便利な切断工具として知られている「超音波カッター」。プラモデルの作成時やDIYなどで使われるモノで、その名の通り細かい振動を利用して効率的に作業できるのが特徴です。

そこで今回は超音波カッターのおすすめモデルをご紹介。各製品は総じて高価なので、購入を検討している方はしっかりと違いを確認した上で参考にしてください。

超音波カッターとは?

超音波カッターの原理

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超音波カッターとは、刃先に超音波振動を伝えることによって切断効率を上げるアイテムです。従来の手動カッターより切断するための時間も力もかからず、快適に切れます。振動子と高周波発振器から構成されていて、振動子に電圧素子が組み込まれていることで、電圧が加わると振動するという仕組みです。

刃は従来の手動カッターと同じようなものなので、切れるものは手動カッターと変わりません。今まで手動カッターで切っていたものをより短い時間と少ない力で切れるようになるモノなので、超音波カッターであれば何でも切れるようになるというわけではありません。その点は留意しておきましょう。

超音波カッターの選び方

用途で選ぶ

超音波カッターには、大きく分けて業務用とホビー用の2種類があります。それぞれ特徴が大きく異なるので、確認しておきましょう。

業務用

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業務用の超音波カッターは、比較的大型で切断パワーが大きいという特徴があります。また、連続稼働時間が長いため、作業しやすいのがメリットです。仕事で長時間使う、大量生産に活用するという場合は業務用の超音波カッターを選ぶとよいでしょう。たとえ趣味で使う場合でも、頻繁に使用するため作業効率を重視するのであれば、業務用の超音波カッターがおすすめです。

しかし、大型であるため価格が高い傾向にあります。性能の高さを求めるなら業務用の超音波カッターがおすすめですが、予算や懐事情との兼ね合いは懸念しておきましょう。

ホビー用

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業務用の超音波カッターを省力化し、小型にしたものがホビー用の超音波カッターです。業務用超音波カッターほど長時間連続で使用することはできませんが、10分程度であれば問題なく使えます。

手軽さや切断面のキレイさは十分なほか、小型のため持ち運びやすいというメリットもあります。プラモデル制作などを趣味で行い、業務用ほどの性能やパワーを求めない場合はホビー用の超音波カッターがおすすめです。最近では業務用とほぼ変わらないパワーを出せるホビー用カッターもあるので、しっかりとチェックしておきましょう。

スイッチの種類で選ぶ

超音波カッターはスイッチを押すことで電源操作を行います。そのため、スイッチの位置が作業効率を左右するといっても過言ではありません。製品を選ぶ際は確認しておきましょう。

手元スイッチ

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ハンドピースと呼ばれる刃が付いている部分にスイッチがあるのが、手元スイッチタイプです。手元にスイッチがある超音波カッターは、手元に集中する作業をしながら同時に電源のオンオフも切り替えられます。

また、片手でも行えるような作業に超音波カッターを使いたいのであれば、手元スイッチタイプの方が手軽に使用可能です。

フットスイッチ

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ハンドピースや発信機のほかに別途足で踏んでスイッチを操作するパーツが付属しているのが、フットスイッチタイプです。フットスイッチタイプの超音波カッターは、手元の作業に集中しつつ電源は足元で操作できるので、より手元の作業に集中しやすいというメリットがあります。

また、両手を使って行う細かい作業の際にも、作業を中断させずスムーズに電源操作ができるのも魅力です。

安全性の高さで選ぶ

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超音波カッターは当然刃物なので、怪我をする危険性があります。そのため、安全性の高さもしっかりとチェックしておきましょう。

おすすめは、スイッチを押している間だけ振動するタイプの超音波カッターです。電源を入れている間ずっと振動し続けるタイプとは異なり、スイッチから手を離せば止まるので怪我をするリスクを下げられます。使っている間はずっとスイッチを押し続けなければならないので作業効率は低くなりますが、安全性は良好です。

