釣りのなかでも、波や風などを間近に感じながら釣りをする「磯釣り」。荒々しいイメージがありますが、繊細さや奥深さもあり、道具にこだわるアングラーも数多くいます。
そこで今回は磯釣りのなかでも重要な「磯竿」を特集。おすすめモデルをご紹介します。選び方についても解説をするので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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- 目次
- 磯竿とは?サビキ竿・投げ竿との違いは?
- 磯竿の選び方
- 磯竿のおすすめメーカー
- 磯竿のおすすめ|シマノ
- 磯竿のおすすめ|ダイワ
- 磯竿のおすすめ|がまかつ
- 磯竿のおすすめ|宇崎日新
- 磯竿のおすすめ|プロマリン
- 磯竿のおすすめ|その他
- 磯竿のAmazon・楽天市場ランキングをチェック
- 磯竿のメンテナンス方法は?
磯竿とは?サビキ竿・投げ竿との違いは?
「磯竿」とは磯釣りで使う竿のこと。磯釣りは磯でやるエサ釣りのことを指し、狙う魚としてはおもにメジナ(グレ)、クロダイ(チヌ)、イシダイなどが候補に挙げられます。
ちなみに「磯竿」と「サビキ竿」を混合する方がいますが、違いは使うシチュエーション。磯釣りもサビキ釣りも撒き餌やコマセを使う点は共通していますが、サビキ釣りは比較的足場が安定している漁港や海釣り公園でやる小物釣りなので、磯竿とサビキ竿とでは求められるスペックが異なります。
また、「磯竿」と「投げ竿」もよく混合されますが、釣具における「投げ竿」はサーフのキス釣りなどで大遠投する竿が該当。竿はキャストするモノなので、ほとんどが「投げ竿」と言えてしまいますが、磯釣りで使う磯竿は仕掛けを送り込む程度なので、遠投するほどではありません。磯竿と投げ竿とはそれぞれ使われる釣りのジャンルが異なるので、購入を検討する際は注意しておきましょう。
磯竿の選び方
釣り方や獲物に合った号数をチェック
初心者には「1.2〜1.5号」がおすすめ
釣り具における号数の表記はオモリやハリスなどにも使われていますが、磯竿の品番にも使われる場合があります。記載されている場合は適合する「ハリス」の中間目安が示されており、例えば竿の品番が1.5号であればハリスは1~3号、品番が3号であればハリスは2~5号が適合の目安です。
磯竿の品番は基本的にハリスの太さに連動。号数が小さければ小さいほど小物にも対応できるので、竿は柔らかくなります。一方、号数が大きければ大きいほど大物に対応。ハリスが太くなることに応じるべく、竿は硬くなります。
なお、磯釣りの初心者が意識する号数としては1.2〜1.5号がおすすめ。竿が柔らかいと大物と対峙する際にパワー負けしてしまう恐れがありますが、仕掛けの振り込みやすさなどを考えると、低い号数のほうに分があります。徐々に磯釣りに慣れてきて、大物を狙ってみたいという方は竿の号数を上げていってみてください。
竿のしなりを活かした魚釣りには「0~1号」を
磯竿における柔らかい竿は、投げる際によくしなり、魚が掛かるとよく曲がるのが特徴。オモリも軽めを、ハリスも小さめが使えるので、小さな魚を釣る際にもバイトを弾かず、極小のアタリを拾えるのも魅力です。
また、ブランクスが柔らかい分、比較的竿は軽め。リフトする際のパワーはあまりありませんが、より繊細な釣りを展開できます。タフコンディションやハイプレッシャーでもなんとか釣りたい方、喰わせ重視の磯竿を求める方は0~1号がおすすめです。
遠投で大物を狙うなら号数の大きいモノを
磯竿における硬い竿は強烈な引きをしっかりと受け止められるほどのパワーがあり、大物が掛かっても十分耐えられるのが特徴。重いオモリ、太いハリスを使えるのもポイントで、より深く、より遠くて掛けても、しっかりと魚を寄せられるのが魅力です。
ブランクスが硬くなる分、竿は比較的重め。号数は狙うターゲットにもよりますが、2号・2.5号・3号あたりが目安です。
長さをチェック。1本目は5.3m前後がおすすめ
