カレーを作るときや、料理にカレーの風味をつけたいときに便利な「カレー粉」。配合されるスパイスの種類や比率などによって多くの商品が販売されているため、どれを選べばよいのかわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、カレー粉のおすすめをご紹介。カレールーとの違いやスパイスの種類、人気の商品まで解説します。ぜひカレー粉を選ぶ際の参考にしてみてください。
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カレー粉とカレールーの違い
カレールーとはカレー粉に小麦粉や油脂、食塩などを加えて固形状、もしくはフレーク状やペースト状にしたモノ。煮込んだ野菜や肉に加えるだけで、調味する必要がなく味付けができるのが特徴です。
カレー粉はスパイスやハーブ類などを調合したミックススパイスのこと。商品によって配合は異なりますが、ターメリック・クミン・コリアンダー・チリペッパーなど、カレーに欠かせないモノは多くのカレー粉に共通して入っています。
カレー粉には小麦粉や油脂、商品によっては食塩も含まれていないので、とろみなどがつきません。カレー粉を使ってカレーを作る場合には、とろみをつけるために薄力粉を加えたり、塩味を足すために食塩などを加えたりする必要があります。
カレールーのおすすめはこちら
カレー粉の選び方
スパイスの種類をチェック
カレー粉には欠かせない「クミン」
クミンは、カレーの主原料ともいえるスパイス。馴染み深い「カレーの香り」は、クミンが中心になっており、日本人にとっても身近に感じられるスパイスのひとつです。
クミンは油で加熱することで香りが引き出され、料理に食欲をそそる芳香を移せます。肉料理や野菜料理、煮込み料理から炒め物までさまざまなレシピに活用できる、万能型のスパイスです。
爽やかな香りを追加する「コリアンダー」
葉っぱの部分は、独特の香味を持つ「パクチー」の名で知られるコリアンダー。カレー粉の場合、主に種子をスパイスとして使用します。
葉とは異なり、クセが少ないため幅広い料理に使えるのがポイント。甘いまろやかな香りとかすかな辛みが特徴で、カレー以外にはお菓子やフルーツに合わせることで甘みを引き立てる使い方があります。
カレー独特の黄色さを出す「ターメリック」
土のような独特の香りと、ほろ苦い風味のあるターメリック。日本では「ウコン」という別名もよく知られています。土くささは加熱すると気にならなくなるため、カレーや、カレーに添えるライスを黄色く色づける際にも使われることが多いスパイスです。
ターメリックの黄色は「クルクミン」という成分によるもの。油分との相性がよいので、油と調理することできれいに色づくのが特徴です。
辛さを引き出す「チリペッパー」
いわゆる「赤唐辛子」のことで、別名「カイエンペッパー」とも呼ばれる、ホットな辛さを持ったスパイス。辛さだけではなく、独特の香味で料理の味を引き出す役割も持っています。
カレーをはじめ、キムチや麻婆豆腐などの辛みがある料理に使われることが多いのが特徴です。カレー粉に入れる場合は辛みを左右し、多く入っていればいるほど辛さを感じやすくなります。
香りが特徴的な「カルダモン」
「香りの王様」や「スパイスの女王」とも呼ばれるほど、特徴的な香りを持つスパイス。甘さを感じるエキゾチックな香味で、どこか爽やかさやほろ苦さも感じます。
少量でもしっかりと香りが出るので、カレーだけでなく肉料理の臭み消しやお菓子の香りづけなどにも使われます。コーヒーやココアなどの飲み物に入れて味わう方法も人気です。
辛さをチェック
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カレールーの場合は、甘口・中辛・辛口などの表記があるモノがほとんど。しかし、カレー粉は辛さの記載がないモノも多く販売されています。どのくらい辛いか気になる場合は、辛みの強いチリペッパーのようなスパイスの量や有無に注目するのがおすすめです。
原材料は、基本的に重量の割合が多いモノから記載されています。つまり、辛みのあるスパイスが前半に書いてあれば辛みが強く、後ろにある、もしくは記載がなければ辛みは弱いか感じない程度です。
子供がいる家庭や、辛いモノが苦手な方がいる家庭の場合、上記を参考にカレー粉を選んでみてください。
容量をチェック
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容量は、カレー粉を使って作りたいモノによって決めるのがおすすめです。料理の風味付けに使う場合、使うのは少量。この場合、50g前後の小さめのモノを購入するとちょうどよいといえます。
カレーを作る場合は、何人分かにもよりますが、ある程度の量が必要です。100g以上の商品を用意すれば、余裕を持って調理できます。
