パソコンやスマホなどの普及により文字を書く機会は減りましたが、それでも「ペン」は書類のサインやお礼状をしたためる際には必要なアイテムです。
使うシーンが限られてきた時代だからこそ、より質の高いモノを手元に置きたいもの。そこで今回は、シンプルで使いやすい機能の追求と書き心地のよさ、さらには細部まで工夫を凝らしたデザインに定評がある「ラミー」のボールペンをご紹介。長く支持され続けているブランドなので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
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- ラミーとは?
- ラミーのボールペンの選び方
- 人気シリーズから選ぶ
- ラミーのボールペンおすすめモデル|高級モデル
- ラミーのボールペンおすすめモデル|スタンダードモデル
- ラミーのボールペンおすすめモデル|カジュアルモデル
- 番外編:ラミーの人気リフィル(替え芯)
ラミー(LAMY)とは?
1930年、ドイツのハイデルベルクでカール・ジョセフ・ラミー氏によって設立された「ラミー」。1966年には、美術と建築の分野で著名な学校「バウハウス」の影響を受けたデザイナー、ゲルト・アルフレッド・ミュラー氏によって「ラミー 2000」が生み出され、ブランド独特のデザインが確立されたと言われています。
その後、1980年に発売された「ラミー サファリ」が、リーズナブルでカジュアルな筆記具として大ヒット。前述の2000シリーズとともに、今もなお愛され続けているロングセラーとして人気を博しています。
機能美を追求するコンセプトを持ちながら進化し続ける同ブランドは、新しいシリーズを展開するたびに、話題となる製品をリリースしています。
また、同ブランドは日本国内でも人気。世界で活躍する日本人デザイナーの深澤直人氏とのコラボレーションアイテムや日本限定カラーを出すなど、その商品展開にも注目されています。
ラミーのボールペンの選び方
ラミーのボールペンには、さまざまな用途や場面、ファッション、年齢などの相性で選べるよう、さまざまなシリーズが揃っています。ペンやインクの種類、素材などの好みからも選ぶことができるので、ぜひ自分に合った1本を見つけてみてください。
ペンの種類で選ぶ
ペンの出し方の種類には、ノック式、キャップ式、ツイスト式があります。なお、油性ボールペンはノック式、水性ボールペンはキャップ式が多く採用されています。使う場面を考慮した上で、好みのタイプを選びましょう。
ノック式
ペン尻をカチッと押すことでペン先を出し、また押すとペン先が収納できるタイプ。片手で取り出し、ペン先の出し入れが早いので、すばやく書きたいときに便利です。
キャップ式
ペン先をキャップで覆っているもので、使用時にはそのキャップをペン尻側にセットできるタイプ。セパレートする手間はありますが、ペン先が常に空気に触れないので、インクに関するトラブルが少ないのがポイントです。
ツイスト式
ペン軸やペン尻をツイストさせることで、ペン先を出すタイプ。ノック式と違い音が出ず、キャップ式ほどの手間もないので、シーンを選ばず使用できます。ラミーでは、高級感のあるシリーズで採用されていることが多いスタイルです。
インクの種類で選ぶ
ボールペンには耐水性が高い「油性インク」と、滑らかな書き心地の「水性インク」があります。「ラミー」では、油性インクを使ったモデルを「ボールペン」、水性インクを使ったモデルを「ローラーボール」と分類しているのが特徴です。
インクの種類でペンの出し入れの仕様に影響します。どちらにも、メリットと多少のデメリットがあるので、用途に応じて選びましょう。
耐水性が高い「油性インク」
油性インクの特徴は耐水性。文字がにじみにくいのがポイント。書き味が重めなので、少し筆圧が必要。押し付けるように書くため筆跡が付きやすいのは懸念点ですが、記名や書類、特に複写式のものに適しています。
滑らかな書き心地の「水性インク」
水性インクは、なめらかな書き心地が魅力。押し付けるとにじみの原因になるので、むしろ力を抜いて、さらさらっとペン先をすべらせるように使用。素早く書き留めたい時やイラストを描く際などに向いています。
乾きやすいため、キャップ式のスタイルに使用されることが多いのですが、同ブランドには乾きにくいインクを使用するキャップレス仕様のシリーズもあります。
人気シリーズから選ぶ
2000
1966年に登場した「2000」シリーズ。当時多くのボールペンで採用されていた弾性のあるクリップではなく、硬質なクリップにバネを内蔵するという新しい形を生み出し、その高い実用性は今もなお支持されています。
ルクス(Lx)
「ルクス」シリーズは、照度の単位であるルクス(LUX)が名前の由来。PVD加工されたステンレスニブの黒いツヤ、アルマイト加工されたアルミ胴軸とメタルクリップの輝きは、その名の通り「明るさ」を感じさせるモダンなデザインです。
サファリ(safari)
