搭載されたボタンやダイヤルなどにキー入力を割り当てられる「左手デバイス」。ゲームやイラスト制作、仕事など、幅広いジャンルで活躍する便利なアイテムです。しかし、製品によって形状や使用方法が異なるため、選ぶ際に迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめの左手デバイスをご紹介。用途別の選び方なども解説しているので、気になる方はぜひ最後までチェックしてみてください。
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左手デバイスとは?
左手デバイスは、キー入力やツール上のズームイン・ズームアウト操作などを効率よくおこなえる便利なアイテムです。形状はさまざまで、コントローラーのようにスティックやボタンが複数搭載されたモノや、コンパクトなキーボード型のモノなどが展開されています。
ゲーム向けのモデルのほか、イラスト制作や動画編集などのクリエイター向けモデルが多数展開されています。幅広いラインナップから用途に合わせて選べるのが魅力です。
ゲーマーの場合は、本体に搭載されたキーやスティックを活用することで、操作性の向上を図ることが可能。クリエイターの場合は、ショートカットキーを設定することで作業時間の短縮ができるほか入力の手間を省けます。
左手デバイスのおすすめメーカー
レイザー(Razer)
「レイザー」はゲーミングパソコンやゲーミングマウスなど、ゲーミングに特化した多様なデバイスを展開するメーカーです。左手デバイスはゲーミングキーパッドが展開されています。
レイザーの左手デバイスは「アナログオプティカルスイッチ」や「メカ・メンブレンスイッチ」などを採用しており、高速かつ確実なキー入力が可能です。ゲームで使用する左手デバイスを探している方は、レイザーの製品をチェックしてみてください。
ツアーボックス(TourBox)
クリエイターの生産性向上を目的としたハードウェアの開発に取り組んでいる「ツアーボックス」。動画制作・写真編集・音楽編集など、デジタル創作に特化した左手デバイスを展開しています。
操作性を追求した製品を揃えているのがツアーボックスの特徴。各キーの大きさや形状を変えることで、ディスプレイから目を離さずに操作ができるよう設計されています。
左手デバイスのおすすめ|イラスト・動画編集向け
BRAIN MAGIC 左手デバイス Orbital2
手のひらにすっぽりと収まるコンパクトな左手デバイスです。ジョイスティック・ダイヤル・スイッチ・フラットリングなどのパーツを、小型のボディに集約。コンパクトながら多機能な製品を探している方におすすめです。倒す・回す・押す動作の組み合わせにより、複数のパラメーター調節がシームレスに実行できます。
オービタルエンジンモードとジョイスティックモードの2種類を搭載。オービタルエンジンモードはジョイスティックとダイヤル操作で機能選択と実行がおこなえるため、ズームイン・ズームアウトなどの直感的な操作が必要な場面で便利です。
ジョイスティックモードは、倒した瞬間に機能が実行されるため、ツール切り替えなどの際に活躍します。
BRAIN MAGIC 左手デバイス Orbital2 STERNA
コスパを重視するクリエイターにおすすめの左手デバイスです。操作性に優れたオービタルエンジンを搭載しながらも、気軽に購入できる比較的手頃な価格が特徴。ジョイスティックとダイヤルによる直感的な操作性で、ディスプレイを見たまま複数のパラメーター調節が実行できます。
Photoshop・Premiere Pro・Illustratorなど、クリエイティブ系の多様なソフトに対応。主要ソフトについては推奨プロファイルが準備されているため、設定作業なしですぐに使いはじめられます。
ツアーボックス(TourBox) Bluetooth左手デバイス TourBox Elite
USBによる有線接続に加えて、Bluetoothによるワイヤレス接続にも対応した左手デバイス。ケーブルを気にせず好きな場所に配置できるおすすめのモデルです。
マルチデバイスに対応しており、2台のパソコンに接続して切り替えながら使用する使い方が可能。複数の作業が並行して進められます。接続先のパソコンで利用しているソフトに合わせて、プリセットを自動的に切り替えるなど、使い勝手も良好です。
11個の押しボタンと3つの回転ボタンを搭載。プレス・スクロール・回転・ダブルクリックなど、さまざまな操作が実行できます。ボタンごとに形状やサイズが異なり、手触りで分かりやすいため、ディスプレイから目を離さずに操作ができるのも便利です。
ツアーボックス(TourBox) 左手デバイス TourBox NEO
