キャンプ用品のなかでも多様な種類があるテント。特にドームテントは近年もっともポピュラーな製品で、ソロキャンプからファミリー向けタイプなど、豊富なラインナップが揃っているのが特徴です。

とはいえ、リリースされているアイテムが多く、品質や使い勝手を見た目だけで判断するのはなかなか難しいもの。そこで今回はドームテントのおすすめモデルをピックアップし、テント選びの基本の「き」を解説するほか、テントの張り方などもご紹介します。購入を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。

ドームテントとは?

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ドームテントとはキャンプ用テントの一種で、丸みを帯びた形状が特徴。設営のしやすさからテントの中ではもっともポピュラーなタイプとなっています。

かつて山岳テントと言えば一人用で1.5kg、二人用になると2kg超えは当たり前でしたが、2000年を過ぎた頃から軽量化が進み、最近ではもはや一人用で1kg以下のテントであっても驚かないレベルにまでなってきています。

ドームテントの構成部品

本体(インナーテント)

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インナーテントとはテントの居住空間となる部分のこと。使われている素材はメーカーによって異なりますが、通気性の高いテントをお探しの場合は本体にメッシュ素材が使われているモデルがおすすめです。

フライシート

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雨よけのために、本体の上から被せる防水シートのことをフライシートといいます。フライシートの防水性や速乾性の高さなどもテントを選ぶ際のポイントです。

なお、テント本体とフライシートの2パーツで構成されるテントを「ダブルウォールテント」、フライシートなしで本体自体に防水性能をもたせたタイプのテントを「シングルウォールテント」といいます。

ポールとペグ

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ポールはテントの骨格となるパーツ。ドームテントの場合はこのポールを曲げ、その復元力で自立させています。一方、ペグはテントを地面に固定するための杭のことです。

グラウンドシート

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本体の下に敷くシートのこと。本体と地面が触れるのを防ぎ、汚れはもちろん、湿気や寒さなどをカバーしてくれるアイテムです。

ドームテントの張り方

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ドームテントは、キャンプ用テントの中で比較的設営が簡単にできるテントといわれており、アウトドア初心者におすすめのテントです。

ドームテントの張り方としてはまずは、テントを広げ、骨格となるポールをテント本体に接続。クロスするようにポールを組み立てたら、テントの四隅にエンドピンに差し込んで安定させます。その後、上から防水性に優れたフライトシートを被せ、そのシートのロープを引っ張り、ペグで固定すれば設営は完了です。

ドームテントの特徴

コンパクトに収納できる

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ドームテントは主に、本体(インナーテント)、フライシート、ポールの3つのパーツで構成されています。これらは収納時にはコンパクトにまとめられるので、持ち運びにはとても便利。車の中のスペースが限られているなど、荷物をコンパクトにまとめたい場合にはドームテントがおすすめです。

天井が広くゆとりを感じる

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テントいうと、屋根の形状が三角形で狭く感じるイメージがあります。一方、ドームテントは屋根が全体的に丸みを帯びたドーム型の形状のため、天井が広くゆとりを感じられるのも特徴。

テントを「寝るためだけの空間」と割り切っているならば問題はありませんが、テント内でゆったりと過ごしたい方にはおすすめのテントです。

風に強い

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標高の高い地域でのキャンプでは、強い風の影響でテントが吹き飛ばされてしまう可能性があります。その点でドームテントは、丸みを帯びた形状のため、風の影響を受けにくいのが特徴。とはいえ、設営場所やペグ止めの方法など、テント張りを心得ていることが前提です。

ドームテントの選び方

使用人数プラス1名を想定したサイズを選ぶ

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「4人で行くキャンプだからテントは4人用」というわけではなく、人数プラス1名のモノを選ぶのがおすすめ。荷物のスペースも考慮するのがポイントです。なお、製品には定員数の表記があるので、目安として確認しておきましょう。

耐圧性を確認する

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耐水圧とは、テント内部に雨水が染み込むのを抑える力のことです。具体的には、1cm四方のテント素材に水を積み上げ、何mmの高さまで内部に水が染み込まないかを指します。

耐水圧は高いほどよいわけではなく、高すぎると通気性を損なう要因になるので留意しましょう。スペックとしては耐水圧1500~2000mm程度のモノがおすすめです。

前室の広さを確認する

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テントの種類によっては、前室の扉を持ち上げてポールで固定することにより、前室をリビングスペースとして使用できるものもあります。大きな荷物を置くスペースとして活用するのはもちろん、テントをより快適に過ごすためには前室が広いタイプを選ぶのもおすすめの選び方です。

ドームテントのおすすめ人気モデル

コールマン(Coleman) ツーリングドームテント LX 2〜3人用

コールマンの2〜3人用ドームテントです。1人でゆったり使えるのでソロテントとしてもおすすめ。フライシートとフロア生地は防水加工済の厚手75Dポリエステル製で耐水圧は1500mmと防水性も良好です。

収納時は直径24×長さ60cmとコンパクトで、重量は約5.6kg。使用時サイズは間口210×奥行き180×高さ110cmで、前室が高く広いのがポイントです。開放感があって、荷物置きとしても調理スペースとしても充分な広さ。おすすめの定番ドームテントです。

コールマン(Coleman) タフドーム 2725 スタートパッケージ 2〜3人用

インナーシートとグラウンドシートがセットになったコールマンの4人用タフドームです。フライシートは防水加工を施した70Dポリエステル製、地面に接するフロア部分は厚くて丈夫な210Dポリエステルを使用しています。フライシートそしてフロアともに耐水圧2000mmの高い防水性がメリットです。

