コンパクトサイズで設置に便利な「電子ピアノ」。ヘッドホン端子も搭載されているので、夜間時やアパートなど時間と場所を問わず練習でき、初めてピアノに触れる子どもから久しぶりにピアノをはじめる大人まで、幅広い方から人気のある楽器です。

そこで今回は電子ピアノのおすすめ製品をご紹介。初心者におすすめのエントリーモデルと、レッスンにおすすめのスタンダードモデルに分けてピックアップしたので、ぜひ参考にしてみてください。

電子ピアノの特徴

発音方式がデジタル

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電子ピアノには音を鳴らすスピーカーが内蔵されており、鍵盤を押すことによってデジタル回路が動き、内蔵されたスピーカーから電子音が出るのが特徴。一方で、生ピアノは鍵盤を押すと電子回路の代わりにハンマーが動き、弦が叩かれることによって音が出ます。

生ピアノと比べてコンパクトかつ軽量

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電子ピアノは、生ピアノよりもコンパクトなのが特徴です。鍵盤の数は88と生ピアノと変わらないモノが多いため、横幅は1.4m程度。しかし電子ピアノは奥行きがないので、生ピアノより狭いスペースにも置けます。

さらに、電子ピアノは軽量であることも魅力のひとつです。生ピアノは一般家庭用の軽いモノでも200kgほどすることがありますが、電子ピアノの多くは40〜80kg程度。重さによって床が沈んだり、2階以上の部屋に運ぶのに苦労したりといったデメリットが避けられます。

音の調律が必要ない

生ピアノは鍵盤ひとつひとつに1〜3本の弦が張られており、それぞれをバランスよく調節することで綺麗な音色を保ちます。これは調律と呼ばれるメンテナンスで、生ピアノを使い続けるためには欠かせないものです。

しかし、発音方式が生ピアノと異なる電子ピアノは、音の調律が必要ありません。電源を入れるだけでいつまでも同じ音を安定して出せます。手軽にピアノを楽しみたい方は、調律が不要の電子ピアノがおすすめです。

ヘッドホン接続できるモデルが多い

ほとんどの電子ピアノにはヘッドホンを挿しこむ部分があります。ヘッドホンを活用することでピアノの音を外に漏らさずに演奏できるため、時間帯や周りを気にせずにピアノを弾けるのが魅力。アパート・マンションなどで、周囲に配慮しながら練習したい方にもおすすめです。

電子ピアノの選び方

用途で選ぶ

初心者用

初めてピアノに触れる初心者の方には、手頃な価格のエントリーモデルがおすすめです。エントリーモデルの電子ピアノは、鍵盤のタッチが軽くコンパクトサイズのモノが多いのが特徴。小学生以下の子どもでも親しみやすく、引っ越しの際に運びやすいのが魅力です。

レッスン用

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レッスン用におすすめのピアノは、ヤマハ・カワイ・ローランドなどのピアノメーカーが手掛けるスタンダードモデルです。スタンダードモデルの価格は10万円前後が相場で、電子ピアノを購入する方の中では最も人気があります。

また、スタンダードモデルの電子ピアノには、音色や鍵盤タッチなどが本格的なモデルも多いですが、タッチ感などでより生ピアノに近いモデルを探している方には、価格が15万円以上のハイグレードモデルがおすすめです。

鍵盤のタッチで選ぶ

電子ピアノは重量だけでなく、鍵盤自体も生ピアノより軽いモノが多い傾向にあります。鍵盤を叩いたときに指に伝わってくる重さは、生ピアノの方がずっしりと重く感じられるのが一般的です。

ただし最近では、より生ピアノの鍵盤タッチに近づけた電子ピアノも登場しています。鍵盤のタッチは弾きやすさに大きく影響するため、慎重に選ぶのがおすすめです。

ピアノのレッスンに通っている方や本格的にピアノを学びたいと考えている方は、軽すぎる鍵盤に慣れてしまうと悪い癖が付いてしまい、生ピアノの演奏が困難になることも。一方、気楽にピアノを楽しみたい、趣味としてとりあえず弾ければよいという方は、鍵盤の重さにこだわる必要はありません。

