iPhoneやiPad、Macから無線LAN接続によってプリンターへデータを送信し、手軽にプリントアウトできる「AirPrint対応プリンター」。プリンターの購入を検討しているAppleユーザーの方は、AirPrint対応型の製品がおすすめです。

面倒な設定などの手間がなく、簡単な操作で書類や画像の印刷が行えます。そこで今回は、AirPrintに対応している人気のプリンターをご紹介。iPhoneなどのApple製品から気軽に写真などを印刷できるので、家庭用はもちろん、ビジネス用としてもぜひ検討してみてください。

AirPrintとは?

By: amazon.co.jp

AirPrintとは、Apple社製デバイスを無線LAN接続でプリンターと繋げ、簡単に写真や書類をプリントできる機能です。

通常のプリンターを使用するためには、パソコンなどのデバイスに専用ソフトや専用ドライバーのインストールが必要。しかし、AirPrintは、Apple製品のデバイスをプリンター側で自動検出し、面倒な設定を行わず手軽にプリントできます。

対応するデバイスは、iPhoneやiPad、iPod touchなどのiOS端末と、macOSを搭載したパソコンです。最近ラインナップされているプリンターの多くは、AirPrintに対応しています。

AirPrint対応プリンターの選び方

インクカートリッジの種類で選ぶ

独立型カートリッジ

By: amazon.co.jp

独立型カートリッジは、インクの色ごとにカートリッジが分かれているのが特徴。インク切れの際は、その色のみを交換すればよいのがメリットです。

一方、一体型と異なり、ヘッドとインクタンクが独立しているため、ヘッドのみ劣化が進みやすいのがデメリット。ヘッドが消耗した際はメーカーに修理を依頼したり、プリンター自体を買い換えたりといった対応が必要な場合もあります。

しかし、一体型よりコスパに優れているので、迷った場合は独立型を選ぶのがおすすめです。

一体型カートリッジ

By: amazon.co.jp

一体型カートリッジは、ひとつのカートリッジにすべての色を内蔵しており、ヘッドとインクタンクが一体化したタイプ。インク交換の度にヘッドが新品に変わるので、ヘッドの劣化を軽減できるのがメリットです。

一方、1色のインクがなくなりほかの色が残っている場合でも、丸ごとカートリッジを交換しなければいけないのがデメリット。しかし、ヘッドの消耗が少なく、プリンター本体を買い換える頻度も減るため、長くプリンターを使いたい方におすすめです。

インクの色の種類で選ぶ

4色インク

By: epson.jp

4色インクのプリンターは、おもに文書印刷をする用途におすすめです。多くのメーカーがシアン・マゼンタ・イエロー・ブラックの4色からなるインクカートリッジを採用しており、色数が少ないためコストを抑えられます。

4色インクのプリンターは本体自体の価格も安い傾向にあり、コスパ重視の方におすすめ。写真印刷の色彩にこだわりがない方は、ぜひチェックしてみてください。

6色インク

6色インクのプリンターは、文書はもちろん、画像も鮮やかに印刷できるのが特徴です。6色のカラー内容は、4色インクのカラーにライトシアンやライトマゼンタなどの2色を加えたモノが主流。2つの淡いカラーを加えることで、微妙な色の変化も繊細に表現できます。

精細な印刷を必要とする写真家などのプロ向けに、8色や10色タイプのプリンターもラインナップされていますが、一般用途のなかで画質を重視する場合は6色タイプが人気です。4色タイプより価格は高くなりますが、綺麗な印刷を行いたい方は検討してみてください。

その他の機能

ダイレクトプリント

ダイレクトプリントとは、パソコンを使わずUSBメモリやSDカードをプリンターに直接差し込み、写真や画像などのデータをプリントする機能。パソコンがない場合でも、USBメモリやSDカードに入っているデータを印刷できるので便利です。

また、「PictBridge」に対応しているプリンターなら、パソコンを使わずデジタルカメラとプリンターをUSBケーブルで接続可能。デジタルカメラを操作して、液晶画面に表示している写真を簡単に印刷できるのが魅力です。

自動両面プリント

By: epson.jp

自動両面プリントは、表と裏の両面をまとめて印刷できる機能。手動で用紙の表と裏を入れ替える必要がないので便利です。とくにビジネスで日々の仕事で大量の資料を印刷する際に自動両面プリントを使えば、大幅に用紙コストを削減できます。

少量なら手動でも対応できますが、大量に両面印刷を行う場合は、自動両面プリント機能を搭載しているモデルをチェックしてみてください。

CD・DVD・BDレーベルプリント

CD・DVD・BDレーベルプリント機能を搭載したプリンターなら、ディスクのレーベル面に画像や文字を直接プリントできます。オリジナルのレーベル作成を行いたい方におすすめです。

