タイピングした文字がシールになるラベルプリンター。職場で備品の管理に使用したり、自分の所有物に名前のシールを貼ったりと、使いどころはたくさんあります。

しかし、サイズや機能などが多岐に渡り、どれを選んでよいか難しいものです。そこで今回は、ラベルプリンターの選び方と、おすすめラベルプリンターをご紹介。業務用ラベルプリンターも取り上げているので、仕事での使用を検討している方も要チェックです。

ラベルプリンターの選び方

印刷方式をチェック

ラベルプリンターの印刷方式は、大きく分けて2つあります。まずは、どちらの印刷方式が適しているのか確認しておきましょう。

コスパに優れた「感熱方式」

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FAXと同じ原理を用いて、感熱紙に印字する印刷方式です。インクは不要で、本体の値段も安価のため、コストが削減できるのが特徴。食品ラベルやバーコードの大量発行、検体ラベルの印刷など、さまざまな現場で業務用として導入するのが一般的です。

近頃ではネットショップ運営の際に発送ラベルを作成するなど、個人で導入する例も増えています。ただし、感熱紙は半年〜1年ほどで色あせてくるので、長期間使用するラベルには不向きです。個人で使用する際は、使用用途や発行数に合わせて、ローコストで導入できるかも視野に入れておきましょう。

色落ちしづらい「熱転写方式」

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家庭向けラベルプリンターとして主流なのが熱転写方式。帯状のインクリボンを用い、ラベル表面に熱を加えて転写します。印字されたテープは色落ちや色あせしづらいのが特徴。テープの幅・カラーのラインナップも豊富でさまざまなシーンに活用できるのが魅力です。

オフィス用品の整理や学用品の名前付けはもちろん、水濡れしやすい傘の柄や屋外品への使用にもおすすめです。ただし頻繁に使用したり、大量に印刷したりといった用途での使用は、テープカートリッジ代などのランニングコストが高くならないかにも留意しておきましょう。

便利機能をチェック

製品によっては、基本的なラベルプリンターとしての機能だけではなく、便利機能が追加されていることも。例えば、QRコードを生成したり、スマホで読み込める専用コードを生成したりできるモデルが存在します。

このようなモデルを使用すれば、「電化製品の取扱説明書にリンクされたコードを印刷して、家電製品にラベルを貼り付けることで、使い方がわからなくなったときにすぐに調べる」といった使い方が可能。用途に合った便利機能を搭載している製品を選べば、さまざまな場面で活躍します。

入力方式をチェック

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ラベルプリンターは、製品によって入力方式が異なります。一般的なモデルでは、パソコンと同じようなローマ字入力に対応。長文のラベルを作成するときは、この入力方式が扱いやすいです。

その一方、コンパクトサイズのラベルプリンターでは、携帯電話と同じ入力方式や、ダイヤルを回して文字を選択する入力方式であることも。業務で頻繁に使用するのか、ときどき必要になるだけなのかで入力方式を選択するのがよいでしょう。

電源方式をチェック

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ラベルプリンターは主に、ACアダプターで動作するタイプと乾電池で動作するタイプに分けられます。頻繁に使用するなら、充電の必要がないACアダプタータイプがおすすめです。ただし、携帯性の面では乾電池タイプに軍配が上がります。

また、複数の電源方式に対応している製品もあり、室内ではACアダプター、屋外では電池で稼働させることも可能です。数自体は少ないですが、充電で使用できるバッテリー内蔵式のモデルもラインナップされています。

ラベルプリンターのおすすめメーカー

キングジム(KingJim)

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1927年にキングジムの前身である「名鑑堂」として創業。主力製品となるファイルをはじめ、家庭用文具や電子文具も数多く開発しています。なかでも、1988年にリリースしたラベルプリンター「テプラ」は、家庭やオフィスで気軽に使える製品として人気。累計販売台数950万台を突破するなど国内トップシェアを誇るシリーズです。

ブラザー(Brother)

