三脚を構成する重要なパーツのひとつが「雲台」。取り付ける雲台を交換することで、三脚の運用方法や構図を調節する際の操作感が変わるのが特徴です。撮影する被写体やシーンに応じて、手持ちの三脚をカスタマイズできます。
そこで今回は、人気メーカーのモデルを中心におすすめの雲台をご紹介。雲台の種類や選び方についても解説するため、購入を検討している方は参考にしてみてください。
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- 目次
- 雲台とは?
- 雲台の選び方
- 雲台のおすすめメーカー
- 雲台のおすすめ|3way雲台
- 雲台のおすすめ|自由雲台
- 雲台のおすすめ|ビデオ雲台
- 雲台のおすすめ|ギア雲台
- 雲台のおすすめ|ジンバル雲台
- 雲台の売れ筋ランキングをチェック
雲台とは?

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雲台とは、三脚の操作性を高める三脚用アクセサリーのこと。三脚の上部にある「カメラ台」に取り付けた状態で、雲台の上にカメラを搭載して使います。
雲台を使用することで三脚の使い勝手を向上できるのがポイント。カメラを三脚に載せたまま水平方向や垂直方向などの構図調節が可能になるため、カメラ台にカメラを直接固定する場合よりも自由度の高いカメラワークが行えます。
3way雲台・自由雲台・ビデオ雲台などの多彩な種類が存在するのも雲台の魅力。三脚本体は同じでも、雲台を交換すれば三脚の操作感は大きく変わります。手持ちの三脚をより自分好みにカスタマイズしたい方におすすめです。
雲台の選び方
種類をチェック
簡単にハンドル操作できる「3way雲台」

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扱いやすく初心者にも人気なのが「3way雲台」です。2本のハンドルを搭載しており、水平方向と垂直方向に加え、横位置から縦位置への構図の変更も含めた3軸での操作に対応。エントリー三脚では、付属の雲台としても採用されています。
各軸にロック機構が備わっていることが多いのも3way雲台のポイント。3方向それぞれの固定位置を別々に調節できるほか、構図を細かく追い込みやすいため、しっかり構図を決めて行う風景や建築などの静物撮影におすすめです。
しかし、3way雲台は柔軟なカメラワークには不向き。ロック機構によって2方向以上の同時操作は行えないので、一度決めた構図を変更するのに時間がかかる点には留意しましょう。
構図を柔軟に変えて撮影したいなら「自由雲台」

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フレキシブルな構図調節を得意とするのが「自由雲台」です。別名ボール雲台とも呼ばれており、カメラ搭載部と繋がる可動部に球状のジョイントパーツが採用されているのが特徴。水平・垂直・縦横の3方向をシームレスに操作できます。
カメラを握りながら手首の動きで自在に構図を変更できるのもメリット。また、自由雲台には3way雲台のようなハンドルがないため収納時もかさばりにくく、手軽に持ち運べるという長所もあります。旅行など軽快性を重視したい撮影にもおすすめです。
なお、全方向を同時に操作する機構上、自由雲台は緻密な構図の調節は苦手。最近は特定の軸の動きを制限することで、構図を追い込みやすくする機能を備えたモデルも展開されています。
スポーツや運動会の撮影に適した「ビデオ雲台」

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動画や動く被写体の撮影に重宝するのが「ビデオ雲台」です。2way雲台の一種で、長い1本のハンドルを搭載しており、雲台の可動部に特殊な潤滑油が封入されているのが特徴。水平方向と垂直方向の2軸でカメラ位置を滑らかに動かせます。
動画撮影に欠かせないパンやティルトなどのカメラワークがスムーズに行えるのもビデオ雲台のポイント。フルサイズ一眼や望遠レンズといった重量級の機材を載せても被写体の動きを追いやすいため、運動会・試合などのスポーツ撮影にもおすすめです。
しかし、縦位置への構図変更には対応していないのがビデオ雲台の弱点。スマホ向けの縦位置動画を撮影する場合は、L字ブラケットなどを併用する必要があります。
物撮りなどで厳密に構図を決めるなら「ギア雲台」

