多彩な音色と豊かな表現力が魅力の「エレクトーン」。1人でもオーケストラのような演奏を楽しめます。しかし、さまざまなモデルが販売されているため、どれを購入すべきか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめのエレクトーンをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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エレクトーンとは?

エレクトーンは、電子の「electronic」と音色の「tone」を組み合わせた造語で、ヤマハが製造・販売する電子オルガンの商標名です。2段の手鍵盤とペダル鍵盤を備え、多彩な音色を奏でられるのが特徴。1959年に国産初のトランジスタを使用した電子オルガンとして誕生しました。
1970年代から日本の家庭に広く普及。デジタル技術の進化によって表現力が向上し、パイプオルガンやほかの楽器の音色も再現できます。世界中で親しまれている楽器のひとつです。
エレクトーンの選び方
目的に合わせてモデルを選ぶ

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エレクトーンは演奏目的によって適したモデルが異なります。初心者や子供には、基本機能を備えた「ELB-02」がおすすめ。基本的な音色とリズムパターンを搭載するなど、レッスンや日常練習に十分な機能を有しています。
ステージ演奏や高度な表現を求める上級者は、プロフェッショナル向けに開発された「ELS-02X」に注目です。スタンダードモデルからカスタム、プロフェッショナルモデルへとグレードアップするにつれ、音色の数や音質、タッチ感度の精度が向上。音楽の幅も広がり、より繊細で豊かな表現が可能です。
演奏する曲のグレードに対応しているかチェック

エレクトーンで演奏したい曲のグレードに合わせたモデル選びが重要です。エレクトーンの楽譜には難易度を示すグレードが表示されており、大きく初級(9~8級)・中級(7〜6級)・上級(5〜3級)の3つに分けられます。初級曲であればベーシックモデルでも十分。中級以上になると、より高機能なモデルが必要です。
中級以上の曲では、多くの場合豊富な音色変化や複雑なリズムパターン、繊細なタッチ表現が求められるため、スタンダードモデル以上を検討しましょう。上級の難曲に挑戦するなら、カスタムモデルやプロフェッショナルモデルがおすすめです。
搭載している音色やリズムの数をチェック

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エレクトーンは、多彩な楽器の音色とリズムパターンを活用した豊かな表現力が魅力。音色やリズムの数が増すほど、さまざまなジャンルの曲を本格的に演奏できます。音楽の幅を広げたい方は、搭載された音色の数が多いモデルを選びましょう。
エントリーモデルの「ELB-02」は、540種類の音色と368種類のリズムパターンを内蔵。基本的な演奏には十分対応可能です。より本格的な演奏を望むなら、スタンダードモデルの「ELS-02」シリーズがおすすめ。上位モデルほど音色とリズムの種類が増え、オーケストラサウンドやポピュラー音楽など幅広いジャンルの表現力が向上します。
タッチの種類をチェック
イニシャルタッチ

イニシャルタッチとは、鍵盤を押す強さによって音量や音質をコントロールする機能です。アコースティック楽器のように、強く押せば大きな音に、やさしく押せば小さな音になります。タッチ感度によって、演奏に表情やダイナミクスをつけることが可能。すべてのエレクトーンモデルに搭載されている基本的な機能です。
アフタータッチ

アフタータッチとは、鍵盤を押した後さらに押し込むことで、音色や音量を変化させる機能です。例えば、弦楽器の音色で演奏している際に鍵盤を押し込むと、ビブラートをかけられるほか、管楽器の音色では息の強さを表現できます。1つの音に対して表情豊かな変化をつけられるのが魅力です。
実際の演奏では、ストリングスの音色で弾いているときに徐々に押し込めば、音量が増加する効果などが期待できます。また、オルガンの音色では音量を変えるだけでなくビブラートも付与できるため、曲の盛り上がりに合わせた効果的な表現が可能です。
ホリゾンタルタッチ

ホリゾンタルタッチとは、鍵盤を押した後に指を左右に揺らすことで音の高さを変化させる機能です。鍵盤の中央に埋め込まれたセンサーが指の動きを検知します。わずかな揺らぎから大きなピッチベンドまで表現可能。弦楽器のビブラートや管楽器のピッチベンドなど、アコースティック楽器特有の音を再現できます。
接続端子をチェック

