交換レンズの先端に取り付けることで多彩な効果を追加できるのが「レンズフィルター」です。レンズの前玉を傷や衝撃から保護できるほか、反射の除去や光量の調節などにより、撮影表現のバリエーションを増やせます。
そこで今回は、レンズフィルターの選び方や種類を踏まえたうえで、種類ごとにおすすめの製品をご紹介。個性的な描写が得られるモノも豊富にピックアップしているので、レンズフィルター選びの入門として活用してみてください。
- 目次
- レンズフィルターとは?
- レンズフィルターは必要?
- レンズフィルターの選び方
- レンズフィルターのおすすめ|保護フィルター
- レンズフィルターのおすすめ|PLフィルター
- レンズフィルターのおすすめ|NDフィルター
- レンズフィルターのおすすめ|クロスフィルタ―
- レンズフィルターのおすすめ|ソフトフォーカスフィルター
- レンズフィルターのおすすめ|クローズアップフィルター
- レンズフィルターの売れ筋ランキングをチェック
レンズフィルターとは?

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レンズフィルターは、撮影の際に使用するカメラアクセサリーの一種で、円形の枠に特殊な加工を施したガラスが嵌め込まれているのが特徴。交換レンズの先端に搭載されているフィルターアタッチメントに取り付けて使用することで、交換レンズに多彩な効果を追加できます。
交換レンズの前玉を傷や衝撃から保護するレンズ保護フィルターが一般的ですが、ほかにもさまざまな種類が存在するのもレンズフィルターのポイント。被写体の反射を除去したり、レンズに透過させる光量を減らしたり、画面全体を柔らかく滲ませたりなどができる特殊なレンズフィルターも用意されています。
レンズフィルターは必要?

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レンズフィルターのなかでも保護フィルターは、機材保護の面で重要な役割を持っています。交換レンズの前玉は一度傷が付くと修復がほぼ不可能なのが難点。仮に修復ができたとしても多額の修理代が必要となり、高価な交換レンズほど金額も大きくかさみます。
先端にレンズ保護フィルターを取り付けておけば、予想しないトラブルから大切な交換レンズを守れるのがポイント。数千円から1万円程度の出費で高額な修理代を回避できると考えれば、万が一の場合に備える保険として利用する価値は大いにあります。
PLフィルターやNDフィルターなどの特殊なレンズフィルターもあると便利。デジタル技術の進化によって一部のレンズフィルターが持つ効果を再現できるカメラも増えています。
しかし、再現が困難なフィルター効果や、効果が限定されるモノもまだ多く存在するので、シーンに応じてレンズフィルターを使い分けるのがおすすめです。
レンズフィルターの選び方
レンズの径に合ったサイズを選ぶ

レンズフィルターを購入する際は、使用する交換レンズに合ったフィルター径のモノを選びましょう。大半の交換レンズは、先端にレンズフィルターを取り付けられるねじ切り型のフィルターアタッチメントが搭載されていますが、交換レンズによってアタッチメントが対応するフィルター径が異なります。
交換レンズとレンズフィルターのサイズが一致しない場合でも、ステップリングなどのアクセサリーを活用すれば一応の取り付けは可能。ただし、レンズフードが併用できなくなるなどの弊害が起こります。
交換レンズの機能や操作性を損なわないためにも、できるだけアタッチメントサイズに合うレンズフィルターを使用するのがおすすめ。なお、交換レンズが対応するフィルター径は、レンズの前面か側面、もしくはレンズキャップの裏側で確認できます。
厚みは画角に合ったモノを選ぼう

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使用する交換レンズの画角に適した厚みを持つレンズフィルターを選ぶのも重要なポイントです。レンズフィルターが採用する枠の厚みには、大きく分けると「通常枠」と「薄枠」の2種類が存在します。
画角に対してレンズフィルターの枠が厚すぎると、交換レンズへ装着した場合に画面の四隅に暗い影(ケラレ)が映り込んでしまう場合があるのが難点。特に、広角レンズでレンズフィルターを使用する際にケラレは顕著に現れるので注意しましょう。