「サファリ」は、樹脂製の軽くて丈夫なボディと大きなワイヤークリップで、カジュアルスタイルにフィットした大人気シリーズとして知られています。毎年リリースされる限定カラーも魅力のひとつ。芯の色や使用時のシチュエーションなどで使い分けるのがおすすめです。
アルスター(AL-star)
サファリシリーズをベースに、胴軸にアルミ素材を採用した「アルスター」シリーズ。同シリーズも限定カラーが毎年リリースされて、人気となっています。スタイリッシュな仕上がりで、ビジネスシーンで使うのもおすすめです。
ラミーのボールペンおすすめモデル|高級モデル
ラミー(LAMY) 2000 L201 油性ボールペン
ラミーの原点である2000シリーズ。ボディに区切りがなく、中央のなめらかな膨らみとヘアライン処理による表面のマット感が、手にしっくりなじみます。
ボールペンと4色ボールペンはノック式、ローラーボールはキャップ式を採用。スペシャルバージョンは、ボディに天然のアフリカンブラックウッドを使用した「ラミー 2000 ブラックウッド」、西洋イチイを使用した「ラミー 2000 タクサス」、オールステンレスボディの「ラミー2000プレミエステンレス」がラインナップされています。
また、「ラミー2000ブラックアンバー 50周年アニバーサリーエディション」も注目のアイテム。ステンレスに錫とニッケルを混ぜ生み出されたブラウンカラーは珠玉の1本です。
ラミー(LAMY) ダイアログ(dialog) 1 L-274 油性ボールペン
プロダクトデザイン界の巨匠、リチャード・サッパー氏とのコラボレーションで生まれた「ダイアログ1」は、一見ボールペンだと気が付かないくらいインパクトのあるデザインです。
まっすぐな三角ボディ、クリップと一体化したノックボタン。そして、リフィルの交換方法もユニークで、ペン先の下部のくぼみを新しいレフィルの先で押して開くというもの。斬新な見た目であっても、書き心地のよさは良好。チタンコートの輝きにも高級感があります。
特徴は、ペンの出し入れと連動するクリップ。ペン先を出すと沈んでボディと一体化し、ペン先を戻すとボディから浮かび上がってくる仕様です。
なお、本製品とは異なりますが、水性ボールペンの「ダイアログ2」もあります。こちらは建築家でありヨーロッパモダンデザイン界の巨匠、ナッド・ホルシャー氏とのコラボーレーションで生まれたアイテムで、マットなシルバーと宇宙船のパーツのような未来的なフォルムが美しいローラーボール仕様です。
ラミー(LAMY) ステュディオ(studio) L267IB インペリアルブルー 油性ボールペン
「ステュディオ」は流線型ボディで、程よい太さに定評があるボールペン。上部にはプロペラ型になっている細身なクリップを採用しており、優雅なデザインになっているのが特徴です。
カラーは、インペリアルブルー、マットステンレス、マットブラック、パラジュームコートのほか、日本限定カラーのスパークルブラック、スパークルレッド、スパークルロイヤルブルーもラインナップされています。
ラミー(LAMY) スカラ(scala) L251 ステンレス ボールペン
「スカラ」は、一切の無駄を省いたという直線的なデザインと厳選した素材の質感を採用した上品なシリーズです。また、手に持ったときには程よい重さがあり、心地よい書き味があるのが特徴です。
カラーは、チタン、ピアノブラック、マットブラックのほか、同ブランドデザインの50周年アニバーサリーモデルとしてグレイシャー(ライトブルーのマットメタリックカラー)もラインナップされています。
ラミーのボールペンおすすめモデル|スタンダードモデル
ラミー(LAMY) ルクス(Lx) L275 ゴールド ボールペン
アルマイト(陽極酸化処理)加工を施した「ルクス」。絶妙な輝きをもつシリーズで、上品さと華やかさを兼ね備えているのが特徴です。
ゴールド、ローズゴールド、パラジューム、ルテニウムの4色展開で、メタルクリップもさりげなく色を統一。また、それらの色と同色のアルミケースが付属しているのもポイントです。
ラミー(LAMY) スクリブル(scribble) 1 L-285 パラジュームコート 油性ボールペン
「スクリブル」とは英語で、“落書き”という意味。そのイメージの通り、気軽な普段使いをイメージして作られています。手にしっくりなじむ短めで丸みを帯びたボディを採用しており、常に身につけて気軽に持ち歩きたいボールペンです。
ラミー(LAMY) cp1 L253 プラチナコート 油性ボールペン
1970年に登場した同ブランドを代表するシリーズのひとつ「cp1」。名称の「cp」は、「cylindrical pen」の略で、シンプルな円筒形をしたボールペンです。
マットブラックはシンプルの極みと称され、プラチナコートは円筒を覆う直線を強調したリブ模様とプラチナコーティングによる優しい輝きがとてもエレガント。大切な方へのプレゼントにも最適なボールペンです。
ラミー(LAMY) ピコ(pico) L288IB インペリアルブルー 油性ボールペン
「ピコ」は、10cmほどの長さで、クリップも尖った部分も無いポケットにもすっぽり収まるノック式の油性ボールペンシリーズです。