磯竿を選ぶ際は、まず長さをチェック。磯釣りは足場が高い、仕掛けが長いなどの条件から比較的長めのロッドを使用します。
磯で古くから使われている和竿は18尺が多く、現代もその流れを継承。1尺は約30cmなので、5.3mないし5.4mの製品が数多くラインナップされています。よって、1本目の磯竿の購入を検討する際は選択肢の多い5.3m前後から選ぶのがおすすめです。
なお、根に潜られた魚を引っ張り出したい場合などはより長い竿が有利。また、足元ではなく、やや沖目にも仕掛けを送り込めるので、ブレイクを意識したい際にも活躍してくれます。
一方、より短い竿は取り回しがよく、扱いやすいのが特徴。短い分、軽さがあるのも魅力です。長さに対するアドバンテージはないので、じっくりと攻めるというよりは、手返しを重視したい釣りに向いています。どちらにもメリット・デメリットがあるため、意識しておきましょう。
なるべく軽量なモノがおすすめ。200g前後を目安に
磯釣りは仕掛けを送り込み、魚がエサに喰いつくのを待つ釣り。置き竿はせずに1日中竿を持つことや、繊細なアタリを捉えるべく常に集中することなどを考えると、より軽い竿のほうが恩恵を感じます。
軽ければ軽いことに越したことはありせんが、竿の長さを考えると重さは200g前後が目安。なお、竿が長ければ長くなるほど重さも増す傾向にありますが、ハイエンドクラスの竿の場合は良質のカーボンを採用したり、卓越した技術を導入したりすることで、パワーと軽量化のバランスを図っています。価格帯に反映される部分なので、予算との兼ね合いを考慮して選ぶようにしましょう。
遠投性能をチェック
磯竿で遠投が必要かどうかは狙う魚によってさまざま。例えば、クロダイ(チヌ)やイシダイ、メジナ(グレ)などは接岸する魚なので、遠投性をそこまで意識する必要はありません。
一方、イサキやブリ、ヒラマサなどの青物は回遊する魚なので、狙う際は遠投を意識した磯竿がおすすめ。沖にまでアプローチする必要があるので、より遠くに投げることがバイトチャンスにつながります。
ロッドの性能から釣りたい魚を選ぶか、釣りたい魚をある程度決めてからロッドを選ぶかの判断はアングラーの裁量によりますが、青物狙いであれば遠投性もしっかりとチェックしておきましょう。
ガイドの種類をチェック
初心者には「中通し(インターライン)」の竿がおすすめ
「中通し(インターライン)」とはラインをブランクスの中に通した、ガイドがない竿のこと。ラインがむき出しにならない分、風の影響を受けにくいのが特徴です。
一方、風からはガードできますが、竿の中での詰まりが発生しやすくなるのは懸念点。ガイドありの竿はキャスティング時に空気抵抗を受けるので、ラインについた水滴などを弾き飛ばせますが、中通しの竿は鳥の羽などが入り込むと使えなくなることがあります。その点は注意しておきましょう。
扱いに慣れている中〜上級者なら「外ガイド(アウトガイド)」の竿も
「外ガイド(アウトガイド)」とはいわゆる通常のガイド付きの竿のこと。中通し(インターライン)タイプと区別するうえで、「外ガイド(アウトガイド)」と呼称しています。
磯竿に限らず、多くのジャンルの竿に見られるタイプで、エントリーからミドル、ハイエンドの竿に広く採用。リールから放出されたラインはガイドを伝い、ブランクスに沿って出ていくので、より真っ直ぐ、遠くに飛ばすのに大きな役割を果たします。
なお、磯釣りで使うラインはナイロン、フロロ、PEといくつかありますが、それぞれ糸の性質を知っておくのが重要。特にPEはコシのなく、風の影響を受けやすいため、ラインがたるむとガイドに絡みやすくなります。PEを使うにはある程度の慣れが必要なので、意識しておきましょう。
コンパクトに収納できるモノなら持ち運びしやすい
磯竿に限らず、竿には継ぎ方が複数あり、品質や持ち運び用途に違いがあります。種類としては大きく分けて振り出しタイプと継ぎタイプと2つ。なお、継ぎタイプにはワンピースや2ピース、さらにはマルチピースなどのパックロッドがあります。
