機械部品の汚れや油分を手軽に除去できるパーツクリーナー。DIYやメンテナンス作業には欠かせないアイテムです。しかし、種類が多いため、どれを選ぶべきか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、パーツクリーナーのおすすめをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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パーツクリーナーとは?

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パーツクリーナーは、自動車や機械の金属部品に付着した油汚れやカーボン汚れなどを効果的に除去する洗浄剤です。整備やメンテナンス作業において、部品の清掃に欠かせないアイテム。一般的な洗剤では落ちにくい油性の汚れを溶かして落とすのが特徴です。
多くの製品は揮発性が高く、洗浄後にすぐ乾く特性を持っています。また、スプレータイプと液状タイプがあり、用途に応じて使い分けるのがおすすめです。
主な用途は自動車整備で、エンジン周りやブレーキ、チェーンなどに使用されます。また、工具や産業機械の金属部品など、機械メンテナンスの場面でも活躍。部品をきれいに保ち、性能を維持するために役立ちます。
パーツクリーナーの選び方
乾燥速度をチェック
普段使いするなら速乾タイプ

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普段使いするなら、乾燥時間がなるべく短い速乾タイプがおすすめ。簡易的なメンテナンスに向いており、作業時間を短縮できる点が魅力です。
パーツの分解から洗浄、組立までを短時間で行いたい方にぴったり。大まかな汚れの除去や、日常的な簡易清掃にも活用できます。しかし、乾燥が早いため、細かい部分や粘着性のある頑固な汚れの洗浄には向いていません。
頑固な汚れを落としたいなら遅乾タイプ

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頑固な汚れをしっかり落としたい方には、乾燥時間が長い遅乾タイプがおすすめ。なかには、30分から1時間程度かかるモノもあります。揮発が遅いため、洗浄液が汚れにじっくり浸透。グリスやカーボンなどを分解しやすく、高い洗浄効果が期待できます。
時間をかけて念入りに洗浄したい場合や、細かい部分の清掃にぴったりです。しかし、洗浄力が高い反面、乾燥に時間がかかるため、すぐに次の作業に移りたい場合には向きません。
速乾タイプと遅乾タイプの特徴をバランスよく備えた中乾タイプ

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中乾タイプは、速乾タイプと遅乾タイプの中間的な乾燥時間を持つパーツクリーナーです。「中速乾タイプ」や「常乾タイプ」とも呼ばれます。速乾タイプよりもやや時間をかけて乾燥しますが、遅乾タイプほど時間はかからず、バランスのよさがポイントです。
速乾タイプの手軽さと、遅乾タイプの洗浄力をある程度兼ね備えています。どちらの特性も活かしたい方や、さまざまな汚れ具合に対応したい場合におすすめです。
素材に合わせて種類をチェック
非金属パーツを含むならプラスチック・ゴム用

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非金属パーツを含む箇所には、プラスチックやゴムに対応したパーツクリーナーを選びましょう。プラスチック・ゴム向けでないパーツクリーナーを使用すると、素材を溶かしたり変色させたりする場合があります。
プラスチック対応の製品は、素材を傷めにくい低刺激性の成分や溶剤を使用しているのが一般的。ゴムに優しいクリーナーには、ゴムを劣化させにくいシリコーンオイルなどが含まれることがあります。
ホイールやブレーキ周りには金属用

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ホイールやブレーキ周りの洗浄には、金属用のパーツクリーナーを使用するのが一般的。ホイールには塗装やコーティングが施されている場合があるため、塗装を傷めないタイプのクリーナーを選ぶのがおすすめです。ブレーキクリーナーは油汚れを除去しつつ、ゴム部品への影響を抑えた製品があります。
金属パーツの油汚れやグリスを効果的に除去するため、石油系溶剤が主成分のモノが一般的です。なかには、「ブレーキ&パーツクリーナー」として両方に使える製品もあります。なお、一部のブレーキクリーナーはゴムに使用できないため、購入前に確認しましょう。
洗浄力は有機溶剤の含有量をチェック

