キーボードを固定しておくのに便利な「キーボードスタンド」。音を奏でる楽器ではないものの、演奏中の安定感や、ライブでの見栄えなどを左右する重要なアイテムです。
そこで今回は、おすすめのキーボードスタンドをご紹介。キーボードスタンドの種類や、選ぶ際の注目ポイントについても解説しています。大切なキーボードを支えるために、ふさわしいキーボードスタンドを選んでみてください。
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キーボードスタンドの選び方
形状で選ぶ
簡単にセッティングできる「X型」
X型は、前から見たとき、アルファベットの「X」のような形に見えるキーボードスタンドです。比較的軽く、簡単にセッティングできるのが特徴。シンプルな構造で折りたたみも素早くでき、コンパクトに収納可能です。
一方、X型のキーボードスタンドは軽く、キーボードとの設置面が狭いため、重量のあるキーボードを乗せるとやや不安定です。また、軽いキーボードを乗せた場合でも、高めにセッティングするとグラつくことがあります。
X型のキーボードスタンドは、軽くコンパクトなキーボードを乗せる方や、座って演奏する方などにおすすめ。持ち運びやすいので、スタジオでの使用や、ライブ演奏などで便利です。
なお、X型のキーボードスタンドには、支える部分が1本でできている「シングルレッグ」と、2本の支柱を持つ「ダブルレッグ」の2種類があります。高めにセッティングする場合などは、より安定感のあるダブルレッグのモデルを選びましょう。
安定感重視なら「Z型」
Z型は、横から見たときに、アルファベットの「Z」に見えるキーボードスタンドです。安定感に優れているのが特徴。重量のあるキーボードを乗せる方や、高めでセッティングする方におすすめです。
また、立って演奏する際も安定しているため、演奏中も自由に動けます。さらに、Z型のキーボードスタンドは、構造上足元のスペースが広く、フットスイッチやペダルを使いたいときにも便利です。
しかし、Z型のキーボードスタンドはかさばりやすく重量があるので、持ち運ぶ際にやや手間がかかります。ライブ会場やスタジオの据え置き型としておすすめです。
足元が広く使える「テーブル型」
テーブル型は、テーブルの形をしたキーボードスタンドです。安定感を最も重視する方におすすめ。比較的高価ですが、楽器との設置面が広く、4本の脚でしっかりと支えるため安定します。重量がある88鍵キーボードなどを使う方にもおすすめです。
折りたたみもでき、持ち運びの際も便利。しかし、重量があり、ややかさばるため、頻繁に持ち運ぶ場合は注意しましょう。基本的にスタジオやライブ会場、自宅などでの据え置き型として使うのがおすすめです。
また、テーブル型のキーボードスタンドは、高さ調整の幅が限られています。基本的に、座って演奏する方におすすめ。足元のスペースが広いためペダルなどを置きやすく、演奏後は椅子などを収納できます。
その他タイプ
主なキーボードスタンドは、X型・Z型・テーブル型の3種類です。しかし、ほかにもライブでのビジュアルを意識したモデルや、2台以上のキーボードをセッティングできるモデル、コンパクトなモデルなど、さまざまなタイプのキーボードスタンドがあります。
なかでも複数台設置できるモデルは、37鍵や49鍵など、小型のキーボードを補助的に使う場合にも便利。また、後々に台数を増やせるモデルもあります。上達した段階でキーボードを増やしたい場合など、上達レベルに合わせて使用可能です。
キーボードの安定感やスペックも重要ですが、ライブ用などとして使う場合はデザインも重要なチェックポイント。とくに個性を出したい方は、ステージ映えしやすいデザインのモデルも検討してみてください。
スペックで選ぶ
耐荷重をチェック
「耐荷重」とは、キーボードスタンドが耐えられる重さのことです。例えば、耐荷重30kgの場合、30kgまでのキーボードが使用できます。とくに重量のあるキーボードを置く場合は、耐荷重に注目して選びましょう。キーボードスタンドに耐荷重より重いモノを乗せると、転倒や破損などの恐れがあります。