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正確な動作で構図作りを緻密に行えるのが「ギア雲台」です。3way雲台と同じく3軸操作に対応し、微動装置によって各軸をミリ単位で微調整できるのが特徴。厳密な構図決めが要求される物撮りのほか、風景や星空などの撮影にもおすすめです。
コンパクトに操作できるノブやダイヤルを搭載しているのもギア雲台のポイント。ハンドルを持つ3way雲台と比べて、収納や持ち運びがより簡単です。また、3軸のロックを開放することで、自由雲台のように使えるモデルも展開されています。
なお、3way雲台や自由雲台と比べて価格が高いのがギア雲台の難点。製品のラインナップも限られており、主に中級者以上に向いています。
野鳥撮影などにもよく使われる「ジンバル雲台」

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重量級の機材が扱いやすくなるのが「ジンバル雲台」です。展望台にある望遠鏡にも使われているジンバル機構が搭載されており、1つの軸を中心にして機材を回転できるのが特徴。超望遠レンズを装着したフルサイズ一眼も宙に浮かせるような感覚で軽々と操作しやすいため、野鳥やスポーツなどの動体撮影にもおすすめです。
優れた制御力を備えるのもジンバル雲台のポイント。重い機材を載せた場合でも決めた位置でピタリと静止させやすいので、素早く不規則に動く被写体にも柔軟に対応できます。
しかし、雲台自体が大型かつ重いため、持ち運びには不向きな場合も。また、前後でバランスの取れる機材のみ搭載でき、雲台への取り付けには三脚座が必須となる点には注意が必要です。
カメラの取り付け方をチェック
しっかり固定して安定感を高める「直付けタイプ」

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安定性を重視するなら直付けタイプの雲台がおすすめです。雲台の上に直接カメラを搭載するのが直付けタイプの特徴。クイックシュータイプと違って隙間を作らずに密着できるうえ、強い固定力を備えているため、フルサイズ一眼や超望遠レンズなど重量級の機材を使用する場合にも適しています。
しかし、カメラの着脱に時間がかかるのが直付けタイプの難点。カメラを取り付けたり外したりする際は、雲台にある三脚ネジ用のダイヤルをその都度操作する必要があります。
スムーズな脱着が可能な「クイックシュータイプ」

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利便性を重視するならクイックシュータイプの雲台を選ぶのがおすすめです。カメラとの着脱に専用のクイックシュープレートを使用するのが特徴。事前にカメラの底部にプレートを取り付けることで雲台への脱着がスムーズに行えるため、スポーツなど機動性が重要となる撮影ジャンルにも適しています。
しかし、安定性では若干の不安があるのがクイックシュータイプの難点。雲台本体とプレートの間に隙間が生じる構造なので、しっかり固定しないとプレートが緩んで外れてしまうリスクがあります。安定性を重視するなら直付けタイプか、固定力に優れた国際規格「アルカスイス」に対応した雲台を選びましょう。
耐荷重も忘れずにチェック

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雲台選びでは「耐荷重」も重要なポイントです。耐荷重とは、雲台や三脚に搭載できる機材の限界重量のこと。耐荷重よりも重い機材は十分な固定力で支えられないため、作った構図が機材の重みで徐々に崩れます。また、三脚ごと機材が転倒する危険性もあるので、購入する前は必ず耐荷重をチェックしましょう。
雲台の耐荷重は余裕のあるモノを検討してみてください。特に望遠レンズなどの重心が前方に移動する機材を使用する場合は、てこの原理で実際の重量よりも強い力が雲台に加わります。転倒などのリスクを避けて安全に運用するためにも、搭載する機材の総重量と比べて最低でも2倍以上の耐荷重を持つ雲台がおすすめです。
手持ちの三脚に対応したネジ穴の規格をチェック

