一般的なピアノに比べてコンパクトなサイズを採用している「電子ピアノ」。自宅にすっきりと設置できるだけでなく、ヘッドホン端子を搭載しており早朝や夜間に練習しやすいモデルも存在しています。
ただし、ヤマハやローランド、カワイなどから多種多様な製品が発売されているので、購入する際に迷ってしまいがち。そこで今回はおすすめの電子ピアノをご紹介します。選び方のコツも解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
- 目次
- 電子ピアノのメリット
- 電子ピアノとキーボードの違い
- 電子ピアノの選び方
- 電子ピアノのおすすめメーカー
- 電子ピアノのおすすめ|初心者向け低価格モデル
- 電子ピアノのおすすめ|スタンダードモデル
- 電子ピアノのおすすめ|本格高級モデル
- 電子ピアノのおすすめ|卓上モデル
- 電子ピアノのAmazon・楽天市場ランキングをチェック
- 番外編:電子ピアノにおすすめの周辺機器
電子ピアノのメリット
ヘッドホンが使えるので騒音を気にせず練習できる

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電子ピアノの多くはヘッドホンジャックを搭載しています。アコースティックピアノでは演奏時に大きな音が出ますが、ヘッドホンを使用すれば、演奏音が外部に漏れにくいので、早朝や夜間など練習時間を気にする必要がありません。また、集合住宅に住んでいて騒音問題が心配な場合にも便利です。
また、音量を調節できるモデルが存在するのもメリット。ヘッドホンを所有していない場合でも、ボリュームを絞った状態で演奏できます。
コンパクトなので省スペースで設置できる

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デジタル式の機構を採用している電子ピアノは、本格的なアコースティックピアノに比べるとサイズがコンパクト。本体の高さや奥行きを抑えたモデルが多く、すっきりと設置できるのが魅力です。スペースが限られている場合や設置時に圧迫感を押さえたい場合にも適しています。
一般的なアップライトピアノは高さ100cm以上、奥行きは50~60cmほどです。電子ピアノは高さが70~80cm以上、奥行きは30~40cm程度のモノが多めです。また、さらに小型のモデルを求める場合には、卓上型の電子ピアノもおすすめ。キャビネットタイプのようなスタンドがなく、デスク上に設置できるタイプです。
音色の切り替えやメトロノームなどの機能が使える

電子ピアノはアコースティックピアノに比べて、搭載されている機能が多彩。ボリュームを調節できるだけでなく、さまざまな音色が内蔵されているモデルやメトローム機能を備えているモデルが存在します。
搭載されている音色の種類が豊富であれば、多種多様なサウンドで演奏が可能。メトロノーム機能を利用すれば、安定したテンポで練習できます。
電子ピアノとキーボードの違い

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電子ピアノの鍵盤数は、多くの場合アコースティックピアノと同じ88鍵です。一方でキーボードの場合は32~61鍵のモデルが多く、製品によっては対応できる曲が少なくなります。
また、鍵盤のタッチが異なるのも特徴。電子ピアノの鍵盤内にハンマーが搭載されており、弾いた際にしっかりとした手応えを感じられます。キーボードの鍵盤はデジタル回路の作動によって押すだけで簡単に音が出るので、本格的にピアノを練習したい場合には電子ピアノがおすすめです。
電子ピアノの選び方
鍵盤数はアコースティックと同じ88鍵がおすすめ

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電子ピアノはコンパクトなサイズが採用されていますが、グランドピアノやアップライトピアノなど本格的なアコースティックピアノと同じ88個の鍵盤を備えています。
32~61個の鍵盤を搭載しているキーボードでは対応できる曲が限定される可能性がありますが、電子ピアノであれば多くのピアノ曲に対応できます。自宅に設置する練習用のピアノとしてもおすすめです。
鍵盤のタッチをチェック

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アコースティックピアノは、鍵盤を押した際に物理的にハンマーで弦をたたく構造が採用されています。電子ピアノの鍵盤は電子回路につながっていますが、アコースティックピアノと同じくハンマーを搭載。演奏時にしっかりとした手応えを得られるのが魅力です。
また、鍵盤の素材にこだわっている点も電子ピアノのメリット。アコースティックピアノのような木材を使用しているモデルであれば、より本格的なタッチ感が堪能できます。
ペダルにも注目

