丹精込めて作られた米を原料としたお酒、「米焼酎」。米の甘みとコクが口に広がり、芳醇な香りと洗練された味わいが魅力です。辛口淡麗で和食にピッタリなモノから、甘くフルーティーなモノまで種類は豊富。

そこで今回は、米焼酎の選び方とおすすめの銘柄をご紹介します。日本酒とは一味違う透き通ったうまみを、ぜひ体験してみてください。

米焼酎とは?

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米焼酎は米を原料としたお酒で、熊本県南部の人吉盆地で多く造られています。米焼酎でおなじみの「白岳(はくたけ)」や「鳥飼(とりかい)」は人吉で生まれたモノ。古くより豊富な米が作られていた人吉では、幕末に向けて藩を上げて米焼酎造がさかんに行われていた歴史があります。

現代でもその名残は続いており、産地表示の保護指定を受け人吉で造られる米焼酎は「球磨焼酎」と呼ばれ高い人気があるお酒です。また、知名度の高い日本酒、新潟の「八海山」や山形の「十四代」の酒造も米焼酎造りを手掛けています。酒造が変われば米も変わり、さらに違った味わいの米焼酎が楽しめるのが魅力です。

芋や麦は独特の香りや癖が人気ですが、米焼酎にはクセがほとんどありません。日本酒と間違えてしまうような透き通った味で、食事にもよく合います。米が主食の日本人の舌にピッタリのお酒です。

米焼酎と日本酒の違いは?

米焼酎は蒸留酒、日本酒は醸造酒です。酒を造り出すためには、原料である米の糖を酵母菌に食べさせてアルコールに変え、もろみと呼ばれる原料になります。

もろみを絞って水を加えてろ過したモノが日本酒で、醸造酒の一種です。日本酒のほか、ビールやワインも醸造酒。日本酒の場合は米そのものをさらに磨いてから造ります。

一方、もろみをそのまま温め、沸点の低いアルコールを含んだ水分を上部で集めて冷やしたモノが米焼酎です。蒸留作業を行うお酒を蒸留酒と呼び、焼酎やウイスキーなどが蒸留酒にあたります。アルコール度は高く、糖分がほぼ含まれないためすっきりした味わいが特徴です。

つまり日本酒と米焼酎の原料は全く同じ。製造過程が違うだけで、味わいも大きく変わります。なお、日本酒のアルコール度数は15%前後に対し、米焼酎は25~40%と高めです。

米焼酎の選び方

産地で選ぶ

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米焼酎初心者の方は、有名な産地の銘柄から挑戦してみるのもおすすめ。「球磨焼酎」をはじめとする熊本県産のモノをはじめ、九州地方では米焼酎の銘柄が多く造られています。また、米焼酎の原料は米であることから、米どころとして有名な新潟県など東北地方にも有名な銘柄が豊富です。

酒造りには気候や水が大きく影響するのもポイント。好きな銘柄がある方は、同じ産地の米焼酎を選ぶと、好みの味わいに近いモノが見つかりやすくなるのでおすすめです。

麹で選ぶ

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黄麹

黄麹はもっとも古くから酒造りに使われていた麹です。雑菌の繁殖を防いでくれるクエン酸を作れないという欠点があるため、白麹や黒麹の発見により、使用されることが少なくなりました。

最近では温度と衛生管理に気をつけることで、フルーティーな香りと軽快な飲み口の焼酎が造れることから注目を集め、黄麹を取り入れる酒造も増えてきています。黄麹を使用した米焼酎では、八海山の「宜有千萬(よろしくせんまんあるべし)」が有名です。

白麹

白麹は、黒麹の突然変異で誕生したといわれます。黒麹と同様の働きをし、造られる焼酎はすっきりとシャープな味わいになるのが特徴。米焼酎の多くに使われ、大石酒造場の「大石」や 高橋酒造の「白岳しろ」、恒松酒造本店「かなた」などに白麹が使われています。

黒麹

黒麹の起源は、沖縄の泡盛に使われる麹菌です。暑い土地でも腐敗しない泡盛に着目して、黒麹が開発されました。黒麹は黄麹と違ってクエン酸を作るため、温暖な九州でも安全に焼酎造りができます。黒麹を使用した焼酎は、インパクトのあるどっしりとした風味が特徴。しっかりした風味の芋焼酎によく使われます。米焼酎では、 福徳長酒類の「博多の華 黒麹」などが有名です。

