日本で古くから造られてきた焼酎。麦・芋・米をはじめとするさまざま原料から生み出される多彩な味わいと、季節や料理に合わせて多様な飲み方で楽しめる自由度の高さなどにより、多くの方を魅了している人気のお酒です。

そこで今回は、日本各地の蔵元が仕込む種類豊富な焼酎のなかからおすすめの銘柄をご紹介。選ぶ際のポイントも詳しく解説します。ぜひ参考に、晩酌タイムを豊かに彩る1本を見つけてみてください。

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焼酎とは?日本酒との違いとは?

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焼酎は、ウイスキー・ウォッカ・ブランデーなどと同じ蒸留酒に分類される日本の伝統的なお酒。原料のデンプンを麹で糖化させてアルコール発酵し、さらにできたもろみを蒸留して造られています。

麦・芋・米・黒糖・そばなど多種多様な素材を主原料として使用でき、主原料の違いにより「麦焼酎」「芋焼酎」などと種類分けされるのも焼酎の特徴。麦焼酎ならすっきりした味わい、芋焼酎ならコクのある味わいと、主原料ごとに個性豊かな風味も楽しめます。

また、焼酎には原料由来の糖質やプリン体が含まれていないのも魅力のひとつ。比較的低カロリーなうえ、飲み方次第でよりヘルシーに味わえるため、健康志向の方などからも人気を集めています。

なお、焼酎は日本酒と混同されがちですが、両者は原料と製造方法が大きな違い。日本酒の原料には米が使われ、発酵後のアルコールを蒸留せずにそのまま飲む「醸造酒」に分類されています。

焼酎の種類

麦焼酎

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「麦焼酎」は、大麦・麹・水を主原料にした焼酎です。麦焼酎は、麦由来の穏やかな香りと、すっきりした軽やかな口当たりに仕上げられた銘柄が主流。飲みやすくチャレンジしやすいので、焼酎初心者の方の入門編にもおすすめです。

また近年では、麦チョコのような香ばしい風味が広がる個性派の麦焼酎も登場。一般的な麦焼酎とは一線を画す、深いコクと飲みごたえで人気を博しています。

芋焼酎

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サツマイモを主原料に造られているのが「芋焼酎」です。サツマイモ特有の甘くふくよかな香りと甘みのある濃厚な味わいが特徴。産地は、鹿児島県や宮崎県などが有名です。

以前は敬遠される傾向があった芋焼酎ですが、近年ではクセを抑えた飲みやすい銘柄が豊富にラインナップ。フルーティーな芋焼酎なども登場し、幅広い層からの支持を獲得しています。

芋焼酎に使用されるおもなサツマイモ品種は、黄金千貫・ジョイホワイト・安納芋など。品種の違いで味わいも変わるため、さまざまな芋焼酎を飲み比べするのもおすすめです。

米焼酎

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「米焼酎」は、日本酒と同様に米を主原料とした焼酎です。米由来のほのかに甘くやさしい香りと、まろやかに口中を満たす米の旨みが魅力。最近では、低温発酵での丁寧な仕込みにより吟醸香を引き出した、フルーティーな銘柄なども展開されています。

食事に合わせやすいのも米焼酎の魅力。とくに、白米に合うさまざまな料理やおつまみと相性がよいので、日々の食中酒としても活躍します。

米焼酎の有名な産地は熊本県。熊本県人吉・球磨(くま)地方で造られる「球磨焼酎」は、産地呼称が認められた焼酎ブランドのひとつで、世界的にも認められています。

その他

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焼酎には、定番の麦・芋・米だけでなく、そば・黒糖・酒粕などとさまざまな素材が使用されています。

たとえば、「そば焼酎」は、そば由来の香ばしい香りにすっきりとした飲みやすさが魅力。「黒糖焼酎」は、ほのかに黒糖の甘みを感じるやさしい味わいを堪能できます。

ほかにも、じゃがいも・栗・あずき・赤しそなど、一風変わった素材で仕込んだ銘柄が豊富にラインナップ。麦・芋・米のベーシックな焼酎とともに、さまざまな変わり種銘柄を飲み比べて、焼酎の奥深さに酔いしれるのもおすすめです。