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鍵盤部とスタンドが一体となったキャビネットタイプの電子ピアノであれば、多くの場合足元にペダルが搭載されています。
音を伸ばす際に使用する「ダンパーペダル(サスティンペダル)」が付いているモデルだけでなく、ダンパー・ソフト・ソステヌートの3つのペダルが付いているモデルも存在。初心者の方にはダンパーペダル搭載モデル、本格的な演奏を行う中上級者の方には3つのペダルを搭載したモデルがおすすめです。
同時発音数をチェック

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電子ピアノを購入する際は、事前に「同時発音数」をチェックしておくのが重要なポイント。同時発音数とは、電子ピアノが1度に出せる音の数を表すスペックです。同時発音数を超えて鍵盤を鳴らすと、先に鳴らした音から消えてしまうので注意しましょう。
電子ピアノの同時発音数は少ないモデルで64。多いモノであれば324の音を同時に鳴らせます。ダンパーペダルで伸ばしている音がカウントされる点にも気をつけ、演奏する曲にあわせて選択するのがおすすめです。
スピーカーの数をチェック

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電子ピアノは製品によって搭載されているスピーカーの数が異なります。4つや8つなど複数のスピーカーを搭載しているモデルであれば、立体的な音を表現可能。本格的なアコースティックピアノのようなサウンドを求める場合におすすめです。
上方から降るような高音や響くように迫力ある低音など、音質にこだわりたい方はスピーカーの数を事前にチェックしておきましょう。
あると便利な機能
自分の演奏を確認できる「録音機能」

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電子ピアノには「録音機能」を備えている機種も存在します。自分が演奏したサウンドを録音しておけば、客観的な評価が可能。演奏のチェックを行いたい場合に便利です。
また、録音した演奏にさらにサウンドも重ねられるモデルも魅力的。異なる音色の演奏を重ねて、曲作りやバンドサウンドで利用したい場合にもおすすめです。
楽曲の再生ができる「自動演奏」や「Bluetooth接続」

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「自動演奏」機能を備えている電子ピアノであれば、楽曲を再生しながらの練習が可能。ピアノのみの曲だけでなく、伴奏にあわせてピアノを弾く場合に便利です。
また、「Bluetooth」に対応しているモデルであれば、スマホやタブレットなどとの接続が可能。モバイル端末から音楽を再生し、電子ピアノに搭載されているスピーカーで鳴らせるのが魅力です。
曲調に合わせて使える「音色切り替え」

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電子ピアノに内蔵されている音色の種類や数は、10前後~300以上など製品ごとに異なります。ピアノの音色のみ使用するのであれば音色数が少ないモデルでも問題ありませんが、曲作りやバンドサウンドに利用する場合には多数の音色を搭載したモデルがおすすめ。好みの音色が内蔵されているか事前に確認しておきましょう。
また、機種によっては有名メーカーのピアノサウンドを再現した音色が搭載されている場合もあります。ジャーマンピアノやイタリアンピアノなど、さまざまなピアノ音色を弾き比べてみたい場合にも便利です。
椅子やヘッドホンなどの付属品をチェック

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電子ピアノは、製品によってペダルや椅子などが付属しているモデルも存在します。電子ピアノ周辺のグッズが付属しているモデルであれば、別途購入する手間やコストを削減可能。付属品についても事前にしっかりと確認しておきましょう。
また、ヘッドホン端子を搭載している電子ピアノであっても、ヘッドホン本体がない場合には使用できません。ヘッドホンを持っていない方は、付属品にヘッドホンが含まれているモデルがおすすめです。
電子ピアノのおすすめメーカー
ヤマハ(YAMAHA)

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1987年に創業された「ヤマハ」は、静岡県に本社を構えている日本国内のメーカーです。管楽器やギター、ドラムなど、多種多様な楽器を製造している点で有名。老舗メーカーらしく、信頼性に優れているのもヤマハのメリットです。
ヤマハの電子ピアノはラインナップが豊富。デスク上に設置できる卓上型の製品も取り扱っているので、設置スペースが限られている場合にもおすすめです。
ローランド(Roland)

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静岡県に本社を構えている「ローランド」は、電子楽器の製造で知られている日本国内のメーカーです。シンセサイザーやキーボードで有名ですが、電子ピアノのラインナップも豊富。本格的なタッチ感を再現したモデルも取り扱っています。
また、ナチュラルやホワイトなどのカラーを採用したモデルが存在するのもメリット。部屋やインテリアにあわせてボディカラーを選択できる点もおすすめです。
カシオ(CASIO)