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雲台と三脚は、1本のネジを使って接続します。雲台と三脚のネジの規格が合わないと装着できなくなるため、雲台を選ぶときはあらかじめネジ穴の規格をチェックしておきましょう。
雲台のネジは、一般的に1/4インチネジと3/8インチネジです。1/4インチネジは細ネジ、3/8インチネジは太ネジとも呼ばれています。同じ規格の製品を合わせるのが基本です。
カウンターバランスの有無をチェック

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重量級の機材を載せる場合は雲台に「カウンターバランス」があると便利です。通常、長く重いレンズを装着したカメラをビデオ雲台に取り付けると、ハンドルから手を離した際に機材の自重で前方に傾いてしまうのが難点。最悪の場合、三脚ごとカメラが転倒してしまうこともあるので、扱いには細心の注意が必要です。
カウンターバランスとは、機材の自重に反発する機構のこと。ハンドルから手を離しても水平な状態を保ちやすく、カメラワークの精度を向上できます。スポーツや野鳥などの撮影で超望遠レンズを使う場合にもおすすめです。
持ち運びやすさを重視するなら軽量なモデルを

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携帯性も雲台選びで重要なポイントです。最近はミラーレス一眼が主流になっており、対応レンズも小型化が進んでいるため、フルサイズミラーレスでも中型程度の軽量雲台で十分に対応できる場合があります。軽量なモデルなら三脚を含めた機材一式を簡単に持ち運べるのが魅力です。
持ち運びやすさを重視するなら自由雲台が特におすすめ。中型でも重量が500g前後と軽いモデルも充実しています。また、突起部が目立たず、かさばらないので、旅行や登山などで長距離を移動する場合にも快適に携帯可能です。
3way雲台はハンドルを縮めたり折り曲げたりしてコンパクトに収納できると便利。重量が比較的抑えられているため、風景撮影で野山を歩き回る場合にも重宝します。
雲台のおすすめメーカー
マンフロット(Manfrotto)

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マンフロットは、イタリアに本社を置く1972年設立の撮影機器メーカーです。イタリアンデザインを採用した、上質な三脚・カメラバッグ・スタジオ機材で人気。雲台はデザイン性と機能性を両立させたモデルを多数販売しています。
使いやすさにこだわった多彩な独自機能を搭載しているのがマンフロットの特徴。プレートを上から挿入することで自動的に固定できる「プレートロック機構」や、可動範囲を限定させて構図決めの正確性を高められる「フリクションコントロール機構」などを備えたモデルも展開されています。
レオフォト(Leofoto)

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レオフォトは、中国に本社を置く2014年設立の三脚メーカーです。カーボン三脚を手頃な価格で提供しているのが魅力。また、価格は抑えても品質には一切妥協しない開発姿勢も高く評価されています。
素材や製造工程に強いこだわりを持っているのがレオフォトの特徴。製造コストが増えてもアルミ削り出しのパーツをあえて採用したり、手間のかかる細かいプレス工程を経てボールを製造したりするなど、求める強度を確保しています。
ベルボン(Velbon)

