国産ワインのコンクールで毎年上位に入賞している「長野ワイン」。長野県には老舗ワイナリーから新進ワイナリーまで数多くのワイナリーがワインに取り組んでいます。「NAGANO WINE」とも呼ばれる長野県産のワイン。海外の権威あるコンクールでも入賞するなど、世界的にも評価を受けているワインです。
そこで今回は、多種多様な長野ワインのなかから、おすすめの銘柄をピックアップ。長野ワインの特徴や選び方も解説します。ぜひ参考にして、お気に入りの長野ワインを見つけてみてください。
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長野ワインの特徴

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長野県は山梨県に次ぐ、日本ワイン生産量とワイナリー数を誇ります。長野県は年間を通して降水量が少なく、昼夜の寒暖差が大きいのが特徴。ブドウ栽培に適した環境で、ワイン用ブドウや生食用ブドウを育てています。
醸造量が多いブドウ品種は、アメリカ系品種のコンコードやナイアガラ。最近はヨーロッパ系品種のメルロー・シャルドネ・カベルネソーヴィニヨンなどの栽培量を増やしており、日本でトップの生産量を誇ります。
2013年に、長野県は信州ワインバレー構想を発表し、ワイン産業を推進。県内の盆地を、日本アルプスワインバレー・桔梗ヶ原ワインバレー・千曲川ワインバレー・天竜川ワインバレーの4つのワイン産地に分類し、生産者の育成や県産ワインのPRなどの支援を行っています。
長野県は日本のワイン造りにおいて、最も活気のある県のひとつです。国際ワインコンクールで金賞を受賞するなど、国内だけでなく世界的にも、長野ワインの評価が高まっています。
長野ワインの選び方
産地をチェック
日本アルプスワインバレー

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日本アルプスワインバレーとは、松本市から安曇野市に広がるエリアのことです。長野県内のブドウ栽培発祥の地といわれており、古くからブドウ栽培が盛んな地域。ワイン醸造に使われるブドウは、コンコードやナイアガラなどのアメリカ系品種、デラウェアや巨峰など生食用のブドウが中心です。
最近はヨーロッパ系品種のメルローやシャルドネにも取り組んでいます。ジュースやワイン以外の果実酒を製造しているのも特徴。日照時間が長く、水はけがよいことから、ワイナリーが立地していない市町村にもワイン用ブドウ畑が点在しています。
桔梗ヶ原ワインバレー

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桔梗ヶ原ワインバレーとは、塩尻市桔梗ヶ原エリアのことです。日本のワイン産地の先進地の1つとして、コンコードやナイアガラを中心に醸造しています。一方、寒冷地では栽培がむずかしいメルローの研究を重ね、栽培に成功しているのも特徴です。
老舗ワイナリーを中心に、小規模のワイナリーも増えている地域。ワイナリーが共同でイベント出店・開催するなどPR活動も積極的に行っており、バスでワイナリーを巡る「塩尻ワイナリーフェスタ」には多くの観光客が訪れています。
千曲川ワインバレー

千曲川ワインバレーは、千曲川上流の佐久市から下流の中野市までのエリア。大手や小規模のワイナリーに加えて、個人のワイナリーが増えている地域です。降水量が少ないうえに日照時間が長く、水はけがよい土壌がワイン用ブドウの栽培に適しています。
ヨーロッパ系品種の栽培に適しているのも特徴。メルローやシャルドネをはじめ、ピノ・ノワールなどを栽培しています。2003年には東卸市が「ヴィラデスト・ガーデンファーム・アンド・ワイナリー」を設立。シャルドネを使った長野ワインが国内外から高い評価を受け、日本のワイン造りに大きな影響を与えています。
天竜川ワインバレー

