広大な大地を有し、ブドウが育ちやすい気候で製造される「北海道ワイン」。北海道には、数多くのワイナリーが存在し、魅力あるワインが豊富に展開されています。幅広い料理と相性がよく、どれを選べばよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめの北海道ワインを種類別にご紹介します。北海道ワインの特徴や選び方も併せて解説するので、ワイン選びの参考にしてみてください。
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北海道ワインの特徴
北海道ワインの特徴は、しっかりとした酸味・芳醇なアロマ・透き通るような透明感が特徴。ジンギスカン・魚介類・パスタともよく合います。台風の影響や梅雨がなく涼しい気候の北海道は、白ワインの生産が盛んに行われているのが特徴です。
また、1日の気温差が大きいため、糖度と酸のバランスが取れた香り高いブドウが育ちやすいのもポイント。北海道ならではの風土がワイン造りに活かされています。
北海道ワインの選び方
代表的な産地やワインナリーをチェック
山梨・長野に続いてワインの生産量が多い北海道。主な産地は、十勝地方と余市町です。十勝ワインは、町おこしの一環として1960年代に再スタート。山に囲まれ太平洋に面している十勝平野で、ドイツ系のブドウ栽培が行われています。「清見」と「山ブドウ」をかけ合わせ、独自開発した山幸種を使用した十勝ワインも有名です。
比較的温暖で、丘陵地帯の斜面にブドウ畑が広がる余市町では、ドイツ系品種や「ピノ・ノワール」が栽培されているのが特徴。北海道のワイナリーは、令和5年2月時点で55ヵ所あり、10年前と比べて約3倍に増加しているとされています。
ワイナリーは、日本人の味覚に合う日本のワインを目指した「はこだてわいん」、試飲や工場見学ができるワインギャラリーを有する「北海道ワイン」など。地域の風土を活かしたワインづくりが行われています。
使われているブドウの品種をチェック
北海道ワインで使用されるブドウの品種は、「キャンベルアーリ」「ピノ・ノワール」「ケルナー」「ナイヤガラ」などがあります。キャンベルアーリは、巨峰のような大粒の黒ブドウ。生食用の黒ブドウの香りを残しつつ、ベリー系の香りが楽しめる品種です。
日本での栽培が難しいとされてきたピノ・ノワールは、1998年の気候シフトをきっかけにして余市町を中心に栽培量が増加。日本のピノ・ノワールの生産量の半分以上を北海道が占めています。赤ワイン用のブドウ品種で、渋味が少なく程よい酸味が特徴です。
ケルナーは、北海道ワインのなかでも代表的な白ワイン品種。ドイツ原産で、軽やかでみずみずしい酸味が特徴です。ナイヤガラは、アメリカニューヨーク州ナイヤガラで生まれた白ブドウ。マスカットを彷彿とさせる強い香りが楽しめます。
ワインボトルの形状をチェック
ワインボトルには、ボルドー型・ブルゴーニュ型・アルザス型・モーゼル型などがあります。ボルドー型は、いかり肩と呼ばれフランスボルドー地方で主に用いられる形状で、赤ワインに用いられることが多いボトル。ワインをグラスに注ぐときに、口当たりが悪くなる澱(おり)が、肩の部分に留まるような形状が特徴です。
ボルドー型に続いてポピュラーなブルゴーニュ型は、肩の部分がなだらかなのが特徴。タンニンが控えめで繊細な味わいのブルゴーニュ型のワインは、静かに注ぐことで持ち味を発揮します。主に、ピノ・ノワールやシャルドネ種のワインに用いられるボトルです。
アルザス型は、フルート型とも呼ばれる細長くスマートな形状。フランスアルザス地方で使われているボトルです。ドイツモーゼルで用いられるモーゼル型は、ライン型とも呼ばれています。軽快な飲み口の白ワインに多く使用されているのが特徴です。
好みの味をチェック
ワインは、ジャンルと味わいのタイプで大きく分けられます。ジャンルは、白・赤・ロゼ・スパークリングなど。味わいは、甘口・辛口や、ライトボディ・ミディアムボディ・フルボディで分けられるのがポイントです。ボディとは、ワインのタンニン・酸・アルコール・甘味などのバランスを指します。
まずは、好きなジャンルのワインを選択。白ワインなら、スイートな甘口、ドライな辛口から選びます。赤ワインなら、軽めのライトボディ、中くらいのミディアムボディ、重めのフルボディから好みのモノを選択可能です。
ワインの渋味が苦手な方は、渋味の少ない甘口のワインから始めてみるのがおすすめ。甘口のワインは、渋味に慣れていない方でも飲みやすく、ジュースのような飲み心地が楽しめるモノもあります。
北海道ワインのおすすめ|白
北海道ワイン おたる特撰ナイヤガラ
