家中の掃除から掃除機自体のお手入れまで、すべてを任せたい方におすすめの「全自動ロボット掃除機」。数ある製品のなかでも、細かいほこりも吸引できる強力なモデルがよい、家具などが傷ついたらいやなので回避力を重視したいなど、家中をくまなく、スマートに掃除できるモデルを選びたい方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ハイエンドで高コスパのロボット掃除機「DreameBot L10s Ultra Gen 2」をご紹介。5way全自動ステーションの魅力や掃除性能、回避機能などを実際に使ってみたうえでレビューしています。手掃除のわずらわしさから解放されたい方、買い替えを検討している方は、参考にしてみてください。
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- 目次
- 勢いがスゴい。新進気鋭のロボット掃除機メーカー「ドリーミー(Dreame)」とは?
- 人気モデルがパワーアップした「DreameBot L10s Ultra Gen 2」。5way全自動ステーションが便利
- 清掃パワーや水拭き性能も強力。壁や家具のキワまできれいに掃除できる
- 「Smart Pathfinder」と「3DAdapt技術」で家をすみずみまで効率よく清掃。回避機能もすごい
- 専用アプリ「Dreamehome」からコントロール可能。自宅に合った清掃方法へカスタマイズ
- 製品情報
勢いがスゴい。新進気鋭のロボット掃除機メーカー「ドリーミー(Dreame)」とは?

Dreameは2017年に設立された、比較的新しいロボット掃除機メーカー。ヨーロッパやアメリカ、アジア圏、中東など幅広い地域へ急速に展開していき、現在では100を超える国と地域で愛用されている、勢いのある注目メーカーです。
日本での製品発売は2023年2月で、本格的に進出し始めたばかりですが、家電量販店でもよく見かけられるようになり、競合が多いなかで徐々に浸透しています。
Dreameは研究開発投資に力を入れており、高い技術力を持っているのが強み。1分間に20万回転する高速デジタルモーターを開発した、世界初の企業です。ほかにも、スマートアルゴリズム分野の研究開発も積極的に行い、ナビゲーション機能や物質の識別機能に優れたロボット掃除機を開発しています。
また、社内に「美学デザインセンター」を有し、デザイン面にもこだわっているのも魅力。レッドドットデザイン賞などの権威ある賞の受賞歴もあり、リビングに置いてあってもよくなじむ、近代的でスタイリッシュなモデルがラインナップしています。
人気モデルがパワーアップした「DreameBot L10s Ultra Gen 2」。5way全自動ステーションが便利

ハイエンドロボット掃除機「DreameBot L10s Ultra Gen 2」は、2023年に発売された人気モデル「DreameBot L10s Ultra」を進化させた後継機です。ゴミの自動収集、本体水タンクへの給水、洗剤の自動投入、モップの自動洗浄・熱風乾燥を1台で行う「5way全自動ベースステーション」が魅力。本当に手放しで家庭の「完全自動掃除」を行えるモデルです。
本体のダストボックス容量は300ml。3.2Lのダストバッグにごみを吸引し、溜めておけるので最大80日間ごみ捨てがいりません。さらに、ダストバッグはろ過率が95%と高く、細かいチリやほこりもしっかり捕集。ステーション自体が汚れたり、ほこりっぽくなったりしにくいのもポイントです。
さらに、水拭きした後には、モップの洗浄・乾燥も行ってくれます。モップの生乾きのニオイが気になることがないほか、本体のタンクの水がなくなったら補充し、汚れた水を捨てるだけで済むのがうれしいポイントです。
ベースステーションのサイズは457×340×590.5mmと、全自動タイプにしては非常に小さく感じました。リビングに置いても存在感が出すぎず、しっくりとなじむデザインです。
清掃パワーや水拭き性能も強力。壁や家具のキワまできれいに掃除できる
10000Paの「Volmax吸引システム」。カーペット奥のほこりも逃さない

