コンパクトサイズで設置に便利な「電子ピアノ」。ヘッドホンも搭載されているので、夜間時やアパートなど時間と場所を問わず練習でき、はじめてピアノに触れる子どもから久しぶりにピアノをはじめる大人まで幅広い方に人気のある楽器です。

そこで今回は電子ピアノのおすすめ製品をご紹介。初心者におすすめのエントリーモデルや、レッスンにおすすめのスタンダードモデルなどに分けてピックアップしたのでぜひ参考にしてみてください。

電子ピアノの特徴

発音方式がデジタル

By: amazon.co.jp

電子ピアノには音を鳴らすスピーカーが内蔵されており、鍵盤を押すことによってデジタル回路が動き、内蔵されたスピーカーから電子音が出るのが特徴。一方で、生ピアノは鍵盤を押すと電子回路の代わりにハンマーが動き、弦が叩かれることによって音が出ます。

生ピアノと比べてコンパクトかつ軽量

By: amazon.co.jp

電子ピアノは、生ピアノよりもコンパクトなのが特徴です。鍵盤の数は88と生ピアノと変わらないモノが多いため、横幅は1.4m程度。しかし電子ピアノは奥行きを取らないので生ピアノより小さなスペースにも置けます。

さらに、電子ピアノは軽量であることも魅力の1つです。生ピアノは一般家庭用の軽いモノでも200kgほどすることがありますが、電子ピアノの多くは40〜80kg程度。重さによって床が沈んだり、2階以上の部屋に運ぶのに苦労したりといったデメリットを避けられます。

音の調律が必要ない

生ピアノは鍵盤1つ1つに1〜3本の弦が張られており、それぞれをバランスよく調節することで綺麗な音色を保ちます。これは調律と呼ばれるメンテナンスで、生ピアノを使い続けるためには欠かせないものです。

しかし、発音方式が生ピアノと異なる電子ピアノは、音の調律が必要ありません。電源を入れるだけでいつまでも同じ音を安定して出せます。手軽にピアノを楽しみたい方は調律が不要である電子ピアノがおすすめです。

ヘッドホン接続できるモデルが多い

ほとんどの電子ピアノにはヘッドホンを挿しこむ部分があります。ヘッドホンを活用することでピアノの音を外に漏らさずに演奏できるため、時間帯や周りを気にせずにピアノを弾けるのが魅力。電子ピアノはアパートやマンションなど、周囲を気にする必要がある方にもおすすめです。

電子ピアノの選び方

用途で選ぶ

初心者用

はじめてピアノに触れる子どもなど、初心者はまずは5万円前後の手頃な価格のエントリーモデルを選ぶのがおすすめです。エントリーモデルの電子ピアノは、鍵盤のタッチが軽くコンパクトサイズのモノが多いのが特徴。小学生以下の子どもでも親しみやすく、引っ越しの際なども運びやすいのが魅力です。

レッスン用

By: amazon.co.jp

レッスン用におすすめのピアノは、ヤマハやカワイ、ローランドなどのピアノメーカーが手掛けるスタンダードモデルです。スタンダードモデルの価格は10万円前後が相場で、電子ピアノを購入する方の中では最も人気があります。

また、スタンダードモデルの電子ピアノには、音色や鍵盤タッチなどが本格的なピアノを目指すモデルも多いですが、タッチ感などでより生ピアノに近いモデルを探している方には価格が15万円以上のハイグレードモデルがおすすめです。

鍵盤のタッチで選ぶ

電子ピアノは重量だけでなく、鍵盤自体も生ピアノより軽いモノが多い傾向にあります。鍵盤を叩いたときに指に伝わってくる重さは、生ピアノの方がずっしりと重く感じられるのが一般的です。

ただし最近では、より生ピアノの鍵盤タッチに近づけた電子ピアノも登場しています。鍵盤のタッチは弾きやすさに大きく影響するため、慎重に選ぶのがおすすめです。

ピアノのレッスンに通っている方や本格的にピアノを学びたいと考えている方は、軽すぎる鍵盤に慣れてしまうと悪い癖が付いてしまい、生ピアノの演奏が困難になることも。一方、気楽にピアノを楽しみたい、趣味としてとりあえず弾ければよいという方は、重い鍵盤にこだわる必要はありません。

音色で選ぶ

電子ピアノは、録音されたピアノ音を再生することで演奏するモノです。そのため録音に使用する生ピアノの音が違うと、当然電子ピアノが発する音色も異なります。自身好みの音色を出せる電子ピアノを選びましょう。

鍵盤を叩く強さが変わると音の大きさが変わるかも重要なポイントです。表現力豊かなピアノ演奏には、タッチの強弱の変化が重要。思い通りの演奏ができるよう、電子ピアノの音色にはこだわってみてください。

