収納袋から取り出してスムーズに設営できる「ポップアップテント」。持ち運びが簡単で、公園・海水浴・キャンプ・ピクニックなどさまざまなシーンで活躍する人気アイテムです。しかし、ラインナップが豊富で、どれを選べばよいのか迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、ポップアップテントのおすすめ製品をご紹介。選び方のポイントも解説するので、使用シーンに合ったお気に入りを見つけてみてください。
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- 目次
- ポップアップテントのメリットとは?
- ポップアップテントを設営するときの注意点
- ポップアップテントのおすすめメーカー
- ポップアップテントのおすすめ|サンシェード型
- ポップアップテントのおすすめ|フルクローズ型
- ポップアップテントの売れ筋ランキングをチェック
- ポップアップテントの選び方
ポップアップテントのメリットとは?
ポップアップテントのメリットは、収納ケースから出して地面に置いたり投げたりするだけで設営が完了する点。テントを広げると自動的に「ポップアップ(飛び出る)」するため、ポップアップテントと呼ばれています。
フレームと本体が一体化しており、ポールを組み立てたり生地を通したりする手間がかかりにくいのも魅力。広げればそのまま自立するので、初心者や力に自信がない方でも簡単に設営できます。
軽量コンパクトにまとめられて持ち運びやすいため、ピクニック・フェス・海水浴・プール・キャンプなど幅広いシーンで活躍します。
ポップアップテントを設営するときの注意点
ポップアップテントは通常のテントとは異なり、ポールではなくワイヤーによって自立します。強度が低くて軽いため、風が強いと飛ばされやすいのが難点。ペグで固定したり荷物を重りとして使ったりして、風対策を行うのがおすすめです。
なお、公園や広場によってはテントの設営やペグ打ちを禁止しているところも。設営できても種類や大きさが定められているケースや設営場所が限られていることも少なくないので、事前に確認しておきましょう。
ポップアップテントのおすすめメーカー
コールマン(Coleman)
「コールマン」は、1901年にアメリカで誕生した老舗アウトドアメーカー。テント・チェアといった大型ギアから調理器具・ランタン・アパレルまで、幅広いラインナップが特徴です。
コールマンのポップアップテントは、フルオープンにもフルクローズにもできるモデルが人気。シーンや気候に合わせて使い分けられるため、さまざまなシーンで活躍します。また、砂袋やペグが付属しているなど、初心者も手軽に使いやすいのが魅力です。
ケシュア(Quechua)
「ケシュア」は、フランス最大級のスポーツショップ「デカトロン」のオリジナル総合アウトドアメーカーです。モンブランの麓にある自然に囲まれた専用施設で、さまざまなテストを繰り返しながら機能的なアウトドアギアを開発しています。
ケシュアのポップアップテントは「2 SECONDS」シリーズが人気。素早く設営・撤収しやすいうえ、快適な居住空間を作れるのがメリットです。
ロゴス(LOGOS)
「ロゴス」は、日本発のアウトドアメーカーです。「エンジョイ・アウティング!」を合言葉に、性別・世代にかかわらず使いやすいアイテムを多数展開しています。
ロゴスのポップアップテントは、UVカット率や遮光性に優れたフルクローズ型がラインナップされています。メッシュ窓を採用するなど通気性も確保しており、暑い季節でも心地よく過ごしやすいのがポイントです。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)
「キャプテンスタッグ」は、日本発のアウトドア・レジャー関連用品ブランドです。アウトドア用品・サイクリング用品・カヌー用品・ガーデニング用品など、幅広いジャンルのアイテムをラインナップしています。
キャプテンスタッグのポップアップテントは、サンシェード型とフルクローズ型が展開されているのが特徴。軽量で使い勝手がよいため、さまざまなシーンで使用できます。また、価格がリーズナブルなモデルが多いので、初心者にもおすすめです。
ポップアップテントのおすすめ|サンシェード型
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) CSシャルマン ポップアップテントUA-29
設営時のサイズが約200×220×高さ130cmのポップアップテントです。生地にシルバーコーティングを施し、日差しや紫外線を95%カットすると謳われているのが特徴。テント後面には開閉可能なメッシュ窓を搭載しており、通気性も確保できます。