糖度の高い、北海道産のナイヤガラを使用して醸造した北海道ワインです。良質なブドウのなかから、香りがよく、苦味・辛味・えぐみのないモノを厳選しています。甘味を凝縮させるため、ブドウの果汁を凍結。氷の部分を取り除き、氷以外の凝縮した甘味の果汁をワインの原料に活用しています。
発酵後のドライワインに、発酵させていないブドウ果汁を加え甘味と果汁本来の香りを残すジュースリザーブという製法で製造。ブドウの香り・風味・果実の甘さが楽しめます。濃厚でフルーティーな味わいが魅力です。
アルコール度数は8.5%で甘口。内容量は720mlです。国産ワインコンクール奨励賞や、ご当地ドリンクグランプリ最高金賞を受賞。乾杯や、デザートワインにおすすめの北海道ワインです。
北海道ワイン 北海道ケルナー
北海道産100%のケルナーで醸造した北海道ワインです。加熱処理は行わず、北海道の寒気を活用した低温発酵でブドウの味わいと香りを引き出しています。豊かな酸が感じられ、軽やかなボディが特徴。爽やかな柑橘系のアロマと、軽快ながらボリューム感のある辛口です。日本人の味覚にマッチした味わいに仕上げています。
内容量は720mlで、アルコール度数は12%です。日本ワインコンクールで金賞やコストパフォーマンス賞を受賞。レモンを添える料理や、魚介類と相性がよい北海道ワインです。北海道の雄大な広さをイメージしたラベルを採用。日本ワインを愛する会の理事を務める麹谷宏氏が監修しています。
はこだてわいん 北海道100カジュアルスイート ナイアガラ 白
フルーツショップで取り扱う、生食用のブドウを原料にした北海道ワインです。北海道産のナイアガラ種を100%使用し、華やかな香りとフレッシュな味わいに仕上げています。洋梨やライチのような甘さが広がり、爽やかな酸味が特徴です。
やや甘口で、アルコール度数は12%。飲み頃の温度は、7~12℃です。内容量は200mlと720mlがあり、飲む量に合わせて選べます。日本ワインコンクールで銅賞を受賞した北海道ワインです。
北海道ワイン 葡萄作りの匠 北島秀樹ケルナー
単一畑によるケルナー種ブドウを100%使用した北海道ワインです。「葡萄作りの匠」とされる北島秀樹氏が栽培したモノを使用。マスカットや、グレープフルーツのような柑橘類を彷彿とさせる香りが広がります。切れ味のよい辛口白ワインです。
すっきりとした酸味で、魚介類や鶏のから揚げと相性のよい北海道ワイン。内容量は750mlです。本商品は、日本ワインコンクールで銀賞を受賞しています。
富良野市ぶどう果樹研究所 ふらのワイン 白 ラベンダーラベル
フランス生まれのブドウ「セイベル5279種」を主体とした北海道ワインです。ライムのような柑橘系の香りと、爽やかな口当たりが特徴。中口タイプで、アルコール度数は12%です。富良野市が経営する自治体のワイナリーが手掛けています。
内容量は360mlと720mlをラインナップ。好みに合わせて選べます。ラベンダーの香りが付いたラベルを採用。創業当時から愛され続けている北海道ワインです。
北海道ワインのおすすめ|赤
池田町ブドウ・ブドウ酒研究所 山幸
北海道十勝池田町産の山幸種を使用した北海道ワインです。池田町で独自開発された山幸種は、草木系の果実香と強い酸味が魅力。父親である山ブドウ譲りの個性的な味わいで、ややコクがあるのが特徴です。発酵後、フレンチオーク樽で時間をかけて熟成させてから瓶詰めされています。
アルコール度数は12%。17~20℃で飲むのがおすすめです。内容量は360mlと720mlをラインナップ。山幸のスパイシーな香りが楽しめます。ジビエ・ジンギスカン・エスニック料理と相性がよい北海道ワインです。
はこだてわいん 北海道100シリーズ ピノ・ノワール 赤
北海道産原料を100%使用した北海道ワインです。品種はピノ・ノワールを採用。ラズベリーやチェリーを感じさせる赤果実系の香りが堪能できます。優雅で気品のある果実味となめらかな味わいが魅力。柔らかなタンニンで渋味が少ないのもポイントです。
本商品は、ミディアムボディ。やや辛口に仕上げています。アルコール度数は12%で、飲み頃の温度は15~18℃。繊細な味わいで、だしの効いたしょう油ベースの煮込み料理、おでん・肉じゃがなどとよく合います。ワイン専用品種ならではの本格的な口当たりが楽しめる北海道ワインです。
北海道ワイン おたる プレミアムキャンベル赤
北海道産のキャンベルアーリ種を原料にした北海道ワインです。生食用ブドウとしても人気の高い品種。コクのある風味を甘口で楽しめます。高品質な日本ワインをリーズナブルに提供することを目的としたシリーズのひとつ。アルコール度数は8.5%、内容量は720mlです。