趣味のお絵描きからプロユースまで、幅広いシーンで活躍するおすすめのモデル。本製品は、付属のUSB Type-C to Cケーブルで接続する有線タイプです。
自分の使い方に合ったプリセットが作れるため、さまざまなクリエイティブ作業が効率的に進められます。1つのプリセットに150個以上の操作を設定できるのも便利です。
すべてのボタンが指の届く範囲に配置されているのがポイント。最小限の指の動きで必要なボタンにアクセスできるので、テンポよく操作をおこなうことが可能です。OSはWindowsとmacOSの両方に対応しています。
ツアーボックス(TourBox) 左手デバイス TourBox Lite
手頃に購入できる左手デバイスを探している方におすすめのモデル。比較的リーズナブルな価格ながら、最大30個のプリセットが作成できるのが特徴です。
1つのプリセットに50種類の操作や100以上の機能が割り当てられるため、作業の効率化が図れます。複雑なショートカットキーにも完全対応するなど、使い勝手が良好です。
ボタンが8つのシンプルなインターフェースを採用。パラメーターの調節やレイヤーの切り替えなどが直感的におこなえます。
左手デバイスのおすすめ|ゲーミング用
レイザー(Razer) ゲーミングキーパッド Razer Tartarus V2
メカ・メンブレン機構を採用したゲーミング向けの左手デバイスです。打鍵感にこだわるゲーマーの方におすすめのモデル。メンブレン式の柔らかなタッチと、メカニカル式のカチッとした押し心地を併せ持っています。
プログラム可能な32個のボタンを搭載しているため、頻繁に使用するスキルやショートカットを登録すれば、必要な場面で素早く呼び出し可能です。
「Razer Snap Tap」機能を備えているのもポイント。前に押したキーを離さなくても、最新の入力を優先して認識する便利な機能です。瞬時に方向転換ができるため、素早い動きが求められる多様なゲームで活躍。また、フルアンチゴースト機能にも対応しています。
レイザー(Razer) ゲーミングキーパッド Razer Tartarus Pro
アナログオプティカルスイッチを採用している左手デバイス。アクチュエーションポイントを調節することで、1つのキーに最大2つの動作を割り当てられるのが特徴です。キーを浅く押すと歩き、深く押し込むとダッシュするといった動作が素早く実行できます。
32個のプログラミングが可能なキーを備えるなど、カスタマイズ性も良好。文字制限のないマクロ機能も備えています。
e元素 片手ゲーミングキーボード
価格の安いゲーミング左手デバイスです。赤軸のメカニカルスイッチを採用しているためキータッチが軽く、素早い入力を実現しています。マグネット式のリストレストを搭載しており、長時間ゲームをプレイするシーンで便利です。
脱着式のUSB Type-Cケーブルを採用。ケーブルを取り外せばコンパクトに収納できるので、かさばりにくく容易に持ち運べます。RGB LEDバックライトを内蔵しているのもポイント。好みやゲームの種類に合わせてバックライトモードを変更できます。
ホリ(HORI) タクティカルアサルトコマンダー SPF-030
ソニーの公式ライセンスを取得している左手デバイスです。PS5やPS4でゲームを楽しむ方におすすめ。専用アプリ「HORI Device Manager」を利用すれば、キーの割り当てを変えられるので、自分好みにカスタマイズできます。最大6つまでプロファイルの保存ができ、使い勝手が良好です。
アナログスティックを搭載しているのもポイント。上下左右の動きが直感的におこなえるほか、別のキー機能を割り当てて使用することも可能です。そのほか、マウスが接続できる専用のType-Aポートも備えています。WindowsのPCにも対応しているので、気になる方はチェックしてみてください。
アゼロン(Azeron) サイボーグ コンパクト
ユニークなデザインを採用した左手デバイスです。キャリブレーションツールにより、感度・角度などを細かく調節できるのが特徴。自分の手にぴったりとフィットさせて使えるおすすめのモデルです。マッピング可能な29個のキーを備えるなど、ボタンのカスタマイズ性にも優れています。
アナログサムスティックを搭載。移動が親指だけで直感的におこなえるため、マウス操作と組み合わせれば移動しながらの照準合わせもスムーズです。パープルやグリーンなど、5種類の本体カラーがラインナップされています。
左手デバイスのおすすめ|CAD・仕事向け
XPPen ワイヤレスショートカットリモート ACK05
多方向レイアウトに対応した左手デバイスです。使い方に合わせて、向きや角度を自由に調整できるおすすめのモデル。高感度なメカニカルホイールを搭載しているため、画面の拡大・縮小操作が片手で実行できます。10個のキーに好みの機能を設定できるのに加えて、機能グループを4パターンまで作成でき、使い勝手が良好です。
