寒い季節に食べる機会が多くなるお餅料理。つきたてのお餅で作ればよりおいしいお餅料理が楽しめますが、杵と臼でわざわざお餅をつくのは手間と労力がかかってしまいます。

そんな時にあると便利なのが「家庭用餅つき機」。杵と臼がなくても、つきたてのふわふわなお餅がすぐに食べられます。そこで今回は、餅つき機の選び方とおすすめのモデルをご紹介。パン生地やうどんなど、お餅以外のレシピを作れるモデルもあるのでチェックしてみてください。

家庭用餅つき機の選び方

サイズをチェック

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家庭用の餅つき機は、サイズによって一度に作れる量が異なります。少人数で利用する場合は、3~5合程度のもち米で作れるコンパクトなモデルがおすすめ。人が集まった時のことを考慮するならば、2~3升用の大きめモデルを選んでおきましょう。なお、餅つき機は最小容量以上のもち米を入れないとお餅が作れないので、その点もよく考えて選ぶことが重要です。

また、餅つき機に1升のもち米を入れてつくと20~30個のお餅が作れるという目安を覚えておくと便利。1人が2~3個のお餅を食べるなら、1升で約10人分が作れます。

置き場所や収納の面を考えると、本体のサイズを確認しておくことが大切。狭いキッチンのどこに置いて使うかを考え、収納場所も考慮して選ぶようにしましょう。

主要機能をチェック

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餅つき機には「蒸す」「こねる」「つく」の3つの主要機能があります。餅つき機に入れたもち米をやわらかく「蒸す」機能、蒸したもち米を「こねる」機能、こねたもち米を「つく」機能、のすべてが揃っている製品を選ぶと、ボタンひとつで簡単においしいつきたてのお餅を味わえるのでおすすめです。

餅つき機のなかには、蒸す機能が付いていない製品もあるため購入前にチェックしましょう。蒸す機能が付いていないと炊飯器でもち米を炊いてから移す必要があり、手間がかかります。ちなみに、蒸す機能が”炊く”になっているモノもありますが、もち米は炊くより蒸した方がおいしいお餅に仕上がるため、この点も事前に確認しましょう。

家庭用の餅つき機を購入するなら、蒸してからつくまでの工程を1台でできるモノを選んだ方が手間をかけずにおいしいお餅が食べられます。

マイコン制御機能の有無チェック

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マイコン制御機能とは「蒸す」「こねる」「つく」の加減を調節するものです。マイコン制御機能があれば、お餅を作るための基本作業を自動で調節できるので、手軽においしいお餅を作れます。

また、麺やおこわなど、お餅以外のものを作るときも便利。汎用性が高い製品が多いので、ぜひチェックしてみてください。

お餅以外も作りたい方は付加機能をチェック

焼きたてパンが作れる「ホームベーカリー兼用モデル」

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ホームベーカリー兼用モデルなら、つきたてのお餅だけでなく焼きたてのパンも楽しめます。夜寝る前にパンの材料をセットし、タイマーをかけておけば翌朝には焼きたてパンが食べられるのでおすすめ。ホームベーカリータイプはこねる機能が優れているモノが多く、ピザ生地やうどんなどの麺も作れるので人気です。ホームページや仕様書を確認し、お餅以外に何が作れるかチェックしてみましょう。

また、餅つき機をキッチンに置いたままにするなら、餅つき機能だけでなくパンや麺も作れた方が活用範囲も広がります。寒い日のおやつにはおしるこに入れてみたり、友人が来た日は焼きたてのパンを振舞ったり、日曜のランチにうどんを作ったりするなど、機能をフル活用してみてください。

味噌作りが楽しめる「みそ羽根搭載モデル」

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最近の餅つき機には、味噌作りができるモノもあります。味噌が作れるモデルには、「みそ羽根」という大豆をつぶしてこねる部品が付属。餅つき機の仕様書にも味噌作り機能の有無について記載があるので、購入前にチェックしておきましょう。

つきたてのお餅に自家製味噌で作ったタレをかけて来客に振るまったり、塩分の少ない味噌を作ってプレゼントしたりもできます。自分で味噌を作ってみたいという方は、みそ羽根付きのモデルを選びましょう。