焦点距離が50mm前後の標準レンズや70mm以上の望遠レンズで使用する場合は、通常枠タイプのレンズフィルターでも十分。28mm以下の広角レンズに装着する場合は、薄枠タイプのモノを選びましょう。
反射率や透過率に注目

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反射率や透過率もレンズフィルター選びでは注目したい項目です。ガラス面の反射率が高いと、実在しない光線の軌跡であるゴーストや、画面全体が白みがかるフレアが発生しやすくなるのが難点。画質の劣化を避けるために低反射率のモノを選びましょう。
面反射率が0.5%以下に抑えられているレンズフィルターであれば、通常使用でも十分にきれいな画質が得られます。ただし、より高画質にこだわりたい場合は、面反射率が0.3%以下の低反射率タイプのモノを選ぶのがおすすめです。
透過率も同様に重要なポイント。透過率の低いレンズフィルターはガラス面がやや濁っているため、画面全体にもやがかかったように不鮮明な写りになります。画質を重視するなら、高透過率タイプのモノを選びましょう。
撥水・撥油コーティングされたモノがおすすめ

水辺や雨の日に行うアウトドア撮影には、撥水コーティングが施されたレンズフィルターがおすすめです。ガラス面にかかった水滴を強力に弾く性質を持っているのが特徴。雨水が落ちても滑り落ちやすく、表面に付着した場合でもレンズクロスなどで跡を残さず簡単に拭き取れるので、水滴の写り込みを最小限に抑えられます。
撥油コーティングが施されたレンズフィルターは、お手入れのしやすさで人気。なかには、油性マジックですら弾いてしまう撥油性能を持っている製品も存在。誤ってガラス面に触れて指紋が付着した場合でもレンズクロスで素早くさっと拭き取れるため、日頃の機材メンテナンスが快適かつスムーズに進められます。
取り付け方法をチェック

レンズフィルターには「丸型フィルター」と「角型フィルター」の2種類が存在します。それぞれ取り付け方法が異なるので注意しましょう。
丸型フィルターは一般的なレンズフィルター。交換レンズの先端にあるフィルターアタッチメントにねじ込むだけで装着できます。交換レンズに合うフィルター径のモノを選ぶ必要はありますが、取り扱いが簡単なので、レンズフィルターが初めての方でも手軽に使いこなしが可能です。
角型フィルターは、枠なしの四角いレンズフィルター。口径の異なる交換レンズ間でも共用しやすく、取り付け位置の細かな調節も可能ですが、装着には専用のフィルターホルダーを用います。導入コストが高く、扱いもやや難しいため、カメラ初心者は丸型フィルターの方を選ぶのがおすすめです。
用途に合わせた種類をチェック
保護フィルター

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交換レンズを不慮の事故から守るのに役立つのが「保護フィルター」です。レンズフィルターのなかでも一般的なタイプで、交換レンズの先端にある前玉を傷や衝撃から防御する機能を持つのが特徴。万が一の場合に前玉の身代わりとして役立つので、大切な交換レンズを長く大事に使っていきたい方におすすめです。
保護フィルターのなかには、低反射率・高透過率・高解像度などの高画質仕様の設計を採用したモデルも存在。交換レンズの先端に何も付けていない状態とほとんど変わらない画質で撮影できるため、以前は画質劣化が心配で保護フィルターを使わなかった方も機材保護のために導入するケースが増えています。
PLフィルター

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「PLフィルター」は、被写体の表面反射によって発生する「Polarized Light(偏光)」を調節できる機能を持つ特殊レンズフィルターです。2枚重ねたガラスの間に偏光幕を挟んだ構造を採用しており、フィルター枠を回転させることで偏光の量を調節できます。
偏光量を少なくすることで、被写体表面の反射を除去できるのがポイント。水面やガラス面を透過させて奥を写したり、花びらなどのテカリを抑えたりすることが可能です。偏光量を多くすると反射をより目立たせられるため、表現目的に応じて効果を使い分けられます。
また、空気中のチリやホコリによる乱反射で空や海が白っぽく写るのを防げるのもPLフィルターの魅力。青空や海の色彩もより濃く描写できるので、白い雲とのコントラストを高められます。
NDフィルター