振り出しタイプは伸び縮みする入れ子構造になっているので、1本に集約して持ち運べるのが特徴。ただし、ブランクス自体を薄く作らないと収納に支障が出るため、耐久性や感度はやや低めです。一方、継ぎタイプは振り出しタイプに比べて曲がりがスムーズなほか、粘り強さやパワーがあるのもポイント。ただし、バラバラなブランクスを1本にするため、組み立てには手間がかかります。
磯釣りは足場の高さや立ち位置の不安定さなどがあるので、多くの竿が振り出しタイプを採用。仕舞寸法と自重が持ち運び用途に関わってきます。使い勝手に違いが出てくるので、ぜひチェックしておきましょう。
磯竿のおすすめメーカー
シマノ(SHIMANO)
「シマノ」は世界的に知られている日本の大手釣り具メーカー。リール開発に定評があるほか、ロッドやルアーなど幅広いジャンルのアイテムを展開しています。
磯竿に関してはエントリーモデルからハイエンドクラスまで豊富にラインナップ。種類も通常のガイド付きから中通し(インターライン)まで用意されています。
ダイワ(Daiwa)
「ダイワ」は国内大手の釣具メーカー。ロッドやリール、ルアーはもちろん、ラインやアパレル、小物などさまざまなアイテムを展開しています。
磯竿に関しては堤防や漁港でも使える製品から、多くのアングラーから支持されるロングセラー、エキスパートが満足いく1本まで、さまざまなモデルを用意。バリエーションも豊富で、多くの選択肢のなかから吟味できるのも魅力です。
がまかつ(Gamakatsu)
「がまかつ」は釣りバリに精通する釣具メーカー。磯釣りで使う仕掛けからルアー用のハリまで、幅広いラインナップを要しており、特にフックに関しては老舗メーカーとして知られています。
製品としては竿やウェア、クーラーボックスなども開発。磯竿に関しては玄人向きのモデルを取り揃えており、上級者も納得のいくアイテムが揃っています。
宇崎日新(NISSIN)
「宇崎日新」は知る人ぞ知る釣竿メーカー。淡水・海水を問わず、おもにエサ釣り用の竿を製造しており、磯竿の種類も豊富に揃っているのが特徴です。
価格帯としても幅広く、釣り初心者でも手が出しやすい安価なモデルも数多くラインナップ。磯竿の購入を検討する際はぜひチェックしておきましょう。
磯竿のおすすめ|シマノ
シマノ(SHIMANO) アぺルト 1.5-420
インターラインのなかでも豊富なラインナップが揃う「アぺルト」シリーズの1本。本製品は1.5号の4.2mで、やや短めで、取り回しのよい中通しタイプの磯竿を求めている方におすすめです。
重さは185gで、オモリとハリスはともに1.5~4号が目安。価格帯は控えめでありながら、ロッド内部の撥水性は高く、スムーズにラインが出るのも魅力です。
シマノ(SHIMANO) ブルズアイ 遠投 SI 2.5-520
中通しタイプの磯竿のなかでも遠投系の1本。五目釣りや数釣り対応するモデルで、風や波の影響の強い荒磯で竿出したい時に有効です。
本製品は2.5号の5.2mで、オモリは3~10号、ハリスは2~7号が目安。内部に細工が施されているため、自重は305gと重めです。購入を検討する際は意識しておきましょう。
シマノ(SHIMANO) ホリデー イソ 1.5-530
エントリーモデルの磯竿。シリーズとしてはカーボン含有率を下げた低価格帯のロッドが豊富に揃っており、気兼ねなく購入できるのが特徴です。
本製品は1.5号の5.3mで、オモリは1~4号、ハリスは1.5~4号が目安。重さは205gで、磯でのサビキ釣りやちょい投げのほか、漁港の波止や堤防で竿を出す際にもおすすめの1本です。
シマノ(SHIMANO) アドバンス イソ 1.5-500
磯釣りビギナーからステップアップを図りたい方におすすめの1本。ブランクスには軽さと柔軟性のある「スパイラルX」を採用しており、仕掛けが送り込みやすいほか、魚を掛けた際にもしっかりと曲がり込むのが特徴です。
本製品は1.5号の5mで、重さは185g。オモリは1~4号、ハリスは1.5~4号が目安です。シリーズとしてはエントリーモデルよりもワンランク上の磯竿で、価格帯と性能のバランスがよいのもポイント。釣行頻度が増えてきた方はぜひチェックしておきましょう。
