自動で掃除をする「ロボット掃除機」。ロボット型クリーナーや掃除用ロボットとも呼ばれており、エントリーモデルからハイエンドモデルまで、さまざまなモノがラインナップされています。基本的な機能だけを求める場合は、低価格のロボット掃除機がおすすめです。
そこで今回は、おすすめの安いロボット掃除機をご紹介。選び方もあわせて解説するので、ぜひチェックしてみてください。
ロボット掃除機とは?

By: rakuten.co.jp
ロボット掃除機とは、自動的に掃除をするロボットのことです。ロボット型クリーナーや掃除用ロボットとも呼ばれています。掃除の手間を省けるのがロボット掃除機の魅力。スイッチを入れると自動で掃除を始めるため、手動で掃除機を動かさなくてよいのがポイントです。
家庭用のロボット掃除機は、本体にバッテリーを内蔵しているので、コードレスで動きます。コンセントの位置を気にせずに掃除できるのも魅力。落下防止・障害物検知などの機能を備えたモデルもラインナップしています。
また、エントリーモデルからハイエンドモデルまで豊富な種類を展開。ハイエンドモデルほど機能性に優れている傾向にあります。ただし、基本的な性能のみを求めているなら、低価格で購入できる安いロボット掃除機がおすすめです。
安いロボット掃除機の選び方
清掃方法をチェック

ロボット掃除機の清掃方法は、大きく分けて「吸引タイプ」「拭き掃除タイプ」「吸引・拭き掃除タイプ」の3種類があります。タイプによって清掃方法が異なるので、使用する場所に合わせて選んでみてください。
「吸引タイプ」は、吸引口からゴミを吸い込むタイプです。自動走行しながらゴミを集めて、本体のダストボックスに吸い込みます。ゴミをかき集めるためのサイドブラシを搭載しているモデルもあり、畳・フローリング・カーペットなどの掃除が可能です。
「拭き掃除タイプ」は、自動で拭き掃除ができるタイプ。本体裏面のモップでゴミを吸着させるので、排気がなく床のホコリなどを巻き上げにくいのが特徴です。「吸引・拭き掃除タイプ」は、吸引による掃除に加えて、床の水拭きもできるハイブリッドタイプ。床面に合わせて使い分けられるのが魅力です。
清掃能力をチェック
メインブラシの有無

By: amazon.co.jp
効率的にゴミを集めるためには、回転するメインブラシが吸引口にあるかどうかもチェックしておきましょう。メインブラシは、フローリングの溝やカーペットに入り込んだゴミをかき出す役割を果たします。カーペットなどをしっかりと掃除したい方は、メインブラシを搭載したモデルがおすすめです。
ただし、メインブラシを搭載したモデルは、髪の毛などが絡みやすく、お手入れが必要になることも。フローリングの掃除がメインの場合は、メインブラシのない吸引口のみのモデルでも十分掃除できます。
普段掃除をする場所に合わせて、メインブラシが必要かどうか検討してみてください。
吸引口の大きさ

By: amazon.co.jp
ロボット掃除機を選ぶ際は、吸引口の大きさを確認するのも重要です。ゴミを吸い取るための吸引口が大きいと、髪の毛やペットの毛などを一度に吸い込みやすいのが特徴。効率よく部屋の清掃がおこなえます。
安いロボット掃除機のなかでも、モデルによって吸引口の大きさが異なるので、購入する前にチェックしてみてください。
ナビゲーション能力をチェック
乗り越え可能な高さ

By: amazon.co.jp
乗り越え可能な高さが低いロボット掃除機は、カーペットなどを乗り越えられず、段差で引っかかったり止まったりする可能性があります。部屋に段差がある場合は、乗り越え機能に優れたロボット掃除機がおすすめです。
乗り越え機能を備えたモデルを選ぶ際は、どれくらいの高さの段差を乗り越えられるのかもチェックしましょう。
落下防止センサー

By: amazon.co.jp
ロボット掃除機を選ぶ際は、落下防止センサーを搭載しているかもチェック。階段や玄関などの段差に落下すると、本体が故障したり床が傷付いたりします。段差が多い家の場合は、落下防止センサーを搭載したロボット掃除機がおすすめです。
落下防止センサー搭載のモデルなら、本体下の距離を測定して大きな段差を検知。階段や玄関の手前でロボット掃除機が引き返します。
サイズと形状をチェック

By: amazon.co.jp
ロボット掃除機は、本体のサイズが大きくなるほど、より多くの機能を搭載している傾向にあります。一方で、コンパクトサイズのロボット掃除機は、ソファやベッドの下などの手が届きにくい場所を掃除しやすいのがメリットです。
ロボット掃除機の主な形状は、「丸型」「四角形」「三角形」「D型」の4種類。丸型は家具や段差などの障害物が多い部屋におすすめです。四角形・三角形は、部屋の隅や壁際の掃除が得意。D型は、丸型・四角形・三角形の特徴を組み合わせたハイブリッドタイプです。
三角形・D型のロボット掃除機は、ハイエンドモデルに多く採用されています。安いモデルだとラインナップが少ないため、留意しておきましょう。
その他の便利機能をチェック
スケジュール設定

