墨や筆と同じく書道で文字を書くために必要な「書道用半紙」。種類や製造方法などによって性質が異なるため、使いやすさはもちろん、練習用か清書用といった用途に応じて選ぶのがポイントです。

そこで今回は、書道用半紙の選び方やおすすめの製品をご紹介します。それぞれの製品に備わっている特徴も解説するので、ぜひ自分に合った書道用半紙を選ぶための参考にしてみてください。

半紙とは?

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半紙とは、小学校や中学校などの習字の授業でも使われるケースが多い、長方形の薄い紙です。7世紀後半の飛鳥時代に、現兵庫県の播磨国杉原谷村で製造されはじめた「杉原紙」という全紙が起源という説があります。

諸説ありますが、鎌倉時代頃に広く使われるようになった、1尺6寸×1尺1寸の杉原紙を半分のサイズに切った紙を半紙と呼んで用いられてきたとするのが定説です。そのため、半紙は杉原紙の半分である8寸×1寸1尺。一般的な書道用半紙のサイズは24.24×33.33mmです。

書道用半紙の種類とすき方

種類

和紙

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三椏(みつまた)・雁皮(がんぴ)・楮(こうぞ)・麻といった素材を原料に、日本で作られた紙が和紙です。長い繊維を均一かつ精巧に絡み合わせてすきあげられており、美しく強い紙質が特徴。丈夫なうえ切れにくく、多孔質なので墨を使って文字を書きやすいのがメリットです。

また、国産のため日本では比較的簡単に購入できます。特に、初心者の方や頻繁に使用する方は、書きやすく手に入りやすい和紙がおすすめです。

唐紙

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唐紙とは、中国産で主に竹の繊維を原料にして作られた紙をさします。和紙と比較すると、繊維は短めで密度も低く薄い紙質が特徴。唐紙の半紙は柔らかく切れやすい面はあるものの、墨の吸収がよく擦れた文字や滲みなど、味わい深い表現に用いやすいのが魅力です。

初心者や慣れていない方には取り扱いが比較的難しい紙ですが、さまざまなかたちで文字を表現したい場合の使用に適しています。

すき方

手すき

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機械を使わずに、和紙職人の手によって紙をつくる伝統的な方法が手すきです。職人の熟練した技術により丹念に手すきされた半紙に書かれた文字は、吸い込まれた墨が繊維に絡み合うと、光沢感と濃淡のある美しさを生みだします。

擦れや滲みのある文字も書きやすく、豊かで複雑な味わいを表現できるのも魅力。また、使われている原料によっても、書いた文字の表情や紙の質感が微妙に異なります。

原料としてワラが使われている手すき半紙は、滲みと擦れ具合のバランスがよく書きやすいのが特徴。雁皮を使っている手すき半紙は滲みが少ないものの、滑らかな筆運びで文字が書けます。

機械すき

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機械を使用して、用紙に用いる製造技術によってすく方法が機械すきです。効率よく製造ができるため大量生産を可能とし、コストが抑えられ比較的安い価格で購入できるのが魅力。原料には主に木材パルプなどが使われています。

また、機械すきによって作られる書道用半紙は、墨が紙に吸い込まれず表面に留まるのが特徴。つるつるとした質感で擦れや滲みも出にくく、墨が持つ本来の発色で文字を表現したい場合の使用に適しています。

書道用半紙の選び方

サイズで選ぶ

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書道用半紙のサイズは、基本的に全紙を半分にした大きさです。小学生や中学生の授業や書道教室などでの習字に用いる場合など、通常の書道では一般的に半紙サイズの書道用紙を使用するのが適しています。

しかし、なかには書道用紙でありながらA4サイズのタイプも展開されており、用途や目的に応じて選ぶのがおすすめ。A4サイズの書道用半紙には一般的なコピー用紙のように印刷にも使える製品もあり、多用途に活用できるのが魅力です。

書きたい文字の種類に合わせて選ぶ

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仮名文字や漢字など、書きたい文字の種類に合わせて書道用半紙を選ぶのもポイント。平仮名で書く文字が仮名文字で、短歌や和歌といった詩歌に用いられる書体です。仮名文字を用いた書道は漢字よりも文字数が多くなり、細筆で書く場合も多いため、滲みが少なく筆運びがよくて書きやすい紙が適しています。

また、漢字は楷書や行書といった書体によって使用する紙を選びましょう。楷書は標準的な書体で、崩さずに一角一角を丁寧に書きあげる文字です。そのため、程よく擦れがあり、滲みが少なくハッキリと書ける紙の使用が適しています。

行書は崩しを加えたり省略したりして書かれた書体。そのため、滲みがあり文字の表情を豊かに表現しやすい紙を選ぶのがおすすめです。

練習用と清書用で選ぶ

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書道用半紙は、練習用と清書用とで使用する神の種類を使い分けるのがおすすめ。練習用には大量の紙を必要とする場合も多いため、価格が比較的安い機械すきの和紙を選ぶとコストが抑えられます。擦れや滲みも少ないので、文字を正しく書くための練習にも適しています。