音色で選ぶ

電子ピアノは、録音されたピアノ音を再生することで演奏するモノです。そのため録音に使用する生ピアノの音が違うと、当然電子ピアノが発する音色も異なります。自分好みの音色が出せる電子ピアノを選びましょう。

鍵盤を叩く強さが変わると音の大きさが変わるかも重要なポイントです。表現力豊かなピアノ演奏には、タッチの強弱の変化が重要。思い通りの演奏ができるよう、電子ピアノの音色にこだわって選んでみてください。

最大同時発音数の多さで選ぶ

電子ピアノには、最大同時発音数が決められています。これは、いくつの音を同時に出せるかを示した数です。最大同時発音数は少なくても64音、ハイグレードモデルであれば256音というモノもあります。

最大同時発音数は、純粋に鍵盤を叩いた数ではありません。電子ピアノは左右にスピーカーがあるので、ひとつの鍵盤を叩くと2つの音が同時に聞こえます。つまり、5個の鍵盤を叩くと発音数は10。音を伸ばすためのダンパーペダルを使用すると、伸ばした余韻の音も発音数に加わります。

最大同時発音数が少ない電子ピアノは、最初に出した音から順に消えていくのが特徴です。音が途中で切れてしまい、不自然な演奏になることも。ピアノ初心者であれば64音の電子ピアノでも十分ですが、ダンパーペダルを使用する中級者以上であれば、128音は欲しいところです。生ピアノに近い滑らかな演奏をしたい場合は、192音や256音のモノを選びましょう。

自動演奏機能の有無で選ぶ

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自動演奏機能の有無も電子ピアノを選ぶときにチェックしておきたいポイント。伴奏を弾いてくれるタイプのモデルなら、ひとりで練習するときでも豪華な演奏が楽しめます。練習に役立つ電子ピアノを探している場合は、有名な曲の自動演奏に対応したモデルもおすすめです。

電子ピアノのおすすめメーカー

ヤマハ(YAMAHA)

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世界的に有名なメーカー「ヤマハ」。ヤマハの楽器は世界中で使用されており、ピアノの音にも定評があります。また、電子ピアノのなかでも定番人気のメーカーで、エントリーモデルからハイグレードモデルまで、ラインナップが充実しているのも魅力です。

カワイ(KAWAI)

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ピアノ販売で世界トップクラスのシェアを占める「河合楽器製作所」。アコースティックピアノを作り続けているこだわりが電子ピアノにも反映されているのが特徴で、スタンダードモデルから木製鍵盤が採用されています。

ローランド(Roland)

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日本発祥の電子楽器メーカーで、世界的にも人気があります。ローランドの電子ピアノは、音量を調整するスイッチなど小さな子どもでも分かりやすく表記されているのが特徴。また、電子ピアノの技術はローランドからスタートしたモノが多く、電子ピアノの技術をリードしているメーカーでもあります。

コルグ(KORG)

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コルグはシンセサイザーやデジタルピアノを展開する、電子楽器メーカーです。その楽器は世界中のアーティストからも人気。電子ピアノはスタイリッシュでおしゃれなデザインが多いのが特徴です。

カシオ(CASIO)

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電卓で有名な電機メーカー「カシオ」。電子ピアノの質感やグレードは価格以上に高いモノが多く、電子メーカーのデジタル技術が惜しみなく注ぎ込まれています。

電子ピアノのおすすめ|ヤマハ(YAMAHA)

ヤマハ(YAMAHA) アリウス YDP-143

ヤマハ(YAMAHA) アリウス YDP-143R

グレードハンマースタンダードと呼ばれる鍵盤を採用しており、グランドピアノのような弾き心地を忠実に再現する電子ピアノ。最大同時発音数は192音で、滑らかな演奏を楽しめます。大きなホールなどで弾いているようなリバーブ効果が得られるのも特徴です。

