古くから他国との交流があり、さまざまな文化を取り入れてきた「長崎」。豊かな自然にも恵まれており、長崎独自の酒文化が発展しています。歴史ある酒造が多く、伝統的な方法を守りながら造られているのが特徴です。

そこで今回は、長崎のおすすめ日本酒をご紹介します。辛口・甘口に分けて紹介しているので、好きなタイプの日本酒を選んでみてください。

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長崎の日本酒の特徴

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長崎県は自然豊かな土地であり、各地で湧いている清らかな湧水を使用しているのが特徴です。また、古くから西欧諸国など他国との貿易拠点として栄えた歴史もあり、長崎ならではの酒文化が発展しています。

歴史ある酒造が多いのもポイント。伝統技術を用いて醸したモノ以外にも、新しい技術を取り入れながら仕込んでいるモノなどもあります。

なかには、和洋中問わず、さまざまな料理に合うモノも。長崎名物の「長崎ちゃんぽん」や「皿うどん」などと合わせると、長崎をぞんぶんに味わえます。

長崎の日本酒の選び方

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長崎の日本酒を選ぶ際は、食べる料理に合わせて選んでみてください。素材の味を引き出すモノや、幅広い料理と一緒に楽しめるモノなど、料理とのペアリングによってよりおいしく食事を味わえます。

また、日本酒度の数値をチェックして、甘口・辛口を確認するのもおすすめです。一般的に、日本酒度がマイナスに傾くほど甘口。プラスに傾くほど辛口とされています。

辛口は米の旨みを堪能できる、キレのある飲み口が特徴。一方、甘口はフルーティーな香りや、やさしい飲み口が魅力です。日本酒を飲み慣れない方に適しています。日本酒を楽しむシーンや、どんな料理に合うかを考えて選んでみてください。

長崎の日本酒のおすすめ|辛口

梅ヶ枝酒造 梅ヶ枝 純米酒


梅ヶ枝酒造 梅ヶ枝 純米酒

原料米と水だけで仕込んだ、長崎の日本酒です。1787年に創業した長崎県佐世保市の「梅ヶ枝酒造」が手がけています。原料米を精米歩合は65%まで磨きあげているのが特徴。
お米本来のコクや旨みを楽しめる銘柄です。

アルコール度数は15%。日本酒度は+4の辛口です。幅広い温度帯で楽しめるのも魅力のひとつ。ぬる燗は力強いコクを感じ、冷やした場合はキレのある飲み口を楽しめます。

内容量は1本あたり300ml・720ml・1800mlの3種類をラインナップ。化粧箱入りも展開しているため、お世話になった方へのギフトにもおすすめの日本酒です。

杵の川 特別純米酒 雲仙


杵の川 特別純米酒 雲仙

1839年に創業した老舗蔵元の「杵の川」が手がける特別純米酒です。原料米の五百万石を精米歩合55%まで磨いて使用しています。米の旨みを引き出し、適度な酸味が感じられるのが特徴です。

アルコール度数は15%。日本酒度+1です。少し冷やして飲むか、ぬる燗がおすすめ。容量は1本あたり720mlです。和洋中とさまざまな料理に合わせられるため、長崎土産に日本酒を探している方にも適しています。

潜龍酒造 みずの光彩(きらめき)


潜龍酒造 みずの光彩(きらめき)

長崎県佐世保市に蔵を構える老舗が造る日本酒です。原料米は、長崎産にこだわって選び抜かれた山田錦を使用。精米歩合60%まで磨いています。ほどよく調和したコクと、キレのよさが魅力。旨みと香りのバランスに秀でた味わいに仕上げています。

アルコール度数は15%です。内容量は1本あたり720mlと1800mlの2種類をラインナップ。「福岡国税局主催酒類酒類鑑評会」の純米の部にて、金賞を受賞した経歴があります。い草を使ったラベルにも注目してみてください。

冷やからぬる燗まで幅広い温度帯で楽しめるため、季節を問わず楽しめます。原料の産地にこだわって造られた、長崎の日本酒を探している方はチェックしてみてください。

福田酒造 長崎美人大吟醸

福田酒造 長崎美人大吟醸

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長崎県平戸市に蔵を構える「福田酒造」が手がける長崎の日本酒です。原料米は長崎県産山田錦を使用。時間をかけて低温で発酵させて造られた大吟醸酒です。米の旨みと芳醇な香りの調和を楽しめます。飲む際は冷やして飲むのがおすすめです。

