家庭のオーディオ環境をグレードアップしたい方におすすめなのが「ホームシアターシステム」の導入。音質にこだわりたい方はもちろん、包み込まれるようなサラウンドを体感してみたい方やワイヤレスでもハイレゾ音源を楽しみたい方、利便性を改善したい方は検討の余地ありです。

同ジャンルにおいて注目すべきメーカーはソニーとヤマハ。特にこれからシステムを組みたいという方にとっては着手しやすいので候補となります。そこで今回は、両社のホームシアターの特長と違いを解説し、それぞれのおすすめ機種をご紹介。興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

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ソニーのホームシアターの特長

By: sony.jp

「ソニー」はオーディオメーカーと映画制作を含むメディア事業のノウハウを活かして、エンターテイメント性豊かな製品づくりを行っているのが他社との違いです。

また、Bluetoothなどのワイヤレスでも高音質で楽しめる「LDAC」技術など、オーディオ機器用に開発した独自の高度技術を投入。スピーカーを小型化したり、コンパクトに設置できる5.1chなど部屋の構造に合わせやすい製品が多いのも魅力です。

ヤマハのホームシアターの特長

By: yamaha.com

「ヤマハ」のホームシアタースピーカーといえば、世界の名ホールや劇場などを実測してつくり上げた「シネマDSP」。スポーツ番組やゲームなどさまざまなコンテンツに適したサラウンドに対応できるのが特長です。

近年は、フロントスピーカーだけによるサウンドバーに注力。特に、壁にビーム状の音を反射させることにより、立体的な音を楽しめる「YPS」シリーズが人気。ホームシアターでは重要な低音再生を担うサブウーファーもハイレベルで、特に独自の重低音再生技術「YST」方式を採用したモデルは、クオリティの高い重低音を楽しめます。

ソニーとヤマハのホームシアターが違う点

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ヤマハは製品の種類が多く、価格帯も幅広いです。1万円台の手頃なサウンドバーから、単体のAVアンプとリアスピーカーを含む本格的なシステムのセットまで用意。予算と形態に合わせた製品を選びやすいです。シネマDSPで、たくさんのプログラムの中から好みの音場再現を選ぶ楽しさもあります。

一方、ソニーも映画制作部門と連携しての音作り、プログラム作りでは業界トップクラス。全般に音楽再生向けの高性能、高機能が充実しており、特にワイヤレスのハイレゾ再生を楽しみたい場合はソニーがおすすめです。

どっちがおすすめ?

ソニーのホームシアターがおすすめな方

By: amazon.co.jp

CD、ハイレゾを含む音楽ソースをハイクオリティな音質で視聴したい方にはソニーがおすすめ。ネットワークオーディオ、Bluetoothなどの連携性も優れています。サラウンドだけでなく、ステレオの高音質な音楽再生も重視したい方にもぴったり。

ソニーは自社ブランドのテレビ、映像レコーダー、プロジェクターなどもラインナップしています。ソニーの製品を揃えているという方は、ホームシアターの各種機能がより便利に使えるのでおすすめです。

ヤマハのホームシアターがおすすめな方

By: jp.yamaha.com

予算を抑えつつも、高音質のサウンドバーを探している方はヤマハがおすすめ。独自の「YSP技術」で包み込まれるような音響効果を堪能できます。

また、シネマDSPがによって映画はもちろん、スポーツ、音楽などの幅広いコンテンツを臨場感のある音質で視聴できるのが魅力。テレビ番組をよく見るという方は要チェックです。

ソニーのホームシアターおすすめ人気モデル4選

ソニー(SONY) 5.1chホームシアターシステム HT-RT5

省スペースでも本格的な5.1chシステムを実現したモデル。スピーカーは結線の必要がないワイヤレスですが、ハイレゾ相当の伝送が可能なLDACコーデック対応で高音質を提供します。映画、音楽などさまざまなコンテンツを高音質で堪能できるのが特徴です。

自動音場補正機能「D.C.A.C.DX」により、理想の設置状況に近づけたサラウンドを再生できるのも魅力。置き場所を考えたり、調整などの手間が省けるため気軽に設置ができます。

また、4Kパススルー対応で4Kテレビをお持ちの方はより豊かな音を楽しむことが可能。簡単に設置ができ、且つハイクオリティを両立したおすすめのホームシアターシステムです。