焼酎の選び方

蒸留方法で選ぶ

香りが少なめで割材として飲むなら甲類

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「焼酎甲類」は、「連続式蒸留焼酎」とも呼ばれる、連続式蒸留機で蒸留された焼酎のこと。繰り返しの蒸留により不純物の少ないピュアなアルコール分が取り出されているため、無色透明の液色ですっきりした飲み口に仕上がるのが特徴です。

クセの少ない香味は、さまざまな割り材とも好相性。ロックや水割りなどでシンプルに味わうのはもちろん、お茶やジュースなどとミックスしたカクテルを楽しみたい場合にも重宝します。

なお焼酎甲類は、酒税法によりアルコール度数が36%未満に規定されています。

原料の風味を楽しみたいなら乙類

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「焼酎乙類」は、昔ながらの単式蒸留機を使用して蒸留された焼酎のこと。「単式蒸留焼酎」または「本格焼酎」とも呼ばれており、酒税法によってアルコール度数は45%以下に規定されています。

1度の蒸留で仕立てられているので、アルコールと一緒に香味成分が抽出されて、原料そのものの香りや風味が焼酎に色濃く残っているのも特徴。そのため、焼酎の種類や銘柄ごとに多彩な個性を堪能できるのが魅力です。

焼酎乙類の飲み方は、ロック・ストレート・水割り・お湯割りなどがおすすめ。ぜひ、シンプルなスタイルで焼酎本来の旨みをじっくりと味わってみてください。

飲み方で選ぶ

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焼酎は、飲み方の違いによって表情が変わる奥深さが魅力。基本的にはどの焼酎も多様な飲み方で楽しめますが、より適したスタイルで飲むと本来の香りや味わいを繊細に感じられるので、好みの飲み方に合わせて選ぶのもおすすめです。

たとえば、焼酎をストレート・ロック・水割りでシンプルに味わいたいなら、原料の個性が引き立つ本格焼酎が好相性。お湯割りなら華やかでコク深い芋焼酎などがよく合います。

一方、焼酎でさまざまなカクテルレシピに挑戦したいなら、雑味のないピュアな味わいの甲類焼酎がぴったり。コーヒーやコーラで割ったり、フルーツを浮かべたりなど、自由にアレンジしながら好みの飲み方を見つけていくのも粋な楽しみ方のひとつです。

産地で選ぶ

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焼酎選びで悩んだ際には、産地に注目して、有名どころの銘柄から手に取ってみるのもおすすめです。焼酎は日本全国で造られていますが、とくに盛んなのは九州地方。なかでも麦焼酎なら大分県や長崎県、芋焼酎なら鹿児島県や宮崎県、米焼酎なら熊本県が名産地として知られています。

また、九州には「壱岐焼酎」「球磨焼酎」「薩摩焼酎」と地理的表示が認められた国際的な焼酎ブランドが勢ぞろいしているのもポイント。伝統製法で仕込まれる上質な味わいを堪能できます。

度数をチェック

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市販されている焼酎は、アルコール度数20%や25%のモノが主流。度数によって香りや味わいが変わり、焼酎の楽しみ方が広がるため、ひとつの銘柄で20%と25%の両方を展開している場合もあります。

20%の焼酎は口当たりがまろやかな銘柄が多いので、割らずにストレートやロックで本来の旨みを味わいたい方にぴったり。25%は加水しても香りを楽しみやすいため、水割り・お湯割り・ソーダ割りなどで飲みたいシーンにも重宝します。

また、飲みごたえのある焼酎を求めているなら、蒸留後に割り水を加えず原酒のまま瓶詰した度数40%前後の焼酎に注目。一方、焼酎初心者の方やストレートで気軽に味わいたい方には、度数12%前後に仕上げたすっきりとした飲み口の焼酎もおすすめです。

