タイムを縮めたいランナーにとって、陸上短距離用スパイク選びは重要なポイント。怪我を防止しつつ思いどおりの走りを叶えるためには、自分にぴったりのモノを選ぶ必要があります。

ただし、ナイキやアシックスなど、各メーカーごとにさまざまな種類のラインナップがあるため、シューズを選ぶ際に迷ってしまう場合も。そこで今回は、陸上短距離用スパイクのおすすめや選び方についてご紹介します。

陸上短距離用スパイクの選び方

トラックの種類に合ったモノを選ぶ

陸上短距離用スパイクは大きく分けて2種類。タータングラウンドと呼ばれるゴムトラック専用の「オールウェザー専用タイプ」と、学校のグラウンドでも使える「オールウェザー・土トラック兼用タイプ」があります。

オールウェザー専用タイプは、軽さが特徴の陸上短距離用スパイク。主に競技用として使われ、中~上級者以上のランナーにぴったりです。一方、オールウェザー・土トラック兼用タイプは、やや重めながら耐久性の高さが特徴。練習でも使用可能なので、初心者のランナーにおすすめです。

なお、陸上短距離用スパイクは、トラックの種類や競技場によって制限を設けられている場合があります。自分の練習環境や競技会場に応じて、スパイクの種類を選ぶようにしましょう。

ピンのタイプをチェック

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陸上短距離用スパイクのピンには、「取り換え式」「固定式」「取り換え+固定式」の3種類があります。

取り換え式は、ほかの種目で同じシューズを使用したいときに、ピンを変更して使えるモノ。種目ごとにシューズを用意する必要がないため便利です。特に、競技を始めたばかりの初心者にとっては、自分の専門が定まっていないことが多いため、ある程度幅広く使える取り換え式のアイテムは重宝します。

また、取り換え+固定式は、一部のピンが固定されているモノ。固定式と取り換え+固定式は、自分の競技種目が定まっている中級者以上の方におすすめ。不要なパーツが付いていないので、より軽量化されており、好タイムを狙いやすいのが特徴です。

ピンの長さをチェック

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ピンの長さによって、接地面とのグリップ力や反発力に違いが生まれます。そのため、競技やトラックの種類、天候などに応じて選択が必要です。

例えば、100〜200mの短距離走の場合、オールウェザートラックであれば8mm・9mm、土トラックであれば12mmが主流です。ピンが長いほど、トラックからの反発力やグリップ力が上がるため、スピードアップや雨天時の転倒防止に効果が期待できます。

一方で、筋力不足だと故障につながる可能性があるので、長いピンを使うときには注意が必要。練習には短めのモノを使用するなどの工夫をして、足への負担を軽減するようにしましょう。

また、陸上競技の会場や大会のルールでピンの長さに制限がある場合があります。要項を確認のうえ、指示に従って競技にのぞむようにしてみてください。

ピンの配列をチェック

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ピンの配列は、安定感とグリップ力に関わるポイント。ピンの配列が自分の走り方とマッチした場合は、スムーズな加速を生み出すことが可能です。一方で、ピン配列と走り方がマッチしていない場合は、上手く加速できない要因になります。

例えば、初心者の方には3列8本ピンの配列がおすすめです。踏みつけ部分のピンが4本あるので、安定感があります。ほかにも、各メーカーごとに選手からの意見を取り入れたピン配列を採用した製品などがラインナップしているため、ぜひチェックしてみてください。

留め具をチェック

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陸上短距離用スパイクの留め具は、「レースアップ」と「面ファスナー」の2種類があります。レースアップタイプは、足に合わせてしっかりと締め付けられるため、安定感が増してパワーロスを減らせるのが特徴です。

また、レースアップタイプは、シューレースの通し方で締め付け強度が異なります。締りが強くゆるみにくいのが好みの方は「オーバーラップレーシング」を、圧迫感が嫌いな方は「アンダーラップレーシング」を選ぶことで調節できるのもメリットです。

一方、面ファスナータイプは、長めの距離に向いています。着脱がスムーズで、締め付けの調節を手軽に行えるのが特徴です。また、レースアップと面ファスナーを組み合わせたモノもあり、より高いフィット感が得られます。自分の競技種目や足の締め付け具合の好みに応じて、陸上短距離用スパイクの留め具についてもチェックしてみてください。