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1946年に設立された「カシオ」は、腕時計で知られる日本国内のメーカーです。電子辞書や電卓、ラベルライターなど幅広い製品を取り扱っていることでも有名。電子ピアノのラインナップも豊富です。
カシオの電子ピアノは、コンパクトなサイズを採用している「Privia」シリーズが人気。比較的リーズナブルな価格で購入できるので、初心者にもおすすめです。
電子ピアノのおすすめ|初心者向け低価格モデル
ローランド(Roland) Digital Piano F701

モダンなデザインのインテリアともマッチしやすい、初心者向けの電子ピアノです。Comtemporary Black・Light Oak・Whiteなどのカラーが用意されており、好みにあわせて選択が可能。部屋やインテリアの印象にあうモデルが選べます。
「スーパーナチュラル・ピアノ音源」が内蔵されているのもポイント。フルコンサートグランドピアノの鍵盤1つ1つの音色を表現し、表情豊かな演奏ができます。鍵盤には「PHA-4スタンダード鍵盤」を採用。演奏者のタッチニュアンスをしっかりと再現できる設計です。
Bluetooth機能を利用すれば、スマホやタブレットとも接続が可能。モバイル端末から好みの曲を再生できる点も便利です。
ローランド(Roland) Digital Piano RP701

子供から大人まで使える、初心者向けの電子ピアノです。Bluetoothオーディオ機能を搭載しており、スマートフォンからレッスン動画を流しながら練習することが可能。また、300以上の名曲やアニメソング曲を内蔵しているため、毎日の練習曲の参考にすることができます。
サウンド・タッチ感・ペダルなど基本的な性能にこだわって設計されているのが特徴。内蔵音源には「スーパーナチュラル・ピアノ音源」が採用されており、本格的なアコースティックピアノのような華やかな音色が楽しめます。
さらに、メトロノーム機能や録音機能が利用できるのも魅力。正確なリズムで練習できるだけでなく、自分の演奏を確認したい場合にもおすすめです。ディスプレイ表示にはわかりやすい日本語を採用。ボタン表示にはアイコンが記されており、操作性に優れている点もおすすめです。
コルグ(KORG) DIGITAL PIANO C1 Air

コンパクトでモダンなデザインを採用している初心者向けの電子ピアノです。本体サイズは幅1346×奥行347×高さ770mmとコンパクト。奥行きを抑えた形状により、設置スペースが限られている場合にもおすすめです。
鍵盤には、ハンマーの重さを4段階に分けた「リアル・ウェイテッド・ハンマー・アクション3(RH3)」を採用。低音部は重く高音部になるほど軽めに設定されており、演奏者の表現力を反映しやすいのもメリットです。
さらに、音の出方を5段階で切り替えられるのも長所。軽め・標準・重め・安定・一定など、タッチの強さにあわせて設定できます。「ジャーマン・グランド・ピアノ」や「ジャパニーズ・グランド・ピアノ」などの音色も選択可能です。
コルグ(KORG) DIGITAL PIANO LP-180

3本ペダルユニットが標準で付属している初心者向けの電子ピアノです。ダンパーだけでなく、ソフトやソステヌートなどのダンパーも搭載。細やかな表現ができるので、本格的なピアノレッスンを行いたい場合にも便利です。
鍵盤には「ナチュラル・ウェイテッド・ハンマー・アクション(NH)」を採用。低音部は重く高音部は軽い設定により、指先の繊細なタッチを反映できます。また、「鍵盤タッチ・コントロール機能」を備えているのもポイント。音の出方を3段階で設定できる機能です。
また、10種類のサウンドを内蔵。ピアノ・エレクトリックピアノ・ビブラフォン・パイプオルガン・ストリングスなどの音色を搭載しているだけでなく、リバーブやコーラスなどのエフェクト機能も利用できます。
コルグ(KORG) DIGITAL PIANO B2SP

スリムながら安定感あるスタンドを採用している88鍵の初心者向けの電子ピアノです。2枚の横板によって両脚部をしっかりと固定しているのが特徴。足元が隠れるエレガントな外観を有している点も魅力です。
本体サイズは幅1312×奥行336×高さ750mm。スタンドは取り外しできるので、デスクやテーブル上に設置したい場合にも便利です。スタンド部には3本ペダルユニットも搭載。ダンパー・ソステヌート・ソフトなどのダンパーを使用して本格的な演奏がしたい場合にも魅力です。
内蔵されているサウンドは12種類。ジャーマンピアノやイタリアンピアノに加えて、オルガンサウンドも利用でき、ロックやジャズなどのジャンルにも対応できます。本体裏側のUSB端子を利用すれば、パソコンとも接続が可能。外部音源を演奏するMIDIキーボードとしても使えます。
電子ピアノのおすすめ|スタンダードモデル
ローランド(Roland) Digital Piano DP603

