クセが少なく、まろやかな風味が楽しめるモノが多い「高級焼酎」。桐箱などに入っている製品も多く、目上の方へのギフトにもおすすめです。
高級焼酎は誰もが知っている有名な銘柄をはじめ、さまざまなバリエーションがあります。そこで今回は、おすすめの高級焼酎をご紹介。あわせて、おいしい高級焼酎を選ぶポイントも解説するので、購入の際の参考にしてみてください。
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高級焼酎とは?
高級焼酎とは、一般的な焼酎よりも高い価格で取引されている焼酎のことです。明確な定義はありませんが、720mlで3,000円、1.8Lで5,000円程度のモノから高級焼酎とされる傾向にあります。
しかし、なかには生産量に対して人気が高く、蔵元が設定した定価に比べて大きく市場価格が高騰しているケースもあるので、注意が必要。値札を見ると、定価で流通している高級焼酎が見劣りしてしまう可能性もありますが、品質は良好なため、価格だけで判断しきれないのが現状です。
高級焼酎は、一般的な焼酎よりもクセが少なく、口当たりがよいのが魅力。焼酎の独特の香りが苦手な方や、普段お酒をあまり飲まない方でも飲みやすい製品が多くラインナップしています。
高級焼酎と普通の焼酎の違い
高級焼酎は、普通の焼酎よりもこだわった原料を使用して造られている製品が多いのが特徴。焼酎の原材料はおもに芋・麦・米などですが、恵まれた気候や土壌で育った非常に品質のよい原料や、焼酎造り専用の希少な品種を厳選して使用しています。
また、普通の焼酎の熟成期間が1~3ヵ月ほどなのに対し、高級焼酎は1~3年以上とじっくり熟成されているモノが多いのも特徴。長く寝かせることで香りや味わいが深みを増すため、まろやかな口当たりが楽しめます。
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高級焼酎の選び方
種類をチェック
芋焼酎
芋焼酎はサツマイモを原料に造られたモノ。独特の濃厚な香りと風味がありますが、高級焼酎では芋ならではのクセが抑えられて飲みやすくなっているモノが多いのが特徴です。
芋らしい風味は残しつつも洗練された味わいが楽しめるモノや、変わった品種の芋を使用したフルーティな味わいのモノなど、製品によってさまざまな個性が楽しめるのが芋焼酎の魅力。インパクトのある味わいの焼酎が好きな方におすすめです。
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麦焼酎
麦焼酎は、麦を原料に造られたモノ。麦焼酎はあっさりとしたやさしい味わいの製品が多いのが特徴で、クセが少ないため焼酎独特の味わいが苦手な方や、焼酎初心者にもおすすめです。
高級麦焼酎のなかには、木樽で熟成させている製品もあります。麦ならではの香ばしさと樽の香りがよく合い、高級感あふれる味わいが楽しめるのでチェックしてみてください。
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米焼酎
米焼酎は、米を原料に造られたモノ。クセの少ないすっきりとした口当たりが特徴ですが、なかでも高級米焼酎は米の味わいがしっかりと主張してくるモノが多く、米ならではの甘みや旨味を存分に味わえます。
長期熟成している製品が多く、日本酒のような味わいが楽しめるため日本酒が好きな方にもおすすめ。フルーティな味わいのモノや濃厚な味わいのモノなど、風味は製品によってさまざまです。
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焼酎の分類をチェック
甲類
甲類焼酎とは、原料であるもろみを連続して投入しながら蒸留を行う「連続蒸溜」によって造られた焼酎のこと。アルコール度数は36%未満とされています。
無色透明で、ピュアな味わいが楽しめるのが甲類焼酎の特徴。クセが少ないため、そのまま飲むほか酎ハイなどのベースとして使用するのもおすすめです。