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パーツクリーナーの洗浄力は、主に含まれる有機溶剤の含有量に比例します。有機溶剤は、油汚れやグリースなどの頑固な汚れを溶かし落とす主成分。含有量が多いほど洗浄力が高くなる傾向があり、作業時間の短縮にもつながります。
有機溶剤にはさまざまな種類があります。特に、炭化水素系の「ヘキサン」やアルコール系の「エタノール」が代表的なので、製品を購入する際は含有量をチェックしてみてください。
逆さまでも使える逆噴射タイプがおすすめ

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作業のしやすさを重視する方には、逆さまでも使える逆噴射タイプのパーツクリーナーがおすすめ。狭い場所や奥まった部分の洗浄をしたい場合に便利です。
アクセスしにくい部分にも容易にスプレーでき、作業効率の向上に役立ちます。また、ノズルが詰まりにくいのもポイント。スムーズに作業を行いたい方は、逆噴射タイプの製品を検討してみてください。
パーツクリーナーのおすすめ
エーゼット(AZ) ブレーキ&パーツクリーナー High Power 840ml CBP-001
脱脂洗浄用のパーツクリーナー。2WAYノズルを採用しており、広範囲噴射とピンポイント噴射を切り替えられるため、狙った場所に的確に吹きかけられます。逆さ噴射も可能なので、アクセスしにくい箇所の洗浄もスムーズに行えます。
ブレーキ部品はもちろん、ギアやベアリング、自転車・バイクのチェーンなど、さまざまな機械部品の洗浄に対応。車両のメンテナンスを頻繁に行う方におすすめです。
エーゼット(AZ) 速乾強力パーツクリーナー 840ml 931
機械部品の油汚れを強力に落とす洗浄スプレー。非塩素系溶剤を使用しており、ブレーキ装置の軸受けやギア、チェーンなどの頑固な汚れもすっきり除去します。速乾性に優れているため、作業効率を高められるのが魅力です。
逆さ噴射にも対応し、細かい部分や下向きの箇所にも使いやすい設計。機械部品の油汚れの洗浄にはもちろん、農機具などの脱脂にもおすすめです。
エーゼット(AZ) 超強力/中速乾パーツクリーナー650ml PA-003
油汚れを強力に落とす金属専用のパーツクリーナー。炭酸ガスを利用した強力噴射で頑固な汚れもしっかり除去します。逆さ噴射も可能なので、手の届きにくい場所や、複雑な形状の部品にも効果的に噴射できるのが特徴です。
中速乾タイプなので油汚れをじっくり溶かし、より効果的に洗浄できます。ブレーキ装置の洗浄やギア・ベアリングの脱脂、噴射力が高い中速乾タイプのパーツクリーナーを探している方におすすめです。
ワコーズ(Wako’s) ブレーキ&パーツクリーナー BC-9
有機溶剤中毒予防規則非該当の溶剤を使用した速乾性パーツクリーナー。ブレーキ周りはもちろん、電子部品の脱脂洗浄に使用するのもおすすめです。
ノズルは、逆さ噴射も可能。速乾性があり、加えてゴムやプラスチック部品への影響も考慮されているため、金属以外の箇所が混在するメンテナンスにも使いたい方におすすめです。
ワコーズ(Wako’s) ブレーキ&パーツクリーナー BC-8
中速乾タイプのパーツクリーナーです。頑固なブレーキフルードや油脂類を効果的に溶解し、金属部品をきれいに仕上げるのが特徴。低臭性のため、快適にメンテナンス作業を行えます。
ブレーキディスクやホイールシリンダーはもちろん、チェーンなどの脱脂洗浄にもおすすめ。逆さ噴射が可能なので、複雑な構造のブレーキ周りや手の届きにくい機械部品におけるメンテナンス性を重視する方に向いている製品です。
ワコーズ(Wako’s) ブレーキ&パーツクリーナー ストロングジャンボ BC-SJ