お米の品種で選ぶ

米焼酎は原料とするお米の品種によって味わいも変わってきます。お米の品種は数多く存在しますが、日本酒や米焼酎に適しているお米は一般的なお米よりも粒の大きい「酒造好適米」です。特に、有名な山田錦や五百万石などがあげられます。

ほかにも新潟や秋田など、有数な米産地の品種から選んだり、好きな米品種から米焼酎を選んだりするのもおすすめです。

蒸留方法で選ぶ

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基本的な蒸留方法は「常圧蒸留」と呼ばれるモノ。窯の中でもろみを温めることで、沸点の低いアルコールが先に蒸発するのでこれを集めて冷やす方法のことです。古くからおこなわれる伝統的な方式で、沸点の高い水分も含まれるため原料の風味がよく引き出されます。

もうひとつが「減圧蒸留」と呼ばれるモノ。気圧が高い場所では水の沸点が下がるので、窯の気圧を下げ50℃前後で沸騰するようにします。そうすることでアルコールをより効率的に集めやすくなり、クリアで雑味のない軽い味の米焼酎ができる方式。

深みのある味わいやロックで飲むのが好きな方は常圧蒸留、クリアでクセのない味が好きでお茶などで割りたい方は減圧蒸留で造られた米焼酎がおすすめです。

米焼酎のおすすめ銘柄ランキング

第1位 鳥飼酒造 吟香鳥飼

鳥飼酒造 吟香鳥飼

フルーティーで華やかな香りが特徴の米焼酎です。熊本県人吉にあり、400年の歴史を誇る鳥飼酒造で造られています。吟醸酒のような豊かな香りと透明感のある味わいの秘密は、使用されている自家培養の酵母と吟醸麹です。クセがなくて飲みやすく、どんな食事ともよく合います。

風味がやわらかく甘みも感じられるので、女性やお酒が苦手な方にもおすすめ。ロックや水割りで飲むと、すっきりとした飲み心地が満喫できます。焼酎好きな方だけでなく、日本酒好きな方からも評価が高い一本です。

第2位 高橋酒造 白岳しろ

高橋酒造 白岳しろ

透明感があるすっきりとした味わいで、食事との相性がよい米焼酎です。ロック、水割り、ハイボールなどどんな飲み方にもマッチし、料理の素材の味を引き立てます。手頃な価格で上品な味と香りが楽しめるため、米焼酎好きな方の毎日の晩酌にもおすすめ。扱いやすい紙パック入りもあるので、見た目にこだわらない自宅用に重宝します。

2014年から6年連続でモンドセレクション金賞を受賞しており、安定した味わいで高く評価されている一本です。万人受けしやすいクセのない風味で、パッケージもシンプルでおしゃれなため、宅飲みの手土産にも向いています。

第3位 大石酒造場 特別限定酒 大石

大石酒造場 大石

白麹で醸された長期熟成の米焼酎です。シェリー樽とコニャック樽を使用して長期熟成されています。両者を絶妙にブレンドさせることにより生まれた、深いコクとまろやかな味わいが絶品。グラスに注ぐと、長期熟成による琥珀の色合いも楽しめます。

熊本県にある大石酒造は、明治5年に創業された歴史ある酒造。常に新しい試みに挑戦する姿勢を大切にし、本製品のような長期熟成品の製造や、自ら所有する土地で酒造好適米「五百万石」の鯉農法無農薬栽培に取り組んでいます。代々受け継がれる味を守り続けている一本です。

第4位 高橋酒造 白岳

高橋酒造 白岳

2020年に発売60周年になる、米焼酎の定番銘柄です。紙パックタイプは後始末も簡単なうえ、安い価格設定なので毎日の晩酌が欠かせない方に最適。ほどよい米の香りとまろやかな口当たりで食事によく合い、飲み飽きません。

水割りにするとさっぱりと飲みやすく、お湯割りにすると香りが引き立ちます。ロックやソーダ割りなど、季節や好みで飲み方がいろいろ楽しめるのもポイント。強く主張しすぎない風味とさっぱりとした後口は、ジュースやお茶などの割り材とも好相性でおすすめの米焼酎です。

