趣味や子供の学習、仕事などで印刷する機会が多いなら持っておきたい「インクジェットプリンター」。印刷代も気になるため、低ランニングコストかつハイクオリティな印刷を叶えられるモデルを探している方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、キヤノンから2024年9月に発売された、インクジェットプリンター「PIXUS XK130」をご紹介。低ランニングコストで、文書、写真ともに印刷品質も申し分ない「お得」「納得」で”Wトク”モデルのコストや機能について徹底レビューします。

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2024年のPIXUS XKシリーズの合言葉は「Wトク(ダブトク)」

1937年に設立され、カメラやプリンターなどで日本を代表する精密機械大手メーカー「キヤノン」。新しいインクジェットプリンターを生み出し続けており、個人向けインクジェットプリンターにおいて、日本と世界ともに高いシェア率を誇っています。

そんなキヤノンが2024年に打ち出した合言葉が”Wトク(ダブトク)”。学習・趣味・仕事など、家族で1台のプリンターを共有し、さまざまな印刷物を印刷する機会が増え、コスト面で「お得」であることはもちろん、機能性や使いやすさも「納得」できるモノが求められています。

印刷代の悩みや、プリンター用途の多様化にこたえられるような製品を展開しているのが、キヤノンの大きな魅力です。

XK130は低ランニングコストで気兼ねなく大量印刷できて「お得」

プリンターを購入するうえで、重要なのが1枚あたりの印刷代。1枚ではわずかな差でも、長く使い続けると大きな差が出てくるため、印刷物が多い家庭ならコンビニプリントを毎回利用するよりも、プリンターを購入した方が圧倒的にお得になる場合もあります。

XK130の印刷代は、A4普通紙カラー印刷が1枚約4.1円、L判写真が1枚10円(すべて税込み)。文書写真ともに低ランニングコストで、気軽に大量印刷を行えます。

印刷コストをコンビニプリントやキヤノンのスタンダードな5色モデル「PIXUS TS6330」と比較しても、非常に安いのが大きなポイント。仮に1日当たり2~3枚を印刷し、5年間で5000枚印刷したとすると、XK130(1枚4.1円計算)は20,500円、コンビニプリント(1枚30円計算)は150,000円と、単純計算で129,500円もの差が出ました。

また、プリンターを導入することで、都度コンビニへ足を運ぶ必要がなくなるので時間の節約になるほか、学習や仕事がより効率的になるのもメリットです。

操作がしやすい「納得」の機能性

大きく操作性に優れた4.3型タッチパネルを搭載。ハードキーが電源ボタンだけですっきりとしたデザイン

XK130には見やすく操作もしやすい、4.3型の大型タッチパネルを搭載。「コピー」「スキャン」「プリント」と大きく表示されており、項目をタッチするだけなので簡単に操作を行えます。

また、タッチパネルであることで、スマホに慣れ親しんだ方にとって、直感操作ができるのもメリット。電源ボタン以外を排したデザインで、見た目のスタイリッシュさも叶えています。

シーン別にショートカットボタンを自由に割り当てできる「Switch UI」

「Switch UI」とは、操作パネル上部にあるタブで画面を切り替え、よく使う機能をショートカットとして3つまで表示できる機能。必要な機能をすぐに呼び出し、サッと印刷やスキャンなどを行えます。

全3ページまでショートカットを作成することが可能。「仕事」「学習」「ライフ」「写真」「習い事」など、用途に合わせてページ名を設定できるのがポイントです。

学習では両面コピーをよく使う、仕事で書類をよくスキャンするなど、頻繁に使う機能は人によって変わるもの。自分が頻繁に使う機能をワンタッチで呼び出せるのは、非常に便利だと感じました。

さらに、背景色も変更できるので、同じシーン名を設定した場合も、色で判別することが可能。ほかにも、チャイルドロック機能を備えているので、小さい子供が誤操作して印刷してしまうのも防げます。

接続や操作はスマホやタブレットから簡単にできる

家庭でパソコンやスマホなどから無線で印刷を行いたいときは、Wi-Fiの接続設定が必要。しかし、Wi-Fiの初回接続時にパスワードの入力に時間がかかったり、なかなかうまく接続できなかったりすることも多いもの。XK130のWi-Fi接続設定は、スマホから簡単に行えるのがポイントです。