価格をチェック

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焼酎は、1本1,000円前後のリーズナブルなモノから数万円以上の高級品まで価格帯もさまざまです。そのため、購入する際には価格も要チェック。好みや飲用シーン、用途や予算などに応じたモノを選びましょう。

たとえば、普段飲み用なら、1800mlサイズで1,000~3,000円程度の焼酎に注目。本格焼酎だと2,000~3,000円前後、本格焼酎より価格が安い傾向にある甲類焼酎だと1,000円前後でおいしくコスパよく楽しめる銘柄が揃っています。

一方、贈答用なら、720mlで3,000円程度、1800mlで5,000円程度の高級銘柄がぴったり。大切な方へのプレゼントや特別な日に飲む1本なら、クオリティーの高さと人気、希少性から価格が高騰しているプレミア焼酎などもおすすめです。

焼酎のおすすめ|麦焼酎

二階堂酒造 大分むぎ焼酎 二階堂

二階堂酒造 大分むぎ焼酎 二階堂

大分県の老舗「二階堂酒造」が蔵の名を冠した麦焼酎。原料にも麴にも麦を100%使用している麦焼酎のトップブランドのひとつです。

選りすぐりの大麦と麦麹を清らかな水で醸し、減圧蒸留により丁寧に造られているのが特徴。仕上がる麦焼酎はクセの少ないまろやかな酒質で、口に含めば麦本来の芳醇な香りとふくよかな甘みが広がり、後口にもほんのり香ばしい余韻を堪能できます。

飲み方は、ロック・水割り・お湯割り・ソーダ割りなどがおすすめ。なお「二階堂」シリーズには、本製品のアルコール度数25%のほかにも、度数20%の麦焼酎が展開されています。ぜひ、好みに合わせてセレクトしてみてください。

霧島酒造(KIRISHIMA SHUZO) 本格麦焼酎 霧島ほろる

霧島酒造(KIRISHIMA SHUZO) 本格麦焼酎 霧島ほろる

100年以上の歴史がある宮崎県の酒蔵「霧島酒造」が手がける本格麦焼酎。国産の二条大麦と蔵元オリジナルの「ふわり玄米」で造った米麹を主原料に、独自開発の「エアリアル酵母 」と「紫陽花酵母」を掛け合わせて丁寧に仕込んだこだわりの1本です。

グラスからふんわりと立ち上がるバナナのような甘く軽やかな香りと、口中を満たすなめらかな味わいが好印象。後口には、麦の余韻が続き、飲用シーンをほっこりと彩ります。

まずは、氷を入れたロックスタイルで、燻製ナッツなどをおつまみにシンプルに楽しむのがおすすめ。ジンジャーエールで割って輪切りのライムを添えたり、コーヒーで割ったりと、好みのアレンジも楽しめます。

玄海酒造 壱岐スーパーゴールド22

玄海酒造 壱岐スーパーゴールド22

長崎県壱岐市の「玄海酒造」が手がける壱岐焼酎「壱岐」の人気銘柄です。原料に米麹1/3、大麦2/3を用いる独自製法で仕込まれるのが特徴で、本銘柄は仕上がった原酒をさらにホワイトオーク樽で熟成させた樽貯蔵の本格麦焼酎です。

熟成によって育まれた淡い琥珀の液色と、ほのかに樽のニュアンスを纏う華やかな香りが魅力。ストレート・ロック・炭酸割り・水割り・お湯割りとさまざまな飲み方で楽しめますが、とくに、ソーダ割りにすると香りが豊かに弾けて風味をより繊細に味わえます。

アルコール度数は22%。すっきりと飲みやすく、焼酎初心者の方の入門編にもおすすめ。化粧箱入りなので、ちょっとした贈り物にもぴったりです。

藤居醸造 特蒸泰明

藤居醸造 特蒸泰明

大分県にある焼酎一筋の蔵元「藤居醸造」が造る、フラッグシップの麦焼酎。原料に二条大麦と麦麹を用いて昔ながらの常圧蒸留で風味を豊かに引き出した、飲みごたえのある1本です。

