イタリアを代表する辛口スパークリングワイン「プロセッコ」。フランスのシャンパン、スペインのカヴァと並ぶ世界3大スパークリングワインのひとつとして知られており、フルーティーなアロマとお手頃な価格から多くのワイン愛好家を魅了しています。

そこで今回は、プロセッコのおすすめの銘柄をピックアップ。プロセッコの基礎知識と選ぶ際のポイントも詳しく解説します。ぜひ参考に、お気に入りの1本を見つけてみてください。

プロセッコとは?

プロセッコの産地とブドウ品種

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プロセッコとは、おもにイタリア北部のヴェネト州で造られる白の辛口スパークリングワインのこと。EUのワイン法「原産地名称保護制度」の基準にそって造られたワインのみが「プロセッコ」と呼ばれており、品質が保証されています。

プロセッコの主要なブドウ品種は「グレーラ種」。小粒の白ブドウで、フルーティーなアロマにほんのりと甘みを纏う、フレッシュでハツラツとしたワインに仕上がるのが特徴です。

なお、プロセッコを造るにはグレーラ種を85%以上用いることが規定されていますが、残りの15%まではほかのブドウのブレンドも可能。イタリア土着品種のグレラ・ルンゴやヴェルディソ、有名品種のシャルドネやピノ・ノワールなどが使用されています。

プロセッコとシャンパンの違い

シャンパンはフランスのシャンパーニュ地方で造られ、かつAOC法の規定をすべて満たすスパークリングワインのこと。「瓶内二次醗酵方式」により、長期熟成を経て繊細な泡と優美な味わいが引き出されています。

一方、プロセッコの製法には、大きなタンク内にワインを密閉し短期間で二次発酵させる「シャルマ方式」を採用。製造過程でワインが空気に触れないため、ブドウ本来の香味が活きたフレッシュでフルーティーなスパークリングワインに仕上がります。

また、シャンパンはボトル1本ずつ手間暇かけて仕上げられており価格が高め。対してプロセッコは、一度に大量生産できるためリーズナブルな銘柄が豊富なのも違いのひとつです。

なお、「スプマンテ」はイタリアで製造されるスパークリングワインの総称のこと。スプマンテのうち、ワイン法の規定に基づきヴェネト州で造られているスパークリングワインのみが「プロセッコ」を名乗れます。

プロセッコの選び方

格付けで選ぶ

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プロセッコには、「DOC(統制原産地呼称)」と「DOCG(統制保証原産地呼称)」の大きく2つの格付けが存在します。

「DOC」は、全生産量の半分以上を占めるプロセッコ格付けの基盤。より格上に位置するのが「DOCG」で、2019年に世界遺産にも登録されたコネリアーノ地区やヴァルドッビアーデネ地区などから、高品質なプロセッコが生み出されています。

さらに、DOCGのなかでも限られた43の生産区域で造られたモノには「リーヴェ(Rive)」、古くからプロセッコを造り続けてきた107haの単一畑で造られたモノには最高位と称される「カルティッツェ(Cartizze)」の表記も認められています。

格上のプロセッコのほうがよりおいしいという訳ではありませんが、高品質プロセッコの証としてデイリーワインにはDOC、大切な方への贈り物にはカルティッツェなどと選ぶ際の目安にしてみてください。

甘辛度で選ぶ

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プルセッコは辛口が主流ですが、ほんのり甘く感じる銘柄も展開されています。ラベルに、ワイン1リットルあたりにどれだけ糖分が含まれているかを示す「残糖量」が記載されているので、甘辛度で選ぶ際にはチェックしておきましょう。

なお、プロセッコの残糖量はBrut(ブリュット)・ExtraDry(エクストラドライ)・Dry(ドライ)またはSecco(セッコ)のおもに3つに区分されます。

「Brut」は残糖量12g/L未満の辛口ですっきりキレのある味わいが特徴。残糖量12~17g/lの「ExtraDry」は、辛口ながら後口にかすかな甘みが広がるまろやかなテイストで食中酒としても楽しめます。

「Dry(またはSecco)」は残糖量17~32g/lの中辛口タイプ。ラインナップは少なめですが、しっかり甘みを感じるやさしい口当たりで、辛口ワインが苦手な方やプロセッコ初心者の方などにもおすすめです。

プロセッコのおすすめ

ミオネット(MIONETTO) プロセッコ DOC トレヴィーゾ ブリュット

ミオネット(MIONETTO) プロセッコ DOC トレヴィーゾ ブリュット

グレーラ種を100%使用した辛口タイプのプロセッコです。造り手は、創業130年を超える名門ワイナリー「ミオネット」。高品質なブドウを使用し、高度な生産技術で引き出した、軽やかでフルーティーな味わいを楽しめる銘柄です。

白い花やリンゴを想わせるフレッシュでフローラルなアロマが魅力的。口に含めば、ふんわり心地よい泡とともにマイルドな果実味がやわらかく広がり、余韻に残るほろ苦さが後口を引き締めます。

