焼酎造りが盛んな「鹿児島」。県内には多くの酒蔵が軒を連ねており、多様な銘柄が製造されています。土地に適した素材であるさつま芋を用いた芋焼酎がメインですが、米焼酎や麦焼酎も生産されているのがポイントです。
そこで今回は、鹿児島でおすすめの焼酎をご紹介。定番のアイテムから、贈答用にも適したプレミア焼酎や飲み比べセットにも言及します。ぜひ参考にしてみてください。
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鹿児島焼酎の特徴
鹿児島では16世紀初頭から、さまざまな穀類を原料とした蒸留酒が製造されていました。しかし、桜島の火山灰の影響によって米作が適さず、しだいに米不足が深刻化。そんななか、島津斉彬公が芋焼酎を生み出したことを機に、鹿児島では芋焼酎の製造が盛んになっていきました。
芋焼酎はクセの強いお酒というイメージの強いお酒ですが、近年ではキレのある飲みやすい銘柄が増えてきているのがポイント。さらに、原料のさつま芋の処理方法も煮たり焼いたりと多様化しており、味わいに幅が生まれています。
県内には薩摩焼酎を生産する酒造メーカーが80ほど存在します。世界で開催されているお酒のコンペティションでも、高い評価を獲得してるのが特徴。ぜひこの機会に世界でも認められる鹿児島の焼酎を味わってみてください。
鹿児島焼酎のおすすめランキング|人気
第1位 濵田酒造 だいやめ DAIYAME
メーカーが独自の製法で生み出した「香熟芋」を使った、鹿児島の本格芋焼酎。香熟芋とは、豊かなアロマを引きだす成分を増幅させたさつま芋です。ライチのようなフルーティーな香りを持つと表現されているのが特徴。なめらかで甘さのある味わいと、キレのある余韻を楽しめます。
香りは華やかですが、食事と合わせても違和感のない酒質を計算して仕上げられているのもポイント。特に、強炭酸水でソーダ割りにすると爽やかに味わえます。
2019年に「インターナショナル ワイン& スピリッツ コンペティション」でトロフィーを受賞。さらに、2020年の「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ」で焼酎部門のダブルゴールドを受賞するなど、世界からの評価も高い1本です。フルーティーな鹿児島焼酎が気になる方はチェックしてみてください。
第2位 奄美王島開運酒造 れんと
鮮やかな青色のパッケージに入った鹿児島の黒糖焼酎。貯蔵タンクに一定の音響振動を加えて熟成を促す「音響熟成」製法を採用しているのが特徴です。
本商品は、モーツァルト・ベートーベン・ビバルディなどのクラシック音楽をかけた状態で3ヵ月寝かせているのがポイント。なめらかで繊細な味わいと豊かな香りを持つ焼酎に仕上がっています。ソーダ割りや水割りで飲むと、爽やかな味わいを楽しめるのが魅力です。
手がけているのは、奄美大島にある奄美大島開運酒造。豊かな自然と音楽に囲まれて育ったお酒の味わいが気になる方におすすめです。
・720ml
・1.8L
第3位 甲斐商店 伊佐美
明治37年創業の甲斐商店が造る、鹿児島の元祖プレミアム焼酎として人気の「伊佐美」。伝統の黒麹と甕仕込みによって芋の濃厚な旨みをバランスよく引き出した、どっしりと飲みごたえがありながらもどこか素朴で飲みやすい本格芋焼酎です。
口中を満たす芋特有の芳醇な香りと、まろやかなコクが魅力的。キレのよい飲み飽きしにくい味わいで、日々の食中酒にもおすすめです。