ただし、効率的に生産でき、リーズナブルな価格で手に入りやすいため、高級焼酎としてのラインナップはほとんどありません。
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乙類
乙類焼酎とは、もろみを一度投入するごとに一度だけ蒸溜を行う「単式蒸溜」によって造られた焼酎のこと。日本で古くから行われてきた技法で、アルコール度数は45%以下とされています。
アルコール以外の香味成分も抽出されるため、米や麦などそれぞれの原料が持つ風味や香りがしっかりと味わえるのが乙類焼酎の魅力。ロックやお湯割りなど、シンプルな飲み方がおすすめです。
混和焼酎
混和焼酎とは、ピュアな味わいの甲類焼酎と、原料の豊かな風味が味わえる乙類焼酎をブレンドして造られた焼酎のこと。乙類焼酎はクセが強すぎるが甲類焼酎では物足りない、という方にも適したマイルドな味わいが魅力です。
さらに、混和焼酎はブレンドされる焼酎の割合によって「焼酎乙類甲類混和」と「焼酎甲類乙類混和」の2種類に分類されます。「焼酎乙類甲類混和」は乙類の割合が多く比較的豊かな風味、「焼酎甲類乙類混和」は甲類の割合が多く比較的すっきりした味わいです。
混和焼酎も甲類焼酎と同様、リーズナブルで購入できるモノが多く、高級焼酎として販売されている銘柄はほとんどありません。
高級焼酎のおすすめ銘柄|芋焼酎
村尾酒造 村尾
「森伊蔵」「魔王」と並び「3M」の一角をなす高級芋焼酎「村尾」。鹿児島県薩摩川内市の山里にある老舗酒蔵「村尾酒造」が、良質な「黄金千貫芋」と国産米を原料に用い、伝統のかめ壺で丹念に仕込む希少な1本です。
グラスに注ぐと立ち上がるのは、芋の香ばしさを纏う芳醇な香り。口に含めば、芋焼酎ならではの甘みと旨味が力強く広がります。
重厚な味わいながらも、まろやかな口当たりでバランスがよく、飲みやすいのもポイント。村尾焼酎の神髄を味わいたい場合にはストレート、爽快な飲み口を好むならロック、寒い季節には香味が豊かにふくらむお湯割りで飲むもおすすめです。
白玉醸造 魔王
約120年続く老舗酒蔵「白玉醸造」が手がける高級焼酎です。鹿児島を代表するプレミアム芋焼酎「3M」の一角を担う人気銘柄。「魔王」の名の由来は、魔界へ酒を調達する悪魔たちが天使を誘惑することでもたらされた、特別な酒という意味だといわれます。
グラスから漂う、リンゴや柑橘系果実の華やかかつフルーティな香りが魅力的。味わいはすっきりと軽やかで、後口には、豊かな余韻を堪能できます。
飲み方は、魔王の香味をよりやわらかく味わえる水割りや、氷が溶けるとともに味の変化をゆっくりと楽しめるロックが好相性。芋焼酎特有のクセが少なく飲みやすいので、焼酎通の方にはもちろん、初心者の方にもおすすめです。
森伊蔵酒造(MORIIZO SHUZO) 森伊蔵 金ラベル
「3M」のひとつとして称され、日本の焼酎ブームを牽引してきた人気の高級芋焼酎です。造り手は、鹿児島県垂水市の老舗酒蔵「森伊蔵酒造」。明治18年の創業より受け継がれる「和がめ」を使用し、伝統の技で丹念に仕込まれている上質な1本です。
主原料には、鹿児島県で契約栽培されるサツマイモに、鹿児島県産米の麹米を厳選使用。サツマイモのやさしい甘みと豊かな旨味がすっきりと広がる洗練された味わいで、後口には長い余韻が続きます。
まずはストレートで、森伊蔵本来の香味をじっくりと堪能するのがおすすめ。ゆっくりと酔いしれたいシーンでは、氷入りのグラスに焼酎を注いだロックスタイルで、氷が溶けるにつれて味わいが変わるさまを楽しむのも一興です。
佐藤酒造(Satoh Distilling) 黒麹仕込 佐藤
高いクオリティで多くの焼酎ファンを魅了する高級芋焼酎「佐藤」。鹿児島県霧島市にある焼酎蔵「佐藤酒造」の代表銘柄で、黒麹ならではのどっしりとしたボディ感と、幾重にも重なる多様な旨味を楽しめる飲みごたえのある1本です。