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「NDフィルター」は、レンズから入る光量を制限できる減光効果を持つ特殊レンズフィルターです。サングラスと同じような性質を備えており、「Neutral Density(中立な濃度)」という名称のとおり、発色に影響を与えることなく光量だけを減らせます。
周囲が明るい状況でも低速シャッターを活用した表現が可能なのがNDフィルターの特徴。滝や波の流れを絹のように滑らかに描写したり、観光地や交差点を行き交う人の流れを消し、無人の空間を演出したりする際などにも重宝します。
NDフィルターにはND4・ND8・ND16と番号が付いており、数値が高いモノほど色が濃く、減光効果も強くなるのもポイント。通常は目的に応じて使い分ける必要がありますが、最近は1枚で複数段の減光効果が使えるバリアブルNDフィルターの人気が上昇しています。
クロスフィルタ―

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「クロスフィルター」は、手軽に光条を作り出せる機能を持つ特殊レンズフィルターです。光条とは、点光源から十文字の細い光が伸びる現象のこと。通常はレンズのF値を強く絞り込むことで作り出すため、暗いシーン撮影では光量不足で撮影が難しい傾向があります。
クロスフィルターなら光条効果を活用した撮影も簡単です。ガラス面に格子状の溝が入っているので、F値をあまり絞らなくても手軽に光条の演出が可能。暗いシーンにも使えるため、夜景やイルミネーションを幻想的に表現する場合にもおすすめです。
フィルター枠を回転させることで、光条の角度を自由に調節できるのもクロスフィルターの魅力。また、オーソドックスな4本クロス以外にも、6本クロスなどの光条を演出できるモノも発売されています。
ソフトフォーカスフィルター

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「ソフトフォーカスフィルター」は、画面全体を柔らかく滲ませる軟調効果を持つ特殊レンズフィルターです。ガラス面に光を拡散する微細な加工が施されているのが特徴。光を強く受けている場所ほど大きく滲むので、幻想的な演出が手軽に楽しめます。
柔らかな雰囲気を強調できる性質から、ソフトフォーカスフィルターは女性ポートレート・花・風景の撮影を中心に人気。また、明るい星を滲ませて星空のなかで目立たせる効果も持つため、星空風景や星座の撮影にもおすすめです。
効果の強さや性質によって多彩なソフトフォーカスフィルターが用意されているのも魅力。星空風景の撮影で地上部分が滲みすぎないように軟調効果を抑えたモノや、画面が白くならずにシネマティックな雰囲気を作り出せるモノも販売されています。
クローズアップフィルター

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「クローズアップフィルター」は、手軽に接写が楽しめる特殊レンズフィルターです。交換レンズには最短撮影距離が決められており、指定された距離よりも被写体に近づくとピントを合わせられなくなるので注意。至近距離から撮影する場合は通常、接写や拡大撮影に特化したマクロレンズを使用する必要があります。
なお、決して安くはないのが難点。しかし、クローズアップフィルターを交換レンズの先端に装着すれば、最短撮影距離よりもさらに近づいた位置からの接写が簡単に行えます。
手持ちのキットズームレンズも低コストで簡易的なマクロレンズとして流用できるため、料理・雑貨・花などをより印象的に撮影したい方にもおすすめです。
レンズフィルターのおすすめ|保護フィルター
ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) PRO1D LotusⅡ プロテクター
撥水・撥油機能を持つコスパ良好のレンズ保護フィルターです。ハスの葉のように水滴や油汚れを弾うのが特徴。アウトドア撮影にも使える保護用のレンズフィルターを探している方におすすめです。
手頃な価格ながら、面反射率0.2%の超低反射を実現しているのもポイント。また、ガラスの外周には内面反射を防ぐ墨塗り加工も施されているので、レンズに付けたままでもフレアやゴーストを低減した高画質な撮影が楽しめます。
薄枠ながら、硬質アルマイト加工や耐腐食処理を施すなど耐久面に優れているのも魅力。側面には滑り止めのローレット加工が採用されており、スムーズな着脱が可能です。加えて、フィルター径のラインナップは37〜95mmまで幅広く用意されています。
ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) ZXII プロテクター
プロカメラマンも愛用する高級仕様のレンズ保護フィルターです。独自の枠構造「フローティングフレームシステム」によってガラスにかかる負荷を軽減。ガラスの平面性が高く保たれており、解像性能への影響を最小限に抑えられるため、高画素カメラによる超解像撮影や4K・8K動画撮影を行う方におすすめです。
新開発の「ZR01コート」により面反射率0.1%の超低反射を実現しており、クリアな描写が可能なのもポイント。加えて、光学ガラスは高純度の原料を溶解して作られており、高い透過率も備えています。
水滴や油汚れを強力に弾く撥水・撥油コーティングが施されているのも魅力。厚みは通常枠を採用していますが、37〜95mmまでの豊富なフィルター径から選べます。
ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) ZX プロテクター SLIM
スリム設計を採用した高性能なレンズ保護フィルターです。枠のフロント部に高強度ジェラルミンを使用することで、薄枠ながらも優れた強度も両立。ミラーレス一眼用の小型レンズとも相性がよく、超広角レンズでの使用にもおすすめです。
高い平面性を実現する「フローティングフレームシステム」も採用されているのもポイント。加えて、面反射率を0.3%以下に抑える「ZRコート」や、高透過率光学ガラスの使用によって、レンズフィルターを付けたままでも高画質が味わえます。
枠の全周に彫られたローレット加工により、薄枠ながらもレンズへの着脱がしやすいのも魅力。また、撥水・撥油コーティングも施されており、フィルター径のラインナップは37〜58mmまでが用意されています。
マルミ光機(MARUMI) EXUS Lens Protect Mark II
リーズナブルな価格で入手できる高性能なレンズ保護フィルターです。マルミの最上位レンズフィルターと同等の反射率0.2%の「超低反射コーティング」を採用。高画質ながらコスパに優れているので、小〜中口径のレンズを使用している方におすすめです。
水滴を弾く「撥水コーティング」と油汚れを弾く「防汚コーティング」が施されているのもポイント。さらに、静電気の発生を防ぐ「帯電防止コーティング」も採用されており、ガラス面にゴミやホコリが付着しにくく、簡単にメンテナンスが行えます。
フィルター径のラインナップが37〜95mmまで豊富に用意されているのも魅力です。
マルミ光機(MARUMI) EXUS Lens Protect SOLID
優れた耐久性を備えている、プロ仕様のレンズ保護フィルターです。強化ガラスの採用により、通常仕様のレンズフィルターと比べて約7倍の強度を保有。強い衝撃からレンズを保護できるので、厳しい環境で撮影を行う方におすすめです。
表面反射を最小限に抑えた設計によって、反射率0.2%の低反射を実現しているのもポイント。付けたままでもレンズの描写力をしっかりと発揮できます。また、薄枠設計を採用しているため、広角レンズにも使用可能です。
ガラス面に、撥水・防汚・帯電防止からなる3種類のコーティングが施されているのも魅力。アウトドアでも快適に使用でき、簡単にメンテナンス可能です。フィルター径のラインナップは37〜95mmで、高級な大口径レンズでの使用にも適しています。
ハクバ(HAKUBA) XC-PRO エクストリーム レンズガード
優れたコスパで人気のある高性能なレンズ保護フィルターです。高品質で定評のあるドイツのショットが開発した「B270iウルトラホワイトガラス」を採用。精密研磨加工によって高い平面精度を保っており、付けたままでも高画質で撮影できます。
新開発の「エクストリームコーティング」で低反射率0.3%と、高透過率を実現しているのもポイント。加えて、撥水・防汚機能によって、レンズフィルターに水滴や汚れが付着しにくく、付着した場合でもレンズクロスで簡単に拭き取りが可能です。
フィルター枠は厚さ3.4mmの薄型設計を採用しており、広角レンズに対応できるのも魅力。サイズのラインナップは37〜82mmで、高性能ながら価格がリーズナブルなので、コスパ重視の方にもおすすめです。
ハクバ(HAKUBA) ULTIMA レンズガード 62mm