第5位 繊月酒造 川辺

繊月酒造 川辺

熊本県の繊月酒造が地域おこしを応援する米焼酎として、各地の米を使用して製造している地域限定品のひとつ。本製品は熊本県球磨郡相良村と協力し、地元産の「ひのひかり」で造られた米焼酎です。水源となる川辺川は、12年連続で水質日本一を誇る清流で、米焼酎造りにおいて重要な役割を果たしています。

おいしい水とおいしい米で造られた、クリアでやわらかな味わいが魅力。ロサンゼルス・ワインアンドスピリッツ・コンペティションでは2013年に部門最高金賞を受賞し、現在世界8カ国に輸出されています。飲みやすく高品質な銘柄が、お手頃な価格で飲めるのでおすすめです。

第6位 ねっか奥会津蒸留所 ねっか

ねっか奥会津蒸留所 ねっか

蔵人自らが米を育て、空き家を利用した小さな蒸留所で造っている米焼酎です。100%地元産の米と、福島県で開発された「きらめき酵母」を使用して造られています。蒸留所のある福島県只見町は日本有数の豪雪地であり、ユネスコ・エコパークに認定された美しい田園地帯。自然の恩恵を活用した地元色の強い銘柄です。

米焼酎とは思えないような、華やかでフルーティーな吟醸香と深い味わいが特徴。和食全般によく合いますが、特に酢飯とは好相性。ラベルも只見町出身の画家の手によるもので、福島への思いが詰まった一本。日本酒好きな方にもおすすめの米焼酎です。

第7位 天草酒造 純米焼酎 天草

天草酒造 純米焼酎 天草

天草酒造は熊本県天草にある唯一の酒造で、明治32年に創業された老舗です。元々は芋焼酎造りで創業しましたが、米焼酎ブームの影響で一時芋焼酎の製造を休止。現在の社名に変更し、本銘柄の製造で新たなスタートを切りました。その後、天草島内の人々の生活に浸透し、愛されてきた銘柄です。

厳選された熊本県産の米と清らかな水を使用し、小規模酒造ならではの丁寧な作業で醸造された名品。まろやかでコクのある味わいが特徴で、クセがなくバランスが整っているため、飲み飽きません。ロックやストレートをはじめ、お湯割りもおすすめです。製造休止していた芋焼酎「池の露」は平成18年、26年ぶりに復活しているので気になる方はチェックしてみてください。

第8位 恒松酒造本店 かなた

恒松酒造本店 かなた

白麹を使用し、すっきりした飲み口が特徴の米焼酎です。熊本県球磨郡で大正6年から続く酒造で造られています。吟醸香を高める独自の製法により、華やかでフルーティーな香りが満喫できるのが魅力。飲みやすいので米焼酎に慣れていない方にもおすすめです。

女性やお酒が苦手な方でもロックで飲めるほど、淡く軽やかでほんのり甘みを感じる口当たりがポイント。使用する水にこだわり、地下80mから汲み上げた地下水を使っています。味わいを象徴するような透明感のあるボトルが美しく、手土産にするとセンスが感じられるのでおすすめです。

第9位 八海醸造 よろしく千萬あるべし

八海醸造 よろしく千萬あるべし

有名な日本酒「八海山」を醸造する八海醸造が造っている米焼酎です。本製品は清酒酵母と黄麹を3回に分けて仕込んだ「三段仕込」で造られています。発酵途中に上質で新鮮な酒粕を加えているのが、日本酒蔵ならではのポイント。上品な吟醸香と芳醇な旨みが感じられるぜいたくな米焼酎に仕上がっています。

2年以上貯蔵されているため、ふくよかでマイルドな口当たりも魅力です。製品名は「限りなく多くの福が得られるように」と願う中国の古い言葉に由来します。どんな料理と合わせても至福のときが得られる名品。日本酒のスペシャリストの醸造技術を、米焼酎でも堪能してみてください。

第10位 宝酒造 よかいち

宝酒造 よかいち

100%国産米を70%まで精米して造られた米焼酎です。黄麹と、同メーカーが独自に開発した香り酵母を使用することで華やかな香りに仕上がっています。さらに、三段仕込・低温発酵をおこなうことで、クリアで飲みやすい味わいを実現。本製品が造られている黒壁蔵は、自然豊かな宮崎県高鍋町にあります。