シマノ(SHIMANO) ラディックス 2-530
初心者から中級者までの磯釣りアングラーにおすすめの1本。ブランクスには軽くて強い「スパイラルX」を採用しており、操作性に優れているのが特徴です。
本製品は2号の5.3m、重さは202gで、オモリは1~6号、ハリスは2~6号が目安。小物のメジナ(グレ)から良型のクロダイ(チヌ)まで対応できる汎用性の高さも魅力です。
シマノ(SHIMANO) 磯 遠投 AX 2.5-530
遠投向けの磯竿のなかでもスタンダードなモデルを探している方におすすめの1本。ブランクスのカーボン含有率は99.8%と高めで、シャープに振り抜けるのが特徴です。
本製品は2.5号の5.3m、重さは280gで、オモリは1~10号、ハリスは2~8号が目安です。同シリーズの竿のなかでは比較的ライトめなので、カゴ釣りを楽しみたい方はぜひおさえておきましょう。
シマノ(SHIMANO) ブルズアイ 遠投 2.5-520P
遠投向けの磯竿のなかでもしっかりとしたトルクが感じられるおすすめの1本。本製品は2.5号の5.2m、重さは315gで、オモリは3~10号、ハリスは2~7号が目安です。
キャスタビリティに優れており、仕掛けを的確に送り込めるのもポイント。また、バットにも十分なパワーがあり、魚の引きをバシッと受け止められるのも魅力です。
シマノ(SHIMANO) ラフィーネ 1.2-530
同社の磯竿ラインナップにおけるミドルクラスのおすすめモデル。本製品はソリッドティップの「タフテックα」を採用しており、繊細なアタリもしっかりと取れるのが特徴です。
スペックは1.2号の5.3m、重さは187gで、オモリとハリスは1~4号が目安。軽さと感度に優れた1本なので、気兼ねなく磯場で竿を振り続けたいという方はぜひおさえておきましょう。
シマノ(SHIMANO) ライアーム 2-530
軽さと粘り強さを兼ね備えたロッドシリーズの1本。ブランクスはもちろん、ガイドやリールシートなどのパーツにもこだわりが感じられ、機能性が高いのが特徴です。
テーパーは胴調子で、しっかりと曲がるのもポイント。本製品は2号の5.3m、重さは215gで、オモリは1~6号、ハリスは1.7~5号が目安です。
シマノ(SHIMANO) マスターチューン 1-530
磯竿のなかでもフカセ釣りを堪能したい方におすすめの1本。35cmクラスのグレを獲るのに適したモデルで、柔軟性と粘りがある胴調子のブランクスを採用しているのが特徴です。
本製品は1号の5.3m、重さは192gで、オモリとハリスは1~3号が目安。細糸を使いたい方はもちろん、竿を大きく曲げて魚の引きを存分に楽しみたい方はぜひチェックしておきましょう。
シマノ(SHIMANO) 鱗海マスターチューン 1-530
クロダイ狙いの磯フカセ釣りでおすすめの1本。本製品は「パワーバーサタイル」と呼ばれるモデルで、スペックは1号の5.3m、重さは185g、オモリは1~3号、ハリスは0.8~2号が目安です。
ブランクスは先調子で、ややパワーがあり、荒磯や深場、藻場で安心して使えるのがポイント。柔軟性がありつつも、強引に寄せる力がしっかりと備わっているのも魅力です。
シマノ(SHIMANO) ベイシス 1.2-530
汎用性の高い磯竿シリーズ「ベイシス」の1本。調子は先調子と胴調子の間のレギュラーアクションで、投げる・掛ける・獲るなどの一連の流れをスムーズにできるのが特徴です。
本製品は1.2号の5.3m、重さは187gで、オモリは1~4号、ハリスは1~4号が目安。喰わせを意識しつつも、操作性がよく、数釣り狙いの方におすすめです。
シマノ(SHIMANO) 鱗海(りんかい)スペシャル 1.2-530
上級者向けの磯竿。エキスパート仕様のなかでも胴調子のモデルで、喰わせ重視で魚を獲りたい方におすすめです。
繊細な穂先を採用しており、極小のアタリが取れるのもポイント。本製品は1.2号の5.3mで、オモリは1~3号、ハリスは0.8〜2号が目安です。
また、重さは165gと軽量なのも魅力。軽快に竿さばきできるモデルを求めている方はぜひおさえておきましょう。