また、ハンドピースを固定できるようにロック機能が付いているものもおすすめ。作業中に手から外れる危険性を回避できるので、こちらも確認しておきましょう。

TAF回路を搭載しているかどうかで選ぶ

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超音波カッターは少ない労力で切れる分、振動による摩擦熱が発生します。切る対象物の材質によっては溶けてしまう恐れがあるので注意しましょう。

そこで、おすすめなのがTAF回路を搭載した超音波カッター。TAF回路とは、出力パワーの強弱を対象物の種類によって自動で変更してくれる機能のことです。溶けやすい材質のモノを切るときはパワーを最小限に抑え、溶けないように切ってくれます。プラモデル作りなど仕上がりのキレイさを重視する作業に使う場合は、TAF回路を搭載しているカッターがおすすめです。

超音波カッターのおすすめメーカー

本多電子

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超音波カッターを製造しているメーカーといえば、本多電子です。1956年に魚群探知機を発売してからというもの、超音波を用いた商品を多数作り出してきました。超音波器具の製造においてはパイオニアといえるでしょう。

超音波カッターは業務用もホビー用も販売しているので、目的に合わせて最適なものを選べます。仕事にも趣味にも本多電子の超音波カッターを取り入れている方が多く、使い勝手のよさに定評があります。

SUZUKI

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大手自動車メーカーとして有名なSUZUKIは産業機器メーカーという一面ももっており、超音波溶着機や洗浄器、ホッチキスなど超音波を用いた製品を多数販売しています。

超音波カッターについては主に業務用を販売していて、スイッチの位置や重量などが異なる製品を揃えているのが特徴です。

超音波カッターのおすすめモデル

本多電子(HONDA ELECTRONICS) 超音波カッター ZO-41

通常使い用のノーマルモードと、より強いパワーで切断できるハイパワーモードを搭載した超音波カッター。ホビー用の超音波カッターの中でも、特に高い切断パワーがあるのが特徴です。ハイパワーモードでの温度上昇による故障を避けるために、温度センサーを搭載。温度が上がりすぎると自動で停止してくれるので安心です。

素材を摩擦熱で溶かさないよう、TAF回路を採用しているのもポイント。素材に応じて必要最低限のパワーを出すので、熱に弱い素材も溶かさずに切れます。また、作業効率を高めるために、ボタンを押し続けなくてよい仕様にしています。

ノーマルモードでは、10分間振動し続けます。ボタンは手元にあるので、初めて超音波カッターを使う方でも扱いやすいモデルです。

本多電子(HONDA ELECTRONICS) 超音波小型カッター USW-334

数ある本多電子の超音波カッターのなかでも、特に高い出力パワーがあるアイテム。切断する素材が溶けないようにパワーを自動調節するTAF回路を搭載していないので、いつでも最大パワーでカットできます。そのため、いつ何を切るときでも強いパワーでスッパリと切りたい方におすすめです。

手元のスイッチを操作するだけなので、容易に使えるのが魅力。本体にカッター部分を収納できるケースが付いているので、コンパクトに収納できます。とにかくパワフルな超音波カッターを探している方におすすめです。

本多電子(HONDA ELECTRONICS) 超音波カッター ZO-40

模型専用機として開発された超音波カッター。プラスチック切断時の溶けやレジン切断時の煙を減らし、より作業しやすくなっているのが特徴です。切断面の溶けを抑えられれば、ヤスリをかけるなどの手間も省けるのでより効率的に時間を使えます。プラモデル制作を趣味としている方におすすめです。

また、使用時にハンドピース部分が抜けないようにロック機能を搭載しているのもポイント。作業中に抜けて怪我をすることがないので、安心して使えます。過度な力を加えると自動的に振動が停止するので、カッターの故障や怪我を防げるのも魅力。安全性を重視したホビー用の超音波カッターを探している方におすすめです。

本多電子(HONDA ELECTRONICS) 超音波カッター USW-335Ti

フットスイッチで操作するタイプの超音波カッター。足元で電源のオンオフを切り替えられるので、手元の作業に集中しやすいのが特徴です。業務用なのでホビー用よりもパワーが強く、樹脂やABS、PP、PET、アクリルなど一般的にカッターで切れるものであれば、より素早く簡単にカットできます。