本製品は、日本酒「松竹梅」や芋焼酎「一刻者」などの銘酒を生んでいる宝酒造の醸造技術と、高鍋町の自然の豊かさが融合して生まれた名品です。紙パック製品は購入時も瓶ほど重くなく、廃棄するときも取り扱いやすいのがポイント。高品質なのに安い価格で手に入るのでコスパの高い一本です。

第11位 高木酒造 十四代

高木酒造 十四代

高木酒造は創業380年以上の歴史を誇る山形県の酒造です。国内外で高く評価され、プレミアム価格で販売されている日本酒「十四代」で有名。本製品は「十四代」の名を冠した米焼酎で、大量生産されておらず日本酒ファンからも人気が高いため、入手困難な米焼酎です。

日本酒と同じように低温発酵で造られ、すっきりとしたなかに香り高い吟醸香と後味のキレのよさが感じられます。米本来の旨みやコクが感じられ、限りなく日本酒に近い米焼酎といわれるので、日本酒好きな方へのプレゼントにもおすすめです。

第12位 小正醸造 メローコヅル エクセレンス

小正醸造 メローコヅル・エクセレンス

オーク樽で長期熟成された米焼酎です。オーク樽由来の芳醇な香りと、長期熟成の奥深い味わいが魅力。昭和32年に日本で初となる長期熟成米焼酎として発売されて以来、ロングセラーを続けています。香港インターナショナル・ワインアンドスピリッツ・コンペティションでは2014年に最高賞および金賞を受賞。

41%とアルコール度数が高いため、じっくり味を楽しみながら飲むのがおすすめです。ロックで飲むときは最初はストレートに近い濃さがあるので、氷を溶かしながらゆっくり楽しんでください。高いアルコール度数を生かして炭酸割りにしてもおいしく飲めます。淡い琥珀色で見た目も楽しめる一本です。

第13位 石本酒造 越乃寒梅 古酒 乙焼酎

石本酒造 越乃寒梅 古酒 乙焼酎

「越乃寒梅」は新潟県の酒造が造る、有名な日本酒銘柄として知られています。本製品は、同酒造の二代目が「蒸留酒を造りたい」と望んでいた想いを引き継ぎ、平成2年に初めて発売された米焼酎です。越乃寒梅の大吟醸酒を仕込んだ際にとれる酒粕を主に使用したぜいたくな一本。

じっくりと約5年間熟成させて造られています。ごく少量しか生産されないため、希少価値の高い製品です。古酒ならではの旨みと重厚な味わい、上品で澄み切った香りが特徴。長期熟成酒のため、40%の高いアルコール度数となっています。お湯割りやロックでじっくり味わいたい方におすすめです。

第14位 旭酒造 獺祭

旭酒造 獺祭

山口県にある旭酒造が造る日本酒 「獺祭」は国内外で高く評価され、日本が世界に誇る名酒のひとつです。本製品は、獺祭を造る際に取り出した酒粕を再発酵して造られた粕取り焼酎。少量生産のため希少価値が高く、プレミア価格が付いています。

日本酒の獺祭と同じく、フルーティーでまろやかな味わいが楽しめます。水割りにしても負けないほど、高く立ちのぼる芳醇な香りが特徴です。ほかに、お湯割りや炭酸割りなどどんな飲み方とも好相性。獺祭好きな方にプレゼントすると喜ばれます。

第15位 宮下酒造 シェリー樽貯蔵本格米焼酎 初代亀蔵

宮下酒造 初代亀蔵

シェリー樽で熟成させた米焼酎です。樽由来のほんのり甘い香りと、焼酎の芳醇な香りがハーモニーを奏でます。熟成酒ならではのまろやかで深みのある味わいも魅力。重厚で美しい見た目のカメ壺は上質な美濃焼で作られており、遠赤外線効果で酒質がまろやかになるともいわれています。

飲み終わったあとは別の焼酎を入れて熟成を楽しめるので、お酒好きな方へのプレゼントにぴったり。インパクトがある高級品なので、記念品やお祝いの席に持参する品としても最適です。柄杓が付属しているため親戚が集まる年末年始や、パーティーシーンでも盛り上がります。

第16位 旭酒造 吟蒸・耶馬美人

旭酒造 吟蒸・耶馬美人

大分県にある旭酒造が造る米焼酎です。年ごとに最高と認められた米焼酎をさらに10年以上熟成させて送り出す、酒造の自信作。豊かな熟成香と角の取れたまろやかな味わいが感じられます。

