マイルドでクセが少ない味わいが魅力の「ゴーダチーズ」。おつまみやおやつとして食べたり、料理の具材にしたりと使い勝手のよいチーズとして知られています。ゴーダチーズにはさまざまな商品があり、どれを選んだらよいか迷っている方もいるのではないでしょうか。
今回は、ゴーダチーズのおすすめをご紹介。ゴーダチーズを選ぶときのポイントや、よりおいしく食べるためのレシピも解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
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ゴーダチーズとは?
ゴーダチーズは、主にオランダで作られているセミハードタイプのチーズです。13世紀頃から作られている歴史あるチーズで、オランダにおけるチーズ生産量の約半分を占めるとされています。表面が黄色いワックスでコーティングされているモノが多いのも特徴です。
味わいがまろやかで、日本人の舌に合っているとされているのもポイント。お酒のおつまみから軽食まで、さまざまな料理に使いやすいチーズです。熟成期間は1ヵ月から48ヵ月程度で、熟成期間によって違った味わいが楽しめます。
ゴーダチーズはナチュラルチーズに分類され、製造過程で加熱処理をしていない場合が多いチーズ。そのため、妊娠中の方はできるだけ避けた方がよいとされています。
ゴーダチーズの選び方
産地で選ぶ
ゴーダチーズの産地はさまざまですが、本格的な味わいのモノを選びたい方にはオランダ産のモノがおすすめ。オランダ王室が御用達として認めたゴーダチーズもあり、本場の味を自宅で楽しみたい方にぴったりです。
そのほか、酪農が盛んなことで知られるニュージーランド産のモノも、生乳本来の味わいが堪能できます。北海道や岩手県など、国産の生乳を使ったモノもおすすめ。土地柄を反映したゴーダチーズを選びたい方は、商品の原産国にも注目してみてください。
熟成度で選ぶ
凝縮された旨味を求めるなら4〜12ヵ月以上
よりゴーダチーズらしい味わいを追求したい方は、熟成期間が4~12ヵ月以上のモノがおすすめです。熟成が進むと、チーズ中のたんぱく質の分解が進行し、濃厚な香りと旨味が強くなり、深いコクが感じられます。
同時にチーズの水分が徐々に抜けて硬さも増し、食感にも変化が。熟成期間が12ヵ月を超えると、旨味成分であるアミノ酸の結晶が見えることもあります。凝縮された芳醇な味わいを楽しみたい方は、熟成期間が長いモノを選んでみてください。
さっぱりした風味を好むなら1〜3ヵ月程度
濃厚さよりも、優しいマイルドな口当たりを求める方には、熟成期間が1~3ヵ月程度と短いモノがぴったりです。熟成期間が短いモノは、あっさりとしていながらもクリーミーな口当たりが魅力。みずみずしくてやわらかな食感が楽しめます。
飽きの来ない素朴な味わいなので、料理との相性も良好。サンドイッチの具材など、ほかの食材と合わせて食べるのがおすすめです。チーズ特有のクセが強い風味が苦手な方、ほどよい味わいのゴーダチーズを選びたい方に適しています。
形状で選ぶ
好みの形にカットできるブロックタイプ
ブロックタイプは、使う用途などに合わせて自由に切り分けて使えるのがメリットです。1kg前後入った大容量のモノもあり、さまざまな用途に気兼ねなく使いたい方にぴったり。表面のワックスに描かれた模様が楽しめるのもポイントです。
ただし、ワックスは食べられないので、食べる前に外す必要があります。ワックスを取り除く手間を省きたい方、ゴーダチーズを手軽におつまみとして味わいたい方には、あらかじめ一口大にカットしたモノもおすすめです。
手軽に使いやすいシュレッドタイプ
シュレッドタイプとは、小さな短冊状にカットしてあるモノのこと。生でそのまま食べるのではなく、加熱調理用のチーズとして販売されているモノがほとんど。切り分ける必要がなく、そのまま使いたい分だけ振りかけて調理できます。
大容量のモノは小分けで冷凍しておくと便利です。商品のなかには注文を受けてからカットしているシュレッドチーズもあり、より新鮮さを求めたい方におすすめ。気軽にゴーダチーズを味わいたい方、使い勝手のよいモノを選びたい方に適しています。
原材料にも注目
ゴーダチーズの原材料にも注目してみてください。牧草を食べて育った乳牛から採れた生乳を使ったグラスフェッドのゴーダチーズや、ヤギ乳で作ったモノなどもあります。一般的な生乳から作ったモノとは一味違うゴーダチーズを楽しみたい方におすすめです。
商品のなかには、結着防止剤としてセルロースを使っているモノもあります。
ゴーダチーズのおすすめ
小岩井農場 農場育ち熟成ゴーダ
岩手県産の生乳を使ったゴーダチーズ。ひとつずつ手作りで仕上げた、農場自家製の一品です。熟成によって引き出された芳醇な香りと味わいが特徴。生乳の風味がほのかに香る後味も堪能できます。