レトロなラベルデザインも印象的。晩酌のお供にはもちろん、ちょっとした手土産にもぴったりです。
第4位 薩摩酒造 神の河
薩摩酒造が手がける鹿児島の麦焼酎です。原料には二条大麦を100%使用。単式蒸留で蒸留した原酒を、ホワイトオーク樽で3年以上熟成しています。
熟成によって生まれる豊かな香りとなめらかな味わいを堪能できるのが魅力。長期貯蔵によって琥珀色に色づいた商品です。720mlと300mlのボトルをラインナップ。アルコール度数は25%です。
チェイサーを用意し、ウイスキーを飲むようにストレートで味わうのもおすすめ。ソーダ割りで飲めば華やかなアロマが際立ち、お酒が苦手な方にも飲みやすくなります。熟成したお酒の魅力を味わいたい方におすすめの1本です。
第5位 本坊酒造 蔵の隠き魅やげ
本坊酒造が手がける、熟成によって仕上げた米焼酎です。厳選した米を麹米として酒母を造り、丁寧に発酵させた醪を蒸留。出来のよい原酒のみを、気温変化が少なく焼酎の貯蔵熟成に適した場所とされる石蔵内でオーク樽貯蔵熟成させています。
仕込みを行っているのは、薩摩半島の南に位置する知覧蒸溜所。良質なさつま芋と豊かな水資源を有する場所で、芋焼酎の製造に適しています。時間が育んだお酒の味わいを堪能したい方におすすめの1本です。
第6位 白露酒造 薩摩の麦焼酎
鹿児島人が、自分たちの好みに合うように仕上げた麦焼酎です。鹿児島人は風土や気候の関係で、甘い味わいを好むとされているのがポイント。本商品は、デンプン含有量の多い天然の麦を使用することで、濃厚な甘みとキレのある味わいを実現しています。
蒸留には減圧蒸留を採用。紙を使ったろ過を行うことで、旨みをお酒の中に多く残しています。「酒類鑑評会」で鹿児島県知事賞を受賞した商品です。
アルコール度数は25%。水割りやオンザロックで飲むのがおすすめです。1800mlと720mlをラインナップしています。鹿児島人好みのお酒の味わいが気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
第7位 大石酒造 芋焼酎 鶴見
120年以上続く老舗蔵、大石酒造が手がける鹿児島の本格芋焼酎です。「鶴見」は創業当初から愛され続ける蔵元の代表的銘柄。国産の「しろゆたか」を白麹で丹念に仕込んでいます。さつま芋の甘みとシャープなキレ、余韻まで残る芳醇な香りが魅力の1本です。
飲み方は、芋の旨みが際立つロックやソーダ割りがおすすめ。寒い季節には香りが豊かに広がるお湯割りもおすすめです。
アルコール度数は25%。飲み飽きしにくい辛口タイプの焼酎を求めている方は、ぜひチェックしてみてください。
第8位 小正醸造 メローコヅル エクセレンス
日本で初めての長期熟成米焼酎と謳われる「メローコヅル」を、より進化させて生まれた鹿児島の焼酎です。蒸留を3回行うことで、豊かなアロマはそのままにアルコール度数を高めているのが特徴。バニラのような甘い香りと、米焼酎らしいなめらかでふくよかな味わいを楽しめます。
アルコール度数は41%と、焼酎のなかでも特に酒精の強い商品。ロックやソーダ割りなどの飲み方がおすすめです。2014年に香港で開催された「香港IWSC」では、焼酎部門で最高賞と金賞を受賞しています。
700mlと180mlのボトルをラインナップ。黒色と黄色を基調にした、シックなボトルデザインにも注目です。
第9位 小正醸造 小鶴 初心者お断り