シマノ(SHIMANO) 極翔 1.7-530
ハイエンドクラスの磯竿。同ジャンルのなかでもパワー系のシリーズで、大物を仕留めたいという方におすすめのモデルです。
本製品は1.7号の5.3mで、重さは237g。オモリは1~5号、ハリスは1.5〜5号が目安です。
魚に主導権を与えず、強烈な引きに耐えられるのもポイント。モンスタークラスとのやり取りも安心してできる玄人向けの1本です。
シマノ(SHIMANO) BB-X スペシャル MZ III 1.5-500/550
状況に応じてロッドの長さが変えられるフカセ釣り用の磯竿。本製品は1.5号で、短い場合で5m、長い場合で5m50cmと50cmのレングス調整ができるのが特徴です。
重さは225gで、オモリは1~4号、ハリスは1.2〜4号が目安。ラインメンディングがしやすく、操作性に優れているので、手返しのよさ、さらには魚を掛けてからのやり取りがスムーズにできるのも魅力です。
シマノ(SHIMANO) プロテック 1.5-530
磯竿のなかでも細糸を使ったフィネスな釣りがしやすいおすすめのモデル。シリーズ共通で軽量な胴調子に仕上がっており、喰わせを意識した繊細な釣りを展開できるのが特徴です。
本製品は1.5号の5.3mで、重さは210g。オモリは1~5号、ハリスは1.2〜4号が目安です。タフなフィールドでもしっかりと活躍してくれる1本なので、食い渋りをなんとかクリアしたい方はぜひおさえておきましょう。
シマノ(SHIMANO) ブルズアイ リミテッド 500
磯竿のなかでも大遠投して沖目を狙いたい方におすすめのモデル。長さは5m、重さは445g、オモリは10~30号、ハリスは5〜16号が目安で、磯竿4号相当のティップと6号相当のバットを採用しているのが特徴です。
カーボン含有率は99.5%と高めで、シャープに振り抜けるのもポイント。大型の青物など、モンスタークラスの大物を獲りたい方にとって候補となる1本です。
磯竿のおすすめ|ダイワ
ダイワ(Daiwa) インターライン リーガル 1.5-53
ガイドがない中通しタイプの磯竿におけるエントリーモデル。磯でのウキ釣りや堤防でのサビキ釣りで使う最初の1本に適しており、比較的価格帯が控えめなのが特徴です。
本製品は1.5号の5.25mで、重さは220g。オモリは2~5号、ハリスは1.5~3号が目安です。ブランクス内部には道糸のベタ付きをおさえる「リニア構造」を採用しているほか、メーカー独自の「耐久撥水加工」が施されているのもポイント。ロングセラーアイテムなので「とりあえず中通しの竿を試してみたい」と思う方はぜひチェックしておきましょう。
ダイワ(Daiwa) IL インプレッサ 2-53
中通し(インターライン)仕様の磯竿。ラインを通す竿内部に超撥水ドライ加工を施しており、水滴が溜まらないよう配慮されているのが特徴です。
本製品は2号の5.25mで、重さは227g。オモリ・ハリスともに2~5号が目安です。また、軽さとパワーを両立させた高密度HVFカーボンを採用しているのもポイント。糸ガラミによるライントラブルが気になる方はぜひおさえておきましょう。
ダイワ(Daiwa) インターライン 大島 フレイムホーク 1.25-53
磯竿のなかでもハイエンドクラスのインターラインを求めている方におすすめのモデル。ブランクスはスリム、曲がりはしなやかな胴調子で、掛けた魚をしっかりと取り込めるのが特徴です。
糸絡みを気にせずキャストできるのはもちろん、軽い仕掛けでもストレスなく送り込めるのもポイント。本製品は1.25号の5.3m、重さは255gで、オモリは1〜4号、ハリスは1.2~3号が目安です。
ダイワ(Daiwa) リーガル 1.5号-53
堤防や漁港、ちょっとした磯場で使うのにおすすめロッド。磯竿におけるエントリーモデルで、ちょい投げ釣り、サビキ釣り、フカセ釣りなどで使える1本です。
本製品は1.5号の5.3mで、オモリ・ハリスともに1.5~4号が目安。重さは205gとやや重めですが、仕舞寸法は101cmで、持ち運びにも便利です。