天竜川ワインバレーとは、中央アルプスと南アルプスにはさまれた伊那盆地のことです。盆地の中央に天竜川が流れ、両側に河岸段丘や扇状地が連なる地域。水はけがよいため、古くから果物の産地として知られています。
この地域の長野ワインは、日本の固有品種を使ったワインも多いのが特徴です。シャルドネやメルローだけでなく、ヤマ・ソービニオンや山ブドウなども栽培。固有品種を使ったワインや果物を使ったリキュールなど、多種多様なワインが造られています。
ブドウの品種
メルロー

メルローはフランス・ボルドー地方原産で、赤ワイン用の品種です。口当たりのよい、なめらかな味わいを楽しめるのが特徴。高い品質のワインに仕上がるため、世界各地で生産量が増えています。
長野県の桔梗ヶ原ワインバレーは、日本で初めてメルローの栽培研究を推進し根付かせた地域。国際的にも評価の高い長野ワインを生み出しています。マンズワインが浅間種とメルロー種を交配して生み出した「浅間メルロー」も有名です。
コンコード

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コンコードは、長野県でナイアガラに次ぐ栽培量を誇る品種です。軽やかで渋みが少なく、フルーティーな味わいに仕上がるのが特徴。アメリカ原産のラブラスカ種を起源としており、果汁用原料に多く使われています。
アメリカでは東部の雨の多い地域で主に栽培され、日本では長野県の桔梗ヶ原ワインバレーで主に栽培されている品種です。初心者にも飲みやすいワインにも多く使われています。
シャルドネ

シャルドネは世界中のワイン産地で栽培されている白ワインの代表的な品種です。固有の風味が少なくクセがないため、造り手や土地によって異なる味わいになるのが特徴。冷涼な産地ではレモンのように爽やかな味わいに、温暖な産地ではパイナップルのような完熟した果物を思わせる味わいのワインに仕上がります。
樽熟成によってナッツやバニラの香りが現れ、熟成度合いで複雑な香りに変化するのも魅力。フランス・ブルゴーニュ地方が原産で、日本では長野県の千曲川ワインバレーが産地として知られています。
竜眼

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竜眼は中国東北部から日本に入ってきたといわれている品種です。日本では長野県の善光寺周辺で栽培されているため、善光寺ブドウとも呼ばれています。竜眼特有のエキゾチックな香りと、フレッシュでみずみずしい味わいが特徴です。
竜眼を使ったワインは、爽やかな酸味を楽しみたい方におすすめ。日本の高温多湿の気候に適した品種で、甲州種とよく似ています。長野県特有のブドウ品種を使った長野ワインを飲んでみたい方はチェックしてみてください。
長野県独自の認定マーク付きワインが人気

