いつものお料理がワンランクアップする「トリュフ塩」。さっとひと振りするだけで贅沢な香りと風味が広がり、自宅でも手軽に高級感を味わえることで人気が高まっています。
さまざまな種類のトリュフ塩がありますが、あまり馴染みがない調味料なだけに選び方や使い方がよくわからない方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、おすすめのトリュフ塩を選び方のポイントとともにご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
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トリュフ塩とは?
トリュフ塩とは名前のとおり、塩とトリュフを合わせた調味料です。基本的には、乾燥させたトリュフと天然の塩を混ぜて作ったもので、イタリアンやフレンチによく使われます。
パスタや卵料理、肉料理によく合うので日本でも人気が高まっており、カルディや成城石井などの輸入食品店でも購入できることから、普段のお料理やバーベキューで使う方も増えてきました。
トリュフ塩と普通の塩の違い
トリュフ塩と普通の塩の違いは、なんといっても高級食材のトリュフが入っていること。また、塩の作り方にも違いがあります。
家庭で使われる一般的な塩は「精製塩」と呼ばれるモノです。精製塩は海水を電気分解することで作られるため、製造が簡単で低コスト。大量生産が可能で、スーパーに広く流通しているのも精製塩の特徴です。
トリュフ塩に使われる塩は「天然塩」または「自然塩」と呼ばれるモノ。加熱処理を加えずに作られた塩のことで、天然塩のなかにも岩塩や海塩、湖塩などさまざまな種類があります。
トリュフ塩は普通の塩と違い、それぞれこだわりのトリュフと天然塩が使用されているため、選ぶ際にはトリュフの種類と塩の種類の両方をチェックすることが大切なポイントです。
トリュフ塩の選び方
トリュフの種類をチェック
黒トリュフ
黒トリュフは、黒いダイヤとも呼ばれる、名前のとおり黒色のトリュフ。スライスすると独特の香りがあり、加熱することで更に芳醇な香りになるのが特徴です。
そのため、黒トリュフは肉料理や卵料理など熱を加える料理に使うのがおすすめ。あたたかい料理に振りかけると余熱で香りが立つので、お料理の香り付けとして使うことも可能です。
基本的にトリュフは冬にしか採れないモノですが、夏や秋に収穫される黒トリュフのことを「サマートリュフ」「秋トリュフ」と呼びます。黒トリュフと比べると香りは控えめなぶん、安価に購入できるのが魅力です。
白トリュフ
白トリュフは黒トリュフよりも希少性が高く、高級品として売られています。生のままでも芳醇な香りがするのが特徴。しかし、加熱すると香りが飛んでしまうため、冷たいお料理やサラダの仕上げにパラパラと振りかけて使うのがおすすめです。
トリュフの産地をチェック
トリュフの主な産地はイタリアやフランス、スペインなどヨーロッパの地域です。特にイタリアのピエモンテ州アルバ、トスカーナ州サンミニアート、マルケ州アックアラーニャはトリュフの三大産地として有名。なかでもアルバは、秋に開催される白トリュフ祭に世界中の人々が集まるほどです。
黒トリュフの産地として有名なのは、フランスのペリゴール地方・プロヴァンス地方・ウンブリア地方など。特に、ペリゴール地方で採れる黒トリュフが代表的です。
最近では日本や中国で採れるトリュフも出回っていますが、イタリアやフランスで収穫されるモノとは異なる品種。トリュフ塩を選ぶ際は、トリュフの産地もチェックしてみましょう。
塩の種類をチェック
野菜や魚介類に適した「海塩」
海塩とは海水をくみ上げて乾燥させ、結晶化させた塩のことです。海水にはミネラルが豊富に含まれているため、しょっぱさだけでなくうま味を感じられるのが特徴。そのため淡白な魚介料理や、野菜サラダの味付けに使うのがおすすめです。
トリュフの産地であるイタリアやフランスは海に近いため海塩の精製もさかんで、多くのトリュフ塩は海塩とブレンドして作られています。
肉料理には「岩塩」がおすすめ
岩塩は、もともと海水だった場所が隆起して水分が蒸発し、結晶化して塩になったものです。長い時間をかけて濃縮されているのでミネラル分は失われ、塩辛いのが特徴。水に溶けにくく、濃い味付けの料理によく合うため、ステーキやスペアリブなどの肉料理にピッタリです。
トリュフ塩のおすすめ
タルトウッフランゲ 白トリュフ塩
ピエモンテ州アルバのトリュフメーカー、タルトウッフランゲの白トリュフ塩。アルバ産の高品質なトリュフを使用して作られており、多くの星付きレストランのシェフも愛用しています。
