上半身を中心に鍛えられるトレーニング器具「ディップススタンド」。自宅でも本格的な自重トレーニングを行える便利なアイテムです。しかし、さまざまな製品が展開されており、どれを選べばよいか迷ってしまうのではないでしょうか。
そこで今回は、ディップススタンドのおすすめ製品をご紹介します。種類や選び方などについても解説するので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
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- 目次
- ディップススタンドとは?
- ディップススタンドとチンニングスタンドの違い
- ディップススタンドの選び方
- ディップススタンドのおすすめメーカー・ブランド
- ディップススタンドのおすすめ
- ディップススタンドの売れ筋ランキングをチェック
- ディップススタンドを使ったおすすめトレーニングメニュー
ディップススタンドとは?
ディップススタンドとは、主に上半身の筋肉を鍛えるために使用するトレーニング器具のことです。高さが約80~90cm程度で、逆U字の形状が特徴。「ディップスタンド」や「ディップスバー」と呼ばれる場合もあります。
大胸筋や上腕三頭筋を中心に鍛えられる「ディップス」と呼ばれるトレーニングに適しているアイテム。ディップスは「上半身のスクワット」とも呼ばれており、上半身の強化を効率的に行えるのがメリットです。
ディップススタンドとチンニングスタンドの違い
ディップススタンドとチンニングスタンドは、どちらも上半身のトレーニングに適しています。しかし、上半身でも鍛えたい部位などの目的によって、トレーニングの効果が異なるのがディップススタンドとチンニングスタンドの違いです。
ディップススタンドは、大胸筋や上腕三頭筋を鍛えるのに効果的。使い方によってトレーニングの幅を広げられるのも特徴です。一方で、チンニングスタンドは主に懸垂を行うのに適しており、広背筋を中心とした背中や上腕二頭筋などの筋肉を鍛えるに有効。代謝アップを目的としたダイエットにも効果的です。
ディップススタンドの選び方
目的に合ったタイプを選ぼう
コンパクトに収納できる「セパレートタイプ」
コンパクトに収納できるのが「セパレートタイプ」のディップススタンドです。スタンドが1本ずつ独立しているため、使用していないときはコンパクトに収納できるのがメリット。クローゼットや押入れなどに、省スペースで保管したい方におすすめです。
また、1本でも2本でも使用できるため、トレーニングのバリエーションも豊富。使い方次第でさまざまなトレーニングメニューをこなせるので、本格的に筋トレしたい方に適したタイプです。
安定感に優れている「左右一体タイプ」
本体が左右つながっている「左右一体タイプ」のディップススタンドです。スタンドの土台が一体になっているため、安定感に優れているのが魅力。トレーニング中に体勢を崩しにくいので、安心して使用しやすいのもメリットです。
セパレートタイプに比べて頑丈な設計で、耐久性に優れているのもポイント。ただし、セパレートタイプのように横幅の調節ができない点や、場所をとってしまう点は留意しておきましょう。
耐荷重や安定性をチェック
ディップススタンドは自重をかけてトレーニングを行う器具なので、選ぶ際は製品の耐荷重や安定性をしっかり確認しましょう。
耐荷重は製品によってさまざまですが、一般的に120〜200kg程度のモノが多く展開されています。自分の体重に合わせて選ぶのがおすすめ。耐久性を重視したい方は、耐荷重が大きいモノを選びましょう。
また、安定性を求める場合は、スタンドの足をチェックしてみてください。足が長いモノや形状が四角いモノの方が地面との接地面積が大きくなり、ブレやぐらつきが少なく安定したトレーニングを行えます。
高さ調節機能の有無をチェック
さまざまなトレーニングを行いたい方は、高さ調節機能が付いているモノを選びましょう。高さ調節ができると、自分の身長やトレーニングの内容に応じて高さを変更できるのがメリットです。