ブルーチーズや、トマト系のソースを活用した料理と合わせるのがおすすめ。“SAKURA” Japan Women’s Wine Awardsでシルバーの受賞経験がある北海道ワインです。
サッポロビール グランポレール 余市 ピノ・ノワール 2017
北海道余市町「弘津ヴィンヤード」産のピノ・ノワール種を使用した北海道ワインです。すみれやいちごのような可愛らしく華やかな香りが特徴。柔らかなタンニンと鮮やかな酸味、滑らかな余韻が広がります。
内容量は750mlで、アルコール度数は13%です。おすすめの温度は、16~18℃。SAKURAAWARDでダブルゴールド、IWSC銅賞の受賞歴がある北海道ワインです。
北海道ワイン おたる キャンベルアーリ辛口 赤
国産のキャンベルアーリ種を100%使用した北海道ワインです。食用ブドウ品種特有の豊かな果実味と、フレッシュで華やかな香りがポイント。軽やかな酸味が心地よく広がります。軽やかな辛口タイプです。
内容量は720mlで、アルコール度数は10%。本商品は、日本ワインコンクールで銅賞を受賞しています。ハンバーグや焼肉といった肉料理、ベリーソースを添えたソテー、シーフードフライやかき揚げにもおすすめの北海道ワインです。
北海道ワインのおすすめ|ロゼ
池田町ブドウ・ブドウ酒研究所 町民用ロゼワイン
北海道産キャンベル種を使用した北海道ワインです。キャンベル種の爽やかな酸味と、フルーティーな味わいが感じられます。本商品は「町民還元用ローゼワイン」を改名したモノ。元々は、町民のみが購入できたワインで、ワインを楽しむ食文化の発展に貢献したとされています。
内容量は720mlで、アルコール度数は12%の辛口仕上げ。池田町伝統の爽快なロックや、シュワシュワと泡が弾けるソーダと割ったロゼスパークとして飲むのもおすすめです。
北海道ワイン おたる ロゼ
北海道産の大粒のキャンベルアーリ種を使用した北海道ワインです。甘い香りが特徴。目を引く華やかな色合いで、甘酸っぱく爽やかな後味が感じられます。内容量は720mlです。アルコール度数は10%で、やや甘口に仕上げています。
フレッシュチーズ・生ハム・サーモンマリネのほかに、焼肉・ジンギスカン・BBQなどアウトドアで楽しむ肉料理にもぴったり。軽く冷やして飲むのがおすすめです。ワイン初心者の方やお酒が苦手な方は、淹れたての紅茶と共に火にかけ紅茶風味のホットワインにして飲むのがおすすめ。SAKURAAWARDでゴールドを受賞した北海道ワインです。
北海道ワイン 北島ヴィンヤードツヴァイゲルト ロゼ 2017
ツヴァイゲルトを使用した北海道ワインです。ブドウ作りの匠として知られる北島秀樹氏のブドウを用いています。色付いた果汁をタンクから抜き取って発酵させるセニエ法で醸造。ツヴァイゲルトの香りを引き出す酵母もポイントです。
フレッシュさとフルーティーさを保つため、ステンレスタンクで30日間かけて醗酵させています。さらに、約6ヵ月間熟成させているのが特徴。バニラや木いちごの香りが広がり、酸と赤ぶどうの骨格を残したボディが感じられるエレガントな味わいです。
内容量は750ml。辛口に仕上げています。スモークチーズや、スモークサーモンを添えた前菜と楽しむのがおすすめの北海道ワインです。
北海道ワインのおすすめ|スパークリング
北海道ワイン おたる ナイヤガラ スパークリング
生食用のブドウ特有の風味と甘さが楽しめる北海道ワインです。国産のナイアガラ100%を使用。マスカットを彷彿とさせる香りと甘味を、爽やかな炭酸がより引き立てます。機械ではなく、手詰めで1本ずつ丁寧に製造しているのもポイントです。
アルコール度数は10%、やや甘口に仕上げています。内容量は720ml。ワインが苦手な方でも飲みやすいのが魅力です。日本ワインMATSURI祭2017で開催されたNWM46総選挙では、人気1位に輝いています。国産ワインコンクールでは、銀賞を受賞した北海道ワインです。
サッポロビール グランポレール 余市ケルナー スパークリング 2020
ケルナー種を100%使用した微発泡の北海道ワインです。北海道余市の契約農家で大切に育てられたブドウを使用。柑橘の果汁・かりん・蜜りんごの香りが広がります。微発泡のため、爽やかですっきりとした口当たり。やや辛口で、フルーティーな余韻を楽しめます。
内容量は600mlで、適温は5~7℃。魚介類の天ぷらや焼き餃子と相性がよく、お祝いの席にもぴったりな北海道ワインです。
十勝地方と余市町を中心にワインの生産が盛んな北海道。北海道には数多くのワイナリーがあり、有名なモノが数多くあります。白・赤・ロゼ・スパークリングに分けてピックアップ。今回ご紹介した北海道ワインのなかから気になるモノをお取り寄せして楽しんでみてください。