ダイワ(Daiwa) 波濤 1.5-53・N
フカセ釣りで使うのにおすすめの磯竿。テーパーは竿全体が曲がる胴調子で、掛けたらしっかりと魚を浮かせて獲られるのが特徴です。
本製品は1.5号の5.3mで、重さは203g。オモリは1〜3号、ハリスは1〜2号が目安です。振り抜け感はシャープで、糸絡みしにくいのもポイント。また、リールをホールドするスクリューシートやガイド合わせマークなど、細部の使い勝手にまで配慮されているのも魅力です。
ダイワ(Daiwa) 大島 フレイムホーク 1.25-53
細糸を使ったフカセ釣りに適したおすすめの磯竿。ブランクスはしっかりと曲がり込む胴調子で、掛けてからのタメをしっかりと作れるのが特徴です。
本製品は1.25号の5.3m、重さは200gでオモリは1〜4号、ハリスは1.2〜3号が目安。沖磯のほか、地磯や堤防でも使いやすく、口太のグレ、大型のクロダイをカバーできる汎用性の高さも魅力です。
ダイワ(Daiwa) バトルゲーム BKG(ブッコミゲーム) T MH480
遠投系の磯竿を求めている方におすすめのモデル。磯や堤防からしっかりと仕掛けを投げ込み、大物を狙うスタイルにマッチしており、パワフルな釣りを展開できるのが魅力です。
本製品はMHパワーで、号数でいうところの8号相当。長さは4.8m、重さは505gで、オモリは20〜40号が目安です。磯から大型回遊魚の青物などを釣りたい方はぜひチェックしておきましょう。
ダイワ(Daiwa) メガディス AGS 1.5-53・N
きれいに弧を描く胴調子の磯竿。ソフトに曲がりつつも、粘り強さも兼ね備えており、魚の引きをしっかりと受け止められるのが特徴です。
同シリーズはガイドの「エアガイドシステム(AGS)」がポイント。リングはカーボンフレームに高強度のセラミックを採用したNリングを使用しています。
また、そのリングを楕円形にしたり、フレーム形状を前傾デザインにしたりしているのも注目すべき点。糸絡みの軽減を図っており、ストレスなく釣りができるのも魅力です。
本製品は1.5号の5.3mで、重さは200g。オモリは1.5〜4号、ハリスは1.2〜4号が目安です。
磯竿のおすすめ|がまかつ
がまかつ(Gamakatsu) がま磯 アルデナ 0号 5.3m
グレ狙いやチヌ狙いにおすすめの磯竿。繊維メーカーの東レが開発した炭素繊維「TORAYCA T1100G」をブランクスに採用することによって、軽さと粘り強さを兼ね備えているのが特徴です。
本製品は0号の5.3mで、重さは160g。オモリは0.5〜3号、ハリスは0.6〜1.5号が目安です。魚の引きを楽しみたい方はぜひチェックしておきましょう。
がまかつ(Gamakatsu) がま磯 デニオス 1.25号 5.3m
満足度の高いグレ釣りが展開できる磯竿。繊維メーカーの東レが開発した炭素繊維「トレカ T1100G」を竿先に採用しており、胴調子でありながら操作性に優れているのが特徴です。
本製品は1.25号の5.3m、重さは235gで、オモリは1〜3号、ハリスは1~3号が目安。スタンダードな仕様ではありますが、タフコンディション時でも安心して使えるおすすめの1本です。
がまかつ(Gamakatsu) がま磯 アテンダー3 0.6号 5.3m
クロダイ狙いのフカセ釣りのなかでもフィネス寄りの磯竿。小物でも十分な引きを楽しめる1本で、竿の曲がりを堪能できるのが特徴です。
ブランクスには継ぎ目の段差に配慮した「ウルトラASD」を採用しており、粘りとトルクフルなパワーがあるのもポイント。本製品は0.6号の5.3m、重さは230gで、オモリは1〜3号、ハリスは0.6~2号が目安です。
がまかつ(Gamakatsu) がま磯 スーパープレシード 2号 5.0m
ハイエンドクラスの磯竿。きれいな曲がり具合と操作性が両立する本調子のテーパーを採用しており、魚をいなす能力に長けているのが特徴です。
本製品は2号の5m、重さは245gで、オモリは2~5号、ハリスは1.5〜5号が目安。大型のグレにも対応できるパワーを備えているので、磯竿のなかでも強めの1本を求めている方におすすめです。