スタイリッシュなデザインを採用しているスタンダードモデルの電子ピアノです。本体サイズは幅1398×奥行377×高さ975mm。スリムな設計により、すっきりと設置できるのが魅力です。
内蔵音源には「スーパーナチュラル・ピアノ・モデリング音源」を採用。アコースティックピアノのサウンドを先端技術によって再現しており、味わい深い音色が楽しめます。音色が「Piano」の場合、最大同時発音数は無制限。演奏時に音が途切れない点も長所です。
また、鍵盤に「PHA-50鍵盤」を採用しているのもポイント。木材と樹脂センターフレームを組み合わせており、本格的なタッチ感を実現しているだけでなく、耐久性にも優れています。さらに、「ヘッドホン・3D・アンビエンス」に対応しているのもメリット。ヘッドホン使用時に立体的な響きが得られるので、早朝や夜間にピアノを練習する頻度が高い場合にも便利です。
カワイ(KAWAI) CN29

タッチ感やサウンド、機能性にこだわって設計されているスタンダードモデルの電子ピアノです。カワイが製造するグランドピアノの音をサンプリングしているのが特徴。本物のピアノに搭載されている88の鍵盤をタッチの強さに分けて再現しているのが魅力です。
また、搭載されているグランドピアノの音色が2種類あるのもポイント。「フルコンサートグランドピアノSK-EX」と「フルコンサートグランドピアノEX」の2つのグランドピアノの音色が切り替えられます。
さらに「コンサートチューナーおまかせ設定」機能を備えているのもメリット。ハンマーの硬さやタッチ感などの項目を10のパターンから選択できる機能です。ヘッドホン利用時には、「スペイシャル・ヘッドホン・サウンド」が利用可能。自然な音の広がりを感じられます。
カワイ(KAWAI) CA49

グランドピアノと同じシーソー式木製鍵盤を搭載した、スタンダードモデルの88鍵電子ピアノです。白鍵および黒鍵の両方に木製素材を採用しているのが特徴。3つのセンサーで鍵盤の動きを感知する設計により、本格的なグランドピアノのような表現力を実現しています。
繊細なクリック感が得られる「レットオフ・フィール」機構に対応しているのもポイント。鍵盤をゆっくりと押さえた際に感じるグランドピアノ特有のクリック感が再現されています。
また、カワイのグランドピアノの音をサンプリングした「PHI音源」を内蔵しているのもメリット。弱打から強打まで臨場感あふれる音色が楽しめます。本体に搭載されているスピーカーは4基。中低音用と高音用のスピーカーが、左右に2基ずつ配置されています。
カワイ(KAWAI) CA59

By: soundhouse.co.jp
アコースティックピアノやグランドピアノの弾き心地にこだわった、スタンダードモデルの電子ピアノです。鍵盤の素材は木製なので、本格的なアコースティックピアノのような弾き心地が楽しめます。
また、3つのセンサーで鍵盤の動きを感知する「シーソー式木製鍵盤グランド・フィール・スタンダード・アクション」を採用しているのもポイント。グランドピアノのような表現力を実現しています。
「フルコンサートグランドピアノSK-EX」「フルコンサートグランドピアノEX」「グランドピアノSK-5」の3種類に加えて、ストリングスやオルガンなどの音源も内蔵。多彩な音色が楽しめる点もおすすめです。
さらに、上面放射式のスピーカーを備えているのもメリット。上方向にサウンドが広がるだけでなく、下向きのウーファーも左右に2基ずつ備えています。
デキシーベル(Dexibell) VIVO H1

無駄を省いたミニマルなデザインが美しいスタンダードモデルの電子ピアノです。スタイリッシュな外観を有しているのが特徴。モダンなインテリアや部屋とマッチしやすいのが魅力です。
また、サウンドエンジンにデキシーベル独自の「T2L(True 2 Life)テクノロジー」を採用しているのもポイント。高品質なサンプリングによって、アコースティックピアノの繊細なニュアンスを再現しています。
本体サイズは幅1420×奥行360×高さ793mm。スピーカーは左右に1基ずつ備えています。内蔵されている音色の種類は80と豊富。多彩なエフェクト機能が利用できる点もおすすめです。
電子ピアノのおすすめ|本格高級モデル
ローランド(Roland) LX700 Series HP704

