プレゼンや大人数での会議といったビジネスシーンに不可欠なアイテム「プロジェクター」。最近ではスマホと一緒に使いやすいポータブルタイプの製品も多く販売されており、保存してある写真や動画を大画面で観られるなどプライベートでも楽しめます。

そこで今回は、スマホ対応プロジェクターのおすすめモデルをご紹介。選び方のポイントについても解説するので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

スマホ対応プロジェクターの選び方

接続方式をチェック

有線接続

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ゲームなど遅延なく映像を投影したいときには有線接続がおすすめです。スマホとプロジェクターを有線接続するには「HDMI変換アダプター」を利用するのが一般的。「microUSB to HDMI」や「USB Type-C to HDMI」など、端末側の端子形状に合わせることが必要です。iPhoneなら「Lightning to HDMI」アダプターを使用しましょう。

また、「MHL(Mobile High-definition Link)」規格に対応しているかもポイントです。MHLとはアメリカのSilicon Image社が開発した、携帯機器向けの高速映像転送用インターフェースのこと。スマホとプロジェクターの両方が同規格に対応している場合は、変換アダプターが不要なため、MHLケーブル1本でシンプルに接続できます。

Android端末を中心に採用されているので、購入前にチェックしてみてください。

ワイヤレス接続

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プロジェクターとスマホを手軽に接続したい方には、Wi-Fi機能を搭載したモデルを要チェック。スマホの画面がワイヤレスで簡単にミラーリングできるので便利です。

また、接続用のケーブル類を持ち歩く必要がないため外出時の荷物が減らせるだけでなく、うっかり忘れてしまうといったミスも防げます。訪問先でスマートにプレゼンをおこないたい方にもおすすめのタイプです。

明るさをチェック

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プロジェクターの明るさ(輝度)はルーメン(lm)という単位で表されます。昼間の室内や蛍光灯の付いた会議室での使用がメインの場合、できるだけ高輝度のモデルがおすすめです。逆に、小さな画面を映すだけだったり暗い部屋で使用したりするのであれば、輝度の低い製品でも問題はありません。

なお、単位には「ANSIルーメン」と「ルーメン」との2つが存在します。ANSI(アンシ)はアメリカの国家規格協会が定めており、投影される面の明るさの平均値を表したプロジェクター用の規格です。

ルーメンは性能上の最大値だったり、一部分の明るさだったりする場合があるので注意が必要。ANSIルーメンの方がより実使用に合った数字といえますが、両者を単純に比較することはできないため参考程度として覚えておきましょう。

スピーカーの有無をチェック

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映画や動画の視聴などエンターテイメントを楽しみたいなら、スピーカーの有無も重要なチェックポイント。スピーカーを内蔵していないプロジェクターでは、別途外付けすることになるので注意が必要です。

持ち運ぶ機会が多く、移動先でも音声付きで映像を投影したい場合は、スピーカー内蔵タイプを選択しましょう。一方、プロジェクターをプレゼンなど音声不要の用途でしか利用しないのであれば、スピーカーの有無にこだわる必要はありません。

電源方式をチェック

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プロジェクターを選ぶ際は電源方式もしっかりチェックしておきましょう。電源方式は主に内蔵バッテリーとACアダプターの2タイプに分けられます。

内蔵バッテリータイプは、コンセントを探す必要がなくどこでも使いやすいのがメリット。客先でのプレゼンなど、持ち運んで使用する機会が多い方におすすめのタイプです。ほかにも、キャンプの夜に映画を鑑賞するといった楽しい使い方もできます。

一方、ACアダプタータイプは、電池残量を気にせず長時間利用したいシーンで便利。比較的輝度の高い製品も多いので、自宅や会社の会議室など決まった場所で使う用途に適しています。

スマホ対応プロジェクターのおすすめ|人気

アンカー(ANKER) Nebula Cosmos Laser D23415F1

明るく鮮やかな映像を楽しめる、おすすめのスマホ対応プロジェクター。1840ANSIルーメンを実現するレーザー光源を採用しており、昼間の明るい環境でもクリアな映像を投影できます。HDR10に対応している点も嬉しいポイントです。

解像度もフルHDと高精細なうえ最大150インチの大画面を投影できるため、没入感のある映像を楽しめます。AirPlayとChromecastの両方に対応しているので、スマホの画面をワイヤレスで大画面に投影して視聴可能です。

Dolbyオーディオにも対応しており、コンパクトながら立体感と迫力のあるサウンドを再生できます。本体上部にはハンドルも搭載。リビングや寝室に持ち運んだりアウトドアで活用したりもできます。

