旅をするバックパッカーにとって、ノートパソコンは重要なアイテムです。旅の情報収集に、宿の予約や写真の保存にと用途は多岐にわたります。しかし、ノートパソコンとひと口に言ってもサイズや性能や価格はさまざまです。今回はバックパッカーにおすすめのノートパソコンに的を絞ってご紹介します。
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パソコンは大きく分けて、デスクトップ型とノート型に分かれます。デスクトップ型はモニターと本体が別になっていて、それなりにスペースを取りますし、持ち運ぶことは考えずに作られています。対してノート型は、モニターと本体が一体となっていて、持ち運ぶことも前提に作られています。サイズもさまざまですが、基本的にはサイズが小さくなる程、薄く、軽く、小さくなります。
パソコンの価格はスペックにより大きく変わってきます。また、ノート型の場合は耐久性やバッテリーの性能も価格に影響してきます。高性能スペックのパソコンのほうが使いやすいのは当たり前ですが、必要なスペックを理解していれば、費用の出費も抑えられます。自分に合ったパソコンを選ぶことが重要です。
パソコンを選ぶときに知っておきたい機能
CPU
パソコンの「頭脳」にあたります。ほとんどのパソコンに搭載されているCPUは「インテル(Intel)」というメーカーです。データの計算、処理、制御、命令などを行っているので、パソコンの性能と価格に大きく関係します。CPUにも種類があり、性能にも差があるので下記にインテルのCPUをいくつか紹介します。
Atomは、性能は高くありませんが、電力消費が最も低いことが特徴です。ブラウジングやメールができればよいと考えている方におすすめ。
Celeronは、性能はAtomより高く、価格も安いことが特徴です。表計算ソフトや文書作成ができればよいと考えている方におすすめ。
Core i3は、コア(CPUの核の部分)が2つあり、価格も性能も標準のCPUです。簡単な画像編集や動画編集をやりたい方におすすめ。
Core i5は、一般向けの高機能なCPUです。ゲームやエンコード、画像編集や動画編集をそれなりにやりたい方におすすめ。
Core i7は、Core i5の上位版で高機能で高価格です。オンラインゲームや3Dゲームをしたり、エンコードや動画編集をがっつりやりたい方におすすめ。
簡単に説明するとこのような感じです。基本的には性能が上がるほど価格も上がるので、どんな作業をパソコンでしたいかで変わってきます。
クロック周波数
CPUが表示されている後ろの数字の部分です。「頭の回転」のようなもので、数字が大きいほど頭の回転が速く優秀ということを示します。
メモリ
パソコン内での「作業机」になります。CPUが一時的にデータを保存しておく場所です。メモリの容量が大きいほど、たくさんのソフトをまとめて作業したり、大容量のソフトを動かすのも安定して早く動作するようになります。逆に、メモリが足りなくなると、パソコンの動作が不安定になり動作も遅くなります。
ストレージ
メモリは一時的な保存ですが、ストレージは恒常的に保存します。ストレージはHDDかSSDの二種類に分けられます。「本棚」のようなもので、数値が大きくなるほどたくさんのデータを保存できます。データ量の単位はB(バイト)です。K(キロ)M(メガ)G(ギガ)T(テラ)という風に10の3乗ごとに単位が上がっていきます。1GBは10億Bを意味したものです。
HDDはHard Disk Driveの略です。ほとんどのパソコンにはHDDが搭載されています。そのメリットは価格。大きい容量のものでも、価格が跳ね上がらないというのが特徴です。しかし、SSDに比べ、読み書きが遅いというデメリットがあります。
SSDはSolid State Driveの略で。HDDより省電力で静音性に優れており、振動や衝撃にも強く、データへのアクセス時間、OSの起動時間も短縮できます。しかし、価格がHDDに比べてずっと高いです。HDDと両方とも搭載されているパソコンもあります。
バックパッカーが旅行に持っていくべきノートパソコンは?
