モノクロの書類を大量に印刷するときなどに便利な「モノクロプリンター」。カラープリンターより低ランニングコストで使用できるモノが多く、ビジネス用として広く利用されているのが特徴です。
今回は、おすすめのモノクロプリンターを印刷方式別にご紹介。選び方についても触れているため、購入時の参考にしてみてください。
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- 目次
- モノクロプリンターとは?
- モノクロプリンターのおすすめメーカー
- モノクロプリンターのおすすめ|インクジェット式
- モノクロプリンターのおすすめ|レーザー式
- モノクロプリンターの売れ筋ランキングをチェック
- モノクロプリンターの選び方
モノクロプリンターとは?
モノクロプリンターとは、名前のとおりモノクロの1色印刷しかできないプリンターのことです。カラープリンターと比べて印刷スピードが速く、インク代を抑えられるのがメリット。仕事用の書類やレポートなど、カラーを使わない印刷を多くする場合に便利です。
小規模オフィスやテレワーク、自営業などで広く利用されているのが特徴。FAXやコピー、スキャン機能などを搭載した多機能モデルや、カラープリンターより安価な製品もあります。使用頻度や用途にあわせたコスパのよいモデルを選べば、印刷代の節約も可能です。
モノクロプリンターのおすすめメーカー
エプソン(EPSON)
エプソンは、長野県に本社を置く情報関連機器・精密機器メーカー。プリンターや時計を中心に取り扱っています。モノクロプリンターの種類が豊富で、機能や印刷方式、用紙サイズから用途にあったモデルを選べるのが魅力です。
大容量インクに対応した製品もあり、印刷速度とプリントのキレイさを兼ね備えているのが特徴。Wi-Fi接続に標準対応しているモデルが多いのも嬉しいポイントです。
キヤノン(Canon)
キヤノンは、カメラやレンズ、プリンターなどを製造する国内メーカー。モノクロプリンターとしてはA3・A4サイズ対応のレーザープリンターのほか、ビジネス用の特大容量インクジェットプリンターを販売しています。
インクジェットには顔料インクを使用しており、文字印刷に優れているのが魅力。文書を大量印刷する場合におすすめです。
両面印刷に対応しているモデルもあり、用紙を節約したり両面資料を作成したりするときに便利。コンパクトサイズで設置しやすい製品が多いため、家庭用にも向いています。
ブラザー(Brother)
ブラザーは、プリンターをはじめ、FAXやミシンの製造などを行っている国内電機メーカー。モノクロプリンターはレーザー式のみの展開ですが、本体価格やインクが比較的安く、コスパのよい製品が多いのが特徴です。
多機能でFAXや電話機能付きの複合機も販売しているのも魅力。ADF(自動原稿送り機能)搭載のモデルもあり、大量のコピーを行う場合に便利です。自営業などのビジネス用にも向いています。
モノクロプリンターのおすすめ|インクジェット式
エプソン(EPSON) A4インクジェットプリンター PX-S155
顔料インクが採用されており、普通紙へ鮮明にプリントアウトできるモノクロプリンター。耐水性が高く、印刷された文字の上から水性マーカーを引いても滲みにくいのが特徴です。ビジネス文書や教材を印刷するのに適しています。
1分間に約15枚のモノクロ文書がプリントアウトできるなど、スピードも良好。ウォーミングアップタイムが短くファーストプリントも速いため、急な印刷にも対応可能です。1枚あたりのコストが約2.9円なので、経済的に使用できます。
有線接続と無線接続の両方に対応しているのもポイント。専用アプリの「Epson Smart Panel」を使えば、スマホのデータが直接印刷できます。また、コンパクトボディで、置き場所を選ばないのも魅力。ビジネスシーンでの使用におすすめのアイテムです。
エプソン(EPSON) A4インクジェット複合機 PX-M161T
600dpiの高解像度印刷を実現し、文字をくっきりプリントできるモノクロプリンターです。設計図など、複雑な図形や写真も鮮明に表現できます。高い耐水性も備わっており、にじみにくいのも魅力です。
汎用性が高く、封筒やハガキ、フォトマット紙といった幅広い用紙に対応。1分間に約16枚のモノクロ文書がプリントアウトできるなど、スピードにも優れています。耐久枚数は50000ページで、長く愛用できるのも特徴です。