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ミシンの修理業として1908年に創業したブラザー。以来独自の技術開発に注力し、現在ではミシンをはじめ、扱う製品は家庭用・業務用ともに多岐にわたります。ラベルプリンターの分野でも1980年代の開発以降、国内外で高いシェアを誇る企業です。

サトー(SATO)

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1940年創業のサトー(SATO)。世界初の値付け作業機「ハンドラベラー」や「熱転写方式バーコードプリンター」を発明するなど、創業以来その時代に求められるハードウェアの開発・製造に携わってきました。

現在ではハードウェアのみならず、バーコードやQRコードなどの自動認識技術を用いたソリューションの開発もおこなっており、製造・物流・小売店・病院とさまざまな業種で活用されています。

ラベルプリンターのおすすめ|家庭用

カシオ(CASIO) ラベルライター ネームランド エントリー KL-P40

コンパクトながら充実した機能が搭載された、カシオ製品のエントリーモデル。単3形乾電池もしくはACアダプターと2種類の電源対応で、持ち運んで使う際にも便利です。

テープ幅と文章の行数に合わせ、自動で文字サイズを設定してくれる「ジャストフィット印刷機能」は、難しい設定が不要。また「あ」を押すごとに「い、う、え……」と文字を変換する「かなめくり入力」対応で、パソコンのキーボード配列に不慣れな方や初心者にもおすすめです。

使用できるテープ幅は最大18mmで、選べる6書体や絵文字・記号・フレームも充実しており、名前ラベルや分別ラベル作りに最適。多彩な機能をリーズナブルに使用できる1台です。

キングジム(KingJim) ラベルプリンター 「テプラ」 PRO SR170

テプラPROのエントリーモデルとして人気のラベルプリンターです。最大印刷可能幅は大きめの13.5mm。文字サイズも6段階まで選択でき、従来機種に比べより大きく印字できるのが特徴です。かわいい絵文字や外枠も豊富に内蔵されており、子供の名前ラベル作りにもおすすめ。

新機能の「お名前タグ印刷機能」と別売りの「お名前タグメーカー」を使用すれば、園バッグやリュック・水筒などに取り付けられるタグも簡単に作成可能です。

ほかにも、印字した二次元コードとスマホ内のデータをひも付けできる「ピッとコード印刷機能」を搭載。専用アプリで二次元コードを読み込むだけで、関連した写真やデータが呼び出せます。

ブラザー(Brother) ラベルライター P-touch CUBE PT-P710BT

スマホの専用アプリを通して、ラベルデザイン・作成ができるラベルプリンター。同製品は18・24mmの幅広テープにも対応した最新バージョンです。充電して繰り返し使える「Li-ion充電池」搭載で、オフィスやカフェなどへの持ち運びにも重宝します。

また、専用アプリには簡単にQRコードが作成できる「シェアラベル」カテゴリーを搭載。ネット上の取扱説明書をQRコードにひも付けておけば、読みたい時に簡単にスマホからアクセスできます。

スマホと本体はBluetoothで接続もスマート。ケーブルやコードが邪魔にならずにラベル作りが楽しめます。さらに、パソコン上で凝ったラベルの作成も可能。自分だけのオリジナルラベルを作りたい方にもおすすめです。

キングジム(KingJim) ラベルプリンター 「テプラ」 PRO SR-GL1

ガーリーなラベリングが楽しめる、テプラPROシリーズの女子向けラベルプリンターです。可愛いフォントや絵文字・記号を豊富に内蔵。大きなリボン付きでコスメボックスのようなキュートな外観など、機能やデザインが充実しています。

対応テープ幅は4〜18mmと一般的ですが、専用のリボンやマスキングテープなどいつもと違う素材にも印刷が可能。小物へのラベリングはもちろん、ラッピングのリボン作りやスクラップブックの素材作りにもおすすめです。

ブラザー(Brother) ラベルライター P-touch Color VC-500W

フルカラーのラベル作りが楽しめるラベルプリンター。モバイル専用アプリやラベル作成ソフトを使用して、スマホやパソコンからオリジナリティーあふれるカラーラベルが簡単に作れます。Wi-Fiもしくはmicro USBでの接続が可能です。

