電気代を節約したい方に人気の「省エネエアコン」。各メーカーから多くの製品が展開されています。しかし、機能や特徴はさまざまで、何を基準に選べばよいか迷う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、省エネエアコンのおすすめ製品をご紹介します。選び方も解説するので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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- 目次
- 省エネエアコンの魅力とは?
- 省エネエアコンのおすすめメーカー
- 省エネエアコンのおすすめ
- 番外編:電気代を抑える省エネエアコンの電気代節約術
- 省エネエアコンの基準
- 省エネエアコンの選び方
- 省エネエアコンの電気代を計算する方法
省エネエアコンの魅力とは?
省エネエアコンの魅力は、電気代の節約が期待できること。旧モデルのエアコンよりも省エネ性能に優れているため、エネルギーの消費効率が高いのがメリットです。
2022年には、2027年度を目標年度とする新しい省エネ基準が策定され、現在より約3割高い省エネ性能を達成するよう義務付けられているのもポイント。電気使用量を軽減したい方におすすめです。
省エネエアコンのおすすめメーカー
日立(HITACHI)
日立は日本の大手電機メーカーです。省エネエアコンは主に「白くまくん」を展開しており、エアコン内部を凍らせて一気に溶かすことによって汚れを洗い流す「凍結洗浄」機能を搭載。清潔さにこだわった省エネエアコンを求める方におすすめです。
また、「Premiumプラズマ空清」を搭載しているのもポイント。カビを捕集し、繁殖を抑制する効果が期待できます。室内のカビ対策が気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
ダイキン(DAIKIN)
ダイキンは、大阪府に本社を構える空調メーカーです。湿度をコントロールする「うるるとさらら」シリーズをラインナップしており、外気中の水分を取り込んで加湿するため、冬の乾燥が気になる方におすすめ。年間を通じて快適な湿度を保ちやすいのが魅力です。
また、換気をしながら冷暖房ができるので、窓を開けなくても換気しやすいのがメリット。空気清浄機能が欲しい方は、ダイキン独自の酸化分解テクノロジー「ストリーマ」を搭載したモデルをチェックしてみてください。
三菱電機(MITSUBISHI)
三菱電機は、東京都に本社を置く総合電機メーカーです。三菱電機は「霧ヶ峰」シリーズを展開しているのが特徴。エアコン本体に取り付けられた赤外線センサー「ムーブアイ」を搭載しており、床・天井・壁の温度や人の動きや位置を検知し、部屋の形状や窓の位置などを学習して空調をコントロールできます。
また、進化した「ムーブアイmirA.I.+」では、住宅性能を学習したり体感温度の変化を予測したりできるのがポイント。予測結果をいかして最適な運転モードに自動的に切り替える「おまかせA.I.自動」や、省エネ効果の高い独自構造のファンや熱交換器にも注目してみてください。
パナソニック(Panasonic)
パナソニックの代表機種は、ナノイーXを搭載した「エオリア」シリーズ。ナノイーXとはナノメートルサイズの微細なイオンで、一般的な空気イオンに比べて寿命が約6倍長いと謳われているのが特徴です。
ナノイーXが広範囲にしっかり届くことによって、冷暖房しながら部屋の空気をきれいにしたり、気になるニオイをケアしたりできるのが魅力。また、搭載されているAIセンサーが好みを感知し、不在や日射の変化を見分けて自動で省エネ運転できるのも嬉しいポイントです。
省エネエアコンのおすすめ
日立(HITACHI) エアコン 白くまくん Xシリーズ RAS-X40N2
掃除機能が充実している省エネエアコンです。「プラズマイオン」の発生器を吹き出し口と吸い込み口の2ヵ所に配置。空気中の浮遊カビなどを熱交換器全面で捕集し、付着カビの成長を抑制する効果が期待できます。空気清浄機能を重視して選びたい方におすすめの省エネエアコンです。
