単語の意味を調べる際に便利な「電子辞書」。タッチパネルに対応した機種や音声や動画を再生できる機能が搭載されているモデルなど、思いのほかさまざまな製品がリリースされています。多言語に対応したモノも豊富にラインナップされており、国内で使っているスマホが使えない海外旅行時にも便利でおすすめです。

そこで今回は、2017年の電子辞書をランキング形式でご紹介。電子辞書の基礎知識や選び方も合わせてチェックしてみてください。

電子辞書の種類

語学学習系辞書

語学学習系は、最もスタンダードなタイプの電子辞書です。さらに細分化すると国語辞典や漢字辞典の機能に特化した国語系、和英辞書や英和辞書の機能を備えた英語系、そして、英語以外の第二外国語を学べる外国語系に大別することができます。

これらの電子辞書のうち、特に人気なのは英語系です。ビジネスで英語を求められるシーンが増えていることから、需要が高まっています。学生用の辞書もあれば、TOEICに特化している辞書までさまざまな種類の電子辞書がリリースされています。

生活一般系辞書

生活一般系辞書とは、冠婚葬祭や趣味、教養、海外旅行に行ったときの旅行用会話集など、生活していく上で役に立つ情報が入っている電子辞書のことです。書籍でこれらの知識を得る場合はたくさんの本を持ち運ばなければなりませんが、電子辞書ならばコンパクトで持ち運ぶのも容易です。

近年は語学学習系+生活一般系など、セットになっている場合がほとんど。時間が空いた時に見ているだけでも、知識や教養を身につけられるのでおすすめです。

専門知識系辞書

専門知識系辞書は、金融や医学、法務などの専門知識について調べることができる電子辞書で、高度な学習や実務を必要とする方に役立ちます。

通常の国語系や英語系の機能も備えているので、ビジネスパーソンはもちろん、教養を必要としている学生にもおすすめの電子辞書です。

ビジネスと学生用だと選ぶものは違う?

電子辞書は本的には使用する人の年齢に合ったものを選ぶようにしてください。例えば、社会人向けの電子辞書は、中高生用のものと比べて単語数が充実しています。ビジネスレベルの英単語を知りたいときは特に重宝することでしょう。また、英単語の例文も高度なものが多く、TOEIC対策をするならば社会人向けの電子辞書がおすすめです。

一方、中高生用の電子辞書は、社会人用の辞書と比べて収録されている単語数は少ないのですが、必要な情報にアクセスしやすいというメリットがあります。また、中学生向けの電子辞書ならば主要5教科(国語・数学・理科・社会・英語)に対応していたり、高校生ならセンター試験のリスニング対策がされていたり、学生に役立つコンテンツが豊富です。

このように、電子辞書は対象によって細かくカスタマイズされています。単語の数はもちろん重要ですが、それ以外の便利機能についてもチェックしてみてください。

電子辞書の選び方

電子辞書といっても、国語・英語機能を有したスタンダードなタイプから、英語に特化したタイプ、専門知識や一般常識などを網羅したタイプなど、さまざまな製品があります。自分に適したモノを選ぶためのポイントをご紹介しましょう。

使いたい辞書が収録されているか?

まずは、自分が必要としている辞書があるかどうかチェックしましょう。国語系の電子辞書といっても、国語辞典・漢字辞典・カタカナ語辞典・類語辞典など、さまざまな種類があります。「広辞苑」や「大辞林」など、収録されている辞書によっても使用感が異なるので、慣れ親しんだものがあるのならば、辞書から選ぶのもおすすめです。

簡単な英単語について知りたいときは英和辞典・和英辞典があれば十分ですが、本格的に英語学習をする場合は英英辞典を備えた電子辞書だと、より深く英語を理解することができます。

最大使用可能時間

電子辞書を外出先で使用することが多い場合は、最大使用可能時間を確認しておきましょう。液晶がカラーのものは、モノクロと比べて消費電力が多いので、稼働時間を重視する方はモノクロタイプの電子辞書を中心に選ぶのがおすすめです。

稼働時間を気にせずに使いたい方には電池式の電子辞書がおすすめ。ただし、海外旅行に持っていく場合、電池の種類によっては入手しづらいこともあるので留意する必要があります。

タッチパネル機能

近年、キーボードだけではなく、タッチパネルで各種操作が行える電子辞書がリリースされています。項目の選択、画面のスクロール、文字の拡大・縮小など、スマートフォンやタブレットのように操作できるのが魅力です。

