ストロボを活用したオフカメラライティングで重宝する撮影機材が「ライトスタンド」です。ストロボをカメラから離した位置に固定しやすくなるため、ライティングの自由度が向上してより印象的な作品撮りが可能になります。

そこで今回は、おすすめのライトスタンドをご紹介。併せてライトスタンドの選び方も詳しく解説していくので、自分が使用する機材や目的に適したモデルを選ぶ際の参考にしてみてください。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

ライトスタンドとは?

By: amazon.co.jp

ライトスタンドとは、撮影に使うストロボなどの照明機材を固定する器具です。センターポールの低い位置から三脚のように脚が三叉に分かれており、好みの位置や高さにストロボを設置できるのが特徴。使用時はライトスタンドの上部にあるネジダボにストロボを取り付けることで固定します。

ストロボを活用した撮影では、ストロボをカメラから離れた位置に設置して照射するオフカメラライティングが主流。カメラ上部に取り付けて照射する通常のオンカメラライティングと比べて、照射光の方向や強さをより自由に調節しやすくなります。

ライトスタンドを使うメリット

By: kentfaith.co.jp

ストロボを安定した状態で設置できるのがライトスタンドの主なメリットです。重い照明機材を取り付ける場合でも、風などで転倒するリスクを回避できます。

ストロボ配置の自由度が高くなるのもライトスタンドの長所。単にカメラから離れた位置にストロボを設置できるだけではなく、光を照射する高さや角度も自在に調節できます。ストロボを活用したオフカメラライティングで自分のイメージに沿った照明効果を作り出したい方におすすめです。

ライトスタンドの選び方

タイプで選ぶ

大型の照明器具に適した「エアクッション式」

By: amazon.co.jp

エアクッション式とは、内部に空気による緩衝機構を搭載したライトスタンドのこと。ネジを緩めた際にセンターポールがゆっくり下がる構造なのが特徴です。

重い照明機材を搭載する場合でも。重みで急に落下するトラブルが起こりにくいため、モノブロックストロボなどスタジオ向けの照明機材を扱う場合にもおすすめです。

ただし、故障などで空気が抜けているとエアクッションが無効化されてしまい、機材が一気に落下してしまう場合も。トラブル回避のため、事前にライトスタンドの空気が抜けていないかを必ず確認したうえで、使用の際は丁寧に扱うよう心掛けましょう。

素早く高さを変えられる「バネ式」

By: amazon.co.jp

バネ式とは、センターポールの底部にスプリングによる緩衝機構を備えたライトスタンドのことです。ネジを緩めるとポールは一気に下がりますが、バネによって落下時の衝撃が緩和されるのが特徴。照明機材の破損リスクを軽減できます。

素早く高さを変えられるのもバネ式ライトスタンドのポイント。エアクッション式と違って中間部に動きを妨げるモノがなく、スムーズにセンターポールの長さを調節できます。ストロボの高さを頻繁に変えながら進める撮影スタイルにもおすすめです。

リーズナブルな「手動式」

By: amazon.co.jp

手動式とは、内部に緩衝機構を搭載しないライトスタンドのことです。構造がシンプルな分、ほかのタイプよりリーズナブルな価格で購入できるのが特徴。価格の安いモデルが充実しているため、これからライティング撮影に挑戦する初心者にもおすすめです。

ただし、取り扱いには細心の注意が必要。ネジを緩めるとセンターポールが一気に下がるため、機材に衝撃が加わるリスクがあります。取り付けや高さ調節は常に手を添えて行うようにしましょう。

スタンドの高さをチェック

By: amazon.co.jp

ライトスタンドを選ぶ際は、センターポールを最長まで伸ばした状態の高さである「全伸高」を確認しましょう。高さに余裕があるモノの方が撮影時に柔軟な対応ができます。

人物のポートレート撮影では、全伸高が2m以上のライトスタンドがおすすめ。顔よりも高い位置からストロボ光を照射できます。上方から斜めに照らして顔に印象的な陰影を作るレンブラントライトなど、ライティングの高等技法も実践しやすいのが魅力です。

花・料理・雑貨などのテーブルフォト撮影を行う場合は、センターポールを最も低くした状態の高さである「最低高」もチェック。使用するテーブルの高さにもよりますが、50cm〜1m程度の低い位置に固定できるライトスタンドが重宝します。

耐荷重を確認

By: amazon.co.jp

耐荷重もライトスタンド選びで重要なポイントです。搭載する照明機材の重量がライトスタンドの耐荷重を上回っていると、機材の重みを十分に支えられないので注意。最悪の場合、ライトスタンドが転倒して照明機材が破損するリスクもあります。

