家の床を自動で清掃してくれる便利な「ロボット掃除機」。しかし、ベッドや棚の上、家具の間の狭い隙間などカバーできない箇所もあり、家中をすみずみまで掃除したいと思う方が多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ロボット掃除機とハンディクリーナーが1台のステーションに集約された、エコバックスの「DEEBOT T30S COMBO」をご紹介。これからロボット掃除機を導入しようとしている方も、買い替えを検討している方も、ぜひチェックしてみてください。

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ハンディクリーナー付きの「OMNIステーション」。温水モップ洗浄・熱風乾燥など便利な機能が搭載

3種類のブラシ付きのハンディクリーナー。ロボット掃除機が届かない狭い隙間や高所も掃除可能

「DEEBOT T30S COMBO」の「OMNIステーション」には、ロボット掃除機としては珍しくハンディクリーナーが付属。ブラシは3種類を、掃除する場所に応じて付け替えられます。

ソファーやベッドなどに使える「ミニパワーブラシ」、家具の隙間などに使える「隙間ブラシ」、家具の表面などに使える「ダストブラシ」で、ロボット掃除機では清掃しきれない箇所もカバー。ブラシはすべてステーション内に収納できます。

通常、床掃除をするための掃除機やロボット掃除機と、隙間など手の届きにくい箇所を掃除するハンディクリーナーは別々のモノ。家庭の清掃に求められるすべてのニーズをカバーすることはできません。

DEEBOT T30S COMBOはロボット掃除機とハンディクリーナーを1台にしたことで、部屋全体360°をくまなく清掃することを可能にしています。クリーナーツールをいくつも揃える必要がなく、1台でコンパクトに集約できるのも嬉しいポイントです。

ロボット掃除機だけでなくハンディクリーナーのゴミも自動収集。紙パックは約60日間交換不要

OMNIステーションには、自動ゴミ集塵機能が備わっています。ロボット掃除機はもちろん、ハンディクリーナーからもゴミを収集してくれるのがポイントです。

一般的なハンディクリーナーは、ダストカップを開けて中のゴミを取り除く必要があるため、ホコリを吸い込んだりゴミに直接触れたりする可能性が高くなってしまいます。そのため、ハンディクリーナーの中のゴミも自動吸引してくれることで、ゴミに触れずに済むのは大きなメリットです。

紙パックはコンパクトながら3Lと大容量で、約60日間交換が不要。掃除にかかる手間を極力減らせます。また、ゴミパックはセットされた状態から持ち上げると口が閉じる仕様で、ゴミを見たり触ったりせずに捨てられるのも嬉しいポイントでした。

コンパクトながら70℃の温水モップ洗浄と2時間の熱風乾燥機能付き。生乾き臭を予防

DEEBOT T30S COMBOのOMNIステーションは、ゴミ収集だけでなく、モップの温水洗浄と温風乾燥といった機能も搭載されている高機能タイプ。モップを70℃の温水で洗浄することで皮脂のような頑固な汚れも落としやすく、熱風でしっかり乾かすことで、生乾き臭も防げます。

自分でやることといえば、定期的に清水タンクに水を補充し、汚水タンクの水を捨てるだけ。床掃除に関することはほぼ手放しで任せられるため、仕事・家事・育児などで忙しい家庭でも活躍する製品です。

機能が充実しているにもかかわらず、ステーションのサイズは55.4×44.3×52.75cmと、比較的コンパクト。リビングに置いてみても圧迫感があまりなく、ほかのインテリアを邪魔しにくいと感じました。

メインの床掃除を担当するロボット掃除機も高性能

モップを伸ばして掃除する「TruEdgeエッジクリーニング」とダブルの強力モップ「OZMO Turbo 2.0」で頑固な汚れも掃除

DEEBOT T30S COMBOは、床をきれいに拭き上げるための機能が2つ搭載されており、水拭き性能にも優れています。1つ目は、障害物や部屋の隅・角を認識し、必要な場所でモップを伸ばしたり縮めたりする「TruEdgeエッジクリーニング」です。

モップから隅までの距離を1mmに抑えると謳われており、壁に沿うように水拭きできるため、丸型モップで発生しやすい拭き残しを大幅に減らせます。実際に壁際を走らせてみたところ、モップを出し入れしながら隅まで丁寧に掃除していました。

2つ目は適度に圧を加え、モップが1分間で最大180回転しながら床を拭き上げる、デュアル電動モップ「OZMO TURBO 2.0」。こぼしてから時間が経過したコーヒーのシミのような、頑固な汚れも落とせます。