耶馬美人の米焼酎は昭和57年の国税庁鑑評会で日本一を受賞し、「ライス・ブランデー」と評された名品。その後も600石(一升瓶で約6万本)という少量生産のもと、家族経営を変えることなく、丁寧な焼酎造りを続けているため希少価値の高い銘柄になっています。同銘柄のスタンダードな米焼酎は7年の長期熟成のため、飲み比べてみるのもおすすめです。

第17位 豊永酒造 豊永蔵

豊永酒造 豊永蔵

1986年から有機農法米を原料とした焼酎に力を入れている、豊永酒造が造った米焼酎です。熊本県球磨郡で造られる球磨焼酎で、同蔵を代表する定番品。ヨーロッパに根づき、ワイン界で用いられる「テロワール」の概念を取り入れ、風土・気候に根ざした焼酎造りをしています。

有機栽培で作られた米の旨みが存分に味わえる一方で、するりと飲みやすいクリアな味わいが魅力。白ワインのように魚料理やあっさりとした食事と合わせるのがおすすめです。2015年度ロサンゼルス・インターナショナル・スピリッツ・コンペティションでは金賞を受賞するなど、数々の品評会で高評価を受けています。

第18位 黒木本店 野うさぎの走り

黒木本店 野うさぎの走り

もち米を使用したカメ貯蔵の米焼酎です。「中々」や「百年の孤独」といった高級な麦焼酎で知られる黒木本店が造っています。3~5年の貯蔵酒をブレンドして造られた熟成酒のため、スモーキーな香りやナッツのニュアンスが感じられるのが特徴。

熟成や樽由来による奥行きのある複雑な風味に加えて、37%と高めのアルコール度数がさらに深みを生んでいます。ドライですっきりとした味わいを楽しむには、水割りにするのがおすすめ。お湯割りにすると旨みが増し、まろやかな味わいになります。

第19位 天山酒造 純米焼酎 七田

天山酒造 七田

佐賀県にある日本酒蔵、天山酒造が造る米焼酎です。同酒造は各種日本酒「七田」や大吟醸「飛天山」などが、国際的に高く評価されている実力派。本製品は原料に酒造好適米である山田錦を使用し、吟醸酵母と黄麹で醸した香り高い一本です。減圧蒸留によりすっきりとドライで、フルーティーに飲みやすく仕上げられています。

日本酒造りの技術が生かされた名品で、日本酒と焼酎のよさを兼ね備えているのがポイント。クリアでフルーティーな味わいは初心者でも飲みやすく、爽やかな喉越しは焼酎が苦手な方にもおすすめです。水割りやロックで飲むのに向いています。

第20位 那須酒造 球磨の泉 常圧

那須酒造 球磨の泉

那須酒造は熊本県球磨郡にある酒造です。大正6年の創業以来、もろぶたによる麹づくり、カメ仕込みなど伝統的な製法をかたくなに守り続けています。本製品は昔ながらの常圧蒸留で造られた米焼酎。素材の旨みが生かされ、米の個性がきわだった風味が特徴です。家族経営で丁寧に造られる希少価値の高い一本。

2013年春季全国酒類コンクールの本格焼酎部門で、初出品した本製品が第1位を獲得したことから、全国的に注目を集めるようになりました。ぬるめの燗にすると旨みやコクが引き立ち、おいしく飲めるのでおすすめです。造り手の個性が感じられるので、通好みの銘柄といえます。

第21位 寿福酒造場 武者返し

寿福酒造場 武者返し

寿福酒造場は、当時珍しかった女性杜氏が代表を務める酒造所です。明治23年の創業以来、常圧蒸留ひとすじで造り続けている酒造としても知られます。すっきりとした風味が特徴の減圧蒸留に比べて、常圧蒸留は力強く深いコクが生まれるのが特徴です。本製品は地元産の新米を100%使用して造られ、常圧蒸留されたのちに2年間熟成しています。

全工程が手作業で行われ、丁寧な酒造りをしているのがポイントです。米のほのかな甘みが感じられ、どっしりとした味わいのあとに、キレのよさが楽しめます。濃厚な風味を存分に楽しむには、お湯割りが最適です。