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エレクトーンを選ぶ際は、搭載されている接続端子の種類と数もチェックしましょう。基本的には、ヘッドフォン端子・MIDI端子・USB端子・AUX IN/OUT端子などが採用されています。外部機器との連携や録音、静かな環境での練習などが可能です。
モデルによって端子の数や種類は異なり、上位モデルほど接続オプションは充実しています。また、AUX端子を使えば外部音源の取り込みや演奏の録音は簡単です。自宅での練習だけでなく、録音や編曲、ステージ演奏など幅広く活用したい方は、接続端子が豊富なモデルを検討してみてください。
エレクトーンのおすすめ
ヤマハ(YAMAHA) エレクトーン ELB-02
コンパクトで演奏しやすいエレクトーンです。上下にそれぞれ49鍵と20鍵のペダル鍵盤を備えています。合計601種類ものレジストレーションメニューを内蔵。さまざまな音楽表現が可能です。
368種類のリズムと自動演奏補助機能により、初心者でも本格的な演奏を楽しめます。上鍵盤・下鍵盤ともにイニシャルタッチとアフタータッチを搭載。音楽を始めたばかりの方や、自宅で本格的に演奏したい方におすすめのエレクトーンです。
ヤマハ(YAMAHA) エレクトーン ELS-02
高品質な音色と多彩なリズムを搭載したスタンダードなエレクトーン。スーパーアーティキュレーションボイスによりナチュラルなアコースティック楽器の音を自然に再現します。民族音楽からポップスまで幅広いジャンルの演奏を堪能できるのがポイント。また、プレイヤーの動きに配慮したデザインで、弾きやすさにもこだわっています。
音声ガイド機能や演奏をサポートする自動伴奏機能など、便利な機能が充実。音楽を楽しみながら演奏技術を向上させたい初心者から表現力を追求するプロまで、さまざまな方におすすめのエレクトーンです。
ヤマハ(YAMAHA) エレクトーン ELS-02C
上下鍵盤にホリゾンタルタッチが可能なカスタム鍵盤を搭載した、高性能なエレクトーンです。986種もの音色を備えるAWM音源と94種のVA音源により、豊かな表現力を実現しました。
7インチのTFTカラー液晶ディスプレイを採用しており、直感的な操作をサポート。また、セカンドエクスプレッションペダルでピッチやリズム速度を調整できます。鍵盤下と背面に配されたスピーカーが生み出す立体的なサウンドもポイント。プロフェッショナルから初心者まで、音楽表現の幅を広げたい方におすすめです。
ヤマハ(YAMAHA) エレクトーン ELS-02X
さまざまな音楽表現が叶うプロフェッショナル向けエレクトーンです。986種類もの音色を内蔵したAWM音源を搭載。ヤマハのコンサートグランドピアノ「CFX」のサンプリング音色も楽しめます。イニシャルタッチやアフタータッチなど、多彩なタッチ表現機能により幅広い感情表現が可能です。
7インチの大型カラー液晶タッチパネルで直感的な操作を実現。ペダル鍵盤はフルスケール仕様で、エクスプレッションペダルやセカンドエクスプレッションペダルなど、コントロール機能が充実しています。本格的なステージ演奏を行う方におすすめのエレクトーンです。
ヤマハ(YAMAHA) エレクトーン ELC-02
持ち運び可能なカジュアル設計のエレクトーン。メインユニット・ペダルユニット・スタンド・スピーカーを分解できる構造で、移動は容易です。986種類の音色と634種類のリズムを内蔵しており、表現の幅が広がります。イニシャルタッチとアフタータッチ機能により、鍵盤の強さで音の強弱や音色の表情を変化させられるのが魅力です。
操作性に優れたタッチパネルで、直感的に操作できるのもポイント。上下鍵盤各49鍵とペダル鍵盤20鍵の構成で、多彩な演奏表現ができます。ライブシーンから自宅での趣味の演奏まで、幅広い音楽表現を楽しみたい方におすすめです。
エレクトーンは初心者向けから本格的な演奏用まで、ラインナップが豊富です。鍵盤数や機能、搭載されている音色などを比較検討することが大切。自分の演奏レベルや目的に合ったモデルを選びましょう。本記事を参考に、演奏を十分に楽しめる1台を見つけてみてください。