ピアノ演奏に欠かせない「ピアノ椅子」。椅子ひとつで演奏のしやすさや上達具合も変わるため、重要なアイテムです。製品数も多くさまざまなタイプのモノがあり、どれを選んだらよいか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ピアノ椅子のおすすめ製品をご紹介します。選び方も解説するので、ピアノ椅子選びの参考にしてみてください。
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ピアノ椅子の選び方
使用人数や用途に合わせてタイプを選ぶ
背もたれタイプ(トムソン椅子)
ピアノ椅子のなかでもオーソドックスなのが、背もたれタイプのピアノ椅子。安定性が高く、小さい子供が座った際に後ろに倒れる心配が少ないのがポイントです。「トムソン椅子」と呼ばれ、ベンチタイプよりも価格が高い傾向にあります。
背面につまみが付いており、簡単に高さ調節できるのが特徴。ピアノ教室や発表会など、大勢がピアノを弾く場面で使われることが多いタイプです。座面の固いモノが多いので、クッション性があるモノを求める方にはあまり向きません。
ピアノ教室で使うのに便利なほか、親子などさまざまな身長の方がピアノを弾く場合におすすめです。
ベンチタイプ
ベンチタイプは背もたれがないタイプです。高さの調節ができるのが特徴。ネジやハンドルを回転させて昇降するモノ、つまみで調節できるラック式のモノなどがあります。
また、サイズやカラー、デザインが豊富でさまざまな部屋にマッチするのも特徴です。演奏会用の燕尾服やドレスラインの広がりを邪魔しないので、コンサートで用いられることも多いタイプ。使用シーンを選ばないうえ、価格が安いモノが多いのもポイントです。
折りたたみタイプ
折りたたんでコンパクトにできるのが折りたたみタイプです。ピアノを弾かないときは折りたたんで収納すれば場所も取りにくいのが特徴。幅が小さいモノや背もたれがないモノが多いので、コンパクトで邪魔になりにくいモノが欲しい方にもおすすめです。
ほかのタイプに比べて価格が安いのも魅力。また、持ち運びが容易なので、連弾を楽しみたい場合のサブ用椅子としてもぴったりです。
一方、安定性に不安があり、本格的な演奏には向かない点には留意しましょう。さらに、細かく高さ調節ができないため、好みの高さにうまく合わせられない場合があります。
高さ調節のしやすさをチェック
ピアノ演奏をする際は自分に合った高さで座る必要があるため、高さを調節しやすいピアノ椅子がおすすめ。鍵盤に手を置いた際に腕が床と平行になるのが目安の高さです。
背もたれタイプの椅子の高さ調節は段階式。背面のつまみで簡単に素早く昇降できます。一方、ベンチタイプは、サイドのハンドルを回すことで高さ調節するモノが主流です。好きな位置で止められるので、高さの微調整ができます。
なかには、油圧式でレバーを引くだけで高さ調節が楽にできるモノもあるので、チェックしてみてください。
座り心地がよいかチェック
長時間練習する場合は、ピアノ椅子の座り心地がよいかどうかも重要。お尻や太ももへの負担を減らすためにも、クッション性があるモノがおすすめです。
ただし、柔らかすぎるモノは姿勢が崩れやすくなるうえ、重心移動もしにくくなり演奏に影響します。固すぎず柔らかすぎない、適度なクッション性のあるモノを選びましょう。
安定性の高さをチェック
ピアノ椅子は、演奏時にギシギシ音が鳴ったり定位置から動いたりすると、演奏に支障が出てしまいます。ピアノ椅子の安定性の高さに関係するのが重厚感。重量があるピアノ椅子であれば演奏中に体重移動をしてもぐらつきやガタつきが少なく、安定感のある演奏が可能です。
一般的に背もたれタイプの椅子は約7~8kgと重量のあるモノが多く、背もたれが付いている分安定性があります。ベンチタイプはキーボードや電子ピアノ用の軽量タイプから、10kg超えで重厚感のあるモノまでさまざま。本格的なピアノ練習をする方は重厚感があり、安定性の高いモノを選ぶのがおすすめです。
収納スペース付きかチェック
主にベンチタイプで椅子の座面部分が開き、楽譜収納スペースとして使えるピアノ椅子もあります。収納付きのモノは楽譜やピアノで使う小物を入れておくのに便利。ピアノ周辺の整理整頓ができます。
ピアノの上に楽譜を出したままにしたくない方や、ピアノの周りを整理整頓したい方は収納スペースが付いたピアノ椅子がおすすめです。