掃除機のごみを吸い込む力は「Pa(パスカル)」で表し、数値が高いほど床のごみを効率よく吸引できることを示します。
平均的なロボット掃除機の約3000Pa前後とされており、従来モデルでも5300Paと強力でした。さらに、DreameBot L10s Ultra Gen 2では「Volmax吸引システム」を採用し、吸引力が10000Paと、大幅に向上しています。
試しに撒いた糸くずや紙くずなども1回の吸引で、ほぼすべてを吸引。また、編集部員が飼っている猫の抜け毛をカーペットに乗せて運転させましたが、同じく残さずに吸引していました。
個人的には通常の掃除機がけより騒音も気になりません。小さい子供やペットのいる家庭にもおすすめです。
カーペット認識機能で自宅のカーペット・ラグに合った清掃設定ができる

カーペットの超音波認識機能を搭載し、カーペットやラグに関する清掃機能が充実しているのも、DreameBot L10s Ultra Gen 2の魅力です。
水拭き清掃時、カーペットに乗り上げる際は10.5mmのモップリフトアップを行うため、水拭き掃除中にカーペット上に乗り上げてしまい、カーペットが濡れてしまう……。といったリスクも軽減できます。
また、カーペットのみを集中清掃と吸引ブースト、毛足の長いカーペットでカーペット回避、通常通りの吸引と水拭きなど、環境に応じた清掃設定が可能。カーペットやラグが敷いてある場合にも、それぞれに適した清掃を行ってくれます。
ゴム製フローティングブラシで毛が絡みにくい。毛を取る手間いらず

まず、ロボット掃除機の吸引口にあるブラシに、ほこりや髪の毛が絡むと、手で取る手間やほこりに触らなければいけない嫌悪感などが生まれます。その点、本製品の吸引口に搭載されているゴム製の「フローティングブラシ」は、毛が絡みにくいのが魅力です。
1回編集部での清掃を終えて、ブラシを確認しましたが、毛がらみは見られませんでした。都度絡まった毛を取り除く手間がいらず、本体のメンテナンス頻度を減らせるのもポイントです。
さらに、別売りのトライカットブラシも便利。毛が絡まった場合も自動的にカットされ、ダストボックスに送られるので、ほぼ毛がらみが発生しません。
圧力を掛けながら頑固な汚れまで落とす「DuoScrub水拭きシステム」

DreameBot L10s Ultra Gen 2の水拭きは、ただ濡れたモップを引きずるだけでなく、モップを高速回転させて圧力をかけながら清掃。床の時間がたった飲みこぼし跡などもきれいに拭き上げられます。
また、床や汚れの度合いに応じて、アプリ上から水量を32段階で調節可能。壁際掃除の際や方向転換時には水量を自動的に抑え、「水拭きした跡を残しにくい」ことを考慮しているのも画期的だと感じました。
さらに、アプリから「ペットケアモード」をオンにすれば、水拭き後に床がすぐ乾くような水量まで調節。足の裏が濡れることや、ペットがすべりやすいなどのリスクを軽減できるのも魅力です。
モップを伸縮する「モップエクステンド技術」。壁際やテーブルの足回りもしっかり掃除

DreameBot L10s Ultra Gen 2本体が、部屋のへりを認識し、モップ部分を最大4cm伸ばしながら清掃してくれる機能が「モップエクステンド技術」です。
従来モデルでは、本体の下にモップが隠れていましたが、本製品は普段隠れているモップ部分を伸ばしながら清掃することで、部屋のへりも拭き残しが発生しにくくなっているのが魅力です。
壁際だけでなくテーブルの脚回り、ソファーなど家具のちょっとした下のすき間など、細かい掃除漏れを極限まで減らし、隅々まできれいな部屋を保てます。
実際に走行させてみたところ、テーブルの脚周りなど、障害物の周辺でもモップを伸ばしていたのが印象的。通常の掃除機がけではカバーしにくい箇所もゆっくりと入念に清掃を行っており、ほこりが残りにくいと感じました。
「Smart Pathfinder」と「3DAdapt技術」で家をすみずみまで効率よく清掃。回避機能もすごい