さらに、運転免許証や保険証などの裏表が、1枚の用紙に原稿サイズのままコピーできる機能が備わっているのもポイント。用途にあわせて選べるスキャン機能も搭載されています。小型ボディで、置き場所を選ばないおすすめモデルです。
エプソン(EPSON) エコタンク搭載 A4モノクロインクジェットプリンター PX-S170T
1枚あたり約0.5円の低ランニングコストを実現したモノクロプリンターです。電源を入れてから最初の1枚を印刷するまでが8.0秒。普通紙の総印刷枚数100000ページの耐久性が備わっているのも特徴です。
無線LANに対応しており、置き場所を選ばないのもポイント。Wi-Fi搭載のデジタルカメラやスマホのデータもダイレクトにプリントアウトできます。クラウド内のファイルを、いつでも印刷できるのが魅力です。
さらに、パソコンのデータを印刷する際に通信経路が暗号化するなど、セキュリティ性の高さも良好。なりすましや不正アクセスが防げます。機能性が高く、経済的に使い続けられるおすすめモデルです。
エプソン(EPSON) A4インクジェットプリンター PX-S270T
モノクロ文書1ページあたり約0.5円の低ランニングコストなモノクロプリンターです。1分間に約20枚の高速印刷も実現しており、両面印刷にも標準対応しています。ファーストプリントは6秒と、ウォームアップタイムが短いのも特徴です。
有線と無線両方の接続方法に対応しているのもポイント。クラウドサービスの「Epson Connect」を活用すれば、外出先からでもスマホからプリントが行えます。パソコンとの通信経路が暗号化できるなど、セキュリティ性の高さも良好です。
天面排紙かつコンパクト設計が採用されており、置き場所を選ばないのも魅力。受付やバックヤードなど、狭い場所にも設置できます。ビジネスシーンでの使用におすすめのアイテムです。
エプソン(EPSON) A4インクジェット複合機 PX-M270FT
「挿すだけ満タン」インクタンク方式が採用されており、スクリュー式のキャップを開けて挿すだけで簡単にインクが補充できるモノクロプリンターです。満タンになると、自動で補充が完了します。1ページ当たり約0.5円と、コスパに優れているのも魅力です。
コピーやFAX、スキャンなど、プリント以外の機能が備わっているのもポイント。排紙トレイが飛び出さないコンパクトなデザインで、幅広い場所に設置できます。さまざまなシチュエーションで活躍するおすすめモデルです。
エプソン(EPSON) A4モノクロビジネスインクジェットプリンター複合機 PX-M382F
300000ページの耐久性と大容量給紙を同時に実現したモノクロプリンターです。増設カセットが装着可能で、幅広い用途の印刷に対応できます。ウォームアップが短く、1枚目がすばやく印刷できるのも特徴です。
A4モノクロ1枚あたりの費用が約2.2円と安く、低ランニングコストを実現しているのもポイント。1本あたり約10000枚の印刷が可能なインクパックに対応しており、交換の頻度が少ないのも魅力です。
さらに、ADF機能が搭載されており、1分間で30枚の用紙がスキャン可能。電子化業務がスムーズに行えます。そのほか、コピーやFAXなどの機能も搭載されています。ビジネスシーンでの使用に適しており、オフィスへの導入にもおすすめのアイテムです。
キヤノン(Canon) A4モノクロインクジェットプリンター GM2030
1本で最大6000枚のプリントアウトが可能な、ブラックインクボトルを採用したモノクロプリンターです。補充の手間が少なくて済みます。1枚あたりのプリント代が約0.4円と安く、低ランニングコストを実現しているのも魅力です。
専用アプリの「Canon PRINT」を使えば、スマホにある文書や画像がダイレクトに印刷可能。置き場所に困らないコンパクトサイズで、リビングや自室など、さまざまな場所に設置できます。テレワーク用のモノクロプリンターを探している方におすすめです。
キヤノン(Canon) ギガタンク搭載 A4モノクロインクジェット複合機 GM4030
表と裏をまとめて印刷可能な「自動両面プリント」機能が搭載されたモノクロプリンター。表と裏を入れ替える手間が省けるほか、用紙の節約に繋げられるのも魅力です。後トレイと前面カセットの2か所から用紙が同時にセットできます。
