ホームシアタースピーカーは、家庭でも映画館のような立体音響効果(サラウンド)を楽しめるシステム。通常は後方配置も含めた5本以上のスピーカーで構成されています。最近では技術の向上もあり、前方だけで完結するバータイプが増加し、人気の主流をなしています。

そこで今回は、ホームシアタースピーカーの種類ごとのメリットと選び方と共に、人気機をランキング形式でご紹介。これがあれば自宅でも最高の音質を楽しめます。

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おすすめの人気ホームシアタースピーカーランキング

第1位 ヤマハ(YAMAHA) フロントサラウンドシステム YAS-106

商品価格 ¥ 22,780

高さわずか53mmのスリムさながら、迫力の重低音と高機能が特徴の、おすすめのサウンドバーです。実用最大出力計120Wのハイパワーアンプと、高効率のバスレフポート、バスエクステンション機能が特徴。

これらの相乗効果により、パワフルサウンドを聴かせます。5.1chバーチャルサラウンド技術による、フロントだけとは思えない広がり感のある音場も見事です。本機には、HDRや4K/60pパススルーを搭載します。

また、HDCP2.2対応のハイスペックなHDMI入出力など、充実の機能をこの価格で備えるのも魅力。4K映像機器を持っている方にもおすすめです。

第2位 ボーズ(Bose) ワイヤレスサウンドバー Solo 5 TV sound system

商品価格 ¥ 32,400

大人気の定番サウンドバー。548×70×86mm、重量1.7kgのコンパクト機です。しかしながら、ボーズが長年培ってきた重低音再生技術がくまなく活かされています。大きさからは考えられない、驚異的な重低音を鳴らしますよ。

さらに、特許技術TrueSpaceテクノロジーによって、広がりのあるサラウンド空間を生み出します。HDMI入力もなく、サラウンド信号のデコードにも対応しないながら、高い人気を誇る本機。この人気の理由は音のよさに尽きます。

サウンドバー1発のシンプルシステムでは、出色のクオリティー。機能やスペックよりも、音質や大きさ、価格のバランスを求める方にはおすすめです。

第3位 ソニー(SONY) 2.1chサウンドバー HT-MT300

商品価格 ¥ 30,800

ワイヤレスサブウーファー付きのおすすめサウンドバーです。重低音を強力に増大できるサブウーファーは便利ですが、場所を取るのが難点。また、結線も面倒です。

本機はコードレスであるのに加えて、新開発の薄型サブウーファーを採用。何とソファーの下に置けちゃいます。ソファー下に設置した場合、専用の音質モードまで装備するので、音質面でもおすすめのモデル。

S-Force PRO フロントサラウンドによる臨場感も見事です。インテリアにマッチするホワイトカラーもグッド。生活に違和感なく溶け込めるホームシアタースピーカーとしておすすめです。

第4位 ジェイビーエル(JBL) 4K Ultra-HD対応2.1ch CINEMA SB450

商品価格 ¥ 58,785

4K映像への対応と大出力が特徴の、高性能サウンドバーです。4K映像のパススルーに対応したHDMI入出力を搭載。UHD BDプレイヤーとも接続できます。驚異の総合出力440Wもおすすめしたいポイント。部屋を揺るがすほどの大音量もお手の物です。

さらに、ワイヤレスサブウーファーも付属。地を這うような重低音が響かせられます。ドルビーデジタル対応に加え、独自のHARMAN Display Surroundモードによるサラウンド感も見事。

大音響をできるだけコンパクトに楽しみたい方におすすめです。

第5位 ボーズ(Bose) ワイヤレスサウンドバー SoundTouch 300 soundbar

商品価格 ¥ 60,750

一体型サウンドバーとして最高音質を狙った意欲作です。部屋の狙った場所へ、ビームのように音を送り反射音を作り出すPhaseGuide アレイを搭載。

また、小さな筐体でも深みのあるパワフル低音の再生が可能な、QuietPortテクノロジーを搭載しています。これにより、包み込まれるような立体音場を実現。バータイプとは思えない重低音を楽しめます。

自動音場補正機能ADAPTiQにより、簡単に理想的な音質に調整してくれるのもおすすめしたい点。別売りサブウーファー、リアスピーカーも用意されています。リアル5.1chシステムにも発展できますよ。