がまかつ(Gamakatsu) がま磯 インテッサ G-5 2.5号 5.3m
磯竿における最高級ロッド。同社が長年培ってきた技術やノウハウが踏襲されたシリーズで、究極の曲がりを体感できるのが特徴です。
ポイントは継ぎ目の段差を減らして美しい曲がりを可能とした「スーパーASD(アクティブサスデザイン)」や、竿のブレにくさに配慮した「PCS(パワークロスシステム)」など。竿を立てる・寝かせる・横に泳がすなどの攻めの動作がしやすいほか、強烈な引きや突っ込みに耐えうる力が備わっているのも魅力です。
本製品は2.5号の5.3m、重さは290gで、オモリは2~7号、ハリスは2〜6号が目安。トルクフルな磯竿を探している方はぜひチェックしておきましょう。
磯竿のおすすめ|宇崎日新
宇崎日新(NISSIN) プロステージ ナンバーISO 1号 5306
磯竿におけるエントリーモデル。磯場はもちろん、漁港や堤防などでの五目釣りに対応できる1本で、釣り入門者やファミリーフィッシングを楽しみたい方におすすめです。
本製品は1号の5.4m、重さは205gで、オモリは1~2号、ハリスは1~2号が目安。継ぎ本数は6本、仕舞寸法は107cmと、持ち運びに便利なのも魅力です。
宇崎日新(NISSIN) プロスペック ISO 1.5号 4005
リーズナブルな価格帯ながら耐久性の高いSiCリングをガイドに採用している磯竿。引きの強い魚に対しても安心してやり取りできるモデルで、コスパ重視で磯竿を探している方におすすめです。
本製品は1.5号の4.05m、重さは150g。継ぎ本数は5本、仕舞寸法は96cmで、コンパクトに収納できるのも魅力です。オモリ・ハリスはともに1~3号が目安。普段使いはもちろん、気軽に竿を出したい時にも活躍してくれる1本です。
宇崎日新(NISSIN) クロニクル ISO 1.25号 5305
釣り初心者からのステップアップを図りたい方におすすめの1本。粘りのあるブランクスを採用しているほか、穂先の軽量化を図っており、エントリーモデルよりも感度と操作性に優れているのが特徴です。
本製品は1.25号の5.3m、重さは205g。オモリは1~3号、ハリスは1~3号が目安です。本格的な磯釣りに挑戦したい方や磯釣りの釣行頻度が増えてきた方はぜひおさえておきましょう。
宇崎日新(NISSIN) グレイザー 遠投 TN-Tune 3号 5305
遠投系磯竿シリーズの1本。繊維メーカーの東レが開発した炭素繊維「トレカ T1100G」をブランクスに採用しており、張りと粘りがあるのが特徴です。
また、竿に仕掛けの重みを乗せてキャストできるのもポイント。バットパワーもしっかりしており、強烈な引きを受け止められるのも魅力です。本製品は3号の5.3m、重さは360g。オモリは5~10号、ハリスは3~6号が目安です。
宇崎日新(NISSIN) ゼロサム 磯 弾 CIM 1.5号 5305
中級者以上におすすめの磯竿。良型のメジナ(グレ)を獲ることを目的とした「弾」シリーズのなかでもコスパに配慮されたラインナップが揃っており、貯油高頻度が高い方におすすめです。
本製品は1.5号の5.3m、重さは220gで、オモリとハリスは1.5~4号が目安。持ち重りの軽減を図っており、足場の悪いフィールドでも快適に操作できるのが魅力です。
宇崎日新(NISSIN) ゼロサム 磯 X4 KEI 1.5号 5305
高弾性カーボンを使用したおすすめの磯竿。カーボン含有率は99%と高く、シャッキリとしたブランクスを採用しているのが特徴です。
本製品は1.5号の5.3m、重さは205gで、オモリは1〜4号、ハリスは1.2~4号が目安。カーボンシートはやや肉厚に巻かれながらも、全体的に軽めに仕上がっているのも魅力です。
また、テーパーが先調子なのもポイント。素早いフッキングにしっかりと対応できるモデルを求めている方はぜひチェックしておきましょう。
宇崎日新(NISSIN) ゼロサム X4 継承 1.5号 5305