また、アコースティックオプティマイザーにより、自然な響きのある音色が楽しめるのもポイント。さらに、音のバランスを整えて小さな音量でもキレイに鳴らせる「インテリジェント・アコースティック・コントロール」機能が搭載されているため、本格的な演奏を楽しみたい方はぜひチェックしてみてください。

ヤマハ(YAMAHA) 電子ピアノ クラビノーバ CLP-635

ヤマハ(YAMAHA) 電子ピアノ クラビノーバ CLP-635

グランドピアノの響きを再現した、味のある音色が鳴らせる電子ピアノ。鍵盤を押したときの強弱で音が変化するほか、指の離し方によって変わる余韻もしっかりと表現されています。

グランドピアノにも使われるエスケープメント機構が用いられており、音色だけではなく弾き心地も近づけているのが魅力。ヘッドホンを使用したときでも自然で疲れにくい音色を採用しているため、長時間練習したい方におすすめです。

ヤマハ(YAMAHA) Pシリーズ 電子ピアノ P-45

ヤマハ(YAMAHA) Pシリーズ 電子ピアノ P-45

奥行きが30cm未満のスリムなサイズで、場所を選ばずに演奏できる電子ピアノ。スピーカー搭載モデルながら約11.5kgと比較的軽量なので、ラクに持ち運べます。必要最低限のボタンだけが採用されており、シンプルで操作しやすいのも特徴です。

コンパクトかつ軽量な設計でありながら、グレードハンマースタンダード鍵盤により、グランドピアノに近い弾き心地を楽しむことが可能。AWMと呼ばれる技術が採用されているのもポイントで、豊かな響きのピアノサウンドが鳴らせます。あまり場所を取りすぎない電子ピアノを探している方は、ぜひチェックしてみてください。

電子ピアノのおすすめ|カワイ(KAWAI)

カワイ(KAWAI) 電子ピアノ CN27

カワイ(KAWAI) 電子ピアノ CN27

鍵盤ウェイトと呼ばれる重りを採用することで、木製の鍵盤に似た弾き心地を実現している電子ピアノ。鍵盤を弱く弾いたパターンから強く弾いたパターンまで、カワイのグランドピアノの音が複数録音されており、表現豊かに演奏できるのが魅力です。

グランドピアノのペダルを再現した「グランド・フィール・ペダル・システム」が採用されているのも特徴で、ハーフペダルによる細かい表現にも対応しています。内蔵されているレッスン曲の種類が多いため、ピアノ初心者の方も要チェックです。

カワイ(KAWAI) 電子ピアノ Concert Artist SERIES CA48

カワイ(KAWAI) 電子ピアノ Concert Artist SERIES CA48A

「SK-EX」「EX」など、フルコンサートグランドピアノの音色を内蔵している電子ピアノ。鍵盤を押したときの強さごとにサンプリングされているため、強弱のある滑らかな演奏ができます。グランドピアノと同じ構造の鍵盤を採用しており、弾き心地が忠実に再現されているのも魅力です。

また、右手パート・左手パートの個別再生をはじめとするレッスン機能が搭載されているため、しっかりと練習したい方にも最適。内蔵されている練習曲はどれも有名なモノばかりなので、楽しみながら上達できます。

カワイ(KAWAI) ポータブル型デジタルピアノ ES110

カワイ(KAWAI) ポータブル型デジタルピアノ ES110

グランドピアノのタッチをしっかりと再現した弾き心地ながら、重量が約12kgで無理なく持ち運べる電子ピアノ。大型の12cm口径スピーカーを採用しており、低音が効いた迫力のある音色を楽しめます。さらに、スピーカーにスリットを設けることで、グランドピアノらしい臨場感あふれるサウンドが鳴らせるのもおすすめポイントです。

全7項目の調節ができるコンサートチューナー機能により、演奏する曲や好みに合わせてピアノの音をアレンジ可能。Bluetooth接続に対応しているため、専用アプリをインストールすればスマホやタブレットで音の調節をすることもできます。コンパクトながら機能性に優れた電子ピアノを探している方は要チェックです。

