封筒を簡単かつキレイに開封できる「レターオープナー」。一つ持っておくと事務作業が快適になる便利ツールです。しかし、一口にレターオープナーといってもさまざまな種類があり、どんなモノを選べばよいのか迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめのレターオープナーをご紹介。選び方やおすすめメーカーも合わせて解説するので、購入を考えている方はぜひチェックしてみてください。
レターオープナーを使うメリット

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封筒を開封する際には、レターオープナー以外にもハサミやカッター、ペーパーナイフなどがしばしば用いられています。しかし、手やハサミ、カッターなどは切断面が汚くなってしまったり、時には誤って封筒内の書類まで切ってしまったりするのが難点です。
また、ペーパーナイフは封筒の口からナイフを差し込んで、内側から割くことにより開封するモノ。そのため、封筒の口が横まで糊付けされているとそもそもナイフを差し込めず、開封できません。
対してレターオープナーは、基本的には封筒の端に刃を当ててスッと引くだけで、端をキレイに切り取ることが可能。封筒の口がしっかり糊付けされていても開封できるのに加え、カット幅が一定なので中の書類を切ってしまうリスクを軽減できます。封筒を受け取る機会が多い方は、ぜひレターオープナーを活用してみてください。
レターオープナーの種類
手動タイプ

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レターオープナーの手動タイプは、コンパクトでかさばりにくいのがメリットです。しかし、電動式と比べると開封にやや手間が掛かるため、大量の開封が必要なシーンには適しません。また、手動タイプには「カッター式」「スライド式」の2種類があり、それぞれ特徴が異なるので要チェック。
「カッター式」は、ナイフのような形をしているのが特徴です。封筒の口から刃を差し込んで滑らせることにより、厚紙封筒でもスパッと簡単に開封することが可能。使用方法はペーパーナイフに近いものの、ペーパーナイフよりも切れ味が鋭くキレイに開けられます。
一方で「スライド式」は、刃が本体に内蔵されているのが特徴です。本体差し込み口へ封筒を差し込んでスライドすることにより、封筒の端をキレイに切り取れます。しっかり糊付けされている封筒でも楽々開封できるほか、開封時に誤って手をケガしてしまうリスクを軽減可能。薄手の紙封筒を開封する機会が多い方におすすめです。
なお、手動タイプには刃の交換ができるモノも多く発売されているので、長く愛用したい方は刃の交換の可否も合わせてチェックしてみてください。
電動タイプ

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レターオープナーの電動タイプは、手動タイプよりも簡単かつスムーズに開封できるのがメリット。本体に電池が内蔵されており、差し込み口へ封筒を差し込むだけで封筒の端を自動的にカット・開封できます。余計な力もテクニックも不要なので、大量の封筒を開けたいシーンにおすすめです。
一方で、動作音には要注意。特に職場や図書館などの静かな場所で使用すると、周囲の邪魔になってしまう可能性もあります。また、電動タイプは刃の交換に対応していないアイテムが主流であり、定期的な買い替えが必要になる点にも留意しておきましょう。
レターオープナーの選び方
カット幅をチェック

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レターオープナーのカット幅は、1~4mmが主流です。カット幅1~2mmのアイテムは、封筒内の書類を傷つけにくいのが特徴。封筒の端ギリギリを切り取れるため、重要な封書を開封するシーンに最適です。しかし、厚手の封筒にはあまり適していません。
対してカット幅3~4mmのアイテムは、厚紙封筒でも快適にカットできるのがメリット。しかし、カット幅が大きければ大きいほど、封筒内の書類も同時に切ってしまいがちなので要注意です。
サイズをチェック

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レターオープナーのサイズは、製品によってさまざまです。ペン立てやペンケースの中に入れられるほどコンパクトなモノから、収納場所が限られる大きなモノまで販売されています。
いつでもどこでも手軽に使いたいのであればコンパクトサイズがおすすめですが、シュレッダーなどの付加機能を備えたレターオープナーはどうしてもサイズが大きくなりがちです。持ち運ぶ機会の有無や用途に応じて、最適なサイズのレターオープナーを選んでみてください。
切りくずの出にくいモノを選ぼう

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封筒を開封した後の切りくず処理が面倒な方には、封筒の片面のみに切り込みを入れる「片面カット」タイプのレターオープナーがおすすめ。
片面カットタイプは切りくずが発生しないので、掃除の手間が掛かりません。また、封筒内に入った書類の破損も防げるため、大切な封書にも安心して活用できます。しかし、厚手封筒の開封にはあまり適しておらず、一般的な薄手の封筒向きである点には留意しておきましょう。
その他の付加機能をチェック

