会議やプレゼンテーションなどのシーンで活躍する「ビジネスプロジェクター」。広い場所での使用に適した大画面投影モデルから、狭いスペースでも使用できる短焦点モデルまで、さまざまな製品が存在します。解像度や補正機能などの特徴が異なるので、設置場所に適した製品を選ぶことが大切です。
今回は、ビジネスプロジェクターのおすすめアイテムをピックアップ。選び方も解説するので、ぜひチェックしてみてください。
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- 目次
- ビジネスプロジェクターとは?家庭用プロジェクターとの違いを解説
- ビジネスプロジェクターのおすすめメーカー
- ビジネスプロジェクターのおすすめ|人気
- ビジネスプロジェクターのおすすめ|短焦点
- ビジネスプロジェクターのおすすめ|安い
- ビジネスプロジェクターの選び方
ビジネスプロジェクターとは?家庭用プロジェクターとの違いを解説
ビジネスプロジェクターは、プレゼンや会議などで活用する投写機器。家庭用プロジェクターとは用途が異なり、明るい使用環境が想定されるため、明るさの性能が重要なポイントです。
3000ルーメン以上の明るさを実現している製品であれば、さまざまな使用環境においても、明るく鮮明な映像を投写できます。
持ち運びに便利な小型・軽量の製品や、天井や壁に常設する製品など、さまざまなモデルがラインナップ。使用する用途やスペース、投映するコンテンツを考慮して、適した製品を選ぶことが大切です。
ビジネスプロジェクターのおすすめメーカー
エプソン(EPSON)
エプソンは、プリンターをはじめ、プロジェクターやPCなどの情報関連機器・精密機器を手がける日本の電機メーカーです。
ビジネスプロジェクターは、持ち運びができるスタンダードモデルから天井吊り・壁掛け対応の高解像度モデルまで、豊富なラインナップが特徴。使用する場所や用途に合わせて選択できます。
また、カラー映像を明るく綺麗に投影できる「3LCD方式」を全てのプロジェクターに搭載。目に優しく、動きの速い動画も滑らかに再生できるのが魅力です。
リコー(RICOH)
リコーは、複合機やプリンター・プロジェクターなどを手がける日本のOA機器メーカーです。ビジネスプロジェクターは、シンプル操作のエントリーモデルからレーザー光源を搭載したハイエンドモデルまで展開しています。
リコー独自の「自由曲面ミラー」を採用した超短焦点プロジェクターは、世界最小・最軽量クラスを実現するなど、短焦点モデルの豊富なラインナップが魅力です。
ビジネスプロジェクターのおすすめ|人気
エプソン(EPSON) スタンダードモデル ベーシックシリーズ EB-W06
ハイビジョン液晶パネルを搭載した、解像度WXGA対応のビジネスプロジェクターです。明るく色鮮やかな映像を投写できる3LCD方式を採用し、3700ルーメンの明るさを実現。日中の明るい室内でも高画質で投写します。
補正機能は、エプソン独自の「ピタッと補正」を搭載。セッティング時の動きを感知し縦方向の歪みを補正する縦自動台形補正と、横方向の歪みを補正する横補正スライダーを操作することで、簡単に補正・設置ができます。
また、片付けの時間を短縮する「ダイレクトシャットダウン」や、投写画面を簡単に遮断できる「スライド式レンズカバー」を搭載。多機能ながら価格とのバランスがよく、コストパフォーマンスを重視する方におすすめです。
エプソン(EPSON) ビジネスプロジェクター EB-W50
天井吊りに対応したビジネスプロジェクターです。天井だけでなく、机上や配線ダクトへの設置に対応。プロジェクターが目立たない場所に置けます。
解像度は、1280×800のWXGAに対応。3LCD方式を採用しており、色の再現性の高さが魅力のひとつです。明るさは3800ルーメン、コントラスト比は20000:1で、室内が明るいままでも綺麗で鮮やかな映像を映し出します。
専用ソフトウェアを使用することで、スタンドアロン投写できるのがおすすめポイント。映像のプレイリストを流すことで、店舗の空間演出にも活用できます。
エプソン(EPSON) スタンダードモデル ベーシックシリーズ ビジネスプロジェクター EB-FH52
明るいオフィスでもくっきり鮮明に映し出せるビジネスプロジェクターです。優れた明るさと高い色再現性を実現する「3LCD方式」を採用しているのが特徴。フルHDの高解像度を実現し、表や図面などを高精細かつ広範囲で映し出せます。
