海のルアー釣りのなかでも漁港などで手軽にトライできる、ライトゲーム。メバルを釣るメバリングと、アジを釣るアジングが代表的です。いずれもサイズが小さいため、タックルとしては軽いリグや細いラインを使うのが特徴。操作にも繊細さが求められるので、メーカー各社は専用のロッドやリールを開発しています。
そこで今回は、ダイワのライトゲームシリーズ「月下美人」のリールをご紹介。興味がある方はぜひチェックしてみてください。
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月下美人リールの特徴
「月下美人」はダイワのライトゲームシリーズの名称で、ロッド・リール・ルアー・ラインなど、専用のアイテムをラインナップしています。
月下美人のリールの現行機はスピニングリールのみ。ダイワのスピニングリールの特徴は、巻き心地やドラグ性能のよさ、そして軽さです。同シリーズもその系譜を踏襲しています。
同社のスピニングリールを比較する際は、型番の表記ルールを把握しておくことが重要。大きさを表す4桁数字の番手、さらにコンセプトやスプールの深さ、サイズ、ギア比、ハンドル形状がアルファベットの頭文字で記載されます。
例えば「LT2000S-P」は、LT(LIGHT TOUGH)というコンセプトの製品。大きさは2000番台で、スプールは「S」で浅溝、ギアは「P」でパワーギア(ローギア)仕様です。なお、シリーズによって違いがあるので注意しましょう。
月下美人リールの種類
月下美人 AIR
月下美人のハイエンドクラスである「AIR」シリーズの特徴は軽さ。ライトゲームでよく使われる2000番のみのラインナップですが、重さは180gを切っており、1日中ロッドを振り続けても疲れにくいのが魅力です。
また、ボディやローターに耐久性の高い「ZAION(ザイオン)」を採用しているのもポイント。同素材は高密度にカーボン繊維が織り込まれた樹脂で、軽量な金属として知られるマグネシウムよりも高い剛性を備えています。さらに、サビに対応する強さも魅力です。
月下美人 MX
月下美人のミドルクラスである「MX」シリーズ。軽さはもちろん、タフさにもこだわった「LT」モデルで、ボディやスプール、ハンドルにはより軽さを、内部のギアはより耐久性のある「タフデジギア」仕様です。
番手は1000番、2000番があり、最大ドラグ力はいずれも5kg。「AIR」シリーズの最大ドラグ力は2kgなので、より大型の尺メバルやギガアジとも余裕を持って対峙できます。
月下美人 X
月下美人のエントリークラスである「X」シリーズ。同社の「LT」コンセプトを継承し、比較的リーズナブルな価格帯ながら使い勝手に配慮されているのが特徴です。番手は1000番、2000番をラインナップ。ギア比も2種類から選べます。
「MX」シリーズと異なる点は、自重が若干重くなっていること。さらに、ボールベアリングの数が7から5に減ったことにより、ハンドル回転の滑らかさにも違いがあります。
一方、共通点は番手を問わず最大ドラグ力が5kgであること。機能面、価格などトータルで考えるとコスパのよいおすすめの製品です。
月下美人 EX
月下美人の普及に貢献した「EX」シリーズ。現行ラインナップにはありませんが、根強い人気があります。スペックは当時のハイエンド機種に相当。番手は小さい1000番台と、ライトゲームでベースとなる2000番台がラインナップされています。
汎用モデルのスピニングリールとは異なり、ライトゲームに特化。マグシールドやエアローター、ATDドラグなど、細部にまでこだわっているのも魅力です。
月下美人リールのおすすめ|AIR
ダイワ(Daiwa) 17 月下美人 AIR
メバリング・アジングを問わず、満足度の高いライトゲームが楽しめるスピニングリール。本製品は「2003」ですが、別のモデルとして「2002H」もあります。いずれも自重が175g、最大ドラグが2kg、ボールベアリング数が8、ハンドルの長さが40cmです。
違いはギア比、ハンドル1回転あたりの糸巻き量、そしてラインキャパ。「2003」はギア比が4.8:1で、ハンドル1回転あたりの糸巻き量の長さは64cmです。ラインキャパとしてはナイロン2lbで150m、PE0.3号で120mが巻けます。
一方、「2002H」はギア比が5.6:1で、ハンドル1回転あたりの糸巻き量の長さは75cmです。ラインキャパとしてはナイロン2lbで100m、PE0.3号で100m、エステル2lbで100m。購入する際はしっかりと把握しておきましょう。
月下美人リールのおすすめ|MX
ダイワ(Daiwa) 18 月下美人 MX
メバリングやアジングなど、ソルトのライトゲームにおいて機能性と価格帯のバランスに優れたスピニングリール。モデルは「LT1000S-P」「LT2000S-P」「LT2000S」の3種類をラインナップしています。
型番の語尾に「P」が付いているモデルはパワーギア(ローギア)で、ギア比は4.8:1。一方、付いていないモデルはノーマルギア比5.2:1です。
自重190g、最大ドラグ5kg、ボールベアリング数7は共通。ハンドル1回転あたりの糸巻き量の長さとラインキャパ、ハンドルの長さに違いがあります。モデル別に買い揃えたい方は、混同しないように注意しておきましょう。
月下美人リールのおすすめ|X
ダイワ(Daiwa) 20 月下美人 X
ソルトのライトゲームを始めたい方におすすめのスピニングリール。「月下美人」シリーズのロッドはメバリングとアジングとで分かれているので迷いがちですが、リールは価格帯で分かれているので、その点は意識しておきましょう。
モデルはギア比4.8・1000番の「1000S-P」、ギア比4.8・2000番の「2000S-P」、ギア比5.2・2000番の「2000S」の3種類。よりじっくりと攻めたい場合は「1000S-P」、一定速度で巻きたい場合は「2000S-P」、手返し重視であれば「2000S」など、使用シーンを事前に考えてから検討するようにしましょう。
月下美人リールのおすすめ|EX
ダイワ(Daiwa) 17 月下美人 EX
ライトソルトウォーターゲームの天敵ともいえる、塩の付着「塩ガミ」対策がしっかりとできるスピニングリール。細いラインでもドラグ性能に優れているので、がっちりフッキングしても糸切れしにくいのが特徴です。
本製品は17年モデルで「1003RH」はギヤ比が5.6、重さは175g。「2004C」はギア比が4.8で、重さが170gと軽量です。発売から月日は経過していますが、注目度の高いおすすめモデルなので、ぜひチェックしてみてください。
ダイワの月下美人シリーズは今回ご紹介したリールだけでなく、ロッドやルアーもあり、それぞれラインナップも豊富。もともとライトゲームはメバルが主体でしたが、最近はアジをルアーで狙うアングラーが増え、アイテムの細分化も進んでいます。興味がある方は、ぜひ細かく各製品をチェックしてみてください。