カメラ上部にも取り付けられる一般的なクリップオンストロボを使う場合は、耐荷重1〜1.5kg程度のライトスタンドでも十分に対応可能。屋外やスタジオでの本格的なライティング撮影で使う電源一体型のモノブロックストロボを搭載する場合は、耐荷重の数字が大きいモノを選んでみてください。

設置面積が広いモノだと安定性に優れる

By: rakuten.co.jp

設置面積の広さもチェックしましょう。設置面積が広ければ、スタンドの安定性が高くなるのがポイント。重い照明機材を搭載する場合でもしっかり支えられます。

ただし、撮影イベントなどで使う際は注意が必要。設置に広いスペースが必要になるため、場合によっては邪魔になってしまうことがあります。特に、多人数が集まる場所では設置面積と安定性のバランスを考慮してライトスタンドを選ぶのが大切です。

屋外撮影や移動が多い場合は、持ち運びしやすいモノがおすすめ

By: amazon.co.jp

持ち運びやすさもライトスタンド選びで注目したいポイント。特に、屋外でストロボ撮影を行う場合や、撮影地まで長距離を移動することが多い場合は、なるべく軽いライトスタンドを選んだ方が便利です。

携帯性を重視するなら素材にカーボンを採用したライトスタンドがおすすめ。十分な強度を備えながらも軽めに作られているのが特徴です。アシスタントなしで撮影を進める場合にも重宝します。

ライトスタンドのおすすめ|エアクッション式

マンフロット(Manfrotto) アルミ ミニコンパクトスタンド AC Jタイプ 1051JBAC

マンフロット(Manfrotto) アルミ ミニコンパクトスタンド AC Jタイプ 1051JBAC

携帯性に優れた小型のエアクッション式ライトスタンドです。わずか1.1kgの軽さながら、モノブロックストロボにも適した耐荷重4kgを実現。1人で屋外撮影を行う頻度が高い方におすすめです。高さは最低高75〜全伸高211cmまで調節できます。

フックをスロットに挿し込むだけで複数のライトスタンドを簡単に連結できる「クイックスタックシステム」を採用しているのも便利。ワイヤレス多灯撮影などで複数本のライトスタンドを持ち運ぶ場合にもかさばらずに移動可能です。

マンフロット(Manfrotto) アルミ コンパクトスタンド AC Jタイプ 1052JBAC

マンフロット(Manfrotto) アルミ コンパクトスタンド AC Jタイプ 1052JBAC

中型のエアクッション式ライトスタンドです。格納高90cmと比較的コンパクト。全伸高が241cmと高いため、人物撮影で顔よりも高い位置から光を当てたい場合に使えます。

堅牢なアルミを素材に採用しており、重さ1.98kgと比較的軽量ながら耐荷重が5kgなのもポイント。大光量のモノブロックストロボと一緒に、アンブレラやソフトボックスなどのアクセサリーも併用したい方にもおすすめです。

設置面積の最大直径は109cm。複数本のライトスタンドを持ち運ぶのに重宝するクイックスタックシステムにも対応しています。また、「スタッキングシステム脚ロック」も便利。脚部のロックを瞬時に操作できます。

マンフロット(Manfrotto) アルミ ランカースタンド AC Jタイプ兼用 1005BAC

マンフロット(Manfrotto) アルミ ランカースタンド AC Jタイプ兼用 1005BAC

プロ用途でも使える高性能な大型ライトスタンドです。本体の重量は約2.5kgで、耐荷重は最大10kg。重い照明機材を取り付けても高い安定性を確保できます。スタジオ撮影などで、多彩なアクセサリーと一緒にモノブロックストロボやジェネレーターを活用したい方にもおすすめです。

最低高約118〜全伸高約273cmまで高さを調節できるのもポイント。最大直径35mmの極太パイプによって、高く設置する場合でも安定するので、モデルの上方からストロボ光を照射するライティングも安心して行えます。

1/4と3/8の両方に対応する山付きリバーシブルスピゴットが付属。取り外し可能で、国内外の多彩なストロボが固定可能です。

UNPLUGGED STUDIO ライトスタンド エアクッションタイプ LS-068

UNPLUGGED STUDIO ライトスタンド エアクッションタイプ LS-068

優れたコスパで人気のある小型のエアクッション式ライトスタンドです。約1.6kgの軽量ボディで、耐荷重は最大3kgをクリア。エアクッション機構を搭載しながら価格がリーズナブルなので、高性能なライトスタンドを安く入手したい方におすすめです。

最低高約80〜全伸高約200cmまで高さを調節できるのもポイント。また、設置面積最大直径が約70cmと省スペース設計で作られているため、多人数が集まるイベント会場などでコンパクトにライティング撮影を行う場合にも重宝します。