第22位 高田酒造 遊木

高田酒造 遊木

高田酒造は熊本県球磨郡に蔵を構え、少量生産にこだわる酒造です。創業以来使用されている石蔵の麹室や、昔ながらのカメ仕込みを続けています。地中に埋め込まれたカメは、地下の水脈によりほどよく冷やされる効果もあり、自然の恩恵を利用しながらおいしい焼酎を育んでいるのが特徴です。

ホワイトオーク・リムザンオーク・コニャック・シェリー・スコッチの5種類の樽で熟成させた球磨焼酎を、それぞれの熟成具合を見ながら少しずつブレンドした希少品。樽由来の香りが複雑に絡み合い、まろやかで深い味わいは高級ブランデーに匹敵すると評されます。焼酎の常識を覆す存在感のあるテイストでおすすめの銘柄です。

第23位 杜の蔵 吟香露

杜の蔵 吟香露

杜の蔵は福岡にある酒造です。本製品は、地元産の米と地下からくみ上げる軟水を使用し、酒粕を原料に独自の蒸留法を用いて造られます。伝統を重んじながら、現代にマッチする新たな可能性を探って生み出された一本です。吟醸酒の酒粕を使用することで、果実のようなフルーティーな香りが感じられます。

いつもと違うモノが飲みたい米焼酎党をはじめ、初心者にもおすすめの銘柄。酒粕を原料にしていることで日本酒に近い味わいが楽しめるため、日本酒好きな方へプレゼントしても喜ばれます。

第24位 福徳長酒類 博多の華 黒麹

福徳長酒類 博多の華 黒麹

オノエングループが経営する、福徳長酒類の久留米工場で造られている米焼酎です。黒麹で仕込まれたどっしりとした濃厚な味わいが特徴。蒸留後のろ過温度を従来品よりも低くすることで、よりクリアでマイルドな味わいに仕上げられています。

ほのかに甘く、まろやかでやさしい口当たりは、水割りやロックで飲むと引き立つのでおすすめ。食中酒にもぴったりで、毎日の晩酌で活躍します。紙パックタイプは安いうえ、取り扱いやすいのがうれしいポイントです。

番外編:米焼酎のおすすめの飲み方

ストレート

米焼酎本来の香り・味をそのまま味わうなら、「ストレート」がおすすめ。20℃前後の常温は、焼酎の品評会でも採用されている雑味を感じにくい温度です。丁寧に造られた米焼酎ほどクリアなうまさを実感できます。

米焼酎を数時間冷やして飲めば、飲み口が引き締まり飲みやすさがアップ。鼻からとろけるように抜ける香りが心地よい飲み方です。保存はおよそ5~10℃前後、冷蔵庫なら通常の冷蔵室ではなく野菜室がおすすめ。

もし冷やしすぎてしまったら、口で溶かすようにゆっくり飲んでみてください。香りや味がふわりとほどけて一層味わい深くなります。ストレートで飲むならばアルコール度は25%くらいの米焼酎がおすすめです。

ロック

大きめの氷に米焼酎を注ぎ入れるロック。飲み始めはストレートのように、飲み終わりは水割りのように違った味わいが楽しめます。ロックの場合米焼酎をたっぷり注ぐのではなく、氷の半分程度がおすすめです。

水割り

米焼酎のアルコール度数は25~40%と高いため、ストレートでは飲めない方には水割りがおすすめ。アルコールのきつさが抑えられますが、香りや味わいは存分に楽しめます。

25%の米焼酎の場合、米焼酎:水=1:1ならアルコール度は12.5%でワインと同程度、1:4ならアルコール度は5%になり、ビールと同程度のアルコール度数まで落とせます。せっかくなのでおいしい水で割って味わいましょう。

ソーダ割り

楽しくワイワイ飲みたいときや、米焼酎が初めての方にはソーダ割がおすすめ。いわゆるチューハイと同じ感覚で飲め、すっきり爽快な飲み心地です。ライムやレモンを添えると、さらにフレッシュ感がアップします。

お湯割り

寒い日にぽかぽかのぬくもりをくれるのがお湯割り。アルコールのきつさをやわらかくするうえ、香りがよく立ち、米の甘みもより感じやすい飲み方です。温めたお酒は吸収がよくなり酔いが回りやすくなるのでゆっくり味わってください。