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長野ワイン選びに悩んだときは、長野県独自の認定マーク付きワインがおすすめです。認定マークとは長野県内で生産されたワインや日本酒のなかでも、一定の生産基準を満たした認定品にのみ表示されるマークのこと。認定マークが付いている商品だけが、長野産であることを名乗れます。
長野ワインの認定マークには、3色のシールを採用。通常の認定品には紺色または赤色のシールが、より厳しい基準を満たしたモノは「GI長野プレミアム」を表す金色のシールが貼られています。産地と品質を保証するマークなので、長野ワイン選びの参考にしてみてください。
長野ワインのおすすめ|赤
アルプス ミュゼドゥヴァン 松本平ブラッククイーン
桔梗ヶ原ワインバレーの老舗ワイナリーが手がける長野ワインです。濃い紫の液色が魅力的で、凝縮された果実味とほのかな渋みが特徴。信州松本平産ブラッククイーンをフレンチオーク樽で熟成させて仕上げています。
ブラッククイーン種は、ゴールデンクイーン種とベリー種の交配で生まれた日本固有の黒ブドウ品種です。ワイン用として研究を重ねることで、濃厚ながら渋みを抑えることに成功。樽熟成によって、まろやかな口当たりを実現しています。
産地と品質を保証する長野県の認定マークが付いているのも魅力。飲み方は18℃程度の常温で食中酒として飲むのがおすすめです。辛口な味わいが、ハンバーグステーキや豚肉のトマト煮込みなどの肉料理とよく合います。濃厚な味わいとリーズナブルな価格を両立する長野ワインを探している方は、チェックしてみてください。
シャトー・メルシャン(Chateau Mercian) 長野メルロー
長野県産メルローを使用して、オーク樽で約10ヵ月熟成させた長野ワインです。紫がかった濃いルビー色のフルボディワイン。カシスやダークチェリーなどの黒い果実を中心に、スパイスやハーブが複雑に調和した香りが楽しめます。
心地よい酸味と力強いタンニンが重なるエレガントな味わいも魅力。すぐに飲んでも楽しめますが、瓶熟成により、さらになめらかな口当たりになるといわれています。
熟した果実感のある味わいは、牛フィレ肉の赤ワイン煮や牛肉のたたきバルサミコソース仕立てなどと相性ぴったり。国内から海外まで、高い評価を受ける長野ワインを飲んでみたい方におすすめです。
シャトー・メルシャン(Chateau Mercian) 椀子シラー
長野県上田市丸子地区にある椀子ヴィンヤード産のシラーを100%使用した長野ワインです。シラー種特有のコショウのようなスパイシーな香りが特徴。チェリーやカシスなどのベリー系の果実と共に、ビターチョコレートやバニラといった樽由来の香りも引き立ちます。
紫がかった濃い色合いのフルボディ。口に含むと、豊かな酸味を感じた後に、きめ細かなタンニンと果実のニュアンスが長い余韻をもたらします。ペアリングには、牛フィレ肉のロティやスペアリブなど濃厚な味付けの肉料理がおすすめ。山椒をかけたウナギの蒲焼きなどもよく合います。
ステンレスタンク・木桶・オーク樽で約14日間発酵後、オーク樽で約20ヵ月間熟成したワインです。生産本数が約5000本と希少な高級銘柄。存在感のある上品な味わいは、大切な方に贈るプレゼントにも適した長野ワインです。
アルプス ミュゼドゥヴァン 信州プレミアムコンコード
信州松本平産コンコードを100%使用した長野ワインです。ステンレスタンクで発酵させたコンコードワインをフレンチオーク樽で熟成させて、フルーティーさと熟成感を併せ持った味わいに仕上げています。コンコード品種特有の甘い香りと樽香のバランスを楽しめる赤ワインです。
GI長野プレミアムの認定マークを取得しています。ビターチョコやセミハードタイプのチーズにぴったり。フードペアリングを楽しむなら、きのこのリゾットやエビチリなどがよく合います。上品なコンコードワインを飲んでみたい方におすすめの長野ワインです。
サントリー(SUNTORY) 塩尻マスカット・ベーリーA

