三脚を構成する重要なパーツの1つが「雲台」。取り付ける雲台を交換することで、三脚の運用方法や構図を調節する際の操作感が変わるのが特徴です。撮影する被写体やシーンに応じて、手持ちの三脚をカスタマイズできます。

そこで今回は、人気メーカーのモデルを中心におすすめの雲台をご紹介。雲台の種類や選び方にもついても解説するため、購入を検討している方は参考にしてみてください。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

雲台とは?

By: amazon.co.jp

雲台とは、三脚の操作性を高める三脚用アクセサリーのこと。三脚の上部にある「カメラ台」に取り付けた状態で、雲台の上にカメラを搭載して使います。

雲台を使用することで三脚の使い勝手を向上できるのがポイント。カメラを三脚に載せたまま水平方向や垂直方向などの構図調節が可能になるため、カメラ台にカメラを直接固定する場合よりも自由度の高いカメラワークが行えます。

自由雲台・3way雲台・ビデオ雲台などの多彩な種類が存在するのも雲台の魅力。三脚本体は同じでも、雲台を交換すれば三脚の操作感は大きく変わります。手持ちの三脚をより自分好みにカスタマイズしたい方におすすめです。

雲台の選び方

種類をチェック

簡単にハンドル操作できる「3way雲台」

By: amazon.co.jp

扱いやすく初心者にも人気なのが「3way雲台」です。2本のハンドルを搭載しており、水平方向と垂直方向に加え、横位置から縦位置への構図の変更も含めた3軸での操作に対応。エントリー三脚では、付属の雲台としても採用されています。

各軸にロック機構が搭載されていることが多いのも3way雲台のポイント。3方向それぞれの固定位置を別々に調節できるほか、構図を細かく追い込みやすいため、しっかり構図を決めて行う風景や建築などの静物撮影におすすめです。

ただし、3way雲台は柔軟なカメラワークには不向き。ロック機構によって2方向以上の同時操作は行えないので、一度決めた構図を変更するのに時間がかかる点は留意しておきましょう。

構図を柔軟に変えて撮影したいなら「自由雲台」

By: amazon.co.jp

フレキシブルな構図調節を得意とするのが「自由雲台」です。別名ボール雲台とも呼ばれており、カメラ搭載部と繋がる可動部に球状のジョイントパーツが採用されているのが特徴。水平・垂直・縦横の3方向をシームレスに操作できます。

カメラを握りながら手首の動きで自在に構図を変更できるのも便利。また、自由雲台には3way雲台のようなハンドルがないため、収納時もかさばりにくく、手軽に持ち運べるという長所もあります。旅行など軽快性を重視したい撮影にもおすすめです。

ただし、全方向を同時に操作する機構上、自由雲台は緻密な構図の調節は苦手。最近は特定の軸の動きを制限することで、構図を追い込みやすくする機能を備えたモデルも展開されています。

スポーツや運動会の撮影に適した「ビデオ雲台」

By: amazon.co.jp

動画や動く被写体の撮影に重宝するのが「ビデオ雲台」です。2way雲台の一種で、長い1本のハンドルを搭載しており、雲台の可動部に特殊なグリス(潤滑油)が封入されているのが魅力。水平方向と垂直方向の2軸でカメラ位置を滑らかに動かせます。

動画撮影に欠かせないパンや、ティルトなどのカメラワークがスムーズに行えるのもビデオ雲台のポイント。また、フルサイズ一眼や望遠レンズなど重量級の機材を搭載しても被写体の動きを追いやすいため、運動会や試合などのスポーツ撮影にもおすすめです。

ただし、縦位置への構図変更には対応していないのがビデオ雲台の弱点。スマホ向けの縦位置動画を撮影する場合は、L字ブラケットなどを併用する必要があります。

物撮りなどで厳密に構図を決めるなら「ギア雲台」

By: rakuten.co.jp

正確な動作で構図作りを緻密に行えるのが「ギア雲台」です。3way雲台と同じく3軸操作に対応していますが、微動装置によって各軸をミリ単位で微調整できるのが特徴。厳密な構図決めが要求される物撮りのほか、風景や星空などの撮影にもおすすめです。