最大同時発音数の多さで選ぶ

電子ピアノには、最大同時発音数が決められています。これは、いくつの音を同時に出せるかを示した数です。最大同時発音数は少なくても64音、ハイグレードモデルであれば256音というモノもあります。

最大同時発音数は、純粋に鍵盤を叩いた数ではありません。電子ピアノは左右にスピーカーがあるので、1つの鍵盤を叩くと2つの音が同時に聞こえます。つまり、5個の鍵盤を叩くと発音数は10。音を伸ばすためのダンパーペダルを使用すると、伸ばした余韻の音も発音数に加わります。

最大同時発音数が少ない電子ピアノは、最初に出した音から順に消えていくのが特徴です。音が途中で切れてしまい、不自然な演奏になることも。ピアノ初心者であれば64音の電子ピアノでも十分ですが、ダンパーペダルを使用する中級者以上であれば、128音は欲しいところです。生ピアノに近い滑らかな演奏をしたい場合は、192音や256音のモノを選びましょう。

電子ピアノのおすすめメーカー

ヤマハ(YAMAHA)

By: rakuten.co.jp

世界的に有名なメーカー「ヤマハ」。ヤマハの楽器は世界中で使用されており、ピアノの音にも定評があります。また、電子ピアノでも定番人気のメーカーでエントリーモデルからハイクグレードモデルまで、ラインナップが充実しているのも魅力です。

カワイ(KAWAI)

ピアノ販売で世界トップクラスのシェアを占める「河合楽器製作所」。アコースティックピアノを作り続けているこだわりが電子ピアノにも反映されているのが特徴で、スタンダードモデルから木製鍵盤が採用されています。

ローランド(Roland)

By: rakuten.co.jp

日本発祥の電子楽器メーカーで世界的にも定評があります。ローランドの電子ピアノは、音量を調整するスイッチなど、小さな子どもでも分かりやすく表記されているのが特徴。また、電子ピアノの技術はローランドからスタートしたモノが多く、電子ピアノの技術をリードしているメーカーでもあります。

コルグ(KORG)

By: amazon.co.jp

コルグはシンセサイザーやデジタルピアノを展開する電子楽器メーカーです。その楽器は世界中の有名アーティストからも人気。電子ピアノはスタイリッシュでおしゃれなデザインが多いのが特徴です。

カシオ(CASIO)

By: amazon.co.jp

電卓で有名な電機メーカー「カシオ」。電子ピアノの質感やグレードは価格以上に高いモノが多く、電子メーカーのデジタル技術が惜しみなく電子ピアノに注ぎ込まれています。

電子ピアノのおすすめ|5万円前後のエントリーモデル

ヤマハ(YAMAHA) 電子ピアノ P-125

どこにでも置けるコンパクトさと、本格的な音色を楽しめるヤマハのPシリーズ。ポータブルなのでテーブルの上などに置いて使えます。テーブルの上で使う場合に最適な音を出せるモードも搭載されているので、美しい音色を楽しめるのが魅力。電子ピアノが欲しいけれど、あまり場所を取りたくないという方におすすめです。

ヤマハのコンサートグランドピアノの中でも特に録音向きのピアノを使用し、多彩な音色を楽しめます。生ピアノのようにタッチの強弱によって音の表現が変わる電子ピアノを探している方にもおすすめ。鍵盤の重さを高音域では軽く、低音域では重くしているのも自然なタッチを楽しめるポイントです。

カワイ(KAWAI) デジタルピアノ ES110

手軽に使えるコンパクトさと高性能を両立させた電子ピアノ。ショパン国際ピアノコンクールでも使用された、高い音質を誇るグランドピアノを録音に使用。生ピアノのような臨場感のある演奏が可能です。

大型のスピーカーが搭載されているため、コンパクトサイズの電子ピアノとは思えないほど迫力のある音で演奏できます。また、自身好みの音で演奏したいという方のために、コンサートチューナー機能を搭載。音を細かく調節して保存することで、いつでも好きな音色を出せます。

コンサートチューナーは、スマートフォンやタブレットなどをワイヤレス接続すれば端末から設定可能です。電子ピアノ自体の操作ボタンを少なくすることで、奥行きを出さずコンパクトなのが特徴。なるべく省スペースで高音質な電子ピアノを購入したい方におすすめです。

ローランド(Roland) 電子ピアノ FP-30

コンパクトながら、生ピアノのような高い表現力を誇る電子ピアノ。ローランド独自のピアノ音源を採用しており、生ピアノに近い演奏が可能です。象牙調の見た目と手触りの鍵盤は、生ピアノのようなタッチを実現しています。

ピアノだけでなく、ストリングスやオルガンといったピアノ以外の楽器音を鳴らせるのもポイント。異なる楽器の音を重ねたり、左右で違う楽器の音を出せたり、演奏の幅が広がります。楽器に興味を持った子どもにも趣味としてピアノを始めたい大人にもおすすめです。