By: amazon.co.jp
スケジュール設定機能は、専用アプリで事前に掃除開始のスケジュールを設定しておくと、ロボット掃除機が自動で掃除を開始・終了する機能のことです。手動で操作する必要がないので、外出中でも部屋を掃除できます。
モデルによっては、曜日と時間を組み合わせたスケジュールを設定可能。決まった日時で掃除をしたい方にもおすすめです。
スマホ連携

By: amazon.co.jp
Wi-Fi機能を搭載しているロボット掃除機なら、スマホと連携できます。専用アプリを使用すれば、掃除の開始・終了などの操作が可能。さらに、掃除した場所のチェックやスケジュール設定をスマホから管理できるモデルもあります。
専用アプリによって特徴が異なるため、購入する前に機能を確認しておきましょう。
静音性をチェック

By: amazon.co.jp
マンションやアパートなどの集合住宅の場合は、静音性に優れたロボット掃除機がおすすめです。音の大きさを表す単位は「デシベル(dB)」で、数値が大きくなるほど音も大きくなります。
静音性に優れたロボット掃除機を探しているなら、50〜60dB前後のモデルを選びましょう。
安いロボット掃除機のおすすめ|1万円以下
DOMO ロボット掃除機 DM0001BK
W回転ブラシと強力ファンでゴミをキャッチするロボット掃除機です。本体サイドにあるW回転ブラシのはたらきで、ホコリやペットの毛などをかき集めます。本体の高さは約7.6cm。コンパクトサイズのため、狭い家具の下に潜り込みながら掃除をおこなえます。
走行プログラムは、壁沿い走行・田の字走行・らせん走行の3種類。部屋の間取りや汚れ具合に応じて走行プログラムを切り替えられます。約0.5cmまでの段差を乗り越えられるため、ジョイントマットや薄いカーペットの上も走行可能です。
約150mlのダストボックスを採用。ダストボックスは取り外し式なので、ゴミ捨ても簡単です。また、水洗いにも対応しており、常に清潔な状態を保てます。
明誠 ロボット掃除機 HKS-803

高さ約7.5cmのスリムボディを実現したロボット掃除機です。ベッドの下やソファの下など、狭いスペースにも入り込みやすいのが特徴。ホコリやゴミが溜まりやすい場所も簡単に掃除できます。
掃除モードは、自動モードとスポットモードの2種類。自動モードは、電源を押すだけで自動走行しながら掃除をおこないます。家具の場所に合わせて進行方向を変えるため、わざわざ家具を移動させなくて済みます。スポットモードは、汚れが気になる場所を集中的に掃除可能です。
1回の充電で約1.5時間の連続運転が可能。あらかじめ充電しておけば、一度に複数の部屋を掃除できます。ダストボックスの容量は約200mlです。コンパクトサイズながら大容量のダストボックスを備えているため、たくさんのゴミを吸引できます。
ベルソス(VERSOS) ロボット掃除機 VS-N001SY
多機能ながらリーズナブルな価格帯を実現した安いロボット掃除機です。段差を感知して落下を防ぐ「落下防止センサー」や、障害物の位置に合わせて自動で方向転換する「ショックセンサー」を搭載。家具がたくさんあるリビングや、段差のある玄関まわりも掃除できます。吸引力だけでなく、安全性に配慮しているのがポイントです。
走行プログラムは、自動モード・念入りモード・スポットモード・隅っこモード・マニュアルモード・モップモードの6種類。特定のエリアを集中的に掃除したいときはスポットモード、コーナーのゴミをとりたいときは隅っこモードなど、掃除する場所に応じて走行プログラムを切り替えられます。
また、モップを使った掃除も可能です。1回の充電で約90分の連続運転を実現。リビングや寝室など、一度に複数の部屋を掃除できます。
安いロボット掃除機のおすすめ|2万円以下
アンカー(ANKER) Eufy RoboVac 15C

約7.2cmの薄型ボディを採用した安いロボット掃除機です。コンパクトサイズながら、1300Paのパワフルな吸引力を発揮します。100分の連続運転時間を実現するなど、バッテリー性能に優れているのもポイントです。
専用アプリ「Eufy Clean」をインストールすると、スマートフォンとの連携が可能。ロボット掃除機の走行ルートをコントロールしたり、掃除のスケジュール設定をしたり、さまざまな機能を活用できます。あらかじめ掃除時間を予約しておけば、手動で操作しなくても掃除を始めるのが魅力です。
本体の上面には、傷が付きにくい強化ガラスカバーを配置しています。シンプルかつ清潔感のあるデザインなので、インテリアとして馴染みやすいのも特徴です。
EICOBOT ロボット掃除機