レーベル印刷を簡単に行えるので、CDやDVDなどのディスク管理に役立つのもポイント。内容を表すタイトルや画像をプリントしておけば、何を記録したかを一目で確認できます。

Wi-Fi Direct

Wi-Fi Directとは、Wi-Fi接続を利用してスマホなどのデバイスとプリンターを接続し、データのプリントアウトを行う機能です。無線LAN環境のない自宅や職場でも、ワイヤレスでプリンターへデータを送り、印刷を行えます。

スマホやタブレット、パソコンなど、Wi-Fi接続に対応したさまざまなデバイスで利用可能。有線接続やUSBメモリなどを使う手間が省けるのでおすすめです。

メーカーのおすすめモデル

ブラザー(Brother) インクジェットプリンター・複合機 DCP-J982N

リーズナブルな価格ながら便利な機能が搭載されている使い勝手のよいプリンター。インク交換は前面からワンタッチで行えるため、簡単に入れ替えできます。また、4色独立式インクなので、使い終えたインクから交換でき経済的です。

印刷コストは安く、1回のインク交換でA4カラー文書なら約500枚印刷できます。ランニングコストを抑えたい方にもおすすめ。「自動原稿送り装置」が搭載されており、スキャンやコピーしたい用紙を本体上部にセットしておけば自動で読み込み可能です。

さらに、レーベル印刷にも対応しているので、DVDなどの表面に写真やタイトルを印刷して管理しやすくできます。

ブラザーの専用アプリを活用し、スマホにある写真で年賀状などを手軽に作れるのも魅力。AirPrintを利用すれば、スマホから印刷できるのでパソコンが不要です。

AirPrint対応プリンターのおすすめモデル|4色インク

エプソン(EPSON) Colorio EW-452A

エプソン(EPSON) Colorio EW-452A

安い価格で購入できるAirPrint対応のA4プリンター複合機です。本体の導入コストが抑えられているのが特徴。また、サイズが幅375×奥行き300×高さ170mmとコンパクトなので、限られたスペースに置けるのも魅力です。

インク構成は独立型で染料3色と顔料黒色の合計4色。黒色の文字を明瞭に印刷できるため、ビジネス文書の印刷にも重宝します。写真L判の印刷コストが約25.7円と高めなのが難点ですが、大量印刷するのは年賀状シーズンなど年数回だけといった方におすすめです。

接続方法はAirPrintのほか、 Wi-Fi Directにも対応。AppleのiPhoneでは本体のモニターに表示されたQRコードをカメラで読み取るだけで接続できるので、設定も簡単に行えます。

エプソン(EPSON) Colorio エコタンク搭載モデル EW-M752T

エプソン(EPSON) Colorio エコタンク搭載モデル EW-M752T

印刷コストを大幅に抑えられるAirPrint対応のA4プリンター複合機です。大量印刷が可能なエコタンクの搭載。本体代金は高めですが、A4カラー文書の印刷コストが約12円と安いのが特徴です。

また、インクボトル1セットで約1000ページ、増量サイズボトル1セットで約3700ページの印刷ができます。年間にA4文書を500枚以上印刷するなど、普段の印刷頻度が多い方にもおすすめです。

インク構成は独立型で染料3色と顔料黒色の合計4色。ボトルを本体に挿すだけでインク補充が簡単に可能です。接続方法はAirPrintとWi-Fi Directに対応しています。

キヤノン(Canon) PIXUS TS3130S

キヤノン(Canon) PIXUS TS3130S

安い本体価格が高い人気を受けている、AirPrint対応のA4プリンター複合機です。初心者でも使いやすいように機能をシンプルにしたことで低価格を実現。サイズも幅435×奥行き316×高さ145mmと小型なので、置き場所に困りません。

インク構成は一体型の染料3色と顔料黒色の合計4色。写真を色鮮やかに印刷できるほか、文書の黒文字もくっきりと印刷できます。ただし、L判写真の印刷コストが約21.7円とやや高めのため、普段の印刷頻度があまり多くない方におすすめです。

接続方法はAirPrintとWi-Fi Direct。iPhoneとWi-Fi接続すると自動で電源がオンになるので、離れた場所からも印刷の操作を完結できます。

キヤノン(Canon)GIGATANK G6030

キヤノン(Canon)GIGATANK G6030

ビジネス文書を大量印刷するのに適したAirPrint対応のA4プリンター複合機です。一度の補充で大量のプリントが可能なギガタンクを搭載。インクボトル1セットでA4モノクロ文書が約6000枚、カラー文書が約7700枚印刷できます。