Bluetooth機能を搭載している、本格高級モデルの電子ピアノです。スマホやタブレットなどと簡単に接続できるのが特徴。モバイル端末から音楽を再生してBluetoothスピーカーとして利用できるだけでなく、早朝や夜間のピアノ練習の際にワイヤレスヘッドホンが使用できます。
ローランドオリジナルのアプリ「Piano Every Day」を利用すれば、練習履歴を記録可能。自動で録音される機能を備えており、ピアノのない場所でも自分の演奏が確認できます。
内蔵音源には「スーパーナチュラル・ピアノ・モデリング音源」を採用。臨場感あふれるピアノサウンドが楽しめる点もおすすめです。
ローランド(Roland) LX700 Series LX705

ピュアなピアノサウンドにこだわって設計された本格高級モデルの電子ピアノです。「ピュアアコースティック・ モデリング・テクノロジー」が採用されており、グランドピアノのような臨場感あふれる音色を奏でられるのが特徴。音質にこだわりたい場合にもおすすめです。
また、2種類のピアノ音源が選択できるのもポイント。上品かつ艶やかな響きの「ヨーロピアン」と、繊細ながら煌びやかなサウンドが魅力的な「アメリカン」を好みにあわせて切り替えられます。さらに「ピアノデザイナー機能」を利用すれば、音色のカスタマイズに対応可能です。
搭載されているスピーカーは4基。スタンド部にボックス付きのコアキシャルスピーカーを備えているのが魅力です。白鍵は、木材と樹脂センターフレームを組み合わせた「ハイブリッド・グランド鍵盤」。耐久性に優れており、長期間使用できる点もメリットです。
ローランド(Roland) LX700 Series LX708

8基のスピーカーを搭載している、本格高級モデルの電子ピアノです。それぞれのスピーカーからピアノの異なる成分を再生し、空間で合成する構造を採用しているのが特徴。上位モデルらしい豊かなピアノサウンドが魅力です。
また、木材と樹脂センターフレームを組み合わせたハイブリッド構造の白鍵を搭載しているのもポイント。グランドピアノのような本格的なタッチ感が味わえるだけでなく、耐久性や安定感にも優れています。
さらに、メトロノーム機能や録音機能が利用できるのもメリット。正確なリズムで曲を演奏したい場合はもちろん、自分の演奏をチェックしたい場合にもおすすめです。
内蔵されているピアノ音源は上品な「ヨーロピアン」ときらびやかな「アメリカン」の2種類。好みにあわせて簡単に切り替えられます。
カワイ(KAWAI) CA79

広がりのあるピアノサウンドが特徴的な本格高級モデルの電子ピアノです。「SK-EXレンダリング音源」を内蔵しているのがポイント。多層的なサンプリング技術や、88鍵それぞれの響きや共鳴音までを忠実に再現するモデリング技術によって、コンサートでアコースティックピアノを弾いているようなサウンドを実現しています。
また、音響機器メーカーとして知られる「オンキヨー」との技術提携によって開発された再生システムを採用しているのもポイント。ピュアでノイズの少ない高音質な音色が魅力です。
本体に上面放射スピーカーを内蔵。効果的に音を拡散することで、ダイナミックなサウンドの広がりが得られる設計です。鍵盤には、シーソー式木製鍵盤の「グランド・フィール・アクションIII」を採用。グランドピアノのようなスムーズながらしっかりとした手応えのあるタッチ感を再現している点もおすすめです。
カワイ(KAWAI) CA99

「360°スピーカーシステム」を搭載した本格高級モデルの電子ピアノです。アコースティックピアノのような大面積の響板を採用しているのが特徴。音を上部に拡散させる上面放射スピーカーも内蔵されており。ピアノサウンドを全方位へ響かせられるのが魅力です。
鍵盤には「グランド・フィール・アクションIII」を採用。3つのセンサーで鍵盤の動きを細かく感知し、グランドピアノのような表現力を得られる設計です。また、ヘッドホンを使用した演奏に対応しているのもポイント。鍵盤の打鍵音も静かなので、騒音問題が心配な場合にもおすすめです。
鍵盤左側には5インチのカラータッチパネルを配置。スマホやタブレットのような直感的な操作ができる点もメリットです。さらに専用のアプリを利用すれば、モバイル端末からも操作が行えます。
電子ピアノのおすすめ|卓上モデル
ヤマハ(YAMAHA) Pシリーズ P-45