高価格帯の磯竿。繊維メーカーの東レが開発したカーボン素材「ナノアロイM40X」を採用しており、曲がり込み時に粘りをしっかりと感じられるのが特徴です。
また、掛けてから竿が追随し、柔軟性があるのもポイント。強度も高く、スピーディーに取り込めるのも魅力です。
本製品は1.5号の5.3m、重さは215gで、オモリは1.5〜4号、ハリスは1~3号が目安。同社が長年培ってきた技術とノウハウを踏襲したおすすめの1本です。
磯竿のおすすめ|プロマリン
プロマリン(PRO MARINE) ブルーベイ磯 1.5-530
数ある磯竿のなかでも格安の1本。本製品は初心者でも使いやすい1.5号の5.3m、オモリは1~4号が目安で、磯はもちろん、漁港や堤防での小物釣りにも対応できるモデルです。
カーボン含有率は50%とかなり低めで、ロッドの自重も279gと重め。手持ちで釣りをするにはやや疲れるので、置き竿ができるようなフィールドで使うのがおすすめです。
プロマリン(PRO MARINE) ゼビアス磯 1.5-430
磯のほか、防波堤や堤防、漁港でも扱いやすいおすすめのロッド。お手頃な価格帯と汎用性の高さが魅力で、気軽に釣りを楽しむちょい投げ竿としても使えるのが特徴です。
本製品は1.5号の4.3m、重さは170gで、オモリは1〜4号が目安。やや短めで取り回しがよく、カーボン含有率60%ながら比較的軽量に仕上がっているのもポイントです。
プロマリン(PRO MARINE) ハービット磯遠投 4-360
安価な遠投系の磯竿を探している方におすすめの1本。カーボン含有率は95%で、ブランクスは全体的にシャキッとしており、シャープに振り抜けるのが特徴です。
本製品は4号の3.6m、重さは202gで、オモリは8〜15号が目安。やや短めではありますが、その分振りかぶりやすく、重量級の仕掛けをしっかりと送り込めるのも注目すべき点です。
磯竿のおすすめ|その他
プロックス(PROX) ブロード磯アップグレード 1.5-540
持ち運びに便利な振り出しタイプの磯竿シリーズ。磯場でのメジナ(グレ)やクロダイ(チヌ)狙い、漁港でのサビキ釣りやフカセ釣り、防波堤での青物狙い、サーフでのキス釣りなど、さまざまなシーンで使えるのが特徴です。
本製品は1.5号の5.4mで、オモリは1~3号、ハリスは1.5〜4号が目安。仕舞寸法は103cmとコンパクトで、遠征で使いやすいのも魅力です。ただし、ブランクスのカーボン含有率は40%とかなり低め。重さは318gと重めなので、その点は注意しておきましょう。
オルルド釣具 イソルドA 5.4m
ファミリーフィッシング向けの磯竿。価格帯としてはかなり安価なモデルで、大人はもちろん、子供にもおすすめの1本です。
号数はシリーズ共通で2号程度。本製品は5.4m、重さは257gで、オモリは5~15号と重めまでしっかりと対応できます。磯場や漁港、堤防なので、気軽に釣りを楽しみたいという方はぜひチェックしておきましょう。
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磯竿のメンテナンス方法は?
釣行後のタックルのお手入れはなるべく早くやることが大切。磯竿に限らず、ロッドは目に見える汚れだけでなく、小さい粒子が付着していることがあるので、しっかりと拭くのが重要です。
特に、海で使う竿は潮抜きをする必要があるので、ぬるま湯、柔らかめのスポンジ、中性洗剤を使うのがおすすめ。細いほうから太いほうへ洗うようにしましょう。粘着の強い部分的な汚れに関しては歯ブラシで対応。たわしでは傷をつけてしまう可能性があるので、硬いタイプは避けたほうが無難です。
なお、中通しタイプのインターラインロッドをお手入れする場合は真水をブランクス内にしっかりと通すことも忘れずに。怠るとラインの放出が悪くなるので、注意しておきましょう。
磯竿でやる釣りは「フカセ」と「ウキフカセ」の2つ。フカセは糸・ハリ・エサのみでウキを使わず、海中に漂わせて(フカセて)魚を誘います。一方、ウキフカセはウキを使う釣り。ウキ+フカセという意味で、漂わせる点は同じです。ぜひ覚えておきましょう。