なかには低いポジションにバーを調節することで、プッシュアップバーとして使用できる製品も展開されています。低重心のトレーニングや下半身のトレーニングにも対応できるため、トレーニングの幅も大きく広がるのが魅力です。
ぐらつき防止の滑り止め加工が施されていれば安心
トレーニングを安心して行いたいなら、滑り止め加工が施されているモノを選びましょう。トレーニング中は自重によりバーが動いたり、ブレたりする可能性があります。
滑り止め加工が施されているモノであれば、安定性が増し、快適なトレーニングが可能。また、滑り止めフットカバーが付いているモデルは、床の傷付きを予防できるのもおすすめポイントです。
ディップススタンドのおすすめメーカー・ブランド
ステディ(STEADY)
ステディは、懸垂マシンやフィットネスバイクをはじめとする、さまざまな家庭用筋トレ器具を展開するメーカー。初心者から本格的なトレーニングを行いたい上級者の方まで、目的や鍛えたい部位に応じた器具を選びやすいのが魅力です。
ステディが展開するディップススタンドは、耐荷重150kgを備える「ST126」が代表的なモデル。独自のシステムにより、安定したトレーニングを行いやすいのが特徴です。
リーディングエッジ(LEADING EDGE)
リーディングエッジは、2008年に設立した株式会社YOCABITOが運営するトレーニング用品ブランドです。日常的に行える自宅でのトレーニングをサポートする機能的な製品を展開しています。日本人に合ったトレーニングスタイルを追求して設計されているのも魅力です。
リーディングエッジは、ハイスタイルとロースタイルの2パターンで使える2WAYディップスタンドをラインナップ。トレーニングの目的に応じて、汎用的に使いたい方に適しています。
ディップススタンドのおすすめ
ステディ(STEADY) ディップススタンド TS System支柱 ST126
独自開発されたテクノロジー「TS System支柱」を搭載したディップススタンド。ぐらつきを抑制しやすく、安定したトレーニングをサポートします。四角形の足で、ヘッド部分には衝撃吸収性の高いフットカバーが付いているのもポイントです。
また、耐荷重は150kgと高く、耐久性にも優れています。さらに、高さは約24cm・約28cm・約82cmの3段階調節が可能で、幅広いトレーニングを行えるのも魅力です。
なお、同モデルはセパレートタイプで分割もできるので、省スペースで収納しやすく便利。快適に本格的なトレーニングができるうえ、利便性も高いおすすめのディップススタンドです。
リーディングエッジ(LEADING EDGE) 2WAY ディップスタンド DNS-DS800
支柱の着脱によってハイスタイルとロースタイルの2WAYで使えるディップススタンド。ロースタイルにすると、プッシュアップバーとしても使用できます。高さは、ハイスタイルで80cm・90cm、ロースタイルで34.5cm・39.5cmと、それぞれ2段階で調節が可能です。
また、ソフトグリップを搭載しているため、握りやすく快適なトレーニングをサポート。滑りも抑えやすく、安定感の向上にも貢献します。ソフトグリップはサイド部分までカバーする長めの設計。端を握ってのトレーニングでも、手の負担を和らげやすいのも特徴です。
さらに、楕円形で太めのベースフレームを採用しており、広い接地幅でガタつきを抑制しやすく、安定性をより高めています。目的に応じたトレーニングを安定して快適に行いやすい、おすすめのディップススタンドです。
プロソースフィット(ProsourceFit) ディップススタンド
足部を連結して使えるコネクター付きのディップススタンド。ブレやぐらつきを防ぎやすく、安定してトレーニングを行いやすいのが特徴です。ゴム製のフットカバーも備わっており、滑りにくく安定性が向上しています。
