に取り扱っています。油絵の具だけで5つのブランドを展開しており、作家のレベルや表現指向に適した絵の具を見つけやすいメーカーです。

代表的な「クサカベ油絵具」は、全174色と色数が豊富。細やかな中間色や蛍光色といった一風変わった色味も展開されているので、目的にあわせて単色で集めるのもおすすめです。油絵の具単体のセットのほか、絵の具以外の道具も含まれたスケッチセットも種類豊富にラインナップされています。

マツダ

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「マツダ」は、東京の絵の具メーカー「松田油絵具」が手掛けるブランド。油絵の具や画用液・アクリル絵の具をメインで取り扱っています。

マツダのハイクラスラインである「スーパー油絵の具」は、厳選された高級顔料を使用し、鮮やかに発色するのが魅力。質感と色味を長期間キープできることから、多くのプロの画家にも愛用されています。クオリティにこだわりたい本格的な制作時にもおすすめの油絵の具です。

そのほか、全143色を揃えた「専門家用油絵具」や24時間で乾燥する「クイック油絵具」などがラインナップされています。

油絵の具のおすすめ

ホルベイン(HOLBEIN) 油絵具 10ml H911 12色セット

ホルベイン(HOLBEIN) 油絵具 10ml H911 12色セット

全166色の色味を取り揃えた、ホルベインのスタンダードな油絵の具です。本製品は、基本色を12色取り揃えたセット。1本あたり容量は10mlとコンパクトで使い切りやすいため、初心者が初めて手に取る油絵の具セットとしてもおすすめです。

含まれているのは、パーマネントホワイトやイエローオーカー、ウルトラマリンブルーなど。混色してもにごりにくく、鮮やかな色味をキープできるのも魅力です。

同じシリーズからは18・24色のセットや、容量の大きなモノを揃えたセット製品もラインナップされています。手の届きやすい価格の高品質な油絵の具を求めている方は、ぜひ候補に加えてみてください。

ホルベイン(HOLBEIN) 高品位油絵具 ヴェルネ 20ml V192 12色 紙箱セットⅡ

ホルベイン(HOLBEIN) 高品位油絵具 ヴェルネ 20ml V192 12色 紙箱セットⅡ

ホルベインのハイクラスな油絵の具シリーズ「ヴェルネ」の、基本12色を揃えたセット。単一の有色顔料と乾性油のみというシンプルな構成でありながら、高い安定性も両立させた高性能な油絵の具です。

単一の顔料で作られていることにより、混色してもにごりにくいのが魅力。きめ細やかな質感で、透明性のある鮮やかな発色と伸びのよさを備えています。色の固着力も高いため、作品自体の耐久性に期待できるのもポイントです。

単色では、現代の新しい技術を駆使して作られた全40色がラインナップ。作品のクオリティにこだわるプロ仕様の油絵の具を検討している方におすすめです。

ホルベイン(HOLBEIN) 水可溶性油絵具 デュオ DU903 12色セット

ホルベイン(HOLBEIN) 水可溶性油絵具 デュオ DU903 12色セット

水で薄められる性質を持ち合わせた、ユニークな油絵の具です。絵の具を水で柔らかく伸ばしたり、薄めたりすることが可能。水を用いることで、独特のにじみや細く濃い線で表現するハッチングなど、一般的な油絵の具とは異なる表現に挑戦できます。

乾いた際には油絵の具と同様、水にも油にも溶けない堅牢な固着性を発揮。また、揮発性溶剤を使用せずに作業できるため、換気がしにくい環境でも快適な作業性に期待できます。匂いに敏感な方にもおすすめの製品です。

本製品は、全100色のうち基本の12色を厳選したセット。同シリーズの色同士はもちろん、ほかの一般的な油絵の具とも色を混ぜられます。ただし、通常の油絵の具や油絵用の画用液の混入率が30%以上になると、水に溶かせなくなる点には注意が必要です。

クサカベ 油絵具セット S-12

クサカベ 油絵具セット S-12

習作のための油絵の具セットとしておすすめの製品です。1本あたり20mlの油絵の具が11色と、使用頻度の高いパーマネントホワイトの50mlのチューブがセットになっているのが特徴。全174色と豊富なラインナップのなかから選ばれた基本色が含まれています。