印刷コストが大幅に安いのも特徴。A4モノクロ文書が約0.4円、カラー文書が約0.9円とコスパが優れているので、印刷する機会が多い業務でも重宝します。自宅で仕事をするSOHOワーカーにもおすすめです。

インク構成は独立型で染料3色と顔料黒色の合計4色。接続方法はAirPrintのほか、Wi-Fi DirectやPictBridgeにも対応しています。

ブラザー(Brother) PRIVIO DCP-J582N

ブラザー(Brother) PRIVIO DCP-J582N

シンプルな機能性と手頃な価格が魅力のAirPrint対応A4プリンター複合機です。家庭で必要とされる機能が充実している一方で、価格が安いのが特徴。コスパが良好のため、安くて使いやすいプリンターを探している方にもおすすめです。

インク構成は独立型で染料3色と顔料黒色の合計4色。印刷コストもカートリッジモデルとしては安めで、A4カラー文書が約8.4円、L判写真が約18.6円で印刷が可能です。また、自動両面印刷やカラーインクの使用量を抑える「インク節約モード」など、節約に役立つ機能も搭載されています。

ブラザー(Brother) PRIVIO DCP-J982N

ブラザー(Brother) PRIVIO DCP-J982N

便利な機能がさらに充実したAirPrint対応のA4プリンター複合機です。下位モデルの優れたコスパはそのままに、CDやDVD、BDなどのレーベル印刷にも対応。加えて、最大20枚までの原稿を連続で読み取るADF(自動原稿送り装置)も搭載しているので、コピーやファクス時の使い勝手が大幅に改善されています。

インク構成は下位モデルと同じ独立型で、染料3色と顔料黒色の合計4色。一方で、印刷コストはA4カラー文書で約8.4円、L判写真で約18.6円と一回り安くなっています。

接続方法はAirPrintとWi-Fi Direct。さらに、有線LANでの接続も可能のため、状況に応じて接続方法を使い分けできます。

ヒューレット・パッカード(HP) HP ENVY 5020

ヒューレット・パッカード(HP) HP ENVY 5020

写真や書類の印刷が手軽にできる、AirPrint対応のA4プリンター複合機です。機能がシンプルなエントリーモデルですが、サイズが幅445×奥行き367×高さ128mmとコンパクトなのが特徴。また、ACアダプター内蔵型なので、コンセント周りもスッキリできます。

インク構成は一体型の染料3色と顔料黒色の合計4色。さらに、カラーか黒色どちらかのインクが切れても一定枚数は印刷が継続できるため、急なインク切れの際にも慌てずに印刷を進められます。

接続方法はAirPrintとWi-Fi Direct。2.4GHz帯と5GHz帯の両方に対応するデュアルバンド仕様なので、さまざまな無線通信が飛び交う環境でも安定したワイヤレス印刷が利用できます。

ヒューレット・パッカード(HP) HP OfficeJet Pro 9010

ヒューレット・パッカード(HP) HP OfficeJet Pro 9010

ビジネスシーンでの作業効率の向上にも役立つAirPrint対応のA4プリンター複合機です。印刷・電子メール送信・クラウドストレージへの保存など一連のワークフローを登録して自動化できる「スマートタスク」機能を搭載。繰り返し作業のステップを省くことで、文書整理にかかる時間を半分以下に減らせます。

インク構成は独立型で染料3色と顔料黒色の合計4色。大容量のインクカートリッジを採用することで、A4モノクロ文書が約2000枚、カラー文書が約1600枚印刷できます。印刷コストもA4カラー文書で約6.7円と安いのも魅力です。

接続方法はAirPrintとWi-Fi Directに対応。専用スマホアプリを使えば、外出先からもリモート印刷が行えます。

AirPrint対応プリンターのおすすめモデル|6色インク

エプソン(EPSON) Colorio EP-882A

エプソン(EPSON) Colorio EP-882A

高画質と優れた機能性で強い人気を集めている、AirPrint対応のA4プリンター複合機です。部屋のインテリアにも美しく調和するスタイリッシュなデザインが魅力。また、前面2段と背面の3way給紙が可能なので、多彩な印刷スタイルに対応できます。

高画質な写真印刷を楽しめるのも魅力。インク構成は独立型の染料6色ですが、基本の4色に加えてライトシアンとライトマゼンダが追加されており、色彩の滑らかなグラデーションが表現できます。

印刷コストはL判写真で約20.6円。接続方法は、AirPrint・Wi-Fi Direct・有線LANに対応しています。

エプソン(EPSON) Colorio V-edition EP-30VA

エプソン(EPSON) Colorio V-edition EP-30VA

ワンランク上の写真画質が楽しめる、AirPrint対応の高画質A4プリンター複合機です。印刷コストが安いのが特徴。L判写真が約12.7円で印刷できるので、写真を趣味にしている方など普段から印刷頻度が多い方にもおすすめです。