1/4オスと3/8オスのネジが背中合わせになったスピゴットアダプターが付属するのも魅力。加えて、使用後は縮長約71cmでコンパクトに収納できるので、あまりかさばらずにライトスタンドを持ち運べます。

UNPLUGGED STUDIO ライトスタンド エアクッションタイプ LS-080

UNPLUGGED STUDIO ライトスタンド エアクッションタイプ LS-080

最低高約96〜全伸高約260cmまでの高さ調節に対応したライトスタンド。顔よりも高い位置からのライティングができます。価格がリーズナブルなので、コスパ重視のスタジオフォトグラファーにもおすすめです。

耐荷重は最大3kgで、重量は2kgと比較的軽いのもポイント。収納時は縮長約86cmに小型化できるため、楽に持ち運べます。

1/4オスと3/8オスに対応する便利なスピゴットアダプターも付属。ライトスタンド本体には縦横両方の向きからスピゴットアダプターを取り付けられるので、ストロボをさまざまな向きから照射する場合にも重宝します。

ライトスタンドのおすすめ|バネ式

ニューワー(NEEWER) 2.2m ステンレス鋼製ライトスタンド 10101057

ニューワー(NEEWER) 2.2m ステンレス鋼製ライトスタンド 10101057

耐久性に優れたバネ式ライトスタンドです。素材に頑丈なステンレススチールを採用しており、耐荷重10kgを実現。ステンレススチールはサビや湿気の影響を受けにくいため、頻繁に屋外撮影を行う場合にも重宝します。

最低高約97〜全伸高約220cmまで3段階で高さを調節できるのもポイント。強固なロックノブで重量のある照明機材もしっかり固定可能です。縮長は約80cmで、設置面積最大直径も約80cmとコンパクト。複数人でスタジオを使う場合にも適しています。

1/4オスと3/8オス両方に対応するリバーシブルスピゴットが付属。ライトスタンドには横向きでの取り付けも可能です。

FOMITO ライトスタンド NiceFoto 260cm LS-280S

FOMITO ライトスタンド NiceFoto 260cm LS-280S

リーズナブルな価格で入手できる大型のバネ式ライトスタンドです。素早く操作できるロックノブを脚部に搭載しており、全伸高約260cmまで高さ調節が可能。上方からのライティングにも対応します。

素材に強靭でサビにくいステンレススチールを採用しているのもポイント。急な落下による照明機材の損傷を防ぐスプリングクッションも内蔵しているため、リフレクターやソフトボックスなどアクセサリー付きのモノブロックストロボを固定する場合にも適しています。

本体重量は約2.76kgで、収納時の縮長は約94cm。脚部の間にはアルミニウムダイカストのステーが搭載されており、耐久性を高めつつ高精度な操作をサポートします。

SOONPHO ヘビーデューティーライトスタンド 2.8m 2本セット T0025-Y

SOONPHO ヘビーデューティーライトスタンド 2.8m 2本セット T0025-Y

高耐久設計で作られた大型のバネ式ライトスタンドです。ステンレススチールを使った頑丈な構造により、耐荷重10kgをクリア。大型のスタジオ用ストロボを、ソフトボックスやブームなどと一緒に活用したい方にもおすすめです。

全伸高約280cmまで高さ調節が可能なのもポイント。脚部には操作しやすいロックノブを備えています。収納時の縮長は約94cm。顔上方からのライティングに対応しながら、持ち運びにも考慮して設計されています。

1セットに同じライトスタンドが2本含まれているのも魅力。多灯ライティングが低コストで始められます。また、1/4オスと3/8オス両方に対応するスピゴットが付属するので、国内外のさまざまな照明機材を取り付け可能です。

ゴドックス(GODOX) 撮影アンブレラ+3Mライトスタンドセット SB-122

ゴドックス(GODOX) 撮影アンブレラ+3Mライトスタンドセット SB-122

人気のストロボメーカーが設計した高品質なバネ式ライトスタンドです。わずか約1.4kgの軽量ボディながら耐荷重8kgを実現。手頃な価格ながら、センターポールの底部にスプリングクッションも内蔵しており、重量のある照明機材も安全に扱えます。

最低高約100〜全伸高約300cmまで伸縮できるのもポイント。上方からのライティングが行えます。大型モデルながら、縮長は約94cmと比較的コンパクト。設置面積の最大直径は約120cmです。

低価格ながら付属品が充実しているのも魅力。ライトスタンド本体や収納ケースに加えて、照射光を和らげるときに使うアンブレラやアンブレラホルダーも同梱します。本格的なライティングを低コストで始めたい方におすすめです。