「初心者お断り」のユニークな銘柄名通り、通の方におすすめの鹿児島の芋焼酎。個性の異なる「農林2号」と「コガネセンガン」の2種のさつま芋を黒麹で醸し、それぞれの原酒を独自にブレンドして仕立てたこだわりの1本です。
グラスに注ぐと立ち上がるのは、昔ながらの芋焼酎に感じられる力強い芋くささ。芋のコクと旨みが濃厚に広がるクセの強い味わいが堪能できます。
合わせる料理は、素材の風味が引き立つ刺身や、甘辛いタレたっぷりの焼き鳥などがおすすめです。
第10位 中村酒造場 なかむら
中村酒造場が手がける、鹿児島の本格芋焼酎です。同酒造を代表する銘柄「なかむらシリーズ」の1本。土壌に不足しているカルシウムやマグネシウムを補う特殊な「カルゲン農法」を用いて栽培された、鹿児島米による米麹を使用しています。
濃厚さと軽快さを併せ持つ味わいが特徴。温度を上げると甘さと香ばしさを感じ、冷やすとまろやかな口当たりを楽しめるのが魅力です。
720mlと1800mlのボトルをラインナップ。アルコール度数は25%です。原料の栽培方法にまで気を遣った鹿児島のお酒が気になる方はチェックしてみてください。
第11位 本坊酒造 あらわざ桜島
メーカーが特許を取得した技術「磨き蒸留」によって仕込んでいる鹿児島の焼酎です。原料は薩摩産さつま芋「黄金千貫」。蒸留もろみに対流をおこし、芋の持つ旨みや香りをやさしい味わいへと仕上げているのが特徴です。
水割りやロックで楽しむと、本商品の個性である軽やかさをより堪能できます。「IWSC2013」では、金賞&トロフィーを受賞。審査員からはクリアな酒質や香ばしさ、フルーティーなアロマを持つお酒として評価されています。
アルコール度数は25%。知覧蒸溜所にて製造されています。特別な製法を用いて製造された鹿児島のお酒が気になる方はチェックしてみてください。
第12位 小鹿酒造 小鹿
フレッシュな鹿児島のさつま芋を原料に使用した芋焼酎です。やわらかい香りと、キレのある味わいが特徴。香りを楽しむために、あたためて飲むのがおすすめです。
気軽に楽しみたい際はお湯割りを試してみてください。飲む際に40~50℃になるように調整しながらお湯を加えるのが、美味しく飲むためのコツです。アルコール度数は25℃。華やかなピンク色のラベルも要注目です。
第13位 錦灘酒造 薩摩自顕流
焼酎好きにはもちろん、日本酒好きな方にもぴったりな鹿児島の本格米焼酎です。主原料には、高精白の米と吟醸酵母を使用。丹念に仕込み、もろみを蒸留した際にはじめて垂れてくる花酒のみを瓶詰めした贅沢な1本です。
鼻腔をくすぐるフルーティーな吟醸香と、純米酒を想わせる米の豊かな旨みが魅力的。大きめの氷を入れたロックスタイルで、爽やかに広がる香味と氷が溶けるごとの味わいの変化をゆったり堪能するのがおすすめです。
本銘柄は、旧薩摩藩の島津家が幕府へ献上していたとされる米焼酎を復元したロマンあふれる逸品。贈答用にも適している1本です。
鹿児島焼酎のおすすめランキング|高級
第1位 森伊蔵酒造 森伊蔵
明治18年創業した錦江湾岸の垂水市に位置する酒造メーカー「森伊蔵酒造」が手がける鹿児島のレアな焼酎です。原料には契約栽培のさつま芋「コガネセンガン」のみを使用。上品な味わいを楽しめるのが魅力です。
本商品はメーカーの五代目当主が考案。商品名は父親の名前に由来しています。注文が殺到する人気焼酎で、プレミア価格で取り引きされるケースもある点に注目。海外にも多くのファンを有する、日本を代表する銘柄のひとつです。
需要が伸びても増産はせず、美味しく造れる分だけを仕込み続けているのもポイント。造り手の信念を感じられるお酒を飲みたい方におすすめです。