ただし、単語を調べるだけならばキーボード入力でもできます。タッチパネルを搭載してないモデルは、価格がリーズナブル。コスパ重視の方には液晶パネルタイプの電子辞書もおすすめです。

音声機能

音声機能も、電子辞書を選ぶ際は注目すべきポイントです。特に、英語学習が目的で使用する場合、ネイティブの正しい発音が出力されると、学習効果が高まります。学生向けならば英検やセンター試験対策、社会人向けならばTOEIC対策になるので便利です。

耐久性

電子辞書選びで見落としがちなのが耐久性です。電子辞書は精密機器のため、強い衝撃を受けると壊れてしまう可能性があります。机の上からの落下、満員電車での圧迫、自転車の振動など、故障のリスクはさまざま。特に出先で使用する方は耐久性にも注意してください。

2017年人気の社会人向け電子辞書おすすめランキング

第1位 シャープ(SHARP) Brain PW-SA4

英語や国語などの基本的な辞書から、医学や動物図鑑のような専門書まで、合計100コンテンツを備えた電子辞書。トップページにある「調べる」ボタンを押せば、コンテンツを意識せずに検索を行うことができます。知らない言葉を辞書や図鑑などの複数のコンテンツから一括で探せるのが特長です。

ほかにも、補足説明を省略して意味だけを調べる「早見機能」、一度検索したものを再び表示する「履歴機能」など検索に役立つ機能が豊富。調べたい情報にすぐアクセスできるのが魅力です。また、タッチパネル対応なので、漢字の読み方がわからなくても、漢字を手書きすれば目的の語句を検索できます。

ボディは衝撃や加圧に強い堅牢構造。家庭で使用するだけでなく、旅行などの外出でも役に立ちます。「Brain」専用サイトのブレーンライブラリーから書籍データをダウンロードすれば、電子書籍リーダーとしても使用可能です。

第2位 カシオ(CASIO) XD-G20000

カシオの人気電子辞書「エクスワード」のプロフェッショナルモデル。オックスフォードビジネス英語辞典や経済ビジネス英語表現辞典など、ビジネスシーンで用いられる生きた言葉を収録しています。英語によるスムーズなコミュニケーションを目指している方におすすめです。

また、英語でのスピーチおよび質疑応答を想定した英語文型・文例集が載っているのもポイント。国境を越えて活躍しているビジネスパーソンにピッタリの電子辞書です。

ほかにも、経済・金融・不動産などのビジネス知識のほか、百科事典や歴史辞典などの読み物系コンテンツも豊富。ちょっとした空き時間に読むだけで知見がより広がるだけでなく、スキルアップにも繋がります。

第3位 シャープ(SHARP) Brain PW-NA1

調べることに特化したシンプルな電子辞書です。最大の特長は「スペルチェック機能」。探したい単語や読みがあるけれど記憶があいまいな時は、単語の一部を「?」または「~」に置き換えるだけで、目的の言葉を探すことができます。

また、英語・イタリア語・フランス語・スペイン語・ドイツ語・韓国語・中国語の7ヵ国語に対応した旅行会話集を収録しているのもポイント。ネイティブ音声も収録されているので、生きた英語を学びたい方におすすめの電子辞書です。

また、ポケットに収まるコンパクトサイズながらスピーカーを備えています。音声を話し相手に聞かせるだけでも会話が成立するので、海外旅行の際にも活躍してくれるアイテムです。

第4位 キヤノン(Canon) wordtank IDP-700G

実勢価格1万円を切るリーズナブルな電子辞書です。学研が監修している「国語辞典」「漢字字典」「四字熟語字典」「英和辞典」「和英辞典」「英会話辞典」の6つの辞書を収録しているため、普段使いにピッタリ。「部品検索」が搭載されており、読めない漢字もスムーズに調べられます。

また、電池寿命が約1300時間と非常に長く、時間を気にせずに使えます。ヘビィに使いたい受験生におすすめの電子辞書です。

第5位 カシオ(CASIO) XD-G5900MED

カシオの大人気モデル「エクスワード」を、医学向けにカスタマイズした電子辞書です。通常の辞書類にプラスして、8種類の医学系コンテンツが追加されています。その中には、医学用語用の「英英辞典」「英和辞典」もあれば、薬剤の解説、医療シーンでの英会話集も収録されています。