サイド両面に重り用砂入れポケットを備えているため、風が吹いたときに飛ばされたりズレたりするリスクを軽減できるのもメリット。また、防水加工も施され、急な天候変化にも対応できるのが魅力です。
収納サイズは約外径60×厚さ7cmとコンパクトで、持ち運びや保管が簡単なのもおすすめポイント。設営や折りたたみもスムーズに行えるので、ビーチ・ピクニック・アウトドアフィールドなど、さまざまなシーンで活躍します。
チャムス(CHUMS) ポップアップサンシェード3人用 CH62-1955
人気アウトドアブランド「チャムス」のサンシェード型ポップアップテントです。設営時のサイズは幅198×奥行147×高さ127cmで、定員は3人。フロントパネルにはベルクロが付いてフルクローズ可能なので、まわりの視線を気にせずゆったりくつろげます。
チャムス特有のおしゃれなカラーリングやデザインが魅力。カラーバリエーションが豊富で、好みに合わせて選びやすいのもおすすめポイントです。
UVカット機能を備えていたりメッシュを採用していたりと、優れた機能を備えているのもメリット。収納サイズは約直径64cmと、コンパクトで軽量なのも特徴です。
モダンデコ(MODERN DECO) ポップアップテント ワイドサイズ lxt3-m
デザインのバリエーションが豊富なポップアップテントです。大人3人で寝転んでもゆとりのあるサイズ感。フロントシートを広げれば、ゆったりくつろいだり荷物を置いたりするのに役立ちます。
前後にメッシュスクリーンを配置しており、優れた通気性を発揮。オープン仕様・両面メッシュスクリーン・フルクローズと、シーンに応じて使い分けられるのが魅力です。
優れたUVカット性や防水性を備えているのもメリット。使い勝手のよいモノを選びたい方におすすめです。
パイクスピーク(PYKES PEAK) ポップアップテント P397
UVカット率99%・UPF50+のポップアップテントです。シルバーコーティングを施しており、遮熱効果が期待できるのが魅力。さらに、背面メッシュで熱がこもりにくいので、通気性を重視する方におすすめです。
サイドポケットとペグが付属し、設営時にしっかり固定しやすいのもメリット。また、耐水圧は2000mmあるため、急な天候変化にも対応できます。
タンスのゲン ENDLESS BASE サンシェード付きポップアップテント ワイド 43500002
日陰面積が広がるサンシェードが付いたポップアップテントです。シルバーコーティング生地を採用し、快適な居住空間を実現。気温が高い季節に役立つモノを選びたい方におすすめです。
両面にメッシュを配置しているため、虫の侵入をガードしながら優れた通気性を発揮。さらに、2口ポケットやランタンフックが付いており、ゆったりくつろぎやすいのがポイントです。
フルクローズにも変形でき、テントの中で着替えられるのもメリット。また、フルクローズにしてもフロントシートは隠れないので、そのまま使えて便利です。
武田コーポレーション(Takeda corporation) クイックエクスパンドサンシェード QES-144
開放的なオープン構造を採用した、通気性に優れているポップアップテント。暑い季節でも快適に過ごせます。テントの中でくつろぎながら、景色を楽しめるのも魅力。アウトドアなどを開放的に楽しみたい方におすすめの製品です。
約98%の遮光率を実現しており、日光対策をしっかり行えるのもポイント。ペグが4本付属しているので、風が強い日でも飛ばされないようにしっかりと固定できます。機能的なポップアップテントが欲しい方におすすめです。
ラドウェザー(LAD WEATHER) ワンタッチ ポップアップテント ladtent003
組み立てやすいポップアップテント。袋から出して投げるだけで自動的に開くため、スムーズな設営が可能です。慣れれば30秒で撤収できると謳われているので、片付けも素早く行えます。気軽に使用できるポップアップテントが欲しい方におすすめの製品です。
裏面にはシルバーコーティングを施しており、光と熱をしっかりと遮断。UPF50+の紫外線保護性能も備えています。背面には網戸付きの窓があり、風通しがよいのも魅力。耐水圧15000mmの防水性能を備えているので、突然の雨にも対応できます。
また、窓や扉を閉じればフルクローズで使えるのもポイント。シーンに応じてスタイルを使い分けたい方にもおすすめです。
ビジョンピークス(VISIONPEAKS) ポップアップテント VP160104G02
設営時のサイズが約幅200×奥行150×高さ130cmのポップアップテントです。2~3人用で、寝転がってもゆったりできるサイズ感。軽量で持ち運びやすく、さまざまなシーンで手軽に使えます。
内側にシルバーコーティングを施しており、遮光率約97%以上と日差しを軽減できるのも魅力。UVカット率は約95%以上あるため、熱中症・日焼け対策に役立ちます。