第2位 白玉醸造 魔王
鹿児島を代表する高級芋焼酎「3M」として、「森伊蔵」「村尾」とともに人気を集める「魔王」。りんごや柑橘果実を連想させるフルーティーで華やかな香りに、後口まで続く豊かな余韻を堪能できる上質な1本です。
クセの少ない軽やかな味わいは、芋焼酎好きの方にはもちろん、芋焼酎を飲みなれていない初心者の方にもおすすめ。水割りやロックなどで飲めば、本来の風味をよりやわらかく堪能できます。
なお、魔王のユニークな銘柄名は、洋酒を樽熟成する際に原酒が蒸発して少しずつ減っていく現象を「天使の分け前」と呼ぶのにちなんだモノ。天使を誘惑する悪魔たちによってもたらされた特別なお酒という意味が込められているといわれます。
第3位 村尾酒造 村尾
「森伊蔵」「魔王」と並んで「3M」の一角をなす鹿児島の高級芋焼酎「村尾」。鹿児島県薩摩川内市内の焼酎蔵、村尾酒造が「コガネセンガン」を主原料に伝統のかめ壺仕込みで丹念に手造りしている、幻の芋焼酎とも名高い希少な1本です。
口中に広がるのは、芋の香りとなめらかな甘み。飲み飽きしにくい味わいで、食中酒にぴったりです。まずはストレートで、本来の香味をじっくりと満喫するのがおすすめ。お湯割りにすれば、芋の香りとコクを一層深くまろやかに味わえます。
第4位 濵田酒造 薩摩焼酎 金山蔵 RED
濵田酒造の「金山蔵」を、より進化させた1本です。鹿児島県産のさつま芋と国産米の米麹による黄金麹が原料。完成した原酒を、金山坑洞内の大甕で長期貯蔵して仕上げています。
黄金麹が生み出す爽やかで芳醇な香りと、坑洞内貯蔵熟成による深みのある味わいと余韻が特徴です。容量は720ml。専用の化粧箱に入っており、高級感があるので贈答用にも適したアイテムです。
アルコール度数は35%。多様な飲み方で楽しめますが、特にストレートやロックでそのままの味わいを感じるのがおすすめです。高級感のある鹿児島のお酒を探している方はチェックしてみてください。
第5位 佐藤酒造 黒麹仕込 佐藤
佐藤酒造が手がける鹿児島の本格焼酎です。黒麹で仕込んでいるのが特徴。パワフルで個性的な味わいを楽しめます。
原料には「コガネセンガン」を使用。香ばしさと主張のある甘みを感じられる芋焼酎です。丁寧な熟成を施すことで、上品で舌触りのよさも持ち合わせています。1800mlと720mlのボトルをラインナップ。アルコール度数は25%です。
佐藤酒造は、鹿児島県霧島市牧園町にある酒蔵。1906年に創業して以来、高いクオリティの焼酎を作り続けています。飲みごたえのある鹿児島のお酒を飲みたい方におすすめです。
第6位 西酒造 天使の誘惑
1845年に創業した鹿児島県日置市の老舗、西酒造が造る本格芋焼酎。「コガネセンガン」を薩摩鋒山の伏流水「宝名水」で仕込み、さらに原酒をシェリー樽と樫樽で9年間じっくり熟成させた高級銘柄です。
グラスを彩る淡い琥珀の液色と、豊かに漂う芋の香りが印象的。口に含めば、上品な甘みと濃厚なコクがトロリと広がり、飲み込んだ後にも長く続く余韻を堪能できます。
アルコール度数40%と高めなので、お酒に弱い方はロックや水割りなどでゆっくりと味わうのがおすすめ。大切な記念日などにもぴったりの銘柄です。
鹿児島焼酎のおすすめランキング|飲み比べセット
第1位 岩川醸造 厳選焼酎飲み比べセット