洗浄能力と乾燥のバランスがとれた中乾性タイプのパーツクリーナーです。840mlと大容量。パーツに付着した油脂類をしっかり脱脂・洗浄できます。
逆さにしても噴射できるため、手の届きにくい部分や複雑な構造の箇所にもアクセスしやすいのもポイント。たっぷり使えるストロングジャンボサイズで、頻繁なメンテナンスや広範囲の洗浄を行う方におすすめです。
ワコーズ(Wako’s) ブレーキ&パーツクリーナー BC-2
じっくり汚れを落とせる遅乾性タイプのパーツクリーナー。第2石油類に分類される、引火性が低く毒性が少ない溶剤を使用しています。安心して作業に集中できる点が魅力です。
ゆっくり浸透して汚れを落とす仕様で、ガム状の汚れやグリースを落とすのに便利。頑固な汚れが付着したアイテムに使用できるモノを探している方におすすめです。
呉工業(KURE) ブレークリーン 840ml 3014
分解作業なしでブレーキシステム内部を強力洗浄できるパーツクリーナー。ブレーキディスク・ドラム・ライニングなどの頑固な油汚れを素早く落とし、本来の性能を引き出します。
缶を逆さにしても噴射できるため、アクセスしにくい箇所の洗浄も簡単。840mlと大容量なので、メンテナンスの頻度が高い方におすすめです。
呉工業(KURE) 高浸透パーツクリーナー 3020
頑固な油汚れを内側から分解する遅乾性パーツクリーナーです。有効成分がしっかり浸透して汚れを分解。有機則規制外の石油系溶剤とアルコール類を使用した、安全性の高い製品です。
缶を逆さにしても使用可能なので、手が届きにくい場所の洗浄も楽に行えます。ブラシやウエスとの併用で洗浄効果がさらに高まるため、金属パーツの洗浄・脱脂を徹底的に行いたい方におすすめです。
呉工業(KURE) パーツクリーナー プラスチックセーフ 3021
プラスチック素材にも安心して使えるパーツクリーナーです。一般的なパーツクリーナーでは劣化や変形の恐れがあるプラスチック部品も洗浄可能。金属パーツの油汚れや汚れを効果的に除去しながらも、プラスチックパーツを傷めない配慮が施されています。
ブレーキパーツやプラスチック素材を含むアイテムの洗浄に適しており、幅広い用途で活躍。速乾性を備えているうえ、洗浄後の拭き取りが不要なため、手軽にメンテナンスを済ませたい方におすすめです。
イチネンケミカルズ(Ichinen Chemicals) パーツ&ブレーキクリーナー L-29
イソヘキサンとアルコールを配合した高洗浄力のパーツクリーナーです。速乾性に優れ、洗浄後の待ち時間を短縮できるため、メンテナンス作業の効率が向上します。有機溶剤中毒予防規則に該当せず、安全性にも配慮された製品設計です。
また、使用後はガス抜きが可能なため、廃棄も簡単。使い切った後の処分をスムーズに行えるモノを探している方におすすめです。
イチネンケミカルズ(Ichinen Chemicals) パーツクリーナー L-30
有機則非対象のパーツクリーナー。安全性の高さが特徴です。756mlと大容量で、自動車のブレーキパーツなどをこまめにメンテナンスする方に適しています。
逆さ噴射が可能なので、狭い場所や複雑な形状の部品にもしっかり噴射できる設計。ノズルからの強い噴射力で、汚れを効果的に落とせるのもおすすめポイントです。
アサヒペン(Asahipen) 超強力パーツクリーナー APC02-002
高い洗浄力を持つパーツクリーナー。ブレーキやチェーン、ギヤなどの機械部品に付着した頑固な油脂汚れを溶解し素早く落とします。速乾タイプなので、洗浄後の乾燥時間が短く、作業効率アップにつながる点も魅力です。
本製品は、逆さにしても噴射できる設計を採用。スプレー式なので、手を汚さずに使用できるのもおすすめポイントです。