電子ピアノのおすすめ|ローランド(Roland)

ローランド(Roland) 電子ピアノ HP704

ローランド(Roland) 電子ピアノ HP704

木材と樹脂を組み合わせたPHA-50鍵盤が採用されている電子ピアノ。生ピアノのような弾き心地と、優れた耐久性を兼ね備えているのが特徴です。吸湿性が高い素材を用いており、指に馴染みやすいのもポイント。汗をかいたときに滑りにくいため、演奏時の安定感があります。

スピーカーが4箇所に配置されており、迫力のあるサウンドが鳴らせるほか、グランドピアノを感じさせる豊かな響きを生み出せるのも魅力のひとつ。電子ピアノとして楽しむのはもちろん、スマートフォンと接続すればBluetoothスピーカーとしても活躍してくれます。さまざまな使い方ができるおすすめの1台です。

ローランド(Roland) 電子ピアノ LX706

ローランド(Roland) 電子ピアノ LX706

6つのスピーカーが搭載されており、深みのある立体的なサウンドが鳴らせる電子ピアノ。白鍵と黒鍵の支点位置を調節することで、優れた弾き心地の鍵盤に仕上がっているのが魅力です。また、木材と樹脂のハイブリッド構造を採用しており、弾き心地のよさと耐久性の高さを両立させています。

グランドピアノと同じような踏み心地のダンパーペダルを搭載しているのも特徴で、ハーフペダルに対応しているため、細やかな表現を楽しむことが可能。メトロノーム機能・録音機能・Bluetooth機能など、豊富な機能を搭載している便利な電子ピアノです。

ローランド(Roland) 電子ピアノ RP501R

ローランド(Roland) 電子ピアノ RP501R

基本性能にこだわって作られたエントリーモデル。精度が高いセンサーを備えたPHA-4スタンダード鍵盤が採用されており、ローランドの他モデルと比べて比較的リーズナブルな価格帯でありながら、タッチの強弱にしっかり反応して表現豊かな演奏ができます。

ハーフペダルに対応した「プログレッシブ・ダンパー・アクション・ペダル」が搭載されているのもポイント。また、電子ピアノ本体には練習に役立つ約250曲が内蔵されているので、ピアノ初心者の方にもおすすめです。

ヘッドホンを着用した状態でも、グランドピアノのような臨場感あふれる演奏が楽しめるため、夜など周囲に配慮しながら練習したい方もぜひチェックしてみてください。

電子ピアノのおすすめ|コルグ(KORG)

コルグ(KORG) 電子ピアノ LP-180

コルグ(KORG) 電子ピアノ LP-180

ハンマーの重みが再現された、「ナチュラル・ウェイテッド・ハンマー・アクション鍵盤」を採用しており、グランドピアノのような弾き心地で演奏ができる電子ピアノ。電源をオンにした後、ボリュームノブを調節するだけで簡単に使えます。シンプルで操作しやすいモデルを探している方におすすめです。

3本ペダルユニットが標準装備されており、ダンパーペダルとソフトペダルの2本はハーフペダルに対応しているため、踏み具合によってさまざまな表現ができます。

電子ピアノのおすすめ|カシオ(CASIO)

カシオ(CASIO) 電子ピアノ Privia PX-770

カシオ(CASIO) 電子ピアノ Privia PX-770

3つのセンサーが搭載されており、打鍵時の強さを正確に感知してくれる電子ピアノ。音域によって変わる発音のタイミングも忠実に計算されているため、グランドピアノと同様の弾き心地に仕上がっています。

表面にシボ加工が施された象牙調・黒壇調の鍵盤を採用しているのも特徴。これにより、演奏するときの滑りを軽減して快適に弾けます。iOS用・Android用のアプリ「Chordana Play for Piano」を使えば、PDF楽譜を見たり電子ピアノの設定をしたりとさまざまな操作が可能です。