特別仕様の「Epson ClearChrome K2インク」を使用した美しい印刷画質も魅力。インク構成は独立型の染料6色で、基本4色にレッドとグレーが追加されています。

サイズは幅390×奥行き339×高さ141mmとコンパクトで、置き場所に困らないのもポイント。接続方法はAirPrint・Wi-Fi Direct・有線LANに対応しています。

エプソン(EPSON) Colorio V-edition EP-10VA

エプソン(EPSON) Colorio V-edition EP-10VA

ワンランク上の大きさで高画質印刷が楽しめるAirPrint対応のA3プリンター複合機です。基本的な仕様はA4モデルのEP-30VAと共通していますが、2倍の印刷サイズであるA3での印刷に対応できるのが特徴。大画面を活かした迫力のあるプリントの制作を楽しみたい方におすすめです。

EP-30VA同様、プリント作品の制作をサポートする機能が充実。撮影情報を記載して作品の一覧を印刷するコンタクトシートや、プリントの色味・明るさ・コントラストをわずかに変えた複数のバージョンを1枚に印刷する色見本が、プリンター側の操作だけで手軽に印刷できます。

エプソン(EPSON) Colorio V-edition EP-50V

エプソン(EPSON) Colorio V-edition EP-50V

さまざまな印刷サイズで高画質プリントが堪能できる、AirPrint対応のプリンターです。印刷画質はEP-30VAやEP-10VAと全く同じですが、A3よりも一回り大きく、プロカメラマンの世界でも重宝されるA3ノビサイズでの印刷に対応。また、小さい方は名刺やカードサイズでの印刷も可能なので、目的に応じたサイズのプリント制作が行えます。

印刷サイズを優先した設計のため、コピーやスキャンなど複合機としての機能は省略。さらに、プリンター単体でのプリント制作をサポートする機能も非搭載なので、本格的なプリント制作時はパソコンと併用するのがおすすめです。

ただし、接続方法はAirPrint・Wi-Fi Direct・有線LAN・USB接続と豊富。スマホプリント時はワイヤレスで、大判印刷時は有線でというような使い分けができます。

キヤノン(Canon) PIXUS TS8330

キヤノン(Canon) PIXUS TS8330

スマホから多彩なプリントが楽しめる、AirPrint対応のA4プリンター複合機です。おしゃれなデザインのボディは、幅373×奥行き319×高さ141mmとコンパクトなのが魅力。前面と背面の2箇所からの給紙も可能なので、給紙方法を置き場所や用途で選べます。

インク構成は独立型で、黒色を含む染料5色と顔料黒色の合計6色。写真印刷用と文書印刷用とで最適な黒インクを使い分けられます。大容量カートリッジが用意されており、L判写真の印刷コストを約19.4円に抑えられるのもポイントです。

接続方式はAirPrintとWi-Fi Direct。SNSとの親和性も高く、LINEのメッセージ画面から送られた写真や、Instagramに投稿した写真を手軽にプリントして楽しめます。

キヤノン(Canon) PIXUS XK60

キヤノン(Canon) PIXUS XK60

低い印刷コストで高画質な写真プリントが存分に満喫できる、AirPrint対応のA4プリンター複合機です。大容量のインクタンクに対応しているのが特徴。本体の価格は少々高めですが、L判写真が約12.5円と安く印刷できるので、写真が趣味で頻繁にプリンターを使用する方にもおすすめです。

インク構成は独立型で染料5色と顔料黒色の合計6色。新しく搭載されたフォトブルーインクが写真のざらつきを抑え、美しく繊細な仕上がりを実現しています。

接続方法はAirPrintとWi-Fi Direct。高速で電波障害を受けにくい5GHz帯の電波にも対応しているおすすめのモデルです。

キヤノン(Canon) PIXUS iP8730

キヤノン(Canon) PIXUS iP8730

トータルコストを抑えつつ、大判プリントが楽しめるAirPrint対応プリンターです。スキャンやコピーなど複合機としての機能は省略されていますが、A3ノビまでの大判プリントが可能。また、レーベル印刷もできます。

A3ノビプリンターとしては価格が安いのも特徴。印刷コストも低く、大容量インクタンクを使用すればL判写真が約17.3円で印刷可能。インク構成は独立型で染料5色と顔料黒色の合計6色。写真と文書両方の印刷に重宝します。

スマホとのワイヤレス接続には別途アクセスポイントの用意が必要ですが、AirPrintにも対応。さらに、Wi-Fi環境下では、スマートスピーカーから音声による印刷操作も可能です。