明治18年創業の老舗蔵元が仕込む本格麦焼酎「百年の孤独」。長期熟成により幾重にも層をなした複雑かつ凝縮感のある香りと味わいは、発売当初から各界の著名人をはじめ多くの焼酎ファンを魅了し、プレミアム焼酎として圧倒的な存在感を放っています。

今回は、そんな百年の孤独を徹底解説。造り手である「黒木商店」のこだわりや印象に残るキャッチーな名前の由来、おすすめの飲み方などに触れながら、百年の孤独の魅力をご紹介いたします。

百年の孤独とは?

百年の孤独は「プレミアム焼酎」

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「プレミアム焼酎」とは、生産量の少なさから市場にあまり出回っておらず、需要が高いものの入手困難な状態が続いている焼酎のこと。幻の焼酎とも呼ばれ、定価を大幅に上回るプレミアム価格で取引されている銘柄も存在します。

「百年の孤独」も、プレミアム焼酎を代表する銘柄のひとつ。原料の選別から麹造り、酵母の自家培養に蒸留、熟成など工程のひとつひとつに手をかけて丹念に少量生産されている1本です。

ウイスキーのような色と香りが特徴

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一般的な焼酎が蒸留後そのまま瓶詰めして出荷されているのに対して、「百年の孤独」は蒸留した麦焼酎をホワイトオーク樽のなかで長期間貯蔵しているのが最大の特徴です。

ホワイトオーク樽とは、ウイスキーなどの洋酒を育てる際に使われる樽のこと。ウイスキーの製法と同じように樽のなかでじっくりと熟成させ、淡く美しい琥珀色と、麦の香ばしさにオークやシガーなどの熟成香が折り重なった上品な香りを引き出しています。

名前の由来

「百年の孤独」というキャッチーな名前は、コロンビア出身のノーベル賞作家、ガブリエル・ガルシア=マルケスのベストセラー小説「百年の孤独」が由来といわれています。

古紙に英文字をあしらったようなクラシカルなボトルデザインも印象的。どこか威厳を感じる「百年の孤独」の名とあいまって、古い洋酒のような重厚感のある雰囲気を演出しています。

百年の孤独を造る「黒木本店」とは?

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「百年の孤独」の造り手は、全国屈指の日照時間を誇り良質な湧水にも恵まれた、宮崎県児湯郡高鍋町に蔵を構える「黒木本店」。明治18年の創業以来、焼酎造りという伝統文化を守りつつ、常に理想を追求し変革を加えながら継承してきた焼酎一筋の老舗です。

「大地と一体となる焼酎造り」を理念に掲げ、焼酎の個性を生む原料に並々ならぬこだわりを持っているのが特徴。広大な自社畑で原料の栽培を手がけるほか、製造過程で生じた焼酎粕を肥料に用いた有機栽培や新品種での焼酎造りにも意欲的に取り組んでいます。

また、南九州に古くから伝わる手造り製法にこだわっているのも注目点。原料の選別から麹造り、伝統の木桶仕込みに仕上げの蒸留や熟成に至るまですべての工程に人の目と手を介して、原料の個性が光る上質な焼酎を数多く生み出し続けています。「百年の孤独」をはじめ、麦焼酎の「中々」や、芋焼酎の「㐂六」などが有名です。

百年の孤独の味わい

選りすぐりの大麦のみを原料にホットスチルによる単式蒸留で造り上げた麦焼酎を、さらにホワイトオーク樽でじっくりと熟成し、手間と時間をかけて丹念に仕上げた1本です。

ボトルを開けると、ほかの焼酎とは一線を画す、オークやシガーの甘く上品な熟成香がほんのりと立ち上がります。長期熟成を経て生み出された液色は、淡く美しい琥珀色です。

口に含めば、ココナッツや麦などの香ばしい風味が幾層にも折り重なった、複雑かつまろやかな味わいが広がります。焼酎好きの方にはもちろん、ウイスキー愛好家の方にもおすすめです。

ストレートやロックで、熟成酒ならではの豊かな香味をじっくりと味わってみてください。

百年の孤独のおすすめの飲み方

「百年の孤独」は、ストレートやロックなど、香りや味をシンプルに堪能できる飲み方が適しています。なかでも、焼酎本来の風味をダイレクトに味わいたい場合にはストレートがぴったりです。

ロックにして、氷が溶けるたびに少しずつ変わっていく味をゆっくりと満喫するのもおすすめ。また、アルコール度数が40%と高めなので、強いお酒が得意ではない方は5:5の水割りも試してみてください。

水割りにすれば、穀物由来の甘みが引き立ち、複雑ながらもやさしい味わいを楽しめます。一方、お湯割りなら、コクとボリューム感がアップ。湯気とともに立ちのぼる芳醇な香りとふくよかな味わいを存分に堪能できます。