コンパクトに操作できるノブやダイヤルを搭載しているのもギア雲台のポイント。ハンドルを持つ3way雲台と比べて収納や持ち運びがより簡単に可能です。また、3軸のロックを開放することで、自由雲台のように使えるモデルも展開されています。

なお、3way雲台や自由雲台と比べて価格が高いのがギア雲台の難点。製品のラインナップも限られており、主に中級者以上におすすめです。

野鳥撮影などにもよく使われる「ジンバル雲台」

By: amazon.co.jp

重量級の機材が扱いやすくなるのが「ジンバル雲台」です。展望台にある望遠鏡にも使われているジンバル機構が搭載されており、1つの軸を中心にして機材を回転できるのが特徴。超望遠レンズを装着したフルサイズ一眼も宙に浮かせるような感覚で軽々と操作しやすいため、野鳥やスポーツなどの動体撮影にもおすすめです。

優れた制御力を備えるのもジンバル雲台のポイント。重い機材を搭載した場合でも決めた位置でピタリと静止させやすいので、素早く不規則に動く被写体にも柔軟に対応できます。

ただし、雲台自体が大型かつ重いので持ち運びには不向きな場合も。また、前後でバランスの取れる機材のみ搭載できるため、雲台への取り付けには三脚座が必須となる点には注意が必要です。

カメラの取り付け方をチェック

しっかり固定して安定感を高める「直付けタイプ」

By: rakuten.co.jp

安定性を重視するなら直付けタイプの雲台がおすすめです。雲台の上に直接カメラを搭載する形式なのが直付けタイプの特徴。クイックシュータイプと違って隙間を作らずに密着できるうえ、強い固定力を備えているため、フルサイズ一眼や超望遠レンズなど重量級の機材を使用する場合にも適しています。

ただし、カメラの着脱に時間がかかるのが直付けタイプの難点。カメラを取り付けたり外したりする際は、雲台にある三脚ネジ用のダイヤルをその都度操作する必要があります。

スムーズな脱着が可能な「クイックシュータイプ」

By: amazon.co.jp

利便性を重視するならクイックシュータイプの雲台を選ぶのがおすすめです。カメラとの着脱に専用のクイックシュープレートを使用できるのが魅力。事前にカメラの底部にプレートを取り付けることで雲台への脱着がスムーズに行えるため、スポーツなど機動性が重要となる撮影ジャンルにも適しています。

ただし、安定性では若干の不安があるのがクイックシュータイプの難点。雲台本体とプレートの間に隙間が生じる構造なので、しっかり固定しないとプレートが緩んで外れてしまうリスクがあります。安定性を重視するなら直付けタイプか、固定力に優れた国際規格「アルカスイス」に対応した雲台を選びましょう。

耐荷重も忘れずにチェック

By: amazon.co.jp

雲台選びでは「耐荷重」も重要なポイントです。耐荷重とは、雲台や三脚に搭載できる機材の限界重量のこと。耐荷重よりも重い機材は十分な固定力で支えられないため、作った構図が機材の重みで徐々に崩れます。また、三脚ごと機材が転倒する危険性もあるので、購入する前に耐荷重をチェックしましょう。

雲台の耐荷重は余裕のあるモノがおすすめ。特に望遠レンズなどの重心が前方に移動する機材を使用する場合は、てこの原理で実際の重量よりも強い力が雲台に加わります。転倒などのリスクを避けて安全に運用するためにも、搭載する機材の総重量と比べて最低でも2倍以上の耐荷重を持つ雲台がおすすめです。