プロのために開発された高級仕様のレンズ保護フィルターです。ガラス製品の大手であるアメリカの企業・コーニングが開発した、カメラレンズにも使われるグレードの光学ガラスを使用。一般的なレンズフィルターと比べて、より優れた光学性能を発揮できます。
ガラス両面に高精度の「デジタル蒸着コーティング」を施すことで、低反射率0.3%と高透過率を実現しているのもポイント。さらに、画質に悪影響を与える紫外線をカットする機能も備えているので、画質に強いこだわりのある方にもおすすめです。
フィルター枠は精密加工されたアルミニウム製で、薄枠設計を採用しています。対応サイズも充実しており、37〜82mmと幅が広いのも魅力です。
ニコン(Nikon) ARCREST PROTECTION FILTER
レンズ本来の描写力に迫れる、ニコン純正のレンズ保護フィルターです。「NIKKORレンズ」にも使われる高品質の光学ガラスを、独自技術「フラットプレーンシステム」でフィルター枠にマウント。画質に悪影響を与える要因の発生が徹底的に抑えられています。
片面反射率を約0.1%に近づけた、超低反射ARコート「ゼロワンARコート」を採用しているのもポイント。レンズフィルターなしで撮影した場合と比較しても遜色ない高画質が得られるため、ニコンの高性能レンズを愛用している方にもおすすめです。
優れた撥水・撥油コーティングが施されているのも魅力。水滴や汚れが万一付着しても簡単に拭き取りが可能です。広角レンズにも対応できる厚さ3.4mmの薄枠設計を採用しており、フィルター径は52〜95mmが用意されています。
レンズフィルターのおすすめ|PLフィルター
ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) PRO1D Lotus C-PL
強力な撥水・撥油機能を備えたPLフィルターです。ガラス表面に施されたコーティングにより、ハスの葉のように水滴や油汚れを強く弾くのが特徴。水辺や雨天時でも快適に使用できるので、アウトドアシーンでの撮影にもおすすめです。
新開発の「デジタルマルチコートII」を採用しているのもポイント。面反射率はPLフィルターとしては低い0.6〜1%に抑えられており、抜けのあるクリアな描写が味わえます。
薄枠設計を採用ながら、硬質アルマイト加工によって高い耐久性を備えているのも魅力。レンズフィルターの外枠にはローレット加工が施されており、レンズへの脱着や偏光量の調節もスムーズに行えます。サイズも豊富で37〜95mmをラインナップしています。
ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) ZX C-PL
優れたカラーバランスと超高解像を実現したプロ仕様のPLフィルターです。ガラスに負荷を与えない独自のフレーム構造「フローティングフレームシステム」を採用。平面性を高く保てるので、レンズ本来の解像力はそのままにPL効果を発揮できます。
独自開発の「高透過偏光膜」を搭載しているのもポイント。レンズフィルター装着時でも黄色など色味の偏りがなく、青空や海も自然な色彩で再現できます。加えて、最大で1絞り分しか暗くならないため、光量の少ない条件下での使用にもおすすめです。
片面反射率0.3%以下の超低反射を実現する「ZRコート」や、水滴や油汚れを強力に弾く撥水・撥油コーティングが施されているのも魅力。超広角レンズでもケラレない薄枠設計を採用しており、対応サイズも49〜95mmまで豊富に用意されています。
マルミ光機(MARUMI) EXUS サーキュラーP.L Mark II
自然な写りで撮影できる高性能なPLフィルターです。独自設計の「高透過偏光膜」を採用しているのが特徴。レンズフィルターを装着した状態でも、カラーバランスや明るさの変化が最小限に抑えられます。
ピント合わせや構図確認がしやすく、シャター速度も速くできるので、従来のPLフィルターに不満を持っていた方にもおすすめです。
水と油汚れを弾く撥水・防汚コーティングに加えて、ゴミやホコリがガラス面に付着するのを防ぐ帯電防止コーティングが施されているのもポイント。また、薄枠設計を採用しているため、広角レンズにも装着が可能です。フィルター径のラインナップも充実しており、37〜95mmのなかから選べます。
ハクバ(HAKUBA) XC-PRO エクストリーム サーキュラーPLフィルター