一方で、大容量の商品を買ってなかなか使いきれないと、風味が落ちてしまう可能性がある点には注意が必要です。用途に合わせて、半年を目安に早めに使い切れそうな容量のモノを選ぶようにしてみてください。
容器の密閉性が高いモノを選ぼう
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カレー粉のようなスパイスは、空気に触れると少しずつ劣化し、香りなどが飛んでしまいます。そのため、密閉性の高い容器に入っているモノがおすすめです。
例えば、瓶や缶などの容器に入っていて、フタを回してしっかり閉めるタイプの商品であれば、密閉性が高く安心。もしパウチ状の入れ物に入った商品を使う場合は、チャックをピタッと閉められているかをよく確認するようにしてみてください。
カレー粉のおすすめ
ギャバン(GABAN) 純カレー 220g
多くのスパイスを取り扱っている「ギャバン」が作ったカレー粉です。世界中から香辛料を集め、粉砕から焙煎までこだわりぬいて製造。スパイスのきいたコクのある香味と辛みを味わえる仕立てで、スパイス専業メーカーならではの高級感とこだわりを感じられる商品に仕上がっています。
カレーを作るときに使うのはもちろん、魚のムニエルやフライドチキンなどの料理へ下味をつける際にも活用したい方におすすめです。
・1個
インデアン食品株式会社 カレーパウダー 160g
多くの香辛料を取り扱う「インデアン食品株式会社」が厳選した香辛料を焙煎し、ブレンドしたカレー粉。辛みはあるものの上品で、芳醇な香りが際立つのが特徴です。
本商品だけでカレーを作るのはもちろん、市販のカレールーで作ったカレーにちょい足しする際の調味料として使う方法もおすすめ。手軽に本格的なスパイスの香りをプラスできます。
・1個
エスビー食品株式会社 S＆B 赤缶カレー粉 37g
エスビー食品株式会社の「赤缶」とも呼ばれるカレー粉です。容器にもこだわっており、スパイスの香りをしっかり閉じ込めるために、きちんと密閉できる構造の缶を採用しています。
1923年当時に確率された秘伝の製法をもとに作られているのが特徴。ブレンドされているスパイスは、30種類にも及びます。食材の臭みを消したいときや、香辛料の香りで味をつけ塩分を抑えたいときなど、多くのシーンで活躍するおすすめの商品です。
・10個
・1個
株式会社ナイル商会 インデラカレー スタンダード 400g
インド料理店の草分け的存在、「銀座ナイルレストラン」初代オーナーとの出会いをきっかけに生まれたカレー粉です。多くのカレー料理に合う辛み、奥行きのある香り、あざやかな色合いが食欲をそそります。
使用されている香辛料は、厳しい品質管理のもとに厳選。インド特有の方法に加え、入念な研究で独自のブレンド技術を開発したことで生まれた味と香りを楽しめます。塩・調味料・保存料・合成着色料が無添加の商品を探している方にもおすすめ。本場インドカレーの味を楽しんでみてください。
・1個
アナン株式会社 カレーパウダー スタンダード 55g
神奈川県鎌倉市でスパイス類の販売をしており、「スパイス名人」と呼ばれるアナンさん厳選の香辛料をブレンドしたオリジナルのカレー粉。1954年に創業、本格スパイス商として40年ほど前からカレーの提案も行っているため、味はお墨付きです。
ターメリック、コリアンダー、クミンなどカレー粉には欠かせない香辛料のほかに、ジンジャーやガーリック、シナモンなど香り高いスパイスも配合。一度食べるとクセになる味わいに仕上がっています。食塩や小麦粉が含まれていないので、避けたいと考えている方にもおすすめです。
・1個
神戸アールティー マイルドカレーパウダー 400g
インドレストラン「神戸アールティー」が、本場インド伝来のレシピでブレンドした特製のカレー粉です。原料のスパイスはパウダー状ではなく原型で輸入し、それぞれの特徴に合わせて最適な状態に加工しています。挽きたてのスパイスを調合、じっくり寝かせることで作られているのが特徴です。
「カレー粉を使ってカレーを作るのは難しそう」という方は、本商品を作ったカレーに1振りするだけで、本格的なスパイス香る一皿に変身。一方、塩分や辛みを控えめにしてあるため、辛口のカレーが苦手な方や、子供のいる家庭にもおすすめです。
・1個
糀屋本店 キスケ糀パワーカレースパイス 120g
江戸時代から続く糀屋「糀屋本店」が作るカレー粉です。長崎県産五島灘の塩と芳醇な香りを持つスパイスに加え、素材のうまみを存分に引き出すパウダー状の米糀をブレンドしているのが特徴。化学調味料や保存料、小麦粉、油脂などは添加されていません。
カレーライス・キーマカレー・タンドリーチキンなどさまざまな料理に活用できます。香辛料の香りはしっかり感じる配合ですが、チリペッパーやこしょうを含まないため強い刺激はなく、食べやすさと両立されているのがポイント。糀などの食品にも興味がある方におすすめです。
・1個
マスコット ほぼ日 カレーの恩返し 40g