持ち運びやすさを重視するなら軽量なモデルを

By: rakuten.co.jp

携帯性も雲台選びで重要なポイントです。最近はミラーレス一眼が主流になっており、対応レンズも小型化が進んでいるため、フルサイズミラーレスでも中型程度の軽量雲台で十分に対応できる場合があります。軽量なモデルなら三脚を含めた機材一式を身軽にできるのが魅力です。

持ち運びやすさを重視するなら自由雲台が特におすすめ。中型でも重量が500g前後と軽いモデルも充実しています。また、突起部が目立たず、かさばらないので、旅行や登山などで長距離を移動する場合にも快適に携帯可能です。

3way雲台はハンドルを縮めたり折り曲げたりしてコンパクトに収納できると便利。重量も比較的抑えられているため、風景撮影で野山を歩き回る場合にも重宝します。

雲台のおすすめメーカー

マンフロット(Manfrotto)

By: amazon.co.jp

マンフロットは、イタリアに本社を置く1972年設立の撮影機器メーカーです。イタリアンデザインを採用した、上質な三脚・カメラバッグ・スタジオ機材で人気。雲台はデザイン性と機能性を両立させたモデルを多数展開しています。

使いやすさにこだわった多彩な独自機能を採用しているのがマンフロットの特徴。プレートを上から挿入することで自動的に固定できる「プレートロック機構」や、可動範囲を限定させて構図決めの正確性を高められる「フリクションコントロール機構」などを備えたモデルも展開されています。

レオフォト(Leofoto)

By: amazon.co.jp

レオフォトは、中国に本社を置く2014年設立の三脚メーカーです。カーボン三脚を手頃な価格で提供しているのが魅力。また、価格は抑えても品質には一切妥協しない開発姿勢も高く評価されています。

素材や製造工程に強いこだわりを持っているのがレオフォトの特徴。製造コストが増えてもアルミ削り出しのパーツをあえて採用したり、手間のかかる細かいプレス工程を経てボールを製造したりするなど、求める強度を確保しています。

ベルボン(Velbon)

By: amazon.co.jp

ベルボンは、1955年に設立した日本の三脚ブランドです。半世紀以上にわたって三脚製造に関する数多くの特許を取得してきたことでも有名。優れた技術力は海外でも高く評価されています。

優れた精度で機材を制御できるのがベルボンの魅力。機材の重量を打ち消すことでティルト操作時の負担を軽減する「カウンターバランス機構」や、固定時の画角のズレを最小限に抑える「コマ止め方式」を採用したモデルを展開しています。

3way雲台のおすすめモデル

マンフロット(Manfrotto) XPRO3ウェイ雲台 クイックプレート付き MHXPRO-3W

マンフロット(Manfrotto) XPRO3ウェイ雲台 クイックプレート付き MHXPRO-3W 2014

優れた操作性と機動性を兼ね備えた高性能3way雲台です。ポートレート軸とチルト軸の「フリクションコントロール」と、「レベリングバルブ」を3つ備えているのが特徴。精密な操作で構図調整が行えるため、風景や建築物などの本格的な作品撮りにもおすすめです。

小さく収納可能な「リトラクタブルレバー」を採用しているのもポイント。縮めると13×13.5×13.5cmになり、あまりかさばらずに持ち運べます。また、イタリアンデザインのスタイリッシュな本体にはアルミニウムを使用。約1kgの重量で耐荷重12kgに対応するので、フルサイズミラーレスと大口径レンズを使った撮影にも適しています。

レオフォト(Leofoto) ハンドル雲台 FW-01R

レオフォト(Leofoto) ハンドル雲台 FW-01R 2021

ノブとハンドルで4方向の動きに対応した3way雲台です。通常の3way作動に加えて、カメラ取付部分に「パン動作機能」を搭載。カメラ本体と望遠レンズ三脚座のように、取り付け時の向きが異なる機材間で使う場合におすすめです。

カメラ取付部分に水準器付きの「アルカスイス互換クランプ」を搭載しているのもポイント。付属のプレートで素早く着脱できます。また、垂直と縦横の2軸に「フリクション」機能も備えており、搭載する機材の重量に応じて操作感を調節できるのがメリットです。