また、キーボードは鍵盤を指で押さえて弾く楽器です。さらに、キーボードの上には、スコアなどを置く場合もあります。キーボードの重さと耐荷重が丁度のモノよりも、少し余裕を持って選ぶのがおすすめです。
サイズや重さをチェック
キーボードスタンドを選ぶ際は、サイズや重さもチェックしておきましょう。とくによくスタジオやライブ会場などへ持ち運びする機会が多い方は、軽量でコンパクトに折り畳めるモノなら、積み込みや積み下ろしが楽にできます。
また、自宅やスタジオなどで据え置き型として使う場合も、サイズはチェックしておきましょう。設置予定場所に収まるか、使わないときの収納スペースは十分かなど、確認しておくことが大切です。
特定のキーボード専用のモデルもあるので選ぶときに注意
キーボードスタンドのなかには特定のキーボード専用に設計されたモデルもあります。専用設計のモデルは安定感に優れているため、特定のキーボードのみを使用している方は、専用のキーボードスタンドをチェックしてみるのがおすすめです。
一方、専用設計のキーボードスタンドの場合、買い替えなどで別機種に変えた場合は使用できなくなります。キーボードの買い替えを検討中の方や、さまざまなキーボードを使う予定のある方には、汎用性のあるキーボードスタンドがおすすめです。
キーボードスタンドのおすすめ
グラビティー(Gravity) Keyboard Stand X-Form Single KSX 1 GKSX1
軽量なX型のキーボードスタンドです。シングルレッグですが、耐荷重が55kgあるので、重量のあるキーボードの使用も可能。キーボードとの接地面に付けられる、鮮やかなカラーのラバーによって、安定感がキープできるだけでなく個性も出せます。
また、高さ10〜90cmまでの調整が可能。立って演奏する場合にも便利です。床に座った演奏にも対応しているため、琴などのスタンドとしても役立ちます。
さらに、床面に接するラバーフットのうち、1カ所を「Varifoot」に交換可能。グラ付きを補正でき、安定感のよさからも人気があるモデルです。
ハーキュレス(HERCULES) ダブルX キーボードスタンド KS120
X型でダブルレッグタイプのキーボードスタンドです。耐荷重が100kgあり、安定感があります。高さは53〜99cmまで5段階で調整可能。座ったり立ったりと、幅広い演奏スタイルに合わせて使えます。
さらに、簡単に高さ調整できる「EZ-Lokシステム」を採用。スタンドを開閉するだけで高さ調整できます。ゴム足で高さ微妙な調整もでき、ぐらつきのストレスを軽減したい方にもおすすめです。
また、ラバーキャップの一部にスタビライザーキャップを採用。キーボードのがたつきを調整できます。キーボードを叩きつけるようなパフォーマンスでも安定。5.4kgとやや重さがあるため、据え置き型としても人気があるモデルです。
ケーアンドエム(K&M) White キーボードスタンドX型 18993
ダブルレッグタイプのX型キーボードスタンドです。ダブルブレース構造のチューブを採用しているため、安定性に優れているのが魅力。最大50kgまでのキーボードに対応しています。しっかりとした作りのキーボードスタンドを探している方におすすめです。
本体サイズは幅32.7〜78.9×高さ59.4〜94.6cm。アームの奥行は25cm、脚の奥行は50cmです。脚にはキャップが付いており、床に傷が付くのを防げます。
また、クランプレバーで簡単に組み立てや折り畳みができるのもメリット。セッティングのしやすさや使い勝手のよさを重視する方にぴったりのキーボードスタンドです。
キョーリツコーポレーション(KC) キーボードスタンド KYBS-S
立奏から座奏まで幅広く対応するX型のキーボードスタンドです。無段階に高さを調整できるハンドルロックを搭載。片手で簡単に操作できるのが魅力です。ギア式の調整機構を採用しているため、高さを細かく変えられます。
また、安全バーとハンドルロック安全装置を搭載することで、安全性を高めているのもポイント。二重のセーフティー機構で、ハンドルロックの誤作動による事故を予防します。安心して使用できるキーボードスタンドを求めている方におすすめです。