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封書には、名前や住所などを始めとする重要な個人情報が記載されているもの。そのため、レターオープナーのなかには「個人情報保護」を目的とした付加機能を備えているアイテムも存在します。
例えば、スタンプ機能やシュレッダー機能。スタンプ機能を備えたモノはスタンプを上から押すだけで、シュレッダー機能を備えたモノは封筒や書類を細断することで、封筒や書類に記された個人情報を隠せます。個人情報の漏洩が気になる方は要チェックです。
レターオープナーのおすすめメーカー
コクヨ(KOKUYO)

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「コクヨ」は、大阪に本社を構える文房具・オフィス家具メーカーです。代表製品である「キャンパスノート」を始め、さまざまな文房具を扱っています。同メーカーのレターオープナーは、手動タイプのカッター式。切り離しやすい長めの刃・利き手を選ばない両刃タイプが特徴であり、高い人気を有しています。
ミドリ

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「ミドリ」は、東京の文具メーカー「デザインフィル」が展開しているブランドです。手帳やノートなどの紙製品を中心に、幅広い文房具を展開しています。同メーカーのレターオープナーは、デザイン性に優れているのが特徴。誰でも簡単に使えて安全に開封できるよう、機能性にこだわってデザインされているのも魅力です。
レターオープナーのおすすめ|手動タイプ
コクヨ(KOKUYO) ペーパーナイフ連続伝票用 HA-302
封筒の開封はもちろん、伝票カットなどにもおすすめのカッター式レターオープナーです。刃が長く薄く、フラットに作られているため、薄手の封筒の口にもサッと簡単に差し込んで開封することが可能。また、デスクの引き出しやペン立ての中に収納しても余計なスペースを取りません。
刃は、有名国内メーカー「貝印」製。両刃タイプなので、利き手を選ばないのもポイントです。さらに、取っ手にはABS樹脂を採用しているため、使用時に手が滑ってしまうこともなくきちんと握れます。
ミドリ レターカッター
誰でも安全・簡単に使えるスライド式レターオープナーです。封筒を本体スリットに差し込んでサッと引くだけで、ゴミを出さずに素早く開封することが可能。普通封筒なら、およそ1000通開封できます。
また、高さ54×幅39×奥行9mmのコンパクト設計で扱いやすく、収納しやすいのもポイント。ボールチェーンが付いているため、紛失を予防できます。そのほか、普通紙を半分に切りたいときにも大活躍。紙を半分に折り、スリットに差し込んで手前に引けば簡単にカットできます。
カラーは、青・ピンク・黒の3色から選択可能。気軽に購入できる安い価格帯で、コスパ重視の方におすすめのレターオープナーです。
ミドリ レターカッター プラス
便利なスティックタイプのレターオープナー。緩やかな曲線が手にぴったりとフィットするため、扱いやすいのが魅力です。また、刃が内蔵された安全設計なので、子供でも安心して使用できます。
さらに、「レターカッター用スリット」に加えて「ペーパーカッター用スリット」を備えた2way仕様であるのもポイント。封筒は本体下部のスリットに、紙は本体上部のスリットに差し込みスッと前に押し出すだけで、ゴミを出さずに楽々カットできます。封筒の開封時のみならず、新聞や雑誌などの切り抜きに活用したい方へおすすめです。
本体は、手が滑りにくいABS樹脂製。ボールチェーン付きなので、紛失も防げます。カラーは、青・ピンク・黒の3色展開です。
マックス(MAX) 個人情報保護用スタンプ コロレッタ SA-151RL

個人情報の漏洩を防げる、スタンプ機能付きのレターオープナーです。本体下部にキャップ付きのスタンプが搭載されており、スタンプをコロコロ転がすだけで宛名や住所、電話番号などをムラなく隠せます。スタンプは2つのローラーを備えた「ツインローラー」式なのでインク濃度をキープできるのに加え、凹凸面も自由自在に転がせるのもポイントです。
また、レターオープナー部分の実用性も良好。刃が内蔵されたスライド式であり、本体差し込み口に封筒を差し込んでサッとスライドするだけで安全・簡単に開封できます。切ったそばから紙粉が収納される「紙粉ポケット」が搭載されているため、切りくずが出ないのも魅力です。
さらに、高さ62×幅40×奥行27mmのコンパクト設計で扱いやすいのもポイント。インクが薄くなってきたら、別売りのインクカートリッジに楽々交換できます。カラーは、ピンク・ライトグリーン・ブルー・ホワイトの4色から選択が可能。個人情報が気になる方はもちろん、カラフルでおしゃれなレターオープナーを探している方にもおすすめです。
オート(OHTO) セラミックレターオープナー CLO-500