ロックを解除することで、90°折り曲げられる2本のハンドルを搭載しているのも魅力。使い終わったら三脚バッグへコンパクトに収納できます。雲台本体の重量は約730gと軽く、耐荷重10kgまで対応可能です。

ベルボン(Velbon) 3Way雲台 PH-G40D N

ベルボン(Velbon) 3Way雲台 PH-G40D N 2023

コスパに優れた初心者向けの3way雲台です。重さ約414gと軽量ながら、普段使いに十分な耐荷重3kgに対応。安い価格で雲台を交換できるため、3way雲台を初めて使う小型一眼レフやミラーレス一眼のユーザーにおすすめです。

低価格ながらクイックシュー機構を採用しているのもポイント。付属プレートの裏に硬貨不要で装着できるカメラネジつまみや、装着前は固定レバーが開放位置で止まるスタンバイ機構などを備えており、スムーズにカメラを取り付けられます。

握りやすい丸型グリップを採用した2本のハンドルも便利。加えて、サイドティルトハンドルは短縮して収納できるので、携帯性を向上させています。

バンガード(VANGUARD) 3WAY雲台 アルカスイス互換 VEO PH-36S

バンガード(VANGUARD) 3WAY雲台 アルカスイス互換 VEO PH-36S 2022

動く被写体や動画の撮影でも活躍する3way雲台です。独立したパノラマノブと水準器を搭載しており、3way雲台ながらスムーズなパン移動が可能。1台の雲台で風景から野鳥まで、さまざまな被写体に対応したい方におすすめです。

トップハンドルの角度を90°間隔で回転できる「4ポジションロックシステム」を採用しているのもメリット。左利きの方でも快適に操作できます。

アルカスイス互換のクイックシューシステムを採用しているのも魅力。急なシャッターチャンスにも対応しやすく、同じ規格の三脚間で使う場合にも重宝します。また、雲台本体の重量は約570gと軽く、耐荷重6kgまで対応可能です。

スリック(SLIK) エイブル300 ST N雲台

スリック(SLIK) エイブル300 ST N雲台 2012

1ハンドルデザインを採用した中型3way雲台です。ハンドル1本とツマミ2つというシンプルな構造で作られているのが特徴。撮影準備を迅速に進められるほか、ツマミで縦横回転軸の操作も行えます。使用後は2ハンドルの雲台よりもコンパクトに収納できるため、持ち運びしやすい中型三脚用の雲台を探している方にもおすすめです。

カメラの取り付けにダブルナットによる直付け方式を採用しているのもポイント。内蔵のスプリングでネジが常にカメラ側へ押し出されるので、スムーズかつしっかり固定可能です。550gと軽量な雲台ながら、耐荷重4kgなのも魅力。フルサイズ一眼レフを活用した撮影にも十分に対応できます。

自由雲台のおすすめモデル

マンフロット(Manfrotto) XPROボール雲台Q6付き MHXPRO-BHQ6

マンフロット(Manfrotto) XPROボール雲台Q6付き MHXPRO-BHQ6 2015

機動性と操作精度を兼ね備えた高性能な自由雲台です。3か所でボールを強く保持する「トリプルロッキングシステム」を採用。重い機材を搭載する場合でも手ブレをしっかり制御できるため、フルサイズミラーレス一眼を使った撮影におすすめです。

耐荷重15kgながら重さ520gと軽いので、持ち運びしやすいのもメリット。また、カメラ取付部には独自の「トップロック機構」が採用されており、アルカスイスとも互換性のある付属プレートを上から挿入するだけで素早くセットアップできます。