「黄金千貫」の力強く香ばしい香りが好印象。熟成を経て丹念に仕上げられた焼酎は、繊細かつなめらかな舌触りで、しっかりとした甘みも豊かに広がります。
おすすめの飲み方はお湯割り。重厚な風味が一層際立ち、湯気とともに立ち上がる芳香とともに、口中を贅沢に満たします。
西酒造 天使の誘惑
鹿児島県日置市に蔵を構える「西酒造」の高級芋焼酎。契約農家で栽培された鹿児島県産の「黄金千貫」を白麹で仕込み、長期熟成を経て仕上げられたこだわりの銘柄です。
グラスに注ぐとあらわれる液色は、ウイスキーやブランデーなどにも似た、淡く美しい琥珀色。口に含めば、サツマイモの甘くやさしい香りとともに、上品な旨味がトロリと広がります。
なお本銘柄は、世界3大酒類コンテストのひとつ「IWSC2014」において最高金賞の栄誉を獲得した実力派としても有名。アルコール度数は40%と高めですが、まずはストレートで熟成古酒ならではの深い香味をじっくりと堪能するのがおすすめです。
霧島酒造(KIRISHIMA SHUZO) 黒霧島MELT
樽貯蔵を含む10年の長期熟成を経て仕上がる、こだわりの高級芋焼酎です。造り手は、「本格焼酎」という名称を生み出した宮崎県都城市の老舗酒蔵「霧島酒造」。溶けるなどの意味を持つ「MELT」の名の通り、とろけるように濃醇な味わいの1本です。
長い年月をかけてゆっくりとまるみを帯びた焼酎は、淡い黄金色の液色がグラスを彩り、フルーツやバニラを想わせる芳香を豊かに放つのが特徴。口中には、トロリとした甘みが心地よく広がります。
好みやシーンに合わせてさまざまな飲み方で楽しめますが、食中酒として飲むならソーダ割りがおすすめ。また、ロックスタイルの「黒霧島MELT」にチョコレートなどのスイーツを合わせれば、まろやかな甘みが溶け合う至福のマリアージュも堪能できます。
チエ イマイ(CHIE IMAI) 本格芋焼酎 MORRIS モーリス
日本生まれのラグジュアリーブランド「チエ イマイ」が、鹿児島県の老舗蔵元ともに作り上げた高級芋焼酎「モーリス」。薩摩土で育った「黄金千貫」を黒麹で丹念に仕込み、花のような香りを引き出した斬新な銘柄です。
口に含むと広がるのは、「飲む香水」とも称されるサツマイモの甘く華やかな香味と、黒麹による深いコク。クセの少ないやわらかな味わいで飲みやすいため、焼酎初心者の方の入門編にもおすすめです。
また、本銘柄は世界的に権威のある酒類コンペティションにおいて数々の栄誉ある賞を獲得しており、大切な方へ贈るプレゼントにもぴったり。モーリスとトニックウォーターを合わせる「モーリス ウォーター」で、ぜひおしゃれに満喫してみてください。
さつま無双 薩摩安納 火焔山
種子島の特産品として全国的に知られる「安納芋」を原料に使用した高級焼酎です。甘みを増すために、焼き芋にしてから仕込まれているのがポイント。「天然のスイーツ」とも呼ばれる、安納芋ならではの魅力をじっくりと堪能できる1本です。
仕込みには、地中に埋め込まれた、500~600Lのかめ壺を使用しています。発酵を終えたもろみは、杉の木でできた木樽蒸留器を用いて蒸留。加えて、貯蔵にもかめ壺を使用しており、本格的な熟成酒に仕上がっています。
アルコール度数は30%。華やかな香りとやわらかい甘みが際立つ、コク深い味わいが特徴です。ストレートやロックのほか、水割りやお湯割りなど、好みの飲み方でおいしく楽しめます。
田苑酒造 五百年蔵 甕貯蔵
プレゼントにぴったりの高級焼酎です。約130年前の創業時から伝わるという、秘伝のかめを使ってじっくりと熟成。まるみのあるやわらかな香りで、トロリと濃厚な味わいに仕上がっています。
仕込みや貯蔵の際には、「田苑酒造」独自の製法「音楽仕込み」を採用。ベートーヴェンやモーツァルト、ビバルディなどのクラシックの名曲を流すことでタンクに振動を与え、高い発酵促進効果や熟成効果が得られるとされています。
本銘柄にはひしゃくも付属。かめにひしゃくを入れてグラスに注ぐことで、風情も楽しめます。飲み方はロックや炭酸割りがおすすめです。