コルグ(KORG) デジタルピアノ D1

持ち運びに優れたコンパクトな電子ピアノ。場所を取らずに演奏を楽しめます。大きな魅力は、30種類ものサウンドが内蔵されていること。ピアノだけでなくオルガンやアコースティックギターといったほかの楽器の音も出せまるので多彩な音色を楽しみたい方におすすめです。

低音域では重く、高音域では軽いタッチと鍵盤タッチにこだわっているのも特徴。生ピアノと変わらないタッチを重視する方におすすめです。鍵盤から指を離したときに残る音や、タッチの強弱によって変わる音の響きも再現しているため、中級者以上の方も満足できるクオリティの電子ピアノといえます。

コルグ(KORG) デジタルピアノ LP-180

必要十分な機能を搭載した、エントリーモデルの電子ピアノです。本体のみであれば4万円台で購入でき、ポータブルではない電子ピアノの中では比較的安価なモデル。これからピアノを始める初心者の方や、始めたばかりの子どもにおすすめです。

リーズナブルに購入できるからといって、クオリティが低いわけではありません。鍵盤は低音域では重く、高音域では軽くなる仕様で、生ピアノのようなタッチを実現しています。タッチの強弱によって音の出方も変わるので、レッスンで生ピアノを演奏し、家では電子ピアノを使いたい方にもおすすめです。

カシオ(CASIO) デジタルピアノ Privia PX-770

スタンドとペダルが一体化した、操作性の高い電子ピアノ。生ピアノが持つ音の響きの多彩さや表現力の豊かさを再現するため、音源には徹底的にこだわっています。タッチの強弱によって音の出方が大きく変わるので、表現力を失わずに演奏力を上達させたい方におすすめです。

有名曲のオーケストラ演奏を収録しているのも特徴。オーケストラをバックにしてピアノパートを自身が弾くことで、臨場感のある演奏を楽しめます。右手パートや左手パートをそれぞれ消して練習することもできるため、独学でピアノを弾きたい方にもおすすめ。最大同時発音数は128音と、中級者以上に向いている電子ピアノです。

電子ピアノのおすすめ|10〜15万円前後のスタンダードモデル

ヤマハ(YAMAHA) 電子ピアノ ARIUS YDP-S34

生ピアノのような音の表現を楽しめる電子ピアノ。ショパン国際ピアノコンクールの優勝者が選んだピアノを録音に使用し、綺麗で深みのある音を再現しています。鍵盤のタッチも生ピアノに近づけているのが特徴。高音域と低音域で違う弾き心地を忠実に再現し、電子ピアノでも生ピアノのような弾き心地を楽しめます。

ヘッドホンが付属しているので深夜のマンションでもピアノの練習が可能です。耳が痛くなりにくいので、長時間の練習も苦になりません。また、周囲の環境を考えて音を小さくしても、演奏感が衰えない機能を搭載。いつでも快適な演奏を楽しみたい方におすすめの電子ピアノです。

ヤマハ(YAMAHA) 電子ピアノ ARIUS YDP-143

電子ピアノで表現力を磨きたい方におすすめのモデル。最大同時発音数が192音と多いので、音が不自然に途切れず滑らかな演奏が可能です。ペダル使用時や一度に叩く音数が多くても、生ピアノのような自然な音を出せます。毎日のレッスンを快適に行いたい方におすすめです。

音域によって鍵盤のタッチ感が異なるよう、絶妙なバランスで重さを調整しているのもポイント。生ピアノとほとんど変わらない触り心地で、表現力を高められます。鍵盤の光沢を抑えてマットに仕上げ、高級感を出しているのも魅力です。

さらに、音色やメトロノームの設定などをiOSアプリから行えます。実力を高めるための機能を搭載した電子ピアノを探している方におすすめです。

カワイ(KAWAI) デジタルピアノ CN27

エントリーモデルのワンランク上を実現した電子ピアノ。ペダルを使用しても音が途切れにくい、192音の最大同時発音数が特徴。生ピアノのような滑らかな音色を出せます。鍵盤やペダルの重さも、生ピアノに近づけているのがポイントです。

音域によって変わる鍵盤の重さや、踏み込んだときのペダルの動き方などは生ピアノの特徴を忠実に再現しています。レッスンで生ピアノを使用している方の自宅練習用としておすすめの電子ピアノです。

演奏者に合わせて譜面台の角度を調節できるのも嬉しいポイント。子どもから大人まで快適に演奏できます。家族みんなでピアノを楽しみたい方にもおすすめの電子ピアノです。

ローランド(Roland) 電子ピアノ F-140R

Bluetooth機能を搭載した電子ピアノ。電子楽譜アプリから楽譜をダウンロードしたり、スマホやタブレットの画面をタッチしなくてもペダル操作で譜めくりができたり、電子ピアノならではの便利機能を活用できます。