レオフォト(Leofoto) 自由雲台 LH-36R

レオフォト(Leofoto) 自由雲台 LH-36R 2020

レオフォトを代表する低重心タイプの自由雲台です。本製品は36mm径のボールを内蔵しており、プロ用フルサイズ一眼にも適した耐荷重18kgに対応しています。

雲台の下部に搭載した3つのノブも便利。ボール操作用のメインノブに加えて、スムーズなパン操作が行えるパノラマノブと、作動調節によって機材の急な前倒れを防ぐトルク調節ノブも備えています。高い操作性を求める方におすすめです。

ベルボン(Velbon) 中型自由雲台 QHD-S6AS

ベルボン(Velbon) 中型自由雲台 QHD-S6AS 2019

優れた精度で操作できる中型の自由雲台です。脚部を180°反転させる場合でも三脚の間に小さく収納できるのが特徴。加えて、重さ約352gと軽量ながら耐荷重5kgの頑丈さも備えており、フルサイズミラーレス一眼を使った撮影旅行におすすめです。

機械加工されたアルミ削り出し部品を多数使用しているので、高い固定力とスムーズな動きを実現しているのもポイント。動画やパノラマ撮影に役立つ「水平パン独立機構」や、ボールの作動力を調節できる「トルク調整機構」も備えています。

複数台の三脚を使い分ける際に便利なアルカスイス互換シューを採用しているのも魅力。また、雲台底部の三脚ネジ穴は1/4ネジと3/8ネジの両方に対応しています。

シルイ(SIRUI) 自由雲台 K-10X

シルイ(SIRUI) 自由雲台 K-10X 2011

使用機材に応じた調節が可能なハイエンド自由雲台です。ボール固定ツマミにボールを緩めた際の摩擦を記憶できる「フリクションメモリー機能」を搭載。可動部の固さを使用時の状態に保つことで、再度同じ機材を載せる場合も急に動くのを防げます。フルサイズ一眼をしっかり固定したい方におすすめです。

アルカスイス互換のクイックシューを採用しているのもポイント。水準器付きなので高精度な水平出しも可能です。また、付属プレートには、ノブを緩めても急に滑り落ちるのを防ぐ「セーフティロック機能」や、縦位置撮影時にカメラネジが緩むのを防止する「ストッパー機能」も付いています。

スリック(SLIK) バル自由雲台

スリック(SLIK) バル自由雲台 2022

軽快さとコスパのよさで人気の中型自由雲台です。1970年代から続くロングセラーモデルで、カメラ台部分にプラスチック成型のパーツを使用しているのが特徴。耐荷重5kgに対応しながら雲台の重量が約300gに収まっています。手持ちの三脚を軽量化するために、使用する雲台を交換したい方にもおすすめです。

90°動かせるレバー1つで構図を固定できるのもポイント。内部にはスプリングが入っているので、レバーを緩めても急にカメラ台が倒れるのを軽減できます。カメラの搭載部分には固定力に優れた直付け式を採用。取り付けネジは指掛かりがよい形状で作られています。初心者でも手軽に入手できる安い価格なのも魅力です。

ビデオ雲台のおすすめモデル

マンフロット(Manfrotto) XPROフルードビデオ雲台 MHXPRO-2W

マンフロット(Manfrotto) XPROフルードビデオ雲台 MHXPRO-2W 2014
本格的な動画撮影から野鳥観察などにおすすめ

正確なフレーミングと滑らかな動きを両立するビデオ雲台です。フルードシステムによって流れるようなパン・ティルト操作が可能。フルサイズミラーレス一眼を使った本格的な動画撮影はもちろん、デジタルスコープによる野鳥観察などにもおすすめです。

垂直方向におけるティルト操作時の速さを2段階で調節できる「フルードセレクター」を搭載しているのもポイント。搭載する機材の荷重や、目的とする動画表現に応じて操作性を自分好みにアレンジできます。

重さ約760gと軽量ながら耐荷重5kgと頑丈に設計されているのも魅力。クイックシュープレートによって素早くカメラを搭載できます。また、底が平らなフラットベースを採用しているので、さまざまな三脚に取り付け可能です。