さまざまな素材と合わせやすく、料理の材料としても重宝する一品。熟成期間は8ヵ月以上です。容量は1個あたり70g入りで、賞味期限は冷蔵で30日。牧場ならではの本格的なゴーダチーズを味わいたい方におすすめです。
アイチーズ リンドレスゴーダ
本場オランダで作られたブロックタイプのゴーダチーズです。「リンド」は英語で「表皮」という意味なので、名称のリンドレスは皮なしを意味しています。皮を取る手間を省いており気軽に食べられるのが魅力。重さは1000g~1099gと大容量のブロックタイプです。
本商品はチーズを真空パックした状態で熟成。水分の蒸発を抑えてやわらかい状態の仕上がりです。雑菌の繁殖も少なく、見た目もきれいなまま作られているのがメリット。ブロックタイプのゴーダチーズを探している方、皮なしのモノを選びたい方におすすめです。
チェスコ(CHESCO) ベームスター ブラスカス
濃厚な食感と生乳由来のコクと甘みが楽しめるゴーダチーズ。クセの少ない味わいで、さまざまな料理に使いやすいのが特徴です。ユネスコの世界遺産に指定されているベームスター干拓地で育った牛から採れた生乳を使用。オランダ王室御用達のチーズと謳われています。
亜麻という植物の収穫を祝って食べられていたとされるチーズで、表面のワックスに描かれた鮮やかな模様が印象的。アメリカ・ウィスコンシン州で開催されるワールドチーズチャンピオンズシップで金賞を受賞しています。
熟成期間は18週間です。賞味期限は出荷から1ヵ月前後。本場オランダで愛されているゴーダチーズを食べてみたい方におすすめです。熟成期間が短めでマイルドな味わいのゴーダチーズを選びたい方はチェックしてみてください。
フリコ(Frico) ゴーダマイルド
しっとりとした口当たりと弾力のある食感が特徴のゴーダチーズです。オランダ北部の牧草地で育った乳牛から採れるミルクを贅沢に使用。クリーミーな味わいで、サンドイッチの具材にぴったりです。酸味が強いフルーツと合わせてもおいしく食べられます。
1898年にオランダで創業した老舗チーズブランドが手がける一品。伝統製法を数百年にわたって守りながら、プレミアムチーズを製造し続けています。熟成期間は7週間とやや短めです。賞味期限は冷蔵で1週間程度。昔ながらのゴーダチーズを味わってみたい方におすすめです。
東京システム運輸ホールディングス CHEESE HONEY ゴーダ 1ヵ月熟成
素朴で優しい味わいとやわらかな食感が特徴のゴーダチーズ。熟成期間が1ヵ月と短く、みずみずしい口当たりが楽しめるのが魅力です。生乳の風味もしっかり感じられます。原産国はオランダ。あっさりしつつも、本場の味わいが堪能できる一品です。
食べやすい大きさにカットしてそのまま食べたり、サンドイッチやピザに使ったりするのがおすすめ。外側の皮を外してから食べます。ソフトな口当たりのゴーダチーズを探している方はチェックしてみてください。
木村山羊牧場 シェーブルチーズ ゴーダチーズ・ウォッシュタイプ
ヤギ乳を原料として作られた、国産のゴーダチーズです。大分県東部にある海風が吹き抜ける牧場で、ミネラルが豊富に含まれた牧草を食べて育ったヤギにミルクを使用。ヤギ乳本来の栄養素を損なわないように、65℃・30分という低温殺菌を施しています。
セミハードタイプで、熟成期間は2ヵ月以上です。熟成1~2ヵ月の間は、塩水で濡らした布で毎日拭いて反転させているのがポイント。熟成が進んでくると、ヤギ乳ならではの旨味が増してきます。
手間暇かけて作られたチーズが牧場から直送で届くのも魅力です。チーズが好きな方への贈り物としてもぴったり。少し変わったゴーダチーズを試してみたい方、国産の原材料から作られたモノを選びたい方におすすめです。
雪印メグミルク 雪印北海道100 芳醇ゴーダ クラッシュ
北海道産の生乳100%で作ったクラッシュタイプのゴーダチーズ。小さめに砕けているので切り分ける手間がなく、気軽に食べられるのが魅力です。メーカー独自の乳酸菌で熟成させており、豊かな旨味とコクが楽しめます。
本商品はビールやワインなど、お酒のおつまみにおすすめ。ワインに合わせるなら、軽めの赤ワインや辛口の白ワインが適しています。容量は1袋あたり50g入りで、賞味期限は120日。晩酌のお供にぴったりのゴーダチーズを探している方に適しています。
プログレス グラスフェッド ゴーダチーズ クラッシュタイプ
牧草飼育で育てられた乳牛から採れたミルクを使ったゴーダチーズです。原産国は酪農王国として知られるニュージーランド。弾力がありながらもしなやかな歯ざわりで、上品な味わいが堪能できます。そのまま食べるほか、サラダにトッピングしたり、料理の素材としても重宝する商品です。
