両手で自由に操り、パフォーマンスに動きを加えられる「ショルダーキーボード」。ライブやストリートパフォーマンスで演奏しながら動き回れる機動性が魅力的な楽器です。しかし、さまざまなモデルが展開されているため、どれを購入すべきか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ショルダーキーボードのおすすめをご紹介します。選び方のポイントも併せて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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ショルダーキーボードとは?

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ショルダーキーボードは、ギタリストのように肩からストラップで吊り下げて演奏するタイプの電子キーボードです。海外では「keytar」と呼ばれ、日本ではヤマハの登録商標である「ショルキー」という愛称で親しまれています。肩にかけて演奏できる点がピアノやシンセサイザーとの違いです。
ステージ上で自由に動き回りながら演奏できるため、バンドやソロアーティストのライブパフォーマンスで高い存在感を出せるのが魅力。軽量でコンパクトなモノが多く、持ち運びやすいのもメリットです。
ピッチベンドホイールや音色切り替えスイッチ、ボリュームコントロールなどを搭載。シンセサイザーやピアノ、ギター、ベースなど多様な音色を再現できるので、さまざまな音楽ジャンルでのパフォーマンスが可能です。
ショルダーキーボードの選び方
音源搭載の有無をチェック

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ショルダーキーボードには、音源内蔵タイプとMIDIコントローラータイプがあります。内蔵音源タイプはそれ自体で音を出せるため、単体での演奏が可能。対してMIDIコントローラータイプは、外部音源機器と接続する必要がありますが、柔軟な音作りができるのがメリットです。
音色のバリエーションも重要なポイント。例えば、YAMAHA SHS-500は30種類の音色を内蔵しており、シンセサイザーやギター、ベース、ピアノなどさまざまな楽器音を再現できます。用途に応じて必要な音色が内蔵されているモデルを選びましょう。
スマートデバイスやPCとの接続性もチェックポイントです。Bluetooth対応モデルなら専用アプリと連携して音色の編集や演奏サポート機能が利用できます。USBポートを備えたモデルは、DAWソフトと接続して録音や編集が可能になり、創作の幅が広がります。
鍵盤の数をチェック

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ショルダーキーボードの鍵盤数は、主に25鍵・37鍵・49鍵の3種類。25鍵タイプは最もコンパクトで軽量ですが、演奏できる音域が限られます。37鍵タイプはバランスが取れたスタンダードモデルで、49鍵タイプは幅広い音域をカバーできますが、やや重くなる傾向があります。
演奏するジャンルや曲にあわせて適切な鍵盤数を選ぶのがポイント。メロディーラインやリードプレイがメインなら37鍵モデル、コード演奏やピアノのような両手演奏を重視するなら、49鍵モデルが適しています。モバイル性を重視する場合は、25鍵モデルがおすすめです。
重量をチェック

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ショルダーキーボードの重量は、製品によって幅があります。エントリーモデルは1.5kg前後と軽量な傾向があり、高機能モデルは3kg以上になる製品も。肩にかけて演奏するため、重量は使いやすさに直結する重要な要素です。
長時間の演奏を想定している場合は特に、重さをしっかり確認しておきましょう。ライブパフォーマンスでは、30分以上連続して演奏することも多いため、耐久性のあるストラップと組み合わせて使用するのがおすすめ。体格の小さい方は、軽量モデルが適しています。
電源方式をチェック