レオフォト(Leofoto) 小型ビデオ雲台 BV-1R

レオフォト(Leofoto) 小型ビデオ雲台 BV-1R 2021
運動会で子供が活躍するシーンにもぴったり

手軽に動画撮影が楽しめるコンパクトなビデオ雲台です。重さ約433gと軽量ながら耐荷重3kgを実現しているのが特徴。小型のミラーレス一眼を使った動画撮影に最適化して設計されているので持ち運びやすく、軽快なフットワークで動画を制作できます。

独立して回転できる「パンニングクランプ機構」を搭載しているのもおすすめポイント。ミラーレス一眼を付属のプレートで装着するとカメラ本体が横向きになりますが、位置を回転させることでカメラと雲台の位置を合わせられます。

グリスとスプリングによってティルトとパンの動作が滑らかに行えるのも魅力。動体を追いやすいので、運動会で子供が活躍するシーンを記録する場合にも重宝します。

ベルボン(Velbon) フリュード雲台 FHD-53D

ベルボン(Velbon) フリュード雲台 FHD-53D 2014

比較的リーズナブルな価格で購入できるビデオ雲台です。内部に粘性のある特殊なグリスが封入されており、定速で滑らかな動きでパンやティルトの操作が可能。また、耐荷重は2.5kgで、ビデオカメラやミラーレス一眼での使用におすすめです。

雲台の側面にパンとティルトのストッパーが同軸で配置されているのもポイント。大型のストッパーのため、片手で直感的に締め具合を制御可能です。パンハンドルを反対側から取り付けられるのも便利。左利きの方でも快適に操作できます。

取付方法にはクイックシュー機構を採用。雲台に付属するシュープレートは縦横両方の向きに対応します。加えて、ビデオボス付きなので、ビデオカメラなど奥行きの長い機材を搭載する場合でもしっかり固定可能です。

ジッツオ(GITZO) 2ウェイフルード雲台 GHF2W

ジッツオ(GITZO) 2ウェイフルード雲台 GHF2W 2019

軽量かつ剛性に優れたマグネシウムを採用した雲台です。重量は590gで耐荷重6kgを実現しているのが魅力。加えて、表面には自然界で目立ちにくい「リフレクションフリーサーフェイス」加工が施されているので、野生動物や野鳥の撮影におすすめです。

内部のフルードカートリッジによって動く被写体も自然なカメラワークで追随できるのもポイント。また、ON/OFFと7段階の強弱調節が可能な「カウンターバランス」も搭載しており、重量級の機材を使う場合でもスムーズに撮影を進められます。

国際規格「アルカスイス」と互換性があるクイックシュープレートが付属するのもメリット。同じ規格を採用する雲台同士ならプレートを交換することなく相互に取り付けられるので、撮影ごとに複数台の雲台や三脚を使い分ける場合にも重宝します。

リーベック(Libec) パーフェクトバランスデュアルヘッド H25

高性能な「カウンターバランス機構」を搭載するビデオ雲台です。重量4.5kgまでの機材なら、さまざまなティルト角度でもしっかり止められるのが特徴。加えて、「高性能ドラグ機構」で滑らかな動き出しと止め際の操作も可能なので、映像制作で違和感のない自然なカメラワークを行いたい本格派におすすめです。

三脚への取付部が「デュアルヘッド仕様」なのもポイント。75mmボール三脚のほか、スライダーなどフラットベースを採用する機材にも有効です。カウンターバランスの強さを調節できるメーターや、水平出し用の水準器も搭載。LEDライトが付いているため、室内など暗いシーンでもスムーズにセットアップが行えます。

雲台の側面にはアクセサリーポートを用意。カウンターバランスに影響することなく、外付けモニターなどのアクセサリーを取り付けられます。

ギア雲台のおすすめモデル

マンフロット(Manfrotto) XPROギア雲台 MHXPRO-3WG

マンフロット(Manfrotto) XPROギア雲台 MHXPRO-3WG 2015

構図調節の正確さと携帯性を両立した人気のギア雲台です。本体の素材には独自のテクノポリマー素材「Adapto」を採用しており、耐荷重4kgに対応しながら重さ約750gと軽量。頑丈で持ち運びやすいため、野外撮影などにも活用できます。