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ベルボンは、1955年に設立した日本の三脚ブランドです。半世紀以上にわたって三脚製造に関する数多くの特許を取得してきたことでも有名。良好な技術力は海外でも高く評価されています。
優れた精度で機材を制御できるのがベルボンの魅力。機材の重量を打ち消すことでティルト操作時の負担を軽減する「カウンターバランス機構」や、固定時の画角のズレを最小限に抑える「コマ止め方式」を採用したモデルを展開しています。
雲台のおすすめ|3way雲台
マンフロット(Manfrotto) befree 3ウェイライブ雲台 MH01HY-3W
写真と動画両方の撮影に活用できる、ハイブリッド設計の3way雲台です。本体は重さ720gで、耐荷重は6kg。重量のあるカメラで多彩な撮影に挑戦したい方におすすめです。
パン軸とティルト軸に「フルードドラッグシステム」が採用されているのがポイント。滑らかなパン・ティルト操作が可能です。また、-30〜70℃の過酷な環境でもスムーズに動作できるため、気候の厳しい地域や季節で旅行撮影を行う場合にも重宝します。
雲台本体の素材にはアルミを使用。カメラの取り付けにはクイックシュー方式を採用しています。加えて、アルカスイス方式のアタッチメントにも対応。使用後はハンドルを下げることで、かさばらずに収納可能です。
レオフォト(Leofoto) ハンドル雲台 FW-01R
4方向への動きに対応する進化型の3way雲台です。クイックシュープレートを取り付けるアタッチメント部分に360°回転機能を追加。通常の3way動作に加えて、滑らかなパン操作も可能なので、パノラマ写真や動画の撮影にもおすすめです。
雲台の操作部は2本のハンドルと2つのノブの構成。撮影シーンに応じて構図を細かく調節可能です。加えて、ティルト軸とサイドティルト軸の動作力を調節できる「フリクション機能」を搭載。構図を大きく変えたい場合は緩める、微調整したい場合は締めるというような使い方ができます。
撮影後はハンドルを2本とも折りたためるのも便利。持ち運ぶ際に雲台が邪魔になりません。重量730gのボディで耐荷重は10kg。トップにはアルカスイス互換クランプを搭載しており、プレートを外した下には水準器を備えています。
ベルボン(Velbon) 3Way雲台 PHD-61Q
300mm/F2.8レンズにも対応するクイックシュータイプの雲台。アルミの2/3、鉄の1/4以下の軽さがあるマグネシウム素材を採用していながら、高い強度を実現しています。
コマ止め方式により、固定時の画角のズレを軽減できるのもポイントです。パンハンドルは中央に配置されているため、締める力が左右均等に伝わり固定力が向上。QRAシステム採用のクイックシューにより、ワンタッチでカメラの着脱が可能です。
さらに、左右と上下方向の水平が確認できる水準器を標準搭載しており、正確な構図設定をサポート。また、左右両サイドにカメラを90°傾けられる機能を搭載しているので、縦位置撮影もスムーズに行えます。
本製品は、さまざまな機材との組み合わせが可能。UNC1/4とUNC3/8の両方に対応する三脚取付ネジ穴も備えており、幅広い撮影シーンでおすすめです。
ベルボン(Velbon) 3Way雲台 PHD-66Q
縦位置撮影時の利便性を高めた新機軸の3way雲台です。構図を縦位置に素早く変換できる新開発の「リボルビング機構」を搭載。縦位置撮影時もカメラの重心が雲台の中央付近に保たれるので、三脚座のないレンズを使用する場合でも安定します。スマホでの再生を前提にした縦位置動画の撮影にもおすすめです。
カメラの取り付けにはクイックシュー方式を使用。雲台付属のプレートには縦位置撮影時にレンズの重さによる緩みを防ぐ背当てが付いています。また、アタッチメントの側面には2way水準器を用意。左右と上下の2方向で水平出しに活用できます。
雲台本体はマグネシウム製。重量650gで耐荷重3kgに対応しており、中型程度までのミラーレス一眼に好適です。雲台を三脚に取り付けた初期状態では水平位置の微調整も可能。水平を正しく設定しておくと、縦位置時に90°で固定できます。
スリック(SLIK) 3ウェイ雲台 SH-909