ソールの厚さをチェック

初心者の方には厚めのソールがおすすめ

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初心者の方には、衝撃吸収力に優れたソールが厚めの陸上短距離用スパイクがおすすめです。筋肉がまだ発達していない場合、ソールの厚いモノを選ぶことで、筋肉の代わりに地面から伝わる衝撃を軽減できます。

なかには、短距離はもちろんハードルや跳躍競技にも使用可能なモデルもランナップ。まだ種目が絞れない方や、練習用として使いたい方にもおすすめです。

中~上級者の方はソールが薄めで軽量なモノを

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ソールの厚さは衝撃を和らげるメリットがあるものの、反発力を活かせないデメリットもあります。そのため、競技用の筋肉が十分にある中級者や上級者には、ソールの薄いモデルがおすすめです。

クッションがないぶん、トラックからの反発を吸収することなく動きに伝えられるので、スピードを出しやすいメリットがあります。また、軽量なモノが多いのもポイントです。自分の筋力や能力を見極め、薄いソールでも使いこなせると判断したときには購入を検討してみてください。

自分のレベルに合ったプレートの面積をチェック

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スパイクのプレートによって反発力が異なります。プレートが長いほど、反発力が強く硬いのが特徴です。そのため、初心者の方なら拇指球付近までのショートプレートがおすすめ。筋力を付けてからプレートの面積を広げていくと足への負担を軽減できます。

一方、筋力のある中級者は3/4プレート、上級者はシューズの裏面がすべて覆われているロングプレートがおすすめです。強い反発力によって走りをサポートし、スピードが出やすくなります。

ただし、練習中にロングプレートの陸上短距離用スパイクを履き続けていると、上級者でも足への負担を蓄積させてしまうため、練習用とは分けて用意するようにしましょう。

陸上短距離用スパイクのおすすめメーカー

ナイキ(NIKE)

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ナイキは世界トップクラスのスポーツ総合メーカー。アスレチックシューズやアパレル用品など幅広く手掛けています。海外の陸上選手の多くがナイキのスパイクを着用し、知名度が高いのも特徴です。

ナイキの陸上短距離用スパイクは、デザイン性や機能性の高さが魅力。特に、上位モデルの「ズーム スーパーフライ エリート」は国内でも高い人気を集めています。

アシックス(Asics)

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アシックスは「運動力学」や「人間工学」に基づく製造を行うメーカーです。人間中心設計に基づいた研究をしており、直営店ではランナーのための適切なシューズの選び方や走り方のアドバイスなどを行っています。

また、アシックスの陸上短距離用スパイクは、種類の豊富さが魅力のひとつ。短距離・中距離・跳躍など、専門種目に応じたラインナップが展開されています。

ミズノ(MIZUNO)

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ミズノは1906年創業のスポーツ総合メーカー。「スポーツで人の限界に挑戦する」というコンセプトのもと、限界に挑戦するトップアスリートや自己ベストを目指すさまざまな世代の競技者に寄り添う活動をしています。

ミズノの陸上短距離用は、初心者から上級者まで個人のレベルに応じた製品をラインナップしているのが特徴。特に、初心者向けの「ブレイブウィング」は、入門シューズとして多くの中高生に選ばれている製品です。

陸上短距離用スパイクのおすすめ|初心者向け

ナイキ(NIKE) ズームライバル S9

さまざまな競技に対応可能な汎用性の高い陸上短距離用スパイク。100〜400mの短距離だけでなく、ハードルや走り幅跳びにも対応します。

ホールド性の高い合成樹脂とメッシュを組み合わせたアッパーが特徴。足のぶれが少なく快適に走れます。また、プレートには取り換え可能なステンレスピンを採用しているのもポイントです。

本製品には、クッション性の高い「ファイロン素材」のミッドソールを採用。初心者の方におすすめのスパイクです。

アシックス(Asics) ハイパースプリント 7

短距離走とハードル種目向けに開発された陸上短距離用スパイクです。着地時の衝撃を吸収するために、かかと部はラテックス素材のクッションスポンジを内蔵。また、前足部は蹴り出しやすくするため、屈曲性に優れるプレートを採用しています。

オールウェザー・土トラック兼用モデルで、陸上の種目がある程度絞られてきた初心者の方におすすめ。練習用としてもぴったりの製品です。

アシックス(Asics) ヒートフラット FR 7

短・中距離から跳躍まで対応可能な陸上短距離用スパイク。オールウェザー・土トラック兼用モデルで、幅広く使える汎用タイプです。初心者モデルからのステップアップにも適しています。