家電量販店で主に販売されている15インチのノートパソコンは旅行に使用する前提では作られておらず、重さも3kgほどあり、バッテリーの駆動時間も長くはありません。そのため、旅行に持っていくのには、13インチ以下のサイズのパソコンがおすすめ。
訪れる国によって環境も変わってきます。リュックにパソコンを入れて長時間歩くこともありますよね。そのため、耐衝撃性があるとよりよいです。耐衝撃性に優れていないパソコンを持っていく場合は、必ず耐衝撃ケースを一緒に購入しましょう。
バックパッカーの旅行におすすめのノートパソコン
パナソニック(Panasonic) Lets note MXシリーズ CF-MX5XFYQR
タフさが魅力のノートパソコン、レッツノート。100kgfの加圧振動試験をクリアしています。重さが約1.255kgと軽く、液晶も12.5型でバックに入れても気になりません。また、付属のバッテリーパックを装着すれば、約12時間という長時間駆動するのも嬉しいですね。
CPUはCore i7、メモリも8GBと高性能なので、動作や操作もスムーズ。また、HDDではなくSDDを搭載しているのも魅力的。静音性が高く、データのやり取りも速いです。価格は20万円台と高額ですが、それに見合うだけの性能や機能を搭載しています。タブレットへスタイルチェンジもでき、より快適な旅行をサポートできるバックパッカーにおすすめのパソコンです。
アップル(Apple) MacBook Air
最薄部が1.7cmで、重さは1.35kgというのが魅力のノートパソコン、MacBook Air 13インチモデル。1回の充電で12時間駆動するので、Macの中で最も旅行に適しています。また、ストレージにはSSDが採用。データのアクセスも早く、CPUはCore i5で動作も安定して操作できます。電車でさっと写真の整理をしたい時でもラクラクですよ。
OSはMacですが、慣れれば操作性は抜群なので、Windowsを使っているというバックパッカーにもおすすめです。
ヒューレットパッカード(HP) Spectre Limited Edition 13-4129TU x360
オーディオ・ビジュアル製品の高級ブランドであるバング&オルフセンの創業90周年を祝した限定モデル。デザイン性も重視したいというバックパッカーにおすすめのノートパソコンです。ノートブックモード、タブレットモード、テントモード、スタンドモードと、利用シーンに合わせて4つのモードに変化できます。状況に合わせたスタイルでデータを処理できるのはうれしいですね。
最薄部は1.55cm、重さは1.45kgとスリムで、耐久性も高く、バッテリーも12時間45分駆動なので安心して旅行に持っていけます。
日本電機(NEC) LAVIE Hybrid ZERO PC-HZ750DAB
NECによる高性能のパソコン。CPUはCore i7、メモリはも8GB、ストレージはSDDです。操作性がよく安定して快適に使えます。画面も高解像度液晶を使っているので、複数のファイルやWeb画面を同時に使用しても見やすいです。
150kgの面加圧試験をクリアするタフなボディで、薄さ16.9mm、重さは926g。まさに旅行におすすめのノートパソコンです。バッテリーは9時間駆動する上に、1時間の充電で80%充電できます。時間の調整が大変なバックパッカーには魅力的です。
バイオ(VAIO) ビジネス VAIO S11
高さが1.91cm、重さが0.94kgとコンパクトなボディが魅力のノートパソコン。13インチ~15インチの高性能パソコンに搭載されている、第6世代インテルCoreプロセッサーUプロセッサーラインを搭載し、放熱設計に優れています。
SDDも第2世代ハイスピードSDDを搭載しており、従来より3.7倍速くデータへアクセスできます。150kgfの加圧振動試験もクリアするタフボディで、バッテリーも14時間駆動なので、快適な旅行をサポートしてくれます。
ブログやメール、Webの閲覧などで長時間パソコンを操作するバックパッカーにおすすめのノートパソコンです。
エイスース(ASUS) VivoBook R209HA
こちらは値段もお手頃でバックパッカー初心者向けのパソコンです。CPUはAtomですが、ネットサーフィンやブログを書いたりするには十分快適。USB3.0に対応しているインターフェースもあるので、USBフラッシュメモリでのデータのやり取りも速いです。
お手頃な価格に加え高さも17.5cmで、重さも0.98kgで持ち運びしやすいですよ。はじめて旅行にパソコンを持っていくという方や、たまに旅行に行くという方に人気の高いパソコンです。
海外では、どんな環境や状況になるかわかりません。その中で情報の詰まったパソコンは大切なものになってきます。今回は、快適に使えるのはもちろん、耐久性も高いものをご紹介しました。パソコンやデジカメ、スマートフォンなどの高価なデジタル機器は海外ではスリの被害にあいやすいので、せっかく購入したパソコンがそうならないように気をつけて快適な旅行を楽しんでください。