塩尻市桔梗ヶ原エリアで育てたマスカット・ベーリーAを使用した長野ワインです。豊かな果実香にスパイスやハーブの香りが調和したミディアムボディのワイン。木いちごのような赤系の果実の香りが広がり、樽由来のロースト香も感じられます。
グラスをエレガントに彩る、濃い赤紫の液色も魅力。口に含むと、程よい酸味の後に自然な甘みが口の中に広がり、力強いタンニンの余韻が心地よく続きます。
マスカット・ベーリーAは、日本を代表する赤ワイン用の品種。ごぼうやにんじんなどの根菜を甘辛く味付けした料理と相性がよく、肉じゃがやウナギの蒲焼きともよく合います。果実香とやわらかな口当たりを楽しめる長野ワインを探している方におすすめです。
信濃ワイン 無添加にごり 雪花
赤ブドウのコンコードと白ブドウのナイアガラを使用した長野ワインです。ろ過していないため、にごっているのが特徴。果実の養分など、ワイン本来のおいしさをそのまま味わえる人気ワインです。
酸化防止剤無添加なのもポイント。しつこくない自然な甘さで、やさしい酸味とフルーティーな味わいを楽しめます。アップルパイやクレームブリュレなどのデザートと合わせて飲むのがおすすめの長野ワインです。
マンズワイン ソラリス 千曲川 メルロー
千曲川ワインバレーのワイナリーが手がける長野ワインです。長野県小諸市大里地区にある契約栽培畑のメルローを使用。手作業でていねいに収穫し、ステンレスタンクで発酵後、樽で約20ヵ月熟成させています。
透き通ったルビー色の見た目が特徴です。ラズベリーやカシスを思わせる果実香に、スミレのような赤い花の香りも重なる華やかなアロマが魅力。口に含むと上品な果実の味わいが感じられ、後から酸味となめらかなタンニンのハーモニーが口の中に広がります。
ソラリスとは、ラテン語で「太陽の」という意味。太陽の光をふんだんに浴びて育った良質なブドウを使う、というワイナリーの思いを込めた言葉を商品名に使っています。千曲川のテロワールを感じられる長野ワインを飲みたい方におすすめです。
信州たかやまワイナリー ピノノワール 2023
長野県上高井郡高山村に蔵を構える信州たかやまワイナリーが手がける赤ワインです。標高650~830mの高地に位置する自社畑で丹精込めて育てられたブドウを使用し、ステンレスタンクとフレンチオーク古樽で5か月かけて熟成しています。
ラズベリーや黒スグリ、バラを思わせる華やかな香りが特徴的な1本。淡いピンクがかった明るいルビー色の液色で、しなやかで緻密なタンニンと爽やかな酸味が見事な調和を見せています。フレッシュな果実味とスパイシーさが絶妙なバランスで表現された、繊細な味わいが魅力です。
13~18℃に冷やして飲むのがおすすめ。豚バラ角煮や薄口醤油とだしを活かした和食との相性も良好です。日本ワインの魅力を存分に味わえる1本として、和食を楽しむシーンでのマリアージュにもぴったりです。
林農園 五一わいん 桔梗ヶ原メルロ
長野県塩尻市の桔梗ヶ原に広がる丘陵地帯で、100年以上にわたりワイン造りを続ける「林農園 五一わいん」が手がける赤ワインです。1970年代からメルロ種の栽培に取り組み、国際コンペティションで大金賞を受賞するなど、高い評価を得ている日本を代表するワイナリーです。
カシスやブラックベリーを思わせる豊かな果実香に、フレンチオーク樽熟成による上品な香りが調和しているのが特徴。タンニンが心地よく、ドライな酸味と果実の旨みが見事なバランスを生み出しています。芳醇で厚みのある口当たりと、長く続く余韻も魅力です。
ステーキや牛肉の煮込みなど、肉料理とのマリアージュがおすすめ。デキャンタージュすることで、さらに豊かな香りと味わいを引き出せます。ワイン通の方への贈り物としても喜ばれる1本です。
井筒ワイン マスカット・ベリーA
長野県塩尻市に蔵を構える「井筒ワイン」が手がける日本ワインです。井筒ワインは伝統ある老舗ワイナリーとして、品質の高いワイン造りで知られています。日本で開発された品種「マスカット・ベリーA」を100%使用し、丁寧な栽培と醸造で個性豊かなワインを生み出しています。