耐荷重量は約55kg。がたつきを軽減するスタビライザー機能付きラバーキャップを採用し、演奏中に安定感があるのもメリットです。カラーはホワイトとブラックの2色をラインナップしています。
ロックジャム(RockJam) Xfinity キーボードスタンド RJXX363-MC
X型でダブルレッグのキーボードスタンドです。「ダブルXメタル設計」を採用しており、耐荷重20kgまでのキーボードを乗せられます。安く耐久性も良好なので、手軽にキーボードスタンドを使いたい方などにおすすめです。
また、トップとボトムに滑り止めエンドキャップが付属。キーボードとスタンドをつなげるサポートストラップも付いており、演奏中も安定感があります。
高さは10〜98cmの間で調整可能。座り姿勢から立ち姿勢まで、幅広い演奏スタイルに対応しています。成長に合わせて使用できるので、子供から大人まで幅広い方におすすめです。
ケーアンドエム(K&M) キーボードスタンド ジュニア用 18969
高さを34〜75cmの間で調整できるジュニア用のX型キーボードスタンドです。幅は39〜65cmの範囲で調整可能。49鍵程度の小型キーボード用スタンドとしてもおすすめです。
本体は3kgと比較的軽量ながら、耐荷重は50kgまでと安定感があり、安心して使用可能。子供が使うキーボードスタンドを探している方は、ぜひチェックしてみてください。
キクタニ(KIKUTANI) 3段キーボード・スタンド AKB-668
3段式のキーボードスタンドです。上段と中段の高さ調整と、下段の角度調整が可能。さらに下段はアームの間隔を45〜75cmの間で調整でき、キーボードに合わせてセッティングできます。
耐荷重は約20kgあり、ミニキーボードを乗せるのにおすすめ。鍵盤を強く叩く激しいパフォーマンスより、自宅でゆっくりと練習したいシーンなどに適しています。
ハーキュレス(HERCULES) Z型キーボードスタンド KS410B
安定感のあるZ型のキーボードスタンドです。重量は10.8kgで、耐荷重は130kg。キーボードを2台セッティングするのはもちろん、シンセサイザーやミキサーなどと組み合わせて設置することも可能です。
また、高さ・幅の調整や組み立てが工具不要なのも魅力。セカンドスタンドはストッパーを引くだけで楽に角度を変えられます。さらに、ゴム足で高さの微調整ができるので、演奏時もぐらつきにくいのがポイントです。
本体サイズは幅51〜85×奥行45×高さ60.5〜93cm。足元のスペースに余裕があるため、ペダルや椅子を置いて快適に使用できます。拡張性と耐久性に優れたおすすめのキーボードスタンドです。
ケーアンドエム(K&M) 18860 Keyboard stand Spider Pro 18860-000-30
個性的なデザインの2段式キーボードスタンドです。別売のサポートアームを使って、3段式への増設も可能。アーム部分は伸縮と高さ調整ができます。汎用性が高く、さまざまなサイズのキーボードに合わせられるモデルです。
耐荷重も1段あたり約35kgあり、ライブなどでの使用もおすすめ。折りたたみにも対応しており、より手軽に搬入できます。
クイックロック(QUIKLOK) キーボードスタンド QLY40
1959年創業のイタリアのスタンドブランドが手がけた製品。個性的なフォルムが目を引くY型を採用しています。見た目を重視する方におすすめです。
高さは73〜94cmの範囲で調整可能。重量は9.3kgで、耐荷重は99kgと頑丈です。折り畳みができるほか、専用のケースが付属しているので、スタジオやライブ会場にも簡単に持ち運べます。
Stay Music Piano 1200
持ち運びにも便利な、2段式のキーボードスタンドです。6.9kgと、2段式のなかでは比較的軽量なモデル。専用のバッグへコンパクトに収納でき、ストリートライブなどへも手軽に持ち運べます。
上段には10°の傾斜が付いており、88鍵の大型キーボードにも対応。また、スマートな見た目とは裏腹に耐荷重は130kgで、安定感があります。