おうちのカレーにひっそりと入れるスパイスとして誕生したカレー粉です。手帳で有名な「株式会社ほぼ日」の社長である、糸井重里氏が考案したミックススパイス。カレー好きである糸井氏の「ルーのカレーをベースに、オリジナルのカレー粉を加えるとさらに美味しくなる」という考え方から生まれた商品です。
いつも通り作ったカレーに、大さじ1杯ほどを目安に入れ、味を見ながら分量を調節するのがおすすめ。盛り付けたカレーに直接かけても美味しく食べられます。スパイシーさではなく「華やかさ」「あざやかさ」がポイント。いつものカレーを味変してみたい方はぜひ試してみてください。
・1個
神戸スパイス オリジナル 無塩カレーパウダー 50g
異国情緒が漂う兵庫県神戸市にある「神戸スパイス」によって作られているカレー粉。カルダモンやコリアンダーをはじめとする多くのスパイスを独自の配分で調合しています。油や小麦粉などは無添加で、万能調味料として使いやすい商品です。
しっかりとスパイス感を得られるよう、原型の状態で香辛料を輸入。製粉からパッキングまで一貫して行われています。本格的なスパイスの香りを簡単にプラスできる商品を探している方におすすめです。
・1個
・3個
ハウス食品 味付カレーパウダー バーモントカレー味 56g
市販のカレールーとしても有名な「バーモントカレー」の美味しさを詰め込んだカレー粉です。振りかけやすい顆粒状で、料理の味付けやちょい足しなどに活用しやすいのが特徴。炒飯や野菜炒めなど、同じ味付けになりがちな料理の雰囲気を1振りで変えられる商品です。
バーモントカレーの甘口をベースにしているので、子供のいる家庭でも取り入れやすいのがうれしいポイント。野菜や魚などが苦手な方でも、本商品を使えばカレー味になって食べやすくなります。バーモントカレーが好きな方には特におすすめです。
・10個
・1個
大津屋(OHTSUYA) カレーパウダー インドスタイル 1kg
東京都のアメ横にあるスパイス専門店「大津屋」のカレー粉です。コリアンダー、ターメリック、チリペッパーに加えて、フェネグリーク、こしょう、カルダモン、カルダモン、フェンネル、ローレル、クローブなどのスパイスと食塩がミックスされています。
本商品をベースに味付けをし、塩で味を調えるのがポイント。物足りないと感じる場合は味を見ながら足してみてください。チリペッパーやこしょうなど刺激を感じる香辛料も含まれているため、辛い場合は生クリームなどを加えてまろやかにするのがおすすめです。
・1個
ギャバン(GABAN) 手作りカレー粉セット 100g
「自分で一からカレー粉を作ってみたい」という方におすすめしたいカレー粉。商品名はカレー粉ですが、本商品は20種類のスパイスがそれぞれ小袋に分かれて入っており、自宅で混ぜ合わせて炒め、熟成させることで完成するモノです。
すべてを混ぜ合わせても、好みに合わせてスパイスの分量を調節してもOK。好きな味を試しながら、自分にとってベストなオリジナルのカレー粉を作る楽しさを味わえます。
・2個
・1個
ヤスマ株式会社 マスコット カレーパウダー 30g
スパイスの卸業者として創業した「ヤスマ株式会社」のマスコットブランドより販売されているカレー粉です。産地からこだわり、厳選されたスパイスは「ご家庭に本物の香りを届けたい」という専業メーカーである会社の理念を表しています。
クミン、コリアンダー、ターメリックなどを組み合わせており、本格的な香辛料の香りを楽しめるのが特徴です。しかし、全体的にマイルドにまとめてあるため、強い刺激はなく食べやすい味わいなのがポイント。本場かつ優しい味わいに惹かれる方におすすめです。
・1個
ハウス食品 風車カレーパウダー缶 400g
煮込み料理などの加熱に強いことを謳うカレー粉です。シャープな香りと辛みがあり、口に入れた瞬間にほどよい刺激を感じられるのが特徴。シナモンの甘い香りがアクセントで、香辛料らしい香りや辛みを楽しみたい方におすすめです。
本商品は、カレーだけでなく、炒飯などの炒め物の味付けにもぴったり。容器が缶のため保存性にも優れ、スパイスの鮮度が落ちにくいのもうれしいポイントです。
・1個
新宿中村屋 純カリー粉 40g
1927年に日本で初めて純インド式カリーを発売した「中村屋」のカレー粉です。オリジナルでブレンドされたカレー粉は熟成されており、香りが豊か。本場の味を手軽に家で楽しみたい方におすすめの商品です。
ウコンやコリアンダー、クミンなどのスパイスに、マスタードやチリペッパー、黒こしょうなど刺激的な香辛料も配合。味に深みを加えています。
・3個
・1個
ライターからヒトコト
商品によって、スパイスの種類や組み合わせなどがそれぞれ異なるカレー粉。カレーライス作りだけでなく、普段の料理にカレー風味を足したいときにも手軽に使用できるため、家に1つ置いておきたい万能調味料です。自分の好みに合わせて、ぜひ美味しいカレー粉を見つけてみてください。