本銘柄は、イチゴやラズベリーを思わせる華やかな果実の香りが特徴です。欧州系品種のしっかりとした骨格と米国系品種の華やかな果実味が絶妙なバランスで、やわらかな渋みとさわやかな酸味が調和したミディアムボディの味わいを楽しめます。収穫量を制限し、収穫時期を遅らせることで、果実の凝縮感も高めています。
和食との相性が良好で、特に白身魚の煮付けや、フルーツを取り入れた肉料理とのペアリングがおすすめです。リンゴジュースを加えた生姜焼きや、アプリコットチャーシューなど、フルーツの要素を含む料理と合わせると、ワインの果実味がより一層引き立ちます。日本ワインならではの和食との調和を楽しめる1本です。
ヴィラデストワイナリー プリマベーラ・メルロー・カベルネ
北アルプスと千曲川を望む丘の上に位置する「ヴィラデストワイナリー」が手がける赤ワインです。長野県東御市や小諸市の自社畑および協力農家の畑で育てられたメルローとカベルネを使用し、テロワールを大切にしたワイン造りを行っています。
フレッシュなベリー系の果実とスパイス、ハーブの香りが印象的な1本。メルロー主体にカベルネをブレンドすることで、しっかりとした骨格と複雑さを持ちながら、滑らかで上品な口当たりを実現しています。フレンチオーク樽で約1年の熟成を経て、豊かな果実味と酸が見事に調和しています。
和洋中さまざまな料理と相性がよく、食中酒として幅広く活躍するワインです。温度を18度前後に調整して、ブルゴーニュタイプのワイングラスで味わうのがおすすめ。日本のテロワールを表現した上質なワインとして、大切な方へのギフトにも適した1本です。
長野ワインのおすすめ|白
アルプス ミュゼドゥヴァン 善光寺竜眼
信州産善光寺竜眼を使用した、やや辛口の長野ワインです。低温で発酵させた後に、フレンチオーク樽で熟成させて仕上げています。爽やかな酸味を楽しめる白ワイン。ライチのような香りとほのかな樽香が特徴です。
長野県の認定マーク「GI長野」が付いているのもポイント。程よい風味とやわらかな飲み口は、素材のよさを生かした和食とよく合います。手巻き寿司や季節の野菜を使った天ぷらなどと合わせ、冷やして楽しんでみてください。和を感じられる長野ワインを飲みたい方におすすめです。
井筒ワイン シャルドネ
桔梗ヶ原ワインバレーのワイナリーが手がける長野ワインです。塩尻市の自社および契約農園で収穫したシャルドネを使用。力強く心地よい酸味と、適度な果実味を感じられる辛口の白ワインです。
長野県原産地呼称認定品の認定マークGI NAGANO認定が付いているのもポイント。飲むときは、4~8℃と冷やして飲むのがおすすめです。キレのある辛口テイストの長野ワインを探している方はチェックしてみてください。
信濃ワイン 奏音 白甘口 ナイアガラ
信州桔梗ヶ原の自社畑と契約畑で収穫した遅摘みナイアガラを使用した長野ワインです。酸化防止剤は無添加。華やかな香りと上品な甘みが特徴で、みずみずしく爽やかな果実味を楽しめます。
開栓しやすいスクリューキャップを採用。4~8℃に冷やして飲むのがおすすめです。クリームチーズをトッピングしたクラッカーなどとよく合います。フルーティーな甘口で飲みやすいので、渋みが強いワインが苦手な方にぴったりです。
はすみふぁーむ ナイアガラ・ドライ
千曲川ワインバレーのワイナリーが手がける長野ワインです。ナイアガラを使用した白ワイン。さまざまな料理に合いやすいように、キレのある辛口に仕上げています。花のように華やかな香りとフレッシュな味わいが特徴です。
手がけるのは長野県東卸市に畑を持ち、ブドウ栽培から醸造・販売までを一貫して行うワイナリー。日々品質の向上と商品開発へのチャレンジを続けながら、信州から世界を目指しています。ていねいに育てられたナイアガラ種を使った長野ワインを飲んでみたい方はチェックしてみてください。
・1本
・3本
安曇野ワイナリー ソーヴィニヨン・ブラン
日本アルプスワインバレーのワイナリーが手がける長野ワインです。長野県安曇野にある自社畑のソーヴィニヨン・ブランを100%使用。ハーブ系に独特のフレッシュな香りを持ちながらも、上品で口当たりのよい味わいに仕上げています。