ライトスタンドのおすすめ|手動式

マンフロット(Manfrotto) カーボンナノポールスタンド MS0490C

マンフロット(Manfrotto) カーボンナノポールスタンド MS0490C

機能性と機動性を両立したイタリア製の手動式ライトスタンドです。カーボンファイバーコラムと穴抜きアルミニウムベースの採用により、約750gの軽量ボディを実現。耐荷重は1.5kgなので、クリップオンストロボを活用して気軽にライティング撮影を進めたい方におすすめです。

脚部には素早く操作できるナット式ロックを搭載。高さは最低高約61〜全伸高約197cmまで調節可能です。縮長はわずか約51cmとコンパクト。レベリングレッグ機構によって、岩場など水平ではない場所でも安定した状態で設置できます。

「クイックリリースツイストロック」を解除することで、カーボンファイバーコラムを取り外せるのも魅力。手持ちで必要な場所に照明を当てるアイテムとしても活用できます。ダボ形状は3/8オスで、付属のネジアダプターを使えば1/4オスにも変換可能です。

マンフロット(Manfrotto) コンビブームスタンド黒 サンドバッグ G100付 420B

マンフロット(Manfrotto) コンビブームスタンド黒 サンドバッグ G100付 420B

多機能な手動式ライトスタンドです。素材にアルミニウムを使用しており、重さ約3kgながら耐荷重9kgを実現。高さは最低高約131〜全伸高約392cmまで調節できます。

ライザーを最大まで伸ばした状態でレバーを押すことで、ライトスタンドからブームスタンドに素早く変形するのもポイント。加えて、重い照明機材を扱う際のウェイトになるサンドバックが付属します。

ブームでの使用時の負荷にも耐えるダブルブレース構造のステーを搭載しているのも魅力。また、3/8と1/4両方に対応するリバーシブルスピゴットが付属するので、海外製の照明機材も手軽に取り付けられます

アマゾンベーシック(AmazonBasic) ライトスタンド アルミニウム製 WT803

アマゾンベーシック(AmazonBasic) ライトスタンド アルミニウム製 WT803

優れたコスパで人気のある手動式ライトスタンドです。素材にアルミニウムを採用しており、軽いので持ち運びが簡単。十分な機能を備えながら価格が安いので、ライティング初心者にもおすすめです。

手動式ながら直径6mmのネジで高さをしっかり固定できるのもポイント。ライトスタンドは85〜204cmの範囲で高さ調節が可能です。耐荷重は最低高時で3.2kg、中伸展時で2.5kg、全伸高時で0.5kgと変化します。

専用の収納袋が付属するのも魅力。ファスナー付きのため、使用後はライトスタンドが飛び出さないよう安全に収納可能です。

K&F Concept ライトスタンド 55-220cm JPKF34.009V1

K&F Concept ライトスタンド 55-220cm JPKF34.009V1

直径最大26mmの丈夫なアルミニウムを素材に採用しているライトスタンド。耐荷重が4kgありながら重さは約891gと軽量です。持ち運びやすいライトスタンドを探している方に適しています。

縮長約55〜全伸高約220cmまで4段階で高さ調節できるのがポイント。さらに、開脚角度も3段階で調節可能です。脚部の先端にゴム足を採用しており、床面を傷付けずに設置できます。

ニッシン(NISSIN) スーパーライトスタンド LS-50C

ニッシン(NISSIN) スーパーライトスタンド LS-50C

国産ストロボメーカーが手掛けた軽量性重視の手動式ライトスタンドです。センターポールにカーボンファイバーを採用。わずか約545gの軽さを実現しています。クリップオンストロボを活用した撮影を行う方にもおすすめです。

縮長が48.5cmとコンパクトながら、全伸高200cmまで伸ばせるのもポイント。回転式ロック機構によって固定や解除が片手で素早く行えます。また、脚3本の内1本は角度調節にも対応。岩場などでも安定して設置できます。

逆折れ式を採用しているのも魅力。180°開脚によるベタ置きにも対応します。付属する面ファスナー式のバッテリーホルダーも便利。重量を増したいときにパワーパックやウェイトをポールに固定可能です。

キング(KING) カーボンライティングスタンド KCLS-01

キング(KING) カーボンライティングスタンド KCLS-01

軽さを追求した手動式ライトスタンドです。カーボンファイバー製のセンターポールとアルミ製の穴抜き脚を組み合わせることで、約535gの軽さを実現。持ち運びが簡単なので、移動から撮影まで1人だけで行うフォトグラファーにもおすすめです。

脚の開脚角度を無段階で調節できるのもポイント。脚部を180°開脚したベタ置きにも対応します。高さは最低高48.5〜全伸高225cmまで伸縮できます。

カラビナフック付きのウェイトホルダーが付属するのも魅力。ライトスタンドにウェイトを取り付けて安定性を高められます。ダボ形状はオスで、3/8と1/4両方のネジに対応。海外製も含めたさまざまなクリップオンストロボに使用可能です。