ミッドソールには反発力に優れている「SPEVAFORM」、かかと部には軽量の「SOLYTE」を採用し、着地時にかかる足への負担を軽減可能。アッパーにはメッシュ素材を使用することで、フィット性や通気性にも配慮されています。

アシックス(Asics) エフォート MK

これから陸上競技を始める初心者の方におすすめの陸上短距離用スパイク。オールウェザー・土トラック兼用です。スパイクは土用の12mmが取り付けされており、取り換え式を採用しています。

通気性やホールド感に優れているのも特徴。ミッドソールには反発性に優れた「SPEBAFOAM」を配置し、着地時の足にかかる負荷を軽減することが可能です。

トラックコンディションに応じてピンやアタッチメントを取り換えられるため、専門にする競技が定まらない初心者の方に適しています。

アシックス(Asics) ヒートスプリント FR 8

反発力に優れたオールウェザー・土トラック兼用の陸上短距離用スパイク。ミッドソールに反発性の高い「SPEVAFOAM」、ヒール部に「SOLYTE」の軽量素材を採用し、トラックから受ける衝撃をスピードにつなげやすいのが特徴です。

スパイクピンとアタッチメントは、トラックのコンディションに合わせて取り換え可能。土トラックでの競技も視野に入れる初心者や中級者のステップアップにおすすめのシューズです。

アシックス(Asics) SP ブレード 9

ハードル種目にもおすすめの陸上短距離用スパイク。しなやかで屈曲性のあるオールウェザートラック専用モデルです。

ピンは取り換え+固定式で、配列は8本ピンを採用。レースとベルトによって足へのフィット感に優れているのも特徴です。また、弾力性のあるアッパー素材との相乗効果により、足をしっかりホールドできます。

アシックス(Asics) サイバーブレード 16

オールウェザー専用を初めて使う方におすすめの陸上短距離用スパイク。ピンは取り換え+固定式の7mmのモノが採用されています。短距離用スパイクとしては珍しいベルトタイプの留め具を使用しており、ヒール部分の一体感が特徴です。

ベロ部分に柔らかいストレッチ素材を採用することで、足首とベルトとの摩擦を軽減。ソフトで屈曲性に優れるタイプのため、ハードル競技にも使えます。ソフトな使用感を求める方におすすめの製品です。

ミズノ(MIZUNO) ブレイブウィング FX

クッション性に優れている陸上短距離用スパイク。長時間の練習でも足に負担がかかりにくいのが特徴です。専門種目が決まっていない初心者の方にも使いやすい、ピン交換が可能な取り換え式を採用しています。

プレートはショートプレートが配され、筋力が発達していない中高生にもおすすめ。走りをサポートしつつ怪我のリスクも軽減できるため、最初の1足に選ぶシューズとしてぴったりです。

ミズノ(MIZUNO) エックスファースト

やや厚めの3.5cmのソールが採用された陸上短距離用スパイク。足にかかる負担を軽減できます。また、通気性のよいアッパー部分が足全体を包むため、シューズ内を快適に保つことが可能です。

オールウェザー・土トラック兼用なのもポイント。スパイクピンは12mmの取り換え式を採用しています。値段が手頃なので、スパイク選びに迷っている方におすすめの製品です。

ミズノ(MIZUNO) ジオバーサス FX

柔らかくクッション性に優れた陸上短距離用スパイク。初心者や中高生が初めてオールウェザー専用モデルを選択するときにおすすめのモデルです。

ソールが柔軟なので、十分な筋力が備わっていない方でも怪我のリスクを軽減可能。アッパー素材には、左右非対称の人工皮革とメッシュを採用し、安定感と体重移動のスムーズさを両立しています。気兼ねなく使えて練習用としてもぴったりです。

ミズノ(MIZUNO) ジオサイレンサー FX

中高生に合わせた足への負担が少ない設計の陸上短距離用スパイク。屈曲性に優れており、怪我のリスクを軽減できるモデルです。また、プレートはハニカム構造で剛性が高く、軽量性にも優れています。

ピンは取り換え+固定タイプの3列9本ピンを採用。中央のトライアングルゾーンは着地面を広くしているため、衝撃を緩和できます。「フラット接地」をコンセプトとして設計されたモデルなので、足裏全体で着地するアスリートにはおすすめのスパイクです。