なお、同モデルはセパレートタイプ。連結したディップススタンドの距離は、3cm単位で約40~60cmで調節可能です。ディップススタンドの高さは、約80cmと約90cmの2段階で調節できます。
また、フレームは丈夫な鉄製で、耐久性に優れているのもポイント。耐荷重は約180kgです。安定感と耐久性の高さを兼ね備える、おすすめのディップススタンドです。
ユーテン(YouTen) BARWING ディップススタンド BW-DSD03
多機能搭載で、汎用的かつ実用性の高いディップススタンド。トレーニングの目的に応じて支柱を着脱することで、ハイスタイルとロースタイルの2WAYで使用できます。高さは、ハイスタイルで85cm・88cm・90cm・93cm・95cm、ロースタイルで26cm・29cm・31cm・34cm・36cmで調節可能です。
さらに、しっかりと接地し浮き上がりやすい独自のフットカバーが備わり、ぐらつきやズレを抑えやすく安定感にも優れています。足は内側が短くて外側が長いアシンメトリー構造で、安定しやすいのが特徴。サイドグリップを搭載しているので、倒した状態で腕立て伏せなどもできます。
使用しないときは、足部を回転させて折りたたみもできるため、収納にも便利です。また、多機能搭載で便利なうえ、価格が比較的安いのも魅力。コスパの高さにこだわって選びたい方にもおすすめのディップススタンドです。
フィールドア(FIELDOOR) ディップススタンド
サイドフレームに2ヶ所の高さ調節用ノブを搭載したディップススタンド。上下に備わっている調節ノブにより、高さを80cm・85cm・90cmで調節して使用できます。また、サイドフレームを取り外せば、ロースタイルにも変更が可能。ロースタイルの場合には、35cmと40cmで高さを調節できます。
さらに、高さ調節用のノブには、ピンとネジで固定するダブルロック構造を採用。安全性が高く、安心して快適にトレーニングを行いやすいのが魅力です。耐荷重は150kgを備えています。
また、EVA素材を採用したグリップも搭載。滑りを防ぎやすく、安定したトレーニングをサポートします。負担を和らげやすいのもポイント。幅広い目的のトレーニングを安全かつ快適に行いやすい、おすすめのディップススタンドです。
SELEWARE 高耐久ディップバー
安定感に優れている、左右一体タイプのディップススタンド。四角形かつ長めで、T字型の足部を備えているため、安定感の向上を実現しています。ゴム製のフットカバーも付いているので、滑りを防ぎやすいのも特徴です。
高さは7段階で調節が可能。高さ調節によって幅広いトレーニングに対応できるうえ、足部にはプッシュアップバーを搭載しています。安定感と耐久性の高さを重視して選びたい方におすすめのディップススタンドです。
アイロテック(IROTEC) NEWディップ&ハンギングスタンド
着脱式の吊り輪が付いた、左右一体タイプのディップススタンド。通常のディップススタンドを使った自重トレーニングに加えて、吊り輪を利用した不安定な体勢での、より高負荷をかけたプッシュアップなどにも対応します。吊り輪のベルトはアジャスターで、長さの調節が可能です。
ディップススタンドのグリップ部にはウレタン加工が施されており、滑りを防ぎやすく安定したトレーニングをサポート。バリエーションの幅を広げた自重トレーニングを行いたい方におすすめのディップススタンドです。
Ultimate Body Press ディップバー フィットネスステーション
左右の足部を連結させて、左右一体タイプのように使用できるディップススタンド。コンパクトに折りたたみができるため、持ち運びや収納に便利です。
グリップは角度が設けられた人間工学に基づく設計で、負担を和らげやすいうえ、正しいフォームでのトレーニングをサポートします。手軽に使いやすく、効率のよいトレーニングを行いやすい、おすすめのディップススタンドです。
アルインコ(ALINCO) ディップススタンド FA53