「グレードハンマースタンダード(GHS)鍵盤」を搭載している卓上モデルの電子ピアノです。低音部は重く高音部になるほど軽くなる設定を採用しているのが特徴。ナチュラルなタッチ感を実現しています。
また、リアルなピアノサウンドが内蔵されているのもポイント。コンパクトかつスリムなデザインながら、本格的なグランドピアノのサウンドを再現しているのがメリットです。本体重量は11.5kgと軽く、持ち運ぶ際の負荷が軽いのも長所。設置場所を変更する際にも便利です。
さらに、ボタン1つで簡単に操作できるのも魅力。音色の変更やデモ音源の再生、メトロームの設定などは、「GRAND PIANO/FUNCTION」ボタンを押しながら所定の鍵盤を押すことでコントロールできます。
カシオ(CASIO) Privia PX-S3100

スリムサイズに使いやすいリーズナブルな卓上モデルの電子ピアノです。本体サイズは幅1322×奥行232×高さ102mm。ハンマーアクション付きの88鍵盤モデルとしては最小クラスなので、すっきりと設置できます。
また、無駄を省いたミニマルなデザインもポイント。タッチ操作に対応したフラットな形状の天面パネルを採用しており、洗練された印象を与えられます。さらに、カシオ独自の「マルチ・ディメンショナル・モーフィングAiR音源」を内蔵しているのもメリット。グランドピアノのような鮮やかな響きを体感できます。
自動伴奏機能が搭載されており、ピアノソロなどの練習にもぴったり。豊富な音色やリズムパターン、そしてピッチベンドホイールも付属しているため、幅広いジャンルの演奏を練習できます。
コルグ(KORG) DIGITAL PIANO D1

付属品が充実している卓上モデルの電子ピアノです。譜面立て・ダンパーペダル・ヘッドホンなどが付属。ただし、スピーカーが内蔵されていない点には注意が必要ですが、別途周辺機器を購入する手間やコストを削減したい場合に便利です。
内蔵されている音色は30種類。クラシックやジャズ、ロック、ファンクなど、幅広い音楽ジャンルに対応できる点もメリットです。鍵盤には「リアル・ウェイテッド・ハンマー・アクション3(RH3)鍵盤」を採用。ナチュラルな鍵盤の重さを感じられるのがポイントです。
また、奥行約26cmのスリムなデザインを採用しているのも長所。デスクやテーブル上に設置できるほか、専用スタンド「ST-SV1」を購入すれば、スタンドにも設置できます。背面にはMIDI端子も搭載。MIDIキーボードとして利用できる点もおすすめです。
番外編:電子ピアノにおすすめの周辺機器
ローランド(Roland) Stereo Monitor Headphones RH-200

ネオジムマグネットとCCAWボイスコイルを採用した40mmドライバーを備えている電子ピアノにおすすめのヘッドホンです。正確ながらナチュラルなレスポンスを実現しているのが特徴。原音に忠実にサウンドが再生できます。
軽量設計ながら遮音性に優れた密閉型の製品。装着感にも優れており、長時間ピアノを練習する場合にも便利です。イヤーピースを180°回転させれば、片耳でのモニタリングも可能。自分の演奏を録音してチェックする際にもおすすめです。
キクタニ(KIKUTANI) KIKUTANI ピアノ椅子 FS-201QZJ

クラシカルな雰囲気が魅力的な電子ピアノにおすすめの椅子です。座面表面の素材に高級感あふれる合成皮革を採用しているのが特徴。座った際に感じる椅子の硬さをやわらげ、長時間快適にピアノ練習できる点もメリットです。
また、高さの調節ができるのもポイント。使用する電子ピアノの高さやユーザーの体格に合わせて、適切な高さに設定できる点もおすすめです。
キクタニ(KIKUTANI) KIKUTANI キーボード・スタンド KS-101

コンパクトに折り畳める卓上型電子ピアノにおすすめのスタンドです。本体の幅は725~1110mm、高さは550~950mmの間で調節が可能。耐荷重は約50kgなので、88の鍵盤を備えている電子ピアノにもしっかりと対応できます。
使用後に収納しておく際はもちろん、スタジオなどに携帯する際は脚部の折り畳みが可能です。オプションのアダプター「AD-25」を購入すれば、2段スタンドとしても利用できます。
コンパクトで限られたスペースでも設置しやすい「電子ピアノ」。本格的なアコースティックピアノの音色をサンプリングしたモデルやタッチ感に優れたモデルなどが販売されています。内蔵している音色の数や種類だけでなく、ペダルの有無や鍵盤のタッチ感などは製品ごとに異なるので、購入する際はしっかりと確認しましょう。