優れたコスパで人気のある高品質なPLフィルターです。リーズナブルな価格ながらドイツの会社・ショットが手掛けた高品質なガラス材を使用しているのが特徴。手頃な価格で入手できるので、コスパ重視の方にもおすすめです。
「エクストリームコーティング」が施されているのもポイント。超低反射率0.6%と高透過率を実現しており、レンズフィルターを付けたままでも高画質で撮影が可能です。また、撥水・防汚機能も備えているため、アウトドア撮影でも活躍できます。
精密加工による薄枠設計が採用されているので、広角レンズでもケラレを気にせず使用できるのも魅力。フィルター径のラインナップも37〜82mmと幅広く、小口径から大口径までさまざまなレンズに対応が可能です。
レンズフィルターのおすすめ|NDフィルター
ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) PRO1D Lotus ND8
撥水・撥油機能と安定した色再現性を両立したNDフィルターです。独自開発の真空蒸着コーティング技術「PRO1D ND Coat II」を採用。カラーバランスを崩さずに減光効果を適用できるので、自然な色味で撮影したい方にもおすすめです。
耐久性に優れた撥水・撥油コーティングも施されているため、ハスの葉のように水滴や油汚れを強力に弾けるのもポイント。また、高透過率光学ガラスを搭載しており、NDコートも低反射仕様なので、レンズフィルターを付けたまま高画質で撮影できます。
本製品は3段分の減光効果が得られるND8で、初心者でも比較的簡単に使いこなせるのも魅力。加えて、同シリーズにはND4〜ND64もあり、薄枠でフィルター径のラインナップも37〜82mmと豊富なため、目的やレンズに合ったモノを見つけることが可能です。
ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) ZX ND16
高い解像力と忠実な色再現性を兼ね備えたプロ仕様のNDフィルターです。専用の「ZX NDコート」を採用しており、耐久性の高い撥水・撥油効果を持ちながら極めて高い色再現性を実現。過酷な環境で本格的な作品撮りを行う方におすすめです。
ZXシリーズ特有の「フローティングフレームシステム」を採用しているのもポイント。特殊弾性緩衝剤で高透過率光学ガラスを押さえつけずに固定できるため、ガラス面の平面性が高く保たれており、レンズ本来の解像力のまま減光効果が得られます。
本製品は4段分の減光効果が得られるND16で、晴れた日中の野外で大口径レンズを使って撮影する場合にも便利。フィルター枠は薄枠で、49〜82mmのなかからサイズ選択が可能です。
ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) PRO ND500
長時間露光撮影に重宝する高濃度NDフィルターです。レンズに入る光の量を1/500にし、9段分の減光効果が得られるのが特徴。明るい日中でもスローシャッター撮影が可能になり、肉眼で見える景色とは異なる非現実的な世界が撮影できます。
高濃度NDフィルターを活用すれば、滝を絹糸のように、渓流や海を雲海のように表現できるのがポイント。さらに、街中で使うと絶え間なく行き交う人の流れを消せるので、有名観光地で風景だけを記録したい場合にもおすすめです。
ガラス面には真空蒸着技術による特殊なコーティングが施されており、色彩に影響を与えることなく減光できるのも魅力。フィルター枠の厚みは通常枠で、49〜82mmのサイズに対応するレンズフィルターが用意されています。
ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) PRO ND100000 丸枠
太陽撮影用に開発されたNDフィルターです。レンズに入る光の量を1/10万に減らすことで、16.5段分の減光効果を実現できるのが特徴。太陽の強烈な光を直接受けても適正露出で撮影が可能なので、日食や黒点の撮影などにおすすめです。
高いカラーバランスを維持しつつ減光効果を発揮できる「高精度蒸着製法」が採用されており、色再現性に優れているのも魅力。ただし、あくまで撮影専用に作られたレンズフィルターのため、目視での太陽観察には使用しないように注意しましょう。
フルサイズ換算で焦点距離17mm以上のレンズに対応しているのもポイント。フィルター径のラインナップは52mm・58mm・77mm・82mmの4種類が用意されています。
ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) バリアブルND Initial
優れたコスパと汎用性に優れた可変NDフィルターです。前枠を回転させることで減光量を調節でき、ND3〜ND450相当の濃度を1枚でカバー可能なのが特徴。濃度ごとにNDフィルターを複数枚揃えるよりもコストを大きく抑えられます。
通常の高濃度NDフィルターを使う場合と違い、構図決定やピント合わせのたびにレンズフィルターを付け外す必要がないのも便利。また、動画撮影時に欠かせないNDフィルターによる露出コントロールが1枚でフレキシブルにこなせるため、映像クリエイターの方にもおすすめです。
一般的な安い可変NDフィルターと異なり、意図しない偏光効果が起こりにくい設計なのも魅力。また、反射を防ぐ「デジタルマルチコート」や、撥水・撥油コートも施されています。サイズは49〜82mmを展開しています。
リー(LEE) 角型ハーフNDフィルター ソフト ND0.9
画面の半分にだけ減光効果を適用できる角型のハーフNDフィルターです。レンズフィルターの中央を境に減光効果のあるND部と効果のない透明部が分かれているのが特徴。陸部分への影響を最小限に抑えながら空の色を濃く表現できます。
ND部は3段分に相当する減光効果が得られるのもポイント。本製品はND部と透明部へのグラデーションがなだらかに変化するので、初めての方でも使いやすく、森林など空と前景との間にはっきりした境目がない場合などにおすすめです。
幅100mmの角型形状を採用しているのも特徴。取り付けには専用のフィルターホルダーとアダプターリングが必要ですが、境目の位置や角度を簡単に調節可能です。また、同シリーズにはND部の濃度や境目の明瞭度が異なるモノも多数用意されています。
レンズフィルターのおすすめ|クロスフィルタ―
ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) PRO1D R-クロススクリーン(W) for wide-angle lens
広角レンズでもきれいな4本線の光条が作れるクロスフィルターです。従来モデルと違い、広角レンズで絞りを絞って撮影しても光条の線が途切れにくいのが特徴。広角レンズで夜景などの撮影をする際に光条を美しく表現したい方におすすめです。
弱い光源でもクロス効果が出やすく、雑貨やアクセサリーの撮影にも重宝するのもポイント。加えて、光を拾いやすい設計により、撮影状況によってはクロス効果と同時にソフト効果も出るので、弱めのソフトフィルターとしても使えます。
「デジタルマルチコート」によって面反射率が0.5%以下と低いため、レンズフィルターを付けたままでも画質への影響が少ないのも魅力。広角レンズでも使える薄枠設計を採用しており、49〜82mmのフィルター径が発売されています。
ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) PRO1D R-トゥインクル・スター6X(W)
美しく煌めく6本線の光条が作れるクロスフィルターです。独自の製法により、強い点光源でも光条の線が長く出すぎないのが特徴。ほどよい長さの光条になり、光を幻想的に演出できるので、夜景やイルミネーションの撮影にもおすすめです。
明るい星を上品に輝かせて強調できるため、星空風景や星座の撮影にも活用できるのもポイント。さらに、強い点光源がない場合は弱いソフトフィルターとしても使え、花や風景の撮影で蜂の巣状のパターンを持つ玉ボケによるユニークな表現も楽しめます。
フィルター径のラインナップは49〜82mmで、薄枠設計を採用しているのも魅力。また、「デジタルマルチコートII」によって面反射率も0.5%以下に抑えられているため、レンズフィルターを付けたままでも高画質での撮影が可能です。
レンズフィルターのおすすめ|ソフトフォーカスフィルター
ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) PRO1D プロソフトン クリア(W)
控えめの軟調効果で星空撮影に使えるソフトフォーカスフィルターです。軟調効果を弱めに抑えた設計を採用。星座など明るい星の光をきれいに滲ませて色を強調しつつ、地上の風景や建築物はクリアに写せるので、星空風景の撮影におすすめです。
薄枠設計を採用しており、広角レンズでもケラレにくいのがポイント。また、クロスフィルターや、不要な街明かりを除去する「光害カットフィルター」など、ほかのレンズフィルターとも重ねて使用可能なため、星空をより幻想的に演出できます。