高級焼酎のおすすめ銘柄|麦焼酎
篠崎 千年の眠り
福岡県朝倉市の酒蔵「篠崎」が手がける高級麦焼酎「千年の眠り」。厳選大麦を地元の清らかな地下水で仕込み、蒸留後、樫樽で4年以上じっくり寝かせて仕上がるこだわりの古酒です。
グラスに注ぐとあらわれる艶やかな琥珀の液色が、飲用シーンに気品と上質感をプラス。口に含めば、麦の風味を豊かに感じられます。
なお、「千年の眠り」の名は、九州最大の大河として知られる筑後川の別名「千歳川」から名付けられたモノ。「千年間流れをたたえ続ける川のように、時代を越えて飲んでいただける焼酎に育てたい」という蔵元の想いが込められています。
長い年月をかけて研ぎ澄まされたクリアな味わいを、ストレートにロック、水割りにお湯割りとさまざまな飲み方で楽しんでみてください。
黒木本店 百年の孤独
明治18年の創業より焼酎一筋の老舗蔵元「黒木本店」の高級麦焼酎。麦と麦麹を良質な地下水で仕込み、できた原酒をさらに木樽でじっくりと熟成させた、蔵人のこだわりが光るプレミアムな銘柄です。
グラスを彩る美しい琥珀の液色と、鼻腔をくすぐるオークやシガーの上品な熟成香が印象的。なめらかな口当たりで、ココナッツや麦の風味などが次々と折り重なる、多層的で凝縮感のある味わいが広がります。
穀物の甘みを満喫したい場合には水割り、重厚なコクと香りを楽しみたい場合にはお湯割りで飲むのがおすすめ。また、古紙に英字をあしらった異国情緒あふれる佇まいは、自宅用のほか焼酎通の方へのプレゼントにもぴったりです。
研醸(KENJOU) 長期熟成麦焼酎 梟
福岡県三井郡大刀洗町に蔵を構える「研醸」の高級麦焼酎です。焙煎した麦を原料に仕込み、原酒を5~7年ほどの年月をかけて熟成させるこだわりの1本。仕上がる焼酎は、琥珀の美しい液色を纏い、上品な樽香を豊かに放ちます。
口中をまろやかに満たす、麦由来の香ばしい甘みも魅力的。円熟味あふれる味わいは、ストレートやロックなどのシンプルな飲み方でじっくりと楽しむのがおすすめです。
また本銘柄は、「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション」での最高金賞をはじめ、数々の賞を獲得している実力派としても人気。黒を基調とした気品のあるボトルデザインで、ギフト用の高級焼酎を求めている方にも適しています。
四ッ谷酒造(Yotsuya shuzou) 兼八
大分県宇佐市の老舗「四ッ谷酒造」が造る麦焼酎です。「兼八」は蔵元を代表する人気銘柄で、創業者である四ッ谷兼八氏の名を冠したモノ。原料に「はだか麦」を使用し、伝統の常圧蒸留により麦本来の香味をじっくりと引き出した個性あふれる1本です。
グラスに注ぐと立ち上がるのは、香ばしい麦の豊かな香り。口に含めば、麦チョコを想わせる洗練された香ばしさと甘みに、深いコクが心地よく折り重なってなめらかに広がります。
飲み方は、甘さがすっきりと引き立つロックスタイルで、シンプルに堪能するのがおすすめ。飲みごたえのある麦焼酎を好む方は、ぜひチェックしてみてください。
雲海酒造(UNKAI SHUZO) 綾セレクション
樽で長期熟成を経て仕上げた、美しい琥珀色の高級麦焼酎です。造り手は、宮崎県宮崎市に本社を置く大手焼酎メーカー「雲海酒造」。良質な麦を原料に、ミネラル豊富な名水「綾の湧水群」で丹念に仕込んだ、麦の旨味が際立つ銘柄です。
口中を心地よく満たす、甘やかな樽香に、熟成焼酎ならではのまろやかでコク深い味わいが特徴。自宅用にはもちろん、大切な方へ贈るギフトにもぴったりです。
アルコール度数は38%と高め。本来の香味を堪能したい方はシンプルにストレートで、麦焼酎初心者の方などはロックですっきりと味わうのもおすすめです。
八鹿酒造(YATSUSHIKA BREWERY) 銀座のすずめ aged7years
創業150年を超える大分の老舗「八鹿酒造」が手がける高級麦焼酎。本銘柄は、蔵元の人気シリーズ「銀座のすずめ」のなかでも7年間の長期熟成を経て仕上がる、より手間暇のかかった上質ラインです。