苦みの少ないフランスのゲランド産海塩とのブレンドで、パスタやサラダとも好相性。卵料理に振りかけるだけで、高級レストランの味わいを楽しめます。料理通にもトリュフ塩初心者にもおすすめの人気商品です。
ジュリアーノタルトゥーフィ サマートリュフ入りゲランド塩
イタリアのトリュフメーカー、ジュリアーノタルトゥーフィのトリュフ塩。イタリアのトスカーナ産サマートリュフと、フランスのゲランド産海塩が使われています。
サマートリュフを使用しているため値段が比較的安価で、トリュフ塩初心者にもおすすめ。肉料理だけでなくオムレツや目玉焼きなど卵料理にもよく合うので、ひと振りするだけでトリュフ塩の魅力を感じられます。
万葉創業社 三ツ星ロイヤルトリュフ塩 イタリア産トリュフとまぼろしの熟成塩
イタリア産の黒トリュフに沖縄県産の海塩を合わせたトリュフ塩です。使用されているのは、沖縄で海水を煮詰めて作られた「まぼろしの熟成塩」。6カ月間寝かせることで、にがりの主成分となる塩化マグネシウムが取り除かれ、塩本来のうま味が濃縮されています。
サラダやパスタ、卵料理など、いつものお料理に幅広く使えて大容量なのも嬉しいポイント。ひと振りで高級レストランの味にさま変わりします。
万葉創業社 三ツ星ロイヤルトリュフ塩 イタリア産トリュフとヒマラヤ紅岩塩
イタリア産の黒トリュフと、ヒマラヤ岩塩を合わせたトリュフ塩。ヒマラヤ産のピンクソルトは岩塩として人気が高く、うっすらとピンクがかっているので見た目もキレイな商品です。
トリュフ塩としては珍しく岩塩とブレンドされているため、おすすめの使い方はやはり肉料理。焼いたお肉にさっと振りかけるだけで、トリュフの風味と岩塩のうま味を感じられます。
ジャパンソルト 黒トリュフソルト
イタリアの「タルトウッフランゲ」の黒トリュフ塩。厳選した黒トリュフと、フランスのゲランド産海塩を使用しています。
黒トリュフの風味がほどよく感じられ、肉料理との相性が良好。手軽に取り入れられるトリュフ塩です。
ジャパンソルト 白トリュフソルト
イタリア「タルトウッフランゲ」の白トリュフ塩。冬しか取れない貴重な白トリュフと、フランスのゲランド産海塩を使用しています。
白トリュフはガーリック風味の香りが特徴で、魚料理や卵料理など淡白なお料理の味付けにピッタリ。お寿司などとも相性が良好なので、興味がある方はぜひ試してみてください。
ソルトファクトリー トリュフソルト
輸入食品店カルディのオリジナル商品。黒トリュフが入っており、卵料理や肉料理だけでなく豆腐やおにぎりなど幅広く使えます。
容量は少なめの18gで、瓶ではなくパウチ式。瓶入りのトリュフ塩を買っても使い切れるか不安で、まずは少しだけ試してみたい方におすすめです。
ディーンアンドデルーカ(DEAN&DELUCA) トリュフソルト
高級食材のセレクトショップとして人気の「ディーンアンドデルーカ」のトリュフ塩。パウダー状のサマートリュフと海塩の組み合わせがポイントです。
使い切りやすいサイズで、肉料理や卵料理などいろいろな家庭料理によく合います。ポップコーンに振りかけて大人のおつまみにするのも人気の食べ方。同ブランドのなかでも根強いファンの多い人気商品です。
ジオフーズ 黒トリュフソルト
トリュフ産地として有名な、イタリアのウンブリア州にあるジオフーズのトリュフ塩。ジオフーズはフレッシュトリュフを中心に、トリュフオイルなどの加工品も扱う、トリュフの有名ブランドです。
地元ウンブリア州産の黒トリュフと天然海塩が絶妙にブレンドされており、盛り付けの仕上げにひと振りするとトリュフの香りが立ちのぼります。パスタやオムレツ、肉料理だけでなく、バターに練りこんで使うなどひと工夫するのもおすすめです。
アーパ・アンド・イデア(A&I) トリュフ塩
イタリア産の黒トリュフとイタリア産の海塩を合わせたトリュフ塩。粉末と乾燥2種類の黒トリュフを配合するこだわりで、トリュフの豊かな香りを楽しめます。
海塩は、イタリアのサルデーニャ島に残る伝統的な「天日干し製法」を用いて作られたものを使用。 不純物を除去した後、220℃の高温で乾燥させています。地中海の海水のみを使って作られた天然塩はえぐみが少なく、パスタやオムレツと相性ピッタリです。
サバティーノ・トリュフ(SABATINO TARTUFI) 黒トリュフソルト
イタリアのサバティーノ・トリュフ社のトリュフ塩。高級レストランにしか卸さないことで有名な会社の限定販売品です。
