トロンボーンを持ち運んだり、長期間保管したりしたいときに役立つ「トロンボーンケース」。大切な楽器を運搬する際の衝撃や保管時の汚れなどを防げる便利なアイテムです。
そこで今回は、トロンボーンケースの選び方やおすすめモデルをご紹介。ベルが大きなトロンボーンを収納できるモノや、豊富なアタッチメントを収納できるモノもご紹介しているので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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トロンボーンケースの選び方
タイプをチェック
持ち運びやすい「ソフトケース」
ソフトケースは軽くて持ち運びしやすいのが特徴です。ポリエステルやナイロンなどの軽い素材を使用しているモノが多いため、サイズの大きいトロンボーンも手軽に持ち運べます。徒歩移動などでトロンボーンを持ち運ぶ機会が多い方におすすめです。
ソフトケースのなかには、リュックのように背負えるアイテムもあります。リュックタイプは両手が自由になるので、スマートフォンや財布などを取り出しやすいのが魅力。また、移動をする際などにも便利です。
機能性に優れた「セミハードケース」
セミハードケースは、ソフトケースとハードケースの中間モデル。耐久性に優れているほか、軽くて持ち運びやすいトロンボーンケースを探している方におすすめです。軽量ながらもタフに使えるので、移動時の楽器への衝撃を軽減したい場合に重宝します。
また、ハードケースと比較してリーズナブルな価格で購入できるモノが多いのもメリットです。
車移動や長期保管なら「ハードケース」
ハードケースは、車移動が中心の方におすすめです。外部の衝撃や圧迫に強いため、運搬中の振動やほかの荷物と衝突した際の衝撃などから楽器を守れます。また、湿気に注意すれば、長期間の保管にも適しているのも魅力です。
ハードケースは自立するモデルが多いので、ベル部分を下にして置けるのもポイント。省スペースで収納できたり、人混みでも肩から下ろしたりできます。
ただし、軽量ハードケースとして発売されているモノのなかには、耐久性を抑えているモノもあるので留意しておきましょう。使用するシーンに合わせて、最適な機能を備えたモデルを選んでみてください。
ベルのサイズに合ったモノをチェック
ベルサイズに対して収納スペースが広すぎるとケース内で楽器が動くため、破損や故障に繋がる可能性があります。破損するリスクを軽減するには、使っているトロンボーンのベルサイズと同じか、+0.5インチ程度のモノを目安に選んでみてください。
一般的なベルサイズは、テナーバストロンボーンやテナートロンボーンなら7.5〜9.5インチ、バストロンボーンの場合は9.5インチほど。ちょうどよいサイズが見つからない場合は、内部のクッションを移動して収納スペースを調節できるモノがおすすめです。
サイズがわからない場合は、トロンボーンの仕様書などを確認してみましょう。
F管アタッチメントとバルブが収納できるかチェック
テナーバスやテナーバストロンボーンを収納する場合は、F管アタッチメントとバルブも合わせて収納できるモノを選ぶと便利です。
トラディショナルタイプのF管アタッチメントは、ほとんどのトロンボーンケースが対応しています。ただし、オープンラップタイプのF管アタッチメントには対応していないモノもあるので、購入する前に確認しておくのがおすすめです。
一般的なロータリーバルブも、多くのトロンボーンケースが対応。ただし、セイヤーバルブなどの特殊なバルブには対応していないケースがあります。
また、アタッチメントが2つ付くバストロンボーンの場合、バルブを設置できるかも確認したいポイント。インラインとオフセットの2種類があるため、収納するトロンボーンの仕様に合わせて選んでみてください。
収納力をチェック
トロンボーン以外に、楽譜やマウスピースなどの小物をまとめて収納できるかもチェック。荷物をまとめることで忘れ物を減らせるほか、スムーズに移動しやすくなるのがメリットです。
ケースに収納する小物が少ないときは、収納スペースが小さいコンパクトなケースがおすすめ。コンパクトなモノなら、小物を収納できるうえに持ち運びしやすいのが魅力です。
小物を収納できる容量が大きいトロンボーンケースは、本体サイズも大きくなる点を留意しておきましょう。徒歩や電車などの移動ではスリムなモノの方が持ち運びやすいので、手荷物の量に合わせて選ぶのがおすすめです。
トロンボーンケースのおすすめ
プロテック(PROTEC) トロンボーン用ケース C245X