口に含むと広がるのは、麦ならではの香ばしさと麦チョコを想わせるふくよかな甘み。ロックスタイルで飲めば重厚なアルコール感とともにキリッと引き締まった味わいを、お湯割りで飲めば一層引き立つ香りと豊かにふくらむ旨みを堪能できます。

からあげ・焼き鳥・焼肉などの脂モノや味の濃いモノが好相性。食後に、甘いチョコレートと合わせても至福のマリアージュを満喫できます。

黒木本店 百年の孤独

黒木本店 百年の孤独

大切な方へのプレゼントにもおすすめの麦焼酎です。造り手は、宮崎県にある老舗の焼酎蔵元「黒木本店」。選りすぐりの大麦と麦麹を原料に用いて仕込んだ麦焼酎を、オーク樽でじっくりと熟成させた、プレミア焼酎のひとつとして人気の1本です。

グラスに注ぐとあらわれるのは、美しくツヤめく琥珀色と、オークやシガーの香りをほんのりと纏った甘く香ばしい熟成香。ひと口飲めば、樽由来のココナッツと麦特有の風味が幾重にも層を成し、複雑な味わいが生まれます。

アルコール度数は40%。さまざまな飲み方で楽しめますが、水割りにすれば麦が醸す甘みをより繊細に、お湯割りにすれば豊かにふくらむコクと複雑味を程よいアルコール感で楽しめます。

焼酎のおすすめ|芋焼酎

佐藤酒造 佐藤 黒

佐藤酒造 佐藤 黒

鹿児島県霧島市の焼酎蔵「佐藤酒造」が手がける芋焼酎。黒麹仕込みならではのどっしりとしたボディ感と、黄金千貫が醸す華やかな香りが魅力。口に含めば、熟成焼酎ならではのなめらかな舌触りが心地よく、蒸かしたサツマイモのような甘みが力強く広がります。

飲み方は、香りと旨みがまろやかにふくらむお湯割りがおすすめ。プレミア芋焼酎としても知られる高級銘柄なので、焼酎通の方への贈り物にも、特別な日に飲むお酒にもぴったりです。

霧島酒造 赤霧島

霧島酒造 赤霧島

「霧島酒造」を代表する焼酎ブランドのひとつ「赤霧島」。九州産のムラサキマサリを原料に使用し、国産米100%の米麹と霧島連山の清らかな地下水「霧島裂罅水」で丁寧に仕込んだ、香味華やぐ本格芋焼酎です。

高貴なアロマに、口中へきれいに広がる澄み切った甘みが特徴。飲み方は、ロック・水割り・お湯割りなどの定番スタイルのほか、赤霧島と炭酸水を1:2の割合で混ぜる「赤ッキリボール」もおすすめです。

ペアリングするなら、塩味が効いて旨みが凝縮した、チーズや生ハムなどのおつまみが好相性。食後のリラックスタイムには、バニラアイスと合わせたり、水割りやお湯割りにチョコレートを溶かすチョコカクテルを作ったりしてもおいしくおしゃれに楽しめます。

濱田酒造 だいやめ DAIYAME

濱田酒造 だいやめ DAIYAME

鹿児島県の歴史ある蔵元「濱田酒造」が、香熟芋を原料に用いたアロマティックな本格芋焼酎。香熟芋とは、独自技術で香気成分を豊かに引き出したサツマイモのことで、仕上がる焼酎からはライチを連想させる華やかかつフルーティーな香りが漂います。

口中をまろやかに満たす味わいと、後口をすっきりと引き締める心地よいキレも魅力。食前酒や食中酒として飲むなら炭酸割りで、濃い味付けの料理やおつまみとともに、さわやかに楽しむのがおすすめです。