2000Paのパワフルな吸引力を実現した安いロボット掃除機です。微細なホコリから大きなゴミまで残さずキャッチします。1回の充電で約130分の連続運転が可能。バッテリー残量が少なくなると、自動で充電器に戻ります。掃除中にバッテリーが切れる心配がないのが特徴です。
衝突防止・落下防止・乗り越え防止・挟み防止のセンサーを内蔵。家具や階段などを感知すると、自動で方向転換します。家具に衝突や階段から落下するなどのアクシデントを防げるのがポイントです。
床の環境に合わせて吸引力を調節する機能を搭載。フローリングは吸引力をおさえて、カーペットは吸引力を上げるなど、賢く運転します。使用する場所ごとに吸引力を手動で切り替える必要がないのも魅力です。
AIRROB ロボット掃除機 P20
吸引力を追求した独自の「Scraperテクノロジー」を採用したロボット掃除機です。ゴミやホコリを効率よくかき集める回転ブラシを搭載。フローリングの隙間にある細かいホコリまでキャッチします。床に配慮した設計なので、掃除中にフローリングを傷付けないのもポイントです。
吸引モードは、静音モード・標準モード・強力モード・MAXモードの4種類。部屋の汚れ具合やシチュエーションに応じて吸引モードをコントロールできます。
専用アプリをインストールすると、スマートフォンとロボット掃除機の連携が可能。スマートフォンから掃除エリアを確認したり、掃除のスケジュールを設定したり、さまざまな便利機能を活用できます。あらかじめ掃除時間を予約しておけば、掃除を忘れる心配がないのもメリットです。
Lefant ロボット掃除機 M210
コンパクトサイズかつスリムボディを採用した安いロボット掃除機です。狭いスペースにも入りやすいのが特徴。家具の引っかかりが少ないので、スムーズに掃除をおこなえます。ホコリが溜まりやすい、ベッドやソファの下も掃除可能です。
周囲の間取りや障害物を感知する「FreeMove 3.0テクノロジー」を内蔵。障害物や階段を感知しながら賢く走行します。
Amazon AlexaやGoogle Assistantの音声アシスタントにも対応。あらかじめスマートスピーカーに連携しておけば、声をかけるだけでロボット掃除機をコントロールできます。
KYVOL ロボット掃除機 E20

2500Paのパワフルな吸引力を発揮するロボット掃除機です。約15mmまでの段差を乗り越えられるため、カーペットや畳など、床環境を選ばずに走行できます。約150分間の連続運転を実現。一度に広範囲を掃除できます。
「衝突防止センサー」や「落下防止センサー」を搭載。障害物や段差を感知して、自動で方向転換します。「境界線テープ」が付属しており、掃除したくないエリアを自由に調節できるのもポイントです。
ダストボックスの容量は約600ml。大容量のダストボックスなので、一度にたくさんのゴミを吸引できます。また、ダストボックスは取り外し可能です。水洗いにも対応しているため、常に清潔な状態を保てます。
EICOBOT ロボット掃除機 BR150

1台2役のはたらきをする安いロボット掃除機です。吸引モードと水拭きモードを搭載。ホコリをキャッチするときは吸引モード、液体をこぼしてしまったときは水拭きモードなど、用途に応じてモードを切り替えられます。吸引モードは、2600Paのパワフルな吸引力を実現しており、微細なゴミもキャッチしやすいのが特徴です。
床環境に合わせて吸引力を調節する機能を内蔵。フローリングからカーペットに移動したときに、自動で吸引力を調節します。また、壁際清掃や集中掃除など、多彩な清掃モードを使い分けられるのが魅力です。
バッテリー残量が少なくなると、自動で充電器に戻る「自動充電」機能を備えています。掃除中に充電が切れる心配がないのもポイントです。
Vactidy ロボット掃除機 T7

吸引と水拭きどちらにも対応した安いロボット掃除機です。本体前面には、ローラーブラシを配置。ホコリやゴミをかき集めながら掃除します。パワフルな吸引力を発揮しながら、静音性に優れているのもポイントです。早朝や深夜など、時間帯を気にせず掃除できます。
走行プログラムは全4種類。自動モードだけでなく、壁際や特定のエリアの掃除に特化した走行プログラムも存在します。用途に合わせて走行プログラムの使い分けが可能です。
Amazon Alexa・Google Assistant・Siriなどの音声アシスタントにも対応。声をかけるだけでロボット掃除機を動かせます。家事や育児など、手が離せないシチュエーションでもロボット掃除機の操作が可能です。
自動で掃除ができる「ロボット掃除機」。最低限の機能だけを求めているなら、1万円以下のロボット掃除機がおすすめです。より充実した機能を搭載しているモデルを探している場合は、2万円以下のロボット掃除機がぴったり。今回ご紹介した選び方を参考に、自分の部屋に適したロボット掃除機を見つけてみてください。