大型三脚向けに設計されたプロ仕様の3way雲台です。脚部の重量が3.42kg以上、パイプ径が32〜36mmの三脚に装着して使うのにおすすめ。カメラの取り付け方法には直付け方式を採用しており、重量級の機材も強い固定力でしっかり保持できます。
固定時に雲台外面が動きにくい「コマ締め方式」の採用もポイント。一般的な雲台と違って、ハンドルを締め付ける前後でファインダーから見えるフレーミング位置が変わりません。撮影で構図を正確に決定する際に有効です。
丸く握りやすく設計されたパンハンドルも便利。耐荷重は10kgで、超望遠レンズ付きフルサイズ一眼や中判カメラにも有効です。雲台の前面には大型レンズとの接触を防ぐ切り欠きデザインが採用されており、絞りリングの操作もスムーズに行えます。
雲台のおすすめ|自由雲台
マンフロット(Manfrotto) XPROボール雲台Q6付き MHXPRO-BHQ6
機能性と携帯性を両立した中型自由雲台です。マグネシウム製の本体に中空球構造のボール部を内蔵。重さ500gと軽量ながら、耐荷重10kgの頑丈さと高い操作性を実現しています。フルサイズミラーレスを使った旅行撮影にもおすすめです。
「トリプルロッキングシステム」の採用にも注目。構図決定時に3つのくさび状のパーツがボール面に圧力を加えることで、ブレを抑えつつ、カメラ位置を強く固定できます。フリクションコントロールで作動力の強さも調節が可能。また、操作時に雲台がグリスで汚れない仕様なので、ストレスなく撮影に集中できます。
上方向から素早くセットアップできるクイックシュークランプも便利。固定力も高く、アルカスイス規格プレートとの互換性も備えています。雲台ベースの直径は60mm。XPROシリーズなどの中型三脚に最適化されています。
レオフォト(Leofoto) 自由雲台 LHシリーズ LH-40
シンプルデザインに、強い固定力を備えた中型自由雲台です。重さ540gの軽量ボディで耐荷重20kgに対応。低い位置にボールが配置されており、背の高い機材でも安定感が得られるため、縦位置グリップ付きの一眼カメラで使う場合にもおすすめです。
ヘッドの側面にあるノブを緩めると、水平方向360°にパンニング操作できます。また、カメラ取り付け部にはアルカスイス規格とも互換性のあるプレートを搭載。上面には水準器が付いています。
ベルボン(Velbon) 小型自由雲台 QHD-33M
小型ながら強い固定力を発揮する自由雲台です。重さ147g、高さ7.4cmと軽量コンパクト。耐荷重は2kgで、小型のミラーレス一眼やコンデジでの使用に適しています。
雲台本体の高さに対して可能なかぎり大きくしたストッパーを搭載しているのもポイント。指の力をしっかり伝えてボールを固定できるため、初心者でも簡単に操作が行えます。
カメラの取り付け部にはクイックシュー方式を採用。アタッチメントにはプレートを縦横どちらの向きでも装着できるので、カメラやレンズ三脚座の形状に応じて柔軟に対応できます。プレートの側に水準器が付いているのも便利です。
スリック(SLIK) バル自由雲台
長年にわたって人気がある自由雲台です。カメラ台にプラスチック素材を使用することで、重さ300gの軽量設計を実現。三脚を軽量化したい場合にもおすすめです。
レバー1つだけのシンプルな操作性にも注目。自由雲台を初めて使う方でも操作に悩みにくい仕様です。スプリングが内蔵されているのもポイント。レバーを緩めた状態でも適度な抵抗がボールにかかるため、カメラが急に傾くのを防げます。
カメラには直付けで装着。また、雲台のネジを回しやすいように、カメラ台の下には指でつまみやすい形状のパーツが付いています。
スモールリグ(SmallRig) 自由雲台 SR761
コスパが高い直付けタイプの小型自由雲台。わずか67.5gの軽量ボディで耐荷重3kgをクリアしているので、フルサイズミラーレスでの使用にもおすすめです。
3種類の使用方法に対応するのもポイント。1/4インチのネジ穴で三脚や一脚に固定できるほか、雲台の底面には1/4ネジやコールドシューのアダプターも取り付け可能です。1/4ネジ穴を持つアクセサリーを雲台の上下両方に装着したり、カメラのシューマウントに嵌め込んだりもできるため、使い方のアイデアが広がります。