軽量かつコンパクト設計なので、省スペースに設置できるのも魅力のひとつ。画面の歪みを手軽に補正できる「ピタッと補正」を搭載し、スピーディーにセッティングできるのも魅力です。
また、ミラーリングに対応しているため、スマホやタブレット、ノートパソコンなどからワイヤレスで簡単に投写できるのもポイント。多機能かつコンパクトなビジネスプロジェクターを求めている方におすすめです。
エイサー(Acer) スタンダードモデル X1228i
解像度XGA対応のビジネスプロジェクターです。明るさ4500ルーメンを実現し、日中の室内でもクリアで鮮やかな投写ができます。また、「DynamicBlack」テクノロジーの搭載による、メリハリのある映像も魅力です。
Wi-Fiが標準で搭載されており、スマホやPCからワイヤレスで投写可能。「スクリーンミラーリング」にも対応しており、Miracastなどの汎用デバイスと、アプリ不要でワイヤレス接続ができます。
本体には、3Wスピーカーを内蔵。外部のスピーカーを接続することなく、音声付きのコンテンツも投写できるので便利です。
また、消費電力を最大70%カット可能な「ecoモード」や、目の負担を軽減する「ブルーライトシールド」など、環境や健康に配慮した機能を搭載しているのが特徴です。
ビジネスプロジェクターのおすすめ|短焦点
エプソン(EPSON) ビジネスプロジェクター モバイルモデル EB-1780W
ビジネスプロジェクターでモバイル性を重視している方におすすめのモデルです。サイズは約292×213×44mmで、重量が約1.8kg。ビジネスバッグに入れやすいサイズなので、会議室の移動はもちろん、営業先へも気軽に持ち運べます。明るさは3000ルーメン以上あり、部屋の中が明るくても鮮明な画面を投影可能です。
本製品はフルHDにも対応。ワイドな画面かつ高解像でのプレゼンを実現できるため、グラフや図面、表などを用いる際にも重宝します。また、USBメモリと互換性があり、パソコンがなくても画像を表示可能です。さらに、専用ソフトEpson iProjectionを用いれば、スマホやタブレットのドキュメントも投写できます。
エプソン(EPSON) 超短焦点壁掛対応モデル ビジネスプロジェクター EB-760W
壁に設置する超短焦点のビジネスプロジェクターです。ほぼ真上から投写することができ、近くに人が立っても影ができにくく、眩しくないのが特徴。ランプ交換が不要で即時点灯が魅力のレーザー光源を採用しているもポイントです。
また、4100〜5000lm以上の明るさを実現しているため、照明を消したり、カーテンを閉めたりしなくても鮮明に投写可能。色彩を明るくきれいに表現できる「3LCD方式」も採用しています。
湾曲した黒板にも歪みなくきれいに映し出せる補正機能も搭載。授業で使いたい方にもおすすめです。
リコー(RICOH) 超短焦点プロジェクター PJ WX4153N
軽量かつコンパクト設計が魅力の超短焦点のビジネスプロジェクターです。縦置き型で設置面積が少なく、置き場所に困りにくいのが魅力。独自技術である「自由曲面ミラー」を採用し、わずか11.7cmの至近距離で48型の投影ができます。
また、設置のバリエーションが広く、デスクトップからの投影、壁掛けからの投影、机上に投影、床に投影などシーンに応じて使い分けが可能。Miracastに対応したデバイスからワイヤレスで投影もできるため、コード類が複雑になりにくいのもメリットです。
多機能ながら約3kgの軽量設計を実現しているので、手軽に持ち運べます。
ベンキュー(BenQ) 短焦点プロジェクター MW826STH
狭い会議室でも使えるおすすめのビジネスプロジェクター。約1.05mの距離から100インチの画面を投影できます。明るさは3500ルーメンを実現しており、明るい部屋でも映像の視認性が良好。コントラスト比にも優れ、文字や数字、会議の資料などが見やすいのも魅力です。
HDMIやD-Sub、コンポジット端子などのインターフェースが豊富。さまざまなデバイスと接続できます。さらに、ランプセーブモードを搭載。明るさを抑え、ランプの寿命最長約1万5000時間を実現しています。電力消費も抑えることが可能です。
オプトマ(Optoma) 超小型モバイル短焦点LEDプロジェクター ML1050STJ
携帯性に優れたおすすめのビジネスプロジェクターです。外寸約112×123×57mmで、重量が約460gと非常にコンパクト。出張や営業先へも気軽に携帯可能です。RGB独立光源のLEDを採用し、ランプ光源と比較して色彩が鮮やかなうえに、光源寿命約3万時間以上を実現しています。