反射率0.5%以下の「デジタルマルチコートII」と外周の墨塗り加工が施されており、面反射と内面反射がしっかりと抑えられているのも魅力。フィルター径のラインナップは49〜82mmのモノが用意されています。
ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) ブラックミスト No.05
シネマティックな表現が楽しめるソフトフォーカスフィルターです。微細な黒い拡散材を光学ガラスで挟み込んでおり、画面を白っぽくすることなく軟調効果を適用できるのが特徴。日常の光景を映画のワンシーンのように演出するのに重宝します。
軟調効果が控えめに設計されているのもポイント。夜景・逆光・雨などのシーンとの相性もよく、街灯のように大きな光源が画面に入る場合でもしっとりとした質感を演出できます。加えて、肌の質感をヴェールを掛けたように滑らかに描写できるので、暗めの背景で行うポートレート撮影にもおすすめです。
フィルター径のラインナップが19〜82mmと豊富なのも魅力。同シリーズのレンズフィルターには、本製品と比べて2倍の軟調効果が得られる「ブラックミストNo.1」も用意されています。
マルミ光機(MARUMI) DHGソフト ファンタジー
ふんわりとした優しい雰囲気を演出できる、コスパ良好のソフトフォーカスフィルターです。強すぎず弱すぎないバランスの取れた軟調効果が得られるのが特徴。汎用性が高く、花・風景・ポートレートなど多彩な被写体の撮影で活躍します。
反射によるゴーストやフレアの発生を抑える「デジタルコーティング」や、墨入れ加工が施されているのもポイント。また、レンズへの着脱がしやすいように、レンズフィルターの外枠には滑り止めのローレット加工が施されています。
薄枠設計により、広角レンズで使えるのも魅力。フィルター枠のラインナップは37〜77mmまで展開しています。初心者でも扱いやすく、価格も安いため、入門用のソフトフォーカスフィルターとしておすすめです。
レンズフィルターのおすすめ|クローズアップフィルター
ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) PRO1D ACクローズアップレンズ No.3
高画質な接写が手軽に楽しめる上質なクローズアップフィルターです。レンズの前に取り付けるだけで、レンズ先端から約20〜33cmまで被写体に近づいて撮影できます。
複数のレンズを組み合わせて色のずれを補正する「アクロマート設計」も採用しており、マクロレンズ並みの高画質で花・料理・雑貨などを撮影したい方におすすめです。
フレアやゴーストの発生を軽減する「デジタルマルチコーティング」や、内面反射を防ぐ「墨塗り加工」が採用されているのもポイント。加えて、レンズへの着脱がしやすいように、レンズフィルターの外枠には滑り止めのローレット加工も施されています。フィルター径のラインナップも豊富で、49〜77mmまで展開されています。
ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) ACクローズアップレンズ No.5
至近距離からの撮影が可能になるクローズアップフィルターです。最短撮影距離が30〜50cmのレンズに装着することで、レンズ先端から約14〜20cmまで被写体に接近が可能。手持ちのレンズで至近距離からの接写を楽しみたい方におすすめです。
1群2枚のレンズを組み合わせる「アクロマート設計」を採用しているのもポイント。接写の際に発生しがちな色のずれをしっかりと補正できるので、花やアクセサリーも実物に忠実な色彩で描写できます。
レンズの後ろに取り付けるマクロコンバーターと違ってシャッター速度が遅くならないため、手ブレが発生しにくいのも魅力。フィルター径のサイズは49mm・52mm・55mm・58mmの4種類が用意されています。
レンズフィルターの売れ筋ランキングをチェック
レンズフィルターのランキングをチェックしたい方はこちら。
レンズフィルターひとつで写真や動画は印象が変わります。単にレンズを傷や衝撃から保護するだけではなく、難易度の高いシーンの撮影や表現もレンズフィルターは可能にします。新鮮な気持ちで撮影がより楽しめるようになるので、ぜひ気になったレンズフィルターを入手して、撮影表現のレパートリーを広げてみてください。