CDをCDケースに入れたままスパッとカットできるくらい、強い切断力があるのもポイント。発振機、ハンドピース、フットスイッチといったパーツはすべてアルミケースに収納できるので、持ち運びも容易にできます。パワーの強さと効率のよさを重視した業務用超音波カッターを探している方におすすめです。

本多電子(HONDA ELECTRONICS) ホビー用超音波カッター ZO-80

ホビー用の超音波カッターのなかでもハイレベルの切れ味と切断スピードを誇る本製品。通常使用のための「ノーマルモード」、より強力なパワーを出す「ハイモード」に加え、さらに強い力で切断できる「スーパーハイモード」を搭載しています。

業務用の超音波カッターに負けない切れ味を持つので、趣味で使いたいけれど切れ味のよさは追求したいという方におすすめです。少ない力で簡単に切断できるので、スムーズに作業することができます。

いずれのモードも、10分経過するとタイマーが作動して自動で電源が切れるのが特徴。フットスイッチタイプなので電源のオンオフは足元で完結するのもポイントです。

ALEX 超音波ミニカッター KW430C

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小型の超音波カッター。ペンのような感覚で使えるので、初めて超音波カッターを購入する方にもおすすめです。直線や曲線をイメージどおりにカットできるので、作業の幅が広がります。切断面はなめらかで、仕上がりも良好です。

フットスイッチタイプなので、手元の作業に集中しやすいのもポイント。刃が付いているハンドピース部分は小型で手に馴染みやすいため、細かい作業にも適しています。初めて超音波カッターを購入する方や作業効率のよさを重視する方におすすめです。

スズキ(SUZUKI) 超音波カッター SUW-30CT

フットスイッチタイプの超音波カッター。片手でハンドピースを持ち、もう片方の手で対象物をしっかりと固定しておけるので、安定した作業を継続して行えるのが特徴です。

電子回路・基板のパターン修正やプラスチック製品の穴あけなど、細かい作業時に活躍するほか、業務用なのでホビー用よりも連続可能時間が長く、長時間作業を続けられるのが魅力。切断パワーの強さと作業効率のよさを重視した超音波カッターを探している方におすすめです。

スズキ(SUZUKI) 超音波カッター SUW-30CD

手元にスイッチがある業務用超音波カッター。フットスイッチに慣れていない方でも使いやすく、手に馴染みやすいのが特徴です。業務用のためホビー用と比較すると切断パワーが強く、より少ない力と短い時間で対象物をカットできます。

精度の高いカッターなので、これまで手動で行っていた細かい作業の仕上がりを高められるのが魅力。切断パワーが強く、手元で操作が完結する超音波カッターを探している方におすすめです。

ごんた屋 ブラック超音波カッター R31GONTA

本多電子と共同で開発された超音波カッター。ハンドピースにスイッチが付いているタイプなので、初めて超音波カッターを使用する方も使いやすいです。専用に開発された交換刃であるロングブレードが装備されているのも特徴。刃渡りが長いので、奥行きがあるものでも容易に切断できます。

切断だけでなく、溶着もできるのが本製品のポイント。溶着刃を使用することでプラスチック素材を溶かして接着できます。接着剤ではすぐ外れてしまう部品も、溶接刃によってキレイに補修できるのが魅力です。

プラスチックの加工、プラモデル制作、軽量木材の加工、アクリル切断など、幅広い用途に使えます。仕事にも趣味にも取り入れやすいため、高性能な超音波カッターを探している方におすすめです。

ソノテック(SONOTEC) 超音波カッター SF30 HP660

加工が難しい複合材やゴム、皮革など多くの素材を切断できるアイテム。手元にスイッチがあるので、初めて超音波カッターを購入する方も使いやすいです。

手元にスイッチが付いているタイプはハンドピースが300g前後と重くなる傾向にありますが、本製品は150gと軽量。長時間使用しても手が疲れにくいのもポイントです。