良質な麦と麦麹を使用。バーボン樽に詰め、温度と湿度が年中一定に保たれる旧国鉄のトンネル貯蔵庫で寝かせているのが特徴です。ゆっくり時を経た焼酎は、余韻まで続くまろやかな香ばしさを豊かに纏います。
飲み方は、大きめの氷とともにグラスへ注ぐロックがおすすめ。氷が溶けるにつれて幾重にも変化する深い味わいを、ぜひじっくりと堪能してみてください。
佐藤酒造(Satoh Distilling) 佐藤 麦
初心者の方の入門編にもおすすめの飲みやすい高級麦焼酎です。造り手は、プレミア芋焼酎「佐藤」で名を馳せる鹿児島の酒蔵「佐藤酒造」。麦の素材感を生かし、やさしい甘みと香ばしさが豊かに引き出された、旨味があふれる1本です。
グラスから漂うのは、奥行きのある甘い香り。麦の油分を多めに含んだコクのある味わいは、味を引き立てるお湯割りと好相性です。
芋焼酎「佐藤」と同様人気銘柄なので、大切な方へ贈るプレゼントにもぴったり。芋焼酎と麦焼酎の味比べをするのも一興です。
老松酒造 長期貯蔵麦焼酎 麹屋伝兵衛 古酒
30年以上熟成させた希少な原酒をはじめ、個性もさまざまな原酒を複数ブレンドして造られた高級焼酎です。原料には厳選された麦だけを使用しており、大分県の水郷として知られる天領日田の名水で仕込まれます。
アルコール度数は43%と高いものの、熟成によって原酒のまろやかさが際立った味わいが特徴。ふくよかな旨味まで感じられる個性的な酒質は、麦焼酎の概念を破った仕上がりともいわれています。
おすすめの飲み方はロック。氷の溶け具合とともに複雑に変化する香味をじっくりと楽しめます。高級感あふれる化粧箱入りなので、麦焼酎ファンの方への特別な日のプレゼントにもおすすめです。
酒蔵王手門 桐之桃山
フルーティな香りが特徴的な高級焼酎です。熟成樽にはシェリー樽を使用。じっくりと長期熟成させることで、濃厚でまろやかな味わいを生み出しています。
原料にはオーストラリア産の麦を使用。減圧蒸留で造られています。アルコール度数は40%。ストレートやロックでゆっくり時間をかけて楽しむのがおすすめです。
ラベルには、農民から一代で天下人まで昇り詰めた人物、豊臣秀吉が残した辞世の句が記されています。麦焼酎の常識を覆す新感覚の味わいは、洋酒ファンの方にもぴったりの1本です。
高級焼酎のおすすめ銘柄|米焼酎
旭酒造(AsahiShuzo) 獺祭 焼酎
人気の純米大吟醸「獺祭」を醸す山口県の酒蔵「旭酒造」の高級米焼酎です。主原料には、清酒獺祭からとれる酒粕を使用。当日中に蒸留し、酒精分を取り出した、贅沢な1本です。
アルコール度数を39%と高めに仕上げて、獺祭のフルーティな香りを閉じ込めているのが特徴。口に含めば、華やかな含み香とともに、やさしく繊細な甘みが上品に広がります。
クセの少ないきれいな味わいは、普段焼酎を飲み慣れていない方にもおすすめ。好みや飲用シーンに合わせて、ロック・水割り・ソーダ割りなどと飲み方も多様に楽しめます。
鳥飼酒造 吟香 鳥飼
フルーティな香りが華やかに香る高級米焼酎「吟香 鳥飼」。歴史ある蔵元「鳥飼酒造」が、伝統の技術で米を磨き自家培養の酵母を用いて丹念に仕込んだ、特別な日に飲むのにおすすめの上質な1本です。
クセの少ないきれいな口当たりは、食事と一緒に楽しむ食中酒にぴったり。やわらかな米の旨味と、後口に残る優雅な余韻が、さまざまな料理の味を上品に引き立てます。
飲み方は、冷やしたストレートやロック、さらに水割りやソーダ割りなども好相性。専用の化粧箱入りなので、お世話になっている方へ贈るギフトにも適しています。
黒木本店 野うさぎの走り
宮崎県を代表する老舗焼酎蔵「黒木本店」が造る、長期熟成の高級米焼酎「野うさぎの走り」。宮崎県産の米と米麹に自家培養の純粋酵母、「尾鈴山水脈」より採れる地下水を使用し、伝統の木桶仕込みにて旨味を引き出した味わい深い銘柄です。
グラスに注ぐと立ち上がるのは、ややスモーキーさを感じさせる複雑な香り。なめらかかつやさしい舌触りで、ナッツのニュアンスを纏った多様な風味が広がりながら、後口に心地よい余韻を残します。