家庭用餅つき機のおすすめメーカー

象印マホービン(ZOJIRUSHI)

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炊飯器や電気ケトルなどを製造・販売しているメーカー。数々のヒット製品を生み出してきた技術を生かし、使いやすい家庭用餅つき機を開発しています。象印が得意とするマイコン機能を餅つき機にも採用しているのもポイント。「蒸す」から「つく」までをキーひとつで自動運転できます。難しい操作は必要なく簡単に扱えるので、餅つき機を初めて購入する方にもおすすめのメーカーです。

タイガー魔法瓶(TIGER)

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魔法瓶の開発で培った技術を炊飯器や電気ポットに応用している調理家電メーカー。親しみやすいデザインと使い勝手のよさで多くの人気製品を生み出しています。家庭用の餅つき機は1升用~3升用までラインナップ。パン生地やうどんを作る機能も搭載しています。誰が見てもひと目でわかる操作性のよさがタイガーの餅つき機の特徴です。

エムケー精工

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さまざまな分野の業務用機器を取り扱うメーカー。洗車機や映像機器の開発技術を、家庭用の調理家電にも活かしています。ホームベーカリーや精米機などは手頃な価格で人気。家庭用餅つき機は使う人のニーズに応えられるよう3合用から3升用まで揃っています。全自動タイプだけでなく、もち米をつくだけの機能を搭載したシンプルなモデルも人気です。

東芝(TOSHIBA)

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1971年に国内に先駆けて家庭用の餅つき機「もちっ子」を発売した東芝。初代モデルの大きな特徴は、「蒸す」と「つく」の2つの機能を有しているところで、後に爆発的な売れ行きを記録する製品となっています。

現モデルのなかでは、もち米を水につける時間を短縮できる「一気ひたし機能」が特徴。お餅作りが効率的に速くできる点で人気のメーカーです。

家庭用餅つき機のおすすめモデル

象印マホービン(ZOJIRUSHI) もちつき機 力もち 1升 BS-ED10

象印マホービン(ZOJIRUSHI) もちつき機 力もち 1升 BS-ED10

「蒸す」「こねる」「つく」までをマイコンが全自動で行う餅つき機。洗米したもち米と適量の水を入れてボタンを押すだけで簡単においしいお餅が仕上がります。

パンこね機能を搭載しており、パン生地だけでなくピザ生地やうどん生地も調理可能。材料を入れてキーを押すだけで、手間のかかる生地作りが簡単に行えます。付属のみそ羽根を使えば自家製味噌も作れるので、料理好きの方におすすめです。臼はフッ素加工のため手入れも片付けもラクにできます。使い方と手入れが簡単な製品を探している方にぴったりな餅つき機です。

象印マホービン(ZOJIRUSHI) 2升 BS-GC20-WA

象印マホービン(ZOJIRUSHI)  2升 BS-GC20-WA

茶碗蒸しなどの蒸し料理もできる「蒸し板」が付いた家庭用餅つき機です。蒸す・つく・こねるの3役をこなし、お餅をつくのはもちろん、パン生地やうどん生地をこねるといった作業も簡単にできます。

本体には取っ手が付いているので、移動や収納時に便利です。そのほか、耐熱性や耐薬品性に優れたフッ素加工の臼や、のし棒・のし板、軽量カップなどが付属しています。サイズは幅43.5×奥行32×高さ35cm、本体重量は11.5kgと大きめで、約2升までのもち米を入れることが可能。家庭用に大きめの餅つき機が欲しい方におすすめの製品です。

タイガー魔法瓶(TIGER) 餅つき機 力じまん 2升 SMG-A360

タイガー魔法瓶(TIGER) 餅つき機 力じまん 2升 SMG-A360

お餅を多めに作りたい方におすすめの2升用モデル。本体にある操作ボタンは「切」「むす」「つく・こねる」だけのシンプルなので、初めての方でも簡単にお餅が作れます。パンこね機能も搭載しているため、うどんやピザ生地も調理可能。さまざまなレシピを収録したメニューガイドも便利です。

別売りのみそ羽根を購入すれば自家製味噌も作れます。自分で作ったお餅と味噌をアレンジすればさまざまなレシピを楽しめるのが魅力のひとつ。本体サイズは幅45.4×奥行31.2×高さ35cmとやや大きめなので、置く場所に余裕のある家庭向けの餅つき機です。フッ素加を施した臼を使用しており、後片付けが簡単にできます。