熱交換器に集めた汚れは「凍結洗浄 除菌ヒートプラス」機能で自動洗浄できるのもメリット。56℃で熱して油汚れを融解し、マイナス15℃で凍らせたあと一気に溶かして洗い流します。
室外機には「室外熱交換器自動お掃除」機能が付いており、目詰まりによる能力低下を抑制しやすいのもポイント。お手入れの手間を軽減したい方にもおすすめです。
ダイキン(DAIKIN) エアコン RXシリーズ うるさらX S404ATRP-W
2つの自動運転モードが選べる省エネエアコン。好みの設定を記憶・学習して、より快適な自動運転を行う「AI快適自動運転」と、消費電力を抑える「節電自動運転」が選べます。節電自動運転では温度設定も可能なので、無理なく省エネできるのが魅力です。
除湿機能は、季節やシーンにあわせて除湿方法を切り換えるのが特徴。湿度をコントロールする「デジクル制御」を搭載しているので、蒸し暑さを感じにくく、快適に過ごすことが可能です。また、暖房で部屋をあたためながら「うるる加湿」が使えるのもメリット。屋外から空気中の水分を取り込んで加湿するため、給水の手間がかかりません。
さらに、夏は結露水、冬は加湿を利用した結露水で、熱交換器の洗浄が行えます。リモコンでお手入れのおすすめ時期がチェックできるのも便利なポイントです。
三菱電機(MITSUBISHI) エアコン 霧ヶ峰 FZシリーズ MSZ-FZ4022S-W-IN
「おまかせA.I.自動」機能を備えた省エネエアコンです。「A.I.自動」ボタンを押すだけで、快適に省エネ運転できるのが特徴。難しいリモコン操作が必要ないので、手軽に節電できる省エネエアコンを探している方におすすめです。
「ムーブアイmirA.I.+」による360°センシングで住宅性能を分析し、外気温の変化や体感温度を予測して自動で調節可能。人がいる場所に効率よく風を送れるため、快適に過ごしやすいのが魅力です。
換気のタイミングをリモコンで知らせる「換気ガイド」と「A.I.換気アシスト」でムダの少ない換気をサポート。また、ホコリや油汚れが付きにくい「よごれんボディ」や、通風路まで掃除できる「はずせるボディ」を採用しており、お手入れがしやすいのもポイントです。
パナソニック(Panasonic) インバーター冷暖房除湿タイプ ルームエアコン エオリア LXシリーズ CS-404DLX2-W
特許技術の「エネチャージシステム」を備えた省エネエアコン。従来は大気中に放出していたコンプレッサーの排熱を、冷暖房に活用します。熱エネルギーとして再利用することで、省エネに繋がるのが魅力です。
除湿機能には、外気に含まれる湿気を除去する「ドライ給気制御」を搭載。乾いた空気を送ることで、室温が下がるのを抑えます。冷暖房をしながら、換気が行えるのもポイント。外から空気を取り込む給気換気と、室内の空気を外に出す排気換気に対応しています。
また、ワンボタンでAIが温度・湿度を設定してくれる「新・AI快適おまかせ」が使えるのも特徴。履歴などを学習するのはもちろん、季節や温度にあわせて、運転モード・設定温度を選択します。ムダな消費電力を減らし、自動で節電ができる、おすすめの省エネエアコンです。
シャープ(SHARP) エアコン Xシリーズ AY-S40X2-W
独自の空気浄化技術「プラズマクラスターNEXT」を搭載した省エネエアコンです。1cm³あたり、5万個以上までイオン濃度を高めることで、高い空気浄化力を実現しています。菌やウイルスなどを抑制したり、消臭したりできるほか、部屋干しモードで生乾き臭を軽減することも可能です。
また、CO2センサーを備えているのも特徴。二酸化炭素が多く発生すると、体感温度や室温が上昇するため、CO2濃度の上昇に応じて部屋の温度を調節します。
AIを活用したクラウドサービスの「COCORO AIR」に対応しているのも特徴。スマホアプリと連携することで、生活パターンの学習や、住んでいる地域の空気情報などを分析し、効率のよい自動運転を行います。快適さと節電を両立したい方におすすめの省エネエアコンです。