また、ワインボトルなどを想わせるおしゃれで上品な佇まいも好印象。世界的な酒類品評会で受賞歴がある実力派としても知られており、贈答用にも適しています。

森伊蔵酒造 森伊蔵

森伊蔵酒造 森伊蔵

「魔王」「村尾」と並び、鹿児島のプレミアム芋焼酎「3M」として人気を集めている焼酎。鹿児島県産のサツマイモと鹿児島県産米の麹米を主原料に用い、伝統の「かめ壺仕込み」で丁寧に造られる高級銘柄です。

サツマイモが醸す甘くほっこりとした香りに、旨みと甘みがきれいに重なり合う繊細な味わいが特徴。飲み込んだあとにも甘くやわらかな余韻が続き、もうひと口、もう一杯を心地よく誘います。

飲み方は、シンプルにストレート、または氷が溶けるとともに風味の変化を楽しめるロックスタイルがおすすめ。お世話になっている方への贈り物や、特別なひとときを彩るとっておきの1本などに、ぜひチェックしてみてください。

薩摩酒造 さつま白波蔵割り12度 1800ml

薩摩酒造 さつま白波蔵割り12度 1800ml

すっきりとした飲み口で初心者の方にもおすすめの本格芋焼酎です。造り手は、鹿児島県の焼酎蔵「薩摩酒造」。鹿児島県産の黄金千貫と米麹で仕込んだ人気銘柄「さつま白波」の原酒を、蔵の割り水で度数12%に仕立てた低アルコール仕様の1本です。

事前に水で割ってしっかり寝かせた前割り焼酎は、お酒と水がよくなじみ、焼酎本来の個性をよりまろやかに味わえるのが魅力。ひと口飲めば、サツマイモのやさしい香りとやわらかな甘みが、スルスルと軽やかに広がります。

グラスやカップに焼酎を注ぎ、そのまま燗につけたり冷やしたりできる手軽さもうれしいポイント。別途割り水を用意する手間が省けるので、日々の晩酌の準備も簡単です。

焼酎のおすすめ|米焼酎

鳥飼酒造 吟香鳥飼

鳥飼酒造 吟香鳥飼

熊本県人吉市で400年以上続く老舗蔵「鳥飼酒造」が手がける本格米焼酎。独自の吟醸麹造り技術と自家培養酵母により、フルーティーな吟醸香と米のやわらかな旨みを豊かに引き出した、きれいな飲み口の1本です。

クセの少ないフレッシュな味わいは、和洋問わずさまざまな料理と相性がよく、日々の晩酌のお供にもぴったり。料理やシーンに合わせて、ストレートにロック、水割りにソーダ割りと飲み方も幅広く楽しめます。

なお、「球磨焼酎」を代表する人気銘柄のひとつ。白を基調とした気品あふれるボトルが、同じテイストの化粧箱に収められており、季節の贈り物やお返しギフトなどにもおすすめです。

繊月酒造 川辺

熊本県人吉の蔵元「繊月酒造」が手がける球磨焼酎の代表銘柄でもある焼酎です。優れた水質の「川辺川」の水と、川辺川が育む相良村産の米「ひのひかり」で丹念に仕込んだ清らかな酒質の1本です。

グラスからほのかに立ち上がる、クリアな香りが魅力。クセの少ないすっきりとした味わいはロックや水割りなどの飲み方と相性がよく、刺身や魚介の天ぷら、赤身肉のグリルなど素材の旨みをいかした料理と合わせると豊かなマリアージュを奏でます。

また本銘柄は、「ロサンゼルスワイン&スピリッツコンペティション 2013」での最高金賞をはじめ、世界的な酒類品評会で多くの受賞歴がある実力派としても有名。話題性もあるので、米焼酎好きの方へのプレゼントにも適しています。

高橋酒造 白岳KAORU 25度

高橋酒造 白岳KAORU 25度

日々の晩酌でカジュアルに楽しめる本格米焼酎。熊本県の老舗酒蔵「高橋酒造」が、独自の三次仕込みで果実を想わせるフルーティーな吟醸香を豊かに引き出した、華やかな飲み心地の1本です。