3軸それぞれにミリ単位の調節が可能な「マイクロメートルノブ」を搭載しているのもメリット。3way雲台よりも細かく構図を追い込めるので、物撮りなど正確さを重視する撮影におすすめです。

マンフロット(Manfrotto) ギア付きジュニア雲台 410

マンフロット(Manfrotto) ギア付きジュニア雲台 410 2023

コンパクトに設計されたギア雲台です。本体は耐久性の高いアルミニウムを採用しており、重さは1.22kg。耐荷重5kgに対応しています。フルサイズのミラーレス一眼や一眼レフなどでギア雲台を手軽に活用したい方におすすめです。

正確なフレ調整を提供する「イクロメーターノブ」を搭載しているのもポイント。3方向の細かな構図調整が可能です。水平出しに欠かせない水準器が付いているのも便利。カメラの取り付けには専用のクイックリリースプレートを使用します。

マンフロット(Manfrotto) ギア付きプロ雲台 405

マンフロット(Manfrotto) ギア付きプロ雲台 405 2009

高い信頼性で定評のあるギア雲台です。人間工学に基づいて設計された大きく操作しやすいノブを搭載。シンプルな操作性ながらも3軸全てで精密な構図調整が行えるため、建築物の撮影や物撮りなどにも重宝します。

本体の素材に軽量ながら堅牢性の高いアルミニウムを採用しているのもポイントです。重さは1.6kg、耐荷重は7.5kg。中判カメラを活用した本格的な作品撮りにもおすすめです。

各軸ギアの連結を解除できるのも便利。自由雲台のようにフレキシブルな構図調整が行えるため、シーンに応じて雲台の可動方式を使い分けられます。

レオフォト(Leofoto) ギア雲台 G4+NP-60

レオフォト(Leofoto) ギア雲台 G4+NP-60 2019

精密調整と大まかな調整の両方に対応する高性能なギア雲台です。水平方向を操作できるパンニングベースに加えて、垂直方向と縦横方向の2軸にギアによる細かい調節が可能。緻密な構図が要求されるシーンでも正確に構図を追い込めます。

3軸のロックをフリーにすると、自由雲台のように片手でもフレキシブルにカメラを動かせるのもポイント。大まかに位置を決めてからギアで微調整すれば、構図作りにかかる時間を短縮できるため、風景撮影や物撮りで即応性を高めたい方におすすめです。

スリック(SLIK) 微動雲台 SMH-250

スリック(SLIK) 微動雲台 SMH-250 2017

星空や天体の撮影にも活躍できるギア雲台です。2軸に対応する微動方式押しネジを内蔵しており、方位方向に16°、高度方向に20°の範囲で位置の微調整が可能。物撮りやマクロ撮影などで正確な構図作りが高い精度で行えます。

着脱式の「高度調整ウェッジ」が付属するのもメリット。高度45°の位置にマークが付いているので、ポータブル赤道儀を取り付けた際に大まかな角度合わせがスムーズに行えます。本格的な天体観測や星空撮影に使う雲台としてもおすすめです。

耐荷重6kgと頑丈ながら、雲台本体の重量が約250gと軽いのも魅力。さらに、雲台の底部にはアルカスイス互換レールが設けられているため、同じ規格を採用するクランプを搭載する雲台に取り付けた状態での併用も可能です。

ジンバル雲台のおすすめモデル

レオフォト(Leofoto) ジンバル雲台 PG-1

レオフォト(Leofoto) ジンバル雲台 PG-1 2020

機動性にも優れたジンバル雲台です。耐荷重25kgまで対応できるジンバル機構を内蔵しながら、重さ約1kgと比較的軽量で持ち運びやすいのが魅力。野鳥撮影など撮影地で場所を頻繁に移動しながら撮影を進める用途におすすめです。