アンカー(ANKER) Nebula Capsule 3 Laser D2426N11

コンパクトながら高性能なおすすめのスマホ対応プロジェクター。レーザー光源の採用により、500ml缶に近い小型サイズながら300ANSIルーメンの明るさを実現しています。解像度もフルHDときめ細かく、高精細な映像を投影可能です。

HDMIやUSB Type-Cなど豊富なインターフェースが搭載されているため、さまざまなデバイスと接続できます。ミラーリングにも対応しており、スマホやタブレットなどに保存された動画を手軽に大画面に投影して楽しめるのも魅力です。

オートフォーカス機能や自動台形補正機能なども搭載されているので、スクリーンや壁、天井などに対して正面以外から投影した場合でも、歪みの少ない綺麗な映像を視聴できます。

アンカー(ANKER) Nebula Mars II Pro D2323512

明るく鮮明な映像を手軽に楽しめる、おすすめのスマホ対応プロジェクター。DLP方式を採用しており、500ANSIルーメンの明るさで鮮やかな映像を投影可能です。投影できる映像のサイズも最大150インチと大きく、迫力のある映像を楽しめます。

垂直方向は自動、水平方向は手動での台形補正に対応しており、斜めに設置しなければならない環境でも歪みを抑えやすい設計です。また、10W出力のスピーカーも2基内蔵されており、1台で映像だけではなくサウンドも再生できます。

USBやHDMIなどのケーブルを利用してさまざまな機器と接続可能。スマホのミラーリングにも対応しているので、保存した動画やゲームなども投影できます。

アンカー(ANKER) Nebula Nova D2160521

天井照明と一体になったユニークなスマホ対応プロジェクター。対応の引掛シーリングがあれば天井に直接取り付けられるので、設置場所を考える必要がありません。電源も天井の引掛シーリング経由で確保できるため、スッキリと設置できます。

Android TVが内蔵されているので、YouTubeやAmazon Prime Video、TVerなどネット上のさまざまな動画を視聴可能です。AirplayとChromecastにも対応しており、スマホのミラーリングも手軽に行えます。

もちろん、通常の天井照明としても活用でき、1万通りの調光と調色が可能。照明の設定は最大3つまでプリセットとして登録できるため、よく使う色味や明るさを素早く呼び出して適用できます。

エクスジミー(XGIMI) XGIMI AURA

高画質な映像を楽しみたい方におすすめのスマホ対応プロジェクター。4Kに対応しているうえ2400ANSIルーメンと非常に明るく、鮮やかな映像を投影できます。60Hzのフレーム補完技術も搭載されており、動きの激しい映像も滑らかに表示可能です。

Android TVを搭載しているほか、ChromecastやGoogleアシスタントにも対応。スマホの画面をミラーリングしたり単体で動画配信サービスのコンテンツを視聴したりなど、さまざまな使い方ができます。

赤外線センサーも搭載されており、本体とスクリーンの間に人を感知すると素早くレーザーを消灯できるので、安全面も良好です。子供やペットのいる家庭でも安心して使用できます。

エクスジミー(XGIMI) XGIMI Halo+

高画質を持ち運べる、おすすめのスマホ対応プロジェクター。本体がコンパクトなうえ最大で2.5時間駆動するバッテリーも内蔵されているので、アウトドアシーンでも活用できます。底面にはスタンドも内蔵されており、単体で角度調節も可能です。

フレーム補完機能やHDR10など、小型ながら高画質を実現するための機能が充実しています。AIがコンテンツを認識し、ノイズや色味などを補正する技術も採用。遅延も抑えられているので、動画だけではなくゲームにもおすすめです。

HDMIのほかにUSBポートも搭載されているため、さまざまなデバイスと接続できます。Chromecastにも対応しておりスマホのミラーリングも可能。保存した動画も大画面で視聴可能です。

エプソン(EPSON) ドリーミオ ホームプロジェクター EF-12

スタイリッシュなデザインで人気のスマホ対応プロジェクター。1000ルーメンの明るさで映像を投影できるので、部屋を真っ暗にしなくても使用できます。HDR10やHLGにも対応。4K信号の入力もサポートしており、フルHDに最適化して投影できます。

Android TVを搭載しているため、Wi-Fiに接続するとさまざまな動画配信サービスを単体で視聴可能です。Chromecastを活用してスマホの画面を投影したり、Bluetoothで接続して外部スピーカーとして使ったりもできます。