本製品とWi-Fi接続の接続設定をしたいときは、設定画面で「無線ダイレクト設定」をタッチ。「スマホと接続」から、所有しているデバイスをタッチしたら表示されるQRコードを、スマホのカメラ機能を使って読み込むだけで接続でき、すぐにコピーやスキャンを始められます。SSIDやパスワードを、ひとつひとつ入力する手間を省けるのが嬉しいポイントでした。

また、スマホやタブレットからXK130を操作するなら、無料アプリ「Canon PRINT」が便利。スマホやタブレットから印刷やスキャンができるほか、プリンター設定、インクなど消耗品の残量管理も行えるアプリです。

特に、SNS・写真共有サイトの写真や文書のほか、スマホ・タブレットに保存してある写真や文書も、直接印刷できるのが魅力。ほかにも、スキャン機能では、スキャンした原稿を直接スマホやタブレットに保存できます。

染料と顔料の5色ハイブリッドインクを採用。黒つぶれしにくく、くっきりとした印刷が可能

プリンターにおいて、ランニングコストと同じぐらい重視したいのが印刷品質。キヤノンの印刷品質の高さは、XK130でもしっかりと実現されています。

ブラック(顔料)・ブラック(染料)・シアン・マゼンタ・イエローの5色ハイブリッドインクを採用。文書や図は黒つぶれせずくっきりと、写真は鮮やかに印刷できます。

また、プリンターの性能を最大限に発揮できるよう、キヤノンの高密度プリントヘッド技術「FINE」を採用しているのもポイント。インクの粒を極小化し、用紙へ正確に吐出するため、人肌まできれいに写真印刷を行えます。

インクカートリッジの交換も簡単

XK130はインクが少なくなると、Canon PRINTアプリで確認できたり、パソコンに通知されたりする仕様。そのため、急にインクが切れて慌てるといった事態が起こりにくいうえ、インクカートリッジの交換も簡単です。

交換は、電源を入れてスキャナーユニットカバーを開き、プリントヘッドホルダーが止まったら、なくなったインクの固定つまみを押しながら外し、新しいインクを取り付けるだけ。プリンターを持ったことのないSAKIDORI編集部員でも、簡単にインク交換ができました。

独立型インクカートリッジなので、インクがなくなったカートリッジのみを個別に交換でき、無駄がなく経済的であることもメリットです。

XK130から新登場の機能も。便利な印刷モードも充実

黒以外のカラーを消す「カラー消去コピー」が繰り返し学習に便利

XK130から新たに搭載された、便利な印刷機能「カラー消去コピー」。原稿のカラー部分を消去し、ブラック部分のみを残して印刷できます。

たとえば、黒以外の色ペンで記入してあるドリルをコピーし、繰り返し学習をする、1回塗った塗り絵をコピーして再度塗るといったことも可能。子供が繰り返し学習したり遊んだりするモノの印刷にもうってつけです。

実際にドリルを印刷してみたところ、黒で印刷されている部分のみがはっきりとコピーできており、赤字で書き込んだ回答部分はきれいに消えていました。

冊子の見開きコピーの向きを揃えられる「冊子コピー」

冊子をコピーする際、一般的に左ページに対して、右ページは逆にしてコピーすることが多いため、印刷して出てくるときに上下が逆になってしまいます。出てきた印刷物の向きを、都度揃えるのが面倒といったプチストレスを解消できるのが「冊子コピー」です。

同じくXK130からの新機能で、左ページに対して、右ページを逆向きにしてコピーした場合も、向きをそろえてコピーすることが可能。こういった、よりXK130を使いやすくする機能が充実していることも、快適に使用できる要因だと感じました。

カラフルなデザインパターンが多数。スクラップブックに使える「組み込みパターンペーパー」

XK130に内蔵されている、カラフルでおしゃれなデザインが複数ある「組み込みパターンペーパー」。パソコンやスマホで操作する必要がなく、パネルから選んで、直接印刷ができます。

好みのものをプリントすることで、ブックカバーにしたりスクラップブックの台紙にしたり、正方形に切って子供の折り紙にしたりといった使い方も可能です。

チェック・北欧風・花柄など、いずれもおしゃれで、自分の趣味から子供の遊びまで幅広く活用できると感じました。

製品情報

キヤノン(Canon) インクジェットプリンター PIXUS XK130

キヤノン(Canon) インクジェットプリンター PIXUS XK130