富士通ゼネラル(FUJITSU GENERAL) インバーター冷暖房エアコン nocria Wシリーズ AS-W404R2W
充実した暖房機能が特徴の省エネエアコンです。予熱運転を行い、部屋を素早くあたためる速暖機能や、暖房がストップしてしまう霜取り運転中でも、室温の低下を抑える「ホットキープ除霜」を搭載。寒い地域に住んでいるなどで、暖房性能を重視する方にもおすすめです。
また、人の在室状況を検知する「人感センサー 不在ECO」を備えているのもポイント。人の不在時は約10分後に運転をセーブしたり、人を検知すると運転を再開したり、操作の手間なく節電できるのが魅力です。
音声アナウンスでは、エアコンの運転状況を確認可能。電気代の確認や、節電設定のアドバイスも聞けるため、省エネにも役立ちます。
三菱重工 (MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES) ルームエアコン ビーバーエアコンSシリーズ SRK4024S2-W
飛行機などの製造技術を駆使した省エネエアコンです。室内機には、ジェットエンジン技術を応用した「JET BODY」を採用。力強い風によって、ワイドリビングや二間続きの部屋などでも、しっかり風を届けます。
温度・風量を自動調節する「AI自動快適運転」では、人の動きを検知する「人感センサー」と、温度を検知する「サーマルセンサー」が、常にお部屋の状況をチェック。体感温度などにあわせて風量や温度を調節する以外に、部屋の冷え方・あたたまり方を学習し、自動で運転を制御します。快適に過ごせるだけでなく、同時に節電が行えるのも魅力です。
また、希望の場所に気流を届ける「エリア空調」が使えるのもメリット。全16通りの組み合わせ用意されており、部屋の状況に応じてエリアを選択できます。パワフルかつ機能性に優れた、おすすめの省エネエアコンです。
東芝(TOSHIBA) エアコン 大清快 N-DRZシリーズ RAS-N402DRZ
風を感じにくい「無風感空調」を備えた省エネエアコンです。通常速度の風と速い風をぶつけることで、エアコンから出る風を拡散。風があたって肌寒さを感じる方や、ホコリが舞い上がるのが気になる方におすすめです。
また、左右に分割した「セパレート無風感ルーバー」を採用しているのも特徴。右側は通常の風、左側は無風感にするなど、別々の気流が設定できます。使用シーンや家族の好みにあわせて、細かく制御を行えるのが魅力です。
専用アプリの「IoLIFE」と連携すれば、スマホを使って、外出先からも操作が可能。リモコンには表示されない、室内温度・室外温度・湿度情報もチェックできます。さらに、スマートスピーカーとの連携にも対応しているので、ハンズフリーで操作を行いたい方にもぴったりです。
コロナ(CORONA) エアコン リララ Zシリーズ CSH-Z2824R
10畳程度の部屋に適した省エネエアコンです。人感センサーを搭載しており、人がいないときには、ひかえめ運転への変更や停止を行います。消し忘れを防止できるだけでなく、自動で節電も行えるのがメリットです。
また、稼働時間に応じて、自動でフィルター掃除を行うのも特徴。内蔵した抗菌ブラシが、フィルターに溜まったホコリをかき取ります。エアコン底面に設置されたダストボックスは、ワンタッチで着脱が可能で、お手入れが簡単に行えるのも魅力です。
専用アプリと連携すれば、スマホから遠隔操作ができるほか、使用状況も確認可能。ほかにも、部屋の高温・低温を知らせる「室温アラート」や、曜日ごとに時間設定が行える「ウィークリータイマー」など、便利な機能を搭載しています。
番外編:電気代を抑える省エネエアコンの電気代節約術
温度や湿度を適切に保つ
電気代を節約するためには、設定温度や湿度を適切に保つことが重要です。冷房時の温度設定を1℃上げると約13%、暖房時の温度設定を1℃下げると約10%の消費電力削減につながるといわれています。夏の冷房時は28℃、冬の暖房時は20℃を目安に設定するのがポイントです。
また、部屋の温度とは別に「体感温度」にも注目してみてください。一般的に、部屋の湿度が低いと寒く、高いと熱く感じやすいもの。湿度を40〜60%に保つことで、温度はそのままでも心地よく感じやすくなります。