液色は淡いイエロー。ハーブや若草の香りのなかに柑橘系のグレープフルーツなどの香りも溶け込み、すっきりとした酸による爽やかな余韻が堪能できます。ワインの香りが強いので、苦みや香りのある料理と合わせるのがおすすめ。サーモンのマリネや酢の物、山菜や野菜の天ぷらなどと一緒に楽しんでみてください。
マンズワイン ソラリス 小諸シャルドネ ヴィエイユヴィーニュ 2023
1962年創業のマンズワインが手がける日本ワインの最高峰です。長野県小諸市の自社畑で1981年から栽培している樹齢の高いシャルドネを使用し、日本の風土が育んだブドウの魅力を最大限に引き出しています。小諸ワイナリーの職人たちが丁寧に収穫・選果を行い、樽仕込みで醸造しています。
やや緑がかった輝きのある黄色の外観から、リンゴや桃などの熟した果実の香りが広がります。時間の経過とともにハチミツやバニラの豊かな風味も感じられ、柔らかな果実味と上品で伸びやかな酸味が見事なハーモニーを奏でます。新樽と経年樽を組み合わせることで、繊細な果実味と適度な樽香のバランスが保たれています。
料理とのマリアージュを楽しむなら、白身魚のグリルや帆立のソテー、クリームソースのパスタとの相性が良好です。14°前後で飲むのがおすすめ。贅沢な時間を演出したいディナーやフォーマルな場面で活躍する、日本の高品質な白ワインです。
ヴィラデストワイナリー ピノ・グリ 2022
長野県東御市の標高850mの丘の上に位置する「ヴィラデストワイナリー」が手がける白ワインです。北アルプスと千曲川を望む自社畑で栽培された欧州系品種ピノ・グリを100%使用し、丁寧な醸造で個性豊かなワインを生み出しています。
ややピンクがかった黄色の色調で、あんずや黄桃、洋梨、トロピカルフルーツを思わせる華やかな香りが特徴です。冷涼な気候で育まれたブドウから造られるワインは、爽やかな酸味としっかりとした骨格を持ち、ミネラル感と果実味が見事に調和した味わいを楽しめます。
冷やして供することで、フレッシュで透明感のある酸味が引き立ちます。鶏レバーの甘辛煮やホッケの塩焼きなどの和食から、シャルキュトリー盛り合わせまで幅広い料理と好相性。食中酒として楽しめる、日本ワインならではの魅力にあふれた1本です。
信州たかやまワイナリー シャルドネ 2021
標高500~830mの多様な気候帯を持つ7つのエリアで栽培されたシャルドネ種を使用した白ワインです。元シャトー・メルシャン醸造長の鷹野永一氏が醸造を担当しています。
レモンや八朔、シナノゴールドを思わせる果実香に、樽由来のバニラ香が調和した豊かな香りが特徴。透明感のあるピュアな果実味と心地よい酸味、塩味を感じる豊かなミネラル感が見事なバランスを生み出しています。
10℃前後にキリッと冷やして、白身魚のポシェやホワイトソースがけの料理と共に楽しむのがおすすめです。繊細な和食の鍋料理や天ぷらとも相性がよく、ハーブを使った料理にもぴったり。料理の味わいを引き立てながら、ワインの魅力も楽しめる1本です。
林農園 五一わいん エステートゴイチ 龍眼
長野県塩尻市の桔梗ヶ原に100年以上の歴史を持つ「林農園」が手がける白ワインです。1911年の創業以来、「良いワインは良いぶどうづくりから」をモットーに、自社農場で丁寧にブドウを栽培し、個性豊かなワイン造りを行っています。
自社農場で育てた竜眼という白ブドウから醸造される上品な味わいが魅力です。白い花を思わせる優雅な香りと心地よい酸味が調和し、すっきりとした飲み口ながら余韻の長い、やや辛口のワインに仕上がっています。
刺身や天ぷら、焼き魚など和食全般との相性が良好で、食中酒として楽しめます。酸化防止剤無添加で造られる自然派ワインなので、素材本来の味わいを大切にする日本料理との相性もよい1本です。
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ワイン用ブドウの生産量日本一を誇る長野県には、高品質の長野ワインが数多く存在します。なかでも、日本ワインを代表する銘柄にまで成長した、メルローやシャルドネを使用した長野ワインは特におすすめ。選ぶ際は、本記事で解説した品種やバレーの特徴を参考にして、お気に入りの1本を見つけてみてください。