直径12.8mmのメインポールは丈夫で軽いアルミ合金製。フロントとリアのポールは軽量化を図るためにFRP素材を使用しています。通気口を上下に備えているので空気の循環も良好。暑い時期でも快適に過ごせます。

サイズは間口270×奥行き250×高さ170cmと高さがあるのがメリット。重量は約8.5kgで、アシストクリップでポールを固定できるので、1人でも設営が簡単にできます。家族3〜4人でゆったり使えるおすすめのドームテントです。

モンベル(mont-bell) X-TREK マイティドーム 1型 1人用

軽量コンパクトなシングルウォール構造のモンベルソロテント。テント本体には防水性と透湿性が高いX-TREKを採用しています。耐水圧20000mmとシングルウォールでも防水性が高いのがメリットです。

総重量は1.34kgと軽いので、ソロ用としておすすめ。スリーシーズンタイプですが、別売のスノーフライを装着することにより積雪期でも利用できます。軽量コンパクトで防水性が高く、設営も簡単なドームテントです。

モンベル(mont-bell) ドームテント ムーンライト7型 6〜7人用

モンベルのムーンライトシリーズの6~7人用ドームテントです。フライシートは75Dのポリエステル素材にウレタンコーティング加工して耐水圧1500mm。フロアは厚い210Dナイロンを使用して耐水圧2000mmと防水性が高いのがメリットです。

四方にメッシュ窓があるので開放感があり、通気性も充分です。雨が多く、蒸しやすいという日本の気候を配慮して開発されたモデル。家族でのキャンプをすることが多い方におすすめのドームテントです。

ダンロップテント(DUNLOP) コンパクトドームテント VS-50 5人用

雨や風に強く、耐久性の高さを追求したダンロップのVSシリーズのオールシーズン対応5人用ドームテントです。テントサイズは間口210×奥行210×高さ120cm、総重量は3kg。フライシートとテント本体には30Dのポリエステル、そしてグラウンドシートはより厚い75Dポリエステル素材を使用しています。

さらに、フライシートとグラウンドシートはポリウレタン防水加工を施して雨や雪に強いのがメリット。フライシートの耐水圧は2000mmです。

風の影響を受けやすい上部のポールを太く、下部は細くして強度維持と軽量化を両立。その結果、テントは風速20mの風に耐えられます。出入り口は長辺に設けた横入り口方式を採用。前室を広く使えるのがメリットです。なお、同シリーズは国内生産しているのも大きなポイント。修理も迅速で、アフターケアが充実しているのも魅力です。なお、グラウンドシートの有無は製品によって分かれているので、購入を検討する際はしっかりと確認しておきましょう。

エスパース(ESPACE) シングルウォールドームテント ソロ-X 1人用

本格的登山グッズをリリースしているエスパースの1人用ドームテントです。防水性能が高い透湿素材のX-TREKファブリクスを使用しているのが特徴。X-TREKファブリクスはテント専用に開発された素材で、フライシートなしでも耐水圧20000mmと豪雨にも耐えられる高い防水性を備えています。

さらに設営が簡単な「フルコネクテッド・ポールスリーブ」を採用。一方の切り込み口からポールを通して反対側のスリーブエンドまでポールを通すだけでポール通しが完了します。1人でも迅速に設営が可能です。

重量1.3kgの軽量モデルで登山の単独行に最適なドームテントです。ベンチレーターを前後に装備。エントランスのベンチレーターはファスナーで内側から開閉できます。後部は積雪時でも凍りつかない吹き流し式を採用しているのもポイント。登山におすすめのドームテントです。

エスパース(ESPACE) スーパーライトPlus 3人用

エスパースの登山からキャンプまで対応できる3人用ドームテントです。重量約2.7kgと3人用としては軽量なのがメリット。本モデルは、専用ポールを使用しており、広く高い前室を確保できるPlusフライシートが付属しているのが特徴です。

一気にポールを通せる「コネクテッド・ポールスリーブ」を採用して設営もラクラク。室内上部にはハンモックネット、そして下部にはメッシュポケットを標準装備、室内の整理に便利です。フライシートとグラウンドシートには厚手の30D素材を使用して、ウレタン防水加工した防水性の高さもメリット。さまざまなシーンで利用できる汎用性の高さが魅力のドームテントです。

ライペン(RIPEN) ドームテント オニドーム2 2人用

テントの国内老舗メーカーであるアライテントがブランド展開するライペンの2人用ドームテントです。ポール数が2本と少ない総重量約1.5kgの軽量モデル。設営時のサイズは間口240×奥行き157×高さ98cmですが、収納時にはテント本体が直径14×長さ31cmと持ち運びしやすいサイズになるのがポイントです。

フライシートは地面に固定するためのペグダウンが必要なく、かぶせるだけで大きな前室を確保可能。フライシートの素材は30Dナイロン製、フロアは厚めの40Dナイロンタフタを使用しています。使いやすい前室がついたドームテント軽量モデルです。

ニーモ・イクイップメント(NEMO) ドームテント タニ2P 2人用

日本の自然と気候に配慮した2人用ドームテントです。2012年にデビューして以来、改良を重ね本製品は3代目にあたる2018年モデルで、サイズは間口220×奥行130×高さ104cm。重量は1.1kgと軽いのがメリットです。

蒸し暑く、雨が多い日本の気候に対応するため、ベンチレーション性能が高められています。前室ジッパーの上と下部、そしてフライシートの反対側、合計3つのベンチレーションを装備。雨の時でも前室ジッパー下部のベンチレーションを開ければ、雨が吹き込むことなく換気できます。軽量で快適なドームテントを探している方におすすめのモデルです。