一方、展示会への出品や昇級試験へ提出するなど、清書のために用いる場合には手すきの和紙を使うのがおすすめ。高級感のある紙質が文字の美しさを引き立たせ、見栄えがよくなります。作品の芸術性を高めるのに効果的です。

書道用半紙のおすすめ

半紙屋e-shop 新手漉き半紙お試しセット

複数の種類があり書体に合わせて使い分けができる

6種類の手すき書道用半紙セット。「令月」「春香」「栄明」「久生」「大慶」「秀華」という6種類の手すき半紙が、10枚ずつの計60枚セットになった製品です。それぞれの銘柄で擦れや滲み具合に加え、厚さなどの特徴が異なるため、自分に合った半紙を見つけるのに適しています。

また、書きたい文字の書体に合わせて紙の種類を使い分けるのにも有効。初心者の方など、用途や好みに適した銘柄を見つけたい方におすすめの製品です。

半紙屋e-shop 書道半紙 筆力

書きやすさを求める方におすすめの半紙

原料にパルプ材を使って作られた、機械すきの書道用半紙。純正パルプが採用されているので、紙の白さが際立ちハッキリとした安定した文字が書けます。繊維が細かいため、筆に対する抵抗感が強く正確な文字が書きやすいのが魅力です。

さらに、程よく滲みもあり、文字に表情をつけやすいのもポイント。スムーズにハネやすく、筆の食い込みがよいためハライも容易に行えます。また、100枚入りで価格が安いのも魅力。練習用で大量に使用したい方にもおすすめの書道用半紙です。

半紙屋e-shop 手漉き書道半紙 大慶

本格的な練習用としておすすめの1000枚入り

繊維の細かさにより、強い擦れを出した文字が書ける手すきの書道用半紙。程よい抵抗感で筆運びがしやすく、しっかりとした文字が書けるのも特徴です。滲み具合とのバランスがよいので、行書での文字を表現するのにも適しています。

また、1箱で1000枚入りなので、本格的な練習用として大量に使用する場合にも便利。もちろん、擦れや滲みのある美しい文字が表現できる書道用半紙として、清書用にもおすすめの製品です。

日本製墨書遊 春光園 こだわりの半紙 大地 SHHP-3000

手頃な価格で1袋100枚入りが10個セットになった、大量購入におすすめの書道用半紙。1つずつ必要に応じて使い分けられるので、持ち運びにも便利です。

紙質の特徴は、滲みが少なく書き心地も滑らかな点。小学生や初心者の方などの練習用としての使用に適しています。線質もきれいなため、仮名文字・カタカナ・漢字など文字の種類に関係なく書きやすいのもポイントです。

エヒメ紙工(Ehime Shiko) 吉野 特選清書用 書道半紙 HAN-YO100P

墨汁が滲みにくく扱いやすい書道用半紙。100枚入りで価格も安いため、書道が趣味の方をはじめ、小学生や中学生が習字の授業で練習用として大量に使いやすいのが魅力です。

また、表面の墨が乾きやすいのも特徴。書道中に手が触れたり床に落としたりした場合に、汚れが付きにくいのもメリットです。頻繁に書道用半紙を使う方や、書道半紙にかけるコストを抑えたい場合におすすめします。

弘梅堂 書道半紙 青葉 伊予和紙

1000枚入りながら価格が安く、コスパの高さを重視する方におすすめの書道用半紙。滲みにくい機械すきの半紙で、きれいな線質により、仮名文字や漢字はもちろん、カタカナも書きやすいのが特徴です。

また、墨の発色がよく滑らかに筆運びできるのもポイント。ハッキリとした文字がスムーズに書けます。初心者の方をはじめ、小学生や中学生が習字の授業などで練習用として使うのに適した書道用半紙です。

弘梅堂 手漉き 書道半紙 青雲

発色がよく、淡墨から超濃墨まで幅広い濃さの墨で表現できる、手すきの書道用半紙。滲みが抑えられ、クセがなく筆運びも素直なので、初心者の方でも扱いやすいのが特徴です。

ハッキリとした正確な文字が書きやすいため、楷書を用いた漢字の練習や清書を行うのに適しています。また、擦れがきれいに表れるのも特徴。中級者や上級者の方が、本格的な作品制作のために使うのにもおすすめの書道用半紙です。

弘梅堂 白連半紙 甲級 GW201

中国産で竹を原料にした唐紙の書道用半紙。滲みが少なく滑らかな書き心地が特徴です。漢字をはじめ、仮名文字・細字を用いた練習や、清書用として使うのにも適しています。

墨の発色もよく、通常の墨から超濃墨まで幅広い濃さの墨に対応可能です。手すきなので仕上がり具合にバラつきがあるものの、筆運びが素直でスムーズに書きやすいのも魅力。そのため、初心者の方でも取り扱いやすいのもポイントです。