岩川醸造の焼酎を飲み比べられるセット商品です。明治3年創業。老舗酒造である岩川醸造が、培ってきた技術と最新の設備を用いて製造した良質な焼酎の5種類セットです。お世話になった方へのプレゼントにぴったり。内容は「黒麹」「紅芋」「むぎ」「おやっとさあ 黒麹造り」「おやっとさあ」が各300mlです。
原料による違いや、麹による違いを堪能できるのが魅力。メーカーの案内や飲み方に関する説明書も付属しているので、焼酎に対する理解も深まります。さまざまな種類の鹿児島焼酎を飲み比べてみたい方はチェックしてみてください。
第2位 田苑酒造 田苑 ゴールド 720ml & エンヴェレシーダ 700ml ギフトボックス入り
田苑酒造の「田苑 GOLD」と「田苑 ENVELHECIDA(エンヴェレシーダ)」がセットになった商品です。「田苑 GOLD」はオーク樽で時間をかけて熟成したことによる、まろやかな味わいが特徴。3年熟成、音楽仕込みといったメーカーの技術をつぎ込んで仕上げている1本です。
一方の「田苑 ENVELHECIDA」は、柑橘系のニュアンスを持った華やかでまろやかな味わいが特徴。原料の特徴にオーク樽熟成による甘さが加わったお酒です。なお、エンヴェレシーダはポルトガル語で「貯蔵」を意味しています。
容量は「田苑 GOLD」が720ml、「田苑 ENVELHECIDA」は700mlです。熟成焼酎のぜいたくな飲み比べを体験してみたい方はチェックしてみてください。
第3位 山元酒造 本格芋焼酎&リキュール 飲みくらべセット
鹿児島県薩摩川内市に位置する山元酒造の主力商品を、飲みきりサイズでセットにした商品です。内容は、「さつま五代」「さつま黒五代」「蔵の神」「黒蔵の神」「さつまおごじょ」「五代梅酒」の6種類。内容量は各180mlです。
白麹焼酎・黒麹焼酎・甕壷仕込み焼酎・芋焼酎の原酒や、焼酎をベースにした梅酒など、バラエティに富んだ味わいを楽しめます。アルコール度数は、焼酎商品が25%で梅酒は12%です。専用のボックス入りで、ギフト用にも適したアイテム。さまざまな焼酎を少しずつ味わってみたい方にもぴったりです。
第4位 小鹿酒造 小鹿の焼酎 呑み比べセット
鹿児島県鹿屋市に蔵を構える小鹿酒造の人気芋焼酎を集めた製品です。セット内容は、「小鹿」「小鹿黒」「小鹿本にごり」の3種。容量100mlのミニボトルなので、香りや味わいの違いを少しずつ楽しみたい方におすすめです。
「小鹿」は、とくにお湯割りでふくらむ雑味の少ないすっきりした味わいが魅力。「小鹿黒」は黒麹仕込みならではの甘みとコクを、「小鹿本にごり」は小型蒸留機で蒸留して軽めにろ過した素朴な味わいを堪能できます。
アルコール度数はいずれも25%。筆文字が映える粋なデザインの専用ボックス入りなので、ちょっとした贈り物としてもおすすめです。
第5位 本坊酒造 麦焼酎 セット 南洲 一尋 桜岳 1800ml 3本セット
鹿児島に本社をおく総合酒類メーカーの本坊酒造が展開する、本格麦焼酎の3本セット。容量1800mlの「黒麹麦焼酎 南洲」「麦焼酎 一尋」「貯蔵焼酎 桜岳」が揃い、製法や使用している麹の違いによる個性をたっぷりと飲み比べできます。
「黒麹麦焼酎 南洲」は、厳選大麦を黒麹で仕込んだ昔ながらの1本で、麦が醸す甘い香りとコクが特徴。「麦焼酎 一尋」は黒麹と甕壷仕込みで、口に含めば麦の穏やかな香りとともに、トロリと奥行きのある旨みが広がります。
「貯蔵焼酎 桜岳」は白麹仕込みの原酒をじっくりと樽熟成させた麦焼酎で、美しい琥珀の液色とほのかに甘みをまとう樽香に、まろやかな口あたりが魅力。いずれも、ロックや水割りなどさまざまな飲み方で楽しめるので、日々の晩酌にもおすすめです。