全体がフラットに設計されているほかコンパクトなので設置場所を選びにくく、一人暮らしの家でも無理なく使いやすいのもポイントです。縦置きにも対応しているため、天井に映像を投影したい場合にも適しています。

エプソン(EPSON) ビジネスプロジェクター EB-1780W

ビジネスシーンでも使いやすいおすすめのスマホ対応プロジェクター。3LCD方式の採用により、明るく鮮やかな映像を投影できます。動画や写真、スライド資料などコンテンツを選ばず綺麗に投影しやすい点が魅力です。

MHL規格に対応しているほか、Miracast対応のスマホやタブレットと組み合わせれば映像をワイヤレスで投影できます。また、スマホ向けのアプリをインストールすると、カメラの映像をリアルタイムで投影しながら保存や書き込みなどが可能です。

本体はスリムに設計されているので持ち運びやすく、収納時もスペースを取りません。持ち運ぶ際に便利な、専用のソフトキャリングケースも付属しています。

LGエレクトロニクス(LG Electronics) 超短焦点LEDプロジェクター HF65LSR

限られたスペースでも大画面を楽しみたい方におすすめのスマホ対応プロジェクター。わずか38cmの投影距離で100インチの大画面を投影できる超短焦点タイプなので、設置場所を選びにくいのが特徴です。11cmの投影距離でも、60インチの大画面を楽しめます。

解像度はフルHDで1000ルーメンと明るいため、鮮やかで高精細な映像を投影可能です。独自の「スクリーンシェア機能」にも対応しており、Androidスマホやパソコンなどとワイヤレスで接続して同時に映像を再生できます。

USBポートも搭載されており、USBメモリに保存した動画や音声などを再生できるのも特徴です。また、WordやExcel、PowerPointなどビジネスソフトのファイルにも対応しているので、プレゼンにも活用できます。

LGエレクトロニクス(LG Electronics) スマートポータブルプロジェクター PF610P

さまざまなコンテンツを手軽に楽しめる、おすすめのスマホ対応プロジェクター。最大120インチの画面サイズで投影できるので、自宅にいながら映画館のような迫力で映像を楽しめます。輝度が1000ANSIルーメンと明るいのも魅力です。

MiracastやAirPlay2などに対応しており、iPhoneやAndroidスマホとワイヤレスで連携して画面をミラーリングできます。また、webOSの内蔵により、単体でもさまざまな動画配信サービスを利用可能です。

垂直方向の自動台形補正機能や4ヶ所のエッジ補正機能なども搭載。スクリーンや壁に対して正面以外に設置した場合でも、歪みの少ない映像を投影できます。

スマホ対応プロジェクターのおすすめ|安い

ベンキュー(BenQ) モバイルプロジェクター GV11

かわいらしいデザインで人気のある、おすすめのスマホ対応プロジェクター。円形のデザインを採用しており、独自の回転機構を搭載しています。スタンドや三脚などを使わなくても角度を調節でき、天井にも映像を投影可能です。

Android TVが搭載されているため、1台で動画やゲームなどさまざまなコンテンツを楽しめます。AirPlayとChromecastの両方に対応しており、有線でもワイヤレスでもスマホと接続して画面のミラーリングができるのも魅力です。

本体にバッテリーが内蔵されているので、映画であれば160分間、音楽の場合は240分間電源なしでも楽しめます。キャリングケースやストラップなど、持ち運ぶ際に便利なアクセサリーが付属しているのも嬉しいポイントです。

エクスジミー(XGIMI) XGIMI MoGo 2

場所を選ばずに高画質を楽しめる、おすすめのスマホ対応プロジェクター。コンパクトながら400ISOルーメンの明るい映像を投影可能です。DCI-P3 90%の広色域にも対応しており、オリジナルに忠実かつ鮮やかな色味を実現しています。

スクリーンのサイズを検知して自動的に画面サイズを合わせたり、障害物を避けて映像を投影したりといった機能も搭載。前方にいる人を赤外線センサーが感知すると自動的に調光できるため、子供がいる家庭でも安心して使用できます。

8Wのスピーカーが2基内蔵されているほか、スポーツ・映画・ニュース・音楽といったオーディオモードも搭載されているので、コンテンツに合わせた高音質を楽しめるのも魅力です。