雲台のおすすめ|ビデオ雲台
マンフロット(Manfrotto) プロフルードビデオ雲台 60mm フラットベース MVH500AH
プロ向けに設計されたフルードビデオ雲台です。パン軸とティルト軸の両方に滑らかな動作を実現する「フルードカートリッジ」を内蔵。重さ900gのボディで、最大8kgまでの機材に対応しており、重量級のカメラも流れるような操作で動かせます。
機材の自重を打ち消す「カウンターバランス」の搭載もポイント。反発力の強さは2.4kgに設定されています。大型の超望遠レンズを使って野鳥などを撮影する際に、カメラ操作の負担を軽減したい方にもおすすめです。
取り付けはクイックシュー方式。上方向からカメラを素早く脱着できる「サイドロックシステム」を採用しており、プレートを後方からスライドさせる手間が不要です。また、雲台の側面にある3/8インチコネクターも便利。外部モニターやLEDライトなどの取り付けが可能です。
マンフロット(Manfrotto) 小型フルードビデオ雲台 40mm フラットベース MVH400AH
高性能が手軽に扱える小型のフルードビデオ雲台です。重さ380gの軽量コンパクトボディで、耐荷重4kgに対応。底部には40mm径のフラットベースが採用されているため、befreeシリーズの三脚を使って動画撮影を身軽に行いたい方にもおすすめです。
「フルードドラッグ機構」を搭載する点にも注目。見た目は小さくても、滑らかで自然な動きでパン・ティルト操作が可能です。雲台にはバブル水準器を標準で搭載。別売りのレベリングポールと併用すれば、不整地でも水平出しがスムーズに行えます。
クイックシューにロング設計のスライディングプレートを採用しているのも魅力。ビデオカメラでも前後のバランスが取りやすくなっています。また、付属の変換アダプターで、1/4インチと3/8インチ両方のネジ規格に対応可能です。
レオフォト(Leofoto) フィールドビデオ雲台 BV-1R
旅行先でも使いやすいコンパクト設計のビデオ雲台です。航空機にも使われる品質のアルミ合金で作られているほか、重さ433gと高剛性かつ軽量な製品。アウトドアシーンにも持ち運びやすく、おすすめです。
-75〜90°で傾斜できるティルト機構と、360°回転可能なパンニングベースも搭載。雲台の耐荷重は3kgで、ミラーレス一眼での使用にも適しています。
ベルボン(Velbon) フリュード雲台 FHD-63
さまざまな機能をコンパクトなボディに収めたビデオ雲台です。重さ約770gのボディで耐荷重3kgに対応しており、軽量なミラーレス一眼と超望遠レンズの組み合わせにもおすすめ。粘性のある特殊なグリスによって、パンやティルトも滑らかに操作できます。
「カウンターバランス機構」を搭載する点にも注目。反発力の強さは約1.5kgで固定されていますが、重い機材を扱う場合でも自重で傾いてしまうのを防げます。初心者でも望遠レンズが安定した状態で操作可能です。
クイックシュー機構には長さ約12cmのロングプレートを使用。前後に約8.5cmスライドできるため、ネジ自体のスライド幅と合わせて多彩な機材でバランス調整が可能です。ネジ規格も3/8と1/4の両方に対応。パンハンドルは雲台の左右どちらにも取り付けられます。
雲台のおすすめ|ギア雲台
マンフロット(Manfrotto) XPROギア雲台 MHXPRO-3WG
高精度な構図調整が行えるギア雲台です。人間工学に基づいて設計された「マイクロメートルノブ」を3軸全てに採用。細かな微調整がスムーズに行えるため、正確な構図の操作が要求される物撮りや建築物撮影などにおすすめです。
雲台の素材には軽量性に優れたテクノポリマー素材「Adapto」を採用。重量750gの軽量設計で耐荷重4kgに対応しており、フルサイズミラーレスでの使用にも適しています。
クイックシュー機構にはマンフロット独自規格の200PLプレートを使用。同じ規格を採用するマンフロットの雲台間でシームレスに共有可能です。
レオフォト(Leofoto) ギア雲台 G2
使い方のアイデアが広がる小型のギア雲台です。直行方向に回転ギアを組み合わせた設計を採用しており、2つのダイヤルで±10°の傾き調整が可能。さらに、360°の回転機能も利用できるため、風景や夜景のパノラマ撮影にもおすすめです。