DreameBot L10s Ultra Gen 2は、スムーズに部屋をくまなく掃除してもらうため必要な「マッピング能力」や「障害物回避能力」にも優れています。
ナビゲーションシステムの「Smart Pathfinder」は、暗闇のなかであっても、部屋の間取りや家具の位置を賢く判断。家中を高速でマッピングし、正確な清掃ルートを作成してくれます。
また、平面だけでなく「3DAdapt技術」により、高度な3Dマップ作成も可能。家具などの情報も加味しつつ効率のよいルートを考え、障害物をよけながらスマートに清掃を行ってくれます。
iPhoneの一部機種なら、マッピング中に「ARスキャン」を行い、家具情報を追加し、精度を向上させることも可能。編集部でも、スリッパや延長コードなど、家庭を想定した障害物をいくつか床に置いて走行させてみたところ、スムーズに回避しながら清掃を行っていました。
専用アプリ「Dreamehome」からコントロール可能。自宅に合った清掃方法へカスタマイズ

スマホ連携や機能もロボット掃除機において重要なポイント。DreameBot L10s Ultra Gen 2は、専用アプリ「Dreamehome」をスマホにダウンロードして連携します。具体的な機能は以下の通りです。
- 本体のリモートコントロール
- デバイス情報の確認や受信(製品の全機能確認/タスクやエラーメッセージ取得/アクセサリの使用データ取得)
- 家の地図確認
- 特別エリアのクリーニング
- 立ち入り禁止区域の設定
- 清掃スケジュール設定
- ロボット掃除機本体のファームウェアアップデート
- 製品マニュアル確認
- 音声コントロール設定
- デバイス共有
ロボット掃除機においてあったら便利な機能はひと通り揃っていました。アプリ画面もすっきりしていて使いやすく、初めてでも操作が簡単にできると感じました。
また、本製品は専用デバイスを持っていれば、Amazon AlexaおよびGoogleアシスタントなどの音声コントロールアシスタントを利用できます。
ハンズフリーで「掃除を始めて」などの音声指示ができ、今掃除してもらいたいときなど、わざわざスマホで操作する必要がないのもうれしいポイントです。

製品情報
ドリーミー(Dreame) DreameBot L10s Ultra Gen 2

本体寸法 | 350×350×97.2mm |
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本体質量 | 4kg |
最大吸引力 | 10000Pa |
ベースステーション寸法 | 457×340×590.5mm |
ベースステーション質量 | 8.5kg |
ダストバッグ容量 | 3.2L |
モップリフトアップの高さ | 10.5mm |
バッテリー容量 | 5200mAh |
最大駆動時間 | 最大160分間(※1) |
乗り越え可能な高さ | 20mm(※2) |
付属品 | ・ロボット掃除機本体 ・ベースステーション ・サイドブラシ ・ユーザーマニュアル ・自動洗剤投入口 (取り付け済み) ・モップパッドホルダー×2 ・モップパッド (取り付け済み)×2 ・クリーニングツール ・洗浄液 ・ベースステーションランプ延長プレート ・ダストバッグ (取り付け済み) |
※1:標準設定での吸引モードにおける時間。Dreameの社内研究所のデータに基づく。実際の性能は室内環境によって異なります。
※2:Dreameの社内研究所でのテスト結果に基づきます。
掃除からメンテナンスまで、すべてを行ってくれる完全自動運転システムを備えたDreameBot L10s Ultra Gen 2。2023年の旧モデルから性能は上がったにもかかわらず、発売時の定価が下がっており、2年での技術進歩や企業努力がうかがえました。忙しい生活において、家事の負担を軽減するための魅力的な選択肢となります。ぜひその便利さを確かめてみてください。