ポール部分にはケーブルを通すスペースがあり、付属のケーブルクリップで固定可能。オプションでマイクスタンドや譜面台を追加でき、弾き語りにもおすすめです。
カシオ(CASIO) キーボード・ピアノ用スタンド CS-4B
シンプルで安い、テーブル型のキーボードスタンドです。カシオのキーボード専用に設計されたモデル。サイズは69.7×69.6×57.0cmで、座って使用する際に便利です。足元にスペースがあるため、フットペダルなども置けます。
1人でも簡単に組み立て可能。キーボード本体底面のねじ穴を使って固定するので、鍵盤を強く叩いてもズレたりガタついたりせず安定感があります。
クラシックプロ(CLASSIC PRO) キーボードスタンド KST40
簡単に折り畳めるテーブル型のキーボードスタンドです。折り畳んだときの高さは約20cm。クローゼットや押入れの隙間などにコンパクトに収納できます。自宅での使用はもちろん、スタジオやライブ会場などへの持ち運びにも便利です。
サイズは幅73〜95×奥行32×高さ66〜105cm。デジタルピアノ・シンセサイザー・ポータブルキーボードなど、さまざまなタイプの楽器に対応できるのがメリットです。高さは、身長や演奏スタイルに合わせて12段階に調整できます。
本体の重量は約7kg。20kgまでのキーボードが使用できます。安定感のあるしっかりとした作りのキーボードスタンドを探している方におすすめです。また、価格の安さも魅力のひとつ。コスパを重視して選びたい方はチェックしてみてください。
クイックロック(QUIKLOK) キーボードスタンド WS421
コンパクトに折り畳める4本脚タイプのキーボードスタンドです。折り畳んだときのサイズは71×37×13.5cm。家具の隙間やクローゼットなどに省スペースで収納できるのが魅力です。また、本体重量は8kgと比較的軽量で、スタジオやライブ会場へ持ち運んで使用するのにも向いています。
耐荷重は80kgまで。別売の2段目サポートバーを取り付ければ、2台目のキーボードも設置できます。高さは65〜96cmの範囲で12段階に調整可能。演奏スタイルに合わせて、さまざまなセッティングができます。
プレイテック(PLAYTECH) ミニキーボードスタンド KST01
25〜37鍵の小型キーボードにぴったりのキーボードスタンド。サブのシンセサイザーや各種コントローラーなどもセッティングできるのが魅力です。
譜面台のような見た目が特徴。天板の角度を約±90°の範囲で調整できるので、演奏スタイルやシーンに合わせたセッティングが可能です。天板のサイズは約幅47.5×高さ25.5cm。水平状態で設置した場合の高さは約75〜125cmが目安です。
本体重量は約2.4kgと軽量で、耐荷重の目安は20kg。コンパクトに折り畳めるため、持ち運ぶ機会が多い方にも適しています。また、価格が比較的安いのも嬉しいポイント。コスパに優れたミニキーボードスタンドを求める方はチェックしてみてください。
プレイテック(PLAYTECH) キーボードスタンド KST80
さまざまなセッティングに対応した4本脚タイプのキーボードスタンドです。脚部は180°回転するため、キーボードに合わせたセッティングが可能。横幅と奥行を自由に調整できる、フレキシブルなキーボードスタンドを求める方におすすめです。
本体重量は約6.4kg。軽量ながら耐荷重は約110kgと頑丈で安定感があります。
また、高さは61.5〜82.5cmの間で8段階に調整可能。足元を広く使えるので、ペダル類を置いたり、椅子を収納したりできるのがメリットです。折り畳むと約幅75×奥行10.5×高さ61.5cmになり、コンパクトに収納できます。
キーボードスタンドをライブで使う場合は、デザインにも注目して選ぶのがおすすめです。サイズが大きいため、ライブ会場での見栄えに大きく関わるほか、演奏者のテンションも左右します。また、頻繁に出し入れする場合は、運搬のしやすさやセッティングしやすさなど、使い勝手のよさにも注目しておきましょう。