電子ピアノ用の椅子は本格的な演奏には不向き
電子ピアノ用の椅子は、電子ピアノの演奏がしやすいように若干小ぶりな作りです。軽量なモノが多く、折りたたみ式のコンパクトなモノもあります。価格も手ごろなモノが多いのがメリット。電子ピアノの色に合わせられるよう、カラーバリエーションも豊富です。
ただし、重厚感に欠けるため本格的な演奏には向いていません。本格的なピアノ演奏をしたい方は、重厚感のある背もたれタイプのモノやベンチタイプのモノがおすすめです。
ピアノ椅子のおすすめメーカー
ヤマハ(YAMAHA)
ヤマハは1887年創業で世界的にも有名な、日本の老舗楽器メーカー。ピアノや電子楽器、管楽器、音響機器などを数多く手がけています。
ヤマハのピアノ椅子は、本格的なピアノ演奏向きのモノが多いのが特徴。定番のトムソン椅子「No.5」をはじめとして、重厚感あふれるベンチタイプのモノやコンサート用のモノなど、さまざまなラインナップがあります。
甲南
甲南は半世紀以上にわたり、ピアノ椅子やピアノカバー、補助ペダルなどのピアノアクセサリーを製造・販売している神戸の会社です。
甲南のピアノ椅子は種類が多く、カラーバリエーションも豊富なのが特徴。重厚感あふれる本格的なコンサート用ピアノ椅子から、折りたたみもできる軽量コンパクトな電子ピアノ用椅子まで、多数のラインナップがあります。
ピアノ椅子のおすすめ
ヤマハ(YAMAHA) ピアノ専用椅子 No.5 PI5
背もたれが付いたタイプのピアノ椅子です。光沢感のある塩ビレザーを採用した座面で、耐水性と耐久性に優れているのがポイント。背もたれがあるので小さな子供でも後ろに落ちにくく、安定して座れるため、ピアノの発表会やピアノ教室などにもおすすめです。
本体サイズ幅40×奥行45.7×高さは43.2~54.8cmで、16段階の調節が可能。約7.75mmピッチごとに細かく調節できます。本体重量は8.6kgで、重量があり安定しているのも特徴です。
甲南 ピアノ椅子 No.5
黒座面と黒塗りのシックな雰囲気の背もたれ付きピアノ椅子。浜松の名陽木工により、こだわって作られているのが特徴です。約7.5kgの重量で安定感があります。
43~55cmの間で高さ調節が可能。ラック式なので簡単に昇降できます。足裏用フェルトが付いており、床を傷付けにくいのもポイント。高品質なピアノ椅子を探している方におすすめの製品です。
甲南 ピアノ椅子 NO.6
背もたれタイプのピアノ椅子としてはリーズナブルなモデルです。やや脚が太めで安定感のある見た目が特徴。重さは約8.5kgで、しっかりとした安定感があります。44~55.5cmの間で高さ調節できるのもポイントです。
エンジ色の座面はおしゃれな色合いでインテリアとしてもおすすめ。脚底用フェルトが付属しているので、床を傷めるのを防げます。背もたれタイプのピアノ椅子を手軽に購入したい方におすすめです。
ヤマハ(YAMAHA) 高低自在椅子 BC-205
ベンチタイプの電子ピアノ用椅子です。側面のハンドルを使い、48~56cmの間で高さの微調整が可能。幅55.4cm、重さ約8.9kgと幅広で重量があるので、激しい演奏をしても安定感があります。
カラーラインナップも豊富。持っている電子ピアノの色に合わせて選べます。電子ピアノ用ながら重厚感があるデザインのため、安定性を求める方におすすめの製品です。
甲南 ピアノ椅子 AW55-S
オーソドックスなベンチタイプのピアノ椅子。重さが約8kg、幅約55cmと重量がありワイドで、安定性が高い製品です。無段階ネジ式を採用しており、約46~53.5cmの間で高さを微調整できます。両サイドにはハンドル付きで、両手でハンドルを回せるため、片手で調節するより軽々とスピーディーにできるのもポイントです。
電子ピアノでの気軽な練習から、アップライトピアノやグランドピアノでの本格的な練習まで可能なので幅広い用途に使える製品。練習用のスタンダードなピアノ椅子を求める方におすすめです。
カワイ(KAWAI) 高低自在椅子 WB-35
カワイの電子ピアノES110Wにぴったりのベンチタイプのピアノ椅子です。座面部の幅が47cmと一般的なベンチタイプより比較的コンパクトなのが特徴。奥行も31cmと浅めなので、収納する際に場所を取りにくいのもメリットです。
高さは46~53cmの範囲で調節可能。ホワイトカラーのピアノ椅子を探している方におすすめです。