紙に定着しやすい「新顔料ブラックインク」が採用されているのもポイント。一般的な文字はもちろん、白抜きの文字もキレイに印刷できます。さらに、ポスターのデザインテンプレートが豊富に収録されているのも特徴です。
クラウドやオンラインストレージにある、データのプリントアウトに対応しているのも魅力。そのほか、コピー機能や、スキャン機能も搭載されています。使い勝手がよく、テレワークでの使用におすすめのアイテムです。
モノクロプリンターのおすすめ|レーザー式
エプソン(EPSON) A3モノクロページプリンター LP-S3290
1分間に約35枚の高速印刷が可能なモノクロプリンターです。ファーストプリントが約6.3秒とスピーディなので、大量印刷にもスムーズに対応できます。最大2320枚の給紙ができるのも特徴です。
2GBのメモリが標準搭載されており、大量のドキュメントやデータを保存できるのもポイント。印刷指示が重なることの多いオフィスなどでの使用におすすめです。無線LANに対応しているため、幅広い場所に設置できます。
さらに、印刷ジョブにパスワードを追加する機能や、任意の文字を透かし文字として登録できる機能が備わっているなど、セキュリティ性の高さも良好。2.4型のカラー液晶パネルが搭載されているので、直感的に操作できます。
キヤノン(Canon) Satera A4モノクロレーザービームプリンター LBP122
有線・無線LANに標準対応しているのが特徴のレーザー式モノクロプリンターです。定着器をすばやく加熱させる「オンデマンド定着方式」が採用されており、最短で5.4秒のファーストプリントを実現しています。
1分間に片面29ページの高速プリントが可能。さらに、A6用紙やラベル紙、ハガキや封筒など、幅広いサイズに対応しています。不正プログラムの起動を防ぐ機能なども備わっているので、セキュリティ性の高いモデルを探している方にもおすすめです。
キヤノン(Canon) Satera A3モノクロレーザービームプリンター LBP452
両面印刷機能が備わっているレーザー式のモノクロプリンターです。片面・両面ともに、1分40ページの高速プリントを実現しています。最大1200mmの長尺紙に対応しているのも特徴。ポスターの作成などにもおすすめです。
モノクロ3.4円の低ランニングコストも魅力。11000ページの印刷が可能なトナーが採用しているため、交換費用も抑えられます。コンパクトボディで、幅広い場所に設置できるのもポイント。生産性の高いおすすめモデルです。
キヤノン(Canon) Satera A3モノクロレーザービームプリンター LBP453i
オンデマンド定着方式の採用で、ファーストプリント6.3秒のクイックウェイクアップのレーザー式のモノクロプリンターです。モノクロ3.4円を実現しているのも特徴です。
本体側面には、USBポートを搭載。USBメモリ内のデータをダイレクトに印刷できます。アプリを使えば、スマホやタブレットにあるデータも手軽にプリントアウトできます。高速かつ低コストのおすすめモデルです。
ブラザー(Brother) A4モノクロレーザープリンター HL-L2460DW
カートリッジの交換や給紙、排紙などがボディの前面から行えるレーザー式のモノクロプリンターです。省スペース設計なので、場所を選ばず設置できます。約5000ページ印刷可能な大容量トナーに対応しており、交換の手間が少ないのも魅力です。
1分間に約34枚の高速プリントと、ファーストプリント約9.5秒を実現しているのもポイント。自動両面プリント機能が搭載されているのも特徴。用紙コストを抑えるのに役立ちます。
さらに、パソコンからのアクセスが制限できるセキュリティIPフィルター機能など、セキュリティ性の高さも良好。通信データを暗号化するSSLにも対応しています。スマホやタブレットにあるデータも直接プリントアウトできるおすすめモデルです。
ブラザー(Brother) A4モノクロレーザープリンター HL-L5210DN
独自エンジンの搭載で1分間に約48枚の印刷を実現した、レーザー式のモノクロプリンターです。起動が早く1枚目の印刷時間は約6.7秒。プリントの待ち時間が少ないのも魅力です。
A4用紙が最大100枚、ハガキが最大10枚までセットできる多目的トレイを搭載。正面と背面の2way排紙に対応しており、厚紙もスムーズに排紙できます。フロントオペレーションが採用されているため、お手入れがしやすいのも特徴です。
