パソコンの画像をディスプレイやTVで見たいと思った時、機器の裏面を確認すると接続端子の形状が異なり、接続の仕方がよくわからずに悩むことがあります。そこで便利に使えるのが「HDMI-VGA変換ケーブル」。このケーブルを使えば古いPCの画像を新しいTVに映すことが可能です。

しかし、実際に店頭で買おうと思っても種類がありすぎて何を選べばよいかわからないものです。そこで今回はHDMI端子とVGA端子の特長をそれぞれ解説し、HDMI-VGAの変換ケーブルの選び方やおすすめの製品をご紹介します。

HDMI端子とVGA端子の違い

By: amazon.co.jp

HDMI端子とVGA端子の違いは前者がデジタル信号専用、後者がアナログ信号専用と区別することができます。デジタル信号を扱うHDMI端子は映像、音声、制御信号を送れますが、アナログ信号専用のVGA端子は映像、制御信号のみしか送ることができないので、別途オーディオケーブルを接続する必要があります。

HDMI端子はTVやパソコンに配信されるコンテンツの著作権保護機能に対応し、地デジの映像やブルーレイコンテンツを視聴することができますが、アナログ信号のみのVGAはこの機能に対応していません。

さらに、コネクタの形状にも大きな違いがあります。HDMIの端子はUSBに近い形状で差し込みやすくなっていますが、VGA端子には15本の金属のピンがありやや差し込みにくい形状なほか、両脇にあるピンで留める必要があり、接続に手間がかかります。

HDMI端子の特長

2003年以降に登場したHDMI端子は、近年のTVやパソコン、モニターに搭載されていることが多く、音声と映像を劣化させずに送受信できるので、例えばパソコンの動画を大画面テレビに写して楽しみたいという時に便利です。また、ケーブル1本で2つの機器を接続できるので、会議やプレゼンなどのビジネスシーンでも多様されます。

その他にも、フルHDの1920×1080や最近話題の高画質規格である4Kにも対応できる点やケーブル自体の品質が劣化しにくいのも特長です。ただし、製造コストが高く製品自体も高価なので、購入する際は価格をしっかりチェックしておきましょう。

VGA端子の特長

VGA端子はかつて「D-Sub」や「アナログRGB端子」と呼ばれていた端子。1987年にIBM社が開発して以来、1本のケーブルで色の3原色を扱える画期的な端子として話題となり、以後のPCに標準装備されています。最近の主流はHDMI端子に移りつつありますが、VGA端子は汎用性の高い接続規格として現在でもパソコンやディスプレイに搭載されていることがあります。

VGA端子はアナログ信号を送るので、端子のピンの状態やケーブルの品質、ケーブルの長さなどが映像の質に大きく影響します。HDMI端子がメインとなる昨今においては、VGA端子はサブないしHDMI端子の接続に問題が生じた場合の緊急用としての立ち位置です。

HDMI-VGA変換ケーブルの選び方

By: amazon.co.jp

パソコンにはHDMI端子があるが、接続したいディスプレイにはVGA端子しかない。こんな時におすすめなのが「HDMI-VGA変換ケーブル」です。このケーブルを使用すると、アナログ信号をデジタル信号に、デジタル信号をアナログ信号に変換できるので、端子が異なる機器同士を接続して映像を楽しめます。

HDMI-VGA変換ケーブルを選ぶ際にまず確認したいのは変換の向きです。商品のパッケージに「HDMI to VGA」と書かれているものは、HDMI端子のある機器からVGA端子のある機器に信号を送るケーブルであり、VGA端子側からHDMI端子側に信号を送ることができません。

「VGA to HDMI」と書かれているものはその逆になります。HDMI-VGA変換ケーブル1本で双方の信号を送受信できないということを認識し、出力機器と入力機器の端子をよく調べた上で購入しましょう。

さらにHDMI-VGA変換ケーブルの対応解像度とディスプレイの解像度も確認が必要です。フルHDや4Kなどに対応するHDMI-VGA変換ケーブルを使っても、ディスプレイ側が低解像度であれば表示できる映像の解像度は当然ディスプレイの能力までとなるので、高解像度に対応するHDMI-VGA変換ケーブルを使うのは意味がなくなります。

HDMI-VGA変換ケーブルを選ぶ場合は、ディスプレイの最大解像度を確認して各製品のポテンシャルに見合うものを使うようにしましょう。

HDMI-VGA変換ケーブルのおすすめ

ホーリック(HORIC) HDMI to VGA HDVG20-114BK

HDMIからVGAへ変換できる2mのケーブル。シンプルなデザインが特長の製品です。HDIM側のケーブル端子に「HDMI to VGA」と白文字ではっきり書かれているので、接続を間違えずに使える点もポイント。価格なリーズナブルな点も魅力です。

オーキー(AUKEY) HDMI VGA 変換アダプター CB-V4

本製品はコネクターに金メッキが施されているので耐久性と安定性に優れています。ケーブルは20cmと短く小型設計なので持ち運びに便利です。解像度は最大1920×1080までサポート。会議やプレゼンなどのビジネスシーンなどではオフィスでの共有アイテムとして用意しておくと便利です。

シュアファイヤー(SURE-FIRE)Vodaview HDMI to VGA変換アダプタ VV-HDAVGA-W-DO

コート長さ15cmのコンパクトな「HDMI to VGA変換ケーブル」。パソコンモニターに使用した場合は解像度1920×1200(WUXGA)まで対応できるので、大画面で映像を確認したい時に便利です。

パソコンとテレビをつないだ時に同じ画面を写す複製モードと別々の画像を映す拡張モードの両方に対応しているので、2つの機器をさまざまなシチュエーションで使いたい方にもおすすめ。汎用性の高いアイテムを探している方におすすめです。

ガナ(GANA) VGA to HDMI変換アダプタ 003VGA-HDMI-cable

VGA信号をHDMIに変換する16.5cmのケーブル。VGA側には50cmとUSBケーブルと40cmオーディオケーブルがセットになっているので、送信側がHDMIに対応していなくても音声などを転送することができます。

また、USBケーブルから給電が行えるので、別途電源となるACアダプターを用意したいのもポイント。解像度は720P/1080i/1080Pに対応しているので、新旧問わずさまざまな映像を幅広く楽しみたい方におすすめです。

キュウトウ(QTuo) VGA to HDMI変換ケーブル JQ-12

VGA信号をHDMIへ変換するケーブル。VGA側にはオーディオケーブルがあるので音声にも対応、HDMI側にはUSBケーブルが接続できるので給電も容易と、使い勝手は良好です。

解像度は800×600から1920×1080までカバー。なお、コネクタ端子に錆に強く接触抵抗が低い金メッキを採用しているので、耐久性に優れたケーブルを探している方にもおすすめです。