上向きや下向き、逆さ投写などの360°投映ができるのもポイント。会議だけでなく、デジタルサイネージにも活用可能です。また、2.7GBの内部メモリが備わっており、パソコンのデータを転送できます。効率的にプレゼンの準備を行うことが可能です。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 超短投写タイプ プロジェクター IP-AW400W
電子ペンを使って映し出した映像に書き込みができる超短焦点のビジネスプロジェクター。スクリーンの至近距離から100型を超える大画面投写ができるため、プレゼンで資料が映し出せるだけでなく、スポーツ観戦や映画鑑賞などプライベートでも活用できます。
4000lmの明るさを実現しているため、暗い空間だけでなく、明るい空間でも見やすく映し出せるのもポイント。レーザー光源は長寿命設計で、標準モードで約20000時間使用できると謳っており、ランニングコスト軽減が期待できます。
防じん構造を採用しているため、内部へホコリやゴミが侵入しにくく、明るさの低下を抑えるのも特徴です。
ビジネスプロジェクターのおすすめ|安い
エプソン(EPSON) ビジネスプロジェクター スタンダードモデル ベーシックシリーズ EB-E01
解像度XGA対応のビジネスプロジェクターです。明るく鮮やかな映像を表現できる3LCD方式を採用し、明るさ3000ルーメンを実現。明るい室内でもシャープな映像を投写できます。
縦・横の台形歪み補正に加えて、スクリーン枠に画面を合わせる「クイックコーナー」機能も備えており、補正機能が充実。また、USBケーブルでPC画面や音声まで転送できる「USBディスプレイ」や、映像機器・ゲーム機を接続できるHDMI端子など、インターフェースも豊富です。
多機能ながら使い勝手がよく、価格設定が低めなので、コストパフォーマンスを重視する方におすすめです。
サンワサプライ(SANWA SUPPLY) モバイルプロジェクター 400-PRJ023
手のひらサイズのコンパクトなモバイルプロジェクターです。設置スペースを取らないだけでなく、バッグやポケットなどに入れて手軽に持ち運べるのが特徴。出張などでプレゼンをする機会が多い方にもおすすめです。
スマホやパソコンなど幅広いデバイスと接続して投影できるのも魅力のひとつ。Fire TV StickやChromecastなどを接続すれば、ネット動画なども手軽に視聴できます。
USB給電しながら使用できるため、バッテリー残量を気にせず使えるのもポイント。ファンレス設計なので、優れた静音性を実現し、静かな環境でも気兼ねなく使用できます。
ダイニチ電子 Wizz コンパクトプロジェクター WPJ-S400
HDMI・USB・AVなど豊富な端子に対応した汎用性の高いプロジェクター。USBメモリーやスマホ、ゲーム機、DVDプレーヤーなど幅広いデバイスを接続でき、ビジネスシーンでもプライベートでも使用できます。
30〜150インチまで幅広い画面サイズに自由に調節できるのもポイント。小型から大型まで幅広く対応できるので、会議室はもちろんリビングなどさまざまな場所で使えます。
7700lmの優れた明るさを実現し、明るい空間でも問題なく使える点もメリット。汎用性が高い高コスパモデルを探している方におすすめです。
AREA LED PROJECTER 4 MS-PJHD04
文字などが見やすい1280×720の高解像度投影が可能なプロジェクター。2500:1の高コントラストを実現しているため、黒色も豊かに再現可能です。
Androidをベースにした使いやすいインターフェースを採用しているので、直感的に操作できる点もメリット。35〜160インチ相当の投影ができるため、さまざまな広さの空間で適した画面サイズで使用できます。
USBメモリーからも投影できるので、プレゼンなどでノートパソコンが不要なのもポイント。大出力のスピーカーも内蔵しているため、単体でクリアな音質も楽しめます。
ビジネスプロジェクターの選び方
投影場所にあったモデルをチェック
広い場所で映すなら「大画面投影」できるモノを
会議室やホールなどの広い場所でプロジェクターを使用するなら、大画面投影に対応した製品がおすすめです。投影する画面サイズが小さいと、後列や端に座っている人が見にくくなり、会議やプレゼンテーションを円滑に進められません。