幅広いバリエーションで効果的なトレーニングをサポートする、多機能搭載のディップススタンド。支柱の着脱で、ハイスタイルとロースタイルで使用できる、2WAY仕様のモデルです。そのうえ、ハイスタイルで3段階、ロースタイルで2段階の高さ調節もできるため、トレーニングの幅も広がります。
それぞれの高さは、ハイスタイルで80cm・85cm・90cm、ロースタイルで30cm・35cmで調節可能。耐荷重は150kgと高く、耐久性に優れているのもポイントです。さらに、クッショングリップが備わっているので、握りやすく快適に使いやすいのも魅力です。
足部にはゴム製のフットカバーを搭載。滑りを防ぎやすく、トレーニングでの安定感を高めます。本格的で幅広いトレーニングに使いたい方に、おすすめのディップススタンドです。
サファイア ディップススタンド
セパレートタイプのディップススタンドです。厚さが2mmで直径が4cmの頑丈なスチール製パイプを採用しています。耐久性が高く、安定してトレーニングを行いやすいのが特徴。耐荷重は150kgです。
なお、同モデルは78cm・88cm・98cmの3段階で高さを調節可能。幅広いバリエーションのトレーニングにも対応します。また、上部と両サイドの3ヶ所に高密度ハンドグリップを搭載。滑りを防いでしっかりと握りやすく、安定した快適なトレーニングをサポートします。
足部にもゴム製のフットカバーが付いており、滑りやぐらつきを防ぎやすく、安定感が向上。頑丈で安定性が高いおすすめのディップススタンドです。
ディップススタンドの売れ筋ランキングをチェック
ディップススタンドのランキングをチェックしたい方はこちら。
ディップススタンドを使ったおすすめトレーニングメニュー
ディップス
上半身のスクワットとも呼ばれる「ディップス」。鍛えるのが難しい大胸筋下部や上腕三頭筋を自重のみで効率よく鍛えられるのが特徴です。
ディップスのやり方は、まずディップススタンドのバーを両手でそれぞれ握って身体を浮かせます。脚は膝を曲げて後ろで組みましょう。
次に、前傾姿勢になるよう少し身体を傾けます。前傾姿勢を保ったまま脇を締めて、肘を曲げながら大胸筋の下辺りを握っているバーの位置に近づくように下げましょう。そこまで下げたら、バーを押すようにして身体を元の位置まで持ち上げます。上記の動作を繰り返すのが「ディップス」です。
ただし、身体を立てた状態で動作を行うと、肩の関節に負担が掛かり怪我につながる可能性も。そのため、必ず前傾姿勢になって動作を行ってみてください。
ななめ懸垂(インバーテッドロウ)
「インバーテッドロウ」は、広背筋や胸を中心とした筋肉への効果が期待できるトレーニングです。やり方は両手でバーを握り、仰向けの状態になります。手は肩幅よりやや広めの間隔で握るのがポイント。両脚はまっすぐ伸ばして、足首をL字になるように曲げましょう。
次に、身体を床から浮かせます。頭から踵まで一直線になるようにキープするのが重要です。踵に荷重しながらバーを引き、みぞおちや胸に引き寄せるように上半身を引き上げ、元の位置に戻ります。
レッグレイズ
「レッグレイズ」は主に、腹筋などのお腹周りを鍛えられるトレーニング。難易度は高めで上級者向けのトレーニングメニューです。
レッグレイズのやり方は、最初にスタンドの間に立って左右のバーをそれぞれ握ります。腕で上半身を固定し、両脚を揃えたままゆっくり持ち上げましょう。このとき、腹筋を意識するように力を入れるのがポイントです。
脚は身体との角度が90°になるように持ち上げます。横から見たときL字になるよう意識するのがコツ。脚を持ち上げたまま空中で1秒ほどキープさせたあと、脚をゆっくり下げて元の状態に戻ります。
大胸筋や上腕三頭筋など、上半身の筋肉を鍛えられるディップススタンド。使い方を工夫することで、さまざまな部位の筋肉を鍛えられます。自宅に居ながら本格的なトレーニングを行えるので、初心者から上級者までおすすめのトレーニング器具です。使い方の幅を広げたい方は、バーの高さを調節できるタイプを選びましょう。