生ピアノのような音を再現するとともに、鍵盤のタッチも生ピアノに近づけているのがポイント。電子ピアノでも表現力を身につけたい方におすすめです。ヘッドホンをしていても立体感のある音色を楽しめるので、周囲の環境を気にすることなくピアノ演奏に没頭できます。

コルグ(KORG) デジタルピアノ G1 Air

とにかく音質にこだわりたい方におすすめの電子ピアノ。コンサートで使用されているグランドピアノの音色を複数搭載することで、曲に合わせて最適な音色を選べます。電子ピアノだからこその演奏の幅広さを楽しめるのが魅力です。

生ピアノの仕組みや表現に近づけているのもポイント。タッチによって音の強弱が変化したり、弦の共鳴を再現したり、生ピアノのような音色を電子ピアノで楽しめます。また、ピーカーが合計4つ搭載されているため、迫力のある音や繊細な音を出せるのも特徴。表現力を高められる電子ピアノを探している方におすすめです。

カシオ(CASIO) デジタルピアノ CELVIANO AP-470

生ピアノのような迫力のある演奏と、電子ピアノならではの快適性を両立させた製品。最大同時発音数は256音と、電子ピアノの中でもトップクラスです。生ピアノ独自の音の響きを再現しているのも特徴。生ピアノのような滑らかな音色を奏でたい方におすすめです。

また、鍵盤やペダルの重さを生ピアノに近づけているのも魅力。レッスンで生ピアノを弾いている方でも悪い癖が付きにくく、普段の練習も生ピアノと変わらない演奏を行えます。

さらに、22もの音色が内蔵されていたり、録音機能が付いていたりと、電子ピアノ特有の機能で演奏を楽しめるのもポイント。本格的なレッスン用にも趣味にも適している電子ピアノです。

電子ピアノのおすすめ|15万円以上のハイグレードモデル

ヤマハ(YAMAHA) 電子ピアノ Clavinova CLP-635

ヤマハの電子ピアノの中でも特にクオリティの高い、ハイグレードモデル。コンサートで使用されるグランドピアノの音を録音しており、生ピアノに近い表現力がポイントです。さらに鍵盤のタッチやペダルの操作性も、生ピアノに近づけるように工夫されています。

本製品は生ピアノ特有の音の響きや変化を忠実に再現し、幅広い表現力の演奏が可能。レッスン曲が303曲も収録されているため、演奏力の上達をサポートしてくれます。演奏力を高められる電子ピアノを探している方におすすめです。

カワイ(KAWAI) デジタルピアノ CA48R

音質にこだわったハイグレードモデルの電子ピアノ。すべての鍵盤にタッチの強弱によって異なる音を録音しているのがポイントです。生ピアノを演奏したときのような、タッチの違いによる音の変化を忠実に再現しています。

ヘッドホンを装着しても、音色の豊かさは損なわれません。全方向に広がる音、左右に広がる音、前方に進む音の3つから好みのモードを選択し、立体感のある音を聴きながら演奏できます。マンションでピアノを演奏したい方や、深夜に練習したい方にもおすすめ。

Bluetooth接続をすることでスマホやタブレットから音色を調節できるなど、電子ピアノだからこそ可能な独自機能も魅力です。

ローランド(Roland) 電子ピアノ LX705

生ピアノと電子ピアノのよさをどちらも活かした、ハイグレードモデル。音域によって重さが変わる鍵盤や踏み込み具合で音の響きが変わるペダルによって、収録された生ピアノの音源を忠実に表現するのが魅力です。

また、4つのスピーカーが搭載されており、迫力のある音から繊細な音までしっかりと奏でるのもポイント。演奏力を高めたい上級者におすすめです。最大同時発音数は256音と、電子ピアノの中でもトップクラス。全410曲内蔵されているので、独学でレッスンをしたい方にも向いている電子ピアノです。

カシオ(CASIO) デジタルピアノ CELVIANO AP-700

電子ピアノの利便性と生ピアノのような表現力を併せ持った、ハイグレードモデル。世界中で愛されているグランドピアノの音色を研究し、デジタル音源として録音しています。鍵盤のタッチやペダルの踏み込みによって異なる音の響きを絶妙に再現しているので、生ピアノに近い自然な演奏が可能です。

最大同時発音数は256音と、電子ピアノの中でもトップクラス。オーケストラの演奏をバックに弾けたり、コンサートホールごとに異なる特徴を再現してホールでの演奏を味わえたり、電子ピアノならではの便利機能を多数搭載しています。実力を確実に磨きたい上級者におすすめの電子ピアノです。