50〜100人程度の中規模で使用するときの推奨スクリーンサイズは80〜120インチです。100人以上収容するホールや講堂は、120インチ以上の製品を基準に選びましょう。
また、大画面投影するためには、投写距離を確保する必要があります。スクリーンサイズ100〜120インチなら、2〜3m離れた場所に設置するのが一般的です。
狭い場所で映すなら「短焦点モデル」がおすすめ
限られたスペースで使用するなら、短焦点モデルがおすすめです。短焦点モデルは、スクリーンとの距離が近くても大きく鮮明に表示できるのが特徴。投写距離が短いので、人影の映り込みも防げます。
短焦点モデルは、コンパクトかつ軽量設計を採用しているのも特徴。持ち運びにも便利なので、外出先で使用する方にもおすすめです。また、据え置きや天吊りなど、スペースに応じて設置方法を変更できます。
接続方法をチェック
ビジネスプロジェクターの接続方法は、HDMIケーブルを用いた有線タイプと、Wi-FiやBluetoothを利用する無線接続の2種類です。
有線タイプは専用のHDMIケーブルを繋ぐだけで、簡単にセッティング可能。電波の干渉を受けにくく、安定した通信状況で使用できます。一方、HDMIケーブルを忘れたり故障したりすると使えない点は注意しましょう。
Wi-FiやBluetoothを利用するワイヤレス接続は、ケーブルを準備する必要がなく、省スペースでも使用できます。ノートパソコンはもちろん、スマートフォンやタブレット端末との接続も可能。写真・動画・ドキュメントなど、さまざまなデータを共有できます。
明るさは3000ルーメン以上のモノがおすすめ
ルーメンとは、明るさを表す単位です。ルーメンの数値が高いほど、明るく表示できるのが特徴。プロジェクターは照明や外光の影響を受けやすく、室内が明るいほど視認性が低下します。
ビジネスプロジェクターを選ぶときは、設置場所の広さに合わせて明るさを決めましょう。小会議室や教室などの比較的狭いスペースなら、3000ルーメン以上がおすすめ。一方、大会議室・ホール・講堂などの広い場所は、5000ルーメン以上の明るさが適しています。
解像度やコントラスト比をチェック
映像は小さな光の点が集まって構成されており、縦と横のドット数を表したものが解像度です。解像度が高いほど情報量が多くなるため、グラフ・表・テキストなどの情報を鮮明に表示できます。また、表示できる範囲も広がるので、より多くの情報を届けられるのも魅力です。
高画質な映像を映したいなら、1920×1200のWUXGAまたは1920×1080のフルHDに対応した製品がおすすめ。テキストやグラフなどを表示するなら、4K解像度でなくても十分に情報を届けられます。また、プロジェクターの解像度が高くてもパソコンが高解像度に対応していなければ、見やすい画面を表示できないので注意しましょう。
コントラスト比は、明暗部の明るさを表しています。コントラスト比が高いほど明暗部をはっきり表示できるので、メリハリのあるクリアな映像を映せるのが特徴です。
補正機能をチェック
ビジネスプロジェクターのなかには、補正機能を搭載した製品も存在します。スクリーンに投影した画面に対して、歪みや角度を調節することで、視認性を高められるのが魅力です。また、補正機能に優れている製品は、セッティングの手間を軽減できるため、会議やプレゼンテーションをスムーズに始められます。
ビジネスプロジェクターのなかには、会議室・娯楽施設・美術館などのプリセットを登録している製品も。コンテンツ内容や設置場所に合わせて、画質や光源出力を自動調節します。使い勝手がよく、機械に詳しくない方にもおすすめです。
持ち運びたいなら小型なモデルを
ビジネスプロジェクターを持ち運ぶ機会が多いなら、小型で軽量なポータブルモデルを選ぶのがおすすめ。重量が約3kg前後のモノであれば、持ちやすく負担になりにくいのが特徴です。
ただし、据え置きで使用する大型のモデルと比較すると、明るさや解像度などの性能が低い場合も。大きい会議室でもプロジェクターを使いたい場合は、据え置きタイプと持ち運びタイプを別々に用意するのがおすすめです。
ビジネスプロジェクターは、3000ルーメン以上かつ高解像度を実現した製品がおすすめ。明るく投影できる製品は、外光や照明などの影響を受けにくく、鮮明に映ります。設置場所の広さに合わせて、明るさやスクリーンサイズを決めましょう。選び方を参考に、お気に入りのアイテムを見つけてみてください。