LGエレクトロニクス(LG Electronics) ポータブルLEDプロジェクター PH510PG

高画質なスマホ対応プロジェクターを持ち運びたい方におすすめの1台。幅174×奥行き116×高さ48mmと非常に小型なうえ重量も軽く、カバンに入れて気軽に持ち運び可能です。電源のない場所でも使えるように、バッテリーも内蔵されています。

iPhoneやAndroidスマホとケーブルで接続して簡単に画面をミラーリングできるほか、Androidスマホやパソコンであればワイヤレスでも連携可能です。Bluetoothにも対応しており、ワイヤレススピーカーとしても活用できます。

また、USBメモリに保存した動画やOffice系ファイルを投影できるので、ビジネスシーンでも使いやすい設計です。

CINEMAGE CINEMAGE mini

小型ながら大画面を投影できる、おすすめのスマホ対応プロジェクター。100ANSIルーメンの明るさに対応しているので、昼間の明るい環境でも利用できます。コンパクトながら、最大180インチの大画面を投影できるのも魅力です。

Android TVを搭載しているため、さまざまなアプリをインストールしてコンテンツを楽しめます。HDMIやUSBポートを搭載しているほか、AirPlayやMiracastなどもサポートしており、ワイヤレスでもスマホと連携可能です。

また、天板にはタッチパネルを搭載しているので直感的に操作できます。大容量のバッテリーを内蔵しており、モバイルバッテリーとして使えるのも特徴です。

エイスース(ASUS) ZenBeam E2

高性能かつコンパクトなおすすめのスマホ対応プロジェクター。最大100インチの映像を投影できます。縦向きでの投影にも対応しているほか、投影中でも本体の向きを変更可能です。また、底面には三脚を取り付けられる穴も設けられています。

USB接続のWiFiドングルが付属しており、AndroidやiOS、WindowsなどさまざまなOSを搭載したデバイスとワイヤレスでの連携に対応。もちろん、HDMIポートも搭載されているため、有線でも接続できます。

本体サイズがコンパクトなうえ、専用の保護ポーチも付属しているので、持ち運びたい方にもおすすめです。

ファンロジー(FunLogy) 小型プロジェクター X-03

投影する向きを柔軟に変えられる便利なスマホ対応プロジェクター。90°までの角度調節機構が搭載されています。壁にも天井にも向けられるのが特徴です。

スマホやタブレットと連携できるのはもちろん、パソコンやゲーム機とも接続できます。また、Android OSも内蔵されているため、動画配信サービスのアプリをインストールしてさまざまなコンテンツを視聴できるのも魅力です。

ファンロジー(FunLogy) FunLogy Mini FL-FN03B

コンパクトで価格も安い、おすすめのスマホ対応プロジェクター。重量が216gと非常に軽量なうえスマホに近いサイズなので、カバンに入れて気軽に持ち運べます。4000mAhのバッテリーが内蔵されている点も特徴です。

コンパクトながら投影できる画面サイズは最大200インチと大きく、迫力のある映像を楽しめます。また、有線でもワイヤレスでもスマホと接続できるため、環境に合わせた使い方が可能です。

サンワサプライ(SANWA SUPPLY) モバイルプロジェクター 400-PRJ026

ビジネスシーンでも使いやすい、おすすめの安いスマホ対応プロジェクター。角度調節機構が搭載されているので、スタンドや三脚なしで使用できます。90°上に向ければ、手軽に天井投影も可能。0~40°の範囲内であれば、自動台形補正も利用できます。

各デバイスに適したケーブルやアダプターを用意すれば、Androidスマホやタブレット、iPhoneやiPadのほか、パソコンとも接続し映像を投影できる設計です。バッテリーを内蔵しているため、使用場所も選びません。

AVAIBO Android搭載 モバイルプロジェクター VSWT01

かわいらしいデザインが魅力的な、おすすめのスマホ対応プロジェクター。AndroidスマホやiPhoneのほか、WindowsやmacOSを搭載したパソコンともワイヤレスで接続し映像を投影できるので、動画はもちろんゲームも楽しめます。

オートフォーカスや台形補正にも対応しているため、斜めから投影しても歪みの少ない綺麗な映像を投影可能です。また、スピーカーも2基内蔵されており、迫力のあるサウンドを再生できます。

AKASO プロジェクター FOCUS

小型で安いスマホ対応プロジェクターを探している方にピッタリの1台。コンパクトながら最大150インチの大画面を投影できます。色再現性に優れており、コントラストの高い鮮やかな映像を投影できるのも魅力です。

HDMIとUSBポートを搭載しているので幅広いデバイスを接続できるほか、Wi-Fiを利用してスマホとワイヤレスで接続できます。バッテリーも内蔵されており、フル充電すると最大で約3.5時間は映像を投影可能です。