ポップアップテントのおすすめ|フルクローズ型
コールマン(Coleman) POP UP TENT 2-Person 2000014781
ワンタッチシステムを採用したポップアップテントです。組み立ては本体上部のロープを引っ張るのみ。傘を広げるような感覚で設置できるので、設営作業をスムーズに行えます。傘を折りたたむように収納でき、撤収作業も簡単。誰でもスムーズに設営・撤収できるので、アウトドア初心者におすすめの製品です。
また、ドーム型を採用しているのもポイント。テント泊を楽しみたい方にもおすすめです。
ケシュア(Quechua) キャンプ ポップアップテント 2 SECONDS FRESH&BLACK XL 2人用 8503641
前室付きのポップアップテントです。バックルを外すだけで設営できるほか、インナーテントの奥にあるひもを手前に引っ張れば撤収が可能。扱いやすく、初心者におすすめです。
フライシートには独自素材である「FRESH&BLACK」を採用。遮熱性・遮光性・UVカット性に優れているので、日差しが強い季節などに活躍します。
ロゴス(LOGOS) ソーラーブロック ポップフルシェルター 71809033
ソーラーブロック加工を施した生地を使用したポップアップテントです。UVカット率は99.9%以上で、遮光率は100%と謳われています。紫外線や直射日光を効果的にブロックしやすいモノを求めている方におすすめです。
フルクローズタイプで、まわりからの視線をシャットアウトできるのも魅力。プライベート空間をしっかり確保できるので、着替えなども安心して行えます。
BESTARO ポップアップテント
定員が5~6人と大型のポップアップテントです。テント内の空間を広々使えるため、ファミリー・グループでのキャンプやレジャーにおすすめ。設営は簡単で、コンパクトにまとめられるので、荷物を減らすのにも役立ちます。
メッシュスクリーンと生地の2層構造を採用したドアが前後に2つあり、窓は左右に4つ配置。空気の通り道を確保して、優れた通気性を発揮します。
UVカット加工と撥水加工を施しており、気候や天候を気にせず使いやすいのがポイント。また、テントポールが付属しているため、キャノピーを設営できます。
山善(YAMAZEN) キャンパーズコレクション ポップアップテント POP-2
前室付きで内部を広く使えるポップアップテントです。前室部分のグランドシートは着脱可能で、荷物置き場や靴置きスペースとして活躍。定員は4~5人なので、家族でアウトドアやレジャーを楽しみたい方におすすめです。
通気口を6箇所に配置しており、優れた通気性を発揮するのもポイント。入口反対側の裏面には、ベンチレーションも搭載しています。
ランタンフック・インナーポケットに加えて、電源コードを入れるアクセスポートも付属。快適に過ごしやすい空間を作るのに役立ちます。
KAZOO キャンプ用自動屋外ポップアップテント
使い勝手のよいポップアップテントです。大人3~4人がゆったり寝転べるサイズ感が特徴。軽量かつコンパクトにまとめられるため、荷物を減らすのにも役立ちます。
フライシートは耐水圧約2000mm、フロアは耐水圧約3000mと優れた防水性を発揮。急な天候変化に対応しやすく、水まわりのアクティビティでも安心して使いやすいのがメリットです。
全面メッシュ仕様で、ベンチレーターを搭載しているのもおすすめポイント。フルクローズにしたり通気性を確保したり、シーンに応じて手軽に使い分けられます。
アヤマヤ(ayamaya) ポップアップテント 2ドア
ダブルウォール構造を採用したポップアップテントです。内側の生地がテント内の水蒸気を排出して、外側の生地が外気を遮断。断熱効果が期待できるうえ、結露の予防に役立ちます。
前後にドアを配置した2ドアタイプのため、中に人がいてもスムーズに出入りできて便利。大きなメッシュ窓も搭載しており、優れた通気性を備えています。
耐水圧は約3000mmを実現しているのもポイント。急な天候変化にも対応しやすく、オールシーズン活躍します。高機能なポップアップテントを探している方におすすめです。
ランドフィールド(Land Field) プライベートテント ポップアップ式 LF-PST011
キューブ型のポップアップテントです。設営時のサイズが約幅210×奥行210×高さ150cmで、最大4人まで入れるので、家族や少人数のグループにおすすめ。アウトドアやレジャーはもちろん、万が一の際の避難テントとしても使えます。
二重扉を採用しているため、フルクローズが可能。まわりの視線をシャットアウトできるので、プライバシーをしっかり保護します。また、天井部と扉には、メッシュ生地を使用。テント内の換気を促し、熱や空気がこもりにくいのがメリットです。
天井にはジッパーが付いており、開閉が可能。圧迫感を軽減でき、夜空などをゆったり眺められるのが魅力です。