エムケー精工 家庭用ミニもちつき機 ミニもっち 3~5合 RM-05MN

エムケー精工 家庭用ミニもちつき機 ミニもっち 3~5合 RM-05MN

少人数でお餅を食べる際に便利な、3~5合タイプの餅つき機。上から下へゆっくり圧力をかけて均一に蒸し上げる「上蒸し式」なので、余分な水分が残らないコシのあるおいしいお餅を簡単に作れます。幅31×奥行き23×高さ28cmと小型なのも魅力です。

「スピードひたし」機能を搭載しているため、約2時間でつきたてのお餅が食べられます。また、お餅だけでなくプリンなどの蒸し料理、うどん、ピザ生地なども作れて便利です。赤飯やおこわも手軽に作れるので料理のバリエーションを広げたい方にもおすすめ。ねり容器はフッ素加工が施してあるので、お餅の取り出しや手入れも快適。少量のお餅とさまざまな料理が作れる使い勝手のよい餅つき機です。

エムケー精工 もちつきクッカー 2升 RMJ-36TN

エムケー精工 もちつきクッカー 2升 RMJ-36TN

1台で「蒸す」「つく」「生地づくり」「つぶす」の4役がこなせる餅つき機。お餅作りだけでなくさまざまなレシピに活用できるモデルです。付属の蒸し台を使えば簡単に蒸し料理ができ、生地作りコースではうどん生地やパンこねも可能です。みそ羽根も付属しているので、自家製味噌を作りたいという方にもおすすめです。

上から蒸気を当てる上蒸し式により余分な水気を残さずにもち米を蒸せるので、しっかりしたコシと弾力があるお餅が作れます。本体裏面に排熱ファンが付いているため、連続してお餅がつけるのもポイントです。

エムケー精工 もちつき つき専用の強力タイプ RMJ-72SZ

エムケー精工 餅つき機 つく専用機 4升 RMJ-72SZ

お餅を大量に作れる餅つき機を探している方にぴったりのモデル。つきとねりの専用タイプで4升までの蒸したもち米を入れて大量のお餅が作れます。強力なパワーで大量のもち米をつくため、約10~12分でコシのあるおいしいお餅を仕上げることが可能です。

みそ羽根が付属しているので、いろいろな味の自家製味噌を作って楽しみたい方におすすめ。もち米を入れる容器はフッ素加工のため、お餅の取り出しや手入れも簡単です。

東芝(TOSHIBA) もちつき機 もちっ子生地職人 2合~1升用 PFC-M116

東芝(TOSHIBA) もちつき機 もちっ子生地職人 2合~1升用 PFC-M116

「つく」「蒸す」「ねる」「発酵」ができる、1台4役の餅つき機。お餅だけでなくピザ・うどん生地も作れ、蒸し料理や和菓子の下ごしらえもラクにできます。お餅は最小容量で2合から作れるので、2~3人分のお餅を作りたい方におすすめ。2合ならば、つきあがりまで90分で完成します。

手水と同じ効果があるスチームをもち米に当てる機能も搭載。なめらかな食感のお餅が楽しめます。メニューに合わせてお餅の硬さを標準とやわらかめに調節できる機能も便利です。

また、マイコンパン生地機能では、生地ねりから一次発酵までを自動で運転可能。別売りのみそ羽根を購入すれば、自家製味噌も作れます。少量のお餅が作れる安いモデルで、パンやうどんなどが作れる製品を探している方におすすめです。

みのる産業 3合もちつき機 つき姫 3合 HS-035

みのる産業 3合もちつき機 つき姫 3合 HS-035

家庭用餅つき機を600万台販売した実績を持つ、みのる産業の小型餅つき機。簡単なボタン操作だけでもち米を蒸してつくことができ、3合のもち米を25分の短時間でお餅に仕上げます。幅21×奥行22×高さ30cmの小型サイズなので、場所をとりにくいのもメリットです。