さらに、1枚あたり約1.9円と安いのもポイント。パスワード機能やSSL通信機能に対応しているなど、セキュリティ性にも優れています。高速プリントと低ランニングコストを同時に実現しているおすすめモデルです。
ブラザー(Brother) A4モノクロレーザープリンター HL-L6310DW
約60万ページの高耐久性を有するレーザー式のモノクロプリンターです。約25000ページ印刷可能な超大容量トナーに対応。1枚あたり約1.7円/枚の低ランニングコストを実現しています。
高速プリントエンジン搭載で、モノクロA4片面が1分間で約50枚印刷できるのもポイント。急な大量出力にも、すばやく対応できます。3.5型のカラータッチパネルを採用しており、直感的に操作できるのも魅力です。
設定したパソコン以外のアクセスを制限するセキュリティIPフィルター付きで、安全性の高さも良好。パスワード機能や、SSL通信機能にも対応しています。大切な文書やデータを扱うのにおすすめのアイテムです。
モノクロプリンターの売れ筋ランキングをチェック
モノクロプリンターのランキングをチェックしたい方はこちら。
モノクロプリンターの選び方
印刷方式で選ぶ
家庭用なら印刷の仕上がりが鮮やかな「インクジェット式」
インクジェット式のモノクロプリンターは、インクを直接用紙に吹き付けて印刷するのが特徴。汎用性が高く、普通紙や光沢紙はもちろん、CDやDVDにも印刷できます。
また、レーザー式の製品よりも本体価格が安いモデルが多く、購入しやすいのもポイント。消費電力が少なく、電気代を抑えながら使用できます。
さらに、一般的にレーザープリンターよりもコンパクトなサイズのモデルが多く、置き場所に困りにくいのも魅力。家庭用や在宅勤務用としておすすめです。
業務用なら印刷スピードが速い「レーザー式」
レーザーモノクロプリンターは、トナーと呼ばれる粉末状のインクを用紙に定着させることで印刷を行うのが特徴です。水に強く、にじみにくいのもポイントです。
消耗品の交換が少なく、メンテナンスが簡単に行えるのも魅力。交換に伴うコスト面も抑えられます。耐久性が高く、長く愛用できるのも特徴です。
1分あたりの印刷速度が速く、大量の資料もすばやくプリントアウト可能。ビジネスシーンでの使用やオフィスへの導入におすすめです。
コピーやスキャンもするなら複合機
モノクロプリンターには、印刷機能単体モデルとコピーやスキャンなどの機能を搭載した複合機の2種類があります。印刷機能単体のモノより高価ですが、ほかの機能も使用したい方は複合機がおすすめです。
テレワークや自営業などで仕事用として使う場合は、複合機を1台持っていると便利。普段使いでも、スキャンやコピーができればコンビニのコピー機などを利用しに行く手間を省けます。
なかには、FAXや電話機能を備えた複合機もあるため、必要な機能を搭載しているモデルを選んでみてください。
Wi-Fi対応の有無で選ぶ
モノクロプリンターは、基本的にUSB接続や有線LAN接続を採用。なかには、Wi-Fi接続に対応しているモデルもあります。Wi-Fi接続ができれば、有線のようにPC周辺に設置する必要もないため、設置スペースが少ない場合はおすすめです。
また、Wi-Fi対応モデルのなかには、スマホやタブレットからの印刷に対応しているモノもあります。パソコン以外からも印刷したい場合は、Wi-Fi対応モデルを選んでみてください。
対応している用紙サイズで選ぶ
モノクロプリンターの最大印刷サイズは、A4用紙が一般的です。A4モデルは種類が豊富で、手頃な価格で購入できるモノも多いのが特徴。レポートやWebページを印刷するだけであれば、A4で十分です。
一方で、仕事の資料などをA4見開きサイズで印刷をしたい場合は、A3サイズ対応のモデルがおすすめ。名刺やハガキサイズにも対応していれば、名刺印刷や宛名の印字もできます。
ただし、A3対応モデルは本体価格が高くなりがちなので、よく使う印刷サイズにあうモノを選んでみてください。
仕事用の文書やチラシの印刷など、白黒印刷をメインで行う際に便利なモノクロプリンター。レーザー式とインクジェット式の2種類があり、印刷機能のみのモデルから高機能なビジネス用モデルまで、さまざまな製品が展開されています。価格帯も幅広いため、使用環境や用途にあわせて使いやすいモノを選んでみてください。