鹿児島焼酎の売れ筋ランキングをチェック
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鹿児島焼酎の選び方
種類をチェック
芋焼酎
さつま芋を主原料として製造される芋焼酎。焼酎のなかでも、豊かな甘さと香りを持つタイプです。水や炭酸で割っても味が薄くならないので、お酒に弱い方でも濃厚な味わいを楽しめます。
地温が高く、でんぷん量の多い良質なさつま芋を生産できる鹿児島県では、多くの芋焼酎が生産されています。主に使用される品種は「コガネセンガン」。県外では見かける機会の少ない、表皮の白いさつま芋です。
なお、鹿児島県では、芋焼酎のなかでも一定の基準をクリアした商品に「薩摩焼酎」という産地呼称が与えられています。薩摩焼酎を名乗るためには、原材料に鹿児島産のさつま芋・水・米麹・芋麹を使用すること。ほかにも、製造地や使用する蒸留器などの規定をクリアする必要があります。
麦焼酎
ウイスキーやジンなどの原料としても知られる麦を用いて造る麦焼酎。二条大麦を使用して造られています。香りにクセがなく飲みやすいのが特徴です。
製造の仕方によって味わいが異なるのもポイント。なかには、ウイスキーのように樽で熟成させて仕上げている商品もあります。メーカーごとの特徴をチェックして、気分によって選んでみるのもおすすめです。
米焼酎
米焼酎は水と米だけで造られているお酒です。素材がシンプルなことから味わいにもキレがあります。爽やかでフルーティーなのも特徴。同じ米を原料としたお酒である日本酒が好きな方にもおすすめです。
日本酒と違って水で割ったり氷を落として頼んだりと、飲み方の幅が広いのも魅力。キレのある味わいのお酒が好きな方は、ぜひ米焼酎に挑戦してみてください。
迷ったら有名な銘柄・ブランドを選ぶ
鹿児島には多くの酒造メーカーが軒を連ねており、銘柄も多いため選ぶのに迷ってしまうことも。そんなときは、有名な銘柄やブランドに注目するのもおすすめです。
たとえば、「さつま白波」を発売して1970年代後半に巻き起こった本格焼酎ブームを盛り上げた「薩摩酒造」。多様なコンセプトを持った幅広い商品を展開しており、同一メーカーのなかでも選びがいがあります。
濵田酒造が手がける「だいやめ DAIYAME」は、世界的なコンペティションでも高い評価を得ているのが特徴。ほかにも、鹿児島の焼酎にはプレミアム焼酎と呼ばれるような人気銘柄も少なくありません。ぜひ参考にして選んでみてください。
贈り物には高級なモノも人気
贈答用に鹿児島の焼酎を探している方は、ぜひ高級な銘柄に注目してみてください。ワインやウイスキーと比べてリーズナブルな商品も多いのが特徴ですが、なかにはこだわりの製法で造られた高級な銘柄も存在します。
長期熟成を施されたモノや、原料・製法にこだわりのあるモノなどは価格が高くなる傾向に。なかには、需要の高さから希少性が増し、プレミアム価格で取り引きされている銘柄もあります。プレゼントに適した化粧箱に入っているモノも展開しているため、大切な方へ鹿児島のお酒を送りたい方はチェックしてみてください。
鹿児島県は美味しい焼酎が多く造られている土地です。鹿児島焼酎らしさを味わいたい方は、芋焼酎がおすすめ。鹿児島はさつま芋の生産に適した土地とされており、良質な原料を使った芋焼酎を楽しめます。焼酎自体に慣れていない方は、麦焼酎や米焼酎もチェック。クセのない味わいで、焼酎初心者にもぴったりです。