付属の蒸し容器を使えば、温野菜やふかし芋が簡単に作れるため料理のバリエーションも広がります。さらに、プラスチック製ののし板も付属しているので、のし餅を作って保存したい方にもおすすめ。本体カラーは、清潔感のあるホワイトと落ち着きのあるワインレッドの2色展開です。

シロカ(siroca) 全自動ホームベーカリー SHB-122

シロカ(siroca) 全自動ホームベーカリー SHB-122

ホームベーカリーに餅つき機能が搭載された製品です。材料をセットしてボタンを押すだけで、手作りパンはもちろん、お餅作りも気軽に楽しめます。そのほか、ジャムや生キャラメルを作ることも可能です。

本体サイズは幅28×奥行き32×高さ29.5cm、本体重量は約3.9kg。付属品には、パンケースやパン羽根、計量カップなどがあります。シンプルなデザインも魅力的なおすすめの製品です。

番外編:家庭用餅つき機のおすすめレシピ

磯辺焼きやおしるこなどにぴったりの「のし餅」

餅つき機で作った、やわらかいお餅を伸ばしてのし餅にしておくと、さまざまな料理に活用できたり保存したりできるので便利です。また、のし餅をカットする際に食べやすい大きさにしておくと調理も格段にラクになります。

のし餅の作り方はとても簡単。餅とり粉(上新粉や片栗粉)を四角い容器に広げ、仕上がったお餅をのせます。手とのし棒にも餅とり粉をつけてお餅を平らに伸ばし、そのままの状態で1~2日保管。少し硬くなったことを確認したら、包丁で食べやすい大きさに四角く切り分けます。

数日以内に食べるのし餅は保存袋に入れてしっかり空気を抜き、冷蔵庫で保存しておきましょう。すぐに食べない分は保存袋のまま冷凍保存しておくと日持ちさせられます。

豆の食感が楽しめる「豆餅」

コリっとした食感の豆が香ばしくておいしい豆餅も人気のレシピ。もち米と一緒に大豆を入れて蒸すだけで簡単に豆餅が作れます。大人にも子どもにも喜ばれるレシピです。

もち米8合に対し、大豆120g・塩小さじ1・水400mlを用意。もち米は6時間以上水に浸した後に30分水切りします。大豆はよく洗ってから2時間水に浸して軽く水切りしておきましょう。臼にもち米を入れて平らにならし、その上に大豆を均一に広げてのせてから蒸します。蒸し終わったら塩を少しずつ加えて約10分つくと完成です。

豆餅を作るには「蒸し」と「つき」の機能が独立しているモノを使うのがおすすめ。大豆の代わりに黒豆や小豆などを入れてもおいしく仕上がります。食べきれなかった分は、のし餅にして保管しましょう。

香りがさわやかな「よもぎ餅」

さわやかなよもぎの香りが魅力のよもぎ餅は、大人も子どもも大好きなレシピ。もち米と一緒によもぎを入れるだけなので作り方も簡単です。

1升のもち米に対し、よもぎ100g・水300mlを用意。もち米は8時間以上水に浸して20分水切りします。最初にもち米だけを普通に蒸し、蒸し終わったもち米の上にやわらかく茹でて細かく刻んだよもぎをまんべんなく広げ、つきコースで10分つけばよもぎ餅のできあがり。よもぎの代わりにモロヘイヤなどの健康野菜を使うのもアリです。

甘くておやつにピッタリ「バター餅」

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北秋田市の郷土菓子であるバター餅。ついたお餅にバターをたっぷり入れるので、時間が経ってもやわらかいままの食感が人気です。甘くてまろやかな味はおやつにもぴったり。キレイな淡い黄色とバターの香りが食感をそそります。

1升のもち米に対し、バター100g・小麦粉1カップ・砂糖1カップ・塩小さじ1・卵黄1~2個分・片栗粉適量を用意。前日から水に浸したもち米に適量の水を入れ、自動コースでお餅をつきます。仕上がったお餅にバターを入れてよく混ぜたら、小麦粉・砂糖・塩を入れてしっかりねりましょう。

材料をよく混ぜ、最後に卵黄を入れます。卵黄がしっかりお餅に混ざったら片栗粉をつけてのし餅にし、好みの大きさにカットして完成です。バター餅は腹持ちがよくてほんのり甘いので、子どものおやつにすると喜ばれます。