本シリーズの油絵の具には少々硬さがあり、丈夫で色があせにくいのが魅力。多彩な絵を表現できるよう、色の濃度や練りの調子に工夫が凝らされています。全体の色数が豊富なので、混色が苦手な初心者にも適している油絵の具です。

マツダ スーパー油絵具 S-3セット

マツダ スーパー油絵具 S-3セット

マツダの高品質油絵の具シリーズ「スーパー油絵具」から色を厳選したセット製品。全104色展開のうち、11色の20mlチューブと50mlのジンクホワイトがセットになっています。数千種類の高級顔料のなかから選別された、こだわりの顔料を使用しているのが特徴です。

全色のメディウムに高級な乾性油・ポピーオイルを採用。乾燥はゆるやかですが、乾燥後に黄変や褪色しにくいという特色があります。長期間、描いたときのままの艶やかさを保てるのが魅力です。

マツダが展開している油絵の具シリーズのなかでも特に顔料が高濃度であるため、より豊かな発色に期待できます。セット製品では、ほかに17・24・36色のモノがラインナップ。長年、油絵を手掛けている方への贈り物としてもおすすめの油絵の具です。

マツダ クイック油絵具 速乾性 12色セット

マツダ クイック油絵具 速乾性 12色セット

油絵の具の乾燥時間を短縮した、作業性の高い速乾性の製品です。24時間で指触乾燥までできると謳われており、重ね塗りをスムーズに進められます。塗ったあとは、耐久性のある塗膜を素早く形成。下に塗った色と混ざらず覆い隠すため、意図せず色がにごってしまうリスクを軽減できます。

速乾性でありながら、固着力も高いのが魅力。亀裂も発生しにくいよう、処方に工夫が凝らされています。また、自由に混色が可能なのもポイント。ほかの一般的な油絵の具とも併用可能ですが、乾燥時間に遅れが生じる場合があることは留意しておきましょう。

本セットは全82色のうち、使用頻度の高い12色の基本色を揃えたモノ。制作時間を短縮したい方や、油絵の具が乾きにくい冬期の制作時におすすめの製品です。

ターレンスジャパン(Talens Japan) ヴァンゴッホ油絵具 20ml 10色セット

ターレンスジャパン(Talens Japan) ヴァンゴッホ油絵具 20ml 10色セット

初心者から上級者まで使いやすい、オランダ製の油絵の具です。本製品は全66色のうち、基本的な10色がセットとしてまとめられています。全色の乾燥時間が均一になるよう設計されているため、色によって乾燥時間に差が生まれず、計画的に制作を進めやすいのが特徴です。

鮮やかな色味と優れた着色力が魅力。メディウムには質のよいリンシードオイルを使用しています。すべての色において、耐光性の高さを表す「+++」「++」の表記が記載されているのもポイントです。

初心者はもちろん、習作や下地塗り用としてプロからも支持されている本製品。マルチに使える本格派の油絵の具を求めている方におすすめです。

ターレンスジャパン(Talens Japan) レンブラント油絵具セット 10色セット

ターレンスジャパン(Talens Japan) レンブラント油絵具セット 10色セット

長年、ヨーロッパでベストセラーに輝く高級油絵の具です。伝統的な製法と徹底した品質管理によって生み出された、耐久性に優れた品質が特徴。すべての色に、高い耐光性レベルを示す「+++」が記載されています。

顔料・乾性油ともに純度の高いモノを使用。混色しても色がにごりにくく、美しい色彩とツヤを保ちます。ホワイトをはじめとする一部の明るい色には、黄変を防ぐサフラワーオイルが採用されているのもポイントです。

本製品は、全120色のなかから基本色10色をピックアップしたセット製品。1本あたり15mlと使い勝手のよいサイズなので、画面で引き立たせたい部分のポイント使いにもおすすめです。セットはそのほか、13・16・24・41色のモノが展開されています。

ウィンザー&ニュートン(Winsor&Newton) アーチスト・オイルカラー21ml 12色Aセット

ウィンザー&ニュートン(Winsor&Newton) アーチスト・オイルカラー21ml 12色Aセット

1832年創業のイギリスの老舗画材メーカー「ウィンザー&ニュートン」の高級油絵の具です。高品質な顔料それぞれの特性を高める処方にこだわっているのがポイント。顔料の配合濃度が高く、絵の具を薄く伸ばしたときにも各顔料の持つクリーンで自然な色味を表現します。