ソフトタイプのバストロンボーンケースです。素材に撥水性ナイロン素材を使用しているため、多少の雨であれば、水を弾きやすいのが特徴です。
ショルダーストラップとリュックストラップを搭載しているので、シーンに合わせた持ち運びが可能。持ち運びに便利なトロンボーンケースを探している方にもおすすめです。
小物を収納できるスペースが充実しているのも魅力。マウスピースなどを入れるのに便利なポーチや、バンドスコアが入る大きめのポケットを搭載しています。
プロテック(PROTEC) テナートロンボーンケース MX306CTS
外装に撥水性ナイロン素材を使用したトロンボーンケースです。水を弾く効果が期待できるので、雨や水に濡れたあとのお手入れがしやすいのが特徴。使い勝手のよさを重視する方におすすめのシンプルなトロンボーンケースです。
内装には発泡スチロール材を採用。強度を保ちつつ、重量約2.4kgまで軽量化しているのがポイントです。また、本体にはリュック式ストラップが搭載されており、取り外しのできるショルダーストラップも付属。運搬方法に合わせて使い分けられるのがメリットです。
プロテック(PROTEC) トロンボーン用ケース IP306CT
ケース内に可動式の仕切りやブロックを搭載した10.5インチ対応のトロンボーンケースです。さまざまなトロンボーンのサイズに合わせて収納できるのが魅力。所持しているトロンボーンのサイズにフィットするケースが見つからない方におすすめです。
セミハードタイプなので、レッスンや公演などで外へ持ち出す機会が多いときにも便利。また、トロンボーンケース表面には撥水性のあるナイロンを使用しており、雨の日でも持ち運びできます。
さらに、柔らかいライニングを採用しているため、楽器をしっかりと保護できるのもポイント。徒歩や電車移動などの衝撃が加わりやすいシーンでも重宝します。
グローバル(GLOBAL) CCシャイニーケースII トロンボーン ノーマル
豊富なカラーを展開しているスタイリッシュなトロンボーンケース。ファッションのアクセントにしやすい、鮮やかなカラーリングが特徴です。
素材には、軽量なグラスファイバーを採用しています。堅牢ながらも約2.8kgと軽量なため、持ち運びしやすいトロンボーンケースを探している方にぴったり。リュック・ショルダーバッグ・手提げの3WAYに対応しているので、移動シーンに合わせて使い分けられるのも魅力です。
軽量ながらベルサイズが9インチまでのテナーバストロンボーンを収納可能。小物入れが付いており、トロンボーン以外の小物を収納できるのもポイントです。
SKB Universal Pro Tenor Trombone Case 1SKB-462
ベルサイズ9インチまでの楽器に対応したトロンボーンケースです。バックプレートで補強したハードケースで、車での運搬が多い方にもおすすめです。内部にはクッションが付いており、衝撃から楽器を保護できます。
トロンボーンケースのサイドには、付属ポーチをはめ込んでいるのが特徴。トロンボーンだけでなく、スライドオイルなどの小物を収納できるのも魅力です。
バッグス(bags) テナーバストロンボーン用ケース EFTT/24
ヨーロピアンカラーが目を引くおしゃれなトロンボーンケースです。スペインの人気楽器ケースブランドが手がけたファイバーケース。ビビッドなカラーリングのトロンボーンケースを探している方におすすめです。
外寸は960×320×270mm。テナーからテナーバストロンボーンまで対応しており、8インチのベルやオープンラップタイプも収納可能。スッキリとコンパクトにしまえるトロンボーンケースを求めている方にぴったりです。
ケースの背面には収納用ポケットが付属しています。ちょっとした小物を入れておくのに便利です。また、外装には軽量で耐久性の高いグラスファイバーを採用。楽器をしっかり保護しながら楽に持ち運べるおすすめのアイテムです。
バム(bam) テナーバストロンボーン ケース ピーク PEAK3030SN
大きな外ポケットを備えたトロンボーンケースです。楽譜やお手入れ道具など、必要なアイテムをまとめて入れられるのが魅力。外側にはバンジーコードが付いており、厚みのあるモノをホールドして持ち歩くことも可能です。
上部のポケットにはコードホールが付いているため、スマホや音楽プレイヤーなどを入れて持ち運ぶときにも便利。防水タイプのファスナーを採用しているのも嬉しいポイントです。
外装には耐摩耗性・耐水性に優れた合皮素材を使用。傷が付きにくいので、長く愛用したい方にぴったりです。また、付属のバックストラップを用いれば、リュック方式で持ち運べるのもメリット。上品なカラーリングとデザインにも注目してみてください。