米焼酎ならではの旨みとコクに、洋酒のようなさわやかさを兼ね備えた、繊細でバランスのよい味わいも好印象。すっきりした口当たりとクセの少ない飲みやすさは、焼酎が苦手な方にも、焼酎初心者の方にもおすすめです。

また、ジャンルを問わず幅広い料理と合わせやすい汎用性の高さもポイント。ハイボール・ロック・お湯割りなどの定番スタイルをはじめ、フルーツジュースやトニックウォーターで割ったり、ハーブやフルーツを浮かべたりなどと飲み方も多彩に楽しめます。

八海醸造(HAKKAISAN BREWERY) 八海山本格米焼酎 黄麹三段仕込 よろしく千萬あるべし

八海醸造(HAKKAISAN BREWERY) 八海山本格米焼酎 黄麹三段仕込 よろしく千萬あるべし

新潟県南魚沼市の老舗蔵「八海醸造」が、人気の日本酒「八海山」の醸造技術で造る本格米焼酎。清酒酵母と黄麹を3回に分けて仕込む「三段仕込」を採用し、もろみの発酵途中で清酒粕を加えて、減圧蒸留後に2年以上貯蔵させた贅沢な1本です。

口に含むと感じられるのは、上品な香りとやわらかくふくらむ米の旨み。後味を引き締める心地よい飲み口も魅力です。とくに水割りやソーダ割りで飲むと、味わいがさわやかに引き立って飲み飽きせず、ついつい杯が進みます。

小正醸造 メローコヅル エクセレンス

小正醸造 メローコヅル エクセレンス

1957年の発売以来、国内外の酒類品評会で次々と名誉ある賞を獲得している実力派の米焼酎です。造り手は、鹿児島県日置市の蔵元「小正醸造」。選りすぐりの国産米と、米麹で仕込んだ原酒を、オーク樽で6年間じっくり寝かせた、日本初の樽熟成焼酎として知られています。

樽貯蔵によって生まれた、バニラ様の甘くて深い、華やかな香りが魅力的。味わいも丸みを帯び、米本来の旨みと甘みがまろやかにふくらみます。

アルコール度数が41%と高めながら、すいすいと喉を通るスムーズな飲み口で親しみやすいのもポイント。さまざまなスタイルで楽しめますが、ロックスタイルでゆったり楽しんだり、ソーダ割りでさわやかに味わったりするのがおすすめです。

焼酎のおすすめ|その他

獺祭 獺祭 焼酎

獺祭 獺祭 焼酎

人気の日本酒「獺祭」の蔵元が仕込む粕取り焼酎。獺祭の酒粕を贅沢に使用し、剥いだ当日中に蒸留して酒精分を取り出した、自分へのごほうびにも贈答用にもおすすめの銘柄です。

39%と高めのアルコール度数のなかに凝縮された、清酒獺祭由来の華やかでフルーティーな吟醸香に、クセの少ないクリアな飲み口が魅力的。口に含み舌のうえでゆっくりと転がせば、上品にふくらむ米のやさしい甘みと旨みも堪能できます。

飲む際には、大きめの氷を入れたロックスタイルや強炭酸で仕立てるソーダ割りで、華やぐ香りを楽しみながらゆっくりと酔いしれるのがおすすめ。お酒に強い方なら、冷やした獺祭焼酎をショットグラスに少量注ぎ、締めの一杯に嗜むのも一興です。

奄美大島開運酒造 奄美黒糖焼酎れんと

奄美大島開運酒造 奄美黒糖焼酎れんと

黒糖を奄美大島の霊峰「湯湾岳」の伏流水で仕込んだ希少な黒糖焼酎です。黒糖焼酎とは、黒糖を主原料に用いた鹿児島県の奄美群島でのみ生産されている本格焼酎のこと。本銘柄は、香り高い原酒と風味豊かな原酒をブレンドして造られているのが特徴です。