マルチモード接続に対応しているのが特徴。有線接続のほか、Bluetoothもしくは専用レシーバーによるワイヤレス接続にも対応しています。1000mAhのバッテリーを内蔵しており、300時間の連続動作が可能なので、電池切れを心配せずに長時間作業可能です。
ループデック(Loupedeck) Loupedeck Live S
15個のタッチボタンに加えて、2つのアナログダイヤルと4つの物理ボタンを搭載した左手デバイスです。ビジネスからクリエイティブまで、幅広い用途で作業の効率化が図れるおすすめのモデル。タッチボタンでWeb会議アプリを起動させたり、アナログダイヤルで音量を調節したりと、必要な操作が左手だけで完結できます。
必要なアクションを専用ページにまとめて割り当てられるのがポイント。例えば仕事用・動画編集用・ストリーミング配信用のような分け方で、用途別に専用ページを作成し素早く切り替えて利用できます。対応OSはWindowsもしくはmacOSです。
サンワサプライ(SANWA SUPPLY) プログラマブルテンキー 400-NT009
最大27個のキーに、ショートカットやテキストが割り当てられるアイテムです。さまざまなパソコン作業が効率的に進められるおすすめのモデル。コピーやペーストなど頻繁に使う機能を呼び出したり、メールの定型文を呼び出したりといった使い方ができます。キーカバーが外せるのもポイント。自作のラベルなどを貼れます。
割り当ての設定をキー本体に保存できるのも特徴。別のパソコンに繋いでも同じ設定のままで使えます。なお、対応OSがWindowsのみの点はあらかじめ留意しておきましょう。
サンワサプライ(SANWA SUPPLY) プログラマブルキーボード 400-SKB075
3つのキーだけを搭載したコンパクトなアイテムです。縦向き・横向きの両方に対応しており、使いやすい向きで操作ができます。USBポートが2箇所に配置されているので、設置方向にかかわらずケーブルをスムーズに繋げられるのもなポイント便利です。
4つの割り付けモードを搭載しているのが特徴。ショートカットの実行なら「キーボードモード」、よく使う定型文を呼び出すなら「文字列モード」が便利です。ほかにも、「マウスモード」と「ショートカットモード」があります。
左手デバイスの選び方
用途で選ぶ
ショートカットキータイプはイラスト制作や動画編集で活躍
イラスト制作や動画編集など、クリエイティブな分野の作業で活躍するショートカットキータイプ。搭載されたボタンなどにショートカットキーを登録することで、ブラシサイズの変更や画面拡大のような機能をすぐに呼び出せるのが魅力です。
フルサイズやテンキーレスサイズのキーボードでショートカットキーを入力する場合、ペンやマウスから手を離す必要があるため作業が止まりがち。左手デバイスを活用すればワンプッシュで操作できるので、スムーズに制作を進めやすく便利です。
FPSやMMO用ならWASD操作ができるキーボードタイプ
キャラクターの移動などで頻繁に使用されるWASDキー。これらのキーを搭載しているキーボードタイプの左手デバイスは、FPSなどのゲームで活躍します。
一般的なキーボードとは異なり、サイズがコンパクトでデスク上の幅を取らないのがポイント。操作しやすい場所に設置できるのはもちろん、マウスの可動範囲が広がるのも魅力です。感度を変更せずにキャラクターの振り向き角度を大きくしたい方に適しています。
また、マクロ設定がおこなえるキーを搭載した製品は任意のキー入力を登録できるので、MMOのような複数キー同時押しをおこなう機会が多いゲームにぴったり。快適にプレイしたい方はチェックしてみてください。
キーパッドタイプはゲームプレイやイラスト制作など用途を問わず便利
キーパッドタイプは、キーとスティックが両方搭載された左手デバイスです。スティックを活用すれば、キーボードのWASD操作に慣れていない方でも、ゲーム機のコントローラーと似た感覚でキャラクターを動かせるのがメリット。コントローラーを使用するコンシューマ機から、パソコンでのゲームプレイへ移行したい方におすすめです。
また、ショートカットキーを登録できる製品であれば、絵を描く際などに必要な入力を素早くおこなうことも可能。ゲームとイラスト制作のどちらにも対応した製品がほしい方に適しています。
操作性を重視するならコントローラータイプも
コントローラータイプの左手デバイスは、ダイヤルやツマミで直感的に操作しやすいのがメリット。コントラストなどのパラメーター値を微調整できるため、イラストや動画などの細部にまでこだわりたい方にぴったりです。