ケーティーエル(KTL) テナー・テナーバストロンボーン用軽量セミハードケース
軽量で持ち運びやすいトロンボーンケースです。ストラップ込みの重量は約2.7kg。リュック方式にできるため、長い時間持ち歩いても疲れにくいのがメリットです。軽くて使いやすいセミハードタイプのトロンボーンケースを探している方はチェックしてみてください。
テナートロンボーンとテナーバストロンボーンに対応しており、トラディショナルラップだけでなくオープンラップも収納できるのが特徴。そのほか、ハグマンバルブやセイヤーバルブが付いたトロンボーンも入れられます。
また、ケース内部に小物収納スペースが2箇所付いているのもポイント。マウスピース・クリーニング用品・オイルなど、さまざまな小物をしまっておけます。楽器をしっかり保護しながら運搬できるおすすめのトロンボーンケースです。
プロテック トロンボーン用ケース MX-306CT
スチロール材を採用した軽量タイプのトロンボーンケースです。重量は約2.7kg。強度と軽量性を兼ね備えているセミハードケースです。
ケースの2面に底鋲が付いているため、横置き・縦置きの両方に対応できるのもポイント。電車の中など狭いスペースでも安定して持ち運べます。また、リュック方式のストラップも付属しており、背負って運べるのもメリットです。
ベルサイズ9.5インチまでのトロンボーンに対応。ケース内には2つの小物入れを備えており、マウスピースやクリーニング用品などを収納できます。外側のポケットには折りたたみ式の譜面台を入れることも可能。充実した収納スペースを持つおすすめのトロンボーンケースです。
ソフトタイプよりもしっかり楽器を保護でき、楽に持ち運べるトロンボーンケースを求めている方はチェックしてみてください。
ゲーター(GATOR) トロンボーン用ギグバッグ ALLEGRO Series GBPB-TROMBONE
軽くて丈夫なナイロン製のトロンボーンケースです。重量は約4.8kgで、バックパックストラップとショルダーストラップの2種類を備えています。運搬方法に合わせて、持ち方を変えられるのが特徴。収納や取り出しをスムーズに行えるおすすめのトロンボーンケースです。
また、楽器の形にフィットする内装を採用しているため、ケース内で動きにくいのもポイント。運搬中もしっかり楽器を保護できます。Fアタッチメントの有無にかかわらず使用できるテナートロンボーン用のケースを探している方はチェックしてみてください。
さらに、収納ポーチや外部ポケットを搭載しているのもポイント。楽器と一緒にマウスピースやアクセサリーなどをしまえるので、荷物をまとめて持ち運びたい方にぴったりです。縦置きにも対応しており、電車などで持ち運ぶ際に重宝します。
ゲーター(GATOR) トロンボーン用セミハードケース ADAGIO Series GL-TROMBONE-F23
体への負担を考慮した軽量タイプのトロンボーンケースです。EPSポリフォームを使用することで、運搬時の衝撃をやわらげながら持ち運べるのが特徴。楽器を持ち歩く機会が多い演奏者にぴったりのトロンボーンケースです。
緩衝性の高い内装を採用しているため、楽器をしっかり保護しながら運搬できるのが魅力。使いやすく取り出しやすいポケットを搭載しており、小物類も快適に収納できます。
また、高品質のYKKファスナーや強化ハンドルを備えた頑丈な外装もポイント。軽量かつ耐久性に優れたトロンボーンケースを求める方におすすめです。
ヴィヴァーチェ(VIVACE) トロンボーン用ケース ハード
高級感が漂うおしゃれなトロンボーンケースです。外装には耐久性の高いポリカーボネート材、持ち手には本革を採用。機能性とデザイン性を兼ね備えたおすすめのトロンボーンケースです。カラーはワインレッド・ブラック・ホワイト・ロイヤルブルーなどをラインナップしています。
本体サイズは横幅900×奥行300×高さ300mm。ケース単体の重量は3.9kgです。内装材にはウレタンを使用しており、運搬時も楽器をしっかり固定して保護できるのが魅力。付属の取り外し可能なクッションを使えば、さまざまなバルブタイプに対応できます。
また、リュック対応のショルダーベルトが2本付いているのもポイント。会場やスタジオまで楽器を背負って持ち歩くことが多い方はチェックしてみてください。
モデルによって素材や収納スペースが異なるトロンボーンケース。トロンボーンの大きさや持ち運ぶ手段に合わせたモデルを選ぶことで、故障や破損のリスクを軽減できます。今回ご紹介した選び方を参考に、ぜひ自分にぴったりのトロンボーンケースを選んでみてください。