陸上短距離用スパイクのおすすめ|中〜上級者向け

ナイキ(NIKE) ズーム スーパーフライエリート

海外のトップアスリートも愛用する陸上短距離用スパイク。軽さと反発力に優れています。また、プレートを固く設計しているため、推進力をより効率的に地面へ伝えやすいのが特徴です。

さらに、コンピュータや3Dプリント技術によって作られた、立体構造のカーボン素材のソールを使用。軽さと反発力を両立しつつ足への負担を軽減し、短距離アスリートの走りをサポートします。

アシックス(Asics) ジェットスプリント 2

フラット走法に特化した100〜400m種目用の陸上短距離用スパイク。フラットプレート構造を採用し、ソール全体でトラックを捉えられます。また、グリップ力と走行性能を追求した5本ピンが特徴。グリップ力が高く、スピードに乗れる走りをサポートします。

弾力性のある「HL-0MESH」のアッパーを採用し、足をしっかりとホールドできるため、パワーロスを防ぎやすいのも魅力。フラット走法が得意な選手におすすめのスパイクです。

ミズノ(MIZUNO) エックスブラストネクスト

100〜200mのショートスプリンター向けに特化した陸上短距離用スパイク。ピンは取り換え式を採用し、個人のレベルや好みに応じて長さを調節できるモデルです。

ソールは、軽い力で反発力が得られるように設計されています。筋力に自身がない方や、クッション性がある程度欲しい方はチェックしてみてください。

アシックス(Asics) ソニックスプリントエリート 2

100〜400mの選手に適したオールウェザートラック専用の陸上短距離用スパイク。弾性の強いプレートと独特な4本ピンのソールで効率よくトラックに力を伝えることができ、大きな推進力を得られます。

アッパーには優れたフィット性を発揮する「HL-0メッシュ」を採用。中足部に搭載された「DYNAWRAP」とシューレースも連動し、走行中の足のブレを軽減できます。フィット感を重視するスプリンターにおすすめの上級者向けのモデルです。

ミズノ(MIZUNO) エックスレーザーネクスト

200〜400mのロングスプリンター向けに特化した陸上短距離用スパイク。本製品のシリーズは、コーナリングの力強さを重視して設計されています。

ソールの内側に低硬度樹脂、外側に高硬度樹脂を流し込むことで、コーナーをしっかり捉えて走りやすいのが特徴です。アッパーにはスケルトン構造を採用しているので、しなやかな走りを実現できます。

中級者向けにやや柔らかいソールを使用しているため、初級者モデルからのステップアップにもおすすめ。足の力に自信がない方でも使える陸上短距離用スパイクです。

ミズノ(MIZUNO) ジオスプリント 4

高反発のプレートを採用した陸上短距離用スパイク。力強い走りが可能です。「つま先接地」を想定したソール部分は、中級者向けに接地エリアを広めに取った構造。初期接地のブレーキを軽減し、スムーズな足運びを実現します。

また、ハードル種目にも使えるよう、突き上げの少ない3/4プレートを採用。かかとのフィットとサポートを高める「フィッティングベルト」構造によって得られる足のホールド感も魅力です。脚力に自信がある中級者以上の方は試してみてください。

ミズノ(MIZUNO) クロノインクス 9

鍛え抜かれたアスリートにおすすめの陸上短距離用スパイクです。ソール全面が硬いナイロンプレートに覆われており、高い反発力が特徴。オールウェザー専用のフィット感に優れたモデルです。

また、レースとベルトのダブルで足へのホールド性が高く、重さも150gと軽量なのも魅力。つま先で接地して走るフォアフット走法向けに設計されたスパイクのため、筋力が強く競技慣れしたアスリートにぴったりです。

ミズノ(MIZUNO) エックスブラスト エリート

「爆風に吹かれたような反発感」をコンセプトにした陸上短距離用スパイク。高硬度樹脂をソール全面に流し込むことで反発力を高めており、100〜200mのショートスプリントで加速力を生み出しやすいのが特徴です。

ピンは固定式6本の2段平行ピンを採用。アッパーにはフルアッパー構造を採用し、反発をしっかりと受け止めることが可能です。陸上用の筋肉が付いた上級者の方に適しています。

アディダス(adidas) アディゼロファインネス

コーナリングの減速を抑えやすい陸上用短距離スパイク。アッパー部分の内側と外側の両面を補強し、足をしっかりと支えるホールド感が得られる製品です。

反発力の高い「成形スパイクプレート」でコーナリングの滑らかな走りをサポートします。コーナーが発生する、4×100mリレー選手にもおすすめの製品です。

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