水拭きの水量はアプリ上から低・中・高の3段階で調節可能。床の汚れ具合や好みに応じて自由にカスタマイズできます。

水拭き中にAIが判断し自動的に再掃除する「インテリジェント・ディープ・モッピング」

AIが搭載されており、水拭き掃除中に清掃具合を分析してくれる点も、DEEBOT T30S COMBOの特徴です。AIが特に汚れている箇所を自動判断し、自動的に「インテリジェント・ディープ・モッピング」モードを起動。汚れているとみなされた箇所は再度モップがけと洗浄を行い、入念に清掃します。

実際に色が濃く汚れを取りにくいソースを床に垂らし、様子をみたところ、その部分だけ2回目の掃除に向かっていました。

11000Paの強力な吸引力。毛が絡みにくい「Zero-Tangleテクノロジー」でお手入れの手間も減らせる

掃除機として非常に重要な吸引力。本製品は11000Paと、数あるロボット掃除機のなかでも高水準の吸引力を誇っています。カーペットやフローリングの溝にたまったゴミなどを、強力に吸い込んでくれるのも魅力です。

また、ロボット掃除機本体の裏面にある、2つの櫛歯アレイ構造や帯電防止のV型ブラシを組み合わせた「Zero-Tangleテクノロジー」にも注目。髪の毛やペットの毛などが絡みにくい素材や構造により、毛の絡まりによる吸引力の低下を防ぐだけでなく、都度絡まった毛髪を取り除く手間を省けます。

実際に、SAKIDORI編集部の部屋の床一面を掃除し、裏を確認してみましたが、ブラシにほぼ毛が絡みついていませんでした。「手放しで掃除を任せる」ための工夫が、細部にまで施されているのも嬉しいポイントです。

正確かつスムーズに走行。障害物をしっかり回避するうえ吸い残しや拭き残しが少ない

DEEBOT T30S COMBOは、車の自動運転にも用いられる「D-ToF技術」を応用した「TrueMapping 2.0」を採用し、マッピング能力も優秀です。部屋の間取りや家具の位置、自己位置を高精度で把握。効率的なルートをたどり、部屋のすみずみまで清掃してくれます。

また、iOSとAndroidに対応している「ECOVACS HOME」アプリ上で作成された、3Dフロアマップにアクセスすることが可能。指定した場所のみを清掃したり、立ち入り禁止区域を設定したりと、カスタマイズして清掃を行えるのも便利です。

さらに、「TrueDetect 3D 3.0」によって、床に置いてある小さな障害物も把握し、スムーズに避けて走行。ほかにも、カーペットを検知するとモップを9mm自動で持ち上げる「モップ自動リフトアップ機能」を搭載しており、カーペットを濡らさずに清掃できるのも便利です。

10畳ほどのリビングで走行させたところ、約5分とスピーディーにマッピングが完了。床に置いてあるスリッパや延長コードなどの障害物もスムーズに避けて走っていました。

操作はさまざまな方法で手軽に。スマホのウィジェットやApple Watchからも操作できる

DEEBOT T30S COMBOはスマホと連携することで、清掃指示・清掃設定・清掃スケジュール設定・カスタム清掃などさまざまな操作が行えます。

また、アプリを立ち上げなくても、iOSやAndroidスマホからのウィジェット操作ができるようになっているのが進化ポイント。Apple Watchからも簡単な操作・確認ができます。

さらに、AI音声アシスタント「YIKO(イコ)」を搭載しており、音声操作も可能。自分のやりやすい方法で手軽に操作を行えるため、初心者にも優しいと感じました。

コスパの高いロボット掃除機として注目される「エコバックス(ECOVACS)」とは?

エコバックスは、1998年に設立された家庭用ロボット専門メーカーです。中国から拡大していき、日本・ドイツ・アメリカに子会社を設立。2024年7月現在では、世界170の国や地域で多くのユーザーに愛されています。

利益の半分を研究開発費に配当し、毎年20以上の新しい製品開発に取り組むなど、研究開発に力を入れているのがポイント。345の商標登録と1000以上の特許を取得しています。

家庭用の製品はモップ付き床掃除ロボットの「DEEBOT」や窓掃除ロボットの「WINBOT」、モバイル空気清浄機「ATMOBOT」がメイン。エコバックスの製品は障害物回避やマッピング能力に優れています。高精度で部屋を清掃してくれるため、掃除のやり残しが発生しにくいのが魅力です。

製品情報

エコバックス(ECOVACS) DEEBOT T30S COMBO