雲台本体の重量は360g。軽量設計ながら耐荷重は20kgで、フルサイズ一眼と大口径レンズの組み合わせにも余裕を持って対応可能です。クイックシュー機構には付属のアルカスイス互換プレートが使用できます。
ほかのアルカスイス互換雲台と併用できる点にも注目。雲台の底部は3/8型ネジ穴とアルカスイス互換形状のベースが付いているため、着脱もスムーズに行えます。組み合わせた雲台に、±10°傾き調整と360°パンニングの機能を追加するのに有効です。
SUNWAYFOTO ギア雲台 GH-PRO II
高級感があるギア雲台です。素材には航空機にも使われる品質のアルミ合金やマグネシウムを使用。表面には耐久性を高める硬質アルマイト処理が施されています。長く使える高品質な雲台を探している方におすすめです。
3軸全てで細かな構図調整が行えるのも便利。前後170°・水平360°・左右80°と各軸の可動域も広めに確保されています。
本雲台は幅14×奥行8.4×高さ12.5cmのコンパクト設計のため持ち運びも簡単。カメラの取り付け方法はクイックシュー方式を採用しています。重さ671gのボディで耐荷重4kgに対応しており、フルサイズ一眼での使用にも好適です。
雲台のおすすめ|ジンバル雲台
レオフォト(Leofoto) ジンバル雲台 PG-1
優れた制御力でプロからも高く評価されているジンバル雲台です。日本のカメラ業界で広く知られている「デジタルカメラグランプリ」で、2022年に金賞を受賞。高品質な雲台を探している方におすすめです。
雲台本体は1kgと軽量ながら、耐荷重25kgと頑丈。カメラの取り付けには付属するアルカスイス互換のクイックリリースプレートが使用可能です。ティルトテンション調整ノブも備えており、動きのあるシーンにも柔軟に対応できます。
三脚と接続する雲台ベース部のサイズは直径60mm。1/4インチのネジと3/8インチのネジ、どちらを採用する三脚にも取り付けられます。
ジッツオ(GITZO) フルードジンバル雲台 GHFG1
フランスのカメラ関連製品ブランドが手掛けた、プロ仕様のフルードジンバル雲台です。前後と垂直のバランスを調節しておくことで、重量のあるレンズも快適に操作可能。さらに、フルードビデオ雲台の性質も併せ持つので、野鳥や野生動物の観察から動画撮影まで多彩な用途におすすめです。
フルードカートリッジに搭載された独自機構「ウィップ・パン」にも注目。カメラの向きを大きく変える速いパン操作時はドラッグが自動で解除されます。勢いで三脚ごと動いてしまうことがないため、被写体の動きを追う場合や流し撮りにも有効です。
雲台本体の素材には軽量かつ堅牢なマグネシウムを使用。重さ1.35kgのボディで耐荷重は8kgをクリアしており、重量級の機材も余裕を持って保持可能です。長さ14cmのアルカスイス互換プレートが付属するのも魅力。プレート表面にはラバーが施されています。
K&F Concept ジンバル雲台 KF31.033
手頃な価格で入手できるコスパ良好のジンバル雲台です。素材にはアルミ合金を使用しており、重さ1.428kgのボディで耐荷重20kgに対応。安い価格ながら剛性のあるしっかりした作りなので、野鳥・野生動物撮影の初心者にもおすすめです。
垂直アームとパンベースは共に360°の回転が可能。雲台に超望遠レンズを装着した場合でも多彩なアングルからの撮影が楽に行えます。機材の重さや視線の位置に応じて高さを調節できるエレベーター機構も便利。アームには目盛りが付いているため、初回に記録しておけば、次に同じ機材を使う際に効率よくセットアップできます。
カメラの取り付けには、付属するアルカスイス互換のクイックリリースプレートが使用可能。雲台ベース部の直径は約50mmで、3/8型ネジを持つ三脚に装着できます。
雲台の売れ筋ランキングをチェック
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同じ三脚を使用した場合でも、雲台を交換することで操作感は大きく変わります。旅行には自由雲台、テーブルフォト撮影にはギア雲台、野鳥撮影にはジンバル雲台など、撮影目的に応じて雲台を使い分けるのがおすすめ。今回ご紹介したアイテムを参考に、自分にぴったりの雲台を見つけてみてください。