アルコール度数は37%とやや高め。ストレートはもちろん、水割りにお湯割り、ロックにソーダ割りとさまざまな飲み方で楽しめる懐の深さもおすすめポイントです。
八海醸造(HAKKAISAN BREWERY) 八海山 本格米焼酎 オーク樽貯蔵 風媒花
新潟を代表する清酒「八海山」の造り手、「八海醸造」が手がける高級米焼酎です。焼酎造りには、黄麹による三段仕込みを採用。さらに、できた原酒をオーク樽で寝かせてから瓶詰めしたこだわり銘柄です。
透明感のある美しい琥珀の液色が魅力的。グラスを鼻元へ近づければ、酒粕由来の華やかな吟醸香と樽貯蔵によって生まれた甘い熟成香が折り重なって高らかに香ります。洋酒を想わせる気品のある佇まいは、ちょっとした手土産や贈り物などにもぴったりです。
小正醸造(komasa jyozo) メローコヅル・エクセレンス
鹿児島県日置市に所在する、130年以上の歴史ある焼酎蔵「小正醸造」が造る高級米焼酎「メローコヅル・エクセレンス」。国産米100%と白麹で仕込んだ原酒を、樽でじっくりと寝かせた、日本ではじめての長期熟成焼酎です。
バニラを連想させる芳醇な樽香に、米焼酎ならではのふくよかでまろやかな旨味が特徴。アルコール度数が41%と高めの仕上がりで、飲みごたえがあるのもポイントです。
「メロー(Mellow)」の名は、ゆったりとした気持ちで楽しんでほしいという蔵元の想いが込められたモノ。まずはロックで味わってみてください。カジュアルに飲むならソーダ割りもおすすめです。
渡辺酒造店 蓬莱 わたなべ35
岐阜県飛騨市の老舗造り酒屋「渡辺酒造店」が、代表銘柄「蓬莱」の吟醸酒粕を使用して造る高級米焼酎です。搾りたての酒粕を当日中に蒸留し、酒精分を取り出した贅沢な1本。35%の高いアルコール度数に仕立てて、きれいな吟醸香を閉じ込めています。
また、吟醸酒粕の原酒をミズナラ・シェリー・ブランデー・バーボン・アメリカンホワイトオークの5種の樽で別々に3年以上貯蔵しているのもポイントです。
本来のフルーティな香味を堪能したい場合には、シンプルにストレートで飲むのがおすすめ。食中酒として料理に合わせるならロック、また、シメにゆっくりと味わうなら水割りも好相性です。
喜多屋(KITAYA) 吟醸焼酎 皆空 25度
酒米の王様とも称される「山田錦」を60%以下まで磨き用いた高級米焼酎「皆空」。江戸時代に創業した福岡県八女市の老舗蔵元「喜多屋」が、清酒用でも使用される吟醸酵母で仕込み、低温低圧で蒸留して大がめで熟成させた贅沢な1本です。
グラスから豊かに立ち上がるフルーティな吟醸香に、口中を心地よく満たすまろやかな味わいが魅力的。すっきりとした甘みが広がるきれいな飲み口は、ストレートやロック、水割りなどでさわやかに楽しむのがおすすめです。
米焼酎初心者にもぴったりの飲みやすい銘柄を求めている方は、ぜひチェックしてみてください。
田苑酒造 田苑 プラチナ
「全量3年貯蔵」ならではの奥深い味わいを堪能できる高級焼酎です。ウイスキーの熟成で知られるミズナラ樽ブレンドにより、フルーティな香味やふくらみのある甘みを余韻までじっくりと楽しめます。
全国的に品質を認められる本格派の銘柄で、2021年に開催の東京ウイスキー&スピリッツコンペティションでは、焼酎部門で最高金賞を獲得。デザイン性の高いラベルデザインも高級感を演出しており、焼酎ファンの方へのプレゼントにぴったりです。
原料と樽の豊かな風味を引き出すため、アルコール度数は40%と高く仕上がっているのが特徴。シンプルにロックで味わうのがおすすめです。
クセが少なく、洗練された味わいが楽しめる高級焼酎。個性的な味わいや香りが好みなら芋、すっきりした味わいが好みなら麦や米がおすすめです。焼酎が好きな方へのプレゼントには、樽熟成など珍しい製造工程を経ているモノや、生産数が少なく希少なモノ、ボトルや箱がおしゃれなモノを選んでみてください。