これ1台で海外専門書のリーディングや、論文の執筆にも対応できるので医療従事者はもちろん、医学生にもおすすめの電子辞書です。

2017年人気の中高学生向け電子辞書おすすめランキング

第1位 シャープ(SHARP)Brain PW-SJ4

小学校高学年から高校生入試までの学習範囲をカバーする電子辞書です。これ1台で「国語」「数学」「理科」「社会」「英語」の5教科に対応できます。

最大の特長は、充実した英語学習機能。従来の電子辞書としての使い方はもちろん、調べた英単語が自動的に単語帳になる「自動英単語帳」をはじめ、赤字を隠せる赤色シート機能などの各種暗記ツールを用いて、小中学生に必要な英語力の土台作りができます。また、タッチペンやマイクを使用して五感を活用しながら知識の定着を図るアプリが採用されているのもポイントです。

5.5型の大画面カラー液晶は使い勝手も良好。文字の表示サイズは7段階に調整できたり、フォントを選べたりと、自分好みにカスタマイズできます。また、画面の表示方向は縦・横に切り替えることが可能。机で電子辞書を使用するときは見やすいように横向きで使い、通学中は縦向きでスマートフォンのようにして使うなど、効率的に学習できます。

「ノート」「カレンダー」「時間割表」「タイマー」など、学校生活に便利なツールも搭載。卒業後は別売りのコンテンツカードを使えばドイツ語やフランス語などの第二外国語に対応できます。大学生になっても使えるコスパ良好な電子辞書です。

第2位 カシオ(CASIO) XD-Y3800

主要5教科の学習コンテンツが揃う中学生向け電子辞書です。例えば、英語学習のための動画コンテンツ「リトル・チャロ」を100話収録していたり、「英語名演説・名せりふ集」という有名人や偉人の映像を収録。これらのコンテンツは、イヤホンを接続することによって通学中でも楽しむことができます。英語耳を鍛えたい場合におすすめの電子辞書です。

ほかにも、数学の解法を分かりやすく解説した「中学数学解法事典」、生物・物理・科学の重要用語が載っている小辞典、地理・歴史・公民をカバーした「中学社会用語集」など、各教科の学習に役立つコンテンツを収録しているのもポイントです。

電源は単3電池2本なので、いざというときの電池切れにも対応が可能。また、パソコンやUSB-ACアダプタからUSB給電ができるので、時間を気にせずに使えるのもポイントです。

第3位 カシオ(CASIO) XD-Y4800

カシオが高校生向けにリリースしている電子辞書です。主要6教科14科目に対応。普段使いとしてはもちろん、センター試験対策にもおすすめです。英文読解に便利なウィズダム辞典をはじめ、生きた英語を収録したオーレックス辞典、中~上級者向けのオックスフォード辞典など、英語辞典が特に充実しています。

ほかにも、「日本大百科全書」や「ブリタニカ国際大百科事典」などの百科事典、昆虫図鑑、植物図鑑、日本国憲法など、生活一般系のコンテンツも充実。教科書には載っていない知識も吸収できます。さらに日本文学は2000作品、世界文学は英文で1000作品も収録されているので、電子書籍としても活用できるのもポイントです。

第4位 シャープ(SHARP)Brain PW-SH4

シャープの中学生向け電子辞書「PW-SJ4」をベースに、主要6教科に対応した高校生向けの製品です。受験英語の参考書として有名な「英単語ターゲット1900」「英熟語ターゲット1000」などの参考書データを収録しています。

15万項目を超える百科辞典「ブリタニカ国際大百科事典」や、海外旅行に役立つ会話集など、受験勉強以外の学習コンテンツも豊富。知識の幅を広げるためにもおすすめの電子辞書です。

バスタブ構造を採用することによって衝撃・加圧・振動に強いのもポイント。耐久性が高く、長く使える電子辞書を探している方にもおすすめです。

第5位 カシオ(CASIO) XD-Y4900

難関大学を目指す学生に向けてカスタマイズされた電子辞書です。カシオの「XD-Y4800」をベースに、よりハイレベルな英単語が多数収録されています。より高度な英語学習をしたい方におすすめです。

例えば、英語コンテンツを見るとこちらの電子辞書には、「XD-Y4800」にはない「ロングマン現代英英辞典 6訂版」「オックスフォード連語辞典」などの専門的な辞典が追加されています。

また、英検・TOEIC・TOEFLなど、各種検定の合格&スコアアップを狙うための教材が多数収録されているのもポイント。英語系の資格を取得したい方にもおすすめの電子辞書です。