内容量は1本あたり720mlと1800mlをラインナップしています。「令和2年度全国新酒鑑評会」にて金賞を受賞。「2021年インターナショナル・ワイン・チャレンジ」で、SILVER賞も受賞している銘柄です。受賞歴のある長崎の日本酒を試したい方は、チェックしてみてください。

河内酒造 白嶽 純米酒 つしま

河内酒造 白嶽 純米酒 つしま

福岡県糸島産山田錦のみを使って造られた、長崎の日本酒です。1919年に創業した長崎県対馬市唯一の蔵元「河内酒造」が手がける純米酒。精米歩合60%まで磨き、山田錦本来の味をぞんぶんに楽しめる上質な飲み口です。

アルコール度数は15%。冷やから熱燗までさまざまな温度帯で楽しめるため、季節に合わせた飲み方ができます。内容量は1本あたり720mlです。

「平成28年度福岡国税局酒類鑑評会」の純米酒部門で 金賞を受賞しています。長崎で軽やかな喉ごしの日本酒を探している方におすすめです。

杵の川 大吟醸 長崎奉行


杵の川 大吟醸 長崎奉行

日本航空国内線ファーストクラスの機内酒に採用された経歴を持つ長崎の日本酒です。銘柄名は、蔵元の地元である諫早市出身の脚本家市川森一氏がネーミング。やわらかな甘みとフルーティーな香りが特徴。ワイングラスに注いで飲むのもおすすめです。

原料米は仕込む年ごとに異なるのがポイント。山田錦を軸に厳選した酒造好適米を、精米歩合50%まで磨いて使用しています。内容量は1本あたり720mlです。

アルコール度数は15%、日本酒度は+4.5の辛口タイプ。長崎で食中酒として楽しめる日本酒を探している方はチェックしてみてください。

山崎本店酒造場 まが玉大吟醸 しずく酒

山崎本店酒造場 まが玉大吟醸 しずく酒

厳選した酒造好適米の山田錦だけを使用して造られた大吟醸酒です。1884年に酒造りを始めた、長崎県島原市に酒蔵を構える「山崎本店酒造場」が手がけています。精米歩合は35%で、米の中心部だけ残して磨いているのが特徴です。

独自の酵母と吟醸用清酒酵母を合わせ、10℃以下の低温管理をしているのがポイント。時間をかけて発酵させています。日本酒度は+3〜+4の辛口。フルーティーでやわらかな吟醸香と、爽快な喉ごしを堪能できます。

容量は720mlと1800mlの2種類をラインナップ。化粧箱に入っているため、お世話になった方へのギフトにもおすすめの日本酒です。

山崎本店酒造場 清酒 平成新山 普賢岳

山崎本店酒造場 清酒 平成新山 普賢岳

外務省の日本酒購入リストに掲載された長崎の日本酒です。普賢岳の麓に湧き出る、清らかな伏流水を使用しています。誕生から約130年にわたり受け継いできた技術を用いているのが特徴。キレのある旨みに仕上げた銘柄です。

内容量は1本あたり720mlと1800mlの2種類。精米歩合は55%、日本酒度は+3〜+4です。「2012年インターナショナル・ワイン・チャレンジ」のSAKE部門・本醸造の部にて銀メダルを受賞しています。長崎で爽快な果実味を感じる日本酒を探している方におすすめです。

長崎の日本酒のおすすめ|甘口

福田酒造 金撰 福鶴


福田酒造 金撰 福鶴

1688年に創業した、日本最西端の酒蔵「福田酒造」が造る長崎の日本酒です。本商品は、蔵元定番の銘柄。やさしい甘さと爽やかな味わいを兼ね備えており、日々の晩酌にぴったりです。

アルコール度数は15%以上16%未満。内容量は720mlと1800mlの2種類をラインナップしています。鶴が描かれたラベルデザインにも注目してみてください。お酒初心者の方にもおすすめの長崎の日本酒です。

森酒造場 飛鸞にこまるQUEEN

森酒造場 飛鸞にこまるQUEEN

麹米は山田錦60%、掛米はにこまる25%で醸した長崎の日本酒です。「森酒酒造」が手がける定番種「にこまる」シリーズの銘柄。品のよい香りと甘みを楽しめます。

また、繊細さを感じる味わいも魅力。アルコール度数は15%です。内容量は1本あたり720ml。長崎で造られる甘口の日本酒を探している方は、チェックしてみてください。