ピータッチシリーズでは最大幅となる50mmラベルに対応。写真やカラーイラストまで入れられるので、使用シーンの幅も広がります。お名前ラベルやオフィスでの書類整理・オリジナルのショップラベル作りなどで、今までの白黒ラベルでは物足りない方におすすめのラベルプリンターです。

キングジム(KingJim) スケジュールシールプリンター “ひより” MP365

自分だけのオリジナルスケジュールシールが作れるラベルプリンター。単4形乾電池4本でいつでもどこでもラベリングできるのが魅力です。

スケジュールに合わせた5つのシールモードを搭載。5種類のフォームに従って入力していくだけで、さまざまな手帳サイズ・フォーマットに適したシールが完成します。別売りの「ひよりパンチ」を使用すれば、好きな形に切り抜いてプチシールも作成可能。

内蔵されている絵文字やイラストは、消しゴムはんこ作家であるmizutamaさんのデザインです。スケジュール帳の中身も、可愛くわかりやすくまとめたい方におすすめの1台です。

カシオ(CASIO) ラベルライター ネームランド スタンダード KL-TF7

オフィスから家庭まで手広く使えるラベルプリンター。充実した機能を有しながらも、リーズナブルに購入できる価格が最大の魅力です。テープ幅は3.5〜24mmまで対応。漢字3書体に加え、カナ8書体・英数12書体とさまざまなテイストのラベリングが可能です。

「テープ長さダイレクト設定」で、1mm単位で長さの揃った複数のラベルを簡単に作成できるほか、台紙からテープをはがれやすくする「ハーフカット機能付き」オートカッターまで搭載。

使い勝手のよいサイズ感でサッと取り出してすぐに使えるので、パソコンやスマホとはリンクせずに、シンプルに使用したい方におすすめの1台です。

ダイモ(DYMO) テープライター DM1595

エンボス加工が楽しめるラベルプリンター。プラスチックテープでレトロ感あふれるラベルが完成します。アナログ好きで人とはちょっと違ったラベルが作りたい方におすすめです。

使い方もシンプルで、ダイヤルを回して文字を選択したらグリップを強く握るだけ。1文字ずつ打刻されテープが出てくる仕組みです。交換式の文字盤が4枚付属され、英数字・平仮名・カタカナの中から選択可能。2台目のラベルプリンターとしても最適です。

ブラザー(Brother) ラベルライター P-touch PT-J100W

ハンディタイプのラベルプリンター。片手で持てるコンパクト設計でバックの中にもすっぽりと収まるサイズ感が魅力です。簡単3ステップで名前ラベルがスピーディーに作成可能。携帯電話と同じ「かなめくり入力方式」で操作性も抜群です。

入力文字をおしゃれにアレンジできる「デコラベル機能」も搭載。また、文字入力不要でラベルが完成する「できてる!ラベル機能」は、文字打ちの手間も省きながら、スケジュール帳をデコレーションできるほか、メッセージラベルとしても活用できます。

作ったラベルを記憶できるメモリー機能や連続印刷機能など、小さなボディながら家庭向けとしても充実したスペックを装備。携帯性を重視したい方におすすめの1台です。

ラベルプリンターのおすすめ|業務用

ブラザー(Brother) 感熱ラベルプリンター QL-820NWB

有線・無線LANに加え、Bluetoothにも接続可能な感熱ラベルプリンター。低コストで事業に導入できるのが魅力です。毎分110枚の高速印刷を実現。発送ラベルや商品のプライズタグなど、大量に印刷する際にもおすすめです。

白黒印刷のほか、2色発色できる専用の感熱紙を使えば、赤と黒を同時に印刷することも可能。インパクトのある注意喚起ラベルの作成などにも有効です。本体メモリ容量はたっぷり6MB。ラベルデータも最大99件まで保存が可能です。

バーコードリーダーと連携すれば、商品管理ラベルも簡単に発行。コンパクトサイズで置き場所を選ばず、店舗から倉庫へ移動して在庫管理をする際にも重宝します。

キングジム(KingJim) ラベルプリンター 「テプラ」 Grand WR1000

広幅のラベルが作れる感熱タイプのラベルプリンター。最大100mm幅のラベルを作成できるので、しっかり目立たせたい案内表示や注意表示ステッカーの作成におすすめです。