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ショルダーキーボードの電源方式は、乾電池駆動・充電式バッテリー内蔵・ACアダプター接続・USB給電の4種類が主流。多くのモデルは複数の電源方式に対応しており、状況に応じて使い分けられます。演奏環境や使用時間によって適した方式を選ぶとよいでしょう。
バッテリー駆動モデルは配線が不要で、ステージ上での自由な動きを実現できます。エントリーモデルは単3電池で数時間の演奏が可能です。
充電式バッテリー内蔵タイプは環境にやさしく経済的。USB給電タイプはモバイルバッテリーからも電源供給できるため、屋外でのパフォーマンスなどに便利です。ACアダプター接続タイプは安定した電源供給が魅力。コンセントが必要なため、演奏場所が限定されるのがデメリットです。
ショルダーキーボードのおすすめ
ヤマハ(YAMAHA) ショルダーキーボード 37鍵盤 sonogenic SHS-500
鍵盤が弾けなくても楽しめるショルダーキーボードです。シンプルでモダンなデザインが特徴。重さは1.5kgと軽量で、電池駆動にも対応しているため場所を問わず自由な演奏が可能です。
細やかな強弱表現ができるHQ Mini鍵盤を採用。30種類の高品質な音色で演奏を楽しめます。
さらに、多様な接続端子を搭載しているので、スマートデバイスやパソコンと連携して音楽制作も可能。JAM機能を使えば、お気に入りの曲にあわせて初心者でも簡単にセッションを楽しめます。音楽を始めたい方や、アクティブな演奏スタイルを求めるミュージシャンにぴったりです。
ヤマハ(YAMAHA) ショルダーキーボード 37鍵盤 sonogenic SHS-300
思い立ったときにすぐ、音楽を楽しめるショルダーキーボード。おしゃれでコンパクトなデザインながら、わずか1.2kgの軽量ボディで、屋内でも屋外でも気軽に演奏できます。ピアノやアコースティックギターなど、合計12種類の音色を搭載。サステインやビブラートなどのエフェクトを使って、音の変化が楽しめるのも魅力です。
スマートデバイスと連携して、好きな曲とセッションできるJAM機能も搭載。初心者でも演奏を楽しめます。また、電池駆動にも対応しているため、場所を選ばず音楽を楽しみたい方におすすめです。
ヤマハ(YAMAHA) ボーカロイドキーボード VKB-100
演奏した旋律にあわせて本体に搭載されたシンガーが歌うという、新しい音楽体験を提供するボーカロイドキーボード。1.5kgの軽量ボディと電池駆動に対応しており、幅広いシーンでの演奏が可能です。
専用アプリで好みの歌詞を作成でき、標準搭載のシンガー「VY1」に加えて、4人の追加シンガーも利用可能。グリップ部分のピッチベンドホイールやエクスプレッションホイールで、表現を細かく調整できます。ボカロ動画にあわせた演奏や、パーティーでのパフォーマンスを楽しみたい方におすすめです。
KORG キーター RK-100S 2
美しい木目が際立つ木製ボディに、37鍵スリム鍵盤を採用したショルダーキーボード。軽量ながら本格的な演奏が楽しめます。200種類のプリセットを内蔵。特に、ソロ演奏向けの音色が充実しており、幅広い音楽ジャンルに対応できます。
2つのリボンコントローラーを搭載し、演奏中のダイナミックな音色変化が可能。単三電池6本で最大8時間の連続使用ができます。さらに、ボコーダー機能も備えているため、個性的なステージング演出を求めるミュージシャンやパフォーマーにぴったりです。
ローランド(Roland) 49鍵盤キーター AX-EDGE
ステージパフォーマンスのための自由度を追求した製品です。フルサイズ49鍵のアフタータッチ対応キーボードを搭載し、交換可能なエッジ・ブレードでカスタマイズも可能。ホワイトとブラックの2色展開で、かっこいい斬新なデザインが特徴です。
「ZEN-Core Synthesis System」を内蔵しています。ネック部の感圧式リボン・コントローラーやアサイナブル・ノブで表現力も向上。さらに、ボコーダー機能も備えています。専用アプリでワイヤレス操作できる点もメリット。ライブパフォーマンスを重視するキーボーディストにおすすめです。
ショルダーキーボードは、鍵盤数・タッチ感度・重量・音色バリエーションなど選択基準が多い楽器です。演奏スタイルやシーンにあわせて選ぶのがポイント。初心者には37鍵程度の軽量モデル、プロ志向の方には音色や機能が充実した製品がおすすめです。