ペン先は口金部分とともに5ミリほど出っ張り、ペン尻はノック部分が倍ほどの長さに延伸。それにより、12cmほどのベーシックな長さのボールペンになり、快適に使用することができます。
さらに、クリップがないことで転がり落ちる懸念に対しても、小さいロゴプレートに少し厚みをもたせることで、さりげなく考慮。ユーザーの使い心地を追求する同ブランドらしいボールペンです。
カラーは、インペリアルブルー、マットクローム、ブラック、ホワイト、クローム。毎年出されている限定カラーはカラフルなアイテムがリリースされています。
ラミー(LAMY) ノト(noto) L283WT ホワイト+シルバー 油性ボールペン
「ノト」は、日本を代表するプロダクトデザイナー深澤直人氏とのコラボレーションで生まれた油性ボールペンシリーズです。「人とものと環境の良い関係を具現化」した同氏のデザインは、シンプルななかに繊細な機能性を融合しているのが特徴。
ボディは丸みを帯びた三角形で、その一角には切り込みを入れたような形状のクリップが収まっています。ノックボタンは楕円の控えめな形で、全体の優美な雰囲気と同調。カラーは、ホワイト+シルバー、ブラック+シルバー、インペリアルブルー、ブラック、アンスサライトをラインナップしています。
ラミー(LAMY) スウィフト(swift) L331 ブラック ローラーボール
「スウィフト」は、キャップレス仕様のローラーボール。なめらかな書き心地とよいほどよい速乾性、さらに、使用時にはクリップがボディに収納されており、とても使い勝手のよいペンです。
滑り止めにもなるグリップ部分のパンチングが、メカニックっぽい雰囲気を出しているのが魅力。カラーは、ブラック、パラジュームコート、グラファイト、インペリアルブルーをラインナップしています。
ラミーのボールペンおすすめモデル|カジュアルモデル
ラミー(LAMY) サファリ(safari) L244 オールブラック(all black)
軽くて丈夫でカラフルな「サファリ」シリーズ。グリップにくぼみがあって握りやすく、樹脂である特性を活かしたスケルトンやカラフルなカラーを展開しているのが特徴です。
ラインナップは、ブラック、イエロー、ブルー、レッド、ホワイト、シャイニーブラック、アジア限定モデルのホワイト レッドクリップなど。
なお、2018年の特別カラーである「オールブラック」は、ボディもクリップもマットなブラックで統一されたクールなデザインで、同シリーズの既存のカラーであるシャイニーブラックやマットなブラックとは、また違った雰囲気に仕上がっているのも注目です。
ラミー(LAMY) アルスター(AL-star) L299 ヴァイブラントピンク(vibrant pnik)
「アルスター」は、サファリシリーズのボディを少し太くアルミ製にしたタイプ。ポップさを抑えたシックな雰囲気で、使い心地のよさはそのままに、ビジネスシーンでも使用しやすいデザインに仕上がっています。
カラーは、グラファイト、オーシャンブルー、ディープパープル。限定の特別カラーもほぼ毎年発売されます。なお、2018年の特別カラーは「ヴァイブラントピンク」。深みある美しいピンクで、強化プラスティック製の黒いグリップとシルバーに輝くクリップとともに、シックな大人っぽいデザインに華やぎを添えています。
ラミー(LAMY) バルーン(balloon) L311GN グリーン ローラーボール
水性インクのボールペンあるローラーボール。同ジャンルにおいてカラフルなクリアプラスティックのボディと同色のクリップを採用しているのが「バルーン」シリーズです。
その名の通り、風船をイメージしたというクリップの形が特徴。カラーは、グリーン、オレンジ、ブルー、レッドをラインナップしており、ポップなキャンディカラーが取り揃っているのが特徴です。
番外編:ラミーの人気リフィル(替え芯)
ラミーのボールペンのリフィル(替え芯)は、同ブランド専用のものを使用します。胴軸部分のふっくらとした形状、シルバーに黒文字で入ったロゴと型番、インクカラーがひと目でわかる胴尻の色など、ペン本体にすっぽり収まってしまうラフィルにも、こだわりが感じられます。なお、替え芯は「リフィル」ないし、「レフィル」と呼称されますが、意味合いとしては同義です。
油性ボールペン 替芯 LM16BK/F ブラックF
油性インクのボールペンのリフィルは、コンパクトなシリーズ、4色油性ボールペン以外は、すべてLM16で対応し、ブラック・ブルー・レッドの3色、それぞれ細字と太字の2種類があります。
ローラーボール 替芯 LM63BK ブラック
水性インクのローラーボールのレフィルは、バルーンシリーズ、キャップレスのシリーズ以外、人気の2000シリーズやサファリ、アルスターなどは、LM63で対応。カラーは、ボールペンと同じくブラック・ブルー・レッドの3色です。
文房具のなかでもデザイン優先で選べるのがボールペンの魅力。とはいえ筆記バランスも重要で、ユーザーの手に合う太さや長さ、重さを知っておくことは意外と重要です。ラミーは“使う人が必要としているものを生み出す”をコンセプトとしています。ぜひ自身のニーズに合った1本を見つけてみてください。