ポップアップテントの売れ筋ランキングをチェック
ポップアップテントのランキングをチェックしたい方はこちら。
ポップアップテントの選び方
使用人数に合わせてサイズを選ぼう
ポップアップテントを選ぶ際は、使用人数を考慮することが大切です。ポップアップテントは2~3人用が一般的で、大きいサイズでも5人用までのモデルが展開されています。
サイズに余裕がないと荷物を置いたり寝転がったりしにくいため、使用人数+1人分のサイズを選ぶのがおすすめ。多くのポップアップテントには収容人数が記載されているので、事前に確認しておきましょう。
タイプをチェック
日除け目的なら「サンシェード型」
サンシェード型のポップアップテントは、入り口がオープン仕様で出入りがしやすいタイプ。主に日除けを目的としており、直射日光や紫外線を軽減するための簡易的な作りをしたモデルが多いのが特徴です。
軽量コンパクトで持ち運びやすく、設営や撤収も簡単に行えます。また、風通しがよくて通気性が高いのもメリット。日除け付きのレジャーシート感覚で使いやすいので、海水浴・ピクニック・運動会といったシーンで活躍します。
人目を気にせず休憩できる「フルクローズ型」
フルクローズ型はまわりからの視線をシャットアウトしやすく、ゆったり過ごせるプライベート空間を実現します。人目を気にせずくつろげるほか、着替えや昼寝なども行いやすいのがメリットです。
外から中が見えにくい仕様で、荷物を安心して保管しやすいのもポイント。なかには、テント泊できるモデルもラインナップされています。ドームテントやワンポールテントのように機能的なので、宿泊できるポップアップテントを探している方におすすめです。
組み立て・収納しやすいかどうか
ポップアップテントは初心者でも簡単に設営しやすい一方、折りたたみやすさは製品によって異なります。一般的なポップアップテントでも、スムーズに折りたたむにはちょっとしたコツが必要です。
慣れるまでは時間や手間がかかるケースがありますが、慣れると約1分以内で片付けられることも。また、サイズが大きいほど、大人数で協力した方が簡単に折りたためるのがポイントです。
コツを掴めば素早く撤収できるので、各メーカーが提供している設営・撤収方法の動画や説明書をチェックするのがおすすめです。
UVカット率をチェック
紫外線が気になる方は、UVカット機能を備えているかチェックしましょう。UVカット率やUPFで表記されており、どちらも数値が高いほど効果的な日焼け対策が期待できます。
UVカット率は、紫外線遮蔽率とも呼ばれている日本独自の規格。紫外線を遮る力を示す数値で、UVカット率が90%以上あればA級として認定されています。
一方で、UPFはオーストラリアやニュージーランドが考案した規格。紫外線保護指数と訳される数値で、紫外線に対する保護能力を表しています。「UPF40」と表記されていれば、紫外線量を40分の1までカット。9段階で格付けされ、最高値は「UPF50+」です。
耐水圧をチェック
防水性・撥水性を備えたポップアップテントは、突然の雨にも対応しやすいのが魅力。特に、急な天候変化が起こりやすい山の周辺で使用する場合は、防水機能を備えたモデルを選ぶのがおすすめです。
防水機能の高さを示すのが耐水圧。耐水圧とは、生地に浸み込もうとする水の力を抑える性能数値のことです。耐水圧が500mmあれば小雨、1000mmあれば通常の雨に耐えられるといわれています。
なお、強い雨に対応できるモノを求めているなら、耐水圧1500mm以上のポップアップテントがぴったり。テント内に雨が浸み込んでくるリスクを軽減できます。
遮熱性をチェック
遮熱性を備えたポップアップテントなら、強い日差しを浴びてもテント内の温度上昇を抑えられるのがメリットです。暑い季節や日陰の少ないビーチなどで重宝します。
遮熱性を重視する場合は、生地にシルバーコーティングやブラックコーティングを施したモノをチェック。直射日光を遮る遮光性に優れているほか、UVカット効果も期待できます。
通気性をチェック
ポップアップテントを選ぶ際は、通気性もチェックしたいポイント。風通しがよかったり熱がこもりにくかったりする設計を採用したモデルは、心地よく過ごしやすいのがメリットです。
壁や窓にメッシュを使ったモノは通気性が向上。ベンチレーションシステムを搭載しているモノは、換気を促してテント内が蒸れにくいのが魅力です。また、向き合う形で入口や窓を配置したモデルは、風の通り道を確保して優れた通気性を発揮します。
キャンプ・ビーチ・バーベキュー・ピクニックなどで活躍するポップアップテント。サンシェード型とフルクローズ型があり、使用シーンに応じて選ぶことが大切です。初心者でも簡単に設営でき、手軽に使いやすいのが魅力。屋外で快適に過ごせるよう、お気に入りのポップアップテントを見つけてみてください。