森酒造場 フィランド

森酒造場 フィランド

1895年に創業した、長崎県平戸市の蔵元「森酒造場」が手がける純米原酒です。白ワインを飲んでいるかのような、甘酸っぱさを感じる味わいが特徴。平戸の春日棚田米を精米歩合70%まで磨いて使用しています。

内容量は1本あたり500ml、アルコール度数は9%です。ヨーロッパで最も長い歴史がある日本酒専門の品評会「ロンドン酒チャレンジ」の純米酒部門にて金賞を受賞した経歴があります。

日本酒が入ったブルーのボトルにも注目。飲む際はワイングラスを使い、よく冷やして飲むのがおすすめです。ワイン感覚で飲める日本酒が欲しい方は、チェックしてみてください。

杵の川 純米 杵の川


杵の川 純米 杵の川

魚介から肉まで、さまざまな料理を合わせられる長崎の純米酒です。爽快感を感じる酸味と、厚みのある甘みがほどよく調和した味わいが特徴。協会9号酵母特有の穏やかな香りも楽しめます。

原料米は、毎年異なるモノを厳選。65%まで磨き上げています。冷やから熱燗まで幅広い温度帯で味わえるのも魅力。特に、常温、またはぬる燗にするのがおすすめです。

アルコール度数は15%。内容量は720mlと、1800mlの2種類を展開しています。「平成27年度福岡国税局酒類鑑評会」の純米酒部門では、金賞を受賞。好みやシーンに合わせて楽しめる長崎の日本酒を探している方は、チェックしてみてください。

今里酒造 六十餘洲 純米吟醸 山田錦


今里酒造 六十餘洲 純米吟醸 山田錦

フルーティーな香りとやさしい飲み口が楽しめる長崎の日本酒です。 1772年に長崎県東彼杵郡波佐見町にて創業した「今里酒造」が手がける銘柄。精米歩合50%まで磨いた山田錦を100%使用して造られています。

日本酒度は-2.7の甘口タイプ。酸度は1.6、アミノ酸度は1.3です。9号系の酵母を用いて醸造しているのがポイント。旨みが詰まった後口が魅力です。

アルコール度数は16%。内容量は720mlと1800mlの2種類をラインナップしています。長崎の老舗が醸す、甘口の日本酒を選んでみたい方におすすめです。

潜龍酒造 本陣 純米大吟醸


潜龍酒造 本陣 純米大吟醸

長崎県佐世保市江迎町で栽培された山田錦のみを原料米に使用した日本酒です。軽い酸味とともに、口の中に広がるフルーティな甘さを楽しめます。味わい深いフルボディタイプです。

精米歩合は40%、アルコール度数は15%です。常温もしくは少し冷やして楽しんでみてください。鯛やヒラメなどの白身魚とよく合います。また、洋食や中華に合わせて楽しむ場合は、食材本来の味を活かした料理と組み合わせるのがおすすめです。

内容量は720mlと1800mlをラインナップ。記念日などの特別な日に楽しむ長崎の日本酒を探している方はチェックしてみてください。

重家酒造 横山五十WHITE


重家酒造 横山五十WHITE

1924年に長崎県壱岐市にて創業した「重家酒造」が造る純米大吟醸です。マスカットの香りに加え、口に含むとフルーティーな甘みを感じられます。

原料米は山田錦を100%使用。精米歩合は掛米50%、 麹米50%で、1回火入れを行っています。冷やしてワイングラスで飲むのがおすすめです。白魚のカルパッチョやクリームチーズディップによく合います。

内容量は1本あたり720mlと1800mlの2種類をラインナップ。幅広い料理に合わせて楽しめる長崎の日本酒を探している方はチェックしてみてください。

潜龍酒造 buono(ボーノ)


潜龍酒造 buono(ボーノ)

1688年に創業した長崎の蔵元が造る特別純米酒です。華やかでフルーティーな香りや、軽快な飲み心地が特徴。守り続ける伝統技術を用いながらも、時間の経過に伴う嗜好の変化に合わせて新しい技術を取り入れて造られています。

原料米は山田錦で、精米歩合60%。蔵元ではアルコール度数15%に調節して造った清酒が多いなか、本銘柄はアルコール度数13%に仕上げている原酒です。酒本来の濃厚な旨みや味わいを楽しめます。飲む際は、冷やして飲むのがおすすめです。

和食だけでなくピザやパスタなどの料理に組み合わせて、ワイン感覚で楽しめる日本酒。内容量は1本あたり720mlです。長崎で造られた原酒を試してみたい方はチェックしてみてください。