キクタニ(KIKUTANI) ピアノ椅子 FS-201QZJ
ベンチタイプの高低自在型ピアノ椅子です。ハンドルを使い、47~57cmの間で高さ調節できます。座面は厚みが約8cmあり、固すぎず柔らかすぎない合皮レザー製なのが特徴。重さは約8.2kgと安定感もあるので、ピアノ演奏に集中できます。
脚部は無垢バーチ材でできており、先端が若干細い作りのおしゃれさも魅力。デザインと機能両方を重視したい方におすすめです。
ローランド(Roland) Piano Bench BNC-05
大手電子楽器メーカーであるローランドのピアノ椅子。ベンチタイプで幅46×奥行30cmと小さめですが、重量は約8kgと重く安定感があります。サイドのハンドルを使い、44~52cmの間で自在に高さ調節が可能です。
シンプルながらしっかりした作りで、価格が安いのもポイント。電子ピアノを練習する子供や、コスパを重視する方におすすめです。
RAKU ピアノイス 楽譜収納付き
ベンチタイプの楽譜収納付きピアノ椅子です。収納スペースは幅49.5×奥行27×深さ4cmなので、楽譜やピアノで使う小物を入れておくのにも便利。両サイドのハンドルで、椅子の高さを約50~59.5cmの間で無段階調節できます。
また、高反発ウレタンを使用しており、クッション性があるのが魅力。長時間ピアノを練習する際も快適なのが特徴です。
カラーラインナップが豊富なのも嬉しいポイント。楽譜を置いておく場所に困っている方や、長時間練習したい方におすすめです。
アサヒピアノ ピアノ専用ベンチ BH-2
油圧式のおすすめピアノ椅子です。ベンチタイプで幅は65cmとゆとりがあるのが特徴。高さは47~55cmの間で無段階調節が可能です。
重さが約13kgと重量があるのもポイント。さらに、高さ調節時のストップ位置にあそびがないので、揺れにくく安定性があるのも魅力。激しめの演奏にも耐えられるため、コンサートにも適しています。安定感や高さ調節の手軽さを重視する方はチェックしてみてください。
吉澤 コンサートスツール CS-6
ピアノカバーやピアノ関連グッズを展開する吉澤のコンサート用ピアノ椅子です。両ハンドル式で、約45~54cmの間で高さを微調整できるのがポイント。約60×45cmと座面が大きいのでゆったり座れます。重さは約12kgあり、安定性も良好です。
座面は本革張り、全体がブラックで重厚感あふれるデザイン。本格的なピアノの自宅練習をしたい方におすすめのピアノ椅子です。
イトマサ(ITOMASA) ピアノ椅子 AE
高級感のあるベンチタイプのピアノ椅子。座面にレザーを採用しているのが特徴。6ボタン留めでおしゃれな見た目も魅力です。
幅57×奥行35cmとゆったり座れるサイズ感。46~54cmの間で無段階調節ができます。また、オーソドックスなブラックをはじめ、ウォールナット、マホガニーなどラインナップが豊富なのも嬉しいポイントです。
アルプス 新高低椅子 ワイド50cm A-35
最低限の機能を兼ね備えた日本製のピアノ椅子です。日本製ながらもコストパフォーマンスに優れているのが魅力。本体サイズが約幅50.5×奥行30.5×高さ45.5〜53cmのゆったり座れるワイド設計です。
安定感のあるベンチタイプで、側面のハンドルを使えば自由に高さ調節が可能。椅子の部分はレザー張りで、固すぎず柔らかすぎない座り心地が魅力です。初めてのピアノ椅子など、手ごろな価格で購入したい方に向いています。
コルグ(KORG) ピアノベンチ PC-300
電子ピアノやキーボードの演奏におすすめのピアノ椅子です。4本脚タイプで、側面のハンドルを回せば、無段階で高さが調節できるのがポイント。演奏しやすい高さに自由に調節できます。
本体サイズは、幅47×奥行31×高さ46~53cm。本体重量6.7kgと安定感があるのも魅力。シンプルなデザインで、ピアノやキーボードのデザインを問わず合わせやすいのも特徴です。
ドナー(Donner) ピアノベンチ 高密度スエードクッション付き EC6749
厳選された無垢材を使用した木製のピアノ椅子です。安定性と耐久性が高く、激しい演奏にも耐えられるのが特徴。座面には高密度スポンジを採用しており、適度なクッション性があるので、長時間演奏しても負担を感じにくいのがポイントです。
座面カバーには肌ざわりのよいベルベット素材を使用。椅子の脚部分には防振ラバーパットが付属しているため、演奏中の滑りを防ぎ、床に傷ができるのも予防します。