コスモビューティー(COSMOBEAUTY) モクケン メガパーツ&ブレーキクリーナー 13400
速乾性を備えたパーツクリーナー。作業時間の短縮に役立ちます。機械部品の脱脂を効率的に行いたい方におすすめです。また、缶を逆さにしてもスプレーできます。
幅広い温度範囲(-20℃~40℃)で使用可能。付属のPEノズルで狙った場所に噴射できます。大容量の速乾性タイプの製品を探している方にぴったりです。
ユニコン(UNICON) ブレーキ&パーツクリーナー135 15695
同メーカーが展開しているシリーズのなかでも、速乾性に優れているパーツクリーナーです。スピーディーな作業をサポートします。また、有機溶剤中毒予防規則適用外なので、比較的安全に取り扱えるのも魅力です。
840mlの大容量タイプで、広範囲に使用したいときも安心。ブレーキオイル、グリース、ブレーキダストなど、さまざまな汚れに対応できるため、汎用性が高いモノを探している方におすすめです。
ガレージゼロ(Garage Zero) ヒロバ・ゼロ 速乾 ブレーキ&パーツクリーナー 840ml GZBP01
強力噴射・洗浄を行うおすすめのパーツクリーナーです。油汚れをスムーズに洗浄可能。乾燥が早く作業効率が高いため、メンテナンス時間を短縮したいときにも役立ちます。
低臭性で、臭いが気になる場合も安心。また、プラスチック・ゴム・シールチェーンに対応しているのもポイントです。バイクや自転車のメンテナンスを頻繁に行う方に適しています。
ガレージゼロ(Garage Zero) ガレージ・ゼロ 中速乾 ブレーキ&パーツクリーナー 650ml GZBP03
頑固な油汚れを強力に落とす中速乾タイプのパーツクリーナー。洗浄成分が汚れにしっかり留まり、油汚れをじっくり分解するため、高い洗浄効果を発揮します。また、逆さ噴射にも対応しており、狭い隙間や細かい部分まで狙った場所に簡単にスプレーできるのが特徴です。
自転車やバイクのチェーン、ブレーキの軸受けなどに付着した油汚れにぴったり。強力な洗浄力を有している中速乾タイプの製品を探している方におすすめです。
えびすツール ブレーキ&パーツクリーナー
速乾性に優れ、油汚れを強力に洗浄できるパーツクリーナー。有機溶剤中毒予防規則の適用外の製品で、安全性を確保しつつ部品の洗浄を効果的に行えます。
逆さ噴射が可能なので狭い場所や裏側にも届きやすく、ブレーキ周りの複雑な部品も丁寧に洗浄可能。840mlの大容量で長く使えるため、さまざまな部品のメンテナンスを定期的に行う方におすすめです。
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パーツクリーナーの使い方

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パーツクリーナーを使用する際は、安全に注意することが大切です。作業場所は通気性のよいところを選び、ゴム手袋や保護メガネを着用しましょう。火気のある場所や高温になる場所での使用は避けてください。
まず、洗浄したい部品の状態を確認し、必要に応じて周辺部品を保護します。クリーナーをよく振った後、約20cmほど離して均一にスプレー。汚れがひどい箇所はクロスでこすると効果的です。
浮き上がった汚れは、乾いた布で拭き取ります。その後、風通しのよい場所で自然乾燥させましょう。なお、ブレーキパッドの摩擦面や塗装面に直接スプレーするのは、避けるのが無難です。
パーツクリーナーは、乾燥速度や洗浄力などが製品ごとに異なります。使用したいアイテムの素材に対応しているかも重要な選択基準です。選び方のコツを参考に、自分にぴったりのパーツクリーナーを見つけてみてください。