また、1000枚入りのため、時間をかけてしっかりと書き方を身につける練習用として、大量に用意できます。滲みの少ない高品質な手すきの唐紙で、じっくりと正確な文字を練習したい方におすすめの書道用半紙です。

呉竹(Kuretake) 書道半紙 瑞鶴 LA5-6

滲みが少なく楷書を書くのに適した、機械すき和紙の書道用半紙。薄口ながら軽やかな筆運びで、滑らかな描き心地が得られます。きれいな墨の濃淡により、文字を美しく表現できるのも特徴です。

また、半紙が収納されている袋にはチャックが搭載されているので、紙を保管しやすいのもポイント。学校や書道教室などへ持ち運んで使用するのにおすすめの書道用半紙です。

寿香堂 漢字半紙 白鷺

少ない滲みでハッキリときれいに書きやすい、機械すきの書道用半紙。程よい擦れ具合で、乾いた後の縮みが少ないのも特徴です。終筆まで、まとまりがよくキレがある線質で文字が表現できます。

また、1箱で1000枚入りながら価格も比較的安いので、ランニングコストを抑えて使えるのも魅力。正確な漢字の形を身につけるための練習用として、大量に購入したい方にもおすすめの書道用半紙です。

魁盛堂 毛辺半紙 甲級 M401

原料に竹を使い、中国で生産された手すきの書道用半紙。唐紙のため柔らかい紙質で墨の染み込みがよく、擦れのある表情豊かな文字を書きやすいのが特徴です。滲みは控えめなので、漢字の練習で用いるのに適しています。

また、手すきで作られて半紙独特の味わい深さが感じられるのも魅力です。1000枚入りのため、練習用に大量購入してストックしておけるのもポイント。漢字の練習用としておすすめの書道用半紙です。

マルアイ(Maruai) 雪の子半紙 ハ-1

コスパに優れた書道用半紙。1000枚入りで価格が安いので、小学生や中学生が習字の授業などで、大量に使用する場合に適しています。

半紙の原料にはパルプ材を採用しているのが特徴。滑らかで筆運びがよく使いやすいうえ、滲みも少なめで墨の発色もよいのでハッキリとした文字が書けます。コスパの高さと書きやすさにこだわって選びたい方におすすめの書道用半紙です。

上野文具 仮名用 金盃半紙

原料に純雁皮が使われている、手すき和紙の書道用半紙。雁皮を使った手すき半紙特有の滲みにくさにより、細かい文字がスムーズに書きやすいのが特徴です。

また、本格的な手すき和紙で高級感もあるので、文字の見栄えがよいのも魅力。清書用や作品制作用に使うのにも適しています。なお、1000枚入りのため長期的に愛用しやすい点もメリット。高品質な手すき和紙を使用したい方におすすめの半紙です。

朱陽堂 書道半紙 雪心

筆運びがよく滑らかな書き心地が得られる、手すき和紙の書道用半紙。程よい墨の吸収と滲み具合により、行書を用いての芸術性が高い表現にも適しています。

また、落ち着きのある墨色で仕上げられるのも特徴。淡墨を使用した場合には、筆跡が自然な重なりで表現できます。深い味わいのある文字を好む方や、行書に挑戦してみたい方にもおすすめの書道用半紙です。

墨運堂 かな清書用半紙 雁皮 24211

原料には雁皮が使われた機械すきの和紙。滲みが少なく書きやすい書道用半紙で、仮名文字を用いた清書用として使うのに適しています。また、淡墨から濃墨まで幅広い濃さの墨が使えるのも特徴です。

さらに、1袋40枚入りの容量で、書道教室や小学生の授業などで使う際に、かさばらずに持ち運びやすいのもポイント。価格も比較的安いので、仮名文字の練習を手軽に行いたい方にもおすすめの書道用半紙です。

WACCA A4書道半紙 PP02

サイズが、210×297mmでA4の紙と同じ大きさの書道用半紙。プリンターやコピー機にも使用できる製品です。表面と裏面のどちらでも印刷ができるうえ、カラーコピーにも使えます。

また、通常の半紙と比較してやや厚口でしっかりしているため、書道教室などでのお手本用として活用するのにもおすすめ。汎用性の高さを重視する方におすすめの書道用半紙です。

カミシマ(KAMISHIMA) 因州手漉わら半紙 大和 晒

稲ワラを原料に採用した手すき和紙の高級書道用半紙。厚口で、滲みが少なく擦れもきれいに表現できるのが特徴です。安定してきれいな文字が書きやすいため、清書や作品を展示するための使用にも適しています。

また、中級者や上級者の方はもちろん、初心者の方が使いやすいのもポイント。美しい文字の書きやすさにこだわって選びたい方におすすめの書道用半紙です。

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