特に、熱帯夜を快適に過ごしたいときには、設定温度28℃で湿度50〜60%程度に下げる除湿運転がおすすめ。体感温度を下げることで入眠しやすい環境になります。
扇風機・サーキュレーターと併せて使う
省エネエアコンの電気代を節約したい方は、扇風機・サーキュレーターと併用するのがおすすめです。空気は温度が低いと下へ、高いと上へたまりやすい性質があるため、「温度ムラ」が起こりやすく、設定温度に達していないと感じる場合があります。
扇風機やサーキュレーターを使用することで空気の対流が生まれ、室内の「温度ムラ」を解消しやすいのがメリット。設定温度を変えなくても、夏は涼しく冬はあたたかく感じやすくなります。
なお、扇風機やサーキュレーターはエアコンの風下に向かい合うように設置し、天井側に向けて運転するのがポイント。風が体に直接あたると寒く感じたり冷えすぎたりしやすいため、場所や風向きを工夫して設置してみてください。
断熱効果を高めるためにカーテン・ブラインドを使う
省エネエアコンの冷暖房効率を上げて節電するためには、カーテンやブラインドを使用するのがおすすめです。夏はカーテンやブラインドで日差しをシャットアウトし、窓から侵入する熱を遮ることが大切。冬は昼間のうちに太陽の熱を取り込み、夜間は厚手のカーテンや断熱シートで熱が外へ逃げないようにすると、暖房にかかる電気を抑えやすくなります。
設置するときは、天井から床を覆うように垂らすことで断熱効果や保温効果が高まるのがポイント。ブラインドはカーテンと比べて断熱性がやや低めなので、ロールスクリーンやカーテンと併用するのがおすすめです。
また、日差しの強い夏には太陽光や赤外線を反射しやすい白系のカーテンやブラインドがぴったり。一方、暖房を使用する冬には暖色系のモノを選ぶと、寒色系よりもあたたかく感じやすい傾向にあるといわれています。
定期的なフィルター清掃を行う
フィルターにホコリやゴミが付着して目詰まりを起こすと、吸気量が減り冷暖房効率が低下します。結果的に余分な電気が必要になり、電気代が上がってしまうことに。省エネエアコンの電気代を節約するためには、フィルターやフィンを定期的に掃除することが重要です。
フィルターの清掃は2週間に1度を目安に行うのがポイント。汚れがひどい場合は、中性洗剤を溶かしたぬるま湯で洗い、よく乾かして使用しましょう。できれば、年に1〜2回は業者に依頼してエアコンクリーニングを行うのがおすすめです。
省エネエアコンには、フィルターの自動掃除機能を備えたモノも展開されています。ホコリなどのゴミをダストボックスにためるタイプが主流。たまったゴミを定期的に取り除く必要はあるものの、お手入れの手間を大幅に省けるのが魅力です。
室外機のまわりにモノを置かないようにする
省エネエアコンの性能をいかすためには、室外機の働きも重要な要素のひとつです。冷房運転時には、室内のあたたかい空気を取り込んで室外機から屋外に放出。一方、冬の暖房運転時には、室外機から吸い込んだ外気内の熱で部屋をあたため、冷たい空気を放出します。
室外機の前にモノがあると、室内から排出した空気を吸い込みやすくなるため、冷暖房効率が落ちるのがポイント。省エネエアコンの電気代を節約するためには、室外機のまわりにモノを置かず、できるだけスペースをあけて風通しよくしておくことが大切です。
省エネエアコンの基準
省エネ基準達成率・多段階評価点
エアコンなどの家電製品では「省エネルギーラベル」「統一省エネラベル」「簡易版統一省エネラベル」の3つで省エネ性能が示されています。主な表示内容は、省エネ基準達成率・省エネ性能・多段階評価点・年間の目安電気料金など。製品選びの目安としても活用できます。
省エネ基準達成率とは、省エネ法に基づいて定められた製品ごとの省エネ性能目標基準値について、どの程度達成しているかをパーセントで表したもの。省エネ基準値が大きいほど省エネ性能が優れており、達成率100%以上の製品には緑色のマークが表示されています。