垂直方向の傾きを調節・固定できる「チルトテンション調整ノブ」を搭載しているのもメリット。重量級の超望遠レンズを使用する場合でも目的の角度に素早く位置合わせが可能なので、飛行機・レーシングカー・スポーツなどの動体撮影に重宝します。

カメラ機材の着脱が瞬時に行える「クイックリリースプレート」が付属するのもポイント。また、カメラ取付部の直下には、水準器とパンニング機構を備えています。

レオフォト(Leofoto) ジンバル雲台 PG-2

レオフォト(Leofoto) ジンバル雲台 PG-2

携帯性にも配慮したジンバル雲台です。折りたたみ機構を採用しており、使用後は本体を約幅185×高さ115mmに小さく収納できるのが特徴。一般的なジンバル雲台と比べて持ち運びやすいため、野鳥撮影など機動性を重視する用途にもおすすめです。

折りたたみ式ながら、重量約1.29kgで耐荷重25kgに対応する堅牢性を備えているのもポイント。大口径望遠レンズを装着したフルサイズ一眼もしっかり制御可能です。取り付けには付属するアルカスイス互換のクイックリリースプレートを使います。

「チルトテンション調整ノブ」も便利。チルト軸の動きを微調整できるので、望遠レンズ使用時に動きのあるシーンをより安定した位置で追いやすいのが特徴です。

レオフォト(Leofoto) ジンバル雲台 PG-3

レオフォト(Leofoto) ジンバル雲台 PG-3

優れた耐候性を持つジンバル雲台です。高級三脚にも使われるカーボン素材がフレームに採用されているのが特徴。金属素材と比べて温度変化に強く、暑さや寒さの厳しい場所で表面に触れても凍傷になる心配を軽減できます。撮影で気候の厳しい地域へ遠征する機会が多い方にもおすすめです。

耐荷重25kgをクリアしながら、重量1.2kgと比較的軽量に設計されているのもポイント。雲台を装着した三脚を持って長距離を移動する場合でも、負担を少なく抑えられます。使用時のサイズは幅205×高さ235mm。カメラの取り付けにはアルカスイス規格と互換性のある付属のクイックリリースプレートを使用します。

スリック(SLIK) テレマスター800

スリック(SLIK) テレマスター800 2019

比較的リーズナブルな価格で購入しやすいジンバル雲台です。通常使用に十分な耐荷重3kgを備えながら重さ約800gを実現。携帯性やコスパを重視する方におすすめです。

アルカスイス互換のクランプを搭載しているのもポイント。加えて、長さ70mmと100mmのクイックシュープレートが付属しており、取り付けるカメラやレンズの重量バランスに応じて選択可能です。

ジッツオ(GITZO) フルードジンバル雲台 GHFG1

ジッツオ(GITZO) フルードジンバル雲台 GHFG1 2018

ジッツオの創業100周年を記念して開発された高性能なジンバル雲台です。流線形が特徴のボディは主要素材に堅牢なマグネシウムを採用しており、重量約1.35kgで耐荷重8kgに対応。システマティック三脚やマウンテニア三脚と組み合わせて、野生動物や野鳥の作品撮りを行う方におすすめです。

ビデオ雲台の技術を応用した「フルードカートリッジ機構」を搭載しているのもポイント。一般的なジンバル雲台にはない適度なドラッグとダンピングの効果が生じ、滑らかな動きで操作できるため、細かな構図調整や動画撮影にも活用できます。

独自の「ウィップ・パン機構」も便利。カメラの向きを変える素早いパン操作で自動的にドラッグが解除されるので、突発的な動きにも対応しやすくなります。なお、カメラの取り付けには付属のアルカスイス互換プレートが使用可能です。

雲台の売れ筋ランキングをチェック

雲台のランキングをチェックしたい方はこちら。