さらに、クラシック音楽が流れる貯蔵タンクのなかで、約3か月じっくりと熟成させているのが特徴。より甘美な芳香を纏った、丸みのあるやさしい味わいに仕上がります。

ストレート・ロック・水割り・お湯割り、カクテルベースにと多様な飲み方ができる懐の深い酒質もポイント。音楽用語で「ゆるやかに」を意味する「れんと」の名の通り、ゆっくり酔いしれたい晩酌タイムのお供におすすめです。

宝酒造(TAKARA SHUZO) 本格そば焼酎 十割

宝酒造(TAKARA SHUZO) 本格そば焼酎 十割

宝酒造が宮崎県に所有する焼酎専門蔵「黒壁蔵」で丹念に仕込まれるそば焼酎。そばと蔵独自のそば麹を原料に用いたそば100%の焼酎で、そば本来の香りと味をストレートに感じられる風味豊かな銘柄です。

コクのある常圧蒸留原酒と軽やかでフルーティーな減圧蒸留原酒を独自にブレンドして仕上げられているのもポイントです。アルコール度数は25%で飲みごたえも十分。飲み方は、定番のストレートやロック、まろやかさと甘みが増すそば湯割りもおすすめです。

合同酒精 しそ焼酎 鍛高譚

合同酒精 しそ焼酎 鍛高譚

北海道白糠町で契約栽培された良質な赤しそを使用したしそ焼酎。乙類焼酎に甲類焼酎をブレンドした「混和焼酎」で、赤しその華やかな香りと豊かな風味をマイルドな口当たりで楽しめる、飲み心地のよい1本です。

アルコール度数が20%とやや低めの仕上がりなので、焼酎の入門編にもおすすめ。さわやかな風味は、和洋問わずさまざまな料理と合わせやすく、日々の食中酒としても活躍します。

また、ロック・水割り・ソーダ割りなどの定番スタイルをはじめ、幅広い飲み方で楽しめる自由度の高さも魅力のひとつ。カットしたフルーツやハーブを浮かべても、晩酌タイムをおしゃれに演出できます。

宮﨑本店 亀甲宮焼酎

宮﨑本店 亀甲宮焼酎

手に取りやすい価格で気軽に楽しめる、日々の晩酌酒におすすめの甲類焼酎。三重県四日市市の老舗「宮崎本店」が、ミネラル分をほとんど含まない地元の天然水で丁寧に仕込んだ、「キンミヤ」の愛称でも親しまれている人気の1本です。原料には、さとうきび・糖蜜を使用しています。

クリアな液色に、口中へまろやかに広がるピュアな味わいと後口でほのかに感じるやさしい甘みが好印象。ブレンドする割り材の色や香り、味わいを繊細に引き立てるため、チューハイやカクテルのベースとして重宝します。

パステルグリーンを背景に「宮」の金文字と小花をあしらった、レトロなパッケージも魅力のひとつ。どこか、下町にある昔ながらの居酒屋の情景を連想させて、飲用シーンに風情をプラスできます。

・1本 1800ml

・2本 1800ml

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焼酎のおすすめの飲み方

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焼酎は、ストレートのほかにも多様な飲み方ができる自由度の高いお酒。季節や気分、シーンなどに合わせて飲み方を変えれば、焼酎のおいしさと楽しさに一層深く浸れます。

たとえば、「水割り」は焼酎本来の風味をやわらかな口当たりで堪能できる、初心者の方にもおすすめのスタイル。「ソーダ割り」は、炭酸の爽快感によって香味をすっきりと味わえるため、脂っこい料理などと合わせる食中酒として活躍します。

最初はストレートのような力強さ、氷が溶けるごとに水割りのようなまろやかさが広がる「ロック」は、個性あふれる本格焼酎をゆっくり嗜みたいシーンにぴったり。湯気とともに香りが立ち上がる「お湯割り」は、冬場の晩酌タイムにほっこりと寄り添います。

カジュアルなシーンなら、ジュースやコーヒーなど、好みのドリンクでオリジナルカクテルを作ってもおしゃれ。ハーブやフルーツをセンスよく浮かべれば、フォトジュニックな見た目も楽しめます。