イタリア産のサマートリュフとシチリア産の海塩を使用。トリュフの香りが非常に強いのが特徴です。そのため、バーべキューのお肉や野菜にもピッタリ。オリーブオイルと合わせて、オリジナルのドレッシングを作るのもおすすめです。
サバティーノ・トリュフ(SABATINO TARTUFI) トリュフゼスト
トリュフ塩には珍しいパウダータイプ。サマートリュフと食塩の組み合わせで、健康食品として注目されるキャロブ(イナゴ豆のさや)の粉末も配合されています。
料理に振りかけるタイプなので非常に使い勝手がよく、バーベキューなどのアウトドアに持っていくのにピッタリ。ポテトチップスに振りかけて大人のおつまみにするという豪華な使い方ができるのも、パウダーならではの魅力です。
ブレッゾ(BREZZO) トリュフ塩
イタリアのサマートリュフとフランスのゲランド産海塩をブレンドしたトリュフ塩。ピエモンテ州産のトリュフを使用しており、豊かな香りが特徴です。
瓶や化粧箱の見た目がおしゃれで、プレゼントにもおすすめ。少し振りかけるだけで、いつものお料理をワンランクアップさせてくれます。
ビアンコ・エ・ネロ (BIANKO e NERO) 白トリュフソルト
イタリアトップクラスのトリュフメーカー「ウルバーニ」のトリュフ塩。イタリア産白トリュフをフリーズドライし、フランスのゲランド産海塩とブレンドしています。
オムレツなどの卵料理と合わせるのがおすすめの食べ方。ほんのひとつまみ入れるだけで白トリュフの香りが広がり、本格レストランの味わいを楽しめます。
テツヤズ(Tetsuya’s) トリュフソルト
オーストラリアの有名シェフ・和久田哲也氏がプロデュースしたトリュフ塩。和田氏がシドニーで経営する人気のレストランでも使用されているおすすめの商品です。
イタリアのシチリア産海塩に、アブルッツォ州産のブラックサマートリュフを5%使用。ほんのひとつまみかけるだけで、黒トリュフの芳醇な香りが広がります。
カシーナロッサ イタリアンフレーバーソルト トリュフ
イタリア産の黒トリュフと、北アドリアのチェルビア海塩を使用したトリュフ塩。チェルビア海塩は、イタリアで古くから王室御用達の指定を受けていることで有名な高級品です。天日干しして作られる塩はほのかな甘味があり、素材の味を引き出します。
トリュフだけでなく塩にもこだわりたい方にもおすすめ。トリュフの香り高さも特徴で、ほんの少し振りかけるだけでいつものサラダやオムレツが高級店の味わいになります。
メゾン・ド・ラ・トリュフ(MAISON DE LA TRUFFE) 黒トリュフ入りゲランド塩
フランスの高級トリュフ専門レストラン「メゾン・ド・ラ・トリュフ」がプロデュースしたトリュフ塩。1932年創業の歴史あるレストランで、パリの一等地にお店を構える、世界のセレブ御用達の一流トリュフ専門店です。
フランスのペリゴール産サマートリュフとゲランド産の海塩をブレンドしたトリュフ塩は、肉料理や魚料理だけでなくカルパッチョやサラダのドレッシングにもよく合います。使いやすい30gは日本限定で展開。パッケージはおしゃれで高級感があり、贈りものとしてもおすすめの商品です。
トリュフハンター(TruffleHunter) 黒トリュフ塩
海塩のなかに砕いた黒トリュフが入ったトリュフ塩です。香りが強く、口のなかで長く香りを楽しめるのが魅力。岩塩の粒が大きいため、少量使うだけでトリュフ塩の味わいや香りを存分に堪能できます。
黒トリュフの含有量は全体の0.2%。焼いた肉の上に軽くかけたり、卵やじゃがいもの料理に少し足したりして使うのがおすすめです。内容量は70gで、賞味期限は12カ月。開封後は密閉し、冷暗所に保存しましょう。
SACCHI 白トリュフ塩
イタリアのシチリア島で獲れた天然岩塩と、マルケ州のトリュフで作られた白トリュフ塩です。トリュフの香りが強いため、少量でもトリュフの風味を堪能できるのがポイント。ナトリウム分が高く塩味は強めですが、ミネラル分が豊富に入っているため、まろやかな味わいに仕上がっています。
普通の塩と同じ感覚で手軽に使え、料理の仕上げに便利。メインディッシュ・ピザ・パスタ・スープ・卵料理・サラダなどに使うと、白トリュフから漂う芳醇な香りと岩塩による舌ざわりを感じられます。チーズやオードブルにトリュフ塩を添えて、お酒と一緒に楽しむのもおすすめです。
トリュフ塩は、使用されるトリュフや塩の種類がさまざまで非常に奥深い調味料です。手軽に高級感を味わえるので、いつもの料理やバーベキューなどのアウトドアで活躍します。それぞれのメーカーがこだわりのトリュフと塩を厳選してブレンドしているので、ぜひお気に入りの一品を探してみてください。