ソニー(SONY) サウンドバー 2.1chホームシアターシステム HT-MT300

設置性を追求したモデルで、サブウーファーとサウンドバーを小型化。サブウーファーは横置きにもでき、ソファの下などに設置する際は「ソファモード」を設定することで最適な音を堪能できます。

独自の音場処理技術「S-Force PRO フロントサラウンド」を搭載。壁に反射した音を利用せず、前方のスピーカーだけで仮想的に豊かなサラウンド空間をつくり出します。

さまざまなインテリアと調和しやすい、スタイリッシュなデザインも魅力。コストパフォーマンスに優れ、設置や設定が簡単にできる2.1chなので、ライトユーザーにおすすめです。

ソニー(SONY) ホームシアターシステム HT-XT2

大型のサブウーファーを内蔵したボードタイプのシアターシステムです。薄型テレビを上に載せられるので、スマートに設置できるのもポイントです。なお、天板部分はガラス素材で耐荷重40kgの強度があります。

ハイレゾなどの高音質な音源をワイヤレスで視聴できる「LDAC」にも対応。また音質の劣化を軽減させる「S-Master(TM)」を搭載し、原音を忠実に再現しており、映画なども迫力のある音で楽しめます。大きな音を出せない時も「サウンドオプティマイザー」技術で、小音量で高音質を堪能できるのも魅力です。

ヤマハのホームシアターおすすめ人気モデル4選

ヤマハ(YAMAHA) フロントサラウンドシステム YAS-107

バーチャル3Dサラウンド技術「DTS Virtual:X」に対応しているのが特徴のモデル。高さ方向の音場を新たに再現できるようになり、上の方からも包み込まれるような音を感られるのが特長。また、サブウーファーも搭載しているので、重低音をしっかりカバーできるのもポイントです。

4K/HDR映像伝送にも対応したHDMI端子を備え、Bluetoothによる音楽のワイヤレス再生にも対応可能。「ミュージック・エンハンサー」技術によって、スマホなどの圧縮された音源も高音質で視聴が可能。また、人の声が聴き取りやすくなる「クリアボイス」機能も搭載しているので、臨場感もしっかり伝わります。

高さわずか5.3cmとスリムな仕様なので、省スペースに設置できるのもポイント。リーズナブルな価格のコスパに優れたモデルなので、オーディオ初心者の方にもおすすめです。

ヤマハ(YAMAHA) テレビボードスピーカー SRT-1500

ボード型のホームシアターシステムです。高さ7.7cmというスリムサイズながら耐荷重は約40kgとタフな構造。55型以下の薄型テレビを上に載せられます。

本体の中央部にある8個のビームスピーカーを搭載。「YSP」技術により、ビーム化させた音を壁に反射させ、ナチュラルで迫力のあるサラウンドを実現します。また、対象のコンテンツにとって最適な音の空間をつくる「シネマDSP」を搭載。ゲームをプレイする際も臨場感を高めたリアルサラウンドでプレイできます。

「MusicCast CONTROLLER」という専用のアプリをインストールすれば、スマホやタブレットからも操作が可能。ボリュームはもちろん、部屋の構造をアプリに入力すると、音をビームさせる方向や音響処理を自動で調整することできるので便利です。

ヤマハ(YAMAHA) ホームシアタースピーカー YHT-903JP

単体AVアンプとサブウーファーを含むスピーカー6本で構成した、リアル5.1chホームシアタースピーカー。本格派モデルで、映画や音楽を立体感のある高音質で楽しめます。

接続や配置など知識を要しますが、自動音場補正機能「YPAO」によって部屋の環境に合わせて音を調整してくれるので便利。また、シネマDSPを利用して映像コンテンツに適したサラウンドで視聴できるのもおすすめポイントです。

スタイリッシュなデザインで、インテリアにも合わせやすいです。また、サラウンドとセンタースピーカーは壁掛けができ、オプションでスタンドを購入することも可能です。

ヤマハ(YAMAHA) ホームシアタースピーカー YSP-5600

サブウーファーを含めて46個もあるスピーカーをひとつの本体に集約したハイエンドモデル。高さ方向の表現力が加わったことで、より立体的な音場空間をつくる「ドルビーアトモス」とリアルな環境音を再現できる「DTS:X」に対応しています。

壁面だけでなく、天井にも向けられたビームスピーカーを多数配置し、最大7.1.2ch相当のリアル3Dサラウンド再生に対応。本製品だけでオーディオ環境を改善することができるので、スマートにホームシアターの楽しみたい方におすすめです。