多段階評価点とは、製品の省エネ性能を評価し、5.0〜1.0までの41段階の数字と星で表示したもの。エアコンの場合「冷房能力2.8kW以下、一般地仕様の目標基準値APF6.6」に対する省エネ性能の比率をもとに算出され、多段階評価点が高いモノほど高性能の省エネエアコンといえます。
APF(通年エネルギー消費効率)
APF(通年エネルギー消費効率)とは、ある一定条件のもとでエアコンを使用したときの、消費電力1kWあたりの冷暖房能力を表したものです。1年間に必要な冷暖房能力を、エアコンが1年間で消費する「期間消費電力量」で割って算出します。
例えば、APF6.0の場合は年間を平均して「1の電気で6倍の熱を得られる」ため、APFの数値が大きいほど省エネ性能に優れたエアコンといえるのがポイントです。
省エネエアコンの選び方
消費電力の数値で選ぶ
エアコンを選ぶときは「期間消費電力」をチェックするのがおすすめです。期間消費電力量とは、JIS規格が定めたエアコン特有の数値のこと。定められた外気温度・設定温度・期間・時間・住宅・部屋の広さなどの基準をもとに算出されています。
1年を通してエアコンを使用したときの消費電力量の目安として有用で、期間消費電力量が小さいほど省エネ性能が高いエアコンといえます。カタログや製品説明欄などに記載されているので、省エネエアコンのランニングコストが気になる方はぜひチェックしてみてください。
AI機能の有無で選ぶ
省エネエアコンには、AI機能を搭載しているモデルが数多くあります。エアコンに搭載されているAI機能は、主に室内外の温度変化や人間の行動を読み取り、その場にいる人が過ごしやすいように空調をコントロールするのが特徴。快適性を求める方におすすめの機能です。
例えば、天気予報をもとに体感温度や室温の変化を予測し、先回りして温度をコントロールできるモデルや、住宅の気密性や部屋の環境を学習して節電を行うモノなどを展開。ライフスタイルや好みに合わせて適した機能を有するモデルを選んでみてください。
対応畳数で選ぶ
省エネエアコンを選ぶ基準のひとつに「対応畳数」があります。住宅の断熱性能・築年数・日当たりなどの条件によって適切なサイズが変わるため、部屋の広さだけではなく、住宅の構造や使い方を考慮したうえで目安にするのがポイントです。
また、吹き抜けがある部屋や二間続きの部屋などは熱負荷が高くなることが多いので、実際の広さよりも大きめの対応畳数を選ぶのがおすすめ。部屋の広さに対して冷暖房能力に余裕のあるエアコンを設置することで、快適性や省エネの向上につながるといわれています。
市区町村によっては省エネエアコンの購入に補助金が出る場合も
市区町村によっては、省エネエアコンの購入や買い替えを行った方に対して費用の一部が補助される場合があります。「省エネ基準達成率100%以上」や「新基準対応の場合は多段階評価点1.0以上」などの条件が設定されているので、購入する前にしっかりと確認するのが大切です。
そのほか、「市内の販売店で購入」「市内在住の方のみ」「市税の滞納をしていない方」など、エアコン以外の条件が設定されている場合もあります。予定されている予算額に達すると受付が終了するため、気になる方はこまめにチェックしましょう。
省エネエアコンの電気代を計算する方法
1時間あたりの電気代は、「1時間あたりの消費電力(kW)×使用時間(時間)×料金単価(円/kWh)」で計算できます。ただし、エアコンの消費電力は冷房と暖房で異なるのが注意点。暖房の方が必要な電力量が多いため、電気代も高くなります。
年間の電気代を計算したい場合は、カタログなどに記載されている期間消費電力量に、1kWhあたりの電力料金単価をかけると算出可能。ランニングコストの目安として活用でき、省エネエアコン選びに役立ちます。
なお、導き出した電気代はあくまでも試算値であり、住宅性能や日当たりなどの要因によって変化する点は留意しておきましょう。
省エネエアコンには、さまざまな製品があります。フィルターのお手入れを簡単に済ませたい方は、自動お掃除機能付きの省エネエアコンがおすすめ。好みや天気に合わせて自動で空調をコントロールしたい方には、AI機能を搭載したモデルが適しています。アプリと連携できる製品は、外出先から遠隔操作できるのが魅力です。