なかには、ツマミとボタンのみを搭載したシンプルな製品もラインナップされています。円型であれば、右利きだけでなく左利きの方でも使いやすく便利。大きさもコンパクトなので、スペースを圧迫しにくい製品がほしい場合はチェックしてみてください。
機能性で選ぶ
幅を取らないテンキー
製品や接続先にもよりますが、数字入力が可能なテンキーを左手デバイスとして代用することも可能。イラスト制作などのソフトウェア・ツール上で数字キーに操作を割り当てれば、ラクに機能を呼び出せます。
搭載されているキー数が少なく、比較的小さいのもメリット。置き場所に困らない製品がほしい方におすすめです。価格もリーズナブルな傾向にあるので、費用を抑えたい方にも適しています。
コントローラーと似た感覚で操作できるスティック
左手デバイスのなかには、スティックを搭載した製品もあります。キーボードタイプとは異なり直感的に使えるため、キー入力が苦手な方におすすめです。キャラクターの移動をスムーズにおこないやすく、ゲームをプレイする際に活躍します。
WASD操作が苦手だったり、デフォルトで設定されている移動キーに別操作を割り当てたりしたい方にもぴったりです。
オンボードメモリ搭載なら設定を記録可能
オンボードメモリを搭載した製品は、設定したマクロやショートカットキーを左手デバイス本体に記録できるのが魅力。普段使用しているパソコンとは別のモノに接続したとき、再度設定し直さなくてもよいため手間がかからず便利です。
マクロ設定が活躍するMMOゲームはもちろん、さまざまなキー操作を必要とするクリエイティブな作業にも適しているので、気になる方はチェックしてみてください。
誤入力を防ぐアンチゴースト機能
ゲーミング用の左手デバイスを検討しているなら「アンチゴースト機能」の有無もしっかりとチェックしましょう。押していないキーの入力を誤って認識する現象を「ゴースト入力」といいます。
アンチゴースト機能を搭載している左手デバイスなら、意図しないキーの誤入力が発生する心配を防止。一瞬の入力ミスが勝敗を左右するようなシーンでも、素早いキー操作が安心しておこなえます。
そのほか、キー入力を制御する機能には「Nキーロールオーバー」もあります。Nキーロールオーバーは、複数キーの同時押しをした場合に、すべての入力を正確に認識する機能です。ゲーミング用の左手デバイスには採用しているモデルが多いので、チェックしてみてください。
WindowsやMacなど対応機器のチェックを忘れずに
左手デバイスを選ぶ際に見ておきたいのが、スペック欄などに記載されている対応機器。接続したいパソコンやタブレットのOSがWindowsの場合、左手デバイスもWindowsに対応している必要があります。
非対応機器に接続してしまうと、製品に搭載された機能が一部使用できないなどの不具合が生じる恐れがあるため、購入前に確認しておきましょう。
接続方法で選ぶ
無線(ワイヤレス)
無線タイプの製品は、パソコンなどへの接続にケーブルを必要としないのが特徴。USBレシーバーを使用したり、Bluetooth機能を使用したりして接続します。
通信範囲内であれば、操作しやすい位置やデスクなどのスペースに合わせて設置できるのが魅力です。本体を握って操作するタイプの場合、腕を脱力して下げたまま使用するなど、姿勢を意識せずに使いやすいメリットもあります。
また、ケーブルがない分デスク周りがごちゃっとしないのもポイント。スッキリとした印象を与えられます。操作性に優れた製品がほしい方におすすめです。
有線
有線タイプの製品は、本体に搭載されたUSBケーブルを接続先のポートに挿して使用します。無線タイプの製品とは異なり、バッテリーや電池の残量を気にせず使用できるのが魅力。都度充電する手間や、電池を購入する費用がかからないのもメリットです。
遅延が非常に少なく、スムーズに操作することが可能。ランニングコストを抑えたい方や、安定した接続を求める方におすすめです。
専用ソフトでアプリごとにマクロ設定が可能なモノも
左手デバイスのなかには、専用ソフトでアプリケーションごとに別々のマクロ登録などがおこなえる製品もあります。同じボタンやダイヤルの動作でも異なる機能を呼び出せるため、より幅広い設定が可能です。
また、LEDライティングで選択中のプロファイルを知らせてくれるモノもあります。作業内容によって、使用するアプリケーションを都度切り替えたい方におすすめです。
ショートカットキー入力の手間を省いたり、機能を呼び出したりできる左手デバイス。ダイヤルが搭載された製品なら、回転やズームなどの操作をスムーズにおこなえるので、クリエイティブな作業で活躍します。ゲームプレイに適したゲーミングモデルも便利。本記事を参考に、用途に合うモデルを見つけてみてください。