また、座面部分を開けると深さ約7.1cmの収納ボックスがあり、楽譜や小物などを収納できるのも魅力。おしゃれなピアノ椅子を探している方におすすめの製品です。
イトマサ(ITOMASA) 背付ピアノ椅子 NO.5B
木製無垢ブナ材を使用した背もたれ付きのピアノ椅子です。背もたれがある分、安定性が高く座った際に、後ろに倒れる心配が少ないのがポイント。小さな子供が使う場合にもおすすめです。本体サイズは幅38×奥行41.5cm、座面の高さ44.5~56cmで、背もたれの高さは90cmあります。
座面部分は塩ビレザー張りで、耐水性が高く汚れが気になるときにサッと拭き取ってお手入れできるのも魅力。強度にも優れているので、長時間使用しても引き裂けにくいのが特徴です。脚底用のフェルトが付属しており、床の傷が気になる方でも安心して使用できます。
GIBLEA ピアノ椅子
椅子の部分を持ち上げると、楽譜や小物が収納できるピアノ椅子です。本体サイズ幅約70×奥行約31×高さ約47cm。幅広タイプなので、二人で座って連弾などにも対応できます。脚部分はプラスチックで包まれた無垢材を採用しており、傷が付きにくいのも魅力です。
座面には高品質PUレザーを採用。厚みのあるPUレザーは引き裂きがおきにくく、防水性があるのが特徴です。汚れが気になるときはサッと拭きとれて、日ごろのお手入れが簡単に行えます。中は高密度の反発スポンジで、柔らかく、座り心地に優れているのもポイントです。
ピアノプラザ ピアノ椅子 KPS-2
高級感ある猫脚デザインが魅力のピアノ椅子です。おしゃれな見た目のピアノ椅子を探している方におすすめで、両ハンドルタイプで、高さが無段階で調節できるのがポイント。自分好みのぴったりな高さに調節できます。
座面部分には合皮レザーを採用。カラーバリエーションも豊富で、ウォルナットタイプは艶出しと艶消しの2種類から選べます。グランドピアノやアップライトピアノ、電子ピアノなど幅広いピアノに対応した製品です。
ディスカチャーチ(DISCACCIATI) MODEL 107 SM ピアノ椅子
ピアノ椅子専門メーカーとして世界的に人気なイタリアのブランドのピアノ椅子です。座面部分のベルベットカラーが特徴で、おしゃれなピアノ椅子を探している方におすすめ。脚の部分がチッペンデール様式なのも魅力です。
本体サイズは約幅55×奥行32×高さ48~58cmで調節可能。上下ハンドル方式で自由に高さが変えられます。本体重量約8.5kgで重量があるので、激しい演奏でも安定して使用できるのがポイントです。
カリーナ(Carina) ピアノ椅子
折りたたみが可能なピアノ椅子です。ノブを緩めるだけで、簡単に折りたたみでき、使わないときや持ち運びしたいときは、折りたたんでコンパクトになるのが特徴。X型のデザインで、安定性にも優れています。
座面は厚みがあり、柔らかいウレタンクッションを採用しているため、長時間座ってもお尻が痛くなりにくいのが魅力。汚れた場合に拭き取りやすいPUレザーで、日ごろのお手入れも簡単です。
また、体格や用途に合わせて、座面の高さを41.5~50cmの間で節可能。脚部分のノブを緩めれば手軽にサイズ変更が行えます。脚部分には傷防止キャップが付属しており、床に傷が付くのを予防。本体重量約2.2kgで、さまざまなシーンで活躍します。
キョーリツコーポレーション(KYORITSU CORPORATION) KC キーボードベンチ KB4400
高さ調節がしやすいキーボードベンチ。コンパクトに折りたためるので、使わないときの収納にも困りにくい仕様です。持ち運びもしやすく、ピアノやキーボード以外の楽器演奏にも使用できます。
高さは40~48cmで、3段階の調節が可能。組み立てる際も工具を必要としないため、簡単に組み立てが行えます。横幅42×奥行30cmで、一般的なピアノ椅子より座面が小さいのも特徴。カラーバリエーションも豊富です。
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ピアノ椅子は背もたれタイプやベンチタイプなどが展開されています。また、本格的な演奏用のモノ、軽量コンパクトな持ち運び用のモノまで用途も幅広く、ラインナップも多数です。自分の演奏スタイルや持っているピアノ、使用人数に合わせて、ぴったりのモノを探してみてください。