6~8℃程度に冷やし、食中酒として飲むのがおすすめ。さまざまな料理とのマリアージュを楽しめますが、とくにカルパッチョ・アヒージョ・フリットなどの魚介料理や、サラダ・マリネ・野菜ソテーなどの野菜中心の料理とよく合います。

ヴィッラ・サンディ(VILLA SANDI) プロセッコ DOC トレヴィーゾ イル フレスコ

ヴィッラ・サンディ(VILLA SANDI) プロセッコ DOC トレヴィーゾ イル フレスコ

イタリアのワイン専門誌などで高い評価を得ている実力派ワイナリー「ヴィッラ・サンディ」の辛口プロセッコ。グレーラ種を100%使用し、果汁を冷凍保存する独自の製法でブドウのフレッシュな香味を引き出したこだわりの1本です。

グラスを彩る繊細な泡立ちに、透明感のある淡いレモンイエローの液色が好印象。青リンゴやメロンを想わせるジューシーな香りと白い花のやわらかなアロマが鼻腔をくすぐり、いきいきとした果実味がクリーミーな泡とともに口中を満たします。

辛口テイストながらもほんのりと甘みを感じるバランスのよい味わいは、食中酒にもぴったり。飲みやすいうえ、比較的価格もお手頃なので、プロセッコ初心者の方の入門編にもおすすめです。

ヴィニコラ・セレナ(VINICOLA SERENA) セレナ プロセッコ DOC ロゼ ブリュット

ヴィニコラ・セレナ(VINICOLA SERENA) セレナ プロセッコ DOC ロゼ ブリュット

創業130年以上の歴史あるワイナリー「ヴィニコラ・セレナ」が手がける上質なプロセッコロゼ。白い花やイチゴを連想させるチャーミングなアロマに、チェリーや青リンゴの華やかな果実味とフレッシュな酸味が折り重なる、飲み心地のよい1本です。

辛口のテイストで、食前酒や食中酒として楽しむのがおすすめ。ペアリングには、前菜の盛り合わせや、魚介を使用した軽めの料理がぴったりです。

アダミ(ADAMI) プロセッコ ヴァルドッビアーデネ スペリオーレ ディ カルティッツェ ドライ

アダミ(ADAMI) プロセッコ ヴァルドッビアーデネ スペリオーレ ディ カルティッツェ ドライ

プロセッコのなかでも最高等級に位置づけられる「スペリオーレ ディ カルティッツェ」。1920年の創業以来3代続くプロセッコの名門「アダミ」が手がける、大切な方への特別な贈り物にもおすすめの高級銘柄です。

グラスから立ち上がるのは、リンゴや洋梨を連想させる華やかなアロマに、ヘーゼルナッツやオレンジピールのニュアンス。残糖量24~26g/LのDryタイプで、キメ細かいシルキーな泡とともに豊かな果実味とふくよかなコク、心地よい甘みが広がります。

過去には、ヴェネツィア国際映画祭や2009年開催のG8サミットなどでも振る舞われた実力派。魚介類のスフレなど、軽めの料理と合わせて、ぜひじっくりと堪能してみてください。

ヴァル・ドッカ(VAL D’OCA) ヴァルドッビアーデネ プロセッコ スペリオーレ エクストラ ドライ ミレジマート

ヴァル・ドッカ(VAL D

1952年に創業したイタリア・ヴェネト州を代表する大手ワイナリー「ヴァル・ドッカ」のプロセッコ。本銘柄は、プロセッコの上位格付け「DOCGヴァルドッビアーデネ」に認定されている高品質な1本です。

グレーラ種を主体として仕立てた、やや辛口のExtraDryタイプ。グラスに注げば菜の花と柑橘系果実を連想させる芳醇なアロマが立ち上がり、口に含めば繊細かつ上品な酸味が心地よく広がります。

とくに、食前酒にぴったりの軽やかでエレガントなプロセッコを探している方におすすめ。6~8℃程度に冷やし、カルパッチョなどのさっぱりとした魚介料理と合わせて楽しんでみてください。

ヴァル・ドッカ(VAL D’OCA) ヴァルドッビアーデネ プロセッコ スペリオーレ ブリュット リーヴェ・ディ・サン ピエトロ ディ バルボッザ

ヴァル・ドッカ(VAL D

DOCGのなかでも限られた区画「リーヴェ」のひとつで造られたプロセッコです。グラスから放たれる、フローラルで優美なアロマが魅力的。フレッシュな果実味が口中を満たし、後口にもフルーティーな余韻が長く残ります。

グラスをエレガントに彩り高級感を演出する、淡いゴールドの液色も好印象。特別な記念日やパーティーなどでの乾杯酒として飲むほか、食中酒として魚介料理や白身の肉料理とのマリアージュを堪能するのもおすすめです。

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