パソコンに接続してすぐに使える1675種の「デザインフォーム」を搭載。豊富なラインナップの中から最適なデザインを選択できます。またフチなし印刷を選択することで、最大400mmのはり合わせ印刷が可能です。

さらには、CSV形式のファイルやExcelのデータを取り込んで、ラベルに印刷できる「流し込み印刷」機能も搭載。大量の宛名ラベル発行においても、作業効率を大幅にアップできます。

サトー(SATO) ラベルプリンター バーラベ FI212T

食品内容表示ラベルや価格・値引きラベルなど、食品業界に最適なラベルプリンターです。ツールで作成したラベルレイアウトをSDカードに出力し、本体に差し込むだけですぐに印刷が可能。軽量コンパクトボディなので、電源さえあれば、狭い場所でも難なく導入できます。

自動日付加算機能付きカレンダー搭載で、消費・賞味期限の打ち間違いも防止。ドロップイン方式でラベル交換もスムーズで、大型ディスプレイと大きめテンキーで操作性にも優れた、現場に優しい1台です。

ブラザー(Brother) 感熱ラベルプリンター P-touch QL-700

白黒のシンプル表示に最適なラベルプリンターです。業務用で比較しても低価格なため、ローコストで導入できるのが魅力。宛名ラベルや14規格のバーコードラベルのほか、検体ラベルや商品表示ラベルと、あらゆる用途のラベルを作成できます。

高速印刷ユニット搭載で、バーコードなしの宛名ラベルなら毎分170枚の印刷が可能。高耐久のオートカッターも搭載されているので、頻繁に大量印刷する方に最適です。

通常のプリンターで出力するタックシールは、印刷しない紙面に無駄が出てしまいますが、ラベルプリンターであれば必要な枚数だけ印刷できるため、ランニングコストを重視したい方にもおすすめできます。

キヤノン(Canon) カラーラベルプリンター LX-P1500

4色の顔料インクを使用した、インクジェット方式のフルカラーラベルプリンター。用紙はマット・光沢・タグ用から選べ、通常のプリンターのようにラベルの印刷が可能です。間口最小134mmとすっきりスリムな据え置きタイプ。

インクカートリッジや用紙のセットもスムーズです。1種類のラベル用紙でスピーディーにカラーやデザインの変更ができるので、毎回ラベルを交換する手間も省け作業効率もアップします。本格的に事業への導入を検討しているなら、ぜひともおすすめしたいハイスペックな1台です。

キングジム(KingJim) ラベルプリンター 「テプラ」 PRO SR5900P

高速印刷が可能なテプラPROのハイスペックモデル。USB接続に加え、有線・無線LAN接続に対応で、オフィスのネットワーク環境に合わせた接続方法が選択できます。

従来機種に比べ、印刷速度が最大1.7倍スピーディー。大量のラベル発行や連続印刷時の作業効率を大幅に改善します。4〜36mm幅のテープカートリッジのほか、フチなし印刷できる丸型・楕円・角丸長方形の「カットラベル」にも対応。備品シールや保守点検シールにも活用できます。

動作音も従来機種に比べると約半分の静音性。静かなオフィス内でも周りを気にせず、ラベルの大量発行ができるおすすめの1台です。

ブラザー(Brother) 感熱ラベルプリンター TD-2130N

有線LAN標準搭載で、オフィスやグループでデータ共有できるラベルプリンター。最大印字速度152mm/秒と、大量のラベル発行におすすめです。300dpiの高解像度印刷で、二次元コードや小さな文字もきれいに発行できます。

あらかじめパソコンからテンプレートデータをプリンターに転送しておけば、バーコードを読み取るだけでデータに反映させることが可能です。発行モードは大量貼り付けに便利な連続稼働がデフォルトですが、オプションとして、台紙を剥がす手間が省ける「剥離モード」も選べます。