完成度、発展性の両方でおすすめできる、最新注目機です。

第6位 パイオニア(Pioneer) 5.1chサラウンドシステム HTP-SB760

商品価格 ¥ 31,430

サウンドバーとリアル5.1chシステムを一体化した、便利なおすすめ機種です。両脇のスピーカーを外し、リアスピーカーとして利用すれば、リアル5.1chサラウンドシステムの構築も可能。パイオニアだけが実現している便利機構です。

4K対応のHDMI入出力、各種サラウンドフォーマットに対応する基本性能の充実も見逃せません。重低音を損なわずに音漏れを低減するマナーモードにより、深夜の近所迷惑も防げます。システムの柔軟性では最もおすすめです。

第7位 パナソニック(Panasonic) 2.1chスピーカーシステム DY-SP1

商品価格 ¥ 16,800

パナソニックのBDレコーダーと組み合わせることで真価を発揮するサウンドバーです。同社の対応BDレコーダーと接続すれば、話題のハイレゾ再生が可能。スピーカーは50kHzまで再生できる超ワイドレンジで、おすすめできます。

4K対応のHDMI入出力を装備しながら、安価なのも魅力。それも、4K/60p、HDR、HDCP 2.2に対応する最新スペックです。4Kにできるだけ安く対応したい方にもおすすめ。

第8位 東芝(TOSHIBA) レグザサウンドシステム RSS-AZ55

商品価格 ¥ 26,800

一味違うサウンドバーです。テレビの後方に置いても高音質でサラウンドが楽しめる設計。スピーカーとリスナーの間に遮るものを置けないという制約を打ち破りました。設置の自由度も大幅にアップした、おすすめモデルです。

東芝製の対応テレビと接続すれば、音楽・クリア音声・映画など、視聴するソースに合わせた音質が選択可能。音の広がりや奥行き感を向上させる、DTS Studio Soundを搭載しているのも魅力です。

どの機器と使用しても、サラウンド感を十分楽しめます。基本的には東芝製テレビユーザーにおすすめです。

第9位 ソニー(SONY) 5.1chワイヤレススピーカー HT-RT5

商品価格 ¥ 69,000

リアル5.1chシステムながら、リア、サブウーファーへの接続がワイヤレスで可能。サウンドバー部への外部機器の接続以外は、コードレスなのもおすすめしたい点です。ここまで徹底したワイヤレス機はソニーだけ。さすがの技術です。

4K対応したHDMI入出力、DTS-HDとDolby True HDのHDオーディオに対応したデコーダーを搭載。基本性能はハイレベルです。付属マイクによる測定で立体音場を理想的に調整してくれる、D.C.A.C.DX機能もグッド。

簡単に高品位なサラウンドサウンドを堪能できるので、おすすめです。

第10位 ヤマハ(YAMAHA) ホームシアターパッケージ YHT-903

商品価格 ¥ 75,999

小型のリアスピーカーを含んだ、リアル5.1chホームシアタースピーカー。フロントスピーカーは2ウェイ3スピーカー構成の本格派です。ワイドレンジかつ繊細な高音質を、映画でも音楽でも楽しめます。

アンプ部は単品売りにも対応するRX-S601。ヤマハ得意の独自サラウンド・シネマDSPを多数搭載し、多彩な立体音場を堪能できます。高さ方向の表現力も備えたサラウンド再生能力は圧巻。

効果音を楽しみたい、アクション映画やSF映画好きにもおすすめです。

第11位 パイオニア(Pioneer) 5.1chサラウンドシステム HTP-S767

商品価格 ¥ 73,050

スリムなスピーカーを採用した、おすすめのリアル5.1chホームシアタースピーカーです。フロント、リア用スピーカーともに細身なので、部屋のどこに置いても場所を取りにくくスッキリ。

しかも、4K対応HDMI入出力を装備し、HDオーディオデコードにも対応する高性能です。実際に後方から聴こえる音など、リアルサラウンドの生々しさはさすがのクオリティー。

ただし、スピーカー接続は有線なので、コードを気にする方はよく検討することをおすすめします。

第12位 オンキヨー(Onkyo) シネマパッケージ 2.1ch BASE-V60(B)

商品価格 ¥ 51,500

拡張性の高さが特徴の2.1chホームシアタースピーカーです。フロントだけで広がり感を演出できる独自のサラウンド技術により、本機だけで十分な満足感を与えます。

さらに、別売りスピーカーの追加でリアル5.1chシステムにも対応。ドルビーイネーブルド・スピーカーを追加すれば、最新サラウンド、ドルビーAtmos/DTS:Xにも対応できます。パッケージシステムでここまでできるのは異例。

4K/60pやHDR、HDCP 2.2対応HDMI入出力、HDオーディオデコードのハイスペックも魅力。Wi-FiやBluetoothも対応しています。グレードアップも視野に入れたホームシアタースピーカーが欲しいならおすすめ。

ホームシアタースピーカーの種類

バータイプ(バーチャルサラウンド)

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テレビやスクリーンの前方に、横長の長方体型のスピーカーを設置するタイプです。場所を取らず、手頃な価格が多いのが特徴。近年人気が高まり、今ではホームシアタースピーカーの主流です。サウンドバーとも呼ばれます。

重低音を強化するためのサブウーファーのあるもの(2.1ch)とないもの(2ch)がありますよ。バータイプは、セリフの明瞭度の向上や、音質の全体的な底上げに大きな威力を発揮します。ただし、後方にスピーカーを置く真正のサラウンドではありません。

そのため、映画音響における立体感の演出には限界があります。それでも、近年の技術開発により、バーチャルサラウンド性能も向上。これで十分と思う方も多いですよ。

特に薄型テレビの貧弱な音の補強としては大きな意味があるので、おすすめしたい注目のジャンルです。

リアスピーカー設置タイプ(リアルサラウンド)

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前方の2本ないし3本のスピーカーに加えて、後方(リア)に2本以上のスピーカーを装備。さらに、サブウーファーを加えた5.1ch以上のシステムです。

疑似的なバーチャルサラウンドに対して、本物という意味でリアルサラウンドシステムとも呼ばれます。映画製作者の意図に沿った立体音響効果が得られ、圧倒的な没入感が魅力です。

スピーカーの多さによる情報量の豊富さ、ワイドレンジ性といった音質的メリットも見逃せません。ただし、設置には場所を取り、設定も面倒。価格も高くなりがちという欠点があります。

ホームシアタースピーカーと普通のスピーカーの違い

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普通のスピーカーは、ステレオ(2ch)音声を左右のスピーカーのみで再生するのが原則です。音楽録音のほとんどがステレオ録音、再生規格に沿っています。つまり、普通のスピーカーは音楽鑑賞が前提です。

一方、ホームシアター音声は、原則5.1ch以上のサラウンド(立体音響)での映画素材の録音・再生が前提。そのため、各種規格対応デコーダー(信号復調機)をスピーカー(アンプ側)に内蔵している必要があります。

デコーダーは、ドルビーデジタルやDTS、AACといった規格に応じていることを確認してください。また、サラウンド音声を本来の音質や効果で再生するためには、前方2本以外にもスピーカーが必要です。

セリフ専用のセンタースピーカーを前方に、回り込む音を再生するためのスピーカー2本を後方に設置します。さらに、効果音を際立たせるための重低音専用サブウーファースピーカーも必要です。

ホームシアタースピーカーの選び方

予算、システムの規模で選ぶ

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ホームシアタースピーカー市場は幅が広く、低価格のバータイプから、天井知らずの単品まであります。一般的な選択としては、数万円程度までのものがおすすめ。場所を取りたくないなら、単体サウンドバータイプがおすすめです。

低音をより効かせたいなら、サブウーファー付きのものがいいでしょう。立体音響をしっかり楽しみたいなら、リアル5.1ch以上のパッケージシステムがおすすめです。

さらに、予算と設置場所があるなら、単体AVアンプに自分でスピーカーを組み合わせることも可能。

HDMI入出力と対応サラウンドフォーマットがポイント

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現在、映像機器の入出力はHDMIが主流。HDMI入出力を備える機種が基本的におすすめです。4K映像を扱う場合は、4Kパススルーに対応するかどうか確かめましょう。

サラウンドフォーマットは、DVDや放送波レベルならドルビーデジタル・DTS・AACまでの対応で十分。BD、UHD BDを導入しているなら、各種HDオーディオフォーマットに対応するものを選びましょう。

ドルビーデジタルプラス、ドルビーTrueHD、DTS-HDに対応しているか確認してください。なお、サウンドバータイプの中には、サラウンド信号規格には対応しておらず、独自のバーチャルサラウンドを効かせているものもあります。