牧草飼育は「グラスフェッド」とも呼ばれ、近年注目されています。より自然に近い環境で放牧するため、乳牛にストレスがかかりにくい飼育法。牧草に含まれる栄養素がミルクにも含まれており、質が高いとされています。
容量は1袋あたり約60g入りで、賞味期限は加工してから30日。開封後は冷凍保存も可能です。ほどよい風味のゴーダチーズを選びたい方におすすめ。乳牛の飼育法からこだわった商品を食べてみたい方もチェックしてみてください。
よつ葉乳業 よつ葉北海道十勝 おつまみチーズ ゴーダ
食べやすい一口大に加工されたゴーダチーズです。北海道産の生乳100%で製造されています。生乳が持つおいしさを引き出した、深みのある味わいが魅力。お皿に盛るだけでさっと食べられるので、手軽にチーズを食べたい方に適しています。
結着防止剤としてのセルロースは不使用。容量は1袋あたり30g入りで、賞味期限は製造日を除いて120日です。しっかり冷やしたビールのおつまみや小腹がすいたときの間食に適したゴーダチーズを探している方はチェックしてみてください。
ニセコチーズ工房 ゴーダ クラッシュタイプ
ゴーダチーズらしい濃厚な口当たりとほどよい酸味が味わえる商品。クセが少ないマイルドな味わいが楽しめます。「JAPAN CHEESE AWARD’18」や「ALL JAPANナチュラルチーズコンテスト’23」で金賞を獲得しているチーズです。
製造にあたっては、皮ありの状態で熟成させるリンデット熟成を採用。時間の経過とともに水分が抜け、濃厚さとコクが増していくのが特徴です。皮を作らずに熟成させるリンドレス熟成よりも手間がかかる製法とされ、作り手のチーズ作りへのこだわりが伺えます。
豊かな味わいは日本酒との相性が良好。辛口の白ワインやライトな赤ワイン、ビールなどにもよく合います。容量は1袋あたり70g入りで、賞味期限は30日程度。重厚感がある風味のゴーダチーズを探している方におすすめです。
ランド オブ ハーベスト(Land of Harvest) オランダ産 ゴーダシュレッド
オランダ産のゴーダチーズのみで作られたシュレッドチーズです。注文を受けてから加工するように心がけているのがポイント。出荷する直前にカットして個包装しており、切り立ての風味豊かなチーズが手に入ります。
加熱専用の商品で、さまざまな料理のトッピングにぴったりです。容量は1袋あたり500g入り。ゴーダチーズのフレッシュな味わいを存分に味わいたい方、手軽に使えるシュレッドタイプの商品を選びたい方におすすめです。
三祐 オランダ ゴーダ シュレッドチーズ
1袋あたり1kg入りでたっぷり使えるシュレッドタイプのゴーダチーズ。オランダ産のゴーダチーズ100%で製造しています。加熱した後の伸びがよく、愛用するシェフも多いと謳われている商品。料理にトッピングするほか、パン作りやチーズフォンデュなどさまざまな使い方が楽しめます。
使い切れない分は冷凍保存も可能。密封できる袋に小分けしてふると、チーズが重ならずパラパラの状態で冷凍できます。大容量のシュレッドチーズを探している方、チーズが好きで普段からよく使う方はチェックしてみてください。
ゴーダチーズの売れ筋ランキングをチェック
ゴーダチーズのランキングをチェックしたい方はこちら。
ゴーダチーズのおすすめレシピ
ゴーダチーズのパスタ
ゴーダチーズの味わいがダイレクトに楽しめるパスタのレシピです。2人分相当のパスタとして乾麺160gを用意。パスタは袋の表示にしたがって茹でます。茹で汁は大さじ2~3程度を捨てないで取り置きしておいてください。
フライパンに、バター20g・薄切にんにく2~3切れ・鷹の爪1本分を入れて中火で加熱します。香りが立ったら茹でたパスタと茹で汁を加え、塩で味を調節。火を止めてからゴーダチーズを50g加え、余熱で溶かしながらよく絡めます。
器に盛り付け、仕上げに粗びきこしょうを振りかければできあがり。チーズを余熱でじっくり溶かすことで、ゴーダチーズ本来の香りを引き出します。少しおしゃれなランチや、おもてなし料理として作ってみてください。
ゴーダチーズとハムのホットサンド
シンプルながらボリュームのあるホットサンドのレシピです。材料は、ゴーダチーズ50g、8枚切り食パン2枚、ハム2~3枚、スライスしたトマト1/4個分。ゴーダチーズは薄くスライスしておきます。シュレッドタイプならそのまま使えるので便利です。
食パンにゴーダチーズの半量をのせ、さらにハムとトマトをのせます。残りのゴーダチーズを重ね、もう1枚の食パンでサンド。ホットサンドメーカーにセットし、4~5分程度焼いてこんがり焼き目を付けたらできあがりです。
ゴーダチーズは熟成期間によってコクの深さや食感が変わり、さまざまな楽しみ方ができます。料理に合わせて自由にカットして使いたい方にはブロックタイプがおすすめ。手軽に使いたい方にはシュレッドタイプが適しています。本記事を参考に、原材料もチェックしながら、お気にいりを見つけてみてください。