安価ながら実用性の高いスライド式レターオープナーです。刃には、耐久性の高いセラミックを採用。繰り返し使用しても切れ味が落ちにくく、最大裁断枚数は約5000枚と長期間使えます。
また、封筒の片面のみに切り込みを入れる「片面カット」タイプであるのもポイント。余計な切りくずを出さないほか、封筒に入った書類の破損も防げます。さらに、左右どちらにも差し込み口があるため、利き手を問わず活用可能です。
そのほか、ストラップを取り付けられるループ付きであるのも魅力。気軽に持ち運びたい方にもおすすめの便利なレターオープナーです。
リヒトラブ(Lihit lab.) レターオープナー アケルンダー A220

持ちやすいスティックタイプで、安定感のあるレターオープナーです。刃が本体に内蔵されているため、子供や高齢者も安全に使用できます。
また、「メイン刃」と「サブ刃」の2つの刃が搭載されているのも特徴です。しっかり糊付けされた封筒や書類でパンパンに膨らんだ分厚い封筒も、まず「サブ刃」で封筒の角をカットして穴を開け、その穴に「メイン刃」を差し込んで切り進めることにより、楽々開封できます。
そのほか、替刃が2枚付属しており、メイン刃・サブ刃ともに交換できるため長く愛用できるのもポイント。カラーは、白・赤・青・黄緑・黒の5色を展開しています。
+LUMBER by Hacoa レターオープナー

刀のような多面体の刃に天然木を組み合わせた、高級感溢れるデザインが魅力のレターオープナー。封筒の口に刃を差し込んで開封するカッター式なので、厚紙封筒を開ける機会の多い方におすすめです。
天然木は、シックなウォールナットとあたたかみのあるチェリーの2種類から選べます。また、天然木の片面にはブランドロゴがさり気なく刻印されているのもポイント。やや高価ですが、おしゃれなレターオープナーを探している方は要チェックです。
レターオープナーのおすすめ|電動タイプ
プラス(PLUS) レターオープナー OL-001

高さ38×幅70×奥行69mmのコンパクトサイズで、スペースを取らずに設置・収納できる便利なレターオープナーです。カット幅は、やや厚手の封筒にも対応できる3mm。本体にモーターと回転刃を搭載しており、封筒を差し込み口の左側から右側へ滑らせるだけでカットできます。手の平にしっかりと収まりやすい曲面デザインも魅力です。
また、電池寿命も長く、別売りの単3乾電池2個で約1500通分の開封が可能。さらに、本体上部にはストック用電池を収納できるスペースが設けられており、電池交換もすぐにできます。日々大量の封筒を開けている方におすすめのレターオープナーです。
アスカ(Asmix) 電動レターオープナー LO80

別売りの単3乾電池4本で、約10000通分もの開封ができる電動レターオープナーです。本体差し込み口に封筒を差し込むと自動的に電源がONになり、封筒に手を添えているだけでキレイに開封できます。また、本体は手で握りやすいドーム型であるほか、デスクに置いたままの状態でも活用できるのも魅力です。
さらに、カット幅は3mmなのでやや厚手の封筒にも対応できます。カラーは、ピンク・ブルー・ホワイトの3色から選択が可能。職場のデスクに馴染みやすい、シンプルなデザインも魅力のレターオープナーです。
アスカ(Asmix) シュレップナー LO90

便利なシュレッダー機能を搭載した、電動レターオープナーです。本体スイッチひとつで、シュレッダーとレターオープナーを切り替えることが可能。大切な個人情報が載った書類・封筒を楽々細断して、安全に処分できます。個人情報保護スタンプだけでは不安な方におすすめです。
シュレッダーの細断寸法は幅4mmを5本ずつ、レターオープナーのカット幅は3mm。両面カットなので切りくずは発生しますが、パワフルかつ確実にカットできます。
本体カラーは、ブルー・ホワイトの2色展開。なお、本体は高さ92×幅92×奥行き52mmとやや大きめサイズなので留意しておきましょう。
アデッソ(ADESSO) レターオープナー LP-1500

封筒の端ギリギリを切れる、カット幅2mmの電動レターオープナーです。中の書類を切り取ってしまうリスクを軽減できるため、重要な封書を開ける機会の多い方におすすめ。本体差し込み口に封筒を差し込むだけで、自動的に刃先がスライドして開封できます。
本体サイズは高さ57×幅75×奥行40mmとコンパクトなので、置き場所にも困りません。また、単3型乾電池が2本付属しており、届いてすぐに使用できるのもポイントです。
日々届く封書をサクサク快適に開封できる、レターオープナー。時短にも繋がり、事務作業に重宝すること請け合いです。各メーカーからさまざまなレターオープナーが発売されているため、今回ご紹介した選び方やおすすめアイテムを参考に、ぜひ自分にぴったりのモノを見つけてみてください。