着色力と定着力に優れる本製品は、ほとんどの色で「専門家用堅牢色」のランクに認定されているのもポイント。持ちを長くキープしたい本格的な作品制作にも適しています。

本製品は、ラインナップされている全115色から、ジンクホワイト・アイボリーブラック・イエローオーカーなどの主な色を12色揃えたセット。世界的に支持されるハイグレードな油絵の具を試してみたい方におすすめです。

Ohuhu 油絵具 36色

Ohuhu 油絵具 36色

リーズナブルな価格で購入できる油絵の具セットです。チタニウムホワイトのほか、バーミリオン・プルシャンブルー・ビリジャンなど、幅広い色味が36色含まれています。1本あたり12mlと、習作や趣味の制作に使い勝手のよいサイズ感も魅力です。

伸びがよく、なめらかな描き心地に期待できる本製品。特殊な溶剤によって褪色しにくく、長期間鮮やかな発色をキープします。非毒性で人や環境にやさしい素材を使用しているのもポイントです。

コストパフォーマンスの高さと安全性を両立させた油絵の具のセットを探している方は、ぜひチェックしてみてください。

ホルベイン(HOLBEIN) アタッシュ大長ボックス Cセット 130166

ホルベイン(HOLBEIN) アタッシュ大長ボックス Cセット 130166

油絵の具のセットに、アタッシュケースと基本的な道具が一緒になったスターターセットです。油絵の具は、15mlのチューブ11色と20mlのホワイトをまとめた、同社の「習作用油絵具 B915 Cセット」が含まれます。

ペーパーパレットや55mlのペンチングオイルのほか、ペンチングナイフ・パレットナイフ・4種の平筆など道具も充実。油絵を始めるために必要な道具がひと通り揃っています。油絵の初心者におすすめのセットです。

クサカベ スケッチセット ストライプクリアボックスセット SCB No.2

クサカベ スケッチセット ストライプクリアボックスセット SCB No.2

油絵制作に必要な道具を、軽量な樹脂のクリアケースにまとめたスターターセットです。油絵の具のほか、ペーパーパレット・ペインティングオイル・ペインティングナイフ・油つぼ・絵筆などがセットに。道具一式ができるだけ軽量になるよう配慮されているのがポイントです。

本製品には、15mlのチューブ11色とパーマネントホワイト20mlをセットにした、同社の油絵の具「習作用油絵具 5S-12」が含まれます。同じクリアボックスで、油絵の具や道具の種類を変えたセットが、全6種ラインナップ。自分の使い勝手にマッチしたセットを選択できます。

初心者も手に取りやすいよう、価格が低めに設定されているのも魅力。気軽な趣味として油絵を始めてみたい方にもおすすめのスターターセットです。

油絵の具の売れ筋ランキングをチェック

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服についてしまった油絵の具の落とし方

服についてしまった油絵の具の落とし方として、まずは、完全に油絵の具が乾いてしまう前に水洗いすることが重要です。油絵の具は乾いてしまうと、水洗いでは落ちません。できる限り早い段階で、水でざっくりと汚れを落としましょう。

色が落ち切らない部分は、服の下に当て布をした上で、溶き油を含ませて叩くと色を落としやすくなります。汚れを薄められたら、中性洗剤やアルカリ石鹸で集中的にもみ洗いを。仕上げは、硬めの歯ブラシで汚れをこすり落としてみてください。

溶き油のほか、筆についた絵の具を落とす筆洗油や絵の具専用のクリーナーを代用するのもおすすめです。

油絵の具の捨て方

油絵の具のペーストや油絵の具のオイルの廃棄は、紙や布に染み込ませてポリ袋の中に入れた後、水をかけてから捨てることが重要です。乾性油が含まれている油絵の具は、乾燥した状態でポリ袋やゴミ箱に詰め込むと、発熱・自然発火する危険性があります。

袋をしっかりと密閉した後は、燃やせるゴミで廃棄。処分までに時間が開く場合は、燃焼防止のためにも、水を入れた容器の中にポリ袋を沈めて保管しておくのがおすすめです。

また、使い切った油絵の具のチューブは、チューブの素材によって不燃ゴミやプラスチックごみなどに分類されます。チューブの素材は記